JPH0648377Y2 - 巻取,巻戻機の速度異常検出回路 - Google Patents

巻取,巻戻機の速度異常検出回路

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JPH0648377Y2
JPH0648377Y2 JP7562991U JP7562991U JPH0648377Y2 JP H0648377 Y2 JPH0648377 Y2 JP H0648377Y2 JP 7562991 U JP7562991 U JP 7562991U JP 7562991 U JP7562991 U JP 7562991U JP H0648377 Y2 JPH0648377 Y2 JP H0648377Y2
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JP
Japan
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winding
rewinding machine
detector
speed
detected
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JP7562991U
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正徳 今井
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Toyo Electric Manufacturing Ltd
Original Assignee
Toyo Electric Manufacturing Ltd
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は鋼帯などのシートを巻取
ったり、巻戻したりする巻取,巻戻機の材料破断、尻抜
け、材料のユルミ等を原因とする巻取,巻戻機の異常な
運転状況を検出する速度異常検出回路に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】巻取,巻戻機のシートの材料破断、尻抜
け、或いは材料ユルミの検出回路は、一般的に下記の手
段が採用されている。 (1)過速度の検出は、定格に於ける最高回転数の一定
パーセント増を絶対値として過速度検出点を設定し検出
している。 (2)異常な低速或いは停止の検出については、これも
一定の低速設定値以下を設定し検出している。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た(1)項では、巻取,巻戻機の最高回転数の絶対値を
検出点としている為、最高運転速度かつ最小巻径での回
転の更に高い所に設定されている。従って、巻径の大き
い場合の過速度検出時には材料速度は高速と成り非常に
危険である。又(2)項では、検出点がある回転数以下
に設定されている為に、この速度以下に下がらない異常
(例えば巻取,巻戻機のイナーシャで回転数が急に下が
らず回り続ける現象)に対しては、検出が不可能であっ
た。特に、巻取,巻戻機はその性質から、運転中は常に
巻径が変化し、その駆動装置は一定回転でありえない為
に速度系統での検出ではおのずから制限が有った。本考
案は、上述した点に鑑みて創案されたもので、その目的
とするところは、上限の最高運転速度かつ最小巻径での
回転の更に高い所に設定する必要もなく、また下限の検
出点がある回転数以下に設定されていないので、シート
の材料破断、尻抜け、或いは材料ユルミが生じて運転上
異常が発生しても、安全でしかもすぐに運転状況が判る
巻取,巻戻機の速度異常検出回路を提供するものであ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】つまり、その目的を達成
するための手段は、巻取,巻戻機と、この巻取,巻戻機
の回転速度を決定するピンチロール,ブライドルなどの
駆動装置と、この駆動装置の回転量を検出する第1の検
出器と、巻取,巻戻機の回転数を検出する第2の検出器
と、前記第1の検出器によって検出された回転量により
算出される巻取,巻戻機の巻径D、第1の検出器によっ
て検出される回転速度(回転量)V、定数Kから、巻
取,巻戻機の回転数N1(=K・V/D)を演算し、こ
の回転数N1と、第2の検出器で検出した現在の巻取,
巻戻機の回転数N2とを比較する演算回路とから巻取,
巻戻機の回転速度異常を検出するよう構成したものであ
る。なお、駆動装置は、巻太り細りがなく所定の一定回
転を行っており、シートの送り出される量を表示するこ
とから、検出器で検出される値を回転量で示し、巻取,
巻戻機は巻太り細りがあるために検出器で検出される値
を回転数で示してある。
【0005】
【作用】従来、巻取,巻戻機単独の回転数を検出し、異
常判別する手段がとられていたが、本考案によれば、2
箇所の回転数並びに回転量を検出することで、相対的な
回転の比較が出来る為に、径変化及び運転速度に影響を
受けないものと成った。
【0006】
【実施例】図1は本考案の一実施例を示す説明図であ
り、1は巻取,巻戻機、2は駆動装置としてのピンチロ
ーラ、3は巻取,巻戻機の巻径、4は駆動装置のロール
径、5は第2の検出器、6は第1の検出器、7はプログ
ラマブルコントローラ、8,9はプログラマブルコント
ローラ7の内容のカウンタ回路、10は演算回路、11は出
力、12はストリップシート、13は運転方向である。図1
において、演算回路11においては、まず始に、第1の検
出器6によって検出された回転量により算出される巻
取,巻戻機1の巻径D、第1の検出器6によって検出さ
れる回転速度(回転量)V、定数Kから、一般的に知ら
れている巻取,巻戻機の回転数N1の式は、 N1=K・V/D K・・・・ギャー比/π で表され、その演算が行われる。次に、この回転数N1
と、第2の検出器5で検出した現在の巻取,巻戻機1の
回転数N2とを比較する演算が行われるよう構成されて
いる。かようなごとく構成された装置の作用を、図2の
フローチャートを参照して説明する。
【0007】図2において、異常チェック開始はフロー
チャートの一連の動作が完了すれば常時実施される構成
である。まず、カウンタ2‥9をイネーブルする(ス
テップ)と同時に、カウンタ1‥8をイネーブルし(
ステップ)、カウンタ2‥9のカウントアップを待つ
(ステップ)。カウンタ2‥9がカウントアップする
ことによりカウンタ2‥9をディセーブルする(ステ
ップ)と同時に、カウンタ1‥8をディセーブルし、こ
の時のカウント値をP1 とする(ステップ)。次に、
1 ≫比較値の演算を行い、YESであれば(ステッ
プ)、過速度として検出(ステップ)、異常検出外部
出力する(まる10ステップ)。ステップに於いて、N
Oで有ればP1 ≪比較値の演算を行い(ステップ)、
YESであれば板切れもしくは板ユルミ等の異常として
検出(ステップ)、異常検出外部出力する(まる10ス
テップ)。尚、ステップでNO、つまり正常と判断さ
れた場合は、カウンタ1‥8をクリア(まる11ステッ
プ)、続いてカウンタ2‥9をクリア(まる12ステッ
プ)し、再度の異常チェック演算を行う。尚、比較値
は、K・(D2 /D1 )・P0 により設定する。K;定
数、D1 ;巻取,巻戻機のコイル径(プログラマブルコ
ントローラ7異常チェック開始直前値)、D2 ;駆動ロ
ール径、P0 ;回転量検出器のパルス数
【0008】以上の如く、ピンチロール,ブライドルな
どの駆動装置の一定送り量における巻取,巻戻機の回転
数を検出し、次回の以上チェックフローにおける比較値
とする。異常チェックフロー、例えば鋼帯シートの板切
れもしくは板ユルミが発生した場合の動作の中で検出さ
れた巻取,巻戻機の回転数の現在値と、比較値により、
一定の差が生じた場合に異常を検出する。このような手
段を、常時行われている異常チェックフロー動作の中
で、巻取,巻戻機の回転数を監視しており、検出値は常
時その直前回転数との一定差としているために、従来、
絶対回転数で検出していた手段の課題(高速化に伴う危
険と検出不能)を解決している。
【0009】
【考案の効果】以上説明したごとく本考案によれば、巻
取,巻戻機の材料破断、尻抜け、材料の板切れ、板ユル
ミ等が発生した場合は、速やかに異常をチェックしてそ
の異常信号が出力される、所謂基準特性に対して所定幅
での制御が行われるので、上限としての設定が不要とな
り、このことにより、高速による危険性が回避でき、ま
た下限での設定も不要となる。
【0010】
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本考案の一実施例を示す説明図である。
【図2】図2は本考案の実施例としてのフローチャート
である。
【0010】
【符号の説明】
1 巻取,巻戻機 2 駆動装置 3 巻径 4 駆動ロール径 5 第2の検出器 6 第1の検出器 7 プログラマブルコントローラ 8 カウンタ1 9 カウンタ2 10 演算回路 11 出力

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 巻取,巻戻機と、この巻取,巻戻機の回
    転速度を決定するピンチロール,ブライドルなどの駆動
    装置と、この駆動装置の回転量を検出する第1の検出器
    と、巻取,巻戻機の回転数を検出する第2の検出器と、
    前記第1の検出器によって検出された回転量により算出
    される巻取,巻戻機の巻径D、第1の検出器によって検
    出される回転速度(回転量)V、定数Kから、巻取,巻
    戻機の回転数N1(=K・V/D)を演算し、この回転
    数N1と、第2の検出器で検出した現在の巻取,巻戻機
    の回転数N2とを比較する演算回路とから巻取,巻戻機
    の回転速度異常を検出するよう構成したことを特徴とす
    る巻取,巻戻機の速度異常検出回路。
JP7562991U 1991-08-27 1991-08-27 巻取,巻戻機の速度異常検出回路 Expired - Lifetime JPH0648377Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPH0519942U JPH0519942U (ja) 1993-03-12
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JP4565688B2 (ja) * 2000-01-28 2010-10-20 大日本印刷株式会社 測長ローラシステム

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