JPH0648361A - 自転車の駆動装置 - Google Patents

自転車の駆動装置

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JPH0648361A
JPH0648361A JP20076492A JP20076492A JPH0648361A JP H0648361 A JPH0648361 A JP H0648361A JP 20076492 A JP20076492 A JP 20076492A JP 20076492 A JP20076492 A JP 20076492A JP H0648361 A JPH0648361 A JP H0648361A
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JP
Japan
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crank
wheel
sprocket wheel
roller
bicycle
Prior art date
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Pending
Application number
JP20076492A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaki Suzuki
正樹 鈴木
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication of JPH0648361A publication Critical patent/JPH0648361A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 自転車のクランク機構に関するものであり、
クランク運動における上下死点をなくすとともに、既存
の自転車に対し、容易かつ安価に取付可能にする。 【構成】 ハンガー軸32の一端に固定した第1のクラ
ンク37と、他端に固定したクランクホイール40と、
そのボス上に回転自在に支持され回り止めされた偏心カ
ラー50と偏心カラー50上を回転自在でハンガー軸3
2とdだけ偏心したスプロケットホイール48と、クラ
ンクホイール40の外周上を揺動自在に支持された第2
のクランク42と、クランクホイール40および第2の
クランク42と、スプロケットホイール48との間をロ
ーラー43,45と長溝52,53を用いた不等速運動
機構またはピン54,55,56,57とリンク58,
59とよりなる不等速運動機構とよりなる自転車の駆動
装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自転車の駆動装置に関
し、特に足踏みペダルで回転駆動するクランクと、駆動
スプロケットホイールとの間の伝動機構の改良に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】図4に示す従来の普通の自転車において
は、車体1に回転自在に支持されたハンガー軸2の左端
に第1のクランク3を固定し、右端にスプロケットホイ
ール4の取付けてある第2のクランク5を第1のクラン
クに対し180°の方向に位置させて固定していた。
【0003】また図5および図6に示す、本願発明者ら
による特開平1−244994号公報には、車体11に
回転自在に支持されたハンガー軸12の左端に第1のク
ランク13を、他端部に第1のローラー14を取付けた
レバー15を固定し、レバー15上に第2のローラー1
6を取付けた第2のクランク17を回転自在に装着し、
ハンガー軸12の右方を支持する軸受18を内周に有
し、これと偏心したスプロケットホイール19の軸受2
0を外周に有する偏芯部材21を車体11に固定し、ス
プロケットホイール19側に直径方向に対称に前記第1
のローラー14と第2のローラー16にそれぞれ係合す
る第1の半径方向ガイド22および第2の半径方向ガイ
ド23を設けたものがあった。
【0004】その働きは図6に示すごとく、スプロケッ
トホイールの軸受20とハンガー軸12をdだけ偏芯さ
せた状態でスプロケットホイールと第1のクランク13
および第2のクランク17が互いに連動するようにして
いるので、第1のクランク13を鉛直線に対し、θaの
角度まで人が踏んだ時、第2のクランク17はすでに鉛
直線に対し、θbの角度まで進んでおり、人にとって左
右いずれかのクランクを常にトルク伝達可能な位置に回
転させておくことができ、人にとって自転車に有効に推
進力を与えることができるものであった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら図4に示
す従来の普通の自転車では、人が一方のクランクを足で
踏んで下死点に達してから、他方のクランクが上死点を
越えてある角度進むまでの間は有効にスプロケットにト
ルクを伝えることができにくいという問題があった。
【0006】また図5,図6に示した従来の自転車の駆
動機構においては、上記クランクの上死点・下死点の問
題は解決しているが、これを工業的に実用化しようとし
た場合、図4に示した普通の自転車のハンガー軸2や偏
芯部材21を必要とし、製作が高価となり、また既存の
自転車に取付けることができないという問題を有してい
た。
【0007】本発明は上記問題点に鑑み、足によって回
転トルクを有効に加えることのできる回転位置に常に左
右いずれかのクランクを置くことができ、さらに安価に
また既存の自転車にも取付けることのできる自転車の駆
動装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、ハンガー軸の一端に固定したクランクホイ
ールと、クランクホイールの外周に揺動自在に支持され
た第2のクランクと、クランクホイールのボス部に支持
された偏芯カラーと、偏芯カラーの回り止めと、偏芯カ
ラー上の回転自在に支持されたスプロケットホイール
と、スプロケットとクランクホイール間および第2のク
ランクとの間に配した不等速運動機構よりなる。
【0009】
【作用】本発明は上記構成を有するので、従来の普通の
自転車に対し右クランクを取り去り、クランクホイール
上に構成された機構を取付け、車体との間に偏芯カラー
の回り止めを取付けるだけで取付けることができる。こ
の簡単な取付けは安価な機構を提供する。そして、人が
左右のクランクを踏むとクランクホイールと第2のクラ
ンクが、スプロケットホイールと不等速運動機構で連動
するようにしているので、一方のクランクが下死点に到
達する前に他方のクランクが上死点を通過することとな
り、スプロケットホイールに有効にトルクを伝えること
ができる。
【0010】
【実施例】以下本発明の第1の実施例を図1および図2
を参照しながら説明する。
【0011】31は車体フレームであり、ハンガー軸3
2は左右の軸受ワン33,34によりボール35,36
を介して回転自在に支持されている。37は第1のクラ
ンクであり、ハンガー軸32に対し、四角テーパ部38
により固定されている。ここで31〜38の部品は図3
に示した従来の普通の自転車のパーツと同一である。ハ
ンガー軸32の右端の四角テーパ部39にはクランクホ
イール40が固定されている。クランクホイール40の
外周には大径コロガリ軸受41を介して第2のクランク
42が取付けられており、第2のクランク42の根元部
には第2のローラー43を取付けたローラー取付金具4
4が、大径コロガリ軸受41を跨いで固定されており、
一方第1のローラー45はクランクホイール40上に第
1のクランク37の方向に第2のローラーとハンガー軸
32の軸芯から等半径rにて取付けられている。クラン
クホイール40上には第2のクランク42の揺動による
ローラー取付金具44のニゲとして切欠46が第1のロ
ーラー45と反対方向に施してある。
【0012】さらにクランクホイール40のボス部には
コロガリ軸受47を介してスプロケットホイール48を
コロガリ軸受49により回転自在に支持する偏芯カラー
50が取付けてある。ハンガー軸32とスプロケットホ
イール48の軸芯は偏芯カラー50により水平方向にd
だけ偏芯しており、偏芯カラー50は、車体フレーム3
1に対し、回り止メ金具51により回り止めされてい
る。スプロケットホイール48上には互いに180°方
向に長溝52,53が配され、それぞれ第1のローラー
45と第2のローラー43と係合し、第1のクランク3
7と第2のクランク42とスプロケットホイール48の
回転位置関係を規制している。
【0013】次に動作を説明する。図2に示すようにス
プロケットホイール48上の長溝52,53が鉛直方向
に向いている状態では第1のクランク37は下死点であ
る鉛直方向に対し角度θbだけ前進した位置にあり、第
2のクランク42は上死点である鉛直方向より角度θa
だけ前進した位置にある。第1および第2のローラー取
付半径を57mmとし偏心量dを6mmとするとθaとθb
は6°となる。
【0014】この状態から人が右ペダルを踏んで第2の
クランク42を矢印Aの方向に回転させ、第2のクラン
ク42と第1のクランク37が水平な状態、すなわち図
1の断面図の状態を経て、図2の第1のクランク37の
あった角度まで第2のクランク42を回転させると、第
2のクランク42の運動は第2のローラー43,スプロ
ケットホイール48,第1のローラー45,クランクホ
イール40,ハンガー軸32を経て第1のクランク37
に伝わり、第1のクランク37は、図2の第2のクラン
ク42のあった角度まで回転する。この間にスプロケッ
トホイール40は180°回転する。以下同様に、図2
における第2のクランク42の角度位置から第1のクラ
ンク37を図2における第1のクランク37の角度位置
まで前方に人が踏めば第2のクランクは図2における第
2のクランク42の位置まで後方を回って戻ることとな
り、1サイクルを終了する。
【0015】次に、本発明の第2の実施例について、図
3を参照しながら説明する。第2の実施例の基本構成
は、第1の実施例と同様であるが、クランクホイール4
0とスプロケットホイール48の間および、第2のクラ
ンク42とスプロケットホイール48の間の連動機構と
して、ローラー43,45と長溝52,53の係合のい
わゆるクランクスロット機構に替えて、クランクホイー
ル40と第2のクランク42上のローラー取付金具44
にハンガー軸32の中心より半径rの位置に、それぞれ
クランクピン54,55を設け、スプロケットホイール
18上の中心より半径rの位置で互いに180°方向に
ホイールピン56,57を設け、それらの間をリンク5
8,59で結合した、いわゆるドラッグリンク機構を構
成してある。この時リンク58,59は自転車の通常走
行時にリンクに圧縮力の作用する方向に組合わせるのが
好ましい。
【0016】このように構成された本発明の第2の実施
例の動作は、第1の実施例とほぼ同様であるが、第1の
実施例におけるローラー43,45と長溝52,53の
間に砂を噛むおそれが多く、クランクとスプロケットホ
イール間の不等速運動が第1の実施例と微妙に異なり、
クランクの下死点近くにおける人の踏力が、上死点近く
におけるものよりも大きい点を生かし、自転車により有
効に推進力を与えることができるものである。
【0017】
【発明の効果】本発明の駆動装置によれば、以上のよう
にハンガー軸の一端にクランクホイールを設け、その上
にスプロケットホイールをハンガー軸から偏心させて支
持し、第2のクランクをスプロケットホイールの外周に
揺動自在に構成し、スプロケットホイールとクランクホ
イール間および第2のクランクの間に不等速運動機構を
構成したので、従来の普通の自転車の第2クランクを取
り除いて偏心カラーの回り止めを付加するだけで本発明
の駆動装置を容易に取付けることができ、このことによ
って安価に供給可能で、クランクを常にトルク伝達可能
な位置に位置させておくことができ、人にとって自転車
に有効に推進力を与えることができる自転車の駆動装置
を提供するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示し、クランクを水平
状態にした、水平面における断面平面図
【図2】本発明の第1の実施例を示し、クランクが上下
対称に位置した状態の正面図
【図3】本発明の第2の実施例を示す正面図
【図4】従来の普通の自転車のクランク機構を示す水平
面における断面平面図
【図5】従来の自転車の駆動機構を示し、クランクを水
平状態にした、水平面における断面平面図
【図6】従来の自転車の駆動機構を示し、クランクが上
下対称に位置した状態の正面図
【符号の説明】
32 ハンガー軸 37 第1のクランク 40 クランクホイール 42 第2のクランク 43,45 ローラー 48 スプロケットホイール 50 偏心カラー 51 回り止メ金具 52,53 長溝

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転自在に支持されたハンガー軸と、そ
    の一端に固定した第1のクランクと、ハンガー軸の他端
    に固定したクランクホイールと、クランクホイールの外
    周に摺動自在に支持された第2のクランクと、クランク
    ホイールのボス部に内周を回転自在に支持され、外周が
    ハンガー軸軸心とは偏心したスプロケットホイール軸受
    となっており、自転車フレームに回り止めされた偏心カ
    ラーと、スプロケットホイールと、スプロケットホイー
    ルとクランクホイールの間および第2のクランクとの間
    に設けた、一方にローラーを配し、他方にローラーの係
    合する溝を配した不等速運動機構とよりなる自転車の駆
    動装置。
  2. 【請求項2】 不等速運動機構が、スプロケットホイー
    ルとクランクホイール間および第2のクランクとの間を
    それぞれ1つのリンクで結合した、いわゆるドラッグリ
    ンク機構よりなる請求項1記載の自転車の駆動装置。
  3. 【請求項3】 ドラッグリンク機構のリンクをリンクに
    通常は圧縮力のかかる方向に配置してなる請求項2記載
    の自転車の駆動装置。
JP20076492A 1992-07-28 1992-07-28 自転車の駆動装置 Pending JPH0648361A (ja)

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JP20076492A JPH0648361A (ja) 1992-07-28 1992-07-28 自転車の駆動装置

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ID=16429786

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JP20076492A Pending JPH0648361A (ja) 1992-07-28 1992-07-28 自転車の駆動装置

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JP (1) JPH0648361A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002028680A1 (es) * 2000-10-03 2002-04-11 Rotor Componentes Tecnologicos, S.L. Sistema de tracción por pedales mediante bielas independientes sin punto muerto
US6869161B2 (en) 2002-06-28 2005-03-22 Agfa-Gevaert Method for cleaning a nozzle plate

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WO2002028680A1 (es) * 2000-10-03 2002-04-11 Rotor Componentes Tecnologicos, S.L. Sistema de tracción por pedales mediante bielas independientes sin punto muerto
ES2189601A1 (es) * 2000-10-03 2003-07-01 Rotor Componentes Tecnologicos Sistema de traccion por pedales mediante bielas independientes sin punto muerto.
US6869161B2 (en) 2002-06-28 2005-03-22 Agfa-Gevaert Method for cleaning a nozzle plate

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