JP2002127979A - フリークランク内装一輪車 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】これまでの一輪車では、走りながら足を停止す
るのが不可能であったことと、走りながら足を停止でき
る可能性を秘めているオフセット型一輪車では、複雑な
形となることを解決すべき課題とする。 【解決手段】一輪車等のクランクシャフトを、ハブシャ
フトを鞘構造とすることにより、その内側に別個の部品
として内装出来るようにする。クランクシャフトの回転
はクランクギアより、別の中間ギアに回転数を変えて移
される。この中間ギアの回転は、ハブシャフトに固定さ
れたギアに回転数を変えて伝えられる。この二段階の変
速機構のギアの一部にラチェット機構を組み込み、クラ
ンクと車輪の回転の関係を、車輪の前進回転時にクラン
クを停止等できるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、従来のクランクシ
ャフトと車輪のハブシャフトが一体である形の一輪車で
は不可能であった惰性で走りながらクランクを回転させ
ないでおけることなどから、クランク軸をその車輪のハ
ブに固着一体化させない型の車輪に関する分野に属す
る。

【０００２】

【従来のの技術】例えば、これまでの一輪車では、クラ
ンクシャフトと車輪のハブシャフトが一体であったた
め、走りながら足を停止するのが不可能であった。クラ
ンクシャフトと車輪のハブシャフトを一体としない型の
一輪車としては、チエーン等で動力を伝達するようにし
て車輪の径の外側にクランクシャフトを位置させなけれ
ばならなかった。この型の一輪車を、以降、オフセット
型一輪車と呼ぶ。この結果、クランクシャフトと車輪の
ハブシャフトが一体の一輪車に較べ、車体の外形が複雑
になった。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】これまでの一輪車で
は、走りながら足を停止するのが不可能であったこと
と、走りながら足を停止できる可能性を秘めているオフ
セット型一輪車では、複雑な形となることを解決すべき
課題とする。

【０００４】

【課題を解決しようとする手段】一輪車等のハブシャフ
トを鞘構造とすることにより、クランクシャフトをその
内側に別個の部品として貫通内装させる。クランクシャ
フトの回転はクランクギアより、別の中間ギアに回転数
を変えて伝えられる。この中間ギアの回転は、ハブシャ
フトに固定されたギアに回転数を変えて、再度伝えられ
る。この二段階の変速機構のギアの一部にラチェット機
構を組み込み、クランクと車輪の回転の関係を、車輪の
前進回転時にクランクを停止等できるようにする。

【０００５】

【発明の実施の形態】車輪のハブシャフトを鞘構造と
し、クランクシャフトをその内側に別個の部品として貫
通内装させ、ベアリングをハブシャフトとクランクシャ
フトの間に介することにより別々に回転できるようにす
る。クランクシャフトの回転は一旦、クランクギアから
チエーンなりギアを経て、別の中間ギアに回転数を増し
て移される。この中間ギアは、車輪の回転面と並行な回
転面を有する大小の二つの径を有する一体のギアであ
る。クランクギアの回転を、チエーンなりギアを経て、
小径のギアで受ける中間ギアは、大径のギアからチエー
ンなりギアを経て、車輪のハブシャフトのギアに再び回
転数を増して伝える。クランクよりハブまでの間の変速
機構の一部にラチェット機構を組み込み、クランクと車
輪の回転を、車輪の前進回転時にクランクを停止、もし
くは逆転できるようにする。

【０００６】

【実施例】車輪１のハブシャフト２を鞘構造とし、クラ
ンクシャフト３をその内側に別個の部品として貫通内装
させ、ベアリングをハブシャフトとクランクシャフトの
間に介することにより別々に回転できるようにする。ク
ランクシャフトの回転は一旦、クランクギア４からチエ
ーンなりギアを経て、別の中間ギア５に回転数を増して
移される。この中間ギアは、車輪の回転面と並行な回転
面を有する大小の二つの径を有する一体のギアである。
クランクギアの回転を、チエーンなりギアを経て、小径
中間ギア６で受ける中間ギアは、大径中間ギア７からチ
エーンなりギアを経て、車輪のハブシャフトにあるハブ
シャフト・ギア８に再び回転数を増して伝える。クラン
ク９よりハブシャフトまでの間の変速機構の一部にラチ
ェット機構１０を組み込み、クランクと車輪の回転を、
車輪の前進回転時にクランクを停止、もしくは逆転でき
るようにする。メインシャフト１１によりクランクシャ
フトと中間ギアシャフトの相互の位置関係を固定させる
ともに、クランクシャフトとハブシャフトを通じて車輪
の位置も固定される。このメインシャフトに、サドルな
どを装着することにより一輪車とできたり、メインシャ
フトに他の部品を付けることにより、本発明を他の種類
の道具の部品とすることが出来る。

【０００７】

【発明の効果】これまでの一輪車では不可能であった、
走りながら足を停止するのが出来るようになることと、
オフセット型一輪車のような複雑な形とならずに、同様
な走りながら足を停止するのが出来るようになる。この
結果、この車輪で一輪車を造り、さらに軽小な補助車輪
を加えることにより、軽量小型の自転車や、軽便に移動
しやすいを椅子や、歩行補助具を可能にする。

【０００８】

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の車輪の側面から見る側面図である

【図２】本発明のハブシャフト及び、中間ギアの各々の
中心を通り、車輪の回転面に直交する断面図である

【符号の説明】

１ 車輪 ２ ハブシャフト ３ クランクシャフト ４ クランクギア ５ 中間ギア ６ 小径中間ギア ７ 大径中間ギア ８ ハブシャフトギア ９ クランク １０ ラチェット機構 １１ メインシャフト

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 クランクシャフトを鞘構造にしたハブシ
   ャフトの内側に別個の部品として内装することにより、
   クランクが車輪の回転に固定されずに回転できる車輪