JPH0648354U - 回転電機の回転子 - Google Patents
回転電機の回転子Info
- Publication number
- JPH0648354U JPH0648354U JP8632692U JP8632692U JPH0648354U JP H0648354 U JPH0648354 U JP H0648354U JP 8632692 U JP8632692 U JP 8632692U JP 8632692 U JP8632692 U JP 8632692U JP H0648354 U JPH0648354 U JP H0648354U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- core
- rotor
- laminated
- blocks
- axial direction
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Induction Machinery (AREA)
- Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)
- Manufacture Of Motors, Generators (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】本考案は、高速回転する誘導電動機の回転子コ
アの固定構造に関し、性能の低下なく、十分な軸方向の
曲げ強度を得られる回転子の固定構造を提供することを
目的とする。 【構成】軸方向に積層したコア21と、このコア21に
設けた軸方向スロツト3に良導体をダイカストしたロー
タバー5よりなる回転電機の回転子において、前記コア
21を積層し、その両端にコア21より外径をレーザ溶
接代だけ小さくしたコア22を重ね、軸方向にスポット
もしくはフラッシュ溶接したブロック2a、2b、・・
2eと、この複数のブロツク2a、2b、・・2eを軸
方向に積み重ね、接合部を円周方向にレーザ溶接するレ
ーザ溶接部3a・・3dで一体化し、積層コアの組み立
て体を構成し、この組み立て体にロータバー5をダイカ
ストし回転子を形成する。
アの固定構造に関し、性能の低下なく、十分な軸方向の
曲げ強度を得られる回転子の固定構造を提供することを
目的とする。 【構成】軸方向に積層したコア21と、このコア21に
設けた軸方向スロツト3に良導体をダイカストしたロー
タバー5よりなる回転電機の回転子において、前記コア
21を積層し、その両端にコア21より外径をレーザ溶
接代だけ小さくしたコア22を重ね、軸方向にスポット
もしくはフラッシュ溶接したブロック2a、2b、・・
2eと、この複数のブロツク2a、2b、・・2eを軸
方向に積み重ね、接合部を円周方向にレーザ溶接するレ
ーザ溶接部3a・・3dで一体化し、積層コアの組み立
て体を構成し、この組み立て体にロータバー5をダイカ
ストし回転子を形成する。
Description
【001】
本考案は、高速回転する誘導電動機の回転子コアの固定構造に関する。
【002】
従来、回転子は積層コアに設けたスロツトにロータバーをAlダイカストし軸 方向に固定するのが一般的である。 また、他の軸方向の固定方法として、巻成形により固定子コアを製作し、固定 子コアの外周の複数箇所に設けた切り欠き部を軸方向にレーザ溶接して固定する ものがある(例えば、特開平2−95147号公報)。
【003】
ところが、従来一般におこなわれているものでは、高速回転時、Alダイカス トの強度が十分でなく、軸の曲がりによって、コア間に隙間が生じるため、回転 子のバランス劣化による軸受振動が増加し、ひいては、運転不能に陥ることがあ る。 さらに、曲げ剛性が低いため、曲げ固有振動数が低く、定格回転数を高く できないという問題がある。 また、軸方向の強度を補強するため、例えば特開平2−95147号公報に記 載の技術を積層コアによつて構成する回転子に適用しようとすると、溶接箇所が 外径側で、溶接方向が軸方向となるため、トルクリップルの原因となり性能低下 をきたす。 そこで、本考案は性能の低下なく、十分な軸方向の曲げ強度を得られる回転子 の固定構造を提供することを目的とする。
【004】
軸方向に積層したコア21と、このコア21に設けた軸方向スロツト3に良導 体をダイカストしたロータバー5よりなる回転電機の回転子において、 前記コア21を積層し、その両端にコア21より外径をレーザ溶接代だけ小さ くしたコア22を重ね、軸方向にスポットもしくはフラッシュ溶接したブロック 2a・・2eと、このブロツク2a・・2eを軸方向に積み重ね、接合部を円周 方向にレーザ溶接するレーザ溶接部3a・・3dで一体化し、積層コアの組み立 て体を構成し、この組み立て体にロータバー5をダイカストし回転子を形成する 。
【005】
上記手段により、各ブロックは曲げ剛性をもって結合され、ギャップ面に軸方 向の凹凸ができない。
【006】
以下、本考案の実施例を図に基づいて説明する。図1(a)は本考案の実施例 を示す断面図、図1(b)はブロック単体を示す側断面図、図1(c)は図1( a)のA−A断面を示す側断面図、図1(d)は接合部を示す部分断面図である 。 軸1には、積層コア21を軸方向に複数のブロツク2a・・2eのように分け て焼嵌してある。 各ブロック2a・・2eは、内径側に軸1を嵌合する穴を、外径側にロータ・ バー用のスロット3を打ち抜たコア21を数枚程度積層し、その両端に1枚づつ コア外径をギャップ径より溶接代だけ小さくしたコア22を重ね、円周上に細か いピッチで設けた、スポット溶接部4a・・4gで軸方向に溶接し一体化してあ る。 なお、スポット溶接部4a・・4gをフラッシュ溶接してもよい。 一体化した各ブロック2a・・2eを軸方向に重合わせ、各ブロック2a・・ 2e同士の接合部に生じる周方向溝部をレーザ溶接部3a・・3dとして溶接し 、積層コアの組み立て体を構成する。 この積層コアの組み立て体のスロット3内にAl等をダイカストし、ロータ・ バー5を構成する。ロータ・バー5の両端は、同時にダイカストしたエンド・リ ング6で連結する。
【009】
以上述べたように、本考案によれば積層コアをスポットもしくはフラッシュ溶 接で溶接したブロックを、レーザ溶接で接合して積層コアの組み立て体を構成し たので、コア間に隙間が生じることがなく回転子のバランス劣化による軸受振動 の増大を解消できる。また、曲げ剛性の向上に伴い、回転子の曲げ固有振動数も 上昇するため、定格回転数を高くできる。 さらに、各ブロックを軸方向のスポットで結合し、ブロック間を円周方向に溶 接し結合したので、ギャップ面に軸方向の凹凸が生じずトルクリップルを生じな い。
【図1】本考案の実施例を示す断面図と部分側断面図。
1 軸 2a・・2e ブロック 21、22 コア 3 スロット 4a・・・4h スポット溶接部 5 ロータ・バー 6 エンド・リング
Claims (1)
- 【請求項1】 軸方向に積層したコア(21)と、この
コア(21)に設けた軸方向スロツト(3)に良導体を
ダイカストしたロータバー(5)よりなる回転電機の回
転子において、 前記コア(21)を積層し、その両端にコア(21)よ
り外径をレーザ溶接代だけ小さくしたコア(22)を重
ね、軸方向にスポットもしくはフラッシュ溶接した複数
のブロック(2a・・2e)と、この複数のブロツク
(2a・・2e)を軸方向に積み重ね、接合部を円周方
向にレーザ溶接するレーザ溶接部(3a・・3d)で一
体化し、積層コアの組み立て体を構成し、この組み立て
体にロータバー(5)をダイカストしたことを特徴とす
る回転電機の回転子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8632692U JP2583279Y2 (ja) | 1992-11-20 | 1992-11-20 | 回転電機の回転子 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8632692U JP2583279Y2 (ja) | 1992-11-20 | 1992-11-20 | 回転電機の回転子 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0648354U true JPH0648354U (ja) | 1994-06-28 |
JP2583279Y2 JP2583279Y2 (ja) | 1998-10-22 |
Family
ID=13883720
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8632692U Expired - Fee Related JP2583279Y2 (ja) | 1992-11-20 | 1992-11-20 | 回転電機の回転子 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2583279Y2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2325980A1 (en) * | 2009-11-23 | 2011-05-25 | ABB Oy | Rotor disk and assembly method |
JP2015106984A (ja) * | 2013-11-29 | 2015-06-08 | 東芝三菱電機産業システム株式会社 | 回転電機の回転子 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102013005050A1 (de) * | 2013-03-22 | 2014-09-25 | Wieland-Werke Ag | Kurzschlussläufer und dessen Einzelteile sowie Verfahren zur Herstellung eines Kurzschlussläufers |
-
1992
- 1992-11-20 JP JP8632692U patent/JP2583279Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2325980A1 (en) * | 2009-11-23 | 2011-05-25 | ABB Oy | Rotor disk and assembly method |
WO2011061409A1 (en) * | 2009-11-23 | 2011-05-26 | Abb Oy | Rotor disk and assembly method |
CN102668331A (zh) * | 2009-11-23 | 2012-09-12 | Abb公司 | 转子盘及装配方法 |
US8901799B2 (en) | 2009-11-23 | 2014-12-02 | Abb Technology Ag | Rotor disk and assembly method |
JP2015106984A (ja) * | 2013-11-29 | 2015-06-08 | 東芝三菱電機産業システム株式会社 | 回転電機の回転子 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2583279Y2 (ja) | 1998-10-22 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR100401083B1 (ko) | 전동기 고정자 철심 및 그의 제조방법과 전동기 및 압축기 | |
JP4286829B2 (ja) | 回転機の製造方法 | |
US9583987B2 (en) | Stator for electric rotating machine and method of manufacturing the same | |
EP0841737B1 (en) | Motor armature and method of formation | |
JPH10174394A (ja) | ランデルコア型回転電機 | |
JP3137510B2 (ja) | 同期機の固定子,その製造方法並びにティース片及びヨーク片 | |
US7728482B2 (en) | Brushless DC Machine and its return ring packet, toothed rim packet, and top piece, and production method therefor | |
JP6640910B2 (ja) | 回転電機 | |
JPH08196061A (ja) | 固定子用積層鉄心 | |
JP2008061312A (ja) | 固定子とこれを備えたモータ | |
US6879077B2 (en) | Motor, motor stator and method for manufacturing the same | |
JP6279122B1 (ja) | 回転電機 | |
JP2012023805A (ja) | 電動機の固定子とその製造方法 | |
JP2583279Y2 (ja) | 回転電機の回転子 | |
JP2020078099A (ja) | 回転電機 | |
US11223246B2 (en) | Stator | |
JPH089604A (ja) | 誘導電動機の回転子 | |
JPH08116632A (ja) | 回転電機の固定子 | |
JP4305978B2 (ja) | 回転電機の固定子及び回転電機 | |
JP3727475B2 (ja) | 回転電機の固定子 | |
JP3727476B2 (ja) | 回転電機の固定子 | |
JPH0139079Y2 (ja) | ||
JP2001136685A (ja) | 鉄芯積層構造 | |
JPH0614506A (ja) | 多段型誘導電動機 | |
JP7170891B2 (ja) | 回転電機及び天井扇風機 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |