JPH0648214Y2 - 凝縮圧力調整弁 - Google Patents

凝縮圧力調整弁

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JPH0648214Y2
JPH0648214Y2 JP1986182009U JP18200986U JPH0648214Y2 JP H0648214 Y2 JPH0648214 Y2 JP H0648214Y2 JP 1986182009 U JP1986182009 U JP 1986182009U JP 18200986 U JP18200986 U JP 18200986U JP H0648214 Y2 JPH0648214 Y2 JP H0648214Y2
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JP
Japan
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pressure
valve
inlet port
condenser
heater
Prior art date
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Application number
JP1986182009U
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JPS6387378U (ja
Inventor
伴雄 岡田
保男 篠田
公一 北村
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Saginomiya Seisakusho Inc
Original Assignee
Saginomiya Seisakusho Inc
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は空気調和装置における凝縮圧力の制御に用いら
れる圧力調整弁に関するものである。
従来の技術 空冷式凝縮器を用いた空気調和装置を年間連続作動する
場合もしくは寒冷期間中使用する場合には、その凝縮圧
力の低下に起因したフラッシュガスの発生による膨張弁
能力の不足を防いで膨張弁側の吸入口における圧力を適
切に保持するために三方式比例型の圧力調整弁が用いら
れる。
第3図はかかる圧力調整弁の一例を示す(米国特許明細
書第2,986,899号)。第3図において、弁本体aには第
2入口ポートbと、第1入口ポートc及び出口ポートd
が設けられ、弁体eはダイヤフラムfの内側の圧力室g
の圧力(ダイヤフラムfの有効面積×入口圧力+スプリ
ングhの圧縮荷重)とダイヤフラムfの外側の圧力室i
の圧力の釣合いによって位置を保持している。
凝縮器周囲温度が十分に高く、高圧側圧力が設定圧力よ
りも高い場合には、ダイヤフラムfの内側の圧力室gの
圧力はダイヤフラムfを押し上げるので弁体eはb→d
回路を閉じると共にc−d回路を開いて凝縮器側からの
液冷媒をレシーバーに流し、膨張弁の入口側へと供給す
る(第2図参照)。
また、凝縮器周囲温度が低下して高圧側圧力が設定圧力
よりも低い場合は、弁体eはc→d回路を閉じると共に
b→d回路を開いて圧縮機吐出ガスをレシーバーに導入
し、レシーバー圧力を上昇させる。c→d回路が閉じら
れると凝縮器内に液冷媒が蓄積してその有効面積が減少
することにより凝縮器内圧力が上昇する。このようにし
て常に凝縮圧力を一定圧力以上に保持すると共にレシー
バー内圧力を上昇させる機能を果たす。
考案が解決しようとする問題点 上記圧力調整弁では、設定圧力が一定であるので、空気
調和装置に使用する冷媒の種類毎に設定圧力が異なる圧
力調整弁を用意する必要があった。また、外気温やその
他の条件の変化に応じた最適な凝縮圧力とすることも出
来なかった。
本考案は上記した点に着目し、設定圧力をコントロール
することができる凝縮圧力調整弁を提供するものであ
る。
問題点を解決するための手段 上記の目的を達成するため、本考案においては、凝縮器
の出口側に接続される第1入口ポートと凝縮器の入口側
に接続される第2入口ポートを弁体により択一的に出口
ポートに連通させる凝縮圧力調整弁において、該弁体に
作用するスプリングに対抗する圧力応動部材を設けると
共に、該圧力応動部材で区画された圧力室の一方に対し
て、導管を介して温度により圧力が変化する流体とヒー
タを収容した容器を接続し、該ヒータに対する電力量を
変化させることにより該流体を介して該圧力室の一方の
設定圧力を可変し得るように構成して成ることを特徴と
する。
実施例 第1図において、弁本体1には隔壁1aにより第2入口ポ
ートBと、第1入口ポートC及び出口ポートRが区画さ
れている。第1入口ポートCには継手2が螺着され、該
継手2の筒部2aの内端における弁座2bが隔壁1aの通孔1b
の端部に形成された第2入口ポートBにおける弁座1Cに
間隔を存して対向している。第1入口ポートCと出口ポ
ートRは連通している。
弁座2bと弁座1c間には弁体3が移動自在にして両弁座2
b,1cに対して択一的に当接するように設けられ、該弁体
3は継手2の段部2cとの間に設けたスプリング4により
第2入口ポートBを閉じるように弁座1c方向に付勢され
ている。
弁本体1の第2入口ポートB側における上部には、上蓋
5と下蓋6間でダイヤフラム7が固定され、内外の圧力
室R1,R2を区画している。圧力室R1側においてダイヤフ
ラム7に当接する当金8と前記弁体3間には作動杆9が
本体1の摺動孔1dを貫通して設けられている。
外側の圧力室R2には導管10を介して圧力設定用の密封容
器11が接続され、該圧力室R2から該密封容器11にかけて
温度によりその圧力が変化するフロン12等の液ガス混合
体、又は活性炭の吸着材とガス混合体が密封され、また
該密封容器11内にはヒータ12が設けられる。
ヒータ12はアルミナのシートに抵抗体をプリントしてそ
の上にアルミナ絶縁保護層をコーティングすると共に高
温で一体焼結したセラミックヒータであり、センサ機能
をもった抵抗体と加熱用抵抗体を同時に組み込んであ
る。また、ヒータそのものにセンサ機能をもたせる場合
や、センサとヒータを同時に焼結させたものを使う場合
もある。このセラミックヒータは、抵抗体が酸化されな
いので断線、経時変化等がなくて寿命が永く、組み込ん
だ抵抗体において一方をベースヒータ、他方を可変用等
に使用すると、加熱速度、保温温度コントロール等が行
い易い。セラミックヒータ12は加熱用抵抗体に対する銅
線12′とセンサ機能をもった抵抗体に対する銅線12″を
もってコントローラ13に接続されており、加熱用抵抗体
に対する電力量が制御される。
上記構成において、弁体3は内側の圧力室R1の圧力(ダ
イヤフラム7の有効面積×第2入口ポートBの圧力+ス
プリング4の圧縮荷重)と外側の圧力室R2の圧力の釣合
によって、その位置を保持している。そして、凝縮器周
囲温度が充分高くて高圧側圧力が設定値圧力よりも高い
場合には、ダイヤフラム7の内側圧力室R1の圧力はダイ
ヤフラム7を押し上げて弁体3を弁座1cに当接させるこ
とにより第2入口ポートBを閉じ、第1入口ポートCを
出口ポートRに連通させて凝縮器側からの液冷媒をレシ
ーバーに流し、膨張弁の入口側へと供給する。
また、凝縮器周囲温度が低下して高圧側圧力が設定値圧
力よりも低い場合は、弁体3は弁座2bに当接して第1入
口ポートCを閉じ、第2入口ポートBを出口ポートRに
連通させて圧縮機吐出ガスをレシーバーに導入させてレ
シーバー内圧力を上昇させる。第1入口ポートCが閉ざ
されると凝縮器内に冷媒液が蓄積してその有効面積が減
少することにより、凝縮器内の圧力が上昇する。この様
に常に凝縮圧力を一定圧力以上に保持すると共にレシー
バー内圧力を上昇させる機能を果す。
考案の効果 本考案は上記した如くに、凝縮器の出口側に接続される
第1入口ポートと凝縮器の入口側に接続される第2入口
ポートを弁体により択一的に出口ポートに連通させる凝
縮圧力調整弁において、該弁体に作用するスプリングに
対抗する圧力応動部材を設けると共に、該圧力応動部材
で区画された圧力室の一方に対して、導管を介して温度
により圧力が変化する流体とヒータを収容した容器を接
続し、該ヒータに対する電力量を変化させることにより
該流体を介して該圧力室の一方の設定圧力を可変し得る
ように構成して成るものであるから、ヒータの電力量を
加減することにより設定圧力を任意に可変することがで
き、使用冷媒や外気温その他の条件に合わせて設定圧力
をコントロールすることができるので、従来の如くに冷
媒の種類に合わせて異なる圧力調整弁を用意する必要が
なくなり、また、運転条件の変化に応じた最適な凝縮圧
力を保つことができる。
また、本考案においては、ヒータによる加熱部分が導管
により圧力室から分離されていて該加熱部分が被制御冷
媒の熱変化の影響を受けないので設定圧力に狂いを発生
させることがないと共に、ヒータを収容する容器の熱容
量を調整弁本体部分より小さく出来るので小さなヒータ
で制御可能となり、また、圧力応動部材として従来から
の単純構造のまま用いることができ、更にはヒータ部分
を調整弁本体部分から分離できるので配線の設計が容易
となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例についての断面図、第2図は
同上の使用回路図、第3図は従来例の断面図である。 B……第2入口ポート、C……第1入口ポート、R……
出口ポート、3……弁体、4……スプリング、7……圧
力応動部材、11……密封容器、12……ヒーター。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 北村 公一 埼玉県入間市小谷田1−12−43 株式会社 鷺宮製作所豊岡事業所内 (56)参考文献 実開 昭56−141266(JP,U)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】凝縮器の出口側に接続される第1入口ポー
    トと凝縮器の入口側に接続される第2入口ポートを弁体
    により択一的に出口ポートに連通させる凝縮圧力調整弁
    において、該弁体に作用するスプリングに対抗する圧力
    応動部材を設けると共に、該圧力応動部材で区画された
    圧力室の一方に対して、導管を介して温度により圧力が
    変化する流体とヒータを収容した容器を接続し、該ヒー
    タに対する電力量を変化させることにより該流体を介し
    て該圧力室の一方の設定圧力を可変し得るように構成し
    て成ることを特徴とする凝縮圧力調整弁。
JP1986182009U 1986-11-28 1986-11-28 凝縮圧力調整弁 Expired - Lifetime JPH0648214Y2 (ja)

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JP1986182009U JPH0648214Y2 (ja) 1986-11-28 1986-11-28 凝縮圧力調整弁

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JP1986182009U JPH0648214Y2 (ja) 1986-11-28 1986-11-28 凝縮圧力調整弁

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JPS6387378U JPS6387378U (ja) 1988-06-07
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JP2017156964A (ja) * 2016-03-01 2017-09-07 株式会社鷺宮製作所 容量調整弁
JP6516696B2 (ja) * 2016-03-01 2019-05-22 株式会社鷺宮製作所 容量調整弁

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