JPH0648011B2 - 転がり軸受用保持器 - Google Patents
転がり軸受用保持器Info
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- JPH0648011B2 JPH0648011B2 JP60235610A JP23561085A JPH0648011B2 JP H0648011 B2 JPH0648011 B2 JP H0648011B2 JP 60235610 A JP60235610 A JP 60235610A JP 23561085 A JP23561085 A JP 23561085A JP H0648011 B2 JPH0648011 B2 JP H0648011B2
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- pillar
- side wheel
- gate
- cage
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C33/00—Parts of bearings; Special methods for making bearings or parts thereof
- F16C33/30—Parts of ball or roller bearings
- F16C33/46—Cages for rollers or needles
- F16C33/4617—Massive or moulded cages having cage pockets surrounding the rollers, e.g. machined window cages
- F16C33/4623—Massive or moulded cages having cage pockets surrounding the rollers, e.g. machined window cages formed as one-piece cages, i.e. monoblock cages
- F16C33/4635—Massive or moulded cages having cage pockets surrounding the rollers, e.g. machined window cages formed as one-piece cages, i.e. monoblock cages made from plastic, e.g. injection moulded window cages
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C2220/00—Shaping
- F16C2220/02—Shaping by casting
- F16C2220/04—Shaping by casting by injection-moulding
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Rolling Contact Bearings (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、転がり軸受用保持器に関し、とくに合成樹
脂からなる保持器の成形時に溶融樹脂が会合して形成さ
れるウエルド部の位置を規制することにより、ウエルド
部に応力集中が生じないようにしたものである。
脂からなる保持器の成形時に溶融樹脂が会合して形成さ
れるウエルド部の位置を規制することにより、ウエルド
部に応力集中が生じないようにしたものである。
一般に、合成樹脂からなる転がり軸受保持器は、成形型
のゲート部から溶融樹脂を射出注入して成形されるた
め、ゲート部から流れ方向を変えて分流した溶融樹脂が
会合する位置に不可避的にウエルド部が形成されてい
る。
のゲート部から溶融樹脂を射出注入して成形されるた
め、ゲート部から流れ方向を変えて分流した溶融樹脂が
会合する位置に不可避的にウエルド部が形成されてい
る。
この種の保持器のうち、円筒ころラジアル軸受用保持器
について、その構造を第6図によって説明する。同図
は、保持器の一部分を半径方向から見た展開図であり、
第1側輪10と第2側輪12とが、互いに所定の軸方向
間隔をおいて平行に配設され、これらの各側輪10,1
2は、円周方向に等間隔に配列された柱14により連結
されており、各側輪10,12と隣接する柱14との間
に形成される空間が、円筒ころ(転動体)を収容するポ
ケット16となっている。
について、その構造を第6図によって説明する。同図
は、保持器の一部分を半径方向から見た展開図であり、
第1側輪10と第2側輪12とが、互いに所定の軸方向
間隔をおいて平行に配設され、これらの各側輪10,1
2は、円周方向に等間隔に配列された柱14により連結
されており、各側輪10,12と隣接する柱14との間
に形成される空間が、円筒ころ(転動体)を収容するポ
ケット16となっている。
上記の保持器の成形時におけるゲート部は、第1側輪1
0,第2側輪12および柱14のいずれかに配置され、
ウエルド部は成形型の流路抵抗が等しい場合には、ゲー
ト部から等距離にある位置に形成されるが、保持器のポ
ケット数、ゲート部の配置位置と配置数等に応じてその
形成位置がそれぞれ異なる。
0,第2側輪12および柱14のいずれかに配置され、
ウエルド部は成形型の流路抵抗が等しい場合には、ゲー
ト部から等距離にある位置に形成されるが、保持器のポ
ケット数、ゲート部の配置位置と配置数等に応じてその
形成位置がそれぞれ異なる。
溶融樹脂の会合位置であるウエルド部は、樹脂材料中の
補強繊維、分子鎖の配向が変る所であるため、材料強度
上の不連続的となるだけでなく、成形時において断熱圧
縮による化学的劣化、不純物の混入、残留応力などが生
ずることと相まって、一般に母材強度に対して5〜30
%程度の強度低下となるのが避けられず、補強繊維の混
入量を多くするほど強度低下率が高くなる傾向がある。
補強繊維、分子鎖の配向が変る所であるため、材料強度
上の不連続的となるだけでなく、成形時において断熱圧
縮による化学的劣化、不純物の混入、残留応力などが生
ずることと相まって、一般に母材強度に対して5〜30
%程度の強度低下となるのが避けられず、補強繊維の混
入量を多くするほど強度低下率が高くなる傾向がある。
したがって、この種の保持器においては、応力集中を受
けない位置にウエルド部を形成するようにすることが、
高強度で安定した性能を得るために必要不可欠の要件と
なっている。
けない位置にウエルド部を形成するようにすることが、
高強度で安定した性能を得るために必要不可欠の要件と
なっている。
第6図に示した保持器を軸受に組み込んで使用したとき
に、衝撃,引張り、圧縮,曲げ等による応力集中を受け
やすい部分は、第1側輪10および第2側輪12に柱1
4が連結される根元部11,13であるが、従来の保持
器では、この根元部11,13またはその近傍で亀裂が
生じたり、時には折損することがあった。この原因は、
根元部11,13またはその近傍にウエルド部が形成さ
れていたことによるものと考えられるが、保持器の成形
時にウエルド部の形成位置を肉眼で観察して識別するこ
とはかなりの熟練を要するため、このような強度不足の
保持器のすべてを製造段階で選別除去し、不良品として
廃棄することは困難である。
に、衝撃,引張り、圧縮,曲げ等による応力集中を受け
やすい部分は、第1側輪10および第2側輪12に柱1
4が連結される根元部11,13であるが、従来の保持
器では、この根元部11,13またはその近傍で亀裂が
生じたり、時には折損することがあった。この原因は、
根元部11,13またはその近傍にウエルド部が形成さ
れていたことによるものと考えられるが、保持器の成形
時にウエルド部の形成位置を肉眼で観察して識別するこ
とはかなりの熟練を要するため、このような強度不足の
保持器のすべてを製造段階で選別除去し、不良品として
廃棄することは困難である。
この発明者らは、上記のような問題を解決するために、
保持器を軸受に組み込んだ状態で使用するときに、根元
部が受ける応力分布を解明する必要があることに着目
し、各種の円筒ころ軸受および円すいころ軸受用保持器
について、材料強度理論に基づく研究と強度試験とを行
ったところ、下記のような結果が得られた。
保持器を軸受に組み込んだ状態で使用するときに、根元
部が受ける応力分布を解明する必要があることに着目
し、各種の円筒ころ軸受および円すいころ軸受用保持器
について、材料強度理論に基づく研究と強度試験とを行
ったところ、下記のような結果が得られた。
第6図に示す円筒ころ軸受用保持器について、その結果
を説明すると、第1側輪10および第2側輪12におい
て応力集中を受けやすい部分は、柱14の長さ方向中心
線O1−O1から左右両側に向って、柱14の幅(円周
方向の厚さ)ωの1.5倍の範囲であり、柱14が応力
集中を受け易い部分は、第1側輪10との根元部11側
では、第1側輪10の円周方向中心線O2−O2から柱
14の内側に向って第1側輪10の厚さt1の1.5倍
の範囲であり、第2側輪12との根元部13側では、第
2側輪12の円周方向中心線O3−O3から柱14の内
側に向って、第2側輪12の厚さt2の1.5倍の範囲
であることが判明した。
を説明すると、第1側輪10および第2側輪12におい
て応力集中を受けやすい部分は、柱14の長さ方向中心
線O1−O1から左右両側に向って、柱14の幅(円周
方向の厚さ)ωの1.5倍の範囲であり、柱14が応力
集中を受け易い部分は、第1側輪10との根元部11側
では、第1側輪10の円周方向中心線O2−O2から柱
14の内側に向って第1側輪10の厚さt1の1.5倍
の範囲であり、第2側輪12との根元部13側では、第
2側輪12の円周方向中心線O3−O3から柱14の内
側に向って、第2側輪12の厚さt2の1.5倍の範囲
であることが判明した。
この発明者らは、保持器の種類、ポケット数、柱数、隣
接する柱の間隔等による溶融樹脂の流動長さの差異に応
じて、ゲート部の配置箇所とその位置および個数を所定
の条件を満足するように設定することにより、ウエルド
部の形成位置を上記の範囲以外の位置に設けることがで
き、これにより合成樹脂成形保持器の根元部における亀
裂や折損の発生を防止することが可能になるとの知見を
得て、この発明を完成するに至ったのである。
接する柱の間隔等による溶融樹脂の流動長さの差異に応
じて、ゲート部の配置箇所とその位置および個数を所定
の条件を満足するように設定することにより、ウエルド
部の形成位置を上記の範囲以外の位置に設けることがで
き、これにより合成樹脂成形保持器の根元部における亀
裂や折損の発生を防止することが可能になるとの知見を
得て、この発明を完成するに至ったのである。
この発明は、合成樹脂をゲート部から注入して成形され
る転がり軸受用保持器におけるウエルド部を、第1側輪
及び第2側輪の円周方向中心線と柱の長さ方向中心線と
の交点から、前記第1側輪及び第2側輪の円周方向にあ
っては、柱の幅の1.5倍の範囲以外の位置に設け、前
記柱の長さ方向にあっては前記第1側輪又は第2側輪の
厚さの1.5倍の範囲以外の一に設けるものである。
る転がり軸受用保持器におけるウエルド部を、第1側輪
及び第2側輪の円周方向中心線と柱の長さ方向中心線と
の交点から、前記第1側輪及び第2側輪の円周方向にあ
っては、柱の幅の1.5倍の範囲以外の位置に設け、前
記柱の長さ方向にあっては前記第1側輪又は第2側輪の
厚さの1.5倍の範囲以外の一に設けるものである。
上記のように、保持器の柱の中心間隔または相互間隔と
柱の幅との関係、ゲート部の配置位置、隣り合うゲート
部相互間のポケット数または柱数、柱にゲート部を配置
する場合における各側輪と柱との交点からのゲート部の
配置距離と各側輪の厚さとの関係、第1側輪にゲート部
を配置する場合における第1側輪と隣接する柱との交点
からのゲート部の配置距離と各側輪の厚さとの関係を、
所定の条件を満足するように設定すると、保持器の成形
時にゲート部から注入された溶融樹脂のウエルド部の形
成位置が規制され、第1および第2側輪のウエルド部
は、各側輪と隣接する柱との交点からそれぞれ柱の幅の
1.5倍を超える位置に形成され、柱のウエルド部は、
各側輪と柱との交点からそれぞれ第1および第2側輪の
厚さの1.5倍を超える位置に形成される。
柱の幅との関係、ゲート部の配置位置、隣り合うゲート
部相互間のポケット数または柱数、柱にゲート部を配置
する場合における各側輪と柱との交点からのゲート部の
配置距離と各側輪の厚さとの関係、第1側輪にゲート部
を配置する場合における第1側輪と隣接する柱との交点
からのゲート部の配置距離と各側輪の厚さとの関係を、
所定の条件を満足するように設定すると、保持器の成形
時にゲート部から注入された溶融樹脂のウエルド部の形
成位置が規制され、第1および第2側輪のウエルド部
は、各側輪と隣接する柱との交点からそれぞれ柱の幅の
1.5倍を超える位置に形成され、柱のウエルド部は、
各側輪と柱との交点からそれぞれ第1および第2側輪の
厚さの1.5倍を超える位置に形成される。
第1図は、円筒ころ軸受用保持器についての実施例の要
部を示す展開図である。
部を示す展開図である。
第1側輪10と、互に等間隔で円周方向に隣接する各柱
14との交点、たとえばx1x2間の円弧長(柱の中心
間隔)は、第2側輪12と各柱14との交点、たとえば
y1y2間の円弧長に等しく成形されているが、各円弧
長 は、柱14の幅ωの3倍よりも大きくなるように柱14
の中心間隔が設定されている。
14との交点、たとえばx1x2間の円弧長(柱の中心
間隔)は、第2側輪12と各柱14との交点、たとえば
y1y2間の円弧長に等しく成形されているが、各円弧
長 は、柱14の幅ωの3倍よりも大きくなるように柱14
の中心間隔が設定されている。
この保持器では、ゲートGが柱14に配置されている。
図示のゲート部Gは、1個の柱に配置してあるが、複数
個の柱に配置してもよい。
図示のゲート部Gは、1個の柱に配置してあるが、複数
個の柱に配置してもよい。
ポケット16の個数は、偶数個、奇数個のいずれでもよ
いが、ゲート部Gを1個の柱だけに配置する場合は、ポ
ケット16の総数を奇数個にする必要があり、またゲー
ト部Gを複数個の柱に配置する場合は、隣り合うゲート
部相互間のポケット数が奇数となるようにする必要があ
る。ただし、ゲート部相互間のそれぞれのポケット数は
不同一でもよい。
いが、ゲート部Gを1個の柱だけに配置する場合は、ポ
ケット16の総数を奇数個にする必要があり、またゲー
ト部Gを複数個の柱に配置する場合は、隣り合うゲート
部相互間のポケット数が奇数となるようにする必要があ
る。ただし、ゲート部相互間のそれぞれのポケット数は
不同一でもよい。
ゲート部Gの配置位置については、第1側輪10と柱1
4との交点x1と、第2側輪12と柱14との交点y1
とを結ぶ中心線(柱の断面中心線)上へゲート部Gから
下した垂線の足から交点x1に至る距離δ1xが、第1側
輪10の厚さt1の1.5倍を超え、かつ交点y1に至
る距離δ1yが、第2側輪12の厚さt2の1.5倍を超
える位置となるようにしてある。
4との交点x1と、第2側輪12と柱14との交点y1
とを結ぶ中心線(柱の断面中心線)上へゲート部Gから
下した垂線の足から交点x1に至る距離δ1xが、第1側
輪10の厚さt1の1.5倍を超え、かつ交点y1に至
る距離δ1yが、第2側輪12の厚さt2の1.5倍を超
える位置となるようにしてある。
上記の第1側輪10と柱14との交点x1、第2側輪1
2と柱14との交点y1については、第2図に示す保持
器のように、柱14の断面中心線(保持器の中心軸線を
含む断面上における柱の長さ方向中心線)が、第1およ
び第2側輪10,12の断面中心線(保持器の中心軸線
に対して直交する断面上における第1および第2側輪の
円周方向中心線)に交わる場合には、その交点、すなわ
ち柱の断面中心線上における第1および第2側輪のこれ
と同一断面上の中心をいうものとする。
2と柱14との交点y1については、第2図に示す保持
器のように、柱14の断面中心線(保持器の中心軸線を
含む断面上における柱の長さ方向中心線)が、第1およ
び第2側輪10,12の断面中心線(保持器の中心軸線
に対して直交する断面上における第1および第2側輪の
円周方向中心線)に交わる場合には、その交点、すなわ
ち柱の断面中心線上における第1および第2側輪のこれ
と同一断面上の中心をいうものとする。
また、第3図に示す保持器のように、柱14の断面中心
線が、第1および第2側輪10,12の断面中心線に交
わらない場合には、柱の断面中心線と同一断面上におけ
る第1および第2側輪の中心から、柱の断面中心線上に
下した垂線の足をいうものとする。
線が、第1および第2側輪10,12の断面中心線に交
わらない場合には、柱の断面中心線と同一断面上におけ
る第1および第2側輪の中心から、柱の断面中心線上に
下した垂線の足をいうものとする。
上記の円筒ころ軸受用保持器の成形時において、ゲート
部Gから射出注入された溶融樹脂は、柱14の上下両方
向に分岐して第1および第2側輪10,12との連結部
から左右両側に分流し、第1および第2側輪10,12
に流出した樹脂が順次隣接する柱に流入する。
部Gから射出注入された溶融樹脂は、柱14の上下両方
向に分岐して第1および第2側輪10,12との連結部
から左右両側に分流し、第1および第2側輪10,12
に流出した樹脂が順次隣接する柱に流入する。
ゲート部Gが1個の柱だけに配置されている場合には、
第1側輪10と第2側輪12とに分流した溶融樹脂が、
ゲート部Gの対称位置にあるポケット部で隣接する柱と
柱とに連結された第1側輪10と第2側輪12との位置
で会合してウエルド部を形成する。
第1側輪10と第2側輪12とに分流した溶融樹脂が、
ゲート部Gの対称位置にあるポケット部で隣接する柱と
柱とに連結された第1側輪10と第2側輪12との位置
で会合してウエルド部を形成する。
ゲート部Gが、複数個の柱に配置されている場合も同様
に、隣り合うゲート部間の中央位置にあるポケット部で
隣接する柱と柱とに連結された第1側輪10と第2側輪
12との位置で会合してウエルド部を形成する。
に、隣り合うゲート部間の中央位置にあるポケット部で
隣接する柱と柱とに連結された第1側輪10と第2側輪
12との位置で会合してウエルド部を形成する。
第1側輪10と第2側輪12とから各柱14に流入した
溶融樹脂は、ゲート部Gが配置された柱以外の柱で、ゲ
ート部Gが配置された柱に隣接する柱から順次に会合し
てウエルド部を形成する。
溶融樹脂は、ゲート部Gが配置された柱以外の柱で、ゲ
ート部Gが配置された柱に隣接する柱から順次に会合し
てウエルド部を形成する。
第1側輪10のウエルド部Xと第2側輪12のウエルド
部Yとは、いずれかの隣接する柱、たとえば柱14iと
柱14i+1 との間で形成され、柱14のウエルド部Zも
同様に柱14iに形成されたものとする。
部Yとは、いずれかの隣接する柱、たとえば柱14iと
柱14i+1 との間で形成され、柱14のウエルド部Zも
同様に柱14iに形成されたものとする。
この実施例の保持器では、上記のように、隣接する柱1
4i,14i+1 の中心間隔 が柱の幅の3倍を超えており、ゲート部Gを1個の柱1
4に配置するときは、ポケット16の総数を奇数とし、
ゲート部Gを複数個の柱14に配置するときは、隣り合
うゲート部相互間に奇数個のポケット16を設け、第1
および第2側輪10,12と柱14との交点x1,y1か
らのゲート部Gの配置距離δ1x,δ1yが、それぞれ第1
側輪10の厚さt1と第2側輪12の厚さt2との1.
5倍を超えるように設定されている。このため、ゲート
部Gから注入された溶融樹脂が、第1および第2側輪1
0,12の柱14との交点から左右両側の円周方向に分
流して、第1および第2側輪10,12の断面中心線に
沿って流れ、隣接する柱との交点から向い合って柱に流
入した溶融樹脂が各柱14の流さ方向に断面中心線に沿
って流れ、これらの溶融樹脂の各部材における流速に変
化がないものとすれば、第1および第2側輪10,12
におけるウエルド部X,Yの第1および第2側輪10,
12と柱14iとの交点xi,yiからの距離(円弧長)E
ix,Eiyと、隣接する柱14i,14i+1 の中心間隔 および柱の幅ωとの間には、それぞれ下記の関係式が成
立する。
4i,14i+1 の中心間隔 が柱の幅の3倍を超えており、ゲート部Gを1個の柱1
4に配置するときは、ポケット16の総数を奇数とし、
ゲート部Gを複数個の柱14に配置するときは、隣り合
うゲート部相互間に奇数個のポケット16を設け、第1
および第2側輪10,12と柱14との交点x1,y1か
らのゲート部Gの配置距離δ1x,δ1yが、それぞれ第1
側輪10の厚さt1と第2側輪12の厚さt2との1.
5倍を超えるように設定されている。このため、ゲート
部Gから注入された溶融樹脂が、第1および第2側輪1
0,12の柱14との交点から左右両側の円周方向に分
流して、第1および第2側輪10,12の断面中心線に
沿って流れ、隣接する柱との交点から向い合って柱に流
入した溶融樹脂が各柱14の流さ方向に断面中心線に沿
って流れ、これらの溶融樹脂の各部材における流速に変
化がないものとすれば、第1および第2側輪10,12
におけるウエルド部X,Yの第1および第2側輪10,
12と柱14iとの交点xi,yiからの距離(円弧長)E
ix,Eiyと、隣接する柱14i,14i+1 の中心間隔 および柱の幅ωとの間には、それぞれ下記の関係式が成
立する。
また、柱14iにおけるウエルド部Zの第1および第2
側輪10,12との交点xi,yiからの距離(直線
長)Dix,Diyと、柱14iの第1および第2側輪
10,12との交点間の距離 および第1側輪10の厚さt1,第2側輪12の厚さt
2との間には、それぞれ下記の関係式が設立する。
側輪10,12との交点xi,yiからの距離(直線
長)Dix,Diyと、柱14iの第1および第2側輪
10,12との交点間の距離 および第1側輪10の厚さt1,第2側輪12の厚さt
2との間には、それぞれ下記の関係式が設立する。
上記の関係式から明らかなように、第1側輪10のウエ
ルド部Xと第2側輪12のウエルド部Yとは、第1およ
び第2側輪10,12と柱14i,14i+1との交点x
i,xi+1:yi,yi+1 を中心とする直径の3ωの円
で囲まれる範囲、すなわち各側輪が応力集中を受け易い
範囲からそれぞれ逸脱した部分に形成され、柱14iの
ウエルド部Zは、第1および第2側輪10,12と柱1
4iとの交点xi,yiのそれぞれ中心とする直径3t
i,3t2の円で囲まれる範囲、すなわち柱が応力集中
を受け易い反息からそれぞれ逸脱した部分に形成される
ことになる。
ルド部Xと第2側輪12のウエルド部Yとは、第1およ
び第2側輪10,12と柱14i,14i+1との交点x
i,xi+1:yi,yi+1 を中心とする直径の3ωの円
で囲まれる範囲、すなわち各側輪が応力集中を受け易い
範囲からそれぞれ逸脱した部分に形成され、柱14iの
ウエルド部Zは、第1および第2側輪10,12と柱1
4iとの交点xi,yiのそれぞれ中心とする直径3t
i,3t2の円で囲まれる範囲、すなわち柱が応力集中
を受け易い反息からそれぞれ逸脱した部分に形成される
ことになる。
第4図は、円すいころ軸受用保持器についての実施例の
要部を示す展開図である。
要部を示す展開図である。
第1側輪10と、互に等間隔で円周方向に隣接する各柱
14との交点、たとえばx1x2間の円弧長(柱の相互
間隔)は、第2側輪12と各柱14との交点、たとえば
y1y2間の円弧長よりも短く成形されているが、第1
側輪10と隣接する柱14との交点間の円弧長 が、柱14の幅ωの3倍よりも大きくなるように柱14
の相互間隔を設定している。
14との交点、たとえばx1x2間の円弧長(柱の相互
間隔)は、第2側輪12と各柱14との交点、たとえば
y1y2間の円弧長よりも短く成形されているが、第1
側輪10と隣接する柱14との交点間の円弧長 が、柱14の幅ωの3倍よりも大きくなるように柱14
の相互間隔を設定している。
この実施例では、柱14にゲート部Gが配置されてい
る。図示したゲート部Gは、1個の柱に配置されている
が、複数個の柱に配置することもできる。
る。図示したゲート部Gは、1個の柱に配置されている
が、複数個の柱に配置することもできる。
ポケット部16の個数は、偶数個、奇数個のいずれでも
よいが、ゲート部Gを1個の柱だけに配置する場合は、
ポケット16の総数を奇数個にする必要があり、ゲート
部Gを複数個の柱に配置する場合は、隣り合うゲート部
相互間に、奇数個のポケット16を設ける必要がある。
ただしこの場合の隣り合うゲート部相互間のポケット数
については、任意の奇数ではなく、後述するゲート部G
の配置位置と隣接する柱14の第1および第2側輪1
1,12との交点間の円弧長との関係から計算によって
求められる特定の奇数個のポケットを各ピッチに同一数
ずつ設ける。
よいが、ゲート部Gを1個の柱だけに配置する場合は、
ポケット16の総数を奇数個にする必要があり、ゲート
部Gを複数個の柱に配置する場合は、隣り合うゲート部
相互間に、奇数個のポケット16を設ける必要がある。
ただしこの場合の隣り合うゲート部相互間のポケット数
については、任意の奇数ではなく、後述するゲート部G
の配置位置と隣接する柱14の第1および第2側輪1
1,12との交点間の円弧長との関係から計算によって
求められる特定の奇数個のポケットを各ピッチに同一数
ずつ設ける。
ゲート部Gの配置位置については、第1側輪10と柱1
4との交点x1と、第2側輪12と柱14との交点y1
とを結ぶ中心線(柱の断面中心線)上へゲート部Gから
下した垂線の足と交点x1との間の距離δ1xが、第1側
輪10の厚さt1の1.5倍を超え、かつ交点Y1との
間の距離δ1yが、第2側輪12の厚さt2の1.5倍
を超える位置となるように設定する。
4との交点x1と、第2側輪12と柱14との交点y1
とを結ぶ中心線(柱の断面中心線)上へゲート部Gから
下した垂線の足と交点x1との間の距離δ1xが、第1側
輪10の厚さt1の1.5倍を超え、かつ交点Y1との
間の距離δ1yが、第2側輪12の厚さt2の1.5倍
を超える位置となるように設定する。
上記の第1および第2側輪10,12と柱14との交点
x1…,y1…の定義については、前記第2図および第
3図の保持器について説明したところと同一である。
x1…,y1…の定義については、前記第2図および第
3図の保持器について説明したところと同一である。
ゲート部Gを複数個の柱14に配置する場合は、第1側
輪10との交点からの距離が各柱とも同一長さδとなる
ように配置して、隣り合うゲート部Gの間のポケット1
6の数を、下記の計算式から求められる特定の奇数とな
るように設定するものとする。
輪10との交点からの距離が各柱とも同一長さδとなる
ように配置して、隣り合うゲート部Gの間のポケット1
6の数を、下記の計算式から求められる特定の奇数とな
るように設定するものとする。
ここに、 上式によって求めた数iが整数であるときは、その整数
を2倍して1を減じた数(奇数)のポケット数とし、i
が小数のついた数であるときは、その小数部分を切り捨
てた整数を2倍して1を減じた数(奇数)をポケット数
とする。
を2倍して1を減じた数(奇数)のポケット数とし、i
が小数のついた数であるときは、その小数部分を切り捨
てた整数を2倍して1を減じた数(奇数)をポケット数
とする。
なお、第1側輪10の柱の相互間隔 が第2側輪12の柱の相互間 よりも大きい保持器については、前記iを求める計算式
は、分母を として計算するものとする。
は、分母を として計算するものとする。
上記の円すいころ軸受用保持器の成形時において、ゲー
ト部Gから射出注入された溶融樹脂は、柱14の上下両
方向に分岐して第1および第2側輪10,12との連結
部から左右両側に分流し、第1および第2側輪10,1
2に流出した樹脂が順次隣接する柱に流入する。
ト部Gから射出注入された溶融樹脂は、柱14の上下両
方向に分岐して第1および第2側輪10,12との連結
部から左右両側に分流し、第1および第2側輪10,1
2に流出した樹脂が順次隣接する柱に流入する。
ゲート部Gが1個の柱だけに配置されている場合には、
第1側輪10と第2側輪12とに分流した溶融樹脂が、
ゲート部Gの対称位置にあるポケット部で隣接する柱と
柱とに連結された第1側輪10と第2側輪12との位置
で会合してウエルド部を形成する。
第1側輪10と第2側輪12とに分流した溶融樹脂が、
ゲート部Gの対称位置にあるポケット部で隣接する柱と
柱とに連結された第1側輪10と第2側輪12との位置
で会合してウエルド部を形成する。
ゲート部Gが複数個の柱に配置されている場合も同様
に、隣り合うゲート部間の中央位置にあるポケット部で
隣接する柱と柱とに連結された第1側輪10と第2側輪
12との位置で会合してウエルド部を形成する。
に、隣り合うゲート部間の中央位置にあるポケット部で
隣接する柱と柱とに連結された第1側輪10と第2側輪
12との位置で会合してウエルド部を形成する。
第1側輪10と第2側輪12とから各柱14に流入した
溶融樹脂は、ゲート部Gが配置された柱以外の柱で、ゲ
ート部Gが配置された柱に隣接する柱から順次会合して
ウエルド部を形成する。
溶融樹脂は、ゲート部Gが配置された柱以外の柱で、ゲ
ート部Gが配置された柱に隣接する柱から順次会合して
ウエルド部を形成する。
第1側輪10のウエルド部Xと第2側輪12のウエルド
部Yとは、いずれかの隣接する柱、たとえば柱14iと
柱14i+1 との間で形成され、柱14のウエルド部Zも
同様に柱14iに形成されたものとする。
部Yとは、いずれかの隣接する柱、たとえば柱14iと
柱14i+1 との間で形成され、柱14のウエルド部Zも
同様に柱14iに形成されたものとする。
この実施例の保持器では、上記のように、第1側輪10
において隣接する柱14i,14i+1 の相互間隔 が柱の幅ωの3倍を超えており、ゲートGを1個の柱に
配置するときは、ポケット16の総数を奇数とし、ゲー
ト部を複数個の柱14に配置するときは、隣り合うゲー
ト部相互間に、それぞれ特定の奇数個のポケット16を
同数ずつ設け、第1および第2側輪10,12と柱14
との交点x1,y1からのゲート部Gの配置距離δ1x,
δ1yが、それぞれ第1側輪10の厚さt1と第2側輪1
2の厚さt2との1.5倍を超えるように設定されてい
る。このため、ゲート部Gから注入された溶融樹脂が、
第1および第2側輪10,12の柱14との交点から左
右両側の円周方向に分流して、第1および第2側輪1
0,12の断面中心線に沿って流れ、隣接する柱との交
点から向いあって柱に流入した溶融樹脂が、各柱14の
長さ方向に断面中心線に沿って流れ、これらの溶融樹脂
の各部材における流速に変化がないものとすれば、第1
および第2側輪10,12におけるウエルド部X,Yの
第1および第2側輪10,12と柱14iとの交点
xi,yiからの距離(円弧長)Eix,Eiyと、隣
接する柱14i,14i+1 の第1および第2側輪10,
12における相互間隔 および柱の幅ωとの間には、それぞれ下記の関係式が成
立する。
において隣接する柱14i,14i+1 の相互間隔 が柱の幅ωの3倍を超えており、ゲートGを1個の柱に
配置するときは、ポケット16の総数を奇数とし、ゲー
ト部を複数個の柱14に配置するときは、隣り合うゲー
ト部相互間に、それぞれ特定の奇数個のポケット16を
同数ずつ設け、第1および第2側輪10,12と柱14
との交点x1,y1からのゲート部Gの配置距離δ1x,
δ1yが、それぞれ第1側輪10の厚さt1と第2側輪1
2の厚さt2との1.5倍を超えるように設定されてい
る。このため、ゲート部Gから注入された溶融樹脂が、
第1および第2側輪10,12の柱14との交点から左
右両側の円周方向に分流して、第1および第2側輪1
0,12の断面中心線に沿って流れ、隣接する柱との交
点から向いあって柱に流入した溶融樹脂が、各柱14の
長さ方向に断面中心線に沿って流れ、これらの溶融樹脂
の各部材における流速に変化がないものとすれば、第1
および第2側輪10,12におけるウエルド部X,Yの
第1および第2側輪10,12と柱14iとの交点
xi,yiからの距離(円弧長)Eix,Eiyと、隣
接する柱14i,14i+1 の第1および第2側輪10,
12における相互間隔 および柱の幅ωとの間には、それぞれ下記の関係式が成
立する。
また、柱14iにおけるウエルド部Zの第1および第2
側輪10,12との交点xi,yiからの距離(直線
長)Dix,Diyと、柱14iの第1および第2側輪
10,12との交点間の距離 および第1側輪10の厚さt1,第2側輪12の厚さt
2との間には、それぞれ下記の関係式が成立する。
側輪10,12との交点xi,yiからの距離(直線
長)Dix,Diyと、柱14iの第1および第2側輪
10,12との交点間の距離 および第1側輪10の厚さt1,第2側輪12の厚さt
2との間には、それぞれ下記の関係式が成立する。
上記の関係式から明らかなように、第1側輪10のウエ
ルド部Xと第2側輪12のウエルド部Yとは、第1およ
び第2側輪10,12と柱14i,14i+1 との交点x
i,xi+1 ;yi,yi+1 を中心とする直径3ωの円で
囲まれる範囲、すなわち各側輪が応力集中を受けやすい
範囲からそれぞれ逸脱した部分に形成され、柱14iの
ウエルド部Zは、第1および第2側輪10,12と柱1
4iとの交点xi,yiをそれぞれ中心とする直径3t
1,3t2の円で囲まれる範囲、すなわち柱が応力集中
を受け易い範囲からそれぞれ逸脱した部分に形成される
ことになる。
ルド部Xと第2側輪12のウエルド部Yとは、第1およ
び第2側輪10,12と柱14i,14i+1 との交点x
i,xi+1 ;yi,yi+1 を中心とする直径3ωの円で
囲まれる範囲、すなわち各側輪が応力集中を受けやすい
範囲からそれぞれ逸脱した部分に形成され、柱14iの
ウエルド部Zは、第1および第2側輪10,12と柱1
4iとの交点xi,yiをそれぞれ中心とする直径3t
1,3t2の円で囲まれる範囲、すなわち柱が応力集中
を受け易い範囲からそれぞれ逸脱した部分に形成される
ことになる。
第5図は、円すいころ軸受用保持器についての他の実施
例の要部を示す展開図である。
例の要部を示す展開図である。
この保持器も第4図と同様に、第1側輪10と、互に等
間隔で円周方向に隣接する各柱14との交点、たとえば
x1x2間の円弧長(柱の相互間隔)は、第2側輪12
と各柱14との交点、たとえばy1y2間の円弧長より
も短く成形され、第1側輪10と隣接する柱14との交
点間の円弧長 は、柱14の幅ωの3倍よりも大きくなっているが、さ
らに、第2側輪12と隣接する柱14との交点間の円弧
長 と、第1側輪10と隣接する柱4との交点間の円弧長 との差が、柱14の幅ωの1.5倍と等しいか、または
これより大きく設定されており、この点において第4図
の保持器の構成と異なっている。
間隔で円周方向に隣接する各柱14との交点、たとえば
x1x2間の円弧長(柱の相互間隔)は、第2側輪12
と各柱14との交点、たとえばy1y2間の円弧長より
も短く成形され、第1側輪10と隣接する柱14との交
点間の円弧長 は、柱14の幅ωの3倍よりも大きくなっているが、さ
らに、第2側輪12と隣接する柱14との交点間の円弧
長 と、第1側輪10と隣接する柱4との交点間の円弧長 との差が、柱14の幅ωの1.5倍と等しいか、または
これより大きく設定されており、この点において第4図
の保持器の構成と異なっている。
また、この実施例では、第1側輪10にゲート部Gが配
置されている。図示したゲート部Gは、第1側輪10の
1個所に配置されているが、複数個所に配置することも
できる。
置されている。図示したゲート部Gは、第1側輪10の
1個所に配置されているが、複数個所に配置することも
できる。
ポケット16の個数は、偶数個、奇数個のいずれでもよ
いが、ゲート部Gを1個所だけに配置する場合は、ポケ
ット16の総数を奇数個にする必要があり、ゲート部G
を複数個所に配置する場合は、隣り合うゲート部相互間
の柱14の数(ポケットと同数)を奇数にする必要があ
る。ただし、この場合の隣り合うゲート部相互間の柱1
4の数については、下記の計算式から求められる特定の
奇数個の柱を各ピッチに同一数ずつ設けるものとする。
いが、ゲート部Gを1個所だけに配置する場合は、ポケ
ット16の総数を奇数個にする必要があり、ゲート部G
を複数個所に配置する場合は、隣り合うゲート部相互間
の柱14の数(ポケットと同数)を奇数にする必要があ
る。ただし、この場合の隣り合うゲート部相互間の柱1
4の数については、下記の計算式から求められる特定の
奇数個の柱を各ピッチに同一数ずつ設けるものとする。
ここに、 上式によって求めた数iが整数であるときは、その整数
を2倍して1を減じた数(奇数)、iが小数のついた数
であるときは、その小数部分を切り捨てた整数を2倍し
て1を減じた数(奇数)をそれぞれ柱14の数とする。
を2倍して1を減じた数(奇数)、iが小数のついた数
であるときは、その小数部分を切り捨てた整数を2倍し
て1を減じた数(奇数)をそれぞれ柱14の数とする。
なお、第1側輪10の柱の相互間隔 が第2側輪12の柱の相互間隔 よりも大きい保持器については、下記の計算式を用いて
iを求めるものとする。
iを求めるものとする。
ゲート部Gの配置位置については、第1側輪10と隣接
する柱14との交点x1,x2を結ぶ円弧線上へゲート
部Gから下した垂線の足と交点x1との間の円弧長ε1x
が、柱14の幅ωの1.5倍を超え、かつ交点x2との
間の円弧長ε2xが、柱14の幅ωの1.5倍を超える位
置となるように設定する。
する柱14との交点x1,x2を結ぶ円弧線上へゲート
部Gから下した垂線の足と交点x1との間の円弧長ε1x
が、柱14の幅ωの1.5倍を超え、かつ交点x2との
間の円弧長ε2xが、柱14の幅ωの1.5倍を超える位
置となるように設定する。
上記の第1および第2側輪10,12と柱14との交点
x1……,y1……の定義については、前記第2図およ
び第3図の保持器について説明したところと同一であ
る。
x1……,y1……の定義については、前記第2図およ
び第3図の保持器について説明したところと同一であ
る。
上記の円すいころ軸受用保持器の成形時において、ゲー
ト部Gから射出注入された溶融樹脂は、ゲート部Gの左
右両側に分流して第1側輪10を流れ、1側輪10との
連結部から順次柱14に流入した樹脂が、第2側輪10
と柱14との連結部からさらに分岐して第2側輪12に
流出する。
ト部Gから射出注入された溶融樹脂は、ゲート部Gの左
右両側に分流して第1側輪10を流れ、1側輪10との
連結部から順次柱14に流入した樹脂が、第2側輪10
と柱14との連結部からさらに分岐して第2側輪12に
流出する。
ゲート部Gが1個所だけに配置されている場合には、第
1側輪10を反対方向に分流する溶融樹脂が、ゲート部
Gの対称位置にあるポケット部で隣接する柱と柱との間
で会合してウエルド部を形成するが、第2側輪12のウ
エルド部と、柱のウエルド部とは、複数個所で会合した
位置に形成される。
1側輪10を反対方向に分流する溶融樹脂が、ゲート部
Gの対称位置にあるポケット部で隣接する柱と柱との間
で会合してウエルド部を形成するが、第2側輪12のウ
エルド部と、柱のウエルド部とは、複数個所で会合した
位置に形成される。
ゲート部Gが複数個所に配置されている場合は、第1お
よび第2側輪のウエルド部と柱のウエルド部とは、いず
れも複数個所で会合した位置に形成される。
よび第2側輪のウエルド部と柱のウエルド部とは、いず
れも複数個所で会合した位置に形成される。
第1側輪10のウエルド部Xと第2側輪12のウエルド
部Yとは、いずれかの隣接する柱、たとえば柱14iと
柱14i+1との間で形成され、柱14のウエルド部Zも
同様に柱14iに形成されたものとする。
部Yとは、いずれかの隣接する柱、たとえば柱14iと
柱14i+1との間で形成され、柱14のウエルド部Zも
同様に柱14iに形成されたものとする。
この実施例の保持器では、上記のように、隣接する柱1
4i,14i+1 の第1側輪10における相互間隔 が、柱の幅ωの3倍を超えており、第2側輪12における
柱の相互間隔 と第1側輪10における柱の相互間隔 との差が、柱の幅ωの1.5倍と同等以上であって、第
1側輪10に配置されるゲート部Gが1個所のときは、
ポケット16の総数を奇数とし、ゲート部Gが複数個所
のときは、隣り合うゲート部G相互間に、それぞれ特定
の奇数個のポケット16を同数ずつ設け、第1側輪10
と隣接する柱との交点x1,y1からのゲート部G配置
距離ε1x,ε2xが、それぞれ柱の幅ωの1.5倍を超え
るように設定されている。このため、ゲート部Gから注
入された溶融樹脂が、第1側輪10の左右両側の円周方
向に断面中心線に沿って流れ、柱14との連結部との交
点から順次柱14に流入した溶融樹脂が各柱14の長さ
方向に断面中心線に沿って流れ、さらに各柱14との連
結部との交点から第2側輪12の左右両側の円周方向に
分流した溶融樹脂も同様に第2側輪12の断面注進線に
沿って流れ、これらの溶融樹脂の各部材における流速に
変化がないものとすれば、第1および第2側輪10,1
2におけるウエルド部X,Yの第1および第2側輪1
0,12と柱14iとの交点xi,yiからの距離(円弧
長)Eix,Eiyと、隣接する柱14i,14i+1 の
第1および第2側輪10,12における相互間隔 および柱の幅ωとの間には、それぞれ下記の関係式が成
立する。
4i,14i+1 の第1側輪10における相互間隔 が、柱の幅ωの3倍を超えており、第2側輪12における
柱の相互間隔 と第1側輪10における柱の相互間隔 との差が、柱の幅ωの1.5倍と同等以上であって、第
1側輪10に配置されるゲート部Gが1個所のときは、
ポケット16の総数を奇数とし、ゲート部Gが複数個所
のときは、隣り合うゲート部G相互間に、それぞれ特定
の奇数個のポケット16を同数ずつ設け、第1側輪10
と隣接する柱との交点x1,y1からのゲート部G配置
距離ε1x,ε2xが、それぞれ柱の幅ωの1.5倍を超え
るように設定されている。このため、ゲート部Gから注
入された溶融樹脂が、第1側輪10の左右両側の円周方
向に断面中心線に沿って流れ、柱14との連結部との交
点から順次柱14に流入した溶融樹脂が各柱14の長さ
方向に断面中心線に沿って流れ、さらに各柱14との連
結部との交点から第2側輪12の左右両側の円周方向に
分流した溶融樹脂も同様に第2側輪12の断面注進線に
沿って流れ、これらの溶融樹脂の各部材における流速に
変化がないものとすれば、第1および第2側輪10,1
2におけるウエルド部X,Yの第1および第2側輪1
0,12と柱14iとの交点xi,yiからの距離(円弧
長)Eix,Eiyと、隣接する柱14i,14i+1 の
第1および第2側輪10,12における相互間隔 および柱の幅ωとの間には、それぞれ下記の関係式が成
立する。
また、柱14iにおけるウエルド部Zの第1および第2
側輪10,12との交点xi,yiからの距離(直線
長)Dix,Diyと、柱14iの第1および第2側輪
10,12との交点間の距離 および第1側輪10の厚さt1,第2側輪12の厚さt
2との間には、それぞれ下記の関係式が成立する。
側輪10,12との交点xi,yiからの距離(直線
長)Dix,Diyと、柱14iの第1および第2側輪
10,12との交点間の距離 および第1側輪10の厚さt1,第2側輪12の厚さt
2との間には、それぞれ下記の関係式が成立する。
上記の関係式から明らかなように、第1側輪10のウエ
ルド部Xと第2側輪12のウエルド部Yとは、第1およ
び第2側輪10,12と柱14i,14i+1 との交点
xi,xi+1;yi,yi+1を中心とする直径3ωの円で
囲まれる範囲、すなわち各側輪が応力集中を受け易い範
囲からそれぞれ逸脱した部分に形成され、柱14iのウ
エルド部Zは、第1および第2側輪10,12と柱14
iとの交点xi,yiをそれぞれ中心とする直径3
t1,3t2の円で囲まれる範囲、すなわち柱が応力集
中を受けやすい範囲からそれぞれ逸脱した部分に形成さ
れることになる。
ルド部Xと第2側輪12のウエルド部Yとは、第1およ
び第2側輪10,12と柱14i,14i+1 との交点
xi,xi+1;yi,yi+1を中心とする直径3ωの円で
囲まれる範囲、すなわち各側輪が応力集中を受け易い範
囲からそれぞれ逸脱した部分に形成され、柱14iのウ
エルド部Zは、第1および第2側輪10,12と柱14
iとの交点xi,yiをそれぞれ中心とする直径3
t1,3t2の円で囲まれる範囲、すなわち柱が応力集
中を受けやすい範囲からそれぞれ逸脱した部分に形成さ
れることになる。
以上、説明したように、この発明は、保持器の成形時に
ゲート部から注入された溶融樹脂の会合位置に形成され
るウエルド部を、各側輪および柱が応力集中を受けやす
い範囲から逸脱させて形成させるようにしている。した
がって、この発明によれば、保持器の強度上の弱点であ
るウエルド部が折損するような事故がなくなり、高強度
で安定した性能をもつ保持器が得られるだけでなく、成
形時における不良品の選別工程を省略することができる
ため、生産性の向上にも役立つという効果がある。
ゲート部から注入された溶融樹脂の会合位置に形成され
るウエルド部を、各側輪および柱が応力集中を受けやす
い範囲から逸脱させて形成させるようにしている。した
がって、この発明によれば、保持器の強度上の弱点であ
るウエルド部が折損するような事故がなくなり、高強度
で安定した性能をもつ保持器が得られるだけでなく、成
形時における不良品の選別工程を省略することができる
ため、生産性の向上にも役立つという効果がある。
第1図は、円筒ころ軸受用保持器についての実施例の要
部を側面からみた展開図、第2図および第3図は、別型
式の保持器について、側輪と柱との交点を示す説明図で
あり、第2図(a)および第3図(a)は、それぞれ側面展開
図、第2図(b)および第3図(b)は、それぞれ第2図(a)
および第3図(a)のA−A線断面図、第4図は、円すい
ころ軸受用保持器についての実施例の要部を側面からみ
た展開図、第5図は、円すいころ軸受用保持器について
の他の実施例の要部を側面からみた展開図、第6図は保
持器の応力集中分布図である。 図中、10は第1側輪、12は第2側輪、14は柱、1
6はポケット、x1,……は、第1側輪と柱との交点、 は第1側輪と隣接する柱との交点間の円弧長、y1,…
…は第2側輪と柱との交点、 は第2側輪と隣接する柱との交点間の円弧長、 は第1および第2側輪と柱との交点間の直線長、t1は
第1側輪の厚さ、t2は第1側輪の厚さ、ωは柱の幅、
Gはゲート部、δ1x,δ1yは第1および第2側輪と柱と
の交点とゲート部との間の距離(直線長)、ε1x,ε2x
は第1側輪と隣接する柱との交点とゲート部との間の距
離(円弧長)、Xは第1側輪のウエルド部、Yは第2側
輪のウエルド部、Zは柱のウエルド部である。
部を側面からみた展開図、第2図および第3図は、別型
式の保持器について、側輪と柱との交点を示す説明図で
あり、第2図(a)および第3図(a)は、それぞれ側面展開
図、第2図(b)および第3図(b)は、それぞれ第2図(a)
および第3図(a)のA−A線断面図、第4図は、円すい
ころ軸受用保持器についての実施例の要部を側面からみ
た展開図、第5図は、円すいころ軸受用保持器について
の他の実施例の要部を側面からみた展開図、第6図は保
持器の応力集中分布図である。 図中、10は第1側輪、12は第2側輪、14は柱、1
6はポケット、x1,……は、第1側輪と柱との交点、 は第1側輪と隣接する柱との交点間の円弧長、y1,…
…は第2側輪と柱との交点、 は第2側輪と隣接する柱との交点間の円弧長、 は第1および第2側輪と柱との交点間の直線長、t1は
第1側輪の厚さ、t2は第1側輪の厚さ、ωは柱の幅、
Gはゲート部、δ1x,δ1yは第1および第2側輪と柱と
の交点とゲート部との間の距離(直線長)、ε1x,ε2x
は第1側輪と隣接する柱との交点とゲート部との間の距
離(円弧長)、Xは第1側輪のウエルド部、Yは第2側
輪のウエルド部、Zは柱のウエルド部である。
Claims (1)
- 【請求項1】互に所定の軸方向間隔をおいて平行に配設
される第1側輪および第2側輪と、第1および第2の各
側輪の円周方向に等間隔に配列されて各側輪に連結され
る柱と、隣接する柱と第1および第2の各側輪との間に
形成される空間であって転動体が収容されるポケットと
を備え、第1側輪、第2側輪および柱のいずれかに配置
されたゲート部から注入される合成樹脂によりウエルド
部が不可避的に形成される転がり軸受用保持器におい
て、前記ウエルド部が、第1側輪及び第2側輪の円周方
向中心線と柱の長さ方向中心線との交点から、前記第1
側輪及び第2側輪の円周方向にあっては柱の幅の1.5
倍の範囲以外の位置に設けられ、前記柱の長さ方向にあ
っては前記第1側輪又は第2側輪の厚さの1.5倍の範
囲以外の位置に設けられたことを特徴とする転がり軸受
用保持器。
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1985
- 1985-10-22 JP JP60235610A patent/JPH0648011B2/ja not_active Expired - Fee Related
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