JPH0647966B2 - バルブタイミング制御装置付エンジン - Google Patents

バルブタイミング制御装置付エンジン

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JPH0647966B2
JPH0647966B2 JP18917784A JP18917784A JPH0647966B2 JP H0647966 B2 JPH0647966 B2 JP H0647966B2 JP 18917784 A JP18917784 A JP 18917784A JP 18917784 A JP18917784 A JP 18917784A JP H0647966 B2 JPH0647966 B2 JP H0647966B2
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timing
intake
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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    • Y02T10/40Engine management systems

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、吸気弁のバルブタイミングを運転状態に応じ
て変更するバルブタイミング変更手段を備えるとともに
この変更手段の制御遅れを補正する手段をさらに備えた
エンジンに関する。
(従来の技術) エンジンの吸排気弁の開閉タイミングをエンジンの運転
状態に応じて変更することは、従来から公知である。運
転状態に応じて、バルブタイミングを変更することによ
って、例えば、特公昭52-35816号公報に開示の技術は、
吸気量の少い低回転時では、吸気弁と排気弁との開弁オ
ーバーラップ期間に混合気が排気系へ流出し易いため、
吸気弁の開弁タイミングを遅らせてオーバーラップ期間
を減少させるものの、吸気弁の閉弁タイミングもピスト
ン下死点より相当遅れるため、吸気の吹き返しが生じる
ので好ましくないが、高回転時等においては吸気弁の開
弁タイミングを早めると、閉弁タイミングも早められる
ことによって吸気の吹き返しが低減でき、吸気効率が向
上して、高充填率が得られ、エンジンの高出力化を図る
ことができるといった利点がある。そして、このような
バルバタイミングを変更する装置として、たとえば、上
記の特公昭52-35816号公報には、タイミングチェーンと
カムシャフトのスプロケットとの噛合関係を変化させ、
これによって運転状態の変化に応じてバルブタイミング
を変えるようにした構造のものが開示されている。ま
た、特公昭52-35819号公報には、エンジンの出力軸とカ
ム軸との間に遠心ガバナにより制御られる遊星歯車機構
を介在させ、エンジの回転数に応じてエンジン出力軸と
カム軸との間に位相変化を生じさせるようにした構造が
開示されている。また、実開昭52-124307 号公報には軸
方向に形状の変化するカムをカム軸に形成し、該カム軸
をエンジン運転条件に応じて軸方向に移動させ、開弁時
期を変えるようにした構造が開示されている。これら
の、バルブタイミング制御装置を備えたエンジンでは、
運転状態に応じてバルブタイミングを変更するととも
に、その他の燃焼性に影響を及ぼす因子、たとえば、空
燃比、点火時期等も併わせて運転状態に応じて変化させ
られるようになっている。
(解決すべき問題点) この場合、バルブタイミングは、機械的駆動機構を介し
て、変更させられるようになているのに対し、その他の
因子、たとえば、点火時期、燃料噴射量などは電気的手
段によって制御されるようになっている。従って、バル
ブタイミング制御は、他の燃焼性影響因子に対する制御
に比べて応答性が悪く、他の制御に追随できずに燃焼性
が悪化したり、極端な場合は失火やアフターバーニング
が発生するといった不都合が生じる。
(上記問題を解決するための手段) 本発明は上記問題を解決するために以下のように構成さ
れる。すなわち、本発明はエンジンの運転状態を検出す
る運転状態検出手段と、吸気弁のバルブタイミングを変
更するバルブタイミング変更手段と、該バルブタイミン
グ変更手段に対して制御応答性が速い他の燃焼性影響因
子を変更する制御手段とを備え、前記各手段によりエン
ジンの運転状態に応じて吸気弁のバルブタイミングが変
更制御され、併せて他の燃焼性影響因子が変更制御され
るバルブタイミング制御装置付エンジンにおいて、 前記運転状態検出手段の出力を受け、バルブタイミング
が変更制御される運転状態の時、バルブタイミング変更
手段の制御応答性に合わせて他の燃焼性影響因子の変更
制御が遅れるよう該因子に対し補正を加える補正手段を
設けたことを特徴とする。上記燃焼状態を与える因子に
は,例えば、燃料供給量、すなわち、空燃比、及び点火
時期等が含まれる。また、バルブタイミング制御の制御
遅れがでる運転状態であって、燃焼状態に影響を与える
因子に対して補正が与えられる運転状態には、例えば、
加速時及び減速時が含まれる。
(作 用) 例えば、エンジンの加速時においては、アクセルペダル
の踏み込みによるスロットル開度の増大に応じてバルブ
タイミング装置は、吸気弁の開弁タイミングを早めるよ
うに作用する。これによって高充填率を確保してエンジ
ンの高出力化を図るためである。また、スロットル開度
の増大して吸入吸気量が増加すると、燃焼速度が速くな
るので、点火時期は、遅れ側に制御される。この場合点
火時期の制御は、電気的に行なわれるので応答性が良く
制御遅れは、ほとんど生じないが、バルブタイミング制
御は制御遅れによって、開弁タイミングが要求ほど早ま
らない。このため相対的に点火時期が必要以上に遅れ側
に変更されることになる。この結果着比が遅れて燃焼性
が悪化し、極端な場合は失火やアフターバーニングなど
の現象が生じる。本発明では、バルブタイミング制御の
制御遅れを見込んで、点火時期の制御補正し、必要以上
に点火時期が遅れないゆに制御する。また、減速時にお
けるスロットル弁の開度の減少に対しては、バルブタイ
ミングは、遅れ側に変更される。そして、空燃比は、こ
の場合大きくなるように、すなわち、混合気が希薄化す
るように変更される。しかし、バルブタイミングの制御
遅れによって、吸気と排気のオーバーラップ期間の縮小
遅れに伴う気筒内の残留排ガス量が増える一方で混合気
が希薄に成り、失火等の問題が生じる。本発明では、空
燃比制御を補正して混合気が必要以上に希薄にならない
ように制御する。
(実施例の説明) 第1図および第2図を参照すると、図示されたエンジン
10は、シリンダブロック12を有し、該シリンダブロ
ック12にはシリンダボア12a12b、12cが列状
に形成されている。シリンダブロック12の上部にはシ
リンダヘッド11が取付けられ、該シリンダヘッド11
には各シリンダボア12a、12b、12cに対応する
位置に燃焼室を形成するための凹部が形成されている。
第2図にはシリンダボア12aに対応する凹部のみを符
号11aで示してある。各シリンダボア内には、ピスト
ン13が往復運転自在に配置される。
シリンダヘッド11には、シリンダボア12a12b、
12cの各々に開口するように1次側吸気ポート16お
よび2次側吸気ポート20が形成され、これらの吸気ポ
ート16、20には、1次側吸気バルブ22および2次
側吸気バルブ24がそれぞれ組合わされている。1次側
吸気ポート16には1次側吸気通路14が、1次側吸気
ポート20には2次側吸気通路18がそれぞれ接続され
ている。さらに、シリンダヘッド11には、シリンダボ
ア12a、12b、12cの各々に開口する一対の排気
ポート30、32が形成され、これら排気ポート30、
32には排気バルブ34、36が、それぞれ組合わされ
ている。排気ポート30、32の各々には、排気通路2
6、28がそれぞれ接続される。
本例において、隣接するシリンダボア12a12bの1
次側吸気通路14は互に隣接して配置される。なお、図
には示していないが、シリンダボア12cの横には別の
シリンダボアが形成されており、これらシリンダボア間
においても、1次側吸気通路14が互に隣接するように
配置される。1次側吸気通路14の各々には燃焼噴射弁
21が取付けられ、2次側吸気通路18の各々には開閉
弁23が配置されている。開閉弁23の各々は、アクチ
ュエータ25により作動させられる弁作動リンク27に
連結されており、アクチュエータ25はエンジン回転数
検出器70からの信号を受けるコントローラ31により
駆動される。コントローラ31は、エンジン回転数が所
定値以下のときに出力をアクチュエータ25に与えて開
閉弁23を閉じる。1次側吸気通路14及び2次側吸気
通路18は、サージタンク33に接続され、サージタン
ク33には絞り弁35を有する主吸気通路37が接続さ
れる。
吸気バルブ22、24はカム軸38に形成されたカム4
0、42により作動され、排気バルブ34、36は、カ
ム軸44に形成されたカム46、48により作動され
る。カム軸38、44はクランク軸(図示せず)と同期
したタイミングベルト50により回転駆動される。排気
バルブ34の弁軸は第2図に示すようにスプリング69
により閉方向に押されており、弁軸の上端はシリンダヘ
ッド11のタペット孔59aに摺動自在に支持されたタ
ペット59に係合しており、カム46はこのタペット5
9に係合して排気バルブ34を開方向に押す。図には示
されていないが、排気バルブ36を開閉するために同様
な機構が設けられ、2次側吸気バルブ24を開閉するた
めにも同様な機構が設けられる。
1次側吸気バルブ22は可変タイミング機構56を備え
ている。第1図に示すように、この可変タイミング機構
56は、隣接する2個の1次側吸気バルブ22に共通
で、カム軸38に回動自在に支持される回動部材58を
有し、シリンダボアの列方向に延びる一本の駆動軸60
が該回動部材58の各々の上部に取付けられる。該駆動
軸60を操作するために駆動軸60に対し直角方向に延
びる操作部材62が設けられ、この操作部材60は軸方
向に動いて駆動軸60を横方向に動かすことにより回動
部材58をカム軸38のまわりに回動させることができ
る。この操作部材62を第2図において左右に作動させ
るために、モータ64が設けられている。回動部材58
にはタペット66を摺動自在に収容する嵌装孔58aが
設けられている。タペット66はカム40と1次側吸気
バルブ22のバルブステム22aとの間に介在する。吸
気バルブ22はスプリング68により上方に押し上げら
れて閉じられており、カム40が回転すると、タペット
はカム面に接触しつつ押し下げられ、カム40からの作
用力がバルブステム22aに伝達され、これによって、
1次側吸気バルブ22が開閉する。
モータ64が作動すると、操作部材62が左右に動き、
これによって、駆動軸60が回動部材58をカム軸38
のまわりに回動させる。回動部材58が回動するとこれ
に収容されたタペット66も移動し、タペット66とカ
ム42との相対位置が変化して、接触タイミングがずれ
1次側吸気バルブ22の開閉時期が変化する。
第3図に示されるようにモータ64を駆動するために好
ましくはマイクロコンピュータで構成されるコントロー
ラ71が設けられる。コントローラ71には、クランク
角センサ70、エアフローメータ74、スロットルセン
サ75からの信号及び現在のバルブタイミングを検出す
るポジションセンサ76からの信号がそれぞれ入力され
るようなっている。コントローラ71は、駆動回路72
に対して命令信号を発し、駆動回路72はこれに応答し
て、バッテリ電源73からの電力供給をうけ、モータ6
4を駆動するための信号を出力する。モータ64は、可
逆モータであり、上記信号に応じて回転し、操作部材6
2を左右に動かして1次側吸気バルブ22のバルブタイ
ミングを変更する。
また、コントローラ71は、所定のタイミングでイグニ
ッションコイル77に対し、点火命令信号を発するとと
もに各気筒の燃焼噴射弁21に対し、燃料噴射命令信号
を出力する。コントローラ71にマイクロコンピュータ
を用いた場合の制御内容がフローチャートの形式で第4
図に示されている。最初の段階では、各種データの読み
込みが行なわれる。すなわち、クランク角センサ70か
らの信号T、エアフローメータ74からの空気量信号
A、スロットルセンサ75からのスロットル開度信号
V、ポジションセンサ76からモータ64の位置から現
在バルブタイミングを表わす信号Pがそれぞれ読み込ま
れる(ステップS1)。そして、クランク角センサ70
からの信号により、エンジン回転数Rが計算される。
(ステップS2)。次に、そのときの空気量及び、エン
ジン回転数とともに、燃料の基本噴射率F、基本点火
時期Igfバルブタイミング目標ポジションPが決定さ
れる(ステップS3)。次に、空気量の変化量ΔA、ス
ロットル開度の変化量ΔV、そして、バルブタイミング
の目標ポジションPと、現在のバルブタイミングポジ
ションPとの偏差ΔPが計算される(セテップS4)。
そして、車輌が加速状態にあるのか、減速状態にあるの
かが判定される。加速状態であるかどうかの判定は、空
気量変化ΔAが所定値C以上かどうか、又は、スロッ
トル開度変化量ΔVが所定値C以上かどうかによって
行なわれる(ステップS5)。加速状態にあると判定さ
れた場合には、空気量変化ΔA、スロットル開度変化Δ
V、バルブタイミング偏差ΔPをもとに、点火時期を補
正するための加速補正計数αが計算される。この場合、
補正計数αは、例えば、α=KΔA+KΔV+K
ΔP(K、K、Kは定数)のように表わされる
(ステップS6)。また、減速状態にあるかどうかの判
定は、空気量変化ΔAが所定値C以下かどうか、又
は、スロットル開度変化ΔVが所定値Cであるかどう
かによって、行なわれる(ステップS7)。減速状態で
あると判定された場合には、燃料噴射量を補正するため
の減速補正計数βが計算される。この場合、計数βは、
例えば、β=K′ΔA+K′ΔV+K′ΔP(K
′、K′、K′は定数)のように表わされる(ス
テップS8)。加速状態でも減速状態でもないと判定さ
れた場合は補正計数α、およびβはともに0が設定され
る。そして、基本燃料噴射量Fに補正が加えられて実
現の燃料噴射量F=F(1+β)が、基本点火時期I
gfに補正が加えられてI=Igf(1+α)がそれぞれ
計算され(ステップS9)、この計算値に従って、点火
あるいは燃料噴射が行なわれる(ステップS10)。な
お、燃料噴射量F、点火時期Iの計算ステップの前に
今回の読み込み値である空気量Aとスロットル開度Vを
次のΔA、ΔV計算用に保存するためA=A、V
Vと設定する。また、バルブタイミングについては、バ
ルブタイミングポジションの偏差ΔPに応じて、モータ
64が、この偏差ΔPを解消するように駆動される。
(ステップS11)。
そして、偏差ΔPが不感量として定められた一定値C
以下になると、モータ64は停止される(ステップS1
2)。この場合、燃料噴射量F、点火時期Iを定める
に当って、バルブタイミングポジションの偏差ΔPが関
与しており、この偏差ΔPが解消するまでは、補正が続
行されるようになっている(ステップS9)。
(実施例) スロットル開度が、全閉状態から全開状態になるように
アクセルペダルが踏み込まれる加速状態において、本発
明に従う装置の点火時期制御例について第5図を参照し
て説明する。時間TからTにかけて、、アクセルペ
ダルが開放状態から最大状態まで、踏み込まれると、ス
ロットル開度は全閉状態から全開状態まで変化する。同
時に吸気管圧力も増大する。この場合、バルブタイミン
グは進み側になるように時間Tで命令信号が発せられ
るが、目標バルブポジションに達するには、制御遅れが
生じて、時間Tまで必要となる。なお、スロットル弁
の開度の増大に応じて点火時期Iは、遅れ側に補正さ
れるが、この制御においては、制御遅れは生じないの
で、時間Tで所望の点火時期に到達することができ
る。しかし、時間Tで所望の変更後の点火時期で点火
すると、このとき、バルブタイミングの変更作業を完了
していないので、吸気のバルブタイミングは、やや遅れ
気味となり、燃焼性が悪化し、極端な場合はアフターバ
ーニング等の問題が発生する。従って、本例において
は、パルブタイミングの変更が未だ完了していない間
は、バルブタイミングの目標ポジションと現在のポジシ
ョンとの偏差ΔPの影響が補正計数αに現われる。この
結果、点火時期Iは、バルブタイミングの推移に合わ
せて時期Tまで漸次変化するように制御される。従っ
てバルブタイミング制御の制御遅れを考慮した線aで示
される本例の制御と、これを考慮しない線bで示される
場合とでは、点火時期Iにおいて斜線部Aのような差
が生じる。
また、第6図を参照にして、アクセルペダルが最大踏み
込み状態から、開放状態まで変化し、これによって、ス
ロットル開度が全開から全閉状態に変化するような減速
状態の燃料噴射量制御例につき、第6図を参照にして説
明する。上述のようなスロットル変化を生じさせる減速
状態においては同時に吸気管圧力も減少する。また、バ
ルブタイミングは、これに応じて、遅れ側にずれるよう
に時間T′で命令信号が発せられ、混合気は、希薄化
するように燃料噴射量の減少命令が発せられる。この場
合、バルブタイミング制御装置が命令信号に応じて、変
更制御を完了するまで制御遅れによって時間T′まで
かかるが、燃料噴射量については、制御遅れはほとんど
なく、線cのように時間T′で所望の値に到達させる
ことができる。しかし、このように、相対的に早く、燃
料噴射量が所定値に達すると、混合気が希薄な状態で筒
内の残留排ガス量が増えることになり、失火等の問題が
発生する。本例では、バルブタイミング制御における変
更操作が完了していない場合には、線dで示すように、
混合気が徐々に希薄になるように、燃料噴射量Fの補正
計数βを定め、時間Tで所定の濃度になるように制御
する。従って、バルブタイミングの制御遅れを考慮しな
い場合と、考慮する場合とは、混合気濃度の制御におい
て第6図の斜線部Bのような差異が生じる。
なお、本例では、1つの気筒に複数の吸気弁を備えたエ
ンジンについて説明されているが、本発明は、1つの気
筒に単一の吸気バルブを備えたエンジンについても同様
に適用することができる。
(発明の効果) 本発明によれば、バルブタイミング制御遅れを考慮し、
その遅れに応じた点火時期、燃料噴射量等の燃焼性に影
響を与える因子の値を定めるようにしている。これによ
り、上述のようなバルブタイミング制御の制御遅れに基
づく過渡的状態において燃焼生悪化等の不測の事態を生
じることを奉仕することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例によるエンジンの主としてシ
リンダヘッド部を示す水平断面図、第2図は第1図のII
−II線断面図、第3図はバルブタイミング制御機構を示
す概略図、第4図はバルブタイミング制御のためのコン
トローラの作動を示すフロー図、第5図及び第6図は、
本発明に従う制御例を示すグラフである。 10……エンジン、 11……シリンダヘッド、 12……シリンダブロック、 12a、12b、12c……シリンダボア、 14……1次側吸気通路、 16……1次側吸気ポート、 18……2次側吸気通路、 20……2次側吸気ポート、 22……1次側吸気バルブ、 24……2次側吸気バルブ、 38……カム軸、 40、42……カム、 56……可変タイミング機構、 58……回動部材、 60……駆動軸、 62……操作部材、 64……モーター、 70……クランク角センサ、 71……コントローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F02P 5/15 B (72)発明者 益田 俊治 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内 (72)発明者 樫山 謙二 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内 (56)参考文献 特開 昭60−27711(JP,A)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エンジンの運転状態を検出する運転状態検
    出手段と、吸気弁のバルブタイミングを変更するバルブ
    タイミング変更手段と、該バルブタイミング変更手段に
    対して制御応答性が速い他の燃焼性影響因子を変更する
    制御手段とを備え、前記各手段によりエンジンの運転状
    態に応じて吸気弁のバルブタイミングが変更制御され、
    併せて他の燃焼性影響因子が変更制御されるバルブタイ
    ミング制御装置付エンジンにおいて、 前記運転状態検出手段の出力を受け、バルブタイミング
    が変更制御される運転状態の時、バルブタイミング変更
    手段の制御応答性に合わせて他の燃焼性影響因子の変更
    制御が遅れるよう該因子に対し補正を加える補正手段を
    設けたことを特徴とするバルブタイミング制御装置付エ
    ンジン。
  2. 【請求項2】前記他の燃焼性影響因子が空燃比であるこ
    とを特徴とする前記第(1)項記載のバルブタイミング制
    御装置付エンジン。
  3. 【請求項3】前記他の燃焼性影響因子が点火時期である
    ことを特徴とする前記第(1)項記載のバルブタイミング
    制御装置付エンジン。
  4. 【請求項4】エンジンが加速状態にあるとき前記補正が
    加えられることを特徴とする前記第(1)項記載のバルブ
    タイミング制御装置付エンジン。
  5. 【請求項5】エンジンが減速状態にあるとき前記補正が
    加えられることを特徴とする前記第(1)項記載のバルブ
    タイミング制御装置付エンジン。
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