JPH0647908Y2 - 高所作業車 - Google Patents

高所作業車

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JPH0647908Y2
JPH0647908Y2 JP5118989U JP5118989U JPH0647908Y2 JP H0647908 Y2 JPH0647908 Y2 JP H0647908Y2 JP 5118989 U JP5118989 U JP 5118989U JP 5118989 U JP5118989 U JP 5118989U JP H0647908 Y2 JPH0647908 Y2 JP H0647908Y2
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arm
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aerial work
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康弘 大地
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Tadano Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、高所作業車に関し、とくに、バケットを支
持するブームやアームの駆動に関するものである。
(従来の技術) 従来から、高所作業車の中には、例えば第4図(a)
(b)に示すように、車体Aに揺動可能に立設したブー
ムBの先端に屈曲可能にアームCを連結し、このアーム
Cの先端にバケットDを支持するものがある。
このようにブームBの先端にアームCを屈曲可能に連結
した構成でバケットDを支持させると、障害物を回避し
て3次元空間内で比較的自由にバケットDを位置させる
ことができる利点がある。
(考案が解決すべき課題) しかし、第4図(a)に示す高所作業中に、バケットD
の位置を変更するためにブームBの傾斜角度を変更する
と、ブームBとアームCとのなす角度が一定に維持され
ているので、同図(b)に示すようにバケットDの上側
空間内にアームCが位置する場合が生じ、バケットDに
搭乗中の作業者の作業空間を制限することがある。
とくに、バケットDが常に鉛直姿勢に維持するようにし
たものの場合には、その影響が顕著に現われる。
この考案はこのような事情に基づいてなされたもので、
ブームの先端に屈曲可能にアームが連結された高所作業
車において、バケットの上方の作業空間内でアームが作
業の支障となりにくくすることによって、バケットでの
作業効率の向上を図ることを目的とするものである。
(課題を解決するための手段) この目的に対し、この考案は、車体に揺動可能にブーム
を立設し、このブームの先端に屈曲可能にアームを連結
し、このアームの先端にブームの揺動およびアームの屈
曲動にかかわらず常にその床面を水平状態とするよう揺
動可能にバケットを保持させるとともに、前記ブームを
駆動してその傾斜角度の調整を行なう第1の駆動手段
と、前記アームを前記ブームに対して駆動して屈曲角度
を調整する第2の駆動手段とを有する高所作業車におい
て、前記アームの対地角度を検出する検出手段と、アー
ムがバケット上方の作業空間を所定以上占有しない適宜
作業状態におけるこの検出手段からの検出値を記憶する
記憶手段とを設け、前記検出手段からの検出値をこの記
憶された検出値と比較し、不一致と判断される場合に
は、前記記憶された検出値を目標値として前記第2の駆
動手段を駆動するものである。
(作用) この考案によれば、作業位置の変更に伴ないブームが駆
動されると、これに伴なって第2の駆動手段が駆動さ
れ、バケットを直接支持するアームの対地角度を適正に
維持するので、アームがバケット上方の作業空間におい
て、作業者の作業性を損なうことが防止され、従来に比
し、バケットにおける作業性が向上する。
(実施例) 以下、第1図から第3図に示す実施例を説明するが、ま
ず、第2図により高所作業車の概要を説明する。
図において、1は高所作業車の車体を示し、車体1の後
部には、回転テーブル2が固定されている。
この回転テーブル2上には、一対のブラケット3が設置
され、これらのブラケット3の間には、ブーム4の下端
部が枢軸5で枢支され、ブーム4は車体1に対して揺動
可能に立設されている。
そして、このブーム4と前記回転テーブル2との間に
は、第1の駆動手段としての第1油圧シリンダ6が介装
され、この油圧シリンダ6が伸縮することによってブー
ム4は傾動するようになっている。
このように構成されたブーム4の先端には、枢軸7を介
してアーム8が屈曲可能に連結されており、前記ブーム
4,このブーム4に一端を回動可能に接続したリンク11,
アーム8およびアーム8に一端を回動可能に接続したリ
ンク12とで形成した平行四辺形リンクの頂点13とアーム
8との間に第2の駆動手段としての第2油圧シリンダ14
が介装されており、この第2油圧シリンダ14を伸縮する
ことによってブーム4に対するアーム8の屈曲角度が調
整できるようになっている。
そして、このアーム8の先端には、作業者が搭乗して高
所作業を行なうバケット15が設けられている。
このバケット15は,いわゆる重錘式のバケットであっ
て、アーム8の傾斜のいかんにかかわらず、重錘の作用
により常にバケット15の上面開口が上向の鉛直(図面に
おいてV−V線は鉛直線を示す)姿勢となるものであ
る。
なお、バケットの鉛直姿勢の維持は重錘式によらずと
も、例えばブーム4の起伏およびアーム8の傾斜にかか
わらずバケット15が常に鉛直姿勢を維持するようブーム
4およびアーム8の動きとバケット15と連動して行うよ
うにしてもよい。
このように構成された高所作業車のブーム4およびアー
ム8の起伏角度aおよび屈曲角度bは次のように制御さ
れている。
以下、第1図により、第1実施例におけるブーム4およ
びアーム8の制御について説明するが、この実施例では
枢軸5および枢軸7まわりにおける角度a,bを変数とし
てポテンショメータ21,22によりアーム8の対地傾斜角
度を検出し、制御するものであり、第1図は手動操作モ
ードの状態を示すものである。
なお、これらの角度a,bを検出するポテンショメータ21,
22は、ブーム4やアーム8の両側に同様にそれぞれ1つ
ずつ取付け、対応するポテンショメータ21相互あるいは
22相互の間の検出電圧の差が許容範囲を越える場合に
は、異常表示を行ない停止することとすれば、安全性が
向上する。
高所作業車のバケット15を所定の作業位置に位置決めを
行なう場合、図示の手動操作モードで、従来と同様に手
動操作コントローラ23等を用いて第1および第2の油圧
シリンダ6,14を作動して、ブーム4およびアーム8を調
節しバケット15での作業が良好に行なえるように適正位
置に位置決めし、この際アーム8がバケット15の作業空
間での作業性を損なわない状態(この明細書では、この
状態を適正作業状態という)とする。
この後、アーム自動制御スイッチ25をオンし、このアー
ム自動制御スイッチ25のリレー接点26がRb1からTa1へ、
またリレー接点27がRb2からRa2へ切換わることによって
自動制御モードとなる。
自動制御モードとなると、その状態で、ポテンショメー
タ21,22で検出された角度信号はそれぞれ記憶手段31,32
に記憶される。
ここで、ポテンショメータ21からの角度信号は、水平
(第2図のH−H線)に対してブーム4がなす角度aで
あり、ポテンショメータ22からの角度信号は、ブーム4
とアーム8のなす角度bである。
なお、これらの角度信号の記憶手段への記憶は、別途設
けたリセットボタンの操作により行なうこととしてもよ
い。
そして、各記憶手段31、32に記憶された角度信号(以
下、記憶値といい、a0,b0で表わす)と、その後に各ポ
テンショメータ21,22で検出された角度信号(以下、検
出値といい、a,bで表わす)とが、それぞれ減算器33,34
においてa−a0あるいはb0−bが演算され、これらの減
算器33,34の演算結果は、減算器35で(a−a0)−(b0
−b)が演算され、この演算結果は判別器36に供給され
る。
この減算器35の演算結果の(a−a0)−(b0−b)は、
適正作業状態におけるアーム8の対地角度からの角度変
化量を表わすものである。
判別器36は、減算器35からの演算結果に対応して、アー
ム8を駆動する第2油圧シリンダ14への油圧回路に設置
した電磁弁からなる比例制御弁37に切換え方向と切換え
量とを判別し、出力するものである。
すなわち、減算器35からの出力が (a−a0)−(b0−b)=0 である場合には、アーム8は適正作業状態のままである
から比例制御弁37は図示の状態を維持する。
また、(a−a0)−(b0−b)<0 である場合には、ブーネ4の倒伏を意味するから比例制
御弁37を左に切換えて、角度信号bを検出しつつブーム
4とアーム8との屈曲角度の増大を図り、0となった時
点で弁37は図示の状態に復帰する。
逆に、(a−a0)−(b0−b)>0 である場合には、ブーム4の起立を意味するから比例制
御弁37を右に切換えて、角度信号bを検出しつつブーム
4とアーム8との屈曲角度の減少を図り、0となった時
点で弁37は図示の状態に復帰する。
なお、第1図において、38は油圧源を示し、39はドレン
装置である。
以上説明したように、この実施例によれば、各ポテンシ
ョメータ21,22からの角度信号を演算して、適正作業状
態におけるアーム8の対地角度からの角度変化量(a−
a0)−(b0−b)を求め、これを0とするように、第2
油圧シリンダ14を駆動するものである。
そのため、適正作業状態からブーム4が移動した場合
に、アーム8が適正作業状態における対地角度に自動的
に調整されるから、アーム8はバケット15での作業性を
損なわない。
次に第3図に示す第2実施例について説明するが、この
第2実施例は先に説明した第1実施例とはアームの傾斜
の検出方法が異なるものであり、以下にはこの相違点に
関連する事項のみを説明し、その他高所作業車の構成等
の先に説明した第1実施例と同様である点については説
明を省略する。
なお、図示の状態は手動操作モードの状態を示したもの
で、アーム自動制御スイッチ25のオンにより第1実施例
と同様に自動制御モードとなるものである。
すなわち、この第2実施例においては、枢軸7の近傍位
置となるアーム8の端部に重錘により鉛直姿勢を維持す
るようにポテンショメータ41を設置し、このポテンショ
メータ41でアーム8の地面に対する対地傾斜角度信号を
直接得るように構成されている。
そして、第1実施例と同様にバケット15を適正作業状態
とした後に、アーム自動制御スイッチ25をオンして、自
動制御モードになると、前記ポテンショメータ41からの
角度信号が記憶手段42に記憶される。
そして、この記憶値c0とその後前記ポテンショメータ41
で検出された検出値cとによってc−c0が減算器43で演
算され、この演算結果はアーム8の適正作業状態でのア
ーム8の対地傾斜角とのずれを直接表わすものである。
そして、この演算結果は、判別器44に供給され、c−c0
=0(適正作業状態),c−c0>0(アームの起立状
態),c−c0<0(アームの倒伏状態)の別により、前記
第1実施例と同様にアーム8を駆動する第2油圧シリン
ダ14への油圧回路に設置した比例制御弁37に切換え方向
と切換え量とを出力して、アーム8の傾斜を記憶手段42
に記憶した適正手段状態の記憶値に一致させるように駆
動され、0となれば比例制御弁37が図示の状態に復帰し
て駆動を停止する。
したがって、この第2実施例によれば、第1実施例と同
様にブーム4を駆動してもアーム8の傾斜が自動的に常
に適正作業状態に調整され、バケット15での作業性の向
上を図ることができ、単一の角度を検出することにより
実施できるので、制御が簡素となる利点がある。
なお、以上説明した第2実施例においては、ポテンショ
メータ41を、枢軸7の近傍位置となるアーム8の端部に
重錘により鉛直姿勢を維持するように設置し、このポテ
ンショメータ41でアーム8の地面に対する対地傾斜角度
信号を直接得るように構成したが、この実施例のように
バケット15が常に鉛直姿勢となるように構成されている
場合には、アーム8バケット15との間にポテンショメー
タを設置することによって、重錘等を用いた格別の構造
を設置せずとも前記ポテンショメータ41と同様のアーム
8の対地傾斜角度を検出することができる。
そして、この場合には、バケット15の姿勢が常に鉛直で
あることから、アーム8を駆動する第2油圧シリンダ14
は、バケット15に対するアーム8の角度を適正作業状態
である一定値を目標として制御すればよい。
(考案の効果) この考案は、以上説明したように構成したから、作業位
置の変更に伴ないブームが駆動されると、これに伴なっ
て第2の駆動手段が駆動され、バケットを直接支持する
アームの対地角度を適正に維持するので、アームがバケ
ット上方の作業空間において、作業者の作業性を損なう
ことが防止され、従来に比し、バケットにおける作業性
が向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図から第3図は、この考案の実施例に関し、第1図
は第1実施例の全体システム説明図、第2図は高所作業
車の概略構成を示す側面図、第3図は第2実施例の全体
システム説明図、第4図(a)(b)は従来例のアーム
の状態説明図である。 1;車体、4;ブーム、 6;第1の駆動手段(第1油圧シリンダ)、 8;アーム、 14;第2の駆動手段(第2油圧シリンダ)、 15;バケット、 21,22,41;検出手段(ポテンショメータ)、 31,32,42;記憶手段。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】車体に揺動可能にブームを立設し、このブ
    ームの先端に屈曲可能にアームを連結し、このアームの
    先端にブームの揺動およびアームの屈曲動にかかわらず
    常にその床面を水平状態とするよう揺動可能にバケット
    を保持させるとともに、前記ブームを駆動してその傾斜
    角度の調整を行なう第1の駆動手段と、前記アームを前
    記ブームに対して駆動して屈曲角度を調整する第2の駆
    動手段とを有する高所作業車において、 前記アームの対地角度を検出する検出手段と、アームが
    バケット上方の作業空間を所定以上占有しない適宜作業
    状態におけるこの検出手段からの検出値を記憶する記憶
    手段とを設け、前記検出手段からの検出値をこの記憶さ
    れた検出値と比較し、不一致と判断される場合には、前
    記記憶された検出値を目標値として前記第2の駆動手段
    を駆動することを特徴とする高所作業車。
JP5118989U 1989-04-28 1989-04-28 高所作業車 Expired - Lifetime JPH0647908Y2 (ja)

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