JPH10311059A - 2ピースブーム型作業機の操作駆動装置 - Google Patents

2ピースブーム型作業機の操作駆動装置

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JPH10311059A
JPH10311059A JP12086997A JP12086997A JPH10311059A JP H10311059 A JPH10311059 A JP H10311059A JP 12086997 A JP12086997 A JP 12086997A JP 12086997 A JP12086997 A JP 12086997A JP H10311059 A JPH10311059 A JP H10311059A
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JP
Japan
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boom
arm
angular velocity
working machine
type working
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Application number
JP12086997A
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English (en)
Inventor
Mitsuo Sonoda
光夫 園田
Eiji Egawa
栄治 江川
Junji Tsumura
淳二 津村
Yusuke Kajita
勇輔 梶田
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】2ピースブーム型作業機の操作駆動装置におい
て、簡単な操作でアーム先端を高く上げることができ、
かつアーム先端の上方への張り出しを抑えて安全性を向
上する。 【解決手段】速度比演算部101でポテンショメータ3
1,32からの信号に基づき第2ブーム4を上昇させか
つアームを下降させる第2ブーム4とアーム5の角速度
の比αを算出し、第2ブーム角速度演算部103でポテ
ンショメータ14の信号から第2ブーム4の目標角速度
dθ02を演算し、アーム角速度演算部104で第2ブー
ム4の目標角速度dθ02と角速度の比αとからアーム5
の目標角速度dθ03を演算し、エンド判定部102及び
動作判定部105で第1ブーム上げの単独操作で第1ブ
ームの上げエンドが検出されると、それらの目標角速度
が得られるよう指令信号を生成し、出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、2ピースブームを
含む多関節型のフロント作業装置を備えた2ピースブー
ム型作業機に係わり、特にフロント作業装置を上方に移
動する場合の操作を容易にする2ピースブーム型作業機
の操作駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に油圧ショベルはフロント作業装置
として、ブーム、アーム、バケット、旋回という4つの
作業部材を有している。これらの作業部材はそれぞれの
アクチュエータにより駆動され、これらのアクチュエー
タは操作レバーを動かすことによって操作される。
【0003】ところで、1本のレバーは前後方向および
左右方向に動かすことができ、同時に2つのアクチュエ
ータを操作できるようになっている。このため、油圧シ
ョベルにおいてはフロント作業装置の3つのアクチュエ
ータと旋回モータの4つのアクチュエータを操作するた
めに2本の操作レバーを備えている。これらを手で操作
することにより、4つのアクチュエータを同時に操作す
ることができる。
【0004】また、走行を行うために右側および左側の
走行装置を駆動する2つのアクチュエータも有してい
る。これらを操作するためにも2本の操作レバーを備え
ており、これらを両手で操作するようになっている。し
かし、前述のようにフロントアクチュエータを操作して
いる場合は両手がふさがっているため、走行装置用のレ
バー操作を行うことができない。このために、走行装置
用の操作レバーについてはペダルが併設されており、両
足でも2つの走行装置を操作できるようになっている。
このようにして、油圧ショベルにおいては、両手・両足
を使うことにより同時に6つのアクチュエータを操作し
て作業を行うことができる。
【0005】ところで、近年油圧ショベルの用途がさら
に拡大し、作業範囲の拡大等により一層の作業性向上を
求める声が強くなってきている。そのための新たなフロ
ント構造を備えた作業機械として2ピースブーム型の油
圧ショベルがある。これは、例えば実開昭62−172
752公報に示すように、ブームを第1ブームと第2ブ
ームに分割し、第2ブームを第1ブームに対して上下方
向に回動可能に取り付け、この第2ブームを動かし、第
1ブームに対する第2ブームの取り付け角度を変更する
ことにより作業範囲を拡大できるようにしたものであ
る。
【0006】この2ピースブーム型の油圧ショベルで
は、第2ブームのアクチュエータを操作するための新た
な操作装置が必要となる。しかし、第2ブーム用に新た
に操作装置を設けた場合、オペレータは合計7つのアク
チュエータを5個の操作装置で操作することになる。前
述のようにオペレータの両手・両足は従来の6つのアク
チュエータを操作するためにふさがっている。このた
め、この第2ブームのアクチュエータを操作するために
はどれか他のアクチュエータの操作を止め、それにより
空いた手もしくは足で第2ブーム用の操作装置を操作し
なければならない。
【0007】ここで、第2ブーム用の操作装置として操
作レバーを採用した場合、この第2ブームを操作するた
めに他の1本の操作レバーの操作を止めることになり、
このため2つのアクチュエータが操作ができなくなる。
その結果、フロント作業装置の複合動作が不可能とな
り、その作業能率が大幅に減少する。このため、実機の
2ピースブーム型油圧ショベルでは、第2ブーム用の操
作装置としてペダルが採用されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の2ピースブーム型の油圧ショベルにおいては、次の
ような問題がある。
【0009】一般的に、2ピースブーム型の油圧ショベ
ルは、第1ブームと第2ブームとの取り付け角度が小さ
くなるように第2ブームを操作し、合わせて第1ブーム
を上げることによりバケットが作業機本体の近辺に位置
づけられ、手元、すなわち作業機本体の近辺での掘削作
業を容易に行うことができる。
【0010】ところで、アーム先端に取り付けられたバ
ケットを上方に移動させる場合には、第1ブームの操作
装置を上げ方向に操作し、第1ブームを上げればよい。
しかし、フロント作業装置が上記のように第1ブームと
第2ブームとの取り付け角度が小さくなる姿勢にあると
きには、第2ブームが第1ブームに対して大きく下方に
折れ曲がっているため、第1ブームが上げエンドに達し
ても、十分なバケットの高さを確保することができな
い。このため、オペレータは第2ブームの操作装置を上
げ方向に操作して第2ブームも上げる必要がある。
【0011】ところが、このとき第1ブームが上げエン
ド近傍にある状態で第2ブームのみを上げると、バケッ
トは真上方向に近い軌跡を描いて上方に張り出すように
移動するので、狭い場所でこのような操作をすると、上
方に障害物がある場合はバケットがその障害物に当たる
可能性がある。このバケットの上方への張り出しを抑え
るためにはアームの操作装置も操作してアームを下降さ
せる必要がある。つまり、アーム先端に取り付けられた
バケットを上昇させるために、オペレータは第1ブー
ム、第2ブーム及びアームの3つを同時に操作しなけれ
ばならない。しかし、前述のように、第2ブームの操作
装置として一般にはペダルが採用されており、オペレー
タは、両手によるレバー操作をしながら足によるペダル
操作をして、バケットの移動方向を修正しながらバケッ
トを高く上げるのは、大変不便であり、オペレータに相
当の熟練を必要とする。また、その時のオペレータへの
負荷も大きなものとなる。
【0012】本発明の目的は、簡単な操作でアーム先端
を高く上げることができ、かつアーム先端の上方への張
り出しを抑えて安全性を向上できる2ピースブーム型作
業機の操作駆動装置を提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】
(1)上記目的を達成するために、本発明は、作業機本
体に上下方向に回動可能に取り付けられた第1ブーム、
この第1ブームに上下方向に回動可能に取り付けられた
第2ブーム、この第2ブームに上下方向に回動可能に取
り付けられたアームを有するフロント作業装置と、これ
ら第1ブーム、第2ブーム、アームの動作を指令する複
数の操作手段とを備えた2ピースブーム型作業機の操作
駆動装置において、前記第1ブームの上げエンドを検出
する第1位置検出手段と、前記第2ブーム、アームのそ
れぞれの角度位置を検出する第2位置検出手段と、前記
第1位置検出手段により前記第1ブームの上げエンドが
検出されると、前記第2位置検出手段の検出値に基づ
き、前記第1ブームの操作手段の指令信号に応じて前記
第2ブームを上昇させかつアームを下降させるよう第2
ブーム、アームの指令信号を生成し、出力する演算制御
手段とを備えるものとする。
【0014】以上のように構成した本発明においては、
第1ブームが上げエンドに達すると、制御演算手段から
第2ブーム、アームへの指令信号により、第1ブームの
操作手段の指令信号に応じて第2ブームを上昇させかつ
アームを下降させるので、第1ブームの操作手段による
操作だけで、第1ブームが上げエンドに達した後は、第
2ブームが自動的に上昇し、同時にアーム5が自動的に
下降する。このため、簡単な操作でアームの先端を高く
上げることができると共に、このときのアーム先端の上
方への張り出しを抑えることができ、安全性を向上でき
る。
【0015】(2)上記(1)において、好ましくは、
前記複数の操作手段のうち前記第1ブームの操作手段の
みが上げ方向に操作されたことを検出する動作判定手段
を更に備え、前記演算制御手段は、前記動作判定手段に
より前記第1ブームの操作手段のみが上げ方向に操作さ
れたことが検出され、かつ前記第1位置検出手段により
前記第1ブームの上げエンドが検出されると、前記第2
ブーム、アームの指令信号を生成し、出力する。
【0016】これにより、第1ブームが上げエンドに達
していないときや、第1ブームの操作手段が上げ方向に
操作されていないときは、通常の2ピースブーム型作業
機と同様に、オペレータは任意に第1ブーム、第2ブー
ム、アームを動かすことができるので、アームの先端を
高く上げる必要がないときは、通常の2ピースブーム型
作業機と同様にオペレータの意志で自由にフロント作業
装置を動かすことができ、幅広い作業に対応することが
できる。
【0017】(3)また、上記(1)において、好まし
くは、前記演算制御手段は、前記第2位置検出手段から
の信号に基づき、前記第2ブームを上昇させかつアーム
を下降させる第2ブームとアームの角速度の比を算出す
る速度比演算手段と、前記第1ブームの操作信号の指令
信号と前記速度比演算手段からの角速度の比とから第2
ブーム、アームの目標角速度を算出する角速度演算手段
と、この目標角速度が得られるよう前記第2ブーム、ア
ームの指令信号を生成し、出力する演算出力手段とを有
するものとする。
【0018】(4)上記(3)において、好ましくは、
前記角速度演算手段は、前記第1ブームの操作手段の指
令信号から前記第2ブームの目標角速度を演算する第1
演算手段と、第2ブームの角速度と前記速度比演算手段
からの角速度の比とから前記アームの目標角速度を演算
する第2演算手段とを有するものとする。
【0019】(5)上記(4)において、好ましくは、
前記第2演算手段は、前記第2ブームの角速度として前
記第1演算手段で演算した目標角速度を用いる。
【0020】(6)また、上記(4)において、好まし
くは、前記第2演算手段は、前記第2ブームの角速度と
して前記第2位置検出手段で検出した第2ブームの角度
位置を微分した値を用いる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
用いて説明する。まず、本発明の第1の実施形態を図1
〜図5により説明する。
【0022】図1において、本発明が係わる2ピースブ
ーム型作業機は、作業機本体2と、作業機本体2に上下
方向に回動可能に取り付けられた第1ブーム3、第1ブ
ーム3に上下方向に回動可能に取り付けられた第2ブー
ム4、第2ブーム4に上下方向に回動可能に取り付けら
れたアーム5、アーム5に取り付けられたフロントアタ
ッチメントであるバケット6を有するフロント作業装置
1とを備えており、第1ブーム3、第2ブーム4、アー
ム5、バケット6はそれぞれ、第1ブームシリンダ7、
第2ブームシリンダ8、アームシリンダ9、バケットシ
リンダ10により駆動される。
【0023】本実施形態による操作駆動装置はこのよう
な2ピースブーム型作業機に搭載されるものであり、第
1ブームシリンダ7、第2ブームシリンダ8、アームシ
リンダ9に係わる油圧駆動系とその制御系とで構成され
ている。
【0024】すなわち、本実施形態の操作駆動装置は、
油圧駆動装置として、油圧ポンプ17と、油圧ポンプ1
7から第1ブームシリンダ7に供給される圧油の流量と
流れ方向を切り換え制御する方向切換弁21と、油圧ポ
ンプ17から第2ブームシリンダ8に供給される圧油の
流量と流れ方向を切り換え制御する方向切換弁22と、
油圧ポンプ17からアームシリンダ9に供給される圧油
の流量と流れ方向を切り換え制御する方向切換弁23と
を備えている。方向切換弁21〜23は、電磁操作式の
弁であり、指令信号(電流)によってそれらの位置及び
開口面積が調整される。
【0025】また、操作駆動装置は、制御系として、第
1ブーム3の動作速度を指令する操作レバー11と、第
2ブーム4の動作速度を指令する操作ペダル12と、ア
ーム4の動作速度を指令する操作レバー13と、操作レ
バー11の操作量を検出するポテンショメータ14と、
操作ペダル12の操作量を検出するポテンショメータ1
5と、操作レバー13の操作量を検出するポテンショメ
ータ16と、第1ブーム3のリンクピン位置に取り付け
られ、第1ブーム3の角度位置を検出するポテンショメ
ータ31と、第2ブーム4のリンクピン位置に取り付け
られ、第2ブーム4の角度位置を検出するポテンショメ
ータ32と、アーム5のリンクピン位置に取り付けら
れ、アームの角度位置を検出するポテンショメータ33
と、ポテンショメータ14〜16,31〜33からの信
号に基づき第1ブーム3第2ブーム4、アーム5の指令
信号を生成し、出力する制御装置30とを備えている。
【0026】なお、図示していないが、2ピースブーム
型作業機は、油圧ポンプ17からバケットシリンダ10
に供給される圧油の流量と流れ方向を切り換え制御する
方向切換弁及びバケット6の動作速度を指令する操作装
置も備えている。
【0027】次に、制御装置30の機能を図2及び図3
を用いて説明する。
【0028】図2において、制御装置30は、速度比演
算部101、エンド判定部102、第2ブーム角速度演
算部103、アーム角速度演算部104、動作判定部1
05、第2ブーム制御速度演算部106、アーム制御速
度演算部107、第1ブーム速度演算部108、第2ブ
ーム速度演算部109、アーム速度演算部110、信号
切換部111、出力部112a〜114bの各機能を有
している。
【0029】速度比演算部101は、ポテンショメータ
31,32からの信号に基づき、第2ブーム4を上昇さ
せかつアームを下降させる第2ブーム4とアーム5の角
速度の比を算出するものであり、以下その詳細を説明す
る。
【0030】ポテンショメータ32,33でそれぞれ検
出された第2ブーム4、アーム5の角度位置をそれぞれ
図3に示すようにθ2,θ3とし、第1ブーム1が上げエ
ンドに達した状態で、アーム5の先端が上方へ張り出さ
ないよう第2ブーム4を上昇させかつアーム5を下降さ
せる第2ブーム4とアーム5の目標角速度をそれぞれd
θ02,dθ03とすると、速度比演算部101では、第2
ブーム4を上昇させかつアームを下降させる第2ブーム
4、アーム5の角速度の比として、 dθ03=α・dθ02 (1) で表される比α(第2ブーム4の目標角速度dθ02に対
するアーム5の目標角速度dθ03の比α)を次式で算出
する。
【0031】 α=R1(R2sin(θ2)ーR3sin(θ2+θ3))/R3(R1sin(θ2+θ3)ーR2sin(θ3)) (2) ここで、R1,R2,R3は、第1ブーム3、第2ブーム4、ア
ーム5のリンクピン間の長さである(図3参照)。
【0032】上記(2)式による比αの算出根拠を以下
に説明する。図3に示すように、第1ブーム3の基端の
取付位置(リンクピン位置)を原点とし、水平前後方向
にX軸を持ち、垂直方向にY軸を持つ直交座標系を設定
し、この座標系での第1ブーム3の先端位置の座標値を
(X1,Y1)、第2ブーム4の先端位置の座標値を(X2,Y
2)、アーム5の先端位置の座標値を(X3,Y3)とし、更
にポテンショメータ31で検出された第1ブーム3の角
度位置をθ1すると、各座標値と角度位置θ1,θ2、θ3
との間には以下の関係が成り立つ。 X1=R1・cos(θ1) Y1=R1・sin(θ1) X2=R1・cos(θ1)−R2・cos(θ1+θ2) Y2=R1・sin(θ1)−R2・sin(θ1+θ2) X3=R1・cos(θ1)−R2・cos(θ1+θ2)+R3・cos(θ1+θ2+
θ3) Y3=R1・sin(θ1)−R2・sin(θ1+θ2)+R3・sin(θ1+θ2+
θ3) ここで、本実施形態では、アーム5の先端が上方へ張り
出さずに第2ブーム4を上げ方向に回動させる軌跡とし
て、第1ブーム3の取付位置(リンクピン位置)を中心
とした円を想定し、アーム5の先端位置がこの円周上を
動くように第2ブーム4を上昇させながらアーム5を下
降させる。この場合、アーム5の先端位置は、常に、第
1ブーム3の取付位置を中心とした円周上に位置するの
で、円の半径をrとすると、 X32+Y32=r2 (3) が成り立ち、 X32=R12・cos2(θ1)+R22・cos2(θ1+θ2)+R32・cos2(θ1+
θ2+θ3)-2R1・R2・cos(θ1)・cos(θ1+θ2)+2R1・R3・cos
(θ1)・cos(θ1+θ2+θ3)-2R2・R3・cos(θ1+θ2)・cos(θ1
+θ2+θ3) Y32=R12・sin2(θ1)+R22・sin2(θ1+θ2)+R32・sin2(θ1+
θ2+θ3)-2R1・R2・sin(θ1)・sin(θ1+θ2)+2R1・R3・sin
(θ1)・sin(θ1+θ2+θ3)-2R2・R3・sin(θ1+θ2)・sin(θ1
+θ2+θ3) であるから、 X32+Y32=R12+R22+R32-2R1・R2cos(θ2)+2R1・R3・cos(θ2+θ3) -2R2・R3・cos(θ3)(4) となり、上記(3)式と(4)式により、 R12+R22+R32-2R1・R2cos(θ2)+2R1・R3・cos(θ2+θ3)-2R2・R3・cos(θ3)=r (5) が得られる。この(5)式の両辺を時間微分し、整理す
ると、 dθ2・R1・R2sin(θ2)-(dθ2+dθ3)・R1・R3・sin(θ2+θ3) +dθ3・R2・R3・sin(θ3)=0 (6) となり、この(6)式を変形すると、上記(2)式の比
αが得られる。
【0033】エンド判定部102は、第1ブーム3の上
げエンドを検出するものであり、ポテンショメータ31
で検出された第1ブーム3の角度位置θ1が所定の値以
上になったときに上げエンドと判断し、動作判定部10
5に信号を出力する。
【0034】第2ブーム角速度演算部103は、ポテン
ショメータ14の信号から第2ブーム4の目標角速度d
θ02を演算するものであり、ポテンショメータ14で検
出された操作レバー11の操作量をL1とすると、操作
量L1に応じた速度で第2ブーム4が第1ブーム3の回
動方向と同じ方向に動くように、次式により第2ブーム
4の目標角速度dθ02を演算する。 dθ02=K・L1 (Kは所定の係数) (7) アーム角速度演算部104は、第2ブーム角速度演算部
103で演算された第2ブーム4の目標角速度dθ02と
速度比演算部101で算出された角速度の比αとからア
ーム5の目標角速度dθ03を演算するものであり、第2
ブーム角速度演算部103で演算された第2ブーム4の
目標角速度dθ02に速度比演算部101で算出された角
速度の比αを乗じる上記(1)式の演算を行うことによ
りアーム5の目標角速度dθ03を求める。
【0035】動作判定部105は、ポテンショメータ1
4〜16及びエンド判定部102からの信号に基づき、
信号切換部111への切り換え信号を出力するものであ
る。すなわち、動作判定部105では、第1ブーム3の
動作を指令する操作レバー11のみが上げ方向に操作さ
れたことが検出され、かつエンド判定部102から信号
が入力されたときに、信号切換部111に切り換え信号
を出力する。
【0036】第2ブーム制御速度演算部106は、ポテ
ンショメータ32からの信号と第2ブーム角速度演算部
103で演算された第2ブーム4の目標角速度dθ02と
に基づき第2ブームシリンダ8の第1目標速度V2bを演
算するものであり、アーム制御速度演算部107は、ポ
テンショメータ33からの信号とアーム角速度演算部1
04で演算されたアーム5の目標角速度dθ03とに基づ
きアームシリンダ9の第1目標速度V3bを演算するもの
である。これら演算部106,107では、いずれも予
め記憶したフロント作業部材1の各部寸法とポテンショ
メータ32,33で検出した角度位置を用いて演算を行
う。その一例を第2ブーム制御速度演算部106で代表
して以下に説明する。
【0037】第2ブーム制御速度演算部106では、ポ
テンショメータ32で検出された第2ブーム4の角度位
置θ2と第2ブーム角速度演算部103で演算された第
2ブーム4の目標角速度dθ02とから、次式(8)によ
り、第2ブームシリンダ8の第1目標速度V2bを演算す
る。
【0038】 V2b=ABsin(θ2+ψ)・dθ02/ (A2+B2−2ABcos(θ2+ψ))1/2 (8) ここで、ψはフロント作業装置1の構造で決まる一定角
度である。
【0039】上記(8)式の算出根拠を以下に示す。図
3に示すように、第1ブーム3と第2ブーム4及び長さ
Sの第2ブームシリンダ8で構成される三角形を考え、
第2ブームシリンダ8の対角をCとすると、 S2=A2+B2−2ABcosC (9) の関係が成り立つ。両辺を時間微分して、 2S・dS=2ABsinC・dC よって、 dS=ABsinC・dC/S (10) となり、角速度dCからシリンダ速度dSを算出するこ
とができる。ここで、図3より、 C+θ2+ψ1+ψ2=360(deg) (ψ1、ψ2:フロント作業装置1の構造で決まる一定角
度であり、ψ=ψ1+ψ2とおく)であるから、 dC=−dθ2 sinC=sin(360−θ2−ψ)=−sin(θ2
+ψ) が成り立ち、(10)式は、 dS=ABsin(θ2+ψ)・dθ2/S となる。この式を(9)式を用いて変形すれば、 dS=ABsin(θ2+ψ)・dθ2/ (A2+B2−2ABcos(θ2+ψ))1/2 (11) よって、目標各速度dθ02から第2ブームシリンダ8の
第1目標速度V2bを求める場合は、上記(11)式のd
SをV2bに置き換え、dθ2をdθ02に置き換えて上記
(8)式が得られる。
【0040】第1ブーム速度演算部108は、ポテンシ
ョメータ14からの信号に基づき第1ブームシリンダ7
の第2目標速度V1aを求めるものであり、ポテンショメ
ータ14で検出された操作レバー11の操作量を上記の
ようにL1とすると、この操作量L1が大きくなるほど大
きくなるような第1ブームシリンダ7の第2目標速度V
1aを演算する。
【0041】第2ブーム速度演算部109は、ポテンシ
ョメータ15からの信号に基づき第2ブームシリンダ8
の第2目標速度V2aを求めるものであり、ポテンショメ
ータ15で検出された操作ペダル12の操作量をL2と
すると、この操作量L2が大きくなるほど大きくなるよ
うな第2ブームシリンダ8の第2目標速度V2aを演算す
る。
【0042】第3ブーム速度演算部110は、ポテンシ
ョメータ16からの信号に基づきアームシリンダ9の第
2目標速度V3aを求めるものであり、ポテンショメータ
16で検出された操作レバー13の操作量をL3とする
と、この操作量L3が大きくなるほど大きくなるような
アームシリンダ9の第2目標速度V3aを演算する。
【0043】信号切換部111は、第1目標速度V1bを
V1b=0として予め設定しておくことにより、動作判定
部105から切り換え信号により第1目標速度V1b〜V
3b又は第2目標速度V1a〜V3aのいずれかを選択し目標
速度V1i〜V3iとするものである。
【0044】すなわち、動作判定部105から切り換え
信号が入力されないときは、第1ブームシリンダ7、第
2ブームシリンダ8、アームシリンダ9の目標速度V1i
〜V3iとして、各速度演算部108〜109で求めた第
2目標速度V1a〜V3aがそれぞれ選択される図示の位置
にあり、目標速度V1i〜V3iとして第2目標速度V1a〜
V3aを出力部112a〜114bに出力する。このとき
は、操作レバー11、操作ペダル12、操作レバー13
の操作量に応じた速度で第1ブーム3、第2ブーム4、
アーム5がそれぞれ動くことになる。一方、動作判定部
105から切り換え信号が入力されると、第1ブームシ
リンダ7、第2ブームシリンダ8、アームシリンダ9の
目標速度V1i〜V3iとして、第1ブームシリンダ7の第
1目標速度V1bを0とし、各制御速度演算部106,1
07で求め第2ブームシリンダ8、アームシリンダ9の
第1目標速度V2b,V3bがそれぞれ選択される位置に切
り換わり、目標速度V1i〜V3iとして第1目標速度V1b
〜V3bが出力部112a〜114bに出力される。この
ときは、第1ブーム3は動かず、アーム5の先端が前方
に張り出さないように第2ブーム4及びアーム5が動
く。
【0045】以上において、ポテンショメータ31及び
エンド判定部103は、第1ブーム3の上げエンドを検
出する第1位置検出手段を構成し、ポテンショメータ3
2,33は、第2ブーム4、アーム5のそれぞれの角度
位置を検出する第2位置検出手段を構成し、速度比演算
部101、第2ブーム角速度演算部103、アーム角速
度演算部104、第2ブーム制御速度演算部106、ア
ーム制御速度演算部107、信号切換部111、出力部
112a〜114bは、第1位置検出手段により第1ブ
ーム3の上げエンドが検出されると、第2位置検出手段
の検出値に基づき、第1ブーム3の操作手段である操作
レバー11の指令信号に応じて第2ブーム4を上昇させ
かつアーム5を下降させるよう第2ブーム、アームの指
令信号を生成し、出力する演算制御手段を構成する。
【0046】また、動作判定部105は、複数の操作手
段である操作レバー11,13及び操作ペダル12のう
ち第1ブーム3の操作手段である操作レバー11のみが
上げ方向に操作されたことを検出する動作判定手段を構
成し、上記演算制御手段は、この動作判定手段により第
1ブームの操作手段のみが上げ方向に操作されたことが
検出され、かつ第1位置検出手段により第1ブームの上
げエンドが検出されると、第2ブーム、アームの指令信
号を生成し、出力するものである。
【0047】すなわち、エンド判定部102、動作判定
部105及び信号切換部111により、第1ブーム3の
操作レバー11のみが上げ方向に操作され、かつ第1ブ
ーム3が上げエンドに達しているときは、目標速度V1i
〜V3iとして第1目標速度V1b〜V3bが選択され、それ
以外のときには、目標速度V1i〜V3iとして第2目標速
度V1a〜V3aが選択される。
【0048】以上のように構成した本実施形態の動作を
図4及び図5を用いて説明する。
【0049】オペレータが操作レバー11、操作ペダル
12、操作レバー13を操作すると、第1ブーム3が上
げエンドに達する前、又は操作レバー11が単独で上げ
方向に操作されていないときは、制御装置30において
は第1ブーム速度演算部108、第2ブーム速度演算部
109、第3ブーム速度演算部110で演算された第2
目標速度V1a〜V3aが選択され、第1ブームシリンダ7
は操作レバー11の操作量L1に応じた速度になるよう
に、第2ブームシリンダ8は操作ペダル12の操作量L
2に応じた速度になるように、アームシリンダ9は操作
レバー13の操作量L3に応じた速度になるようにそれ
ぞれ制御される。その結果、オペレータは任意に第1ブ
ーム3、第2ブーム4、アーム5を動かすことができ
る。
【0050】オペレータが、第1ブーム3を上昇させる
ために、操作レバー11を単独で上げ方向に操作したと
きは、第1ブーム3がまだ上げエンドに達していなけれ
ば、制御装置30において第1ブーム3の目標速度Vi1
として、第2目標速度V1aが選択され、第1ブームシリ
ンダ7の速度は操作レバー11の操作量L1に応じた速
度になるように制御され、第1ブーム3は操作レバー1
1の操作に応じて上昇する。すなわち、このときは、フ
ロント作業装置1は、図4の(a)に示す姿勢から
(b)に示す姿勢に変化するよう動作する。
【0051】操作レバー11を単独で上げ方向に操作し
ている状態で、第1ブーム3が上げエンドに達すると、
制御装置30において第1目標速度V1b〜V3bが選択さ
れ、第1ブームシリンダ7の速度は0となるように制御
され、第2ブームシリンダ8の速度は、第1ブーム3の
操作レバー11の操作量L1に応じた速度になるように
制御され、アームシリンダ9の速度は、角速度比演算部
101及びアーム角速度演算部104で演算された角速
度相当の速度になるように制御される。その結果、第1
ブーム3は動かず、第2ブーム4は、第1ブーム3の操
作レバー11の操作に応じて上昇し、アーム5は、アー
ム5の先端が第1ブーム3の取付位置を中心に所定の円
周上を動くように下降する。すなわち、フロント作業装
置1は、図4の(b)に示す姿勢から(c)の姿勢に変
化するよう動作する。
【0052】ここで、第1ブーム3が上げエンド近傍に
ある状態で第2ブーム4のみが上がると、アーム5の先
端(バケット6)は図5に示すように真上方向に近い軌
跡を描いて上方に張り出すように移動するので、上方に
障害物がある場合はバケットがその障害物に当たる可能
性がある。このバケットの上方への張り出しを抑えるた
めにはアーム5の操作レバー13も操作してアームを下
降させる必要がある。つまり、アーム先端に取り付けら
れたバケットを上昇させるために、オペレータは第1ブ
ーム、第2ブーム及びアームの3つを同時に操作しなけ
ればならない。
【0053】本実施形態では、上記のように操作レバー
11を上げ方向に操作するだけで、第1ブーム3が上昇
して第1ブーム3が上げエンドに達した後は、第2ブー
ム4が自動的に上昇するので、簡単な操作でアーム5の
先端を高く上げることができると共に、同時にアーム5
が自動的に下降するので、図5に示すようなアーム5先
端の上方への張り出しを防ぎ、安全性を向上できる。
【0054】このように本実施形態によれば、簡単な操
作でアーム5の先端を高く上げることができると共に、
このときのアーム5先端の上方への張り出しを抑え、安
全性を向上できる。
【0055】また、アーム5先端を高く上げる必要がな
いときは、通常の2ピースブーム型作業機と同様にオペ
レータの意志で自由にフロント作業装置1を動かすこと
ができ、幅広い作業に対応することができる。
【0056】なお、本実施形態では、第1ブーム3の上
げエンドの検出は、ポテンショメータ31で検出された
第1ブーム3からの角度位置θ1に基づき、制御装置3
0のエンド判定部102で行ったが、第1ブーム3が上
げエンドに達したときに動作するリミットスイッチを設
け、これにより直接検出しても良い。
【0057】本発明の第2の実施形態を図6により説明
する。図中、図1及び図2に示すものと同等の部材、機
能には同じ符号を付し、説明を省略する。
【0058】本実施形態における2ピースブーム型作業
機の操作駆動装置は、第1の実施形態に対してアーム5
の目標角速度dθ03の算出方法を変えたものである。
【0059】すなわち、図6において、制御装置30A
は、ポテンショメータ32で検出された第2ブーム4の
角度位置θ2を微分して第2ブーム4の実際の角速度d
θ2を求める微分器116を更に有し、かつ第1の実施
形態における制御装置30のアーム角速度演算部104
の代わりに、微分器116で求めた第2ブーム4の実際
の角速度dθ2と速度比演算部101で算出された角速
度の比αとからアーム5の目標角速度dθ03を演算する
アームアーム角速度演算部104Aを設けたものであ
る。その他は第1の実施形態の制御装置30と同様であ
る。
【0060】アーム角速度演算部104Aでは、微分器
116で求めた第2ブーム4の実際の角速度dθ2と速
度比演算部101で算出された角速度の比αとから、下
式を用いてアーム5の目標角速度dθ03を演算する。d
θ03=α・dθ2このように構成した本実施形態におい
ても、第1の実施形態と同様に、第1ブーム3の動作を
指令する操作レバー11のみを上げ方向に操作し、かつ
第1ブーム3が上げエンドに達すれば、第2ブーム4が
自動的に上昇しながらアーム5が自動的に下降し、これ
以外の場合には、通常の2ピースブーム型作業機のよう
に、操作レバー11、操作ペダル12、操作レバー13
を操作することにより第1ブーム3、第2ブーム4、ア
ーム5を動かすことができる。
【0061】従って、本実施形態においても第1の実施
形態と同様な効果が得られる。
【0062】なお、本実施形態では、微分器116を設
けて第2ブーム4の角度位置θ2から実際の角速度dθ2
を求めたが、エンコーダ等を設けて直接第2ブーム4の
実際の角速度dθ2を検出してもよい。
【0063】
【発明の効果】本発明によれば、第1ブームが上げエン
ドに達すると、第1ブーム操作手段の指令信号に応じて
第2ブームを上昇させかつアームを下降させるので、簡
単な操作でアーム先端を高く上げることができ、かつア
ーム先端の上方への張り出しを抑え安全性を向上でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態における2ピースブー
ム型作業機の操作駆動装置を示す図である。
【図2】制御装置の処理機能を示す図である。
【図3】フロント作業装置における各角度位置や各部材
の長さ等を説明する図である。
【図4】本発明によるフロント作業装置の動作を説明す
る図である。
【図5】アームの先端が前方に張り出すときのフロント
作業装置の動作を説明する図である。
【図6】本発明の第2の実施形態における制御装置の処
理機能を示す図である。
【符号の説明】
1 フロント作業装置 2 作業機本体 3 第1ブーム 4 第2ブーム 5 アーム 6 バケット 7 第1ブームシリンダ 8 第2ブームシリンダ 9 アームシリンダ 10 バケットシリンダ 11 操作レバー 12 操作ペダル 13 操作ペダル 14〜16 ポテンショメータ 17 油圧ポンプ 21〜23 方向切換弁 30,30A 制御装置 31 ポテンショメータ 32,33 ポテンショメータ(第2位置検出手段) 101 速度比演算部 102 エンド判定部(第1位置検出手段) 103 第2ブーム角速度演算部(第1演算手段) 104,104A アーム角速度演算部(第2演算手
段) 105 動作判定部 106 第2ブーム制御速度演算部(演算出力手段) 107 アーム制御速度演算部(演算出力手段) 108 第1ブーム速度演算部 109 第2ブーム速度演算部 110 アーム速度演算部 111 信号切換部 112a〜114b 出力部(演算出力手段) 116 微分器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 梶田 勇輔 茨城県土浦市神立町650番地 日立建機株 式会社土浦工場内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】作業機本体に上下方向に回動可能に取り付
    けられた第1ブーム、この第1ブームに上下方向に回動
    可能に取り付けられた第2ブーム、この第2ブームに上
    下方向に回動可能に取り付けられたアームを有するフロ
    ント作業装置と、これら第1ブーム、第2ブーム、アー
    ムの動作を指令する複数の操作手段とを備えた2ピース
    ブーム型作業機の操作駆動装置において、 前記第1ブームの上げエンドを検出する第1位置検出手
    段と、 前記第2ブーム、アームのそれぞれの角度位置を検出す
    る第2位置検出手段と、 前記第1位置検出手段により前記第1ブームの上げエン
    ドが検出されると、前記第2位置検出手段の検出値に基
    づき、前記第1ブームの操作手段の指令信号に応じて前
    記第2ブームを上昇させかつアームを下降させるよう第
    2ブーム、アームの指令信号を生成し、出力する演算制
    御手段とを備えることを特徴とする2ピースブーム型作
    業機の操作駆動装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の2ピースブーム型作業機の
    操作駆動装置において、前記複数の操作手段のうち前記
    第1ブームの操作手段のみが上げ方向に操作されたこと
    を検出する動作判定手段を更に備え、前記演算制御手段
    は、前記動作判定手段により前記第1ブームの操作手段
    のみが上げ方向に操作されたことが検出され、かつ前記
    第1位置検出手段により前記第1ブームの上げエンドが
    検出されると、前記第2ブーム、アームの指令信号を生
    成し、出力することを特徴とする2ピースブーム型作業
    機の操作駆動装置。
  3. 【請求項3】請求項1記載の2ピースブーム型作業機の
    操作駆動装置において、前記演算制御手段は、前記第2
    位置検出手段からの信号に基づき、前記第2ブームを上
    昇させかつアームを下降させる第2ブームとアームの角
    速度の比を算出する速度比演算手段と、前記第1ブーム
    の操作信号の指令信号と前記速度比演算手段からの角速
    度の比とから第2ブーム、アームの目標角速度を算出す
    る角速度演算手段と、この目標角速度が得られるよう前
    記第2ブーム、アームの指令信号を生成し、出力する演
    算出力手段とを有することを特徴とする2ピースブーム
    型作業機の操作駆動装置。
  4. 【請求項4】請求項3記載の2ピースブーム型作業機の
    操作駆動装置において、前記角速度演算手段は、前記第
    1ブームの操作手段の指令信号から前記第2ブームの目
    標角速度を演算する第1演算手段と、第2ブームの角速
    度と前記速度比演算手段からの角速度の比とから前記ア
    ームの目標角速度を演算する第2演算手段とを有するこ
    とを特徴とする2ピースブーム型作業機の操作駆動装
    置。
  5. 【請求項5】請求項4記載の2ピースブーム型作業機の
    操作駆動装置において、前記第2演算手段は、前記第2
    ブームの角速度として前記第1演算手段で演算した目標
    角速度を用いることを特徴とする2ピースブーム型作業
    機の操作駆動装置。
  6. 【請求項6】請求項4記載の2ピースブーム型作業機の
    操作駆動装置において、前記第2演算手段は、前記第2
    ブームの角速度として前記第2位置検出手段で検出した
    第2ブームの角度位置を微分した値を用いることを特徴
    とする2ピースブーム型作業機の操作駆動装置。
JP12086997A 1997-05-12 1997-05-12 2ピースブーム型作業機の操作駆動装置 Pending JPH10311059A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2023149104A1 (ja) * 2022-02-02 2023-08-10 株式会社小松製作所 作業機械および作業機械の制御方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2023149104A1 (ja) * 2022-02-02 2023-08-10 株式会社小松製作所 作業機械および作業機械の制御方法

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