JPH0647824B2 - 多軸掘削機における回転縦軸の精度誤差修正装置 - Google Patents

多軸掘削機における回転縦軸の精度誤差修正装置

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JPH0647824B2
JPH0647824B2 JP7094192A JP7094192A JPH0647824B2 JP H0647824 B2 JPH0647824 B2 JP H0647824B2 JP 7094192 A JP7094192 A JP 7094192A JP 7094192 A JP7094192 A JP 7094192A JP H0647824 B2 JPH0647824 B2 JP H0647824B2
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axis
vertical axis
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rotary
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光弘 國藤
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成幸工業株式会社
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  • Pit Excavations, Shoring, Fill Or Stabilisation Of Slopes (AREA)
  • Bulkheads Adapted To Foundation Construction (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、多軸掘削機において掘
削する途中回転縦軸の垂直精度の誤差を修正するための
技術に関する。
【0002】
【従来の技術】ソイルセメント連続壁などを施工するに
当たって多軸掘削機が知られている。この多軸掘削機は
掘削していくと回転縦軸間が拡がったり、縮まったり
し、また回転縦軸が傾いたりして正確な掘削ができにく
いという問題があった。このため特公昭55ー9978
号公報に示すように複数本の回転縦軸同士を連結装置に
より回転自在に連結するものが知られている。ところが
このように連結装置によって複数本の回転縦軸を連結す
ると回転縦軸同士の間隙が拡がったり、狭まったりする
のは防止できるが、依然として回転縦軸が傾いた場合の
修正はできないという問題がある。
【0003】また、掘削機における傾斜制御をする装置
として実開昭54ー24901号公報が知られている。
この従来例にあっては、掘削機本体の両側面から掘削機
本体と平行な上下に長い板状の傾斜制御板がジャッキに
より掘削機本体と直角方向に突出自在となっている。と
ころが、この従来例にあっては、修正に当たりそり状の
上下に長い板状の傾斜制御板が掘削機本体に対して直角
方向に突出して上下に長い板状の傾斜制御板が上下に長
い面状態で孔壁に強く押されて孔壁に食い込むようにな
り、掘削機本体の下方への掘進に対しての大きな抵抗と
なるという問題がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の従来の
問題点に鑑みて発明したものであって、その目的とする
ところは、回転縦軸間の間隙が拡がったり、狭まったり
することがないのはもちろんのこと、回転縦軸が傾いた
場合における修正ができ、しかも、多軸掘削機の下方へ
の掘進に対しての大きな抵抗となることなく回転縦軸の
傾いた場合の修正ができる多軸掘削機における回転縦軸
の精度誤差修正装置を提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の多軸掘削機における回転縦軸の精度誤差修
正装置は、複数本の回転縦軸2を並設した多軸掘削機1
において、複数本の回転縦軸2同士を下部付近で連結装
置3により回転自在に連結し、連結装置3に孔壁4に押
圧自在となった押圧手段5を複数設けると共に複数の押
圧手段5の押圧方向を異ならせ、上記押圧手段5を油圧
ジャッキ11により移動自在となった回転ローラ12に
より構成して成ることを特徴とするものであって、この
ような構成を採用することで、上記した従来例の問題点
を解決して本発明の目的を達成したものである。
【0006】
【作用】しかして、上記のような構成の本発明によれ
ば、複数本の回転縦軸2を並設した多軸掘削機1におい
て、複数本の回転縦軸2同士を下部付近で連結装置3に
より回転自在に連結した構成とすることで、回転縦軸2
間の間隙が拡がったり、狭まったりするのを防止するよ
うになっている。また、連結装置3に孔壁に押圧自在と
なった押圧手段5を複数設けると共に複数の押圧手段5
の押圧方向を異ならせて、上記押圧手段5を油圧ジャッ
キ11により移動自在となった回転ローラ12により構
成してあることで、回転縦軸2が傾いた場合には、回転
ローラ12を孔壁4に押し付けながら掘進することで、
傾きを調整しながら抵抗なく掘進することができるよう
になったものである。
【0007】
【実施例】以下本発明を実施例により詳述する。多軸掘
削機1は複数本の回転縦軸2を並設したものであって、
各回転縦軸2の下端にはビット6が設けてあり、また回
転縦軸2にはスクリュー部7、撹拌翼8等の撹拌手段9
が設けてある。複数本の回転縦軸2の下部同士は連結装
置3により回転自在に連結してある。すなわち連結装置
3の各軸受筒部10にそれぞれ回転縦軸2が回転自在に
嵌挿してある。この連結装置3は複数個設けてある。連
結装置3の両端部には前後方向(複数本の回転縦軸2の
並設方向と直交する方向を前後方向とする) にそれぞれ
油圧ジャッキ11によって前後方向に移動自在となった
回転ローラ12が設けてある。そしてこの油圧ジャッキ
11によって前後方向に移動自在となった回転ローラ1
2が押圧手段5となっている。しかして上記のような多
軸掘削機1によって地盤13を掘削していくのである
が、回転縦軸2が地盤13中で傾いた場合には複数個の
押圧手段5のうち必要とする押圧手段5で孔壁4を押圧
して回転縦軸2の姿勢を矯正しながら掘削していくもの
である。すなわち第4図の実施例のように油圧ジャッキ
11を作動させて回転ローラ12を孔壁4に押圧するの
である。例えば図4における回転縦軸2の下端を矢印イ
方向に向けるように矯正したい場合には回転ローラ12
a を矢印ロ方向に突出させて孔壁4に押圧させると共に
回転ローラ12b を矢印ハ方向に突出させて孔壁4に押
圧させると回転縦軸2の下端を図4イ方向に向けようと
する応力が生じるので、この状態で掘進すると回転縦軸
2の姿勢を矯正できるのである。この場合、押圧させた
回転ローラ12が孔壁4に沿って移動するので掘進に当
たっての支障とならない。回転縦軸2の姿勢が矯正でき
たら押圧手段5による孔壁4の押圧を解除して掘進する
ものである。ここで撹拌手段9としてスクリュー部7を
設けた場合、スクリュー部7の一部又は全部に掘削用チ
ップのような掘削手段21を設けておき、押圧手段5に
よって押圧されることでスクリュー部7の掘削手段21
が孔壁4を掘削しながら掘進することとなって、よりい
っそう回転縦軸2の姿勢矯正が簡単にできるものであ
る。ところで地盤13中において回転縦軸2の傾斜を検
知するには例えば次のようにしておこなう。すなわち図
5に示すように、回転縦軸2内に水を入れた水封入部1
5を設け、この水封入部15の底部中央にコード16の
下端を固着し、コード16の上端に浮き体17を固着
し、浮き体17の上面中央にレーザ光線発生部18を設
ける。そしてレーザ光線発生部18から上方に垂直に発
生するレーザ光線19を浮き体17の上方に配置したレ
ーザ光線受け盤20で受け、レーザ光線受け盤20の中
心o からx 方向、y 方向にどれだけずれているかを検出
し、このx 、y 方向のずれを解析して地盤13中におけ
る回転縦軸2の傾斜状態を調べ、これに基づいて押圧手
段5を動作させるようになっている。もちろん地盤13
中における回転縦軸2の傾斜を調べる方法は上記の実施
例にのみ限定されず、他の方法であってもよい。
【0008】なお上記実施例にあっては回転縦軸2で地
盤13を掘削する際に回転縦軸2の任意の位置又はビッ
トからセメントミルクのような固結用液を噴出し、セメ
ントミルクと掘削土砂とを撹拌手段9によって撹拌混合
して地盤13中に地中壁を形成するものであるが、本発
明はこれにのみ限定されず、撹拌手段9がなくて単に孔
を掘削するだけの場合、あるいは全長にスクリュー部を
設けて掘削土を排土する場合等も回転縦軸2の姿勢の制
御ができるものである。また撹拌手段9を設ける実施例
にあってはスクリュー部7のみの場合、撹拌翼8のみの
場合、あるいはスクリュー部7と撹拌翼8との両方を設
けた場合等種々設計変更可能である。
【0009】
【発明の効果】本発明にあっては、上述のように、複数
本の回転縦軸同士を下部付近で連結装置により回転自在
に連結してあるので、地盤中において回転縦軸の間の間
隙を一定巾に保つことができて、回転縦軸間の間隙が拡
がったり、狭まったりするのが防止できるものであり、
更に連結装置に孔壁に押圧自在となった押圧手段を複数
設けると共に複数の押圧手段の押圧方向を異ならせて、
上記押圧手段を油圧ジャッキにより移動自在となった回
転ローラにより構成してあるので、回転縦軸が地盤中で
傾いた場合には複数の押圧手段を構成する回転ローラの
うち任意の回転ローラで孔壁を転動しながら押圧するこ
とで簡単に回転縦軸の姿勢の矯正ができるものであり、
しかも、この場合、押圧手段が回転ローラで構成してあ
るので、回転ローラが孔壁に沿って転動しながら移動す
るので掘進に当たっての大きな抵抗とならず、掘進の支
障とならずに回転縦軸の姿勢の矯正ができるものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の掘削機の正面図である。
【図2】同上の側面図である。
【図3】同上の拡大正面図である。
【図4】掘削を示す拡大側面図である。
【図5】(a)(b)は同上の回転縦軸の垂直状態及び
傾いた状態のときの浮き体との関係を示す説明のための
斜視図である。
【符号の説明】
1 多軸掘削機 2 回転縦軸 3 連結装置 4 孔壁 5 押圧手段 11 油圧ジャッキ 12 回転ローラ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数本の回転縦軸を並設した多軸掘削機
    において、複数本の回転縦軸同士を下部付近で連結装置
    により回転自在に連結し、連結装置に孔壁に押圧自在と
    なった押圧手段を複数設けると共に複数の押圧手段の押
    圧方向を異ならせて、上記押圧手段を油圧ジャッキによ
    り移動自在となった回転ローラにより構成して成ること
    を特徴とする多軸掘削機における回転縦軸の精度誤差修
    正装置。
JP7094192A 1992-03-27 1992-03-27 多軸掘削機における回転縦軸の精度誤差修正装置 Expired - Fee Related JPH0647824B2 (ja)

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19745887A Division JPS6443619A (en) 1987-08-07 1987-08-07 Corrector for accuracy error of rotary vertical shaft in multispindle excavator

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Publication Number Publication Date
JPH0579035A JPH0579035A (ja) 1993-03-30
JPH0647824B2 true JPH0647824B2 (ja) 1994-06-22

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