JPH0647507Y2 - 玩具笛 - Google Patents

玩具笛

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JPH0647507Y2
JPH0647507Y2 JP10643190U JP10643190U JPH0647507Y2 JP H0647507 Y2 JPH0647507 Y2 JP H0647507Y2 JP 10643190 U JP10643190 U JP 10643190U JP 10643190 U JP10643190 U JP 10643190U JP H0647507 Y2 JPH0647507 Y2 JP H0647507Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、空気の流通により吹鳴する玩具笛に関する。
〔従来の技術〕
空気流を与え、舟型リード上面に固定した振動弁を振動
させて吹鳴させる形式の玩具笛において、空気流付与時
に、振動弁を備える舟型リードの飛び出し事故を防止す
る一方、吹鳴具支持筒への挿入作業の容易化をはかるよ
うにした玩具笛については、本出願人が先に提案してい
る(実願平1−6593号参照)。
この種の玩具笛を第8図(A)、(B)により説明する
と、同図(A)において、中空の舟形形状をなすリード
82の上面に、実線矢印で示すように、舟型リード82とほ
ぼ同形状を持つ振動弁81を載置して吹鳴具を形成する。
次に、振動弁81の軸長のほぼ半分の長さを有するととも
に、図中右端に開口部83Aを、左端に半円状の仕切り壁8
4及び半円状の開口部83Bを具備する円筒状の吹鳴具支持
体83の上記開口部83Bから、実線矢印で示す方向に吹鳴
具を挿入し、舟型リード82の右端が上記開口部83Aに位
置する位置に位置決めし、固定する。そして、この吹鳴
具支持体83を、同図(B)に示すように、舟型リード82
の軸長よりも長く、かつ、左端に船形リード飛び出し防
止枠85を、右端に開口部86をそれぞれ具備するととも
に、内周面にテーパ88を備える第2の保持筒84を挿入
し、テーパ88に吹鳴具保持筒83を係合させて固定するよ
うにしている。
かかる構成によれば、第2の保持筒84の開口部86から空
気流が吹付けられた時に、飛び出し防止枠85により舟形
リード82が外部に突出するのが防止される一方、吹鳴具
支持筒83を指により保持して舟型リード82を押し込むこ
とが出来るため、組み付け時の作業性が向上する。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところが、上記した吹鳴具保持筒83は舟型リード82のほ
ぼ半分の長さを有する関係上、振動弁を大振幅で振動さ
せ、低音にて吹鳴させる場合には、振動弁が、第8図
(B)の点線で示すように、その端部が吹鳴具保持筒83
の内周面に触れ、低音の十分な発生が阻害されるという
問題がある。
また、舟型リード82を吹鳴具保持筒83に挿入する際に、
舟型リード82と振動弁81とを共に指により保持し、リー
ド82を吹鳴具保持筒83に挿入するため、両者の係合がき
つい場合には、指による力を強く加えるため、振動弁に
傷を与えてしまうという問題がある。
また、第2の筒体84にはテーパを設けてあるため、その
径が挿入深さに対応して順次、小さくなり、このため、
所定位置迄の挿入はカンに頼る作業となり、これを簡単
に行うことが出来ず、その作業性が劣るという問題があ
る。
本考案は、上記した問題に鑑みてなされたもので、その
目的とするところは、振動弁を回動変位せしめることな
く係止し、しかも、振動弁に傷を与えることなく、吹鳴
具を第1の保持筒に挿入する挿入作業と、第1の保持筒
を第2の保持筒に挿入する作業との容易化をはかる他、
それらの係止固定の確実化をはかり、さらに、第1の保
持筒に振動弁をその中心位置にて係止することが出来る
玩具笛を提供するにある。
また、本考案の目的とするところは、振動時の低音を発
生する振動弁が第1の保持筒内周面に接触しないように
して、これによる阻害を受けることなく吹鳴させること
を可能にする玩具笛を提供するにある。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、上記した課題を解決するために、両側中央部
に長方形状の係止用スリットを設けた振動弁と、振動弁
とほぼ同形で、かつ中空の舟形形状を有するとともに、
底部外側面の長軸方向2等分線上に断面半円形状の補強
部材を、両先端部に押圧用突起を、両側縁中央部上面に
長方形状の係合用突起をそれぞれ備える一方、補強部材
の、係合用突起の設置位置の中心位置と対応する位置を
基準位置とし、基準位置から両先端部に向かう方向に等
距離を有する係合用凹部を補強部材に設け、かつ、補強
部材に、係合用凹部の両側部から両先端部に向かう方向
に下降傾斜する隆起傾斜部をそれぞれ設けたリードと、
一端に開口部を、他端に仕切り壁及び一端の開口部に連
通する開口部をそれぞれ備える一方、リードの係合用凹
部と係合する軸方向に長さを有する円筒体であって、か
つ、他端の外周縁に傾斜部を備えるとともに、リードに
係止させた振動弁の中央部上面と係合する係合壁面及び
係合壁面の両側にリードの係合用突起と係合する係合溝
を備える楔壁を一端の開口部から他端の仕切り壁にわた
って設けてなる第1の保持筒と、リード長よりも長く、
かつ、一端に開口部を、他端にリード飛び出し防止枠を
備える開口部を備える一方、第1の保持筒と摺動自在に
係合し得る径を持つ一端の開口部から、第1の保持筒の
径よりも小なる径を持つ他端の開口部にかけて同心異径
の連通路を備えるとともに、連通路の上記第1の保持筒
設置位置に第1の保持筒の傾斜部と係合する傾斜段部を
備える第2の保持筒とからなり、振動弁の長方形状の係
合用スリットをリードの長方形状の係合用突起に係止さ
せてなる吹鳴具を、第1の保持筒の一端の開口部から挿
入し、リードの係合用突起を第1の保持筒の係合用溝
に、リードの係合用凹部を第1の保持筒の内周面側から
第1の保持筒にそれぞれ係止させるとともに、第1の保
持筒を第2の保持筒の一端開口部から挿入し、第1の保
持筒の傾斜部を第2の保持筒の傾斜段部に係止さるよう
に構成したものである。
また、本考案は、上記リードの底部外側面自体に上記係
合用凹部を設けるとともに、係合用凹部の両側部に、こ
の両側部から上記両先端部に向かう方向に下降傾斜する
隆起傾斜部を設けるように構成したものである。
さらに、本考案は、上記振動弁が低音を発生し得るよう
に構成されるとともに、上記第1の保持筒が振動時の振
動弁の一端が第1の保持筒の内周面に接触しないように
振動弁の軸方向の長さよりも十分短く形成したものであ
る。
〔作用〕
振動弁の長方形状の係合用スリットをリードの長方形状
の係合用突起に係止させて吹鳴具を形成し、リードに設
けた押圧用突起に押圧力を加えながら、リードの係合用
突起を第1の保持筒の係合溝に、そしてリードの補強部
材、もしくは、リード自体に設けた係合用凹部を第1の
保持筒に係止させて固定する。
次に、このように組み付けされた第1の保持筒を第2の
保持筒の一端の開口部に嵌入した後、第1の保持筒の他
端外周縁に設けた傾斜部が第2の保持筒の内周面側に設
けた傾斜段部に圧入する迄、リードの押圧用突起を押
す。
また、第1の保持筒の軸長は、振動弁の軸長よりも十分
短く形成されているため、振動弁が第1の保持筒の端部
内周面に接触することなく振動する。
〔実施例〕
以下に本考案の詳細を、添付した図面を参照しながら説
明する。
第1図乃至第4図は本考案の実施例における各構成要件
を示すもので、第1図(A)、(B)は振動弁の平面及
び正面をそれぞれ示す図、第2図(A)、(B)及び
(C)は、舟型リードの平面図、同図(A)の切断線A
−Aから眺めた拡大断面図、及び同図(B)の切断線B
−Bから眺めた断面図、第3図(A)、(B)、(C)
及び(D)は、第1の保持筒の右側から眺めた斜視図、
左側から眺めた斜視図、同図(A)の切断線C−Cから
眺めた断面図、及び右側面図、第4図(A)、(B)は
第2の保持筒の左側から眺めた斜視図、同図(A)の切
断線D−Dから眺めた断面図、第5図及び第6図は組み
付け工程を示す説明図である。
第1図(A)、(B)において、低音発生用の振動弁1
は、両端部が半円状をなす短冊型形状を有し、その中央
部1Aの両側部には軸方向に向かって長方形状を有する係
合用スリット2、2が穿設されている。
なお、上記振動弁を低音にて吹鳴させるために、振動弁
の軸方向の長さや厚みを適宜の大きさに設定する他、振
動弁の材質として適宜の硬さを有するものを用いる得る
ことは勿論である。
第2図(A)乃至(C)において、断面がほぼ半円筒状
を有し、先端部3Bから3Cにかけて底部外側面がゆるやか
な円形の一部を有する中空の舟型形状のリード3は(第
2図(C)参照)、このリード3の上部両側面に垂直壁
3A、3Aを備える共に、その両側縁3D、3Dの中央部上面に
振動弁1の係合用スリット2、2と係合する長方形状の
係合用突起4、4を備えている。
また、舟型リード3の底部外側面の中央部長軸方向2等
分線上に、両先端部3B、3Cからリード3の中央部に向け
て断面半円形状で、かつ、リード3の底部外側面とほぼ
同形の補強部材7が舟形リード3と一体的に形成されて
いる。そして、その両先端部3B、3Cに押圧用突起5A、5B
を付設する。さらに、補強部材7の、上記した係合用突
起4、4の設置位置の中心位置と対応する位置に跨り、
この位置を基準位置とし、この基準位置から両先端部3
B、3Cに向かう方向に等距離を持ち、かつ、後述する第
1の保持筒である吹鳴具保持筒8の内周面側からその両
端面にかけて係合し得る寸法を持つ係合用凹部6が形成
される。そして、吹鳴具保持筒8との係合を容易行える
ようにするために、係合用凹部6の両側部には、この両
側部から両先端部3B、3Cに向かう方向に下降傾斜する隆
起傾斜部7A、7Bが設けられている。
第3図(A)乃至(D)において、中空円筒形状をなす
吹鳴具保持筒8は、振動時の振動弁1の一端がその内周
面に接触することのないように振動弁1の軸方向の長さ
よりも十分短く形成される一方、その他端8Cの外周縁部
には、軸心方向に向かって傾斜する傾斜部11が設けら
れ、保持筒8の内側はその一端8Aから他端8Cに至る楔壁
9により2分されている。そして、保持筒8の他端8Cに
は、仕切り壁8Dと開口部10Cとが設けられ、仕切り壁8D
の下端面には上記楔壁9の他端が接続されている。ま
た、保持筒8の一端8A側には、他端8Cの仕切り壁8Dによ
り盲となる盲孔10Aと、他端8C側の開口部10Cに連通する
開口部10Bとが形成されている。
さらに、楔壁9の軸心側の面には、舟形リード3に係合
させた振動弁1の中央部分1Aと係合し得るように形成し
た係合壁面9Aが凸設される一方、係合壁面9Aの両側に、
保持筒8の一端8Aから他端8Cにかけて、しかも、他端8C
側に、舟形リード3をその中央設定位置に係止した際、
その長方形状の係合用突起4、4の一側面と係合する位
置に、面を平坦に形成した位置決め用ストッパ面12(第
5図(A)、(B)参照)が形成される肉厚を残し、上
記舟型リード3の係合用突起4、4の頂面4A、4Aと係合
する係合溝9B、9Bが刻設されている。
第4図(A)、(B)において、舟形リード3を内部に
収納し得る長さを有する中空円筒状の第2の保持筒13の
一端13Aには、吹鳴具保持筒8と摺動自在に係合し得る
径を持つ開口部15が、その他端13Bには、保持筒8の径
よりも小径の開口部17が設けられ、そして、この開口部
17には、舟形リード3の飛び出し防止枠14が設けられて
いる。さらに、保持筒13の内側には、その一端13Aの開
口部15から、その他端13Bの開口部17にかけて連通する
同心異径の連通路18が形成されている。さらに、第2の
保持筒13の連通路18には、舟形リード3の押圧用突起5
の端部が第2の保持筒13の一端13Aに位置する迄挿入し
た時の吹鳴具保持筒8の傾斜部11が位置する位置に、こ
の傾斜部11と係止する傾斜段部16が形成されている。
このような構成を備える玩具笛を組み立てるには、第5
図(A)において、振動弁1の長方形状スリット2、2
を舟型リード3の長方形状の係合用突起4、4に係合さ
せ、振動弁1が回動変位しない吹鳴具を形成し、何れで
もよいが、例えば、リード3の押圧用突起5Aを指により
保持し、実線矢印方向から同様に指により保持した吹鳴
具保持筒8の一端開口部10Bに嵌合させる。次に、舟形
リード3の長方形状の突起4、4を保持筒8の係合溝9
B、9Bに係合させた上(第6図(C)参照)、突起5Aに
指による押圧力を加えると、第5図(B)に示すよう
に、補強部材7の隆起傾斜部7Aが吹鳴具保持筒8を乗り
越え、補強部材7に設けた凹部6が吹鳴具保持筒8の内
周面側から両端面8A、8Cに跨がって係止するとともに、
係合用突起4、4の頂面4A、4Aが吹鳴具保持筒8の楔壁
9に設けた溝9B、9Bに(第6図(C)参照)、しかも、
第5図(B)に示すように、長方形状の係合用突起4、
4の一側面がストッパ面12の平坦面に係合して係止さ
れ、かくして、振動弁1は、その中央部1Aが吹鳴具保持
筒8の中心に位置決めされ、楔壁9の係止壁面9Aと係合
する(第6図(C)参照)。
次に、第6図(A)において、舟形リード3の突起5Aを
指に持ち、吹鳴具を係止した吹鳴具保持筒8の傾斜部11
を第2の保持筒13の開口部15側に向け、実線矢印方向か
ら開口部15に嵌合させ、突起5Aに押圧力を加えながら、
同図(B)に示すように、傾斜部11が保持筒13の傾斜段
部16に圧入される迄挿入する。これにより、第6図
(C)に示すように、係合用突起4、4の頂面4A、4Aは
係合溝9B、9Bに係合し、振動弁1は係合壁面9Aと係合
し、玩具笛が構成される。
このようにして、振動弁1はその中央部1Aが吹鳴具保持
筒8の係止壁面9Aに係止されているため、呼気、吸気に
よるいずれの空気流が付与されても、振動弁1は同じ音
色にて吹鳴する。また、この時、吹鳴具保持筒8の軸方
向長さが振動弁1の軸方向長さより十分短く形成されて
いるため、空気流が吹き付けられ、これにより振動弁1
が大なる振幅で低音振動しても、振動弁1の一端が吹鳴
具保持筒8の内周面に接触することなく吹鳴が行われ
る。
第7図は補強部材を具備しない舟形リードの他の実施例
を示すもので、舟形リードの底部外側面自体に、係合用
凹部6Aを設けるとともに、係合用凹部6Aの両側部に、こ
の両側部からリードの両先端部に向かう方向に下降傾斜
する隆起傾斜部7A(7Bは図示せず)を設ける構成を採る
ことにより、上記実施例と同様に吹鳴具保持筒8に円滑
に係合し得る効果を奏する。
なお、上記したように、舟形リードと吹鳴具保持筒との
係止構成、及び吹鳴具保持筒と第2の保持筒との係止構
成は、低音用に限定されることなく、高音を発生する玩
具笛にも適用し得ることは言うまでもない。
(考案の効果) 以上述べたように本考案によれば、リードの両先端部に
押圧用突起を設けてあるため、何れか一方を保持して即
座に挿入作業を行えるという利便性があり、また、第1
の保持筒にリードを挿入する際には、突起自体に押圧力
を加えればよく、このため、第1の保持筒に対し、リー
ド、振動弁を直接持つ必要なく、しかも、これらに変歪
や傷を与えることなく挿入係止を行うことが出来、挿
入、組み付け作業の容易性が大幅に向上するという優れ
た効果を奏するものである。
また、第2の保持筒の一端開口部から傾斜段部に至る迄
摺動自在の連通路が形成されているため、第1の保持筒
の傾斜部が第2の保持筒の傾斜段部に圧入される迄リー
ドの押圧用突起を介して第1の保持筒に押圧力を加え続
ければよく、このため、第1の保持筒の挿入、位置決め
係止作業の容易化をはかることが出来る。さらに、リー
ドの係合用凹部の両端部に隆起傾斜部が形成されている
ため、リードの第1の保持筒への嵌合が円滑に行える。
また、振動弁の長方形状の係合用スリットがリードの長
方形状の係合用突起と係合しているため、振動弁が係合
用突起を回動中心位置として回動することなくこれを係
止することができる。そして、リードと第1の保持筒と
の係止が、リード底面に設けた補強部材、もしくは、リ
ードの底面自体に設けた係合用凹部と、リードの上面に
設けた係合用突起との三箇所による支持が行われるよう
構成してあるため、リードは第1の保持筒に対し軸心方
向及びこれと直交する方向に何ら傾きを与えることな
く、正確に位置決めされるとともに、安定した保持をす
ることが可能になる上、衝撃が与えられてもリードが脱
落したり、その取り付け姿勢に狂いを生じることがな
い。
そのほか、振動弁の中央部を第1の保持筒に係止するよ
うに構成にされているため、振動弁の両端方向に向かう
長さを同一にして係止することが出来、これにより、吸
気、呼気による吹鳴音の音色に差異を生ぜしめることな
く吹鳴させることが出来る。
さらに、本考案によれば、第1の保持筒が、振動時の低
音発生用振動弁の一端がその内周面と接触しないように
振動弁の軸方向の長さよりも十分短く形成されているた
め、振動弁が大なる振幅にて振動しても、振動弁の一端
が第1の保持筒の内周面に接触せず、このため、何ら阻
害されることなく一定音にて吹鳴させることが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第6図は本考案の玩具笛の実施例における各
構成部材を示すもので、第1図(A)は振動弁の平面
図、同図(B)はその正面図、第2図は舟型リードを示
すもので、同図(A)はその平面図、同図(B)は同図
(A)の切断線A−Aから眺めた断面図、同図(C)は
同図(B)における切断線B−Bから眺めた拡大断面
図、第3図は拡大した吹鳴具保持筒を示すもので、同図
(A)は右側面から眺めた斜視図、同図(B)は左側面
から眺めた斜視図、同図(C)は同図(A)の切断線C
−Cから眺めた断面図、同図(D)は右側面図、第4図
は第2の保持筒を示すもので、同図(A)は左側面から
眺めた斜視図、同図(B)は同図(A)の切断線D−D
から眺めた断面図、第5図は振動弁を舟型リードに組み
付けた吹鳴具を吹鳴具保持筒に組み込む工程を示すもの
で、同図(A)はその組み付け前の、振動弁を装着した
舟形リードと一部破断して示す吹鳴具保持筒とを示す
図、同図(B)は組み付け後の、吹鳴具を装着した舟形
リードと一部破断して示す吹鳴具保持筒とを示す図、第
6図は組み付け終了後の吹鳴具保持筒を第2の保持筒に
組み付ける工程を示すもので、同図(A)は組み付け前
の、同図(B)は組み付け後の、組み付けた吹鳴具保持
筒の正面及び第2の保持筒の断面をそれぞれ示す図、同
図(C)は同図(B)の切断線E−Eから眺めた拡大断
面図、第7図は本考案の舟形リードの他の実施例の断面
図、第8図は従来の玩具笛の組み付け工程を示すもの
で、同図(A)は振動弁、舟型リード、吹鳴具保持筒の
組み付け工程を示す図、同図(B)は組み付け後の吹鳴
具保持筒を外側保持筒に組み付ける工程を示す図であ
る。 1……振動弁、2……振動弁に設けた係合用スリット、
3……舟型リード、4……係合用突起、5……押圧用突
起、6……舟形リードに設けた係合用凹部、7……補強
部材、7A、7B……傾斜隆起部、8……吹鳴具保持筒、9
……楔壁、9A……係合壁面、9B……係合用溝、11……傾
斜部、13……第2の保持筒、15……第2の保持筒の開口
部、16……傾斜段部、18……連通路、

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】両側中央部に長方形状の係止用スリットを
    設けた振動弁と、上記振動弁とほぼ同形で、かつ中空の
    舟形形状を有するとともに、底部外側面の長軸方向2等
    分線上に断面半円形状の補強部材を、両先端部に押圧用
    突起を、両側縁中央部上面に長方形状の係合用突起をそ
    れぞれ備える一方、該補強部材の、該係合用突起の設置
    位置の中心位置と対応する位置を基準位置とし、該基準
    位置から両先端部に向かう方向に等距離を有する係合用
    凹部を上記補強部材に設け、かつ、該補強部材に、該係
    合用凹部の両側部から両先端部に向かう方向に下降傾斜
    する隆起傾斜部をそれぞれ設けたリードと、一端に開口
    部を、他端に仕切り壁及び該一端の開口部に連通する開
    口部をそれぞれ備える一方、上記リードの係合用凹部と
    係合する軸方向長さを有する円筒体であって、かつ、該
    他端の外周縁に傾斜部を備えるとともに、上記リードに
    係止させた振動弁の中央部上面と係合する係合壁面及び
    該係合壁面の両側に上記リードの係合用突起と係合する
    係合溝を備える楔壁を該一端の開口部から他端の仕切り
    壁にわたって設けてなる第1の保持筒と、上記リード長
    よりも長く、かつ、一端に開口部を、他端にリード飛び
    出し防止枠を備える開口部を備える一方、上記第1の保
    持筒と摺動自在に係合し得る径を持つ該一端の開口部か
    ら、上記第1の保持筒の径よりも小なる径を持つ該他端
    の開口部にかけて同心異径の連通路を備えるとともに、
    上記連通路の上記第1の保持筒設置位置に上記第1の保
    持筒の傾斜部と係合する傾斜段部を備える第2の保持筒
    とからなり、上記振動弁の長方形状の係合用スリットを
    リードの長方形状の係合用突起に係止させてなる吹鳴具
    を、上記第1の保持筒の一端の開口部から挿入し、上記
    リードの係合用突起を上記第1の保持筒の係合用溝に、
    上記リードの係合用凹部を第1の保持筒の内周面側から
    該第1の保持筒にそれぞれ係止させるとともに、上記第
    1の保持筒を上記第2の保持筒の一端開口部から挿入
    し、第1の保持筒の傾斜部を第2の保持筒の傾斜段部に
    係止させたことを特徴とする玩具笛。
  2. 【請求項2】上記リードの底部外側面自体に上記係合用
    凹部を設けるとともに、該係合用凹部の両側部に、該両
    側部から上記両先端部に向かう方向に下降傾斜する隆起
    傾斜部を設けることを特徴とする上記請求項(1)記載
    の玩具笛。
  3. 【請求項3】上記振動弁が低音を発生し得るように構成
    されるとともに、上記第1の保持筒が振動時の該振動弁
    の一端が該第1の保持筒の内周面に接触しないように振
    動弁の軸方向の長さよりも十分短く形成されていること
    を特徴とする請求項(1)記載の玩具笛。
JP10643190U 1990-10-09 1990-10-09 玩具笛 Expired - Fee Related JPH0647507Y2 (ja)

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