JP3058462U - うちわ - Google Patents

うちわ

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JP3058462U
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Inventor
孝治 尾崎
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四国団扇株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スポーツの応援やサンバ祭り等に利用される
うちわであって、鳴り物類としても利用することのでき
るうちわを提供すること。 【解決手段】 うちわの扇部(1) に、振動により音が生
じる楽器部材(2) を配設したこと。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案はうちわ、特に、楽器おもちゃとしても楽しめるうちわに関するもの である。
【0002】
【従来の技術】
サッカー等のスポーツの応援や近年各地で行われているサンバ祭り等には、笛 や鈴、タンバリンといったような鳴り物類が利用される。又、上記したような催 し物は大旨夏期に行われることが多いので、納涼のため、うちわも多く利用され ている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上記のような従来の鳴り物類は音を出すという機能だけであり、うちわは扇い で風を送るという機能だけであるから、鳴り物類とうちわの両方の機能を得るこ とを希望する場合は、前記鳴り物類とうちわとの両方を所持しなければならなか った。
【0004】 本考案は、鳴り物類としても利用することのできるうちわを提供することを課 題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前述した課題を解決するために講じた本考案の解決手段は『うちわの扇部に、 振動により音が生じる楽器部材を配設した』ことである。 上記解決手段において、振動により音が生じる楽器部材としては、例えば、タ ンバリンのシンバル部や鈴や鳴子のように、振ることにより音を生じさせること ができるものが採用可能である。
【0006】 上記解決手段はつぎのように作用する。 うちわの柄を手で持って、扇ぐ動作を行ったり、振ったりすることにより、前 記扇部に振動が加わることとなる。前記楽器部材は、前記扇部に振動を加えるこ とにより音が出るように設定されているから、うちわで扇ぐ動作を行うことによ り、前記楽器部材から音が生じることとなる。又、通常のうちわと同様に、扇部 で扇いで風を起こすこともできる。
【0007】
【考案の効果】
本考案は、上記構成であるから次の特有の効果を有する。 うちわを振ったり、扇部で扇いだりして、扇部に振動を加えるだけで、前記扇 部に設けた楽器部材から音が生じるとともに、扇ぐことにより通常のうちわと同 様に風を送ることができるから、本考案に係るうちわ1本で、鳴り物類とうちわ の両方の機能が楽しめることとなる。
【0008】 うちわで扇ぐ動作を行った場合、扇部の基端部側よりも前記基端部と対向する 位置にある周縁側の方が大きく揺動することとなる。よって、上記うちわにおい て、『前記楽器部材は、前記扇部の周縁に沿って複数個配設した』ものでは、う ちわで扇ぐ動作を行うことによって、前記楽器部材からの音が、より一層生じ易 くなる。
【0009】 又、『前記扇部の一部に板状部を設け、前記板状部に軸部を貫設させるととも に、前記軸部に一対の薄肉金属板からなるシンバル部を、前記軸部の軸線方向に 移動可能に具備させた』ものでは、うちわの扇部の一部分に所定の面積を有する 板状部を設けておき、この板状部に貫通孔を形成するとともに前記貫通孔に、一 対の薄肉金属板からなるシンバル部を具備させた軸部を貫通させることにより、 うちわの扇部に、楽器部材として、タンバリンのシンバル部が取り付けられた構 成となる。前記軸部の両端には、前記扇部から抜け落ちないように、又、前記一 対の薄肉金属板が抜け落ちないように、それぞれストッパー等を設けておけば良 い。前記一対の薄肉金属板は、その中央部を前記軸部に貫通させた状態で、前記 軸部の軸線方向に移動可能に設定されているから、うちわを振ると、前記薄肉金 属板が前記扇部の扇面と前記ストッパーとの間を移動しながら相互に打ち合わさ れることとなり、タンバリンを振った時のような音が生じることなる。
【0010】 さらに、楽器部材としては、『前記扇部の一部に板状部を設け、前記板状部に 支持具を貫設させるとともに、前記支持具に鈴を具備させる構成』としても良い 。前記支持具としては、鈴を係止した状態でうちわの扇部に貫通孔を介して取り 付けられるものであれば良く、例えば、割りピン等が採用可能である。
【0011】
【考案の実施の形態】
以下、本願考案の実施の形態を、図示例と共に説明する。 図1に示すものは、本考案の実施の形態のうちわの正面図であり、通常のうち わと同様に、扇部(1) と柄(11)とから構成されている。柄(11)に連続し且扇部(1 ) の形状を決定する骨部(10)は合成樹脂からなり、この実施の形態のものでは、 サッカーボールの模様状の支杆(14)により扇部(1) の骨部(10)が構成されている 。この骨部(10)の両面から2枚の被覆紙(12)が貼着される。被覆紙(12)を比較的 薄手の紙から構成し、この全面を骨部(10)の表裏からそれぞれ貼着させることに より、被覆紙(12)の貼着後の扇部(1) には、同図の破線に示すように、被覆紙(1 2)を介して支杆(14)が浮き上がって見えることとなる。
【0012】 扇部(1) の周縁のうち、柄(11)に対向する頂点部と、前記頂点部に対して対称 な2か所に対応する骨部(10)には、一対の薄肉金属円盤(20)からなるシンバル部 (2) が、ぞれぞれ装着される。 以下、シンバル部(2) の扇部(1) への取り付けについて、図2に基づいて説明 する。
【0013】 シンバル部(2) が取り付けられる骨部(10)の周辺部分には、支杆(14)群の間を 部分的に閉鎖する板状部(13)が設けられ、各板状部(13)に、貫通孔(13a) が設け られている。骨部(10)の表裏に貼着させた被覆紙(12)の、貫通孔(13a) に対応す る位置には、丸穴(12a) が形成されている。 シンバル部(2) は、中央に開口(21a)(21b)がそれぞれ形成されている一対の薄 肉皿状の金属製円盤(20a)(20b)から構成されている。この円盤(20a)(20b)の外周 縁部が相互に接触するように重ね合わせ、筒状の第1ピン(31)の軸部を開口(21a )(21b)に連続して挿通させる。第1ピン(31)の軸部の直径は、開口(21a)(21b)よ りも小さく設定されている。
【0014】 第1ピン(31)は、筒孔(30)が両端に開放する筒状体であり、その一端には、フ ランジ状に張り出した頭部(3) が形成されている。頭部(3) の外径は前記開口(2 1a)(21b)よりも大径に形成されているから、第1ピン(31)に挿通された円盤(20a )(20b)は、頭部(3) 側において抜止め状態となる。 円盤(20a)(20b)を挿通させた状態で、第1ピン(31)の前記軸部を、扇部(1) の 表面側から、前記被覆紙(12)の丸穴(12a) を介して骨部(10)のうち板状部(13)の 貫通孔(13a) に挿通させる。そして、扇部(1) の裏面側から、第1ピン(31)の筒 孔(30)に、第2ピン(32)の軸部を嵌め込む。
【0015】 第2ピン(32)の軸部の直径は、第1ピン(31)の筒孔(30)の直径に略一致してお り、その一端には、前記貫通孔(13a) 及び丸穴(12a) よりも大径な頭部(33)が設 けられている。 第1ピン(31)の筒孔(30)における頭部(3) 近傍の内周壁には、凸条(34)が筒孔 (30)の円周方向に形成されており、第2ピン(32)の軸部を頭部(33)の基端部まで 第1ピン(31)の筒孔(30)に嵌めた状態において、前記凸条(34)に対応する第2ピ ン(32)の軸部外周の所定位置には、前記凸条(34)がちょうど嵌まり込む凹条(35) が形成されている。第2ピン(32)の軸部を、第1ピン(31)の筒孔(30)に強制的に 挿入して、前記凸条(34)と凹条(35)とを嵌合させることにより、第2ピン(32)は 第1ピン(31)に抜止め状態に取り付けられることとなる。
【0016】 尚、第1ピン(31)の軸部の長さは、円盤(20a)(20b)を合わせた時の厚みと、表 裏に被覆紙(12)を貼着させた板状部(13)と被覆紙(12)の厚みをあわせた長さより も長く設定されている。これにより、第1ピン(31)と第2ピン(32)とによって、 扇部(1) に装着された円盤(20a)(20b)は、第1ピン(31)の頭部(3) と、扇部(1) の表面との間で、移動自在となる、よって、うちわで扇いだり、うちわを振った りして、扇部(1) に振動を与えることにより、円盤(20a)(20b)は頭部(3) と扇部 (1) の表面との間を自由に移動しながら相互に打ち合うこととなり、シンバル部 (2) として音が生じることとなる。
【0017】 尚、上記実施の形態では、シンバル部(2) は、うちわの骨部(10)に取り付ける 構成としたが、被覆紙(12)として、比較的強靭な紙を採用しておけば、被覆紙(1 2)に直接第1ピン(31)を貫通させて、シンバル部(2) を取り付けることも可能で ある。又、扇部(1) が、カルプ紙のような紙のみで構成された形式のうちわや、 さらには、合成樹脂で構成された形式のうちわにも同様にして、シンバル部(2) を設けることができる。
【0018】 図3に示すものは、シンバル部(2) に代えて、鈴(22)を扇部(1) に具備させた 形式のものである。扇部(1) に貫通孔(1a)を形成するとともに、前記貫通孔(1a) に、鈴(22)を具備させた割れピン(15)を貫設させることにより、鈴(22)を扇部(1 ) に装着させることができる。 尚、扇部(1) に設ける楽器部材は、上記したようなシンバル部(2) や鈴(22)に 限定されることなく、ベルや鳴子等、振って音が出るとともに、扇部(1) に取り 付け可能なものであれば、どのようなものでも楽器部材として採用することがで きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案実施の形態のうちわの一部切欠正面図。
【図2】図1のX−X拡大断面図。
【図3】他の実施の形態の要部断面図。
【符号の説明】
(1) ・・・・・扇部 (2) ・・・・・楽器部材(シンバル部) 尚、各図中同一符号は同一又は相当部分を示す。

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 うちわの扇部に、振動により音が生じる
    楽器部材を配設したことを特徴とするうちわ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のうちわにおいて、前記
    楽器部材は、前記扇部の周縁に沿って複数個配設したこ
    とを特徴とするうちわ。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載のうちわにおい
    て、前記扇部の一部に板状部を設け、前記板状部に軸部
    を貫設させるとともに、前記軸部に一対の薄肉金属板か
    らなるシンバル部を、前記軸部の軸線方向に移動可能に
    具備させたうちわ。
  4. 【請求項4】 請求項1又は2に記載のうちわにおい
    て、前記扇部の一部に板状部を設け、前記板状部に支持
    具を貫設させるとともに、前記支持具に鈴を具備させる
    構成としたうちわ。
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