JPH0647479Y2 - ゴムマット - Google Patents

ゴムマット

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Publication number
JPH0647479Y2
JPH0647479Y2 JP1988001571U JP157188U JPH0647479Y2 JP H0647479 Y2 JPH0647479 Y2 JP H0647479Y2 JP 1988001571 U JP1988001571 U JP 1988001571U JP 157188 U JP157188 U JP 157188U JP H0647479 Y2 JPH0647479 Y2 JP H0647479Y2
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JP
Japan
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rubber
mat
sponge
solid
layer
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1988001571U
Other languages
English (en)
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JPH01107385U (ja
Inventor
征児 佐藤
Original Assignee
中国ゴム工業株式会社
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Filing date
Publication date
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  • Road Paving Structures (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本考案はスタンス時や歩行時等の足に対する感触がソフ
トで、疲労感の少ないゴムマットに関するものである。
【従来の技術】
従来、床面に敷くマットや、タイル面上、ゴルフ練習場
の足場マット等に用いられる、いわゆるスタンスマット
などには、主に通常の比較的硬質で単層のみからなるソ
リッドゴムが用いられていた。
【考案が解決しようとする課題】
このように単層のソリッドゴムからなるマットでは、こ
のマット上に立ったり、その上を歩いたりした時に、足
の感触がハードで疲労し易い難点があった。また、荷重
によって厚み方向への圧縮変形と、これに伴う水平方向
への伸張変形などが生じていた。特に、マット上にて長
時間同位置に立つことが多いスタンスマットのような使
用方法では、荷重位置近辺は圧縮されて水平方向に伸張
するが、荷重がかからない位置は水平方向の伸張がない
ために局部的に大きなうねり状の永久変化を生じるとい
欠点がある。これはゴムのポアッソン比が0.5に近いた
めであり、圧縮されてもゴムの容積は圧縮前とほとんど
変らず、圧縮された容積分が水平方向への伸張として現
れるためである。 一方、スポンジゴムをマットに使用すれば柔軟で弾性が
あるから感触の問題が解消でき、更に、気泡を有してい
るから圧縮変形を受けた場合にもその気泡がこれの容積
の分だけ圧縮容積分を吸収するから水平方向への伸張を
少なくしてうねり状の永久変形を生じるという難点は解
消できるが、強度不足、破断や摩耗に弱いことや温度変
化による寸法、更には、経時的な収縮が起こることなど
の新たな重大な問題が生じるので使用に供されていな
い。強いてスポンジをこのようなマットとして使用する
とすれば、例えば実開昭55-54148号のようにベースシー
ト上にスポンジ板をネットで固定するといった複雑な構
造とせざるを得ない。
【課題を解決するための手段】
そこで、本考案者は種々検討を重ねた結果、強度に富む
ソリッドゴム外層(1)と柔軟性及び弾力性に富むスポ
ンジゴム内層(2)からなり、ソリッドゴム外層(1)
とスポンジゴム内層(2)が連続体に形成されてなるゴ
ムマットにすることによって、上記従来技術の課題を解
決したのである。 すなわち、プレス加硫時において加硫温度と加硫時間と
を調整することによってゴム内層部分をスポンジ状に
し、外層部分をソリッド状に成形して両者が連続体とな
っているものである。 寸法変化をより少なくし、また、より強度を向上させる
ためには、ナイロン、セルロース等の短繊維(3)をゴ
ムに混入し、成形時にその繊維を水平方向に対向させる
という手段を採るとよい。 また、滑り止めのためにソリッドゴム外層(1)である
上面又は下面に、表面クレーープ仕上げや凹凸を施すこ
となども適宜実施することができる。
【作用】
上記のような本考案のゴムマットは、ソリッドゴム外層
(1)によってスポンジゴム内層(2)の表裏の強度を
向上させ、かつ、経時的及び温度変化による寸法変化を
小さくする。また、スポンジゴム内層(2)が有する気
泡がマット自体の圧縮容積分を吸収するために、マット
の水平方向の伸張が少なくなり、うねり状の永久変化を
少なくする。更に、スポンジゴム内層(2)が弾力性を
有していることによってマット自体も弾力性を有するこ
とになり、そのマットの上に立ったり、歩いたりした際
の感触がソフトになる。
【実施例】
以下図面によって本考案の実施例を詳細に説明する。 第1図は本考案に係るゴムマットの第一実施例を示す部
分縦断面図である。第2図は同第二実施例の部分縦断面
図である。 本考案のゴムマットは、前述のように、ソリッドゴム外
層(1)とスポンジゴム内層(2)からなることが大き
な特徴である。 第1図に示した第一実施例は、最上層のソリッドゴム外
層(1)と、中間層のスポンジゴム内層(2)と、最下
層のソリッドゴム外層(1)とからなる三層構造であ
り、これらの層は、発泡剤を含んだ単一ゴム材料を用
い、これのプレス加硫に際して加硫温度と加硫時間とを
調整することによってゴム内層部分をスポンジ状に、そ
して、外層部分をソリッド状に成形することによって、
内外層が連続体のゴムマットにしたものである。 この実施例のものの大きさは、1m四方の正方形マット
で、厚みが20mmである。そして、上下のソリッドゴム外
層(2)(2)の厚みはそれぞれ約4mmで、このソリッ
ドゴム外層(2)(2)に深さ約1mmのクレープ仕上げ
をプレス成形により施している。ゴムマット全体のゴム
硬度約50HS、全体の比重0.8程度である。これをスタン
スマットに使用し、同程度の厚さのソリッドゴムマット
と共に約1年間実用テストを行なった結果、本考案品の
方が立った時の足に対する感触がソフトで良好であり、
寸法変化も少なく、特にソリッドゴムマットは大きなう
ねり状の永久変形を生じていたが、本考案品にはその変
形がほとんど見られず良好な感触を維持していた。破壊
時の耐久性も通常のソリッドゴムマットと同程度であっ
た。 また、第二実施例として上記のものと同じ大きさでかつ
同材質からなり、この材質中に長さ1.5mmでアスベクト
比120のセルロース短繊維(3)を重量比で10%混入し
て、カレンダーロールにてその短繊維(3)を一方向に
配向させたマットも一体プレス成形により実施した。そ
の断面の様子を第2図に示した。これは硬度が60HSで、
比重が0.9程度であり、スタンスマットに使用したとこ
ろ、この上に立った時の足に対する感触は短繊維(3)
を混入していない第一実施例のものに比していく分犠牲
になっていたが、寸法変化はより更に改良されており、
強度も向上しており、特に、ショット時の足のふんばり
によるマットの伸びが著しく減少し、マットの永久伸び
による寿命低下が改良された。
【考案の効果】
以上詳述したように、本考案に係るゴムマットは、従来
主として用いられていたソリッドゴムからなるゴムマッ
トと同様な強度や耐久性を有するにもかかわらず、この
上を歩行したり立ったりした時の足に対する感触がソフ
トで良好なので、使用する人にあまり疲労感を感じさせ
ないという効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るゴムマットの第一実施例を示す部
分縦断面図である。第2図は同第二実施例の部分縦断面
図である。 (1)ソリッドゴム外層 (2)スポンジゴム内層 (3)短繊維

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ソリッドゴム外層(1)とスポンジゴム内
    層(2)からなり、該ソリッドゴム外層(1)とスポン
    ジゴム内層(2)は、プレス加硫時において加硫温度と
    加硫時間とを調整することによって、ゴム内層部分をス
    ポンジ状にし、ゴム外層部分をソリッド状にして両者が
    連続体に形成されてなるゴムマット。
JP1988001571U 1988-01-08 1988-01-08 ゴムマット Expired - Lifetime JPH0647479Y2 (ja)

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JP1988001571U JPH0647479Y2 (ja) 1988-01-08 1988-01-08 ゴムマット

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JP1988001571U JPH0647479Y2 (ja) 1988-01-08 1988-01-08 ゴムマット

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JPH01107385U JPH01107385U (ja) 1989-07-19
JPH0647479Y2 true JPH0647479Y2 (ja) 1994-12-07

Family

ID=31201568

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JP1988001571U Expired - Lifetime JPH0647479Y2 (ja) 1988-01-08 1988-01-08 ゴムマット

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5091465A (ja) * 1973-12-14 1975-07-22
JPS5731870Y2 (ja) * 1978-09-21 1982-07-13
JPS5782036A (en) * 1980-11-10 1982-05-22 Okayasu Gomme Kk Manufacture of pressure resisting, heat insulating hose
JPH0216914Y2 (ja) * 1984-12-06 1990-05-10

Also Published As

Publication number Publication date
JPH01107385U (ja) 1989-07-19

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