JPH0647166Y2 - ミッションケースにおける給油用油路 - Google Patents

ミッションケースにおける給油用油路

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JPH0647166Y2
JPH0647166Y2 JP1988168606U JP16860688U JPH0647166Y2 JP H0647166 Y2 JPH0647166 Y2 JP H0647166Y2 JP 1988168606 U JP1988168606 U JP 1988168606U JP 16860688 U JP16860688 U JP 16860688U JP H0647166 Y2 JPH0647166 Y2 JP H0647166Y2
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oil
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Inventor
晃 沢本
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セイレイ工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本考案は、例えばコンバイン等の移動農機用のミッショ
ンケースであって、エンジンからの動力を入力して走行
部に出力させるミッションケースの本体がわ側部に、内
側面に油溝を形成したカバー体をパッキンを介入して締
合させ、本体内のサイドクラッチ部およびブレーキ部に
油圧ポンプから給油するところの油路に関するものであ
る。
(ロ)従来の技術 上記のような、ミッションケースの本体側部にカバー体
を締合することによりサイドクラッチ部およびブレーキ
部に給油するための油路を構成するものとしては、従来
のものでは例えば、特公昭58-57339等に記載されるよう
なものであって、油溝の形成によってその部分が肉薄と
なりカバー体が弱体化されるのを補強するための対策が
講じられてないのである。
それ故に、カバー体を本体側に締合することによって適
正なパッキンの面圧が確保できず油漏れ・圧抜けなどの
不具合が生じている。
(ハ)考案が解決しようとする課題 このように、従来の構成のものでは、油溝の形成によっ
てその部分が肉薄となりカバー体が弱体化されるのを補
強するための対策が講じられてないので、カバー体を本
体側に締合することによって適正なパッキンの面圧が確
保できず油漏れ・圧抜けなどの不具合が生じているか
ら、本考案にあっては、カバー全体を厚肉にして頑丈な
ものにすることなく剛性のアップをはかるとともに、外
装部品との干渉も起こらないもので適正なパッキンの面
圧を確保して油漏れ・圧抜けなどの不具合を解消しなが
ら油の流れに支障がなくこれを円滑なものにせんとする
を目的として考案されたものである。
(ニ)課題を解決するための手段 そこで、本考案は、前記の目的を達成させるために、 エンジンからの動力を入力して走行部に出力させるミッ
ションケースの本体がわ側部に、内側面に油溝を形成し
たカバー体をパッキンを介入して締合させ、本体内のサ
イドクラッチ部およびサイドブレーキ部に給油する油路
を構成するものにおいて、前記カバー体を本体側に締合
する取付ボルトの間で前記油溝の通過する部位の底部
に、この油溝を横切る断面台形状の補強隆起脈を成形し
て構成したのである。
(ホ)作用 このように構成すれば、内側面に油溝を形成するカバー
体が本体側にパッキンを介入させて数本の取付ボルトに
より締合されると、その油溝は本体側とによって中空状
の油路に構成され、この油路を油圧ポンプによって圧送
され本体内のサイドクラッチ部およびサイドブレーキ部
に給油されるようになる。
そのとき、前記のカバー体を締合する取付ボルトの間に
おいて油溝の通過する部位の底部には断面台形状の補強
隆起脈が油溝を横切るように成形されていて、油溝の形
成によって弱体化されようとするカバー体はその剛性が
アップされパッキンに対する面圧を適正にし、油漏れ・
圧抜け現象が起こらない。
また、補強隆起脈は断面台形状に底部から隆起している
ので油の流れに抵抗がかからず円滑になるのである。
(ヘ)実施例 以下、本考案のものを実施例図によって説明する。
この例図に示すミッションケース(A)は、コンバイン
等の移動農機用のミッションケースであって、エンジン
からの動力を入力して走行部に出力させるもので、本体
(A1)側は2つ割りのものを締合して一体に構成されて
いる。
(6)は入力軸で油圧ポンプ軸に直結され、変速と前後
進切換歯車群(7)・駐車ブレーキ軸(8)・サイドク
ラッチ兼ブレーキ軸(9)等が内蔵されている。また最
下部には左右に出力軸(10)(10)が突出されて走行部
に連動連結されている。
(11)は前記の入力軸(6)に直結された油圧ポンプ
で、油をストレーナ口(12)から経路(13)を通って油
圧ポンプ(11)に汲み上げクラッチ用溝(14)とブレー
キ用溝(15)から切換バルブ(図示省略)を経て後述す
る油溝(1)を流れサイドクラッチ部とサイドブレーキ
部に給油するようになっている。
この給油用の油溝(1)は4条形成され、その中の3条
のものが略々並行に形成され、他の1条は単独に形成さ
れている。この油溝(1)の中、下端に開口する給油口
(16)(17)からはサイドクラッチ部に、給油口(18)
と単独に形成された油溝(1)の給油口(19)からはサ
イドブレーキ部に給油される構成になっている。
前記の並行に形成された3条の油溝(1)およびその中
の2条のものはカバー体(A2)を締合する取付ボルト
(3)の間を通過するように形成されて、その取付ボル
ト(3)間を通過する油溝(1)の部位、すなわち、断
面L−Lの断面形状は第2図に拡大して示され、また断
面K−Kは第3図のように、断面J−Jは第4図に、断
面I−Iは第5図にそれぞれ示したように相当量の上下
長さ(W)を有するとともに、上側と下側は共に緩やか
な斜面(S)になっている断面台形状の補強隆起脈
(5)が底部(4)から隆起するように成形されてい
る。
そしてこの補強隆起脈(5)において、仮想線の(a)
枠内と(b)枠内に囲まれるものを第2図のL−L断面
形状の脈幅で連ね、仮想線(c)枠内と(d)枠内に囲
まれるものを第3図のK−K断面形状で連ね、仮想線
(e)枠内と(f)枠内に囲まれるものを第4図のJ−
J断面形状で連ね、また仮想線(g)の枠内のものを第
5図のI−I断面形状でそれぞれ連ねて成形してある。
(20)は駐車ブレーキ軸(8)の軸受部、(21)はサイ
ドクラッチ軸兼ブレーキ軸(9)の軸受部を示してあ
る。
これによって、内側面に数条の油溝(1)を形成するカ
バー体(A2)が取付ボルト(3)によって本体(A1)側
にパッキン(2)を介入させて締合されると、その油溝
(1)は本体(A1)側とによって中空状の油路に構成さ
れ、この各油路を油圧ポンプ(11)によって圧送され本
体(A1)内のサイドクラッチ部およびサイドブレーキ部
に給油されるようになる。
そのとき、前記のカバー体(A2)を締合する取付ボルト
(3)の間において油溝(1)の通過する部位の底部
(4)には断面台形状の補強隆起脈(5)が油溝(1)
を横切るように成形されているが、油はこの補強隆起脈
(5)の緩やかな斜面(S)を何の抵抗もなく円滑に流
れるのである。
(ト)考案の効果 本考案は、以上説明したように、エンジンからの動力を
入力して走行部に出力させるミッションケースの本体が
わ側部に、内側面に油溝を形成したカバー体をパッキン
を介入して締合させ、本体内のサイドクラッチ部および
サイドブレーキ部に給油する油路を構成するものにおい
て、前記カバー体を本体側に締合する取付ボルトの間で
前記油溝の通過する部位の底部に、この油溝を横切る断
面台形状の補強隆起脈を成形して構成したのであるか
ら、前記の補強隆起脈が油溝の形成によって弱体化され
ようとするカバー体全体を厚肉にして頑丈なものにする
ことなくその剛性をアップしてパッキンに対する面圧を
適正にし、油漏れ・圧抜け現象を起すことがなく、ま
た、補強対策を内側面側に施したので外装部品との干渉
も起こらないのである。しかも、補強隆起脈は断面台形
状に底部から隆起しているので油の流れに抵抗がかから
ず円滑になるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
図面は、本考案の実施態様を例示せるものにして、そ
の、 第1図はカバー体の内側面図、第2図〜第5図はカバー
体の内側面に形成した油溝底部に成形されている各補強
隆起脈を示す拡大断面図、第6図はミッションケース全
体の縦断正面図である。 A……ミッションケス、A1……本体 1……油溝、A2……カバー体 2……パッキン、3……取付ボルト 4……底部、5……補強隆起脈

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】エンジンからの動力を入力して走行部に出
    力させるミッションケース(A)の本体(A1)がわ側部
    に、内側面に油溝(1)を形成したカバー体(A2)をパ
    ッキン(2)を介入して締合させ、本体(A1)内のサイ
    ドクラッチ部およびサイドブレーキ部に給油する油路を
    構成するものにおいて、前記カバー体(A2)を本体(A
    1)側に締合する取付ボルト(3)の間で前記油溝
    (1)の通過する部位の底部(4)に、この油溝(1)
    を横切る断面台形状の補強隆起脈(5)を成形して構成
    したことを特徴とするミッションケースにおける給油用
    油路。
JP1988168606U 1988-12-26 1988-12-26 ミッションケースにおける給油用油路 Expired - Fee Related JPH0647166Y2 (ja)

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JPH0288052U JPH0288052U (ja) 1990-07-12
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