JPH0647164Y2 - 車両用減速機の潤滑構造 - Google Patents

車両用減速機の潤滑構造

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JPH0647164Y2
JPH0647164Y2 JP1989017868U JP1786889U JPH0647164Y2 JP H0647164 Y2 JPH0647164 Y2 JP H0647164Y2 JP 1989017868 U JP1989017868 U JP 1989017868U JP 1786889 U JP1786889 U JP 1786889U JP H0647164 Y2 JPH0647164 Y2 JP H0647164Y2
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JP
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gear
drive
shaft
oil pump
speed reducer
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哲也 金田
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UD Trucks Corp
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UD Trucks Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、油ポンプを備えたタンデム型の車両用減速機
の潤滑構造に関する。
[従来の技術] かかる構造に関し本出願人は実開昭63-150161号公報に
おいて、インタアクスルディファレンシャルのピニオン
とデバイダギヤ側サイドギヤとの噛合部の潤滑性を向上
する技術を提案し、また、実開昭63-150139号公報にお
いて、油ポンプの駆動軸と後前軸用ドライブピニオンと
を着脱自在に連結し、ドライブピニオンで油ポンプを駆
動する技術を提案している。
[考案が解決しようとする課題] 前記後者の提案技術自体は、油ポンプの着脱を容易にす
る点で有効なものである。しかし、この技術において
は、後後軸がスリップした場合、後前軸は回転しない。
したがって、油ポンプが駆動されないで、インタアクス
ルディファレンシャルの潤滑が不十分になる不具合があ
る。また、油ポンプの取付位置や回転数がドライブピニ
オンの位置、回転数の制約を受けるなどの不具合もあ
る。
他方、入力軸で直接油ポンプを駆動するようにすると、
減速機の全長が長くなる不具合がある。
本考案は、減速機の全長を変えずに一方の車軸がスリッ
プした場合でも充分な潤滑を確保できる車両用減速機の
潤滑構造を提供することを目的としている。
[課題を解決するための手段] 本考案によれば、インタアクスルディファレンシャルと
後前軸用ドライブピニオンに動力を伝達するデバイダギ
ヤとをロックするため入力軸の外周に摺動自在に設けた
デフロッククラッチの外周にドライブギヤを形成し、油
ポンプの駆動軸に前記ドライブギヤと噛み合うドリブン
ギヤを固設している。
[作用] 上記のように構成された車両用減速機の潤滑構造におい
ては、一方の車軸がスリップして他方の車軸が回転しな
い場合でも、入力軸は常時回転している。したがって、
入力軸と共に回転しているクラッチギヤによりドライブ
ギヤ、ドリブンギヤ及び駆動軸を介し油ポンプは常時駆
動され、したがって、充分な潤滑が確保される。
[実施例] 以下図面を参照して本考案の実施例を説明する。
図において、全体を符号1で示すケーシングの前部ケー
シング2には、入力軸4が回転自在に設けられ、その入
力軸4には全体を符号5で示すインタアクスルディファ
レンシャルのサイドギヤ8がスプライン結合されてい
る。そのサイドギヤ8には出力軸9がスプライン結合さ
れ、また、入力軸4に支持されたスパイダシャフト6の
ピニオン7が噛み合われさている。このピニオン7には
入力軸4に支持されたデバイダギヤ10が噛み合わされ、
そのデバイダギヤ10には、ピニオンドライブギヤ11が噛
み合わされている。このギヤ11は前軸ディファレンシャ
ル12のドライブピニオン13の軸部14に固設されている。
また、後部ケーシング3の底部の油溜り室3aは、油路15
により油ポンプ16を介して入力軸4に形成されインタア
クスルディファンシャル5などの各部を潤滑する油路4a
に連通されている。
他方、入力軸4の大径部4bには、選択的にデバイダギヤ
10のギヤ部10aと噛み合ってインタアクスルディファレ
ンシャル5とデバイダギヤ10とを連結するデフロックク
ラッチ19が摺動自在に設けられている。
このクラッチ19の外周には、ドライブギヤ20が形成され
ている。そして、油ポンプ16の駆動軸17には、前記ドラ
イブギヤ20に噛み合うドリブンギヤ18が固設されてい
る。
したがって、油ポンプ16は常時回転している入力軸4に
よりデフロッククラッチ19のドライブギヤ20、ドリブン
ギヤ18及び駆動軸17を介して常時駆動され、油溜り室3a
の油を常に油路4aに送出し、インタアクスルディファレ
ンシャル5などの各部を潤滑している。
そのため、出力軸9すなわち後後軸及びドライブピニオ
ン13すなわち後前軸の一方がスリップしても、常時回転
している油ポンプ16によりインタアスクルディファレン
シャル5など各部を充分に潤滑することができる。
[考案の効果] 本考案は、以上説明したように構成されているので、常
時回転している入力軸のデフロッククラッチにより油ポ
ンプを駆動するようにし、一方の車軸がスリップした場
合でも、充分な潤滑を確保することができる。
また、ケーシングの寸法を変えず、かつ、従来の減速機
を改造して実施することができる。
また、油ポンプの取付位置や回転数を任意に選択するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
図は本考案の一実施例を示す側断面図である。 4……入力軸、5……インタアクスルディファレンシャ
ル、10……デバイダギヤ、13……ドライブピニオン、16
……油ポンプ、17……駆動軸、18……ドリブンギヤ、19
……デフロッククラッチ、20……ドライブギヤ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】インタアクスルディファレンシャルと後前
    軸用ドライブピニオンに動力を伝達するデバイダギヤと
    をロックするため入力軸の外周に摺動自在に設けたデフ
    ロッククラッチの外周にドライブギヤを形成し、油ポン
    プの駆動軸に前記ドライブギヤと噛み合うドリブンギヤ
    を固設したことを特徴とする車両用減速機の潤滑構造。
JP1989017868U 1989-02-20 1989-02-20 車両用減速機の潤滑構造 Expired - Lifetime JPH0647164Y2 (ja)

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JPH02109058U JPH02109058U (ja) 1990-08-30
JPH0647164Y2 true JPH0647164Y2 (ja) 1994-11-30

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