JPH06221408A - トランスファ - Google Patents

トランスファ

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Publication number
JPH06221408A
JPH06221408A JP1143393A JP1143393A JPH06221408A JP H06221408 A JPH06221408 A JP H06221408A JP 1143393 A JP1143393 A JP 1143393A JP 1143393 A JP1143393 A JP 1143393A JP H06221408 A JPH06221408 A JP H06221408A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
casing
breather pipe
transfer
breather
gear
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP1143393A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuhiro Ozeki
一弘 大関
Atsushi Ota
篤志 尾太
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
GKN Driveline Japan Ltd
Original Assignee
Tochigi Fuji Sangyo KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tochigi Fuji Sangyo KK filed Critical Tochigi Fuji Sangyo KK
Priority to JP1143393A priority Critical patent/JPH06221408A/ja
Publication of JPH06221408A publication Critical patent/JPH06221408A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H57/00General details of gearing
    • F16H57/02Gearboxes; Mounting gearing therein
    • F16H57/027Gearboxes; Mounting gearing therein characterised by means for venting gearboxes, e.g. air breathers

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ブリーザパイプをケーシングのアウトライン
内に配置することができ、邪魔になることがなく破損を
防止し得るものでありながら、潤滑油の吹出しも防止す
る。 【構成】 トランスファ(1)のケーシング(5)の内
側コーナ部に設けられるリブ(19)に、前記ケーシン
グ(5)内に連通すると共にエアポケットになる凹部
(21)を形成し、この凹部(21)をブリーザ室(2
3)としてブリーザパイプ(25)を突設し、該ブリー
ザパイプ(25)を前記ケーシング(5)のアウトライ
ン内に配置せしめたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、車両の駆動系統に用
いられるトランスファに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のトランスファとしては、
例えば特開平1−216166号公報に記載された図3
に示すようなものがある。
【0003】これは、マニュアルで2WDに切換えるこ
とができるシフト機構を備えたフルタイム4WDトラン
スファ101であり、トランスミッションにより回転駆
動されるメインドライブシャフト103がケーシング1
05内に延びている。メインドライブシャフト103の
右端部は遊星歯車装置107のキャリアケース109に
スプライン結合されている。
【0004】遊星歯車装置107のキャリアケース10
9にはプラネタリギヤ111が軸支される一方、このプ
ラネタリギヤ111の周りにこれと噛合うリングギヤ1
13が配置されている。プラネタリギヤ111は、メイ
ンドライブシャフト103の周囲に相対回転自在に配置
された円筒状のサンギヤ115とも噛合っている。サン
ギヤ115の中間部の外周面にはビスカスカップリング
117が配置されている。このビスカスカップリング1
17はサンギヤ115にスプライン結合したインナケー
ス119と、前記リングギヤ113にスプライン結合し
たアウタケース121とに多数のプレートを交互に組付
け、インナケース119に組付けたインナプレート12
3とアウタケース121に組付けたアウタプレート12
5との間に充填したオイルの剪断抵抗により駆動力を伝
達するようになっている。
【0005】上記のようにビスカスカップリング117
のアウタケース121と結合し、かつプラネタリギヤ1
11と噛合っているリングギヤ113は、リヤドライブ
シャフト127とも噛合い車両のリヤプロペラシャフト
(図示省略)に連結されるようになっている。
【0006】一方、ビスカスカップリング117の左側
には、サンギヤ115の外周にスプロケット129がス
プライン結合されている。このスプロケット129はケ
ーシング105の下方延長部に回転自在に嵌挿したフロ
ントドライブシャフト131側のスプロケット133に
チェン135を介して回転を伝達する。スプロケット1
33はフロントドライブシャフト131に固設されたド
ライブギヤ137の外側に相対回転自在に配置されてい
る。フロントドライブシャフト131は車両のフロント
プロペラシャフト(図示省略)に連結されるようになっ
ている。
【0007】ケーシング105の下部延長部には、2W
D切換用のシフトロッド139が軸方向摺動自在に挿入
されている。シフトロッド139はパイプ状に形成され
た部材からなり、中央部にはフォーク141が固設さ
れ、その先端部はスプロケット133と一体のギヤ14
3及びこれと同径に形成されたドライブギヤ137の両
方、又はドライブギヤ137のみと噛合うカップリング
スリーブ145に係合している。そして、カップリング
スリーブ145をスプロケットギヤ143とドライブギ
ヤ137の両方に噛合せると、チェン135によりスプ
ロケット133に伝達された回転は、カップリングスリ
ーブ145及びドライブギヤ137を介してフロントド
ライブシャフト131に伝達される。一方シフトロッド
139を引出しカップリングスリーブ145をドライブ
ギヤ137のみと噛合せると、スプロケット133の回
転はフロントドライブシャフト131に伝達されずフロ
ント側は駆動されない2WDの状態となる。
【0008】またケーシング105の内側のコーナ部に
は、リブ146が一体に設けられ、ケーシング105の
強度を確保し振動の抑制をするようになっている。
【0009】上記のように構成されるトランスファにお
いて、前記ビスカスカップリング117及び遊星歯車装
置107に潤滑油を供給するための潤滑システムを有し
ている。
【0010】この潤滑システムは、ケーシング105の
内部下方に設けられたオイルポンプ147と、該オイル
ポンプ147から供給される潤滑油を前記パイプで形成
されたシフトロッド139の内部に送り込む通路149
と、シフトロッド139の内部からメインドライブシャ
フト103とサンギヤ115との間に形成された間隙1
51へ潤滑油を送る配管153とから構成され、前記間
隙151からサンギヤ115の供給孔を通してビスカス
カップリング117及び遊星歯車装置107に潤滑油が
供給され、各部を常時潤滑するようになっている。
【0011】そして、ケーシング105の上部には、チ
ェン135の潤滑油かき上げ位置から離れた位置にブリ
ーザ室155が形成されており、このブリーザ室155
に連通するブリーザパイプ157が突設され、ケーシン
グ105内のエヤ抜きが行われるようになっている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来のトランスファにあっては、ブリーザ室15
5がケーシング105の上部に形成され、このブリーザ
室155に連通するブリーザパイプ157がケーシング
105のアウトライン外へ突出されているため、運搬時
等に邪魔になり破損し易いという問題点があった。
【0013】これに対し、ブリーザ室及びブリーザパイ
プをケーシングの下部に設けると、チェンの回転により
掻き上げられる潤滑油の吹き出しを招来する虞があっ
た。
【0014】そこでこの発明は、ブリーザパイプをケー
シングのアウトライン内に配置することができ、邪魔に
なることがなく破損を防止し得るものでありながら、潤
滑油の吹出しも防止することができるトランスファの提
供を目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
にこの発明は、トランスファのケーシングの内側コーナ
部に設けられるリブに、前記ケーシング内に連通すると
共にエアポケットになる凹部を形成し、この凹部をブリ
ーザ室としてブリーザパイプを突設し、該ブリーザパイ
プを前記ケーシングのアウトライン内に配置せしめたこ
とを特徴とする。
【0016】
【作用】ブリーザパイプがケーシングのアウトライン内
に配置されているから、邪魔になることがなく破損を防
止することができると共に、ブリーザ室がエアポケット
になるため、潤滑油の吹出しも防止することができる。
【0017】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づいて説
明する。
【0018】図1はこの発明の一実施例に係るトランス
ファの図2における矢視Iからみた図、図2はこの発明
の一実施例に係る側面図である。
【0019】この実施例に係るトランスファ1は、上記
従来例と同様に図示しないトランスミッションにより回
転駆動されるメインドライブシャフト3がケーシング5
内に延びており、このメインドライブシャフト3上に
は、図示しない遊星歯車式差動装置と差動制限装置が配
置されている。
【0020】遊星歯車式差動装置はセンタデフ機構を構
成するもので、車両の旋回時に前後駆動軸間の回転数差
によるタイトコーナブレーキング現象を解消するための
ものであるが、直進時でも前後輪の空気圧差や摩耗状態
の差によって生じる前後駆動軸間の回転数差を吸収する
機能を有する。
【0021】差動制限装置は、前輪駆動軸と後輪駆動軸
のトルクの配分を調整する機能を有する。
【0022】遊星歯車式差動装置を構成する円筒状のサ
ンギヤには、スプロケット9が連結されており、このス
プロケット9はケーシング5の下部延長部にベアリング
11を介して回転自在に支持されたフロントドライブシ
ャフト13に形成されたスプロケット15にチェン17
を介して回転を伝達する。
【0023】ケーシング5の内側コーナ部にはリブ19
が設けられている。このリブ19は内側から肉抜きさ
れ、ケーシング5の内部に連通する凹部21が形成され
ている。従って、リブ19は箱形に形成されるため、よ
り剛性を増すことができる。
【0024】ケーシング5内には、潤滑油が油面Aまで
充填されており、この潤滑油により各部が潤滑されるよ
うになっている。
【0025】ところで、本願出願人は実験の積み重ねに
よって、前記リブ19に形成した凹部21がエアポケッ
トになっており、チェン17の回転によって掻き上げら
れる潤滑油がこない位置であることが判明した。
【0026】そこで、この実施例では前記リブ19に形
成した凹部21をブリーザ室23として、このブリーザ
室23に連通するブリーザパイプ25を突設させてい
る。従って、ブリーザパイプ25をケーシング5のアウ
トライン内に配置することができ、これにより運搬時等
にも邪魔になることがなく、破損を防止することができ
る。また、ブリーザ室23がエアポケットになっている
ので、チェン17の回転によって掻き上げられる潤滑油
の侵入及びブリーザパイプ25からの吹出しを防止する
ことができる。
【0027】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、この発
明の構成によれば、ブリーザパイプをケーシングのアウ
トライン内に配置することができ、邪魔になることがな
く破損を防止し得るものでありながら、潤滑油の吹出し
も防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例に係るトランスファの図2
における矢視Iからみた図である。
【図2】この発明の一実施例に係るトランスファの側面
図である。
【図3】従来例に係るトランスファの断面図である。
【符号の説明】
1 トランスファ 5 ケーシング 9 スプロケット 15 スプロケット 17 チェン 19 リブ 21 凹部 23 ブリーザ室 25 ブリーザパイプ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トランスファのケーシングの内側コーナ
    部に設けられるリブに、前記ケーシング内に連通すると
    共にエアポケットになる凹部を形成し、この凹部をブリ
    ーザ室としてブリーザパイプを突設し、該ブリーザパイ
    プを前記ケーシングのアウトライン内に配置せしめたこ
    とを特徴とするトランスファ。
JP1143393A 1993-01-27 1993-01-27 トランスファ Pending JPH06221408A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1143393A JPH06221408A (ja) 1993-01-27 1993-01-27 トランスファ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1143393A JPH06221408A (ja) 1993-01-27 1993-01-27 トランスファ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06221408A true JPH06221408A (ja) 1994-08-09

Family

ID=11777955

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1143393A Pending JPH06221408A (ja) 1993-01-27 1993-01-27 トランスファ

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JP (1) JPH06221408A (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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