JPH0647109Y2 - 蝶 番 - Google Patents

蝶 番

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JPH0647109Y2
JPH0647109Y2 JP1989125973U JP12597389U JPH0647109Y2 JP H0647109 Y2 JPH0647109 Y2 JP H0647109Y2 JP 1989125973 U JP1989125973 U JP 1989125973U JP 12597389 U JP12597389 U JP 12597389U JP H0647109 Y2 JPH0647109 Y2 JP H0647109Y2
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mounting plate
door
cylinder
auxiliary cylinder
hinge
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JPH0363679U (ja
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哲夫 中野
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株式会社桂
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は扉の自重で自動的に閉じ状態を保ち、且つ右開
き、左開きの何れの方向にも取付け可能な蝶番に関する
ものである。
(従来の技術) 扉をその自重によって自動的に閉じ状態に保つ所謂グラ
ビティ蝶番は、第9図に示す如く、一端に筒部(2)
(5)を突設した一対の取付板(1)(4)を筒部
(2)(5)に嵌めた枢軸(7)によって開閉可能に枢
支し、両筒部(2)(5)の摺接対向する端面を螺旋面
(33)(63)に形成し、扉(9)側の取付板(4)が開
くにつれて該取付板(4)は螺旋面(33)に沿って軸方
向に移動する様に構成されている。
(考案が解決しようとする課題) 上記従来のグラビティ蝶番は、扉(9)側の取付板
(4)が一方向にのみ回動復帰する様に各筒部(2)
(5)の螺旋面(33)(63)が形成されていること、両
取付板(1)(4)の皿ビス孔(11)(41)は板の一方
の面から皿ビスを嵌合する様に形成されていること等に
より、左開き扉と右開き扉とでは蝶番を反対勝手に形成
しなければならず互換性がなかった。
本考案は単一種類の蝶番にて、左開き及び右開きの何れ
にも適用でき、然も、何れの場合でも扉の自重にて扉を
ストッパーに押し当てて確実に閉状態を保持できる蝶番
を明らかにするものである。
(課題を解決する手段) 本考案は、筒部(2)(5)を具えた一対の取付板
(1)(4)を筒部(2)(5)に嵌めた枢軸(7)に
よって開閉可能に枢支し、両筒部(2)(7)の摺接可
能に対向する端面は取付板(1)(4)が開くにつれて
軸方向に移動する様に螺旋状に形成された蝶番に於て、
一方の筒部(5)は筒部本体(50)と、該本体に挿脱可
能に嵌まり軸心に前記枢軸(7)が軸方向に摺動可能且
つ回転可能に嵌まる貫通孔(66)を有する補助筒(6)
とで構成され、該補助筒に相手筒部(2)の螺旋面(3
3)(34)と摺接する螺旋面(63)(64)が形成され、
補助筒(6)及び相手筒部(2)の螺旋面は夫々180°
対称位置に形成した頂部(37)(67)と谷部(38)(6
8)にかけて両側に形成され、筒部本体(50)と補助筒
(6)の何れか一方には軸方向に突条(65)、他方には
該突条が嵌まる溝条が開設され、溝条は一方の取付板
(1)に対して他方の取付板(4)が内側と外側に僅か
ずれる位置で係合可能に1つの突条(35)に対して少し
間隔を存して2つの溝条(55)(57)が開設されてい
る。
(作用及び効果) 常閉左開きの扉に使用する場合(第6図)。
2点鎖線で示す如く、蝶番の上取付板(4)が下取付板
(1)に対して少し内側に入り込む様に、取付板(4)
の筒部本体(50)と補助筒(6)の溝条(57)と突条
(65)を係合させてセットする。
下側の取付板(1)を柱(8)に、上側の取付板(4)
を扉(9)に取り付ける。
これによって扉(9)の自由端は、ストッパー(82)に
当って閉じるが、上記の如く蝶番の扉側の取付板(4)
は下側取付板(1)よりも内側に入り込む様にセットさ
れているため、扉は自重によってストッパー(82)を押
圧する。これにより扉を施錠する際、ラッチとラッチ受
穴の位置を容易に対応させることが出来る。
扉の開き方向の外力が加わると、下側補助筒(3)の螺
旋面(34)を上側補助筒(6)が滑り昇って回転して扉
は開く。外力を解除すると下側補助筒(3)の螺旋面
(34)を上側補助筒(6)が自重で滑り降りて扉は自動
的に閉じる。
常閉右開きの扉に使用する場合(第7図)。
上記同様にして2点鎖線で示す如く、蝶番の上取付板
(4)が下取付板(1)に対して少し内側に入り込む様
に、取付板(4)の筒部本体(50)と補助筒(6)の夫
々の溝条(55)と突条(65)を係合させてセットする。
下側の取付板(1)を柱(8)に、上側の取付板(4)
を扉(9)に取り付ける。取付板(1)(4)の皿ビス
孔(11)(41)は共に板の両面からビスを嵌合できる様
に皿もみが施されているため、取り付けに支障はない。
効果については第6図の左開きの場合と同様である。
(実施例) 第1図に示す如く、実施例の蝶番は下取付板(1)、上
取付板(4)、枢軸(7)、一対の補助筒(3)(6)
の5つの部品を組み合わせて構成される。
上下の取付板(1)(4)には板の表裏両面から皿ビス
を嵌合可能に両面に皿もみを施した皿ビス孔(11)(4
1)が開設されている。
下取付板(1)の一端に下端が閉塞し、上端が開口した
筒部本体(20)が突設され、上取付板(4)の一端に上
端が閉塞し、下端が開口した筒部本体(50)が突設され
ている。
上記両筒部本体(20)(50)には軸心に穴(21)(51)
が開設され、該穴は開口側穴部(22)(52)、中央穴部
(23)(53)、底側穴部(24)(54)の3段に形成さ
れ、奥側から開口側に段階的に拡大している。
上取付板(4)の開口側穴部(52)は下取付板(1)の
開口側穴部(22)よりも浅く開設され、その分だけ中央
穴部(53)が深くなっている。
枢軸(7)は上記筒部本体(20)(50)の底側穴部(2
4)(54)に挿脱可能に緊密に嵌合する太さに形成さ
れ、軸の両端を底側穴部(24)(54)に嵌めた際、取付
板(1)(4)の間が数ミリ開く程度の長さに形成され
ている。
一対の補助筒(3)(6)は同形に形成され、軸心に枢
軸(7)が回転及び軸方向に摺動可能に嵌まる貫通軸孔
(36)(66)を有している。
一方の補助筒(3)は下取付板(1)の筒部本体(20)
に嵌まって該筒部本体とで前記枢軸(7)の下部が嵌ま
る筒部(2)を構成している。
他方の補助筒(6)も上記と同様にして上取付板(4)
の筒部本体(50)に嵌まって該筒部本体とで枢軸(7)
の上部が嵌まる筒部(5)を構成する。
補助筒(3)(6)は、筒部本体(20)(50)の開口側
穴部(22)(52)に嵌まる大径軸部(31)(61)と中央
穴部(23)(53)に嵌まる小径軸部(32)(62)とから
なり、大径軸部(31)(61)の互いの対向面は、互いに
摺接する螺旋面(33)(34)、(63)(64)に形成され
る。
補助筒(3)(6)の螺旋面(33)(34)、(63)(6
4)は、筒の180°対称位置に形成した頂部(37)(67)
と谷部(38)(68)にかけて両側に形成されている。
両補助筒(3)(6)の小径軸部(32)(62)には、軸
心を通り前記螺旋面(33)(34)の頂部(37)(67)と
谷部(38)(68)を結ぶ直径線を含む面内にて軸方向に
突条(35)(35)、(65)(65)が突設されている。
下側取付板(1)の中央穴部(23)の内面には、第4図
に示す如く、穴中心と板厚中心を通る面内にて180°対
称位置に溝条(25)(25)が開設されている。
上取付板(4)の中央穴部(53)の内面には第5図に示
す如く、穴中心と板厚中心を通る面に対して左右に約3
°振らして4本の溝条(55)(57)、(55)(57)が開
設されている。
更に各溝条(55)(57)から90°ずれた位置に4本の溝
条(58)(58)、(59)(59)が開設されている。
然して、使用態別に上記蝶番のセット及び取り付け方法
を説明する。
常閉左開きの扉に使用する場合(第6図)。
2点鎖線で示す如く、蝶番の上取付板(4)が下取付板
(1)に対して少し内側に入り込む様に、取付板(4)
の筒部本体(50)と補助筒(6)の夫々の溝条(57)と
突条(65)を係合させてセットする。
下側の取付板(1)を柱(8)に、上側の取付板(4)
を扉(9)に取り付ける。
これによって扉(9)の自由端は、ストッパー(82)に
当って閉じるが、上記の如く蝶番の扉側の取付板(4)
は下側取付板(1)よりも内側に入り込む様にセットさ
れているため、扉は自重によってストッパー(82)を押
圧する。これにより扉を施錠する際、ラッチとラッチ受
穴の位置を容易に対応させることが出来る。
扉に開き方向の外力が加わると、下側補助筒(3)の螺
旋面(34)を上側補助筒(6)が滑り昇って回転して扉
は開く。外力を解除すると下側補助筒(3)の螺旋面
(34)を上側補助筒(6)が自重で滑り降りて扉は自動
的に閉じる。
常閉右開きの扉に使用する場合(第7図)。
上記同様にして2点鎖線で示す如く、蝶番の上取付板
(4)が下取付板(1)に対して少し内側に入り込む様
に、取付板(4)の筒部本体(50)と補助筒(6)の溝
条(55)と突条(65)を係合させてセットする。
下側の取付板(1)を柱(8)に、上側の取付板(4)
を扉(9)に取り付ける。取付板(1)(4)の皿ビス
孔(11)(41)は共に板の両面からビスを嵌合できる様
に皿もみが施されているため、取り付けに支障はない。
効果については第6図の左開きの場合と同様である。
常開左開きの扉に使用する場合(第8図)。
上取付板(4)を上記とは略90°回転させた状態で、該
取付板(4)の筒部本体(50)の溝条(58)(59)の何
れかと突条(65)を係合させてセットする。
下側の取付板(1)を柱(8)に、上側の取付板(4)
を扉(9)に取り付ける。
これによって扉(9)の自由端は、約90°開いた状態に
保持される。
扉に閉じ方向の外力が加わると、下側補助筒(3)の螺
旋面(33)を上側補助筒(6)が滑り昇って回転して扉
は閉じる。外力を解除すると下側補助筒(3)の螺旋面
(33)を上側補助筒(6)が自重で滑り降りて扉が自動
的に開く。
上記蝶番は常開右開きにも使用できるのは勿論である。
本考案の実施に於て、補助筒(3)(6)に溝条、筒部
本体(20)(50)に該溝条の嵌まる突条を開設しても上
記と同様の効果を奏することができる。又、上側取付板
(1)と下側取付板(4)を天地逆にして使用できる
等、実用新案登録請求の範囲で種々の変形が可能であ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は蝶番の分解斜視図、第2図は上補助筒と下補助
筒の正面図、第3図は組立て状態の蝶番の断面図、第4
図は第3図IV−IV線に沿う断面図、第5図は第3図V−
V線に沿う断面図、第6図は常閉左開き扉での使用説明
図、第7図は常閉右開き扉での使用説明図、第8図は常
開左開き扉での使用説明図、第9図は従来例のグラビテ
ィ蝶番の分解正面図である。 (1)(4)…取付板、(2)(5)…筒部 (25(55)(57)…溝条、(3)(6)…補助筒 (33)(34)(63)(64)…螺旋面 (35)(36)…突条

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】筒部(2)(5)を具えた一対の取付板
    (1)(4)を筒部(2)(5)に嵌めた枢軸(7)に
    よって開閉可能に枢支し、両筒部(2)(5)の摺接可
    能に対向する端面は取付板(1)(4)が開くにつれて
    軸方向に移動する様に螺旋状に形成された蝶番に於て、
    一方の筒部(5)は筒部本体(50)と、該本体に挿脱可
    能に嵌まり軸心に前記枢軸(7)が軸方向に摺動可能且
    つ回転可能に嵌まる貫通孔(66)を有する補助筒(6)
    とで構成され、該補助筒に相手筒部(2)の螺旋面(3
    3)(34)と摺接する螺旋面(63)(64)が形成され、
    補助筒(6)及び相手筒部(2)の螺旋面は夫々180°
    対称位置に形成した頂部(37)(67)と谷部(38)(6
    8)にかけて両側に形成され、筒部本体(50)と補助筒
    (6)の何れか一方には軸方向に突条(65)、他方には
    該突条が嵌まる溝条が開設され、溝条は一方の取付板
    (1)に対して他方の取付板(4)が内側と外側に僅か
    ずれる位置で係合可能に1つの突条(35)に対して少し
    間隔を存して2つの溝条(55)(57)が開設されている
    ことを特徴とする蝶番。
JP1989125973U 1989-10-26 1989-10-26 蝶 番 Expired - Fee Related JPH0647109Y2 (ja)

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