JPH0647078B2 - 破砕装置 - Google Patents
破砕装置Info
- Publication number
- JPH0647078B2 JPH0647078B2 JP10665591A JP10665591A JPH0647078B2 JP H0647078 B2 JPH0647078 B2 JP H0647078B2 JP 10665591 A JP10665591 A JP 10665591A JP 10665591 A JP10665591 A JP 10665591A JP H0647078 B2 JPH0647078 B2 JP H0647078B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- casing
- crushing device
- crushing
- crushed
- air
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Crushing And Pulverization Processes (AREA)
Description
材片、プラスチック片、ガラス片等を高速で細片の状態
まで破砕する破砕装置に関する。
置としては、回転刃を使用して徐々に細片に切断してい
くものが広く使用されていた。しかし、この装置では、
紙が厚くなってきたり、硬い表紙等が付いてくると切断
時間がかかるとともに回転刃がカミ込んで動かなかった
り、損傷、変形することが多く、寿命が短くなるだけで
なく、紙が摩擦熱で加熱され連続運転できなくなるとい
う欠点があった。
に取付けたリンクチェーン、鎖ベルト等で紙を粉砕する
方式の装置も使用されているが、破砕片の排出がスムー
ズでなく滞留しやすい欠点や広い設置面積を必要とする
欠点等があった。またこの装置は破砕作業速度があまり
速くはなかったので、破砕作業には時間がかかってい
た。
する課題は、コンパクトなサイズで、構造はシンプル
で、作業速度が速く、作業性に優れ、連続運転も可能
で、耐久性も良好な、破砕装置を提供することにある。
発明の要旨は、 1) 筒状縦形のケーシング内部に垂直な回転軸を設
け、可撓性を有する長尺の打撃部材を複数本同回転軸に
放射状に取付け、同ケーシング内周面には同打撃部材の
先端軌跡近くまで隆起した突条を複数列周設し、同ケー
シング下方側面に投入口を設けるとともに同投入口まで
被破砕物を導入する投入路を設け、同ケーシング上方側
面に排出口を設けるとともに同排出口には格子を嵌込
み、同ケーシング上端面に設けたエア排出口から吸引し
たエアを同投入路を経由して同ケーシング内に圧送する
空気路を設けたことを特徴とする破砕装置 2) 回転軸の上方に回転円盤を取付け、同回転円盤に
貫通穴を設け、同回転円盤の上面に羽根板を放射状に取
付け、取付位置変更可能な複数の隙間調整プレートを同
回転円盤の外周部に沿って配列して取付けたことを特徴
とする請求項1記載の破砕装置 3) 突条を傾斜させてケーシング内周面に周設したこ
とを特徴とする請求項1または2記載の破砕装置 4) 打撃部材が鎖ベルトであることを特徴とする請求
項1,2,3いずれかに記載の破砕装置 5) V字溝を備えた破砕具を打撃部材の先端部に取付
けたことを特徴とする請求項1,2,3,4いずれかに
記載の破砕装置にある。
を1200〜1500RPM程度で高速回転させれば回
転軸に取付けた打撃部材は遠心力により回転軸に直角に
伸びた状態で回転する。この回転状態時に、紙・木片等
の被破砕物を投入口からケーシング内に投入すれば、同
ケーシング内で高速回転している打撃部材によって繰返
し打撃されて破砕される。この際、被破砕物がケーシン
グ内周壁に接触すると同ケーシング内周壁に周設した突
条によって係止されながら打撃部材先端によって打撃さ
れるため、その打撃の破砕力は空中における反力をとれ
ない状態で打撃する場合に比べて数段強力なものとな
り、大きな被破砕物でも容易に破砕できる。このとき、
大きな被破砕物が投入されて、打撃部材に大きな力が作
用しても、同打撃部材は可撓性を有しているため、同打
撃部材自体が破損するおそれは極めて少ない。
中央よりのエア排出口から吸引したエアを、投入路及び
投入口を経由して同ケーシング内に圧送するようになっ
ている。従って同ケーシング内には螺旋状に取付けられ
たチェーンの風圧と共に下から上に向かっての空気流が
生じた状態となっている。すなわち同ケーシング内には
常に上昇気流が存在している。このため、同ケーシング
内で破砕されて小さくなった細片は同ケーシング内を上
昇し、同ケーシング上方側面の排出口の格子を通過して
ケーシング外へ排出される。同格子は一定サイズ以下の
細片しか通過できないので、同ケーシング内で一定サイ
ズ以下まで破砕された細片のみが同ケーシング外へ排出
される。チェーンの遠心力で破砕物は筒の縁を高速で回
り途中で破砕され排出される。空気は中央上部より吸引
される。投入口に戻された空気は被破砕片のケーシング
内への押込力となり、又空気・破砕片がケーシングから
投入口へ放出されるのを防止している。
隙間調整プレートを具備した回転円盤を回転軸上方に取
付けたものもある。ケーシング内で破砕されながら上昇
してきた細片を、同ケーシング内周面と同隙間調整プレ
ートとの隙間を通過上昇させ、排出口から同ケーシング
外へ排出する。すなわち同回転円盤は一定サイズ以下の
細片のみを通過上昇させる選別機能を備えている。同隙
間調整プレートの取付位置を変更することにより、同ケ
ーシング内周面との隙間を変更して、通過上昇する細片
のサイズを変えることもできる。同回転円盤の同貫通孔
及び同羽根板は、同ケーシング内における空気流をスム
ーズにするためのものである。なお、同回転円盤の代わ
りに、同回転軸の上方に鎖ベルト等を取付け、同回転軸
の高速回転により壁体を形成して、同回転円盤と同様の
作用をさせることも可能である。
に、傾斜した突条を周設したものもある。傾斜した同突
条により空気流の上昇性が良くなるので、破砕された細
片も効率良く上昇させることができる。このため、破
砕、移動、排出作業は滞留なく行なわれ、全体的な作業
速度が速くなり、作業性も向上する。
ベルトを使用したものもある。同鎖ベルトは適度の可撓
性と剛性を有しているので、被破砕物を迅速に破砕する
ことができるとともに、同鎖ベルト自体が損傷すること
は極めて少ないので好都合である。なお、同鎖ベルトの
代わりにリンクチェーンやワイヤー等を使用することも
可能である。
砕具を打撃部材の先端に取付けたものもある。同破砕具
の打撃により、破砕性能はさらに向上し、作業速度も大
幅に向上する。同破砕具には、V字溝を設けているの
で、同破砕具の打撃部分が摩耗しても、刃先の鋭利性が
失われにくく、破砕性能の劣化も少ないものとなってい
る。
する。図1は破砕装置の一部切欠縦断面図、図2は破砕
装置の一部切欠縦断面図、図3は破砕装置の一部切欠平
面図、図4は鎖ベルト先端部の一部切欠斜視図、図5は
図1のA−Aにおける一部切欠断面図、図6は図1のB
−Bにおける一部切欠断面図、図7は図1のC−Cにお
ける一部切欠断面図、図8はケーシング内周壁の一部切
欠展開図である。
ーシング2内部に垂直な回転軸3を設け、回転軸3の上
方に回転円盤4を取付け、回転円盤4には貫通穴5を設
け、回転円盤4の上面に羽根板6を放射状に取付け、複
数の隙間調整プレート7を回転円盤4の外周部に沿って
配列して取付けている。隙間調整プレート7はボルト8
を緩めれば移動可能であり取付位置変更可能となってい
る。
取付け、V字溝10を備えた破砕具11を鎖ベルト9の
先端部に取付け、ケーシング2内周壁には破砕具11の
先端軌跡近くまで隆起した突条12を15°程度傾斜さ
せて複数列周設している。ケーシング2下方側面には投
入口13を設けるとともに突入口13まで被破砕物14
を導入する投入路15を設け、ケーシング2上方側面に
は排出口16を設けるとともに排出口16には排出路1
7を取付けている。排出口16の下方には、さらに別の
排出口18を設けるとともに格子19を取付け、所定サ
イズ以下の細片のみを通過するようになっている。さら
に、ケーシング2上端面に設けたエア排出口20から吸
引したエアを投入路15を経由してケーシング2内に圧
送するエアホース21を設けている。エアの圧送はブロ
ワー22で行うようになっている。
13からケーシング2内に入り、高速回転している鎖ベ
ルト9の破砕具11によって繰返し打撃されて破砕され
る。破砕された細片23はエアホース21で圧送された
エアの力と螺旋状に取付けられたチェーンの高速回転に
よる風圧によりケーシング2内を上昇し、回転円盤4外
周の隙間調整プレート7とケーシング2内壁面との隙間
を通り、排出口16から排出路17へ排出される。なお
細片23の一部は排出口18の格子19を通過して排出
路17へ排出されるものもある。鎖ベルト9の高速回転
及びエアの上昇流によって破砕作業は迅速に行なわれ、
細片23が滞留することもないので作業性は優れてい
る。破砕具11の破砕力の劣化は極めて少ないので耐久
性は良好であり、連続運転も可能である。また、本実施
例の破砕装置1はケーシング2が筒状縦形であるためサ
イズはコンパクトであり、構造もシンプルである。な
お、本実施例では、被破砕物14として雑誌等の紙類を
想定しているが、本発明の破砕装置は、その他に木材
片、プラスチック片、ガラス片等の破砕作業の分野にも
広く応用できる。
構造はシンプルで、作業速度が速く、作業性に優れ、連
続運転も可能で、耐久性も良好な、破砕装置を提供する
ことができる。ケーシング内の空気は投入口へ戻される
ことで、被破砕物の押し込み力として利用でき、又空気
・破砕片が投入口から外へ放出されるのを防いでいる。
Claims (5)
- 【請求項1】 筒状縦形のケーシング内部に垂直な回転
軸を設け、可撓性を有する長尺の打撃部材を複数本同回
転軸に放射状に取付け、同ケーシング内周面には同打撃
部材の先端軌跡近くまで隆起した突条を複数列周設し、
同ケーシング下方側面に投入口を設けるとともに同投入
口まで被破砕物を導入する投入路を設け、同ケーシング
上方側面に排出口を設けるとともに同排出口には格子を
嵌込み、同ケーシング上端面に設けたエア排出口から吸
引したエアを同投入路を経由して同ケーシング内に圧送
する空気路を設けたことを特徴とする破砕装置。 - 【請求項2】 回転軸の上方に回転円盤を取付け、同回
転円盤に貫通穴を設け、同回転円盤の上面に羽根板を放
射状に取付け、取付位置変更可能な複数の隙間調整プレ
ートを同回転円盤の外周部に沿って配列して取付けたこ
とを特徴とする請求項1記載の破砕装置。 - 【請求項3】 突条を傾斜させてケーシング内周面に周
設したことを特徴とする請求項1または2記載の破砕装
置。 - 【請求項4】 打撃部材が鎖ベルトであることを特徴と
する請求項1,2,3いずれかに記載の破砕装置。 - 【請求項5】 V字溝を備えた破砕具を打撃部材の先端
部に取付けたことを特徴とする請求項1,2,3,4い
ずれかに記載の破砕装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10665591A JPH0647078B2 (ja) | 1991-04-10 | 1991-04-10 | 破砕装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10665591A JPH0647078B2 (ja) | 1991-04-10 | 1991-04-10 | 破砕装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04313352A JPH04313352A (ja) | 1992-11-05 |
JPH0647078B2 true JPH0647078B2 (ja) | 1994-06-22 |
Family
ID=14439123
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10665591A Expired - Lifetime JPH0647078B2 (ja) | 1991-04-10 | 1991-04-10 | 破砕装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0647078B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3317492B2 (ja) * | 1998-12-02 | 2002-08-26 | 株式会社東京自働機械製作所 | 故紙梱包装置 |
JP4601951B2 (ja) * | 2003-12-26 | 2010-12-22 | 日本国土開発株式会社 | 回転浮揚式打撃処理方法 |
JP2021065863A (ja) * | 2019-10-28 | 2021-04-30 | 株式会社五十鈴製作所 | 中子破砕装置 |
-
1991
- 1991-04-10 JP JP10665591A patent/JPH0647078B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04313352A (ja) | 1992-11-05 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CA2198524A1 (en) | Blowing and suction device, more specifically a vacuum device for picking up and shredding leaves and similar material | |
US11185014B2 (en) | Chipper shredder | |
US4193556A (en) | Hammer mill | |
EP1724024B1 (en) | Pulverizer | |
US6036125A (en) | Wood chipper | |
EP2047911A1 (en) | Wood chipping machine with peripheral sieving and disintegration device | |
JPS58150443A (ja) | ペ−パ−クラツシヤ−及びその操作方法 | |
US5060873A (en) | Wood chipper fin chip separator | |
US6550702B2 (en) | Apparatus for removing and chipping wood scraps | |
JPH0647078B2 (ja) | 破砕装置 | |
JP3122653B2 (ja) | 籾殻粉砕装置 | |
JP3847713B2 (ja) | 水中造粒機のための分離装置 | |
EP0342216A1 (en) | Machine for comminuting materials | |
JPS6224133B2 (ja) | ||
US3847362A (en) | Rotor for impact crusher | |
WO2003009941A1 (en) | Shredder | |
JP3093644B2 (ja) | 粉砕機 | |
KR102647805B1 (ko) | 해파리 처리 장치 | |
JP2602637Y2 (ja) | 粉砕機 | |
CN208692253U (zh) | 一种板栗脱壳组件 | |
JPH027696B2 (ja) | ||
JP2002177804A (ja) | 粉砕装置 | |
JP4412584B2 (ja) | 破砕流動乾燥機 | |
JP2002095988A (ja) | 回転式粉砕機 | |
SU1618442A1 (ru) | Устройство дл измельчени материалов |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 14 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080622 |
|
R371 | Transfer withdrawn |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 14 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080622 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 14 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080622 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 15 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090622 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 15 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090622 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 16 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100622 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 16 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100622 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110622 Year of fee payment: 17 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |