JP2602637Y2 - 粉砕機 - Google Patents

粉砕機

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JP2602637Y2
JP2602637Y2 JP1993056984U JP5698493U JP2602637Y2 JP 2602637 Y2 JP2602637 Y2 JP 2602637Y2 JP 1993056984 U JP1993056984 U JP 1993056984U JP 5698493 U JP5698493 U JP 5698493U JP 2602637 Y2 JP2602637 Y2 JP 2602637Y2
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fan
air
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JP1993056984U
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JPH0725939U (ja
Inventor
嗣夫 井上
Original Assignee
井上電設株式会社
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Publication date
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  • Crushing And Pulverization Processes (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はカンナ屑、木屑等を粉砕
する粉砕機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、カンナ屑、木屑等を粉砕する
装置としては、スクロール状のケースの中にファンを挿
入し、このファンに取り付けた回転刃により切断するよ
うにしたものが知られている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の粉砕機によると、カンナ屑、木屑等を十分に
微細に粉砕できず、大きな屑がファンに巻き付いたり屑
が詰まったりするという問題があった。このような屑の
詰まりにより粉砕機が故障しやすいという問題がある。
更に、回転刃の摩耗が著しいという問題がある。
【0004】本考案は、このような問題点を解決するた
めになされたもので、カンナ屑、木屑等がファンに巻き
付くことなく微細な粉砕がおこなえる耐摩耗性の良好な
粉砕機を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
の本考案による粉砕機は、筒状の吸込部、前記吸込部の
空気下流側で内径が次第に大きくなる案内部、前記案内
部の空気下流側で径外方向に空気流れを変更するよう形
成されるスクロール部、および前記スクロール部から空
気を外部に排出する吐出部からなるケースと、前記スク
ロール部に収容され、前記吸込部と同軸上に形成される
ボス部、このボス部が径外方向に延びる板状の複数のブ
レード、および前記ボス部の径外方向に延びるとともに
前記複数のブレードの反吸込側縁部を接続する円板部か
らなるファンと、前記ケースの内部であって前記ファン
の外周部にファンと同心円上に配置され、複数の通孔を
有する円環状の多孔板とを備えたことを特徴とする。
【0006】
【作用】本考案の粉砕機によると、木屑、カンナ屑等を
空気とともに吸込部より取り込み、この木屑、カンナ屑
等を吸い込んだ空気がファンによりファン径外方向に送
られ、遠心方向に向かって多孔板の通孔を通り、吐出部
より外部に排出される。ファンに吸い込まれた木屑、カ
ンナ屑は、多孔板の通孔を抜け出る時に粉砕され細粉と
なり吐出部から外部に排出される。
【0007】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明
する。本考案を適用した粉砕機を図1および図2に示
す。スクロール状のケース1の内部にファン2が回転可
能に設けられ、このファン2がケース1の外部に固定さ
れるモータ3により回転駆動される。
【0008】スクロール状のケース1は、円筒状の吸込
部4と、この吸込部4から内径が次第に下流側に行くに
従い大きくなる案内部5と、スクロール状に形成される
スクロール部7と、このスクロール部7から下流側に空
気を排出する円筒状の突出部8とからなる。ファン2
は、円周方向に等間隔で設けられるブレード6と、これ
らのブレード6の中心部でブレードを接続するボス部8
と、ブレード6を接続する円板9とからなる。ブレード
6は薄板状の径外方向に延びる形状で、径内側のボス部
8との接続部が空気の反吸込側すなわちモータ3側位置
にあり、この位置から径外方向に行くに従いブレード板
幅が次第に広がる傾斜部6aが形成される。この傾斜部
6aから径外方向にはブレード6の板幅が均等に真直部
6bが形成される。傾斜部6aは、吸込部4から吸い込
んだ空気をブレード6の径外方向側に効率良く導くよう
傾斜されている。また吸込部4のモーター側端部から案
内部5にかけてケース内径が広がっているのは、吸込部
4から吸い込んだ空気を半径外方向に方向転換しやすく
し、空気流れ抵抗を低減するためである。
【0009】円板9は、ブレード6を固定するととも
に、回転時の変形を抑制するよう剛性を高める役割があ
る。また空気とともに吸い込まれたカンナ屑、木屑等を
ブレード径外方向に導き、ブレードにこれらの屑が巻き
付かないように案内する役割がある。ブレード6の径外
端部の回転方向側の面には、耐摩耗板10が接着され
る。この耐摩耗板は、ブレード6の剛性を高める役割が
ある。
【0010】そして、ボス部8の同心円状に円環状の多
孔板13がケース1のスクロール部7に固定されてい
る。多孔板13は、例えばステンレス製で、空気が通り
抜けられる程度の例えば10〜20mmの通孔が多数個
形成されている。この多孔板13の近傍で空気中のカン
ナ屑、木屑等が粉砕され、粉砕されたカンナ屑、木屑等
が空気とともに吐出部8へと排出される。
【0011】本実施例によると、ファン2の回転によ
り、ファン2の入口側に負圧が発生し、この負圧により
吸込部4からカンナ屑、木屑等を含む空気を吸い込む。
吸い込まれたカンナ屑、木屑等は図2に矢印で示すよう
にブレード6とその隣合うブレード6の間に吸い込ま
れ、ブレード壁面に沿って径外方向に案内され、多孔板
13の通孔に至る。この多孔板13の通孔に至ったカン
ナ屑、木屑等は、ブレードの周方向の移動とこれに交叉
する遠心方向の空気の移動との剪断により、この通孔を
通り抜ける程度の大きさに切断され、切断された木屑、
カンナ屑等となって径外方向に排出され、ファン2の回
転によって発生する空気の流れに乗って吐出部8から外
部に排出される。
【0012】本実施例によると、吸い込まれた空気中の
カンナ屑、木屑等が円板9の径外方向に沿って案内され
ることから、ファン2に木屑、カンナ屑が巻き込まれて
目詰まりするということはない。従来は、長尺状の大部
分の屑が巻きついてしまうという欠点をもっていたが、
本実施例においては、長尺状の木屑、カンナ屑等をも巻
きつくことなく多孔板13の入口側に至りこの多孔板に
形成される通孔部分で切断されて細粉となり細粉状態と
なった屑が吐出部8に空気とともに圧送される。
【0013】本実施例によると、本考案者の実験結果で
は、カンナ屑や木屑等がかなり細かな細粉となることが
判明した。ファンの回転数の上昇により木屑等がより細
粉になることが判明した。実験によると、多孔板13の
通孔径、ブレード6の最外端と多孔板13との隙間距
離、モータ3の回転数等を適宜設定することにより比較
的大きな木屑、カンナ屑等を細かな小片に細粉できる。
【0014】本考案者の実験によると、ケース、ファ
ン、多孔板の形状、大きさ等を変化させることによりこ
のような細粉にできたということが判明した。しかしな
がら、どのような原因でこのような細粉が得られたかは
現段階では明確ではなく、結果としてこのような細粉が
得られたのであり、本件実用新案登録出願をするに至っ
たのである。
【0015】なお、本考案のブレード形状、通孔の形
状、個数等は前記実施例に限られないことはもちろんで
ある。
【0016】
【考案の効果】以上説明したように、本考案の粉砕機に
よるとカンナ屑、木屑等を細かく細粉するとともに、こ
の細粉時にカンナ屑、木屑等がファンに巻き込むことな
く詰まりが発生しないで細粉ができるという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例の粉砕機の断面図である。
【図2】本考案の実施例の粉砕機であって、図1のA−
A線断面図の断面図である。
【符号の説明】
1 ケース 2 ファン 4 吸込部 5 案内部 6 ブレード 7 スクロール部 8 吐出部 9 円板部 10 耐摩耗板 13 多孔板

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】筒状の吸込部、前記吸込部の空気下流側で
    内径が次第に大きくなる案内部、前記案内部の空気下流
    側で径外方向に空気流れを変更するよう形成されるスク
    ロール部、および前記スクロール部から空気を外部に排
    出する吐出部からなるケースと、 前記スクロール部に収容され、前記吸込部と同軸上に形
    成されるボス部、このボス部が径外方向に延びる板状の
    複数のブレード、および前記ボス部の径外方向に延びる
    とともに前記複数のブレードの反吸込側縁部を接続する
    円板部からなるファンと、 前記ケースの内部であって前記ファンの外周部にファン
    と同心円上に配置され、複数の通孔を有する円環状の多
    孔板とを備えたことを特徴とする粉砕機。
JP1993056984U 1993-10-21 1993-10-21 粉砕機 Expired - Lifetime JP2602637Y2 (ja)

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JPH0725939U JPH0725939U (ja) 1995-05-16
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