JPH0646946A - 宅配物保管用ロッカー - Google Patents

宅配物保管用ロッカー

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JPH0646946A
JPH0646946A JP20269292A JP20269292A JPH0646946A JP H0646946 A JPH0646946 A JP H0646946A JP 20269292 A JP20269292 A JP 20269292A JP 20269292 A JP20269292 A JP 20269292A JP H0646946 A JPH0646946 A JP H0646946A
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JP20269292A
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English (en)
Inventor
Masao Asari
征男 浅利
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KOUKEI KOGYO KK
Original Assignee
KOUKEI KOGYO KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】配達先が不在であっても、近隣に預けたり再配
達等することもなく、配達側と配達先との間で宅配物の
受渡しを確実に行うことができるようにすることを目的
とし、このための宅配物保管用ロッカーを提供する。 【構成】宅配物収納室3a、3bと該収納室を開閉する開閉
扉5a、5bとを有するボックス状のロッカー本体1と、前
記宅配物収納室3a、3bへの宅配物収納状態において、所
定位置にセットされた受取伝票Bに対して捺印動作を行
う捺印装置9とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、郵便小包、宅配便配
送物、酒等の配達物その他の各種宅配物を保管する宅配
物保管用ロッカーに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上記のような宅配物の配達先が不
在の場合には、翌日再配達するとか、不在連絡票を残し
て配達時間を指示してもらうとか、あるいは近隣家庭に
預かってもらうとかの方法が採られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、翌日再配達
する方法では、再度不在の恐れがあり、配達効率が悪
い。また、不在連絡票による方法では配達時間を指定さ
れるためやはり配達効率が良くない。また、近隣家庭に
預かってもらうのは互いに迷惑な場合もあり、またプラ
イバシーの点でも問題が多い。
【0004】このように、各方法ともに問題点があるも
のの、他に有効な対策がないため、いずれかの方法を甘
受しているのが現状であるが、交通、運輸手段の発達、
サービス業の隆盛に伴い、宅配物が各家庭やオフィスに
配達される機会は今後益々増えることが予想され、不在
家庭の増加、配達作業従事者の確保の困難性とも相俟っ
て早急な対応策が求められている。
【0005】この発明は、かかる事情に鑑みてなされた
ものであって、配達先が不在であっても、近隣に預けた
り再配達等することもなく、配達側と配達先との間で宅
配物の受渡しを確実に行うことができるようにすること
を目的とし、このための宅配物保管用ロッカーを提供し
ようというものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明は、宅配物をロッカーに収容するものとす
るとともに、受渡しを行ったことの証拠としての受領印
が極めて重要であることに鑑み、受領印を自動的に受け
取ることのできる捺印装置を設けたものである。
【0007】即ち、この発明は、図面の符号を参照して
示すと、宅配物収納室(3a)(3b)と該収納室を開閉す
る開閉扉(5a)(5b)とを有するボックス状のロッカー
本体(1)と、前記宅配物収納室(3a)(3b)への宅配
物収納状態において、所定位置にセットされた受取伝票
(B)に対して捺印動作を行う捺印装置(9)とを備え
たことを特徴とする宅配物保管用ロッカーを要旨とす
る。
【0008】また、捺印装置(9)は、宅配物収納室
(3a)(3b)に宅配物が収納されている場合にのみ作動
可能となされているのが望ましい。
【0009】また、宅配物収納室(3a)(3b)に宅配物
が収納されていない場合にのみ開閉扉(5a)(5b)を開
扉させる開扉スイッチ(12a )(12b )が設けられてい
るのが望ましい。
【0010】さらに、宅配物収納室(3a)(3b)に宅配
物が収納されているか否かを表示する表示装置(13a )
(13b )(14a )(14b )が設けられているのが望まし
い。さらには、宅配物収納室(3a)(3b)に宅配物が収
納されている場合に、閉扉状態の開閉扉(5a)(5b)が
開けられると作動する盗難防止ブザー(53)が設けられ
ているのが望ましい。
【0011】
【作用】配達先が不在の場合、配達者はロッカー本体
(1)の開閉扉(5a)(5b)を開ける。そして、ロッカ
ー本体(1)の宅配物収納室(3a)(3b)に宅配物
(A)を収納した後、捺印装置(9)を作動させること
により受取伝票(B)に配達先の受領印を押捺する。従
って、配達先が不在であっても、配達側と配達先との間
で宅配物の授受が確実に行われる。
【0012】
【実施例】次に、この発明の実施例を示す。
【0013】この発明の一実施例を示す図1、図2にお
いて、(1)は縦長直方体形状の金属製ロッカー本体で
ある。該ロッカー本体(1)の内部は上部が制御部
(2)となされるとともに、制御部(2)を除いた下方
部分が宅配物収納室(3)となされている。さらにこの
宅配物収納室(3)は、その上方寄りの位置に設けられ
た仕切板(4)により、小形宅配物を収納する小容積の
上部収納室(3a)と、大形宅配物を収納する大容積の下
部収納室(3b)とに区画されている。なお、要すれば下
部収納室を取り外し可能な仕切板で高さ方向にさらに区
切っても良い。また、前記ロッカー本体(1)の前面に
は、上下の各宅配物収納室(3a)(3b)を開閉する蝶番
式の上下開閉扉(5a)(5b)が取着されている。
【0014】前記制御部(2)は、ロッカーの各種動作
を制御するための電気、電子部品等が収容されるととも
に、その前面には複数個のスイッチや表示ランプが設け
られている。
【0015】さらに、制御部(2)の前面には横長の伝
票挿入口(6)が開口するとともに、図5〜図8に示す
ように、この伝票挿入口の後方で上下に対向する2枚の
水平板(7a)(7b)の間に伝票挿入部(8)が形成され
ている。そして、伝票挿入部(8)の上面には、捺印装
置(9)が取着されている。この捺印装置(9)は、伝
票挿入口(6)から挿入部に挿入された受取伝票(B)
に対して、受領印を押捺するためのものであり、次のよ
うな構成を有している。即ち、伝票挿入部(8)を形成
する上側の水平板(7a)には、断面コ字状の支持壁(9
1)が立設されるとともに、この支持壁(91)に、U環
締付部材(92)を介してソレノイド(93)が固定状態に
支持されている。そして、このソレノイド(93)の中心
部を、上部ストッパ(94)付きの可動鉄心(93a )が上
下方向に挿通している。この可動鉄心(93a )は、ソレ
ノイド(93)への通電状態で発生する電磁力により下方
へ移動し、通電解除により電磁力から解放されるものと
なされている。
【0016】一方、支持壁(91)を挟んで前後には、上
下に長い2枚の揺動片(95)(96)が相互一体状態にか
つ支持壁(91)に対して上下移動自在に設けられるとと
もに、ソレノイド側の揺動片(95)の下端には可動鉄心
(93a )の下方において外向き直角状に突出する折曲片
(95a )が形成されている。さらに、該揺動片(95)の
上端も外向き直角状に突出するとともに、この突出片
(95b )と、前記支持壁(91)の上端折曲片(91a )と
の間に両者を接近方向に付勢するバネ、ゴム等の弾性体
(97)が介在配置されている。
【0017】一方、他方の揺動片(96)には筒形の印鑑
収容部(98)が設けられ、この印鑑収容部(98)にイン
キ式の印鑑(10)が、その捺印面を下方に向けてねじ止
め固定されている。また、印鑑(10)の下方位置におい
て、上側の水平板(7a)には円孔(99)が穿設され、印
鑑(10)は不使用時には円孔(99)から僅かに下方に突
出した位置で待機状態にあるものとなされている。そし
て、ソレノイド(93)への通電により可動鉄心(93a )
が下降すると、揺動片(95)の下端折曲部(95a )は可
動鉄心(93a )により押下げられる結果、揺動片(95)
は弾性体(97)の引張力に抗して下方に引下げられる。
これに伴い、他方の揺動片(96)も下方に引下げられる
結果、印鑑(10)の下端面は円孔(99)を超えて下側の
水平板(7b)に当接する程度まで下方に突出し、もって
伝票(B)への捺印動作が行われるものとなされている
(図8参照)。そして、ソレノイド(93)への通電が解
除されると弾性体(97)の引張力により両揺動片(95)
(96)は引上げられる結果、印鑑(10)は上方待機位置
まで退出するものとなされている。なお、図5に示す
(100 )は揺動片(95)(96)ひいては印鑑(10)の最
大上昇位置を規定するストッパであり、支持壁(91)に
突設されている。。
【0018】上記のような捺印動作は、図1に示すよう
に、伝票挿入口(6)の近傍に設けられたボタン式捺印
スイッチ(11)の押釦操作により行われるものとなされ
ている。また、捺印スイッチ(11)の横には、捺印動作
可能状態を知らせる捺印OKランプ(22)が設けられて
いる。さらに、制御部(2)の前面には、上下の開閉扉
(5a)(5b)を開扉するための2個のボタン式開扉スイ
ッチ(12a )(12b )が上下に併設されるとともに、各
開扉スイッチ(12a )(12b )の側方位置には、各宅配
物収納室(3a)(3b)に宅配物(A)が収納されると点
灯する宅配物収納確認ランプ(13a )(13b )と、宅配
物が収納されていないときに点灯する宅配物未収納確認
ランプ(14a )(14b )がそれぞれ設けられている。こ
れらの宅配物収納、未収納確認ランプ(13a )(13b )
(14a )(14b )や前記捺印OKランプ(22)は発光ダ
イオードにより構成されている。
【0019】前記開扉スイッチ(12a )(12b )は、対
応収納室(3a)(3b)に宅配物が未収納状態のときに押
釦操作されることにより、開閉扉(5a)(5b)を開扉さ
せるものである。開閉扉の開扉は開閉装置により制御さ
れるものとなされている。
【0020】この開閉装置は、図3に示すように、開閉
扉(5a)(5b)の裏面解放端近くに取着されたソレノイ
ド(15a )(15b )からなり、水平方向外方に進退駆動
される円柱状可動鉄心(15a ´)(15b ´)を備えてい
る。一方、図4に示すように、ロッカー本体(1)側板
の前記可動鉄心対応位置には、嵌合孔(16)が設けられ
ている。そして、ソレノイド(15a )(15b )に通電が
なされないときには可動鉄心(15a ´)(15b ´)がロ
ッカー本体(1)の側板方向に開閉扉(5a)(5b)の側
縁を超えて突出して前記嵌合孔(16)に嵌合されており
(図4鎖線参照)、もって開閉扉(5a)(5b)は閉塞状
態に保持されるものとなされている。一方、開扉スイッ
チ(12a )(12b )の押釦操作により、ソレノイド(15
a )(15b )に通電がなされると、可動鉄心(15a ´)
(15b ´)は水平方向内方に移動して扉の側縁よりも内
側に退出する(図4実線参照)。これにより、可動鉄心
(15a ´)(15b ´)と嵌合孔(16)との嵌合が解除さ
れ、開閉扉(5a)(5b)は開扉可能となされている。そ
して、再びソレノイド(15a )(15b )への通電がなく
なると可動鉄心(15a ´)(15b ´)は進出方向に移動
復帰して嵌合用凹部(16)と嵌合し、開扉されるものと
なされている。
【0021】上記のような開閉用ソレノイド(15a )
(15b )への通電は、開閉扉(5a)(5b)が閉扉状態に
あって、かつ宅配物収容室(3a)(3b)に宅配物が存在
していない場合にのみ行われるものとなされており、そ
れ以外のとき、例えば宅配物が収納室に収納されている
ときには、開扉スイッチ(12a )(12b )を押釦操作し
ても、後述する回路によってソレノイド(15a )(15b
)への通電は行われないようになっている。
【0022】上記のような開閉扉(5a)(5b)の開閉状
態や宅配物の有無は、開閉検知センサー(17a)(17b
)や宅配物検知センサー(18)(19)により検知され
るものとなされている。即ち、図3に示すように、開閉
扉(5a)(5b)には、前記開閉用ソレノイド(15a )
(15b )の下方において、開閉検知センサー(17a)
(17b )としての反射形フォトインターラプタが、その
発光方向を水平方向外向きに向けた状態で取着されてい
る。そして、開閉扉(5a)(5b)の閉塞時には、フォト
インターラプタからの放射光がロッカー本体(1)の側
板に当たって反射し、この反射光が再びフォトインター
ラプタに受光され、開閉扉は閉扉状態にあることが検知
されるものとなされている。一方、開閉扉(5a)(5b)
が開いている場合には、フォトインターラプタからの放
射光はロッカー本体(1)によって反射されないから、
フォトインターラプタによる受光は行われず、もって開
閉扉(5a)(5b)が開扉状態にあることが検知されるも
のとなされている。
【0023】一方、前記宅配物検知センサー(18)(1
9)は、ロッカー本体(1)の各宅配物収納室(3a)(3
b)において、左右側板部の対向位置に配設された発光
素子(18a )(19a )と受光素子(18b )(19b )とか
らなる。そして、宅配物が存在しないときには、発光素
子(18a )(19a )から放射された光が受光素子(18
b)(19b )で受光され、宅配物が存在しないことが検
知される。一方、宅配物が存在するときは、発光素子
(18a )(19a )からの放射光が該宅配物で遮断される
結果、受光素子(18b )(19b )から受光信号は出力さ
れず、もって宅配物(A)が存在していることが検知さ
れるものとなされている。
【0024】なお、図1、図3に示す(20)は、開閉扉
のロックを解除して宅配物をロッカーから取出すための
鍵穴付きのキー操作部であり、(21a )(21b )は開閉
扉の取手であり、(23)はロッカー本体(1)の底面隅
部に取着された緩衝用の受板である。
【0025】図9は、図1〜図3に示す宅配物保管用ロ
ッカーの機能制御のための電気回路図である。
【0026】同図において、(17a )(17b )は前述し
たフォトインタラプタからなる開閉検知センサーであ
り、該センサーは、開閉扉(5a)(5b)が閉じていると
きにHレベル出力を生じ、開いているときは出力を生じ
ないものとなされている。
【0027】開閉検知センサー(17a )(17b )の出力
は第1記憶素子(31)のテータ端子Dにて受領される。
この第1記憶素子(31)はクロック端子CKに信号が入
力されない間はQ出力はLレベル、Qバー出力がHレベ
ルとなっている。これらQ、Qバー出力にはそれぞれN
OT回路(32)(33)、駆動回路(34)(35)を介して
前記未収納確認ランプ(14a )(14b )と収納確認ラン
プ(13a )(13b )が接続されている。而して、第1記
憶素子(31)のクロック端子CKに信号が入力されない
ときは、Q出力はLレベルとなっており、これがNOT
回路(32)で反転されて駆動回路(34)が駆動され、未
収納確認ランプ(14a )(14b )が点灯表示される一
方、Qバー出力はHレベルであるから駆動回路(35)は
駆動されず収納確認ランプ(13a )(13b )は消灯状態
となっている。そして、クロック端子CKに信号が入力
されると、Q=H、Qバー=Lに反転する結果、未収納
確認ランプ(14a )(14b )は消灯し、収納確認ランプ
(13a )(13b )が点灯するものとなされている。
【0028】前記開閉検知センサー(17a )(17b )の
出力はワンショットマルチバイブレータ(OSM)(3
6)にも入力され、OSM(36)は一定時間Hレベルの
出力を生じる。この出力が生じている間、駆動回路(3
7)が動作して宅配物検知センサー(18)(19)の発光
素子を駆動し、宅配物が存在しているときは、宅配物検
知センサー(18)(19)に出力を生じ、宅配物が存在し
ていないときは宅配物検知センサー(18)(19)の出力
は生じないものとなされている。かかる宅配物検知セン
サー(18)(19)の出力は前記第1記憶素子(31)のク
ロック端子CKに入力されている。
【0029】(12a )(12b )は前述した開扉スイッチ
であり、この開扉スイッチ(12a )(12b )の出力は、
スイッチOFF後も一定時間出力を保持する出力保持回
路(38)を介してAND回路(39)に接続されている。
かつこのAND回路(39)の入力には、前記第1記憶素
子(31)のQバー出力も接続されている。従って、Qバ
ー出力がHレベルで開扉スイッチ(12a )(12b )が操
作されたとき、換言すれば開閉扉(5a)(5b)が閉じて
いてかつ宅配物が収納室(3a)(3b)に存在しない状態
で開扉スイッチ(12a )(12b )が操作されたときにの
み、AND回路(39)がHレベルとなり、ひいては駆動
回路(40)を介して開閉用ソレノイド(15a )(15b )
が通電駆動されるものとなされている。
【0030】(41)は発振回路であり、この発振回路
(41)の出力はAND回路(42)に接続されている。ま
た、AND回路(42)の入力には、前記第1記憶素子
(31)のQ出力も接続されている。従って、AND回路
(42)は第1記憶素子(31)のQ出力がHのとき即ち宅
配物検知センサー(18)(19)によって宅配物の存在が
検知されたときに、発振回路(41)のパルス出力をその
まま出力し、駆動回路(43)を介して捺印OKランプ
(22)を点滅させ、捺印準備完了を知らせ得るものとな
されている。
【0031】捺印装置(9)の作動は、捺印スイッチ
(11)と、該スイッチに接続されスイッチOFF後も一
定時間スイッチ出力を生じる出力保持回路(44)と、出
力保持回路(44)の出力を受領するAND回路(45)
と、捺印装置のソレノイド(93)を駆動するための駆動
回路(46)と、前記第1記憶素子(31)のQ出力をクロ
ック端子CKにて受領する第2記憶素子(47)と、前記
出力保持回路(44)の出力に接続され、第2記憶素子
(47)のリセット端子Rにリセット信号を送出するワン
ショットマルチバイブレータ(OSM)(48)とによっ
て制御される。また、第2記憶素子(47)のQ出力はA
ND回路(45)の入力端子に接続されている。この第2
記憶素子(47)のQ出力は、第1記憶素子(31)のQ出
力がHレベルになると、換言すれば宅配物の存在が確認
されると、クロック端子CKに信号が入力されてHレベ
ルに反転するものとなされている。そしてこの状態で捺
印スイッチ(11)を操作することにより、AND回路
(45)の出力がHレベルとなり、駆動回路(46)を介し
て捺印用ソレノイド(93)が駆動され、捺印が行われる
ようになっている。なお、前記OSM(48)は、捺印ス
イッチ(11)の操作から所定時間経過後にリセット信号
を出力し、もって第2記憶素子(47)を初期状態(Q=
Lレベル)にリセットする役割を果たす。
【0032】なお、(49)は前記キー操作部(20)の鍵
穴に挿入されるロック解除キーであり、該ロック解除キ
ー(49)の操作は図示しないスイッチに連動しており、
キーの操作によりスイッチがONとなり第1記憶素子
(31)のリセット端子Rにリセット信号が入力されて、
第1記憶素子(31)は初期状態(Q=L、Qバー=H)
にリセットされるものとなされている。そして、リセッ
ト後開扉スイッチ(12a)(12b )を操作し、開閉用ソ
レノイド(15)を駆動して開閉扉(5a)(5b)を開け、
宅配物を取り出し得るようになっている。
【0033】また、この実施例では、宅配物の盗難防止
ブザー(53)が設けられている。即ち、開閉検知センサ
ー(17)の信号を反転するNOT回路(50)と、NOT
回路(50)の出力と第1記憶素子(31)のQ出力を受領
するAND回路(51)と、ブザー(53)を駆動する駆動
回路(52)とが設けられ、Q出力がHレベルのとき(宅
配物が存在しているとき)に、開閉扉(5a)(5b)が開
いて開閉検知センサー(17)の出力がLレベルになる
と、AND回路(51)の出力がHレベルとなってブザー
(53)が作動し、これによって宅配物の盗難警報が発せ
られるものとなされている。
【0034】次に、図示実施例にかかる宅配物保管用ロ
ッカーの使用方法について、宅配物を上側の宅配物収納
室(3a)に収納する場合を例にとって説明する。
【0035】宅配物が存在せず開閉扉(5a)が閉じられ
た初期状態では、開閉検知センサー(17a )の出力はH
レベルとなっており、第1記憶素子(31)のQ出力はL
レベル、Qバー出力はHレベルとなっており、未収納確
認ランプ(14a )のみが点灯し、宅配物未収納状態を知
らせる。
【0036】次に、宅配物(A)の配送がなされ、受取
人が不在のときには、配達者は開扉スイッチ(12a )を
押釦操作する。この操作により駆動回路(40)が駆動さ
れ、開閉用ソレノイド(15a )に通電され、可動鉄心
(15a ´)が退出方向に移動して嵌合孔(16)との嵌合
が解除され、開閉扉(5a)を開けることができる。な
お、開扉スイッチ(12a )の操作が瞬時に行われた場合
にも、出力保持回路(38)により一定時間の出力が保持
されるから、開閉用ソレノイド(15a )を確実に作動さ
せることができる。
【0037】開閉扉(5a)を開け、宅配物収納室(3a)
に宅配物(A)を置き扉を閉めると、開閉検知センサー
(17a )はその出力を再び生じる。これにより、OSM
(36)から一定時間の信号が出力され、その間駆動回路
(37)を介して宅配物検知センサー(18)が駆動され
る。宅配物収納室(3a)には既に宅配物(A)が収納さ
れているから、宅配物検知センサー(18)から信号が出
力され、第1記憶素子(31)のクロック端子CKに入力
される。すると、第1記憶素子(31)のQ出力はHレベ
ル、Qバー出力はLレベルにそれぞれ反転して未収納確
認ランプ(14a )は消灯し、収納確認ランプ(13a )が
点灯する。
【0038】この状態では第1記憶素子(31)のQバー
出力はLレベルに反転したから、開扉スイッチ(12a )
(12b )を操作してももはやAND回路(39)が動作し
ないため、開閉用ソレノイド(15a )を駆動させること
ができず、その後の開閉扉(5a)の不意の開扉を防止す
ることができ、安全かつ確実な宅配物収納状態を維持す
ることができる。
【0039】第1記憶素子(31)のQ端子のHレベル反
転により、該記憶素子(31)のQ端子に接続されている
AND回路(42)は発振回路(41)の信号をそのまま出
力し、捺印OKランプ(22)が点滅して捺印可能状態を
知らせる。
【0040】一方また、第1記憶素子(31)のQ端子の
Hレベル反転は、第2記憶素子(47)のQ出力のHレベ
ル反転をも引起こす。
【0041】次に、配達者は受取伝票(B)を伝票挿入
口(6)から挿入したのち、捺印スイッチ(11)を押釦
操作する。すると、AND回路(45)の出力がHレベル
となって捺印用ソレノイド(93)が駆動され、可動鉄心
(93a )に連動して揺動片(95)が下降し、同時に印鑑
(10)も下降して伝票(B)に捺印される。捺印スイッ
チ(11)の操作が瞬時であっても、出力保持回路(44)
により一定時間出力が保持されるため、捺印用ソレノイ
ド(93)を確実に作動させることができる。捺印スイッ
チ(11)を操作して所定時間経過後、OSM(48)の出
力が生じ、第2記憶素子(47)は初期状態にリセットさ
れ、そのQ出力はLレベルに復帰し、以後捺印スイッチ
(11)を操作しても捺印は行われない。
【0042】次に、宅配物の受取人は、帰宅後、収納確
認ランプ(13a )により宅配物(A)が収納されている
ことを知ることができる。そして、ロック解除キー(4
9)をキー操作部(20)の鍵穴に差し込んでキー操作を
行うと、連動スイッチにより第1記憶素子(31)にリセ
ットがかかり、第1記憶素子(31)のQ出力はLレベル
に、Qバー出力はHレベルにリセットされる。この状態
で開扉スイッチ(12a )を押釦操作して開閉用ソレノイ
ド(15a)を駆動し、開閉扉(5a)を開けて宅配物を取
り出した後、開閉扉(5a)を閉めれば良い。
【0043】また、宅配物(A)が収納されているとき
に、扉が無理に開けられた場合は、開閉検知センサー
(17a)の出力はLレベルに反転する結果、盗難防止回
路中のAND回路(51)がHレベルとなってブザー(5
3)が作動し、盗難の危険を知らせる。
【0044】なお、以上の実施例では、捺印装置(9)
の駆動を捺印スイッチ(11)により行うものとしたが、
伝票挿入部(8)に伝票が正しくセットされたことを検
知するセンサーを設け、セットされたときに自動的に捺
印装置を駆動する構成としても良い。また、宅配物収納
室(3a)(3b)へ宅配物を収納する際やその他の際に、
暗唱番号等の識別情報等の入力により、開閉扉(5a)
(5b)の開扉スイッチ操作等を行う者がそれを許された
者であることが確認された場合にのみ、開扉スイッチ操
作等を行うことができるように構成しても良い。さら
に、開扉スイッチに代えて、特定の鍵を使用等した場合
にのみ開閉扉を開けることができるように構成しても良
い。
【0045】図10はこの発明の他の実施例を示すもので
ある。この実施例では、ロッカー本体が上下2段に区画
されて上側の小形宅配物収納室(3a)と下側の大形宅配
物収納室(3b)とに分割されるとともに、小形宅配物収
納室(3a)の前方部分に制御部(2)や伝票挿入口
(6)が設けられている。なお、前面パネル(1a)にス
テンドグラス調等の模様を描き、これを内部から照明で
きるようにして意匠性を高め得るものとしても良い。図
10において、図1〜3に示した構成と同一部分について
は同一の符号を付しその説明を省略する。
【0046】
【発明の効果】この発明は、上述の次第であるから、ロ
ッカー本体の宅配物収納室に宅配物を収納した後、捺印
装置を作動させることにより受取伝票に配達先の受領印
を押捺することができる。従って、配達先が不在であっ
ても、再配達や近隣に預かってもらうことなく配達側と
配達先との間で宅配物の授受を確実に行うことができ、
配達効率を向上することができ、プライバシーの点でも
問題を生ずることはなく実用化値の高いものとなし得
る。
【0047】また、捺印装置が、宅配物収納室に宅配物
が収納されている場合にのみ作動可能となされていると
きは、宅配物が配達されていない場合の捺印装置の使用
を阻止することができ、捺印装置の乱用を防止できる。
【0048】また、宅配物収納室に宅配物が収納されて
いない場合にのみ開閉扉を開扉させる開扉スイッチが設
けられている場合には、宅配物が収納されているときの
開閉扉の開きを防止することができ、宅配物の盗難の危
険を防止できる。
【0049】また、宅配物収納室に宅配物が収納されて
いるか否かを表示する表示装置が設けられている場合に
は、宅配物の収納、未収納の状態を一目で確認すること
ができ、極めて便利である。
【0050】また、宅配物収納室に宅配物が収納されて
いる場合に、閉扉状態の開閉扉が開けられると作動する
盗難防止ブザーが設けられているときは、宅配物の盗難
の危険をさらに防止でき、安全性の高い宅配物保管用ロ
ッカーとなしうる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の宅配物保管用ロッカーの位置実施例
を示す斜視図である。
【図2】図1に示すロッカーの縦断面図である。
【図3】図1に示すロッカーの上側の開閉扉を開いた状
態の斜視図である。
【図4】開閉扉の開閉構造を説明するために開閉扉の一
部を削除して示す要部正面断面図である。
【図5】捺印装置とその周辺部を示す斜視図である。
【図6】図5を逆側から見た斜視図である。
【図7】図5の縦断面図である。
【図8】図7において捺印装置を作動させたときの断面
図である。
【図9】図1に示す宅配物保管用ロッカーの各種機能を
制御するための回路図である。
【図10】この発明の他の実施例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1…ロッカー本体 3、3a、3b…宅配物収納室 5a、5b…開閉扉 9…捺印装置 10…印鑑 11…捺印スイッチ 12a 、12b …開扉スイッチ 13a 、13b …宅配物収納確認ランプ 14a 、14b …宅配物未収納確認ランプ 53…ブザー

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 宅配物収納室(3a)(3b)と該収納室を
    開閉する開閉扉(5a)(5b)とを有するボックス状のロ
    ッカー本体(1)と、 前記宅配物収納室(3a)(3b)への宅配物収納状態にお
    いて、所定位置にセットされた受取伝票(B)に対して
    捺印動作を行う捺印装置(9)とを備えたことを特徴と
    する宅配物保管用ロッカー。
  2. 【請求項2】捺印装置(9)は、宅配物収納室(3a)
    (3b)に宅配物が収納されている場合にのみ作動可能と
    なされている請求項1に記載の宅配物保管用ロッカー。
  3. 【請求項3】宅配物収納室(3a)(3b)に宅配物が収納
    されていない場合にのみ開閉扉(5a)(5b)を開扉させ
    る開扉スイッチ(12a )(12b )が設けられている請求
    項1または2に記載の宅配物保管用ロッカー。
  4. 【請求項4】宅配物収納室(3a)(3b)に宅配物が収納
    されているか否かを表示する表示装置(13a )(13b )
    (14a )(14b )が設けられている請求項1ないし3の
    いずれか1に記載の宅配物保管用ロッカー。
  5. 【請求項5】宅配物収納室(3a)(3b)に宅配物が収納
    されている場合に、閉扉状態の開閉扉(5a)(5b)が開
    けられると作動する盗難防止ブザー(53)が設けられて
    いる請求項1ないし4のいずれか1に記載の宅配物保管
    用ロッカー。
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