JPH0646746U - 避難タラップ - Google Patents

避難タラップ

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Publication number
JPH0646746U
JPH0646746U JP8320192U JP8320192U JPH0646746U JP H0646746 U JPH0646746 U JP H0646746U JP 8320192 U JP8320192 U JP 8320192U JP 8320192 U JP8320192 U JP 8320192U JP H0646746 U JPH0646746 U JP H0646746U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
floor
evacuation
balcony
opening
trap
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8320192U
Other languages
English (en)
Inventor
明博 安永
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Taisei Corp
Original Assignee
Taisei Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Taisei Corp filed Critical Taisei Corp
Priority to JP8320192U priority Critical patent/JPH0646746U/ja
Publication of JPH0646746U publication Critical patent/JPH0646746U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 中・高層ビル等建物における各階の避難バル
コニー間を結ぶ避難タラップの改善に関するもので、機
能性と安全性を損なうことなく、省スペースに納めて装
備できる避難タラップを提供することにある。 【構成】 各階の避難バルコニーの床面に設ける床開口
部Mを、上・下階それぞれラップするように位置規制し
て設け、このラップ部分にはしご状の避難タラップTを
垂直に立設したことを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、中・高層ビルをはじめ各種の多層階建物に設けられた避難バルコ ニーに装備する避難タラップの改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
周知のとおり、多層階の建物においては、火災などの緊急時における避難手段 として、各階層に避難バルコニーを設け、その各階の避難バルコニー間には昇降 用のタラップを設け、緊急時、このタラップを利用して、避難することができる ようにしておくことが義務づけられている。
【0003】 ところで、従来一般的な避難タラップは、図3および図4に示すように構成し てあるのが普通である。すなわち、図3の平面図で示すように避難バルコニーの 床面にハッチ、言葉を換えて言えば避難者が出入りする床開口部10を設け、こ の床開口部10の対面する建物の壁面に所定の間隔をもってステップ20を取り 付け、いわゆる避難用のタラップを構成するようにしている。そして各階の避難 バルコニーの床面に設ける前記床開口部10は、図4の縦断面図で示すように、 上階の床開口部10と次階の床開口部10との位置は、左右水平方向にずれるよ うに一定の間隔をもたせて設定している。理由は避難者が各階の避難バルコニー を順次降りる際、上階の避難者が万一墜落するようなことがあっても、その床開 口部より、それ以下の階下の避難バルコニーへ落ち込むことがないよう安全を考 慮してのことである。ちなみに上階の床開口部10と次階の床開口部10との間 隔は、図3および図4に示すように50cm以上離して設定しているのが普通で ある。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
従来の避難タラップは、以上説明したような構成となっているため、次のよう な問題点があった。 まず、第1点は上階の床開口部の位置と、次階床開口部の位置とを一定間隔を もってずらした形で設けているため、必然的に避難バルコニーの床面積を広く設 定する必要があった。すなわち各階の床開口部をずらして設定するようにしてい るため、その分、各階の避難バルコニーのスペースを広くとることが余儀なくさ れていた。第2点は、タラップの取り付け位置が、前記床開口部位置のずれと関 連し、建物自体の壁面に沿って各階にジグザグ状に取り付けられるため、その取 り付け作業が煩雑で、しかも外観的な納まりにスマートさを欠くとの指摘がなさ れていた。この考案は、このような欠点を解消し、安全性、機能性に優れた避難 タラップを提供することを目的として考案したものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成する手段として、どのような手段を講じたかといえば、まず、 この考案においては、各階における避難バルコニーの床面に設けるハッチ、すな わち床開口部を、上下階において相互に重ね合うように位置決めして設けた。そ して上階の床開口部と下階の床開口部との重なり合う、すなわちラップする上下 開口部間に、一定の間隔でステップを取り付けたはしご状のタラップを垂直方向 に立設し、上階の避難バルコニーと下階の避難バルコニーを、そのはしご状のタ ラップを介して接続した構成としたことにある。
【0006】
【作用】
この考案による避難タラップは以上説明したように構成しているため、この避 難タラップを利用して階下の避難バルコニーへ降りる場合は、まず、上階の避難 バルコニーに設けた床開口部より避難タラップに沿って下階の避難バルコニーに 降りる。ついで、その避難タラップを迂回するように、すなわち、はしご状の避 難タラップの反対側に回わり、その階の避難バルコニーに設けた床開口部から同 じく避難タラップを利用して次階の避難バルコニーに降りる。以下、前記要領で 地上へ降り避難するものである。
【0007】
【実施例】 次に、この考案の構成を図面に示す実施例に基づいて具体的に説明する。まず 図1は、上階の避難バルコニーF1 と、次階の避難バルコニーF2 、すなわち下 階の避難バルコニーF2 のそれぞれ床面に設けた床開口部M1 およびM2 の位置 関係を示す平面図である。図示のように上階の避難バルコニーF1 の床面に設け た床開口部M1 の右側と、下階の避難バルコニーF2 の床面に設けた床開口部M 2 の左側とが重なり合うように位置関係を設定して設けた。ちなみに、図1で示 す実施例では、上階の避難バルコニーF1 に設けた床開口部M1 の右側と、下階 の避難バルコニーF2 に設けた床開口部M2 の左側とを約25cmの幅間隔をも ってラップさせた。
【0008】 そして、前記ラップした上階の床開口部M1 と、下階の床開口部M2 とのラッ プ部分に、図2で示すように、はしご状のタラップTを垂直方向に立設した構成 とした。なお、この立設したタラップTを上、下の床開口部M1 およびM2 に固 定させる手段として、実施例では図2で示すように、各階における床開口部M1 およびM2 …Mn の側縁にブラケットB1 、B2 …Bn を介して取り付け固定さ せる構成とした。なお、図面上には表示していないが、各階の床開口部M1 、M 2 …Mn には、それぞれハッチカバーを設け、通常は、このハッチカバーをもっ て床開口部M1 、M2 …Mn は、それぞれ塞がれているものである。
【0009】
【考案の効果】
この考案による避難タラップは、以上実施例を通して説明したような構成とし ているため、従来の避難バルコニーに設けた避難タラップの構成と比較し、次の ような効果がある。 (1) 各階の避難バルコニーに設けるハッチ、すなわち床開口部が部分的にラ ップするように位置規制をして設け、避難タラップは、そのラップ部分を介して 垂直方向に立設する構成としたため、避難バルコニーの床面積を最小に抑制する ことができる。すなわち避難バルコニーのスペースを省スペースとすることがで きた。 (2) 上階の床開口部と下階の床開口部とのラップした部分に、避難タラップ を垂直に立設し、はしご状に構成しているため、従来のように、各階毎に避難タ ラップを立設する必要がなく、避難タラップの取り付け作業が簡単である。すな わち全階層を貫通する形で避難タラップを装備することができる。 (3) 避難タラップは、前記したように各階の床開口部のラップ部分を垂直方 向に貫く形で立設されるので、装備に必要とするスペースが狭くてすみ、全体と しての納まりがよく、機能的で外観的にもスマートである。もちろん避難等にお ける避難タラップの利用は、各階における避難タラップを迂回し、反対側に乗り 移る要領で利用するものであるため、安全性においても問題はない。
【0010】
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案による避難タラップの実施例を示すも
ので、各階における床開口部の位置関係を示す平面図で
ある。
【図2】図1の縦断側面図である。
【図3】従来の避難タラップの取り付け要領を示す平面
図である。
【図4】図3の縦断側面図である。
【符号の説明】
1 、F2 …Fn …各階の避難バルコニー M1 、M2 …Mn …各階の避難バルコニー床面に設けた
床開口部(ハッチ) T… タラップ(はしご) B1 …Bn …ブラケット

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各階の避難バルコニーの床面に設ける床
    開口部を、上下階において相互に重ね合うように位置決
    めして設け、上階の床開口部と下階の床開口部とのラッ
    プする上下床開口部間に、はしご状のタラップを垂直方
    向に立設したことを特徴とする避難タラップ。
JP8320192U 1992-12-02 1992-12-02 避難タラップ Pending JPH0646746U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8320192U JPH0646746U (ja) 1992-12-02 1992-12-02 避難タラップ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8320192U JPH0646746U (ja) 1992-12-02 1992-12-02 避難タラップ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0646746U true JPH0646746U (ja) 1994-06-28

Family

ID=13795717

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8320192U Pending JPH0646746U (ja) 1992-12-02 1992-12-02 避難タラップ

Country Status (1)

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JP (1) JPH0646746U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013526903A (ja) * 2010-04-02 2013-06-27 アセア ファイヤ プロテクション カンパニーリミテッド 非常脱出装置

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