JPH0646364B2 - 自律走行車の誘導方法 - Google Patents

自律走行車の誘導方法

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JPH0646364B2
JPH0646364B2 JP61164213A JP16421386A JPH0646364B2 JP H0646364 B2 JPH0646364 B2 JP H0646364B2 JP 61164213 A JP61164213 A JP 61164213A JP 16421386 A JP16421386 A JP 16421386A JP H0646364 B2 JPH0646364 B2 JP H0646364B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、左右独立に回転し得る車輪を備えた自律走行
車の誘導方法に関する。
〔従来技術〕
無人搬送台車等の移動体を自律走行させる方法としては
連続的な走行経路を誘導ケーブル,光学テープ等によっ
て予め設定し、この経路に沿って台車を走行させる方
法,走行経路の周囲環境を電波,光等によって移動体に
認識させて、この情報に従って走行させる方法及び推測
航法を応用して台車を誘導する方法がある。
誘導ケーブルにて走行経路を設定する方法は、経路設定
に多額の費用と時間とを要し、経路の変更が容易ではな
く、また光学テープ等では長年の使用によるテープ表面
の汚れによって走行経路の検出精度が低下する。また、
電波,光等によって周囲環境を認識する方法では、電
波,光等が外部からの障害を受け易く検出精度が低い。
このような欠点のない方法として、推測航法を応用して
移動体自身に走行経路の情報を持たせ、この情報に従っ
て移動体を誘導する方法が提案されている(特開昭57-1
20118)。
この誘導方法では、自動走行車輌の走行距離及び旋回角
を検出し、これらの情報により自車の走跡を積算して基
準点からの現在の位置及び姿勢角を検出する一方、第8
図に示すように運行床面上をXY座標で表わし、そのXY座
標上に走行路C、及びその走行路C上に定点P0,P1
2…を設定する。各定点には、その定点を原点とな
し、定点の接線をy軸と一致させるxy座標を設定する。
各定点は、進行方向前方の次定点を原点とするxy座標に
てその位置が表わされ、原点とのなす角を定点の姿勢角
の変化分として、予めオペレータが設定する。
即ち、第8図に示すように、定点Pmにおいて次定点P
m+1を原点とするxy座標のy軸となす角θmを定点Pm
姿勢角の変化分Δθmとして予め設定しておく。車輌は
走行中,次定点を原点とするxy座標内の車輌の現在位置
・方位と次定点、即ち原点との偏差から車速及び操舵角
を逐次求め、定点通過時に読み込んだ姿勢角の変化分か
ら操舵角を減算して、この変化分がゼロとなるように原
点に向かって走行する。車輌はこのように定点に達する
都度、姿勢角の変化分を新しく読み込み、原点を順次更
新させながら、同様の走行を繰り返すことによって走行
路上を誘導されるという原点追尾型の誘導方法である。
推測航法を応用した誘導方法は、走行経路の適宜の箇所
で行なう移動体の絶対位置の確認及び補正と組み合せる
ことが知られている。絶対位置の確認・補正には外部に
設けた確認物(マーク)を認識して補正する、所謂定点
補正方法が知られている。
また、推測航法において、移動体の現在位置及び方位を
検知する方法としては、移動体の左右両輪に備えたパル
スジェネレータから車輪の回転に応じて発生されるパル
スを微少時間毎に左右夫々にて計測し、これらの値をも
とに移動体の平均速度及び進行方位の変化量を得て、こ
れらの変化量から移動体の現在位置・方位を求める方法
が提案されている(特開昭51-53870)。
〔発明が解決しようとする問題点〕
以上のように特開昭57-120118 号の誘導方法では、走行
路上に設定した多数の目標点における移動体の姿勢角の
変化分をオペレータが予め記憶装置に逐一記憶させてお
く必要があって、操作に手間を要し、推測航法に基づく
誘導方法であるにもかかわらず、推測誤差によって発生
する誘導誤差を補正する手段については述べられていな
い。また特開昭51-53870号では、車輪の回転に基づいて
移動体の現在位置及び方位を求めるために、車輪のスリ
ップ,ノイズ等から誤差が生じて、移動体の現在位置及
び方位にずれを生じる結果となるが、このずれの確認・
補正を外部に設けた確認物の認識に頼っているだけであ
るため、粗い補正しか行なえず、誘導精度が低いという
問題点があった。
本発明はこのような問題点を解決するためになされたも
のであって、誘導の目標点毎のデータを予め記憶する必
要がなく、移動体の走行中に得られるデータに基づいて
誘導の目標点を定め、また定点補正を行って、移動体の
現在位置及び方位のずれを走行中に補正することによっ
て誘導精度を高めると共に、ヨーイングを抑制できる自
律走行車の誘導方法の提供を目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、左右独立に回転する車輪を備えた自律走行車
の誘導方法において、予め自律走行車の走行経路を設定
すると共に、該走行経路に定点補正用のマークを配して
おく一方、自律走行車の左右の車輪の回転数を左右夫々
に検知し、検知した回転数から自律走行車の位置・方位
を算出し、算出した位置・方位と前記走行経路とに基づ
いて目標位置を設定し、設定した目標位置に向けて走行
させ、目標位置の設定と目標位置への走行とを繰り返し
て自律走行車を前記走行経路へ誘導し、また前記マーク
の検出時に算出位置及び方位を補正し、更に走行方向と
直交する方向の目標位置成分の決定に際し、上記補正時
点以後の前記目標位置設定回数に関連して定まるヨーイ
ング補正要素を用いることを特徴とする。
〔作用〕
本発明では、自律走行車の走行経路を設定する一方、自
律走行車の左右車輪の回転数を左右夫々にて検知し、そ
の回転数から自律走行車の位置・方位を算出し、算出し
た位置・方位と想定している走行経路とから目標位置を
設定し、設定した目標位置に向かって走行し、目標位置
の設定と目標位置への走行とを繰り返しながら自律走行
車を走行経路へ誘導する。この走行経路にてマークが検
出されると、定点補正が行われる。そして定点補正後の
走行経路への誘導に際してのヨーイングが抑制される。
〔実施例〕
以下、本発明をその実施例を示す図面に基づき詳述す
る。第1図は自律走行する台車の構成を示す概略図であ
って、台車の前端及び後端の夫々にキャスタ1,2を備
え、台車の中央には左右に2個の車輪3,4を有し、こ
の車輪は夫々モータ5,6によって駆動される。左右の
車輪3,4にはその回転数に応じたパルスを発するパル
スジェネレータ7,8を設け、これらのパルスは制御回
路9に読み取られ、制御回路9はモータ5,6の回転速
度と回転方向とを制御して車輪3,4を駆動する。
以上のように構成された台車の誘導方法の概略を第2図
のフローチャートに従い説明する。
まず前提として、台車の絶対位置・方位を算出する基準
として床面にXY座標(以下、外界座標という)を設定す
る。そして、台車の制御回路9には自身の制御基準とし
てのxy座標(以下、内界座標という)が設定されてお
り、この内界座標は制御の開始時には外界座標と一致さ
れるものとする。
なお、外界座標に設定されている台車の走行経路は内界
座標にも設定されており、台車は基本的にはこの内界座
標に設定されている走行経路に沿うように誘導される。
例えば台車の左右の車輪から、その回転に応じてパルス
ジェネレータが発生するパルスを左右夫々に読み取り
(イ)、これらのパルス数から台車の平均速度及び方位
変化量を算出する(ロ)。算出した平均速度及び変化量
から台車を基準に設定されるxy座標(以後、内界座標と
いう)における台車の現在位置及び方位を求め(ハ)、
この位置・方位及び予め設定される走行経路に基づいて
瞬時目標位置を仮定し(ニ)、目標位置方向へ台車を誘
導する(ホ)。これを所定時間毎に繰り返し(ヘ)、台
車は走行経路に沿うように誘導される。また路面に設定
した走行経路上に所定の間隔で磁石を設置し、磁石は2
個を1組の補正点とし、この補正点を台車が通過する
と、台車のセンサにより磁石が検知されて(ト)路面に
設定されるXY座標(以後、外界座標という)における台
車の絶対位置・方位が算出される(チ)。算出された絶
対位置・方位を算出時の内界座標上の位置・方位と置き
換えると、これによって内界座標が補正される(リ)。
内界座標の補正が終了すると、ヨーイングの抑制を行な
いながら台車を走行経路へ誘導する(ヌ)。
次に、台車の位置及び方位の検出方法,誘導方法,補正
方法の実際の演算式を用いて説明する。台車は任意の地
点から出発することとし、パルスジェネレータからの信
号のサンプル周期をτ,サンプル周期の序列をiとす
る。更にiについて詳述すれば、以下に説明する台車位
置・方位の算出,瞬時目標位置設定,定点補正等を含む
一連の台車誘導の制御の序列を表す。時刻iτよりτ時
間に発生する左右車輪のパルス数を夫々PLi・PRi,左
右車輪の1パルス当たりの進行距離を夫々HL・HRとす
ると、左右車輪の速度vLi・vRi及び左右車輪の中点
(台車の代表点という)における平均速度vCiは、 vLi=HL・PLi/τ ……(1) vRi=HR・PRi/τ ……(2) vCi=(vLi+vRi)/2…(3) と表わされる。また、左右の車輪間隔をTとすると台車
の方位変化量ΔθCiは ΔθCi=(vLi−vRi)τ/T……(4) となる。HL,HR及び台車仕様にて定まる係数であっ
て、PL・PRは正転をプラス,逆転をマイナスとする。
更に内界座標における時刻(i−1)τにおける台車代
表点の位置をci-1(xci-1,yci-1),進行方位をθ
ci-1とすると、時刻iτにおける台車の位置c
i(xci,yci),進行方位θciは近似的に xci=xci-1+vci・τsin(θci-1+Δθci/2)…
(5) yci=yci-1+vci・τcos(θci-1+Δθci/2)…
(6) θci=θci-1+Δθci……(7) と表わし得る。(1)〜(3)式では車輪は路面に対しある面
積にて接地するが、その中の1点を代表点として考え、
走行中の速度は定常的であると仮定する。また(4)〜(7)
式においては、台車の軌跡を直線とみなして算出したが
τが非常に短い時間であるため大きな誤差は生じない。
また(1)〜(7)式においてPLi,PRiがどちらも負の場合
は後退走行、一方が正もう一方が負の場合はスピンター
ン走行を表わす。
次に台車を走行経路へ誘導する方法を説明する。走行経
路は直線経路を設定し、更にY軸に一致することとす
る。台車は外界座標原点から出発し走行を続けて経路を
それ、内界座標における現在位置ci(xci,yci)に
達したと仮定し、この時の方位をθciとする。従って台
車の位置別差量はxci,進行方位偏差量はθciとして表
わされる。これらの偏差量と位置ciにおける台車の速
度vciをもとに第3図に示すような瞬時目標位置d
i(xdi,ydi)を仮定して誘導を行なう。この目標位
置diは、 xdi=K1xci+K2θci……(8) ydi=yci+K2|θci|+K3vci+K4……(9) 〔0≦K1<1,0≦K2,0<K3,K4〕 と表わされる。ここでK1〜K4は各偏差量の重みを調節す
る係数又は定数であって、K1は位置係数,K2は方位係
数,K3は速度係数,K4は位置定数である。
なお、第4図はK1,K2の値が変わることにより台車の誘
導軌跡が変わることを示した図である。このように係数
を変えながら予め実験又はシミュレーション計測を行な
って、適当な係数と固定的に設定することも可能であ
り、また台車のずれが大きい場合は瞬時目標位置を相対
的に遠方に設定して台車の先端部がゆるやかに変位する
ようにして台車の揺れを防止し、台車のずれが小さい場
合は、瞬時目標位置を近くに設定し、台車が走行経路に
短い距離で収束し得るように係数を複数設定しておき、
これら係数の中から条件に応じた係数を選択し得るよう
にしておくことも可能である。
本実施例では台車はciとdiとの2点間を円弧を描いて
走行する方法を採るが、その方法は第5図に示すように
i及びdiを通り、しかもy軸と角θCiをなす台車進行
方向延長線に接する円弧を想定してこの円弧を時刻iτ
よりτ時間で走行する場合の左右車輪の指定速度v
Li,cmd,VRi,cmdを求める。
iよりdiを臨む角度θcdiは、第5図から幾何学的に θcdi=tan-1{(xdi−xci)/(ydi−yci)} …
(10) と表わされる。次に台車がこの円弧上を走行しdiに到
達した場合の進行方位θdi,台車の旋回半径riを第5
図から幾何学的に求めると、 θdi=2θcdi−θci……(11) ri=|(ydi−yci)/(sinθdi−sinθci)| …
(12) となる。時刻iτからτ時間の平均指令速度をviとし
てこのriの値をもとに左右車輪の指令速度を算出する
と第5図に示すようなθci>θdiである左旋回では、 またθci<θdiである右旋回では、 となる。
以上(1)〜(14)式の演算をτ時間毎に繰り返せば台車は
半径の異なる微小な円弧がなめらかにつながった経路上
を走行経路であるy軸に収束するように誘導される。
この誘導をなめらかに行なうために内界座標内目標位置
iと台車の現在位置ci(xci,yci)との相対的位置
関係よりその2点間の距離を3段階に分け台車の指令速
度viを加速から定速そして減速の3段階にて制御す
る。
加速時 vi=αiτ〔0≦yci<Lacc〕…(15) 定速時 vi=vconst〔Lacc≦ydi,Lri>Lacc〕…
(16) α :加速度(mm/s2) vconst:指定速度(mm/s) ydi :瞬時目標位置y軸座標(mm) Lri :対目標位置残距離(mm)=ydi−yciacc :Vconst 2/2α 以上(15),(16),(17)式よりviを求める。
次に、(13),(14)式により求められる左右車輪の指令速
度vLi,cmd,VRi,cmdについてPID制御で速度制御を行
なう。
ciはciにおける左右車輪の平均速度,vLi,outはPID
制御に基づく左車輪指令速度出力値であり、G1,G2,G3
は制御係数である。(18),(19)式は左車輪の速度制御を
表わしているが、右車輪についても同様の制御式とな
る。以上の制御によってなめらかな走行を行ない、スリ
ップによる外乱を避ける。
ところが、内界座標における台車の位置・方位に基づい
て台車の誘導を行なううちに、路面に想定されるXY座標
における台車の位置・方位と内界座標における台車の位
置・方位との間にずれが生じてくる。即ち、台車の位置
・方位は微少な変化量を累積演算を行なって割り出すた
めに路面の凹凸・車輪のスリップ等のノイズによる誤
差、また(1),(2),(4)式に係る台車係数が不適切であ
るために生ずる誤差等も累積される結果、演算の結果に
ずれが生じてくる。
そこでこれらの誤差を除去するために走行中の適宜の位
置で台車の絶対位置に対する内界座標位置のずれを補正
する必要がある。
補正の手段としては走行経路上に設置された基準物体ま
たはコース側方に設置された基準物体を用いる方法が開
発されているが、路上に所定の間隔で設置された複数の
磁石を用いて定点補正を行なう手順を第6図に従い説明
する。設定された走行経路、ここではY軸上にLの間隔
で磁石M1,M2が設置されており、台車出発点側の磁石M1
を前置ノード、進行方向前方のM2を補正ノード(O,Y
N)とする。台車中央下部には第1図に示すように磁気
を検知する素子を横方向に複数個並設した磁石センサ10
が取り付けられている。
台車が内界座標の走行経路に従って走行しながら、路上
に設置された磁石M1,M2を通過すると第1図に図示する
磁石センサ10によりM1,M2夫々によって台車中央からの
横ずれ長L1,L2が検出される。これらの検出後、補正の
演算が行われる間に台車はLovの距離を進むとして点X
R,YRを補正の開始位置とする。
補正開始位置(XR,YR)及び方位Rは第6図から幾
何学的に下記式にて求められる。R =tan-1{(L1-L2)/L}……(20) XR=−L2・cosR+Lov・sinR……(21) YR=YN−|L2|・sin|R| +Lov・cosR……(22) 以上のようにして求められる外界座標上の台車の絶対位
置及び方位の値XR,YR及びRを内界座標上における
累曹誤差を含んだ台車の位置(xci,yci)及び方位θ
ciの値と置き換えることによって内界座標は外界座標に
一致して初期状態となり補正が完了する。
以上の補正には2つの磁石が必要であり、2つの磁石を
1組の補正点としてこの補正点を通過する度に内界座標
を初期化し外界座標に対する内界座標のずれを補正する
ことにより、台車は路上に設定された走行経路を誘導さ
れる。
ところで定点補正時における外界座標と内界座標とのず
れは通常走行における位置・方位のずれよりも大きいた
めに次の不都合を生じることがある。
即ち、磁石センサは台車左右方向に相当する幅を有する
から定点補正後においてもその代表点が走行経路上にあ
るとは限らない。従って、定点補正後の走行経路からず
れた地点から設定されている走行経路へ誘導される場
合、比較的小さなずれを基準として走行経路へ短時間で
収束するように設定されている前記(8),(9)式に基づき
瞬時目標位置を定めると瞬時目標位置は進行方位の変化
量の大きな地点に定められ、台車は大きく方位を変化さ
せる必要が生じる。従って、定点補正後の左右車輪回転
速度は方位変化量の大きな地点へ走行する場合は回転速
度の増加又は減少の割合も大となる〔(10)〜(14)式参
照〕。この指令回転速度の急激な変化のため定点補正後
の台車の誘導期間初期に台車のヨーイングが起こる結果
となる。
そこで、定点補正後の台車誘導の場合には、前述の(8)
式にヨーイング抑制のための項を付加した下記(8-1)式
を用いることとする。即ち、 xDi=K1xci+K2θci+K5f(j−i)xci ……(8-1) とする。
jは以下に定義する正の整数である。またK5は定数であ
る。
(8-1)式の右辺第3項、即ちヨーイング抑制項における
関数f(j−i)は、以下の定義に従う。
f(j−i)=j−i(i≦j<i+m)……(a) f(j−i)=0 (j<i,i+m≦j)……(b) 但し、mは定点補正後からヨーイング終了まで の瞬時目標位置設定回数 第7図は、(8-1)式における関数f(j−i)の変化を
示す図である。図中、縦軸は関数、横軸は時間を示し、
icomはiの序列の内、定点補正を行なった序列、また
icomの添字は定点補正の回数を表わす。定点補正後、
台車が設定された走行経路から最も遠方の場合に関数は
最大となり、走行経路への誘導制御が行なわれる都度関
数は減少し、ヨーイング抑制の制御が終了するicom+
m点から次の定点補正まではゼロとなる。
また、第1回の定点補正までの走行期間中はヨーイング
抑制は不要であるので、nを定点補正回数として j=0 (0≦i<icomn,n=1) j=icom+m(icomn≦i,n=2) となる。
以上のように定点補正後の台車誘導にヨーイング抑制項
を付加することによって瞬時目標位置は台車進行方向に
直交する方向において、通常走行時の誘導に比べ遠方に
設定され、台車の進行方向の必要変化量が少なくなるた
めに車輪の回転速度の変化量も少なく、台車のヨーイン
グが抑制される結果となる。
なお、本実施例では台車の横ずれ量に基づいてヨーイン
グ抑制項を設定したが、方位ずれ量も加味してヨーイン
グ抑制項としてもよい。即ち、 xDi=K1xci+K2θci+K5f(j−i)xci +K6f(j−i)|θci| …(8-2) とする。
また、本実施例では瞬時目標位置は通常走行時における
誘導の場合と比較してy軸の直交方向遠方に設定され、
台車の進行方位及び速度の変化を抑制することが可能と
なるが、前記(9)式にヨーイング抑制項を付加し、進行
方向遠方に目標位置を設定することとしても同様の効果
が得られる。
また、定点補正には2個の磁石を1組とする補正点を設
置したが、これに限るものではない。
〔効果〕
本発明は、自律走行車を誘導するために設定する目標位
置の情報が車輪の回転数から走行中に算出され得るため
に予め記憶装置に情報を記憶させる必要がなく、操作の
手間を省き、また外部に設置した磁石による定点補正だ
けに頼らず、補正と補正との間には台車が走行経路に沿
うようにきめ細かく誘導を行うことにより誘導精度を高
め、定点補正後の台車誘導時にヨーイングを抑制すると
いう優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は台車の構成を示す概略図、第2図は本発明方法
の手順を示すフローチャート、第3図,第5図は本発明
に係る誘導状態の概念図、第4図は係数変化による台車
の誘導軌跡を示した図、第6図は磁石による補正原理の
説明図、第7図は本実施例による関数の変化を表わした
図、第8図は従来の誘導方法の概念図である。 3,4……車輪、9……制御回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−221806(JP,A) 特開 昭60−146307(JP,A) 特開 昭57−90267(JP,A)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】左右独立に回転する車輪を備えた自律走行
    車の誘導方法において、予め自律走行車の走行経路を設
    定すると共に、該走行経路に定点補正用のマークを配し
    ておく一方、自律走行車の左右の車輪の回転数を左右夫
    々に検知し、検知した回転数から自律走行車の位置・方
    位を算出し、算出した位置・方位と前記走行経路とに基
    づいて目標位置を設定し、設定した目標位置に向けて走
    行させ、目標位置の設定と目標位置への走行とを繰り返
    して自律走行車を前記走行経路へ誘導し、また前記マー
    クの検出時に算出位置及び方位を補正し、更に走行方向
    と直交する方向の目標位置成分の決定に際し、上記補正
    時点以後の前記目標位置設定回数に関連して定まるヨー
    イング補正要素を用いることを特徴とする自律走行車の
    誘導方法。
JP61164213A 1986-07-11 1986-07-11 自律走行車の誘導方法 Expired - Lifetime JPH0646364B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
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