JPH0646088B2 - 石油燃焼器の芯上下装置 - Google Patents

石油燃焼器の芯上下装置

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JPH0646088B2
JPH0646088B2 JP62115030A JP11503087A JPH0646088B2 JP H0646088 B2 JPH0646088 B2 JP H0646088B2 JP 62115030 A JP62115030 A JP 62115030A JP 11503087 A JP11503087 A JP 11503087A JP H0646088 B2 JPH0646088 B2 JP H0646088B2
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統雄 垰
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【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は灯芯式石油燃焼器の芯上下装置に関するもので
ある。
従来の技術 一般にこの種の石油燃焼器は灯芯を上下動させて燃焼・
消火を行なうようになっており、その灯芯の上下動は第
8図に示すように灯芯51にピン52を介して連係させ
たレバー53を上下動させることによって行なうように
なっていた。なお図中54はレバー53の枢支点、55
は燃料タンク、56は芯案内筒、57は芯外筒、58は
燃焼筒である。
発明が解決しようとする問題点 しかしながら上記構成の石油燃焼器は、最近ストーブ本
体が小型化されており、それに伴ないレバー53の枢支
点54からの距離が短かくなり、レバー53の僅かの
操作で灯芯51が大きく動き、使用者が燃焼量を少し調
節しようとした場合に微調節が非常にしにくく使い勝手
面では今一歩という問題点があった。
本発明はこのような点に鑑みてなしたもので、燃焼量の
調節が容易に行なえるようにすることを目的としたもの
である。
問題点を解決するための手段 本発明は上記目的を達成するため、上下動自在な灯芯
と、この灯芯を上下動させる手動操作の芯上下機構と、
この芯上下機構で上昇させた灯芯を降下方向へ附勢する
附勢手段と、同附勢手段で附勢した灯芯降下方向への附
勢力をロックする係止手段と、この係止手段を振動感知
により動作させて係止手段による附勢ロックを解除する
感震手段と、前記芯上下機構を小刻みに駆動する芯上下
微調節機構とを備え、上記芯上下微調節機構は、操作時
には芯上下機構に係合してこれを駆動するとともに、通
常の非操作時には前記感震手段の作動による附勢ロック
解除により芯上下機構の降下方向への動きを許容するよ
う芯上下機構から離反して非係合状態に復元する如く前
記芯上下機構から離れる方向へ附勢した構成としてあ
る。
作用 本発明は上記構成によって芯上下機構あるいは芯上下微
調節機構のいずれによっても燃焼量を調節することがで
き、したがってまず芯上下機構で点消火のための芯上下
や大巾な燃焼量調節を行ない、その後芯上下調節機構で
小刻みな燃焼量調節を容易に行なうことができる。
しかも芯上下微調節機構は芯上下機構と通常は非係合状
態にあるので、芯上下微調節機構が故障したとしても、
芯上下機構を使用して従来と同様の調節ができる上に、
地震等があって感震手段が係止手段による灯芯降下方向
への附勢ロックを解除すれば、灯芯を確実に降下させて
消火させることができる。
実施例 以下その実施例を第1図〜第8図を用いて説明する。
まず第3図、第4図において、1は芯案内筒、2は芯案
内筒1の外周に間隙をおいて配設した芯外筒、3は芯案
内筒1と芯外筒2との間に上下動自在に設けた灯芯、4
は灯芯3から気化した燃料を燃焼させる燃焼筒である。
次に上記灯芯3を上下動させる手動操作の芯上下機構5
について同じく第3図、第4図を用いて説明する。まず
6は上記灯芯3を上下動させる芯上下体(以下芯上下レ
バーと称す)で、灯芯3とは適当な連係手段を介してそ
の一端部を連係させてある。この芯上下レバー6は芯上
下基板7にピン8(第1図参照)によってその途中を回
動自在に枢支してある。9は上記芯上下レバー6ととも
にピン8によって芯上下基板7に枢支した点火レバー
で、その一端部9aによって点火装置(図示せず)を作
動させ灯芯3を点火するようになっており、点火動作後
は自動的に元の位置に復帰するようになっている。10
はこの点火レバー9と同様芯上下レバー6とともにピン
8によって芯上下基板7に枢支した芯上下板で、芯上下
レバー6と適当な手段によって連係するようになってい
る。11は上記芯上下板10を上方位置(灯芯降下位
置)方向へ付勢するバネで、芯上下板10の端部と芯上
下基板7との間に引掛けてある。12は前記芯上下板1
0を下方位置(灯芯上昇位置)に保持するロック板で、
ピン12aによって回動自在に枢支してある。このロッ
ク板12は芯上下板10に植設したピン13が挿通する
長孔14が形成してあり、その長孔14の終端部に係止
部14aを形成して前記ピン13を係止するようになっ
ている。すなわち芯上下レバー6の押し下げ(灯芯上昇
方向)により、芯上下レバー6と適当な手段によって連
係させてある芯上下板10が下向きに回動する(芯上下
板10のピン13が長孔14に沿って下降しその長孔1
4の終端にきた)時、上記ピン13が係止部14aに嵌
合してバネ11の附勢力にもかかわらずその位置で芯上
下板10をロックするようになる。15はロック板12
に取付けた板バネ、16はこの板バネ15に鎖17を介
して連係させた震動消火用の重りで、芯上下基板7に設
けた受台18上に立設してある。この重り16は地震が
あると揺動し鎖17を介して板バネ15すなわちロック
板12を回動させる。これによって長孔14の係止部1
4aからピン13が離脱し、バネ11の附勢力によって
芯上下板10が上向き回動する。この時芯上下板10は
芯上下レバー6と連係されていることにより芯上下レバ
ー6も上向き回動し、灯芯3が降下して消火する。この
時上方位置まで復帰したピン13が板バネ15を押圧し
て鎖17を引張り、倒れている重り16を元の状態に戻
す。19は緊急消火ボタンで、消火ボタン支軸19aに
枢支されており、重り16と同様ロック板12を回動さ
せるようになっている。
次に第1図、第2図、第5図A,B,Cを用いて芯上下
微調節機構20を説明する。まず21は略 状のサブレバーで、一端を芯上下レバー6にビス締め
し、他端は上記ピン8と同心軸関係にあるサブレバー支
点軸22に回動自在に枢支してあり、途中にはラック2
3が一体的に取付けてある。すななちサブレバー21は
芯上下レバー6の回動運動に連係して同じ回動運動をす
るようになっており、サブレバー21に取付けられたラ
ック23も同じ回動運動をする。25はベース体で、上
記芯上下基板7に一体的に取付けてある。上記ベース体
25は芯上げ用支点軸26aと芯下げ用支点軸26bを
有する。27は芯上げ用操作体で、その軸受部27aを
上記ベース体25に設けられた芯上げ用支点軸26aに
回動自在に嵌入してある。28は芯下げ用操作体で、そ
の軸受部28aを芯上げ用操作体27と同じように芯下
げ用支点軸26bに回動自在に嵌入してある。29は芯
上げ用スライド体・30は芯下げ用スライド体であり、
芯上げ用スライド体29は上記ベース体25に設けられ
た軸受31a内に摺動自在に嵌合し、芯下げ用スライド
体30は軸受31b内に摺動自在に嵌合してある。32
は上記ラック23と対向する位置に設けられた芯上げピ
ニオンで、上記芯下げ用スライド体29に支軸33によ
り枢支してある。34は芯上げピニオン32と同じくラ
ック23と対向する位置に設けられた芯下げピニオン
で、上記芯下げ用スライド体30に支軸35により枢支
してある。36は芯上げ用スライド戻しバネで、ベース
体25に設けられたバネ支軸37aに装着され、一端を
支軸33に係当させ他端をベース体25のバネ受け38
aに係合させてある。38は芯下げ用スライド戻しバネ
で、バネ支軸37bに装着し一端を支軸35に係当させ
他端をバネ受け38bに係合させてある。39は支軸3
3に装着された芯上げピニオン戻しバネで、一端を芯上
げスライド体29に係当させ他端を芯上げピニオン32
に係合させてある。40は支軸35に装着された芯下げ
ピニオン戻しバネで、一端を芯下げスライド体30に係
当させ他端を芯下げピニオン34に係合させてある。以
上説明した芯上げ・芯下げ用スライド体29、30、支
軸33、35、芯上げ、芯下げピニオン32、34、芯
上げ・芯下げ用スライド戻しバネ36、38、芯上げ・
芯下げピニオン戻しバネ39、40、ラック23により
クラッチ機構24を構成している。
次に上記のように構成された石油燃焼器の芯上下装置に
ついて以下その動作を説明する。
まず第1図、第3図の使用前の状態から芯上下レバー6
を押し下げると、第4図に示すように灯芯3が燃焼位置
で上昇するとともに点火レバー9を介して点火装置(図
示せず)が作動し、前記灯芯3を点火する。そして点火
レバー9が元の状態に復帰する。この時芯上下レバー6
に一体的に取付けられたサブレバー21も芯上下レバー
6と同じ回動運動を行ない、上記サブレバー21に取付
けられたラック23は芯上下微調節機構20の芯上げ・
芯下げピニオン32、34と対向するようになる。
以上のようにして芯上げ・点火動作が完了する。燃焼が
始まると燃焼量の調節は上記芯上下レバー6の上下動に
より行なうことができるが、芯上下微調節機構20を操
作しての燃焼量の調節について第5図A〜第5図Cを用
いて説明する。まず第5図Aに示すように灯芯3が燃焼
位置にセットされると上記ラック23は、前述した如く
芯上げピニオン32と芯下げピニオン34とに対向する
位置にセットされる。燃焼量を咬る場合には第5図Cに
示すようにベース体25に設けられた芯下げ用操作体2
8を矢印Sa方向に操作すると当接片28bが芯下げ用
スライド体30の突出片30aを押し、芯上げ用スライ
ド体30はベース体25に設けた軸受31b内をFaの
ように摺動し、芯下げ用スライド体30に枢支された芯
下げピニオン34は通常は非連係状態にあるラック23
に係合してそのまま矢印D方向に回動し、ラック23を
矢印E方向に押し上げることとなる。その結果、上記ラ
ック23が取付けられているサブレバー21を介して芯
上下レバー6もまた矢印E方向に押し上げられることに
なり、よって灯芯3は降下することになる。この時、芯
下げ用操作体28を1回押すと芯下げピニオン34はラ
ック23の歯を一枚だけ送るような寸法関係にされてい
る。芯下げピニオン34がラック23の歯を一枚送り終
えると、芯下げ用スライド体34は支軸35に係当され
ている芯下げ用スライド戻しバネ38の附勢力により第
5図Aに示す元の状態に戻ると共に、芯下げ用操作体2
8も元の状態に戻り、芯下げピニオン34とラック23
の噛み合いは外れる。また芯下げピニオン34は芯下げ
ピニオン戻しバネ40が常に矢印G方向に附勢されてい
ることにより元の状態に復帰する。すなわちクラッチ機
構24の働きによって芯上下機構5の芯上下レバー6と
の連係が切離され元の状態に復帰する。以上のような操
作により灯芯3を小刻みに降下させ、少しづつ燃焼量を
咬ることができる。
次に燃焼量を増加させる場合には、芯上げ用操作体27
を操作すればよい。すなわち、第5図Bに示すように芯
下げ用支点軸26aに回動自在に嵌入された芯上げ用操
作体27を矢印Sb方向に操作すると、当接片27bが
芯上げ用スライド体29の突出片29aを押し、芯上げ
用スライド体29はベース体25に設けた軸受31a内
を矢印Fbのように摺動し、芯上げ用スライド体29に
枢支された芯上げピニオン32は通常は非連係状態にあ
るラック23に係合してそのまま矢印H方向に回動し、
ラック23を矢印J方向に押し下げる。すなわち芯上下
レバー6を矢印J方向に押し下げることにより、よって
灯芯3は上昇することとなる。この時、芯下げ時と同じ
く芯上げ用操作体27を1回押すと芯上げピニオン32
はラック23の歯を一枚だけ送るような寸法関係にされ
ている。芯上げピニオン32がラック23の歯を一枚送
り終えると、芯上げ用スライド体29は支軸33に係当
されている芯上げ用スライド戻しバネ36の附勢力によ
り第5図Aに示す元の状態に戻ると共に、芯上げ用操作
体27も元の状態に戻り、芯上げピニオン32とラック
23の噛み合いは外れる。また芯上げピニオン32は芯
下げピニオン戻しバネ39が常に矢印K方向に附勢され
ていることにより元の状態に復帰する。
以上のようにこの燃焼器では芯上下機構5による燃焼量
の調節と芯上下微調節機構20による燃焼量の調節を行
なうことができ、芯上下機構5と芯上下微調節芯上下機
構20は通常非連係状態にあるので、芯上下機構により
自由に灯芯3を下げて消火することができる。
またこの実施例では芯上げ・芯下げピニオン32、34
と対向するようにセットされるラック23は芯上下スト
ロークの全域ではなく一部、すなわち燃焼が正常に維持
される範囲内、例えば排ガス特性(CO/CO2)がJ
IS規格内に納まる範囲内にのみ位置する長さに設定し
てある。すなわちラック23の最下段の歯23aの位置
は上記灯芯3が正常燃焼を行なえる高さ以下には芯下げ
ピニオン34がラック23の歯を送ることができない位
置にしてある。同様にラック23の最上段の歯23bの
位置は上記灯芯3が正常燃焼を行なえる高さ以上には芯
上げピニオン32がラック23の歯を送ることができな
い位置にしてある。したがって芯上げ用・芯下げ用操作
体27、28の操作を数回繰り返して芯上げ・芯下げピ
ニオン32、34が最下段の歯23aあるいは最上段の
歯23bを送るとそれ以上灯芯3を上下動させることが
できなくなり、安心して燃焼量の微調節ができる。
第7図は本実施例の芯上下装置を用いた石油燃焼器の一
例を示すが、41は上記ベース体25に取付けられた
扉、42は上記点火レバー9先端に取付けられた点火つ
まみ、43は上記芯上下レバー6先端に取付けられた芯
上下つまみである。使用者の操作手順としては、まず扉
41を開けてその内側にある点火つまみ42と芯上下つ
まみ43を押し上げ、灯芯3への点火を行ない、燃焼が
始まると芯上下つまみ43、あるいは芯上げ用操作体2
8と芯上げ用操作体27により燃焼量の調節を行なうの
である。
次に芯上下微調節機構20の他の実施例を第6図を用い
て説明する。図において、50は微調節ベース、51a
は芯上げ用軸受部、51bは芯下げ用軸受部である。5
2は芯上げボタンで、芯上げ用軸受部51a内を摺動す
るスライド軸部52aを有し、スライド軸部52aには
芯上げピニオン軸53によって枢支された芯上げピニオ
ン32が組込まれている。54は上記微調節ベース50
と芯上げボタン52の間に介在する芯上げボタン戻しバ
ネで、常に矢印L方向に力を付勢している。55は芯下
げボタンで、芯下げ用軸受部51b内を摺動するスライ
ド軸部55aを有し、スライド軸部55aには芯下げピ
ニオン軸56に枢支された芯下げピニオン34が組込ま
れている。57は上記微調節ベース50と芯上げボタン
55の間に介在する芯下げボタン戻しバネで、常に矢印
M方向に力を付勢している。
上記構成において芯上げ用ボタン52を押した場合には
芯上げピニオン32とラック23は前述した第5図Bに
示した動きと同様の動きを行ない、芯上げピニオン32
はラック23の歯を一枚づつ送る。また芯下げ用ボタン
55を押した場合にも芯下げピニオン34とラック23
が前述した第5図Cに示した動きと同様な動きを行な
い、芯下げピニオン34がラック23の歯を一枚づつ送
る。
このようにこの実施例では前記した実施例と同様の作用
効果が得られるが、ボタンとスライド軸部とを一体にす
ることができるのでその分構成を簡素化できる利点があ
る。
なお上記実施例は本発明の目的を達成する一例として示
したものであり、本発明の目的を達成するものであれば
どのように構成してもよいものである。
発明の効果 以上実施例の説明で明らかなように本発明の芯上下装置
は、芯上下機構の他に芯上下微調節機構を用いて小刻み
に芯上下できるようにしているので、芯上下機構で点・
消火の為の芯上下や大巾な燃焼量調節を行なった後に、
芯上下微調節機構で小刻みな燃焼量調節ができ、しかも
その調節は容易にできる。特に上記燃焼量調節は小刻
み、すなわち、一きざみごとにほぼ定量づつ芯高が変わ
っていくので、連続的に芯高が変わっていくもののよう
に燃焼量の微調節が多すぎたり少なすぎたりして再度微
調節しなければならないということがなくなり、かつ使
用者が燃焼量の調節幅を容易に知ることもできる等、使
い勝手は飛躍的に向上する。
また、芯上下機構と微調節機構が通常は非係合状態にあ
るのでそれぞれの機構で自由に燃焼量調節ができ、例え
ばカロリーの微調節をモータ駆動方式としていて、モー
タが故障したような時でも芯上下機構により芯上下操作
を行なうことができるとともに、地震等があって感震手
段が係止手段による灯芯降下方向への附勢ロックを解除
すれば灯芯を確実に降下させて消火させることができ、
安全性も高いものとなるし、また微調節機構側に故障が
ないときでも感震手段が係止手段による灯芯降下方向へ
の附勢ロックを解除すれば、使用者がわざわざ芯上下機
構と芯上下微調節機構との連係を解除する等の操作をし
なくても灯芯を確実に、そして迅速に降下させて消火さ
せることができ、緊急時の安全性も高いものとなり、ま
た感震手段の作動によって微調節機構が激しく作動して
これが故障するという問題もなくなり信頼性が向上す
る。
例えば、芯上下微調節機構が芯上下機構と常時連係して
いると、芯上下微調節機構が故障している場合は使用者
が芯上下機構を操作しても、また地震があって感震手段
が作動しても、灯芯降下が行なわれず燃焼したままとな
り、また芯上下微調節機構が故障していない場合であっ
ても使用者が芯上下機構と芯上下微調節機構との連係を
解除する等の操作をしなければ消火させることができ
ず、しかもその消火は芯上下微調節機構が連動動作する
ために灯芯降下が遅くなって消火が遅れ、緊急時の安全
性が確保できなくなるとともに、芯上下微調節機構が灯
芯降下にともなって激しく動作することになるので、長
期間使用しているうちに故障したりするという恐れがあ
る。
しかしながら、本発明の構成によればこのような問題は
なく、使い勝手が良好なものになると同時に安全性と信
頼性もが向上するという利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第7図は本発明の実施例における石油燃焼器の
芯上下装置を示し、第1図は芯上下機構と芯上下微調節
機構の要部断面斜視図、第2図は同分解斜視図、第3図
は点火前の芯上下機構の側面図、第4図は点火後の芯上
下機構の側面図、第5図Aは芯上下微調節機構の操作前
の要部断面側面図、第5図Bは芯上下微調節機構の芯上
げ時の要部断面側面図、第5図Cは芯上下微調節機構の
芯下げ時の要部断面側面図、第6図は第2の実施例の要
部断面側面図、第7図は第1の実施例の石油ストーブの
本体斜視図、第8図は従来例を示す断面図である。 3……灯芯、5……芯上下機構、6……芯上下レバー
(芯上下体)、20……芯上下微調節機構、21……サ
ブレバー、23……ラック、24……クラッチ機構、2
7……芯上げ用操作体、28……芯下げ用操作体、32
……芯上げピニオン、34……芯下げピニオン。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上下動自在な灯芯と、この灯芯を上下動さ
    せる手動操作の芯上下機構と、この芯上下機構で上昇さ
    せた灯芯を降下方向へ附勢する附勢手段と、同附勢手段
    で附勢した灯芯降下方向への附勢力をロックする係止手
    段と、この係止手段を振動感知により動作させて係止手
    段による附勢ロックを解除する感震手段と、前記芯上下
    機構を小刻みに駆動する芯上下微調節機構とを備え、上
    記芯上下微調節機構は、操作時には芯上下機構に係合し
    てこれを駆動するとともに、通常の非操作時には前記感
    震手段の作動による附勢ロック解除により芯上下機構の
    降下方向への動きを許容するよう芯上下機構から離反し
    て非係合状態に復元する如く前記芯上下機構から離れる
    方向へ附勢した石油燃焼器の芯上下装置。
  2. 【請求項2】芯上下微調節機構は、芯上下機構と一体的
    に設けたラックと、このラックに対して接離自在に設け
    たピニオンと、このピニオンを前記ラックから離反する
    方向へ附勢する附勢手段と、前記ピニオンを附勢手段の
    附勢力に抗して上記ラックに係合させてこれを駆動する
    ようにピニオンを操作する操作体とからなる特許請求の
    範囲第1項記載の石油燃焼器の芯上下装置。
  3. 【請求項3】操作体は上下方向への回動動作によってピ
    ニオンを駆動するようにその途中を枢支した特許請求の
    範囲第2項記載の石油燃焼器の芯上下装置。
  4. 【請求項4】操作体は一方向への動きによってピニオン
    を駆動するように摺動自在に配置した特許請求の範囲第
    2項記載の石油燃焼器の芯上下装置。
  5. 【請求項5】操作体は灯芯を上昇させるようにピニオン
    を駆動するアップ用と、灯芯を降下させるようにピニオ
    ンを駆動するダウン用の二種類設けた特許請求の範囲第
    2項記載の石油燃焼器の芯上下装置。
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