JP2507074B2 - 石油燃焼器の芯上下装置 - Google Patents

石油燃焼器の芯上下装置

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JP2507074B2 JP19509689A JP19509689A JP2507074B2 JP 2507074 B2 JP2507074 B2 JP 2507074B2 JP 19509689 A JP19509689 A JP 19509689A JP 19509689 A JP19509689 A JP 19509689A JP 2507074 B2 JP2507074 B2 JP 2507074B2
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敏真 竹内
芳久 浦川
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【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は灯芯式石油燃焼器の芯上下装置に関するもの
である。
従来の技術 一般にこの種の石油燃焼器は灯芯を上下に動作させて
燃焼・消火を行なうようになっており、その灯芯の上下
動は第8図に示すように灯芯71のピン72を芯上下アーム
73及びこの芯上下アーム73と芯上下軸74を介して連係さ
れた芯上下機構75の芯上下レバー76を上下動させて行な
っていた。
また最近では第9図に示す如く芯上下レバー76に取付
け付けられたラック77と、操作ベース78側に組み込まれ
たピニオン79によって芯上下レバー76を燃焼範囲内で小
刻みに駆動して火力調節を行なえるようにしたものがみ
られる。なお図中の80はピニオン79を回動自在に保持し
操作ベース78に対して前後に摺動するスライド軸、81は
スライド軸80を介してピニオン79を駆動する微調節ツマ
ミ、82はピニオン79とラック77の位置関係を上下・前後
方向で正規寸法に調整した後ラック77を芯上下レバー76
に一体化する固定ネジ、83はラック77を芯上下レバー76
と同軸で支持するためにラック軸である。
発明が解決しようとする課題 しかしながら上記構成の石油燃焼器は、強い衝撃を加
えた時、ラック77とピニオン79が通常の場合、非連係状
態にあるので、芯上下レバー76の摺動抵抗が小さくなる
と芯上下レバー76が灯芯71の下がる方向に戻され、自然
に消火するという問題があった。
本発明はこのような点に鑑みてなしたもので、強い衝
撃を加えても自然に消火するのを防止することを目的と
したものである。
課題を解決するための手段 本発明は上記目的を達成するため、上下動自在な灯芯
と、灯芯を上下動させる芯上下レバーを有した芯上下機
構と、上記芯上下機構を小刻みに駆動する芯上下レバー
と連結された上下動自在なラックと、このラックを上下
動自在に保持する支持体と、前記ラックを駆動するラッ
クに対して接離かつ回動自在に設けたピニオンと、この
ピニオンを動作させる操作ボタンとからなり、かつ上記
支持体とラックとの間には、前記ラックの側面を支持体
に押しつける方向に付勢する抵抗体を設けた構成として
ある。
作用 本発明は上記構成によって芯上下レバーあるいは微調
節用の操作ボタンのいずれによっても燃焼量を調節する
でき、しかも強い衝撃を加えても灯芯の自重による自然
落下を防止することができ、ラック動作のピニオン従動
性を確保することができる。
実施例 以下その実施例を第1図〜第7図を用いて説明する。
まず第1図〜第3図において、1は芯案内筒、2は芯案
内筒1の外周に間隙をおいて配置した芯外筒、3は芯案
内筒1と芯外筒2との間に上下動自在に設けた灯芯、4
は灯芯3から気化した燃料を燃焼させる燃焼筒である。
次に上記灯芯3を上下動させる手動操作の芯上下機構
5について説明する。まず6は上記灯芯3を上下動させ
る芯上下レバーで、灯芯3とは従来例で述べたような適
当な連係手段を介してその一端部を連係させてある。こ
の芯上下レバー6は芯上下基板7にピン8によってその
途中を回動自在に枢支してある。9は上記芯上下レバー
6とともにピン8によって芯上下基板7に枢支した点火
レバーで、その一端部9aによって点火装置(図示せず)
を作動させ灯芯3を点火するようになっており、点火動
作後は自動的に元の位置に復帰するようになっている。
10はこの点火レバー9と同様芯上下レバー6とともにピ
ン8によって芯上下基板7に枢支した芯上下装置で、芯
上下レバー6と適当な手段によって連係するようになっ
ている。11は上記芯上下板10を上方位置(灯芯降下位
置)方向へ附勢するバネで、芯上下板10の端部と芯上下
基板7との間に引掛けてある。12は前記芯上下板10を下
方位置(灯芯上昇位置)に保持するロック板で、ピン12
aによって回動自在に枢支してある。このロック板12は
芯上下板10に植設したピン13が挿通する長孔14が形成し
てあり、その長孔14の終端部に係止部14aを形成して前
記ピン13を係止するようになっている。すなわち芯上下
レバー6の押し下げ(灯芯上昇方向)により、芯上下レ
バー6と適当な手段によって連係させてある芯上下板10
が下向きに回動する(芯上下板10のピン13が長孔14に沿
って下降しその長孔14の終端にきた)時、上記ピン13が
係止部14aに嵌合してバネ11の附勢力にもかかわらずそ
の位置で芯上下板10をロックするようになる。15はロッ
ク板12を取付けた板バネ、16はこの板バネ15に鎖17を介
して連係させた震動消火用の重りで、芯上下基板7に設
けた受台18上に立設してある。この重り16は地震がある
と揺動し鎖17を介して板バネ15すなわちロック板12を回
動させる。これによって長孔14の係止部14aからピン13
が離脱し、バネ11の附勢力によって芯上下板10が上向き
に回動する。このとき芯上下板10は芯上下レバー6と連
係されていることにより芯上下レバー6も上向きに回動
し、灯芯3が下降して消火する。このとき上方位置まで
復帰したピン13が板バネ15を押圧して鎖17を引っ張り、
倒れている重り16を元の状態に戻す。19は緊急消火ボタ
ンで、ロック板12と一体に形成してあり、重り16と同様
にロック板12を回動させるようになっている。
次に第4図、第5図、第6図を用いて本発明の特徴で
ある微調節機構20を説明する。まず21は上下動自在なラ
ックで、一端を適当な手段で芯上下レバー6と連係して
ある。22は支持体で、第1図に示す如くベース体22Aと
フタ体22Bとで構成してあり、ラック21の側面と前後方
向をガイドする形状となっていて操作軸23を孔25に嵌合
して一体化してある。また支持体のフタ体22Bとラック2
1の間に抵抗体24を設け、ラック21の側面を支持体のベ
ース体22Aに押しつける方向に付勢してある。26は回動
自在な上操作ボタンで、芯上げ用軸受け27を有し下部に
設けた軸受け部28で操作軸23に枢支してあり、支持体の
ベース体22Aとの間に設けた上操作ボタンバネ29により
ラック21より遠ざかる方向に附勢してある。30は回動自
在な下操作ボタンで、芯下げ用軸受け31を有し上部に設
けた軸受け部32で操作軸23に枢支してあり、支持体のベ
ース体22Aとの間に設けた下操作ボタンバネ33によりラ
ック21より遠ざかる方向に附勢してある。34は芯上げピ
ニオンで、上操作ボタン26の芯上げ用軸受け27へピニオ
ン軸35により枢支してあり、上操作ボタン26との間に設
けたピニオン押しバネ36によりラック21方向へ附勢して
ある。37は芯下げピニオンで、下操作ボタン30の芯下げ
用軸受け31へピニオン軸35により枢支してあり、下操作
ボタン30との間に設けたピニオン押しバネ36によりラッ
ク21方向へ附勢してある。つまり微調節機構20は、ラッ
ク21と、支持体22と、上操作ボタン26と芯上げピニオン
34とピニオン軸35とピニオン押しバネ36からなる上操作
ボンタンユニット38と、下操作ボタン30と芯下げピニオ
ン37とピニオン軸35とピニオン押しバネ36からなる下操
作ボタンユニット39と、上操作ボタンバネ29と、下操作
ボタンバネ33を一体に取り付けた構成になっている。な
お40は一体化された微調節機構20を取り付け固定する操
作ベース体で、上記芯上下基板7に一体的に取り付けて
ある。
次に上記のように構成された石油燃焼器の芯上下装置
について以下その動作を説明する。
まず第2図の使用前の状態から芯上下レバー6を押し
下げると、第3図に示す如く灯芯3が燃焼位置まで上昇
するとともに点火レバー9を介して点火装置(図示せ
ず)が作動し、前記灯芯3へ点火する。そして点火レバ
ー9が元の状態に復帰する。このとき芯上下レバー6に
連係された微調節機構20のラック21も同様に押し下げら
れ、芯上げピニオン34、芯下げピニオン37と対向するよ
うになる。以上のようにして芯上げ・点火動作が完了す
る。
燃焼が始まると燃焼量の調節は上記芯上下レバー6の
上下動作により行なうことができるが、微調節機構20を
操作しての燃焼量の調節について第4図〜第6図を用い
て説明する。まず灯芯3が燃焼位置にセットされると上
記ラック21は、第4図に示す前述した如く芯上げピニオ
ン34と芯下げピニオン37とに対向する位置にセットされ
る。燃焼量を絞る場合には第6図に示すように下操作ボ
タン30を矢印Sa方向に操作する。これにより前記下操作
ボタン30に枢支された芯下げピニオン37は通常は非連係
状態にあるラック21に係合してそのまま矢印D方向に回
動し、ラック21を矢印E方向に押し上げることになる。
その結果、上記ラック21と連係された芯上下レバー6も
また矢印E方向に押し上げられることになり、よって灯
芯3は降下することになる。この時、下操作ボタン30を
1回押すと芯下げピニオン37はラック21の歯を少なくと
も一枚以上送るような寸法関係にされている。芯下げピ
ニオン37がラック21の歯を一枚上送り終えると、下操作
ボタン30は支持板ベース体22と前記下操作ボタン30との
間に設けた下操作ボタンバネ33の附勢力により第4図に
示す元の状態に戻り、芯下げピニオン37とラック21の噛
み合いは外れる。また芯下げピニオン37はピニオン押し
バネ36が常に矢印G方向に附勢されていることにより元
の状態に復帰する。以上のような操作により灯芯3を小
刻みに降下させ、少しずつ燃焼量を絞ることができる。
次に燃焼量を増加させる場合には、上操作ボタン26を
操作すればよい。すなわち、第5図に示すように上操作
ボタン26を矢印Sb方向に操作すると、芯上げピニオン34
は通常は非連係状態にあるラック21に係合してそのまま
矢印H方向に回動し、ラック21を矢印J方向に押し下げ
ることになる。その結果、上記ラック21と連係された芯
上下レバー6もまた矢印J方向に押し下げられることに
なり、よって灯芯3は上昇することになる。この時、芯
下げ時と同じく上操作ボタン26を1回押すと芯上げピニ
オン34はラック21の歯を少なくとも一枚以上送るような
寸法関係にされている。芯上げピニオン34がラック21の
歯を一枚以上送り終えると、上操作ボタン26は上操作バ
ネ29の附勢力により第4図に示す元の状態に戻り、芯上
げピニオン34とラック21の噛み合いは外れる。また芯上
げピニオン34はピニオン押しバネ36が常に矢印K方向に
附勢されていることにより元の状態に復帰する。
ここで、この芯上下装置は通常の場合ラック21と各ピ
ニオン34、37が非連係状態にあるが、支持体のフタ体22
Bとラック21の間にラック21の側面を支持体のベース体2
2Aに押しつける方向に付勢する抵抗体24を設けているの
で、強い衝撃が加わって灯芯3が自重により自然落下し
ようとしても、ラック21と支持体のベース体22Aとの摺
動抵抗と、ラック21と抵抗体24との摺動抵抗で灯芯3が
支えられることにより、灯芯3が自重により自然落下す
ることがなくなる。またラック21の動作において各ピニ
オン34、37の従動性を確保できる。
第7図は本実施例の芯上下装置を用いた石油燃焼器の
一例を示すが、41は上記操作ベース体40に取り付けられ
た扉、42は上記点火レバー9の先端に取り付けられた点
火ツマミ、43は上記芯上下レバー6の先端に取り付けら
れた芯上下ツマミである。使用者の操作手順としては、
まず扉41を開けてその内側にある点火ツマミ42と芯上下
ツマミ43を押し下げ、灯芯3への点火を行ない、燃焼が
始まると芯上下ツマミ43、あるいは上操作ボタン26と下
操作ボタン30により燃焼量の調節を行なうのである。
なお上記実施例においては、操作ボタンを上操作ボタ
ンと下操作ボタンで別々の部品として説明したが、これ
らが一体となったものでも同様の効果が得られる。
発明の効果 以上実施例の説明で明らかなように本発明の芯上下装
置は、芯上下機構の他の微調節機構を用いて小刻みに芯
上下できるようにしているので、芯上下機構で点・消火
のための芯上下や大幅な燃焼量調節を行なった後に、微
調節機構で小刻みな燃焼量調節ができるとともに、灯芯
の自重による自然落下を防止でき、ラック動作のピニオ
ン従動性を確保することができることから極めて信頼性
の高いものとなる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第7図は本発明の実施例における石油燃焼器の
芯上下装置を示し、第1図は芯上下機構と微調節機構の
分解斜視図、第2図は同点火前の芯上下機構の側面図、
第3図は同点火後の芯上下機構の側面図、第4図は同微
調節機構の操作前の要部断面図、第5図は同芯上げ時の
要部断面側面図、第6図は同芯下げ時の要部断面側面
図、第7図は本発明の一実施例を採用した石油ストーブ
の本体斜視図、第8図は従来例を示す断面図、第9図は
他の従来例を示す斜視図である。 3……灯芯、5……芯上下装置、6……芯上下レバー
(芯上下体)、20……微調節機構、21……ラック、22…
…支持体、24……抵抗体、26……上操作ボタン、30……
下操作ボタン、34……芯上げピニオン、37……芯下げピ
ニオン。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−5605(JP,A) 特開 平1−123904(JP,A) 実開 平1−170811(JP,U)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上下動自在な灯芯と、この灯芯を上下動さ
    せる芯上下レバーを有した芯上下機構と、上記芯上下機
    構を小刻みに駆動する微調節機構とを備え、上記微調節
    機構は芯上下レバーと連係される上下動自在なラック
    と、このラックを上下動自在に保持する支持体と、前記
    ラックを駆動するごとく該ラックに対して接離かつ回動
    自在に設けたピニオンと、このピニオンを動作させる操
    作ボタンとからなり、かつ上記支持体とラックとの間に
    は、前記ラックの側面を支持体に押しつける方向に付勢
    する抵抗体を設けた石油燃焼器の芯上下装置。
JP19509689A 1989-07-26 1989-07-26 石油燃焼器の芯上下装置 Expired - Lifetime JP2507074B2 (ja)

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