JPH0645865U - 車載用スピーカ装置 - Google Patents

車載用スピーカ装置

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JPH0645865U
JPH0645865U JP8290592U JP8290592U JPH0645865U JP H0645865 U JPH0645865 U JP H0645865U JP 8290592 U JP8290592 U JP 8290592U JP 8290592 U JP8290592 U JP 8290592U JP H0645865 U JPH0645865 U JP H0645865U
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JP
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speaker
speaker device
vehicle
attached
interior material
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JP8290592U
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Inventor
清司 大谷
政義 高谷
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Denso Ten Ltd
Original Assignee
Denso Ten Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 充分な重低音を有するより良い音場を形成す
る。 【構成】 外板4と内装材5とから成る車両2の天井部
3において、内装材5の中央には振動部材6を取付け
る。振動部材6は、磁気回路22を有し、ボイスコイル
16が巻回されたボビン17の先端部17aが内装材5
に固着される。このような構造で内装材5が振動板の役
割を果たすので、大きな振動板面積を確保でき、良好な
重低音再生が可能となる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、車載用スピーカ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車の車室内での音響再生を行うために従来から用いられているスピーカ装 置は、たとえば前部座席のドア内に埋込まれるか、あるいはリアトレイ上に載置 されて、前部座席と後部座席との少なくともいずれか一方に取付けられている。 このスピーカ装置は、取付位置の制約などからあまり大きな口径を使用すること ができず、充分な低音を得ることは困難である。
【0003】 このため他の従来技術では、ドアやトランクルーム内をエンクロージャとして 使用し、このエンクロージャの共振によって前記重低音を増強している。さらに また他の従来技術では、いわゆるデジタルシグナルプロセッサなどを用いて重低 音を増強する信号処理を行っている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
上述のような従来技術では、スピーカの口径による重低音の不足を充分に補う ことは困難である。またドア内に埋込まれたスピーカ装置と、リアトレイ上に載 置されたスピーカ装置とから、前部座席および後部座席に乗車している聴取者ま での距離が大きく異なってしまい、音場のバランスがくずれてしまうという問題 がある。さらにまた、特にドア内に埋込まれたスピーカ装置からは聴取位置の下 方から音響が射出されることになり、音像の定位に有効な音響が不足するという 問題があり、このため臨場感のある音響再生ができない。
【0005】 本考案の目的は、より良い音場を形成することができる車載用スピーカ装置を 提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案は、車体に搭載されるスピーカ装置において、 前記車体の天井の少なくとも一部分を振動板として使用することを特徴とする 車載用スピーカ装置である。
【0007】 また本考案は、車体に搭載されるスピーカ装置において、 少なくとも低音域を再生することができるスピーカ本体を、その開口部が前記 車体の天井側に臨むように取付けられることを特徴とする車載用スピーカ装置で ある。
【0008】 さらにまた本考案は、前記スピーカ本体に、中高音域を再生するスピーカ本体 を、その開口部が車室内方向に向くように取付けることを特徴とする。
【0009】
【作用】
本考案に従えば、車体に搭載されるスピーカ装置は、前記車体の天井の一部分 を振動板として使用する。前記天井の一部分とは、たとえば天井の内装材の一部 分であり、振動板となるこの一部分にハニカム部材などの剛性の高い材料で形成 された部材を使用し、ダンパなどを介して天井の残余の部分などに取付けられる 。この振動板には、たとえばボイスコイルの巻回されたボビンの遊端部が固定さ れてもよく、一方、このとき磁気回路は、前記ボビンに対応して、車体内方に取 付けられてもよく、また内装材を覆う外板側に取付けられていもよい。このよう に天井を利用することによって、車室内のスペースを犠牲にすることなく大きな 振動板面積を確保できるので、良好な重低音再生が可能となる。
【0010】 また本考案に従えば、車体に搭載されるスピーカ装置は、車体の天井付近に配 置され、かつスピーカ本体の開口部が前記天井側に臨むように取付けられる。前 記スピーカ本体とは、磁気回路、フレーム、振動板などを含んで構成されており 、少くとも低音域を再生する。このように天井部にスピーカ装置が設置されるこ とによって音場の臨場感を高めることができ、またその開口部が天井側に臨むこ とによって車室内全角度に音を反射拡散でき、より良い車室内音場を形成するこ とができる。
【0011】 さらにまた好ましくは、前記スピーカ本体に、音源位置の認識しやすい中高音 域を再生するスピーカ本体を、その開口部が車室内方向を向くように取付ける。 このことによって前部座席および後部座席の各聴取位置において音源および音像 バランスを最適に保つことができ、より良い車室内音場を形成することができる 。
【0012】
【実施例】
図1は、本考案の一実施例のスピーカ装置1の構造を説明するための断面図で ある。車両2の天井部3は外板4と内装材5とから成り、内装材5の中央付近に 後述する振動部材6が取付けられてスピーカ装置1が構成される。また、前部座 席7のドア8内にはフロントスピーカ9が埋込まれており、後部座席10のリア トレイ11上には、リアスピーカ12が載置されている。
【0013】 図2は、振動部材6付近の拡大断面図である。振動部材6は、ポールピース1 3とプレート14とで環状の磁石15を挟持して成る外磁形の磁気回路22を有 し、ポールピース13とプレート14との間隙には、ボイスコイル16が巻回さ れたボビン17が、プレート14に取付けられたダンパ18によって支持されて 配置されている。ボビン17の先端部17aは、内装材5に固着される。
【0014】 内装材5は、ハニカム部材やセラミックなどの剛性の高い材料で形成されてお り、これが振動板の役割を果たす。したがってボイスコイル16に交流信号を与 えると、該ボイスコイル16が巻回されたボビン17に連結された内装材5を振 動させて音響を発生することができる。このように内装材5を振動板とすること によって大きな振動板面積を確保できるので、良好な重低音再生が可能となる。 また、振動部材6は、仮想線6iで示すように車両2の外方側に取付けられても よい。
【0015】 図3は、本考案の他の実施例のスピーカ装置1aの構造を説明するための断面 図である。外板4と内装材5aとの間隔において、内装材5の上方側に振動部材 6が載置されて固定される。なお、振動部材6は仮想線6jで示すように内装材 5の下方側に取付けられてもよいし、また振動部材6の取付箇所数も任意に選ば れてもよい。
【0016】 さらにまた本考案の他の実施例として、振動板の役割をさせる内装材は図4の (1),(2)に示すような波状の形状にしてもよい。振動部材6は、図4(1 )では内装材5aの下方側に、図4(2)では内装材5bの上方側に載置される 。このようにすることによって振動板の表面積をより広くすることができ、より 良好な重低音再生が可能となる。
【0017】 さらに上述のように天井部3全体を振動板とするのではなく、本考案の他の実 施例として、図5および図6に示すように天井部3の一部を振動板としてもよい 。図5は、天井部3の外板4と内装材5とに開口4a,5aを連通して形成し、 この開口4a,5a内でダンパ19を介して振動板20を支持する。振動板20 は、ハニカム部材などの剛性の高い材料で形成されており、振動部材6はこの振 動板20の室内側に取付けられる。
【0018】 図6は、内装材5にのみ前記開口5aを形成し、またその周縁部5cを車室内 側に傾斜して生じた空間23内に振動部材6を収納している。すなわち、前記開 口5aからダンパ19を介して支持される振動板20の上方に振動部材6を載置 している。
【0019】 なお、振動部材6は仮想線6kで示すように振動板20の下方側に取付けられ てもよいし、また振動部材6の取付箇所数も任意に選ばれる。また振動部材6に おいて、前記ボビン17の先端部17aは振動板20に固定し、磁気回路22は 前記ボビン17に対応するように外板4側に取付けるようにしてもよい。このよ うに空間23を形成することによって、該空間23をバックキャビティとしても 使用することができる。
【0020】 また図7は、本考案のさらに他の実施例のスピーカ装置31の構造を説明する ための断面図である。車両32の天井部34は鉄板などの金属板から成り、前部 座席37のドア38内にはフロントスピーカ39が埋込まれており、後部座席4 0のリアトレイ41上にはリアスピーカ42が載置されている。天井部34の中 心付近にはブラケット43がねじ止めなどによって固定されており、このブラケ ット43に全帯域再生用のスピーカ装置31が、その開口面が天井部34側を向 くように載置されて保持される。またこの開口面に対向して天井部34には、デ ィフューザ44が取付けられている。このような構造でスピーカ装置31の開口 面から放射された音響は、ディフューザ44によって反射拡散される。
【0021】 このようにフロントスピーカ39およびリアスピーカ42の間、特に車室内全 角度に音響を拡散できる天井部34にスピーカ装置31を設置することによって 、より良い車室内音場を形成することができる。
【0022】 さらにまた図8は、本考案の他の実施例のスピーカ装置51の構造を説明する ための断面図である。この実施例は図7と同様の構造を有しており、注目すべき は中高音再生用のスピーカ装置45が加えられたことである。この中高音再生用 のスピーカ装置45は、その開口面が車室内方向に向くように、低音再生用のス ピーカ装置51が載置されているブラケット53の下面に設置される。このよう に音源位置の認識しやすい中高音域のスピーカ装置45を、車室内方向に向けて 設置することができるので、より良い車室内音場が形成できるとともに、前部座 席57および後部座席60の各聴取位置における音源および音像バランスを保つ ことができる。
【0023】
【考案の効果】
以上のように本考案によれば、車体に搭載されるスピーカ装置において、前記 車体の天井の少くとも一部分を振動板として使用するので、車室内のスペースを 犠牲にすることなく、大きな振動板面積を確保できるので、良好な重低音再生が 可能となる。
【0024】 また本考案によれば、車体に搭載される低音域のスピーカ装置は、車体の天井 付近に配置され、かつスピーカ本体の開口部が前記天井側に臨むように取付けら れるので、音場の臨場感を高めることができるとともに、車室内全角度に音響を 反射拡散でき、より良い車室内音場を形成することができる。
【0025】 さらにまた好ましくは、前記スピーカ本体に中高音域を再生するスピーカ本体 を車室内方向に向くように取付けるので、聴取位置による音源および音像バラン スを最適に保つことができ、より良い車室内音場を形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例のスピーカ装置1の構造を説
明するための断面図である。
【図2】振動部材6付近の拡大断面図である。
【図3】本考案の他の実施例のスピーカ装置1aの構造
を説明するための断面図である。
【図4】本考案のさらに他の実施例の内装材5a,5b
の断面図である。
【図5】本考案の他の実施例の構造を示す断面図であ
る。
【図6】本考案のさらに他の実施例の構造を示す断面図
である。
【図7】本考案の他の実施例のスピーカ装置31の構造
を説明するための断面図である。
【図8】本考案の他の実施例のスピーカ装置51の構造
を説明するための断面図である。
【符号の説明】
1,1a,31,51 スピーカ装置 2,32 車両 3,34 天井部 4 外板 5 内装材 6 振動部材 7,37,57 前部座席 10,40,60 後部座席 19 ダンパ 20 振動板

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体に搭載されるスピーカ装置におい
    て、 前記車体の天井の少なくとも一部分を振動板として使用
    することを特徴とする車載用スピーカ装置。
  2. 【請求項2】 車体に搭載されるスピーカ装置におい
    て、 少なくとも低音域を再生することができるスピーカ本体
    を、その開口部が前記車体の天井側に臨むように取付け
    られることを特徴とする車載用スピーカ装置。
  3. 【請求項3】 前記スピーカ本体に、中高音域を再生す
    るスピーカ本体を、その開口部が車室内方向に向くよう
    に取付けることを特徴とする請求項2記載の車載用スピ
    ーカ装置。
JP8290592U 1992-12-01 1992-12-01 車載用スピーカ装置 Withdrawn JPH0645865U (ja)

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