JPH0645811U - 自動車用ドアトリム - Google Patents

自動車用ドアトリム

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Publication number
JPH0645811U
JPH0645811U JP8252092U JP8252092U JPH0645811U JP H0645811 U JPH0645811 U JP H0645811U JP 8252092 U JP8252092 U JP 8252092U JP 8252092 U JP8252092 U JP 8252092U JP H0645811 U JPH0645811 U JP H0645811U
Authority
JP
Japan
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air vent
door trim
rib
waist
vent duct
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Withdrawn
Application number
JP8252092U
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English (en)
Inventor
伸一 上久保
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Kasai Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Kasai Kogyo Co Ltd
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Publication date
Application filed by Kasai Kogyo Co Ltd filed Critical Kasai Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 エアベント用開口開設に伴うウエスト部の剛
性低下を補う補強構造をドアトリムに採用することによ
り、ドアトリムウエスト部のガタツキを防止することを
目的とする。 【構成】 ウエスト部13における芯材11裏面側に当
てリブ15を一体形成し、この当てリブ15と接合する
受けリブ24をエアベント用ダクト20上面に形成する
ことにより、ウエスト部13とエアベント用ダクト20
とを連接一体化した自動車用ドアトリム10におけるウ
エスト部13の補強構造。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、エアベント用ダクトを内部に収容した自動車用ドアトリムに関す るもので、特に、ダクト設置箇所上方のウエスト部の剛性を高めた自動車用ドア トリムに関する。
【0002】
【従来の技術】
通常、図5,図6に示すように、ドアパネルに内装される自動車用ドアトリム 1は、保形性を備え、車体パネルへの取付剛性を備えた芯材2と、この芯材2の 表面側にクッション性,装飾性を備えた表皮材3を一体貼着して構成されており 、前側のウエスト部下方には、エアベント用開口4が開設されており、エアベン ト用ダクト5のアウトレットをこのエアベント用開口4に位置するようにドアト リム1内部にエアベント用ダクト5が収容設置されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
このように、従来の自動車用ドアトリム1においては、内部にエアベント用ダ クト5が収容されており、ダクト5のアウトレットとして、エアベント用開口4 が大きく設定される傾向にあり、そうした場合、この部分の剛性が低下し、エア ベント用開口4の上部に位置するウエスト部が下方向に撓みやすく、特に、ドア ウインドーガラスの昇降操作の際、ウエスト部の撓みが顕著に現われる。
【0004】 この考案は、このような事情に鑑みてなされたもので、本考案の目的とすると ころは、エアベント用ダクトを内部に収容し、エアベント用開口を比較的大きく 設定した自動車用ドアトリムにおいて、剛性の低下するウエスト部の強度を強化 して、ウエスト部の撓み変形を防止して、ドアウインドーガラスの昇降操作にお ける円滑な操作性を確保した自動車用ドアトリムを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】 上記目的を達成するために、本考案は、ドアトリムのウエスト部やや下方にエ アベント用開口が開設され、このエアベント用開口にエアベント用ダクトのアウ トレットを位置させてドアトリム内部にエアベント用ダクトが収容された自動車 用ドアトリムにおいて、前記ウエスト部の芯材裏面に下方向に延びる当てリブを 設けるとともに、エアベント用ダクトの上面には、上記当てリブと突き当たる受 けリブを設けることにより、ウエスト部とエアベント用ダクトとを連接一体化し たことを特徴とする。
【0006】
【作用】
以上の構成から明らかなように、エアベント用開口の上方側に位置するウエス ト部における芯材裏面に下方向に延びる当てリブを設け、エアベント用ダクトの 上面にはこの当てリブと当接する受けリブを設けることにより、ウエスト部の芯 材とエアベント用ダクトとを連接一体化するという構成であるため、ウエスト部 における剛性が強化できる。
【0007】 さらに、当てリブに切欠きを設けて、この切欠きに受けリブのコーナー部を嵌 着すれば、ウエスト部の下方向の撓み変形に加えて、ウエスト部がドアパネル側 に撓み変形するのも可及的に防止できる。
【0008】
【実施例】
以下、本考案による自動車用ドアトリムの実施例について、添付図面を参照し ながら詳細に説明する。
【0009】 図1は本考案の第1実施例を示すドアトリムの正面図、図2は同自動車用ドア トリムの構成を示す断面図、図3は本考案に使用する当てリブと受けリブとの関 係を示す説明図、図4は本考案による自動車用ドアトリムの第2実施例を示す要 部断面図である。
【0010】 図1,図2において、本考案による自動車用ドアトリム10は、所要形状に成 形され、保形性と車体パネルへの取付剛性を備えた芯材11と、この芯材11の 表面に一体貼着され、装飾性,ならびにクッション性を付与する表皮材12とか ら大略構成され、内部にエアベント用ダクト20が収容され、エアベント用ダク ト20のアウトレット21に合わせて、ドアトリム10のウエスト部13のやや 下方に比較的大きなエアベント用開口14が開設されている。
【0011】 さらに詳しくは、上記芯材11は、ポリプロピレン樹脂,ABS樹脂等を使用 したスタンピングモールド工法により複雑な曲面形状に成形されており、芯材1 1の表面側に貼着される表皮材12は、塩ビシート裏面にポリオレフィン樹脂発 泡層が裏打ちされた複合シートを真空成形により芯材11表面側に一体貼着され ている。
【0012】 そして、エアベント用開口14は、芯材11に表皮材12を貼り合わせた後、 別工程のピアス型で打ち抜かれている。
【0013】 なお、エアベント用開口14周囲には、樹脂成形体からなるエアベントエスカ ッション22が嵌め込み固定され、開口14の端末処理がなされている。
【0014】 ところで、本考案の特徴は、エアベント用開口14の上部側に位置するウエス ト部13の剛性を強化して、ウエスト部13の撓み変形を防止するとともに、円 滑なドアウインドーガラスの昇降操作性を達成したことにある。
【0015】 すなわち、ウエスト部13における芯材11裏面に当てリブ15が一体に形成 されているとともに、この当てリブ15と当接するように、エアベント用ダクト 20の上面23に断面コ字状の受けリブ24が形成されている(図2,図3参照 )。
【0016】 したがって、ウエスト部13に設けた当てリブ15とエアベント用ダクト20 に設けた受けリブ24とを突き合わすことにより、ウエスト部13とエアベント 用ダクト20とが連接一体化した構成であるため、下方向にドアトリム10のウ エスト部13を押圧しても、撓むことがなく、特に、ドアウインドーガラスの昇 降操作の際にも、この撓み変形が防止できるため、円滑なドアウインドーガラス の昇降操作が期待できる。
【0017】 さらに、本実施例では、当てリブ15に切欠き16が設けられ、この切欠き1 6内に受けリブ24のコーナー部25が嵌まり込んでいるため、ウエスト部13 は下方向に撓み変形するのを防止できるばかりでなく、ドアトリム10のウエス ト部13をドアパネル側に押圧しても、撓むことがないため、ドアトリム10の 特にウエスト部13における取付安定性がさらに優れたものとなる。
【0018】 なお、ドアトリム10の芯材11がスタンピングモールド工法により成形され るため、ウエスト部13における芯材11裏面に当てリブ15を簡単に一体成形 できるとともに、エアベント用ダクト20も、アッパ部20aとロア部20bと を別個に成形し、両者を接合するものであるため、アッパ部20aを射出成形す る際、受けリブ24を簡単に一体成形できる。
【0019】 また、エアベント用ダクト20は、図示はしないが芯材11裏面に設けたボス に対してビス止め固定されている。
【0020】 次いで、図4に示すものは本考案による自動車用ドアトリム10の別実施例を 示すもので、この実施例によれば、プレート状の受けリブ26が2箇所に形成さ れており、このプレート状の受けリブ26に対して突き合わせる当てリブ15に は丸みをもせたガイド部17が設定されている。
【0021】 したがって、この丸みをもたせたガイド部17により、当てリブ15とプレー ト状の受けリブ26との合わせ作業を簡単に行なうことができるとともに、プレ ート状の受けリブ26を設定することにより、エアベント用ダクト20を成形す る際の金型の構造を簡素化できる利点がある。
【0022】
【考案の効果】
以上説明した通り、本考案による自動車用ドアトリムは、以下に記載する格別 の作用効果を有する。
【0023】 (1)ドアトリムのウエスト部裏面側に当てリブを設け、エアベント用ダクトの 上面に受けリブを設け、当てリブと受けリブとを突き合わせることにより、ウエ スト部とエアベント用ダクトとを連接一体化するという構成であるため、剛性の 弱いウエスト部の強度を強化することができ、ウエスト部を下方向に押圧しても 撓むことがなく、ドアトリムの良好な取付安定性が得られるとともに、特に、ド アウインドーガラスの昇降操作の際にもウエスト部が下方向に撓むことがなく、 円滑なドアウインドーガラスの昇降操作性が期待できるという効果を有する。
【0024】 (2)ウエスト部裏面に設ける当てリブに切欠きを設け、エアベント用ダクト上 面に一体に形成する受けリブのコーナー部を切欠き内に嵌着すれば、ウエスト部 の下方向の撓みを防止できるとともに、ウエスト部がドアパネル側に撓むことも 防止でき、ドアトリムの取付安定性がさらに向上するという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による自動車用ドアトリムの一実施例を
示す正面図。
【図2】図1中II−II線断面図。
【図3】本考案に使用する当てリブと受けリブとの関係
を示す説明図。
【図4】本考案による自動車用ドアトリムの別実施例を
示す要部断面図。
【図5】従来の自動車用ドアトリムを示す正面図。
【図6】図5中VI−VI線断面図。
【符号の説明】
10 自動車用ドアトリム 11 芯材 12 表皮材 13 ウエスト部 14 エアベント用開口 15 当てリブ 16 切欠き 17 ガイド部 20 エアベント用ダクト 21 アウトレット 22 エアベントエスカッション 23 上面 24,26 受けリブ 25 コーナー部

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドアトリム(10)のウエスト部(1
    3)やや下方にエアベント用開口(14)が開設され、
    このエアベント用開口(14)にエアベント用ダクト
    (20)のアウトレット(21)を位置させてドアトリ
    ム内部にエアベント用ダクト(20)が収容された自動
    車用ドアトリムにおいて、 前記ウエスト部(13)の芯材(11)裏面に下方向に
    延びる当てリブ(15)を設けるとともに、エアベント
    用ダクト(20)の上面(23)には、上記当てリブ
    (15)と突き当たる受けリブ(24)を設けることに
    より、ウエスト部(13)とエアベント用ダクト(2
    0)とを連接一体化したことを特徴とする自動車用ドア
    トリム。
  2. 【請求項2】 当てリブ(15)に切欠き(16)が設
    けられ、受けリブ(24)のコーナー部(25)が上記
    切欠き(16)に嵌着したことを特徴とする請求項1記
    載の自動車用ドアトリム。
JP8252092U 1992-11-30 1992-11-30 自動車用ドアトリム Withdrawn JPH0645811U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8252092U JPH0645811U (ja) 1992-11-30 1992-11-30 自動車用ドアトリム

Applications Claiming Priority (1)

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JP8252092U JPH0645811U (ja) 1992-11-30 1992-11-30 自動車用ドアトリム

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Publication Number Publication Date
JPH0645811U true JPH0645811U (ja) 1994-06-21

Family

ID=13776816

Family Applications (1)

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JP8252092U Withdrawn JPH0645811U (ja) 1992-11-30 1992-11-30 自動車用ドアトリム

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JP (1) JPH0645811U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004237763A (ja) * 2003-02-03 2004-08-26 Kasai Kogyo Co Ltd 自動車用ドアトリム構造

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2004237763A (ja) * 2003-02-03 2004-08-26 Kasai Kogyo Co Ltd 自動車用ドアトリム構造

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Effective date: 19970306