JP2550918Y2 - ドアインナーシールの取付構造 - Google Patents

ドアインナーシールの取付構造

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JP2550918Y2
JP2550918Y2 JP1992057547U JP5754792U JP2550918Y2 JP 2550918 Y2 JP2550918 Y2 JP 2550918Y2 JP 1992057547 U JP1992057547 U JP 1992057547U JP 5754792 U JP5754792 U JP 5754792U JP 2550918 Y2 JP2550918 Y2 JP 2550918Y2
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door
inner seal
door inner
door trim
mounting
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JP1992057547U
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JPH0618030U (ja
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一司 安江
恵子 山田
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Kasai Kogyo Co Ltd
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Kasai Kogyo Co Ltd
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  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
  • Seal Device For Vehicle (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、ドアトリム本体とウ
エストメンバーとからなる2分割タイプのドアトリムに
ドアインナーシールを取付けるドアインナーシールの取
付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】通常、ドアパネルの室内面には自動車用
ドアトリムなる内装材が装着されているが、最近では、
外観意匠性を高めるために、図4,図5に示すように、
ドアトリム本体とウエスト部との外観を相違させてアク
セントを付与したものが多い。
【0003】図4に示す自動車用ドアトリム1は、ドア
トリム本体2とウエストメンバー3とから大略構成され
ており、ドアトリム本体2は、芯材2a表面に表皮材2
bが貼着されており、同様にウエストメンバー3におい
ても芯材3a表面に表皮材3bが貼付されている。
【0004】そして、ウエストメンバー3の芯材3a裏
面に突出形成させた取付用ボス部4に対して、ドアトリ
ム本体2の上縁に設けた取付孔2cに挿通させたビス5
をビス止め固定することにより、ドアトリム本体2に対
してウエストメンバー3を接合固定してドアトリム1を
構成している。
【0005】さらに、ウエストメンバー3の上端縁は、
ドアインナーシール6を取付けるためのフランジ部7が
形成されている。
【0006】また、図5に示すように、芯材を共用化す
るとともに、異なる表皮材を使用して、本体側に対して
ウエスト部のみの外観を相違させたものもある。
【0007】この場合、ドアトリム1は、芯材1aの表
面側に表皮材1bを貼着するとともに、ウエスト部を除
いた部分に表皮材1bとは外観,風合いの異なるクロス
1cを貼着して、表皮材1bとクロス1cとの対比によ
り外観意匠性を向上させている。
【0008】この場合、芯材1aには木目込み用溝部8
が設けられており、クロス1cの端末を木目込み用溝部
8内に圧入して、合わせ部分の体裁を良いものにしてい
る。なお、ドアインナーシール6は芯材1aに設けたフ
ランジ部7に取付けられている。
【0009】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、図4な
らびに図5に示す従来の自動車用ドアトリム1において
は、例えば、ドアトリム1の造形上、ウエスト部の幅が
狭く設定されている場合、図4に示す構成のドアトリム
1においては、ウエストメンバー3における芯材3aの
取付用ボス部4とインナーシール取付用フランジ部7と
が干渉し合うため、芯材3aと別体にインナーシール取
付用ブラケットを設定しなければならず、部品点数の増
大をもたらすとともに、加工コストを引き上げるという
欠点があった。
【0010】さらに、図5に示す芯材共用タイプの自動
車用ドアトリム1においては、木目込み用溝部8の設定
位置が上方位置に来るため、ウエスト部の形状が湾曲状
に設定している関係で、木目込み用溝部8の成形が困難
であり、またドアインナーシール6を取付けるためのフ
ランジ部7として別部材を設定する必要がある。
【0011】さらに、ドアインナーシール6は、断面L
字状のフランジ部7に取付けるため、ドアウインドーガ
ラスの昇降操作の際、ドアインナーシール6が摩擦摺動
によりグラつきやすく、円滑な昇降操作が期待できない
という欠点があった。
【0012】この考案は、このような事情に鑑みてなさ
れたもので、本考案の目的とするところは、ウエスト部
としてウエストメンバーをドアトリム本体に接合固定し
た二分割体からなるドアトリムにドアインナーシールを
確実かつ廉価に、しかも体裁良く取付けることを可能に
したドアインナーシールの取付構造を提供することにあ
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本考案は、ドアトリム本体の上縁に沿って、ウエス
トメンバーを接合してなるドアトリムにドアインナーシ
ールを取付けるドアインナーシールの取付構造におい
て、前記ドアトリム本体の上縁に沿って、インナーシー
ル取付用フランジが延設形成されているとともに、ドア
インナーパネルの外側に位置するドアインナーシールの
背面側にドアインナーパネルの内側に延びる延長片が形
成され、ドアトリム本体のインナーシール取付用フラン
ジとドアインナーシールの延長片とを重ね合わせ、ウエ
ストメンバー裏面に突設形成した取付用ボス部に両者を
共締め固定したことを特徴とする。
【0014】
【作用】以上の構成から明らかなように、ウエストメン
バーの芯材には、取付用ボス部が形成されるだけで、従
来のドアインナーシール取付用のフランジ部が廃止でき
る。
【0015】さらに、ドアインナーシールは、本体部と
延長部とによりドアインナーパネルを挾持するととも
に、延長部がドアトリム本体およびウエストメンバーに
共締め固定されるため、ドアインナーシールの取付強度
が強化される。
【0016】さらに、ウエストメンバーに設けられる取
付用ボス部はウエストメンバーとドアトリム本体の合わ
せ部から離れた位置に設定することができるため、ウエ
ストメンバーの下端縁の形状が取付用ボス部に制約を受
けることがなく、ウエストメンバーの造形自由度が向上
する。
【0017】
【実施例】以下、本考案によるドアインナーシールの取
付構造の実施例について、添付図面を参照しながら詳細
に説明する。
【0018】図1は本考案の第1実施例を示す分解斜視
図、図2は同第1実施例の構成を示す断面図、図3は本
考案によるドアインナーシールの取付構造の別実施例の
構成を示す断面図である。
【0019】図1において、まず、ドアトリム10の構
成は、ドアトリム本体20と、このドアトリム本体20
の上縁に沿って接合固定されるウエストメンバー30と
から構成されている。
【0020】さらに詳しくは、ドアトリム本体20は、
ファイバーマットを所要形状に熱圧成形してなる芯材2
1の表面に、ポリエチレンフォームを裏打ちした塩ビシ
ートからなる表皮材22を真空成形等により一体貼着し
て構成されており、上端縁に沿って、ほぼ45゜の角度
傾斜して延びるインナーシール取付用フランジ部23が
一体に設けられている。
【0021】また、ウエストメンバー30は、ドアトリ
ム本体20の上縁に沿って長尺状に形成されており、保
形性を備えた芯材31の表面に、ドアトリム本体20の
表皮材22とは感触,風合いの異なる表皮材32を貼着
して、表皮材32の端末を芯材31裏面側に巻き込み接
着して構成されているとともに、取付用ボス部33が芯
材31の裏面側に所定間隔毎に突設形成されている。
【0022】一方、ドアトリム本体20とウエストメン
バー30とから構成されるドアトリム10に取付けられ
るドアインナーシール40は、芯金41の周囲を合成ゴ
ム,軟質塩化ビニル樹脂等の弾性体42で被覆して構成
されており、一方側面に図示しないドアウインドーガラ
スをシールするシール舌片43が形成されているととも
に、他方側面には延長片44が一体に形成されている。
【0023】したがって、ドアインナーシール40を取
付けるには、まず、ドアトリム20の上縁に沿って設け
られたインナーシール取付用フランジ部23の下面に沿
ってドアインナーシール40の延長片44を重ね合わ
せ、両者に開設されている取付孔24,45を一致させ
た後、ビス60を挿通してウエストメンバー30の芯材
31裏面に突設されている取付用ボス部33のボス孔3
3a内に共締め固定して、ドアトリム本体20,ウエス
トメンバー30,ドアインナーシール40の三者を一体
化する。
【0024】その後、ドアインナーパネル50の上縁に
ドアインナーシール40の延長片44が係止するように
固定して、ドアトリム本体20に予め装着されているク
リップ(図示せず)を、これも図示しないドアインナー
パネル50の取付孔内に圧入すれば、図2に示す取付状
態が簡単に得られる。
【0025】尚、ウエストメンバー30の内面には補強
リブ34が適宜間隔毎に設けられており、補強リブ34
の下縁に設けた係止爪35をドアトリム本体20の係止
孔25に係止すれば、ウエストメンバー30とドアトリ
ム本体20との合わせを常に密に行なうことができると
ともに、ウエストメンバー30のグラツキも防止でき
る。
【0026】このように、本考案によれば、ドアトリム
本体20の上縁にインナーシール取付用フランジ部23
を設け、従来必要としたインナーシール取付用ブラケッ
トを別途設定する必要がないため、部品点数を削減でき
るとともに、ドアトリム本体20とウエストメンバー3
0およびドアインナーシールの三者を同時に固定する構
造であるため、取付工数も簡略化でき、加工コストを大
幅に引き下げることができる。
【0027】また、ウエストメンバー30には取付用ボ
ス部33を形成するだけなので、ウエストメンバー30
成形時の脱型も容易に行なえる。
【0028】さらに、ドアインナーシール40はドアイ
ンナーパネル50の表裏面側から挟み込むように取付け
られるため、ドアウインドーガラスの昇降操作の際、グ
ラつくことがなく、円滑なウインドーガラスの昇降操作
が期待できる。
【0029】加えて、ウエストメンバー30に設けられ
る取付用ボス部33は、ウエストメンバー30の下端縁
30aから離れた箇所に設定することもできるため、例
えば、従来造形上困難であったウエストメンバー30と
ドアトリム本体20の合わせ部を面一に設定することも
可能となり、造形自由度も大幅に向上する。
【0030】次いで、図3はウエストメンバー30によ
りドアインナーシール40のリップ部46を被覆した構
成であり、この実施例によれば、ドアインナーシール4
0のリップ部46が室内側に露出することがなく、また
ドアトリム10の寸法誤差変形等によりドアトリム10
とドアインナーシール40のリップ部46との間に隙間
が生じることがないため、意匠性が向上する。
【0031】
【考案の効果】以上説明した通り、本考案によるドアイ
ンナーシールの取付構造は、以下に記載する格別の作用
効果を有する。
【0032】(1)ドアインナーシールを取付けるため
のインナーシール取付用フランジをドアトリム本体の上
縁に成形上無理なく一体化でき、従来のようにドアイン
ナーシール取付用ブラケットを設置する必要がないた
め、部品点数を削減できるとともに、ドアトリム本体と
ウエストメンバー及びドアインナーシールの三者を共締
め固定する構造であるため、取付工数も大幅に簡略化で
き、大幅なコストダウンを招来するという効果を有す
る。
【0033】(2)ドアインナーシールは、延長片がド
アトリム側に取付固定されるとともに、インナーシール
本体と延長片とによりドアインナーパネル上縁を挟持固
定する構成であるため、従来の取付構造に比べ取付強度
が強化され、ドアウインドーガラスの円滑な昇降操作が
期待できるという効果を有する。
【0034】(3)従来のようにウエストメンバーに取
付けられる取付用ボス部の位置が下縁近傍に設定する必
要がないため、取付用ボス部を中央側に設定すれば、ウ
エストメンバーとドアトリム本体との間の合わせ形状
(面一状態に合わせることも可)を自由に設定できるな
ど、ドアトリムの造形自由度を飛躍的に向上させること
ができるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案によるドアインナーシールの取付構造の
第1実施例を示す全体斜視図。
【図2】本考案の第1実施例の構成を示す断面図。
【図3】本考案の第2実施例の構成を示すもので、ドア
インナーシールの取付構造を示す断面図。
【図4】従来の自動車用ドアトリムの構成を示す断面
図。
【図5】従来の自動車用ドアトリムの構成を示す断面
図。
【符号の説明】
10 自動車用ドアトリム 20 ドアトリム本体 21 芯材 22 表皮材 23 インナーシール取付用フランジ部 24 取付孔 30 ウエストメンバー 31 芯材 32 表皮材 33 取付用ボス部 40 ドアインナーシール 41 芯金 43 シール舌片 44 延長片 45 取付孔 50 ドアインナーパネル 60 ビス

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドアトリム本体(20)の上縁に沿っ
    て、ウエストメンバー(30)を接合してなるドアトリ
    ム(10)にドアインナーシール(40)を取付けるド
    アインナーシールの取付構造において、 前記ドアトリム本体(20)の上縁に沿って、インナー
    シール取付用フランジ(23)が延設形成されていると
    ともに、ドアインナーパネル(50)の外側に位置する
    ドアインナーシール(40)の背面側にドアインナーパ
    ネル(50)の内側に延びる延長片(44)が形成さ
    れ、ドアトリム本体(20)のインナーシール取付用フ
    ランジ(23)とドアインナーシール(40)の延長片
    (44)とを重ね合わせ、ウエストメンバー(30)裏
    面に突設形成した取付用ボス部(33)に両者を共締め
    固定したことを特徴とするドアインナーシールの取付構
    造。
JP1992057547U 1992-08-17 1992-08-17 ドアインナーシールの取付構造 Expired - Lifetime JP2550918Y2 (ja)

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JPH0618030U JPH0618030U (ja) 1994-03-08
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