JP2689560B2 - 自動車用成形天井の装着構造 - Google Patents

自動車用成形天井の装着構造

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JP2689560B2 JP262089A JP262089A JP2689560B2 JP 2689560 B2 JP2689560 B2 JP 2689560B2 JP 262089 A JP262089 A JP 262089A JP 262089 A JP262089 A JP 262089A JP 2689560 B2 JP2689560 B2 JP 2689560B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、車室内天井の形状に一体あるいは分割し
て成形されている成形天井を車体に装着する自動車用成
形天井の装着構造に関するものである。
(従来の技術) この種の自動車用成形天井の装着構造としては、例え
ば第11図に示すものがある。
図に示すように、成形天井Aはその周縁を挟持し、隠
すようにガーネッシュBで覆い、このガーニッシュBを
ビスCによりルーフレールインナパネルDにねじ止め固
定していた。
多くの成形天井は一体に作られ、大きく、一人では成
形天井Aを支え周縁をガーニッシュBでねじ止め固定す
る作業は困難であり、二人作業としても大変に工数が必
要であった。
これを改良したもに実開昭50−14114号公報開示の技
術がある。これは、成形天井の縁に長尺なU字状のトリ
ムを差し込み固定するとともに、このトリムにクリップ
を取り付け、ルーフレールインナパネルに開けた孔にク
リップを水平方向に押し込むことによって成形天井を装
着している。
(発明が解決すべき課題) しかしながら、成形天井を持ち上げて天井に嵌め込む
孔位置が作業者にはわからず、位置合せが困難であり、
しかも持ち上げ装着する方向と直交する方向にクリップ
を押し込み動作を繰り返さなければならず作業性は同様
に改善されていなかった。
そこで、この発明は、天井への嵌め込み動作すなわち
上方への動作のみによって装着が完了する自動車用成形
天井の装着構造を提供することを目的としている。
(課題を解決するための手段) この目的を達成するため、この発明は、車室内天井の
形状に一体にあるいは分割して成形されている成形天井
を車体に装着する自動車用成形天井の装着構造におい
て、車室内上部周囲に車体の一部として形成されたルー
フレールインナパネルに下開きに複数個の舌片を車室内
側に切起し形成し、該舌片および該舌片の水平方向で近
接位置の前記ルーフレールインナパネルの少なくとも一
方に上開きでそれぞれ車室外側、車室内側に少なくとも
1個の係止片を切起し形成するとともに、前記成形天井
の車室外側周縁で前記舌片位置に対応した位置に前記係
止片に係止するフックを複数個設け、前記成形天井を前
記車体に装着した際、前記舌片の車室外側に前記フック
が入り込み前記係止片に係止するとともに前記成形天井
の一部によって前記舌片が車室外側へ押圧変形されるよ
うに構成した自動車用成形天井の装着構造としている。
(作 用) 成形天井を車体に嵌めるため、持ち上げていくと、周
縁は車体のルーフレールインナパネルにより規制されて
所定位置に納まりかける。その際、成形天井のフックは
舌片の車室外側に入り込みさらに持ち上げられると係止
片のいずれかに係止するとともに、舌片が成形天井の一
部により車室外側へ押圧され、成形天井が装着される。
したがって、装着の持ち上げ方向への動作をするだけで
成形天井の装着が完了し、しかもフックが外れず成形天
井の脱落を防止している。
(実施例) 以下、図面に基づいてこの発明を説明する。
第1図〜第10図はこの発明の自動車用成形天井の装着
構造に係る一実施例を示すものである。
第1図には車体上部の天井部1の要部断面が示されて
おり、天井部1は車室R内上部周囲に車体の一部として
形成され、環状に配設されたルーフレール2、ルーフレ
ール2の外側に固定されたルーフドリップ3と、ルーフ
ドリップ3の上側に図示しない反対側のルーフドリップ
と、ルーフドリップ3まで覆うように固定されたルーフ
パネル4とが溶接により固定され、さらにルーフパネル
4の車室R側に成形天井5が装着して構成されている。
ルーフレール2は、車室内側のルーフレールインナパ
ネル2aと車室外側のルーフレールアウタパネル2bとから
構成されている。第7図および第8図のように、このル
ーフレールインナパネル2aに下開きに複数個の舌片21が
適宜間隔で車室内側に切起し形成されており、この舌片
21と舌片21の水平方向で近接位置のルーフレールインナ
パネル2aとの少なくとも一方に上開きでそれぞれ車室外
側、車室内側に少なくとも一個の係止片23,24が切起し
形成されている。係止片23,24は第7図右側部分、第8
図に示す部分には第10図に示すように上方に向うにした
がい小さな形状にされ、切起し長さを短くしている。こ
れは、上方に向うにしたがい舌片21とルーフレールイン
ナパネル2aの車室内側表面とのなす角が小さくなり、後
述するフック13が入り難くなるためである。しかし、第
7図左側部分に示すように係止片23,24は第9図のよう
に同じ大きさであっても、その大きさや個数、間隔など
で対処しうることも勿論である。
一方、成形天井5は、第2図〜第5図に示されてお
り、ここでは、表皮11と樹脂発泡12のそれぞれ対方向に
貼られた熱融着フイルム16が合せられ、加熱圧着されて
天井部1の形状に合わせて第1図のように形成されて作
られている。
この成形に先立ち、第1図の成形天井5の車室外側周
縁で舌片21の位置に対応した位置となるような複数位置
にフック13が設けられるように、第4図に示す如く樹脂
発泡シート12にスリット14が形成されている。フック13
は、この例では第5図に示すように基部15と、立ち上り
スリット14から突出して係止片23,24と係止可能なフッ
ク部6と構成するように一本の針金が折曲されて連続し
て作られている。このフック13は、第3図のように成形
時に同時に設けられる。
第6図(a)〜(c)には一応形状が成形された後
に、成形天井5の縁部18をカールさせて折り返し端面19
が車室Rから見えないようにはぜ折りを完了することが
示されており、これにより成形天井5は完成品となる。
このはぜ折りにより、成形天井5の縁部は、剛性が増大
するとともに外観も良くなっている。
この様にして作られた成形天井5を車体天井部1に装
着した際、舌片21の車室外側位置にフック13のフック部
6が入り込み係止片23,24に係止するとともに成形天井
5の一部(端部立上り壁17、第1図参照)によって舌片
が車室外側へ押圧変形されるように構成されている。
したがって、完成品の成形天井5を天井部1に装着す
るには一人で成形天井5を持ち上げ、押し込み嵌めてい
くと、位置はルーフレールインナパネル2aで案内されて
納まり、さらに同一方向に押し込んでいくと、フック13
のフック部6が舌片21の車室外側に係止片23,24を弾性
変形させて入り込み、成形天井5の立上り壁17は舌片21
を車室外側へ押圧変形させ、フック13を挟着して係止片
23,24から外れない様にして装着が完了する。
(効 果) この発明は、前述のような成形天井の装着構造とした
から、装着作業は一人でしかも同一方向(持ち上げ方
向)に押し込むワンタッチ作業でフックが係止し、しか
もフックの抜け落ちがないように舌片が変形することも
同時に完了してしまうので作業性が大変に良好であり、
組付工数の削減には大きな効果を奏するとともに、脱落
などの心配もない装着構造を提供することができる。
【図面の簡単な説明】 第1図〜第10図はこの発明に係る自動車用成形天井の装
着構造の一実施例であり、第1図は要部断面図、第2図
は成形天井の裏面角部斜視図、第3図はフックを取り付
ける説明図、第4図は樹脂発泡シートの斜視図、第5図
はフックの斜視図、第6図(a)〜(c)ははぜ折り工
程説明図、第7図はルーフレールインナパネル部の斜視
図、第8図は第7図のVIII−VIII断面図、第9図,第10
図はそれぞれ係止片の一例を示す正面図、第11図は従来
の第1図と同様な図である。 1……天井部、 2a……ルーフレールインナパネル、 5……成形天井、6……フック部、 13……フック、17……立上り壁、 21……舌片、23,24……係止片、 R……車室。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車室内天井の形状に一体にあるいは分割し
    て成形されている成形天井を車体に装着する自動車用成
    形天井の装着構造において、 車室内上部周囲に車体の一部として形成されたルーフレ
    ールインナパネルに下開きに複数個の舌片を車室内側に
    切起し形成し、該舌片および該舌片の水平方向で近接位
    置の前記ルーフレールインナパネルの少なくとも一方に
    上開きでそれぞれ車室外側、車室内側に少なくとも1個
    の係止片を切起し形成するとともに、 前記成形天井の車室外側周縁で前記舌片位置に対応した
    位置に前記係止片に係止するフックを複数個設け、 前記成形天井を前記車体に装着した際、前記舌片の車室
    外側位置に前記フックが入り込み前記係止片に係止する
    とともに前記成形天井の一部によって前記舌片が車室外
    側へ押圧変形されるように構成したことを特徴とする自
    動車用成形天井の装着構造。
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JP3307154B2 (ja) * 1995-05-18 2002-07-24 日産自動車株式会社 自動車用アシストグリップ取付部構造

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