JPH0645756Y2 - ホース接続構造 - Google Patents

ホース接続構造

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JPH0645756Y2
JPH0645756Y2 JP1989127018U JP12701889U JPH0645756Y2 JP H0645756 Y2 JPH0645756 Y2 JP H0645756Y2 JP 1989127018 U JP1989127018 U JP 1989127018U JP 12701889 U JP12701889 U JP 12701889U JP H0645756 Y2 JPH0645756 Y2 JP H0645756Y2
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JP
Japan
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hose
branch
branch pipe
connection structure
end portion
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JP1989127018U
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JPH0365091U (ja
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研一 三井
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Toyoda Gosei Co Ltd
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Toyoda Gosei Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、ホースを3方向以上に分岐させて接続する場
合に用いられるホース接続構造に関する。
〔従来の技術〕
ホースを接続したり分岐させたりする場合、例えば特開
昭62-233591号及び特開昭62-233592号などの公報に開示
された構造が知られている。この接続構造は第3図に示
すように、3方向に分岐する結合管100と、ホース201、
202、203と、樹脂製被覆部300とより構成されている。
このホース接続構造を形成するには、結合管100をホー
ス201、202、203にそれぞれ挿入する。その後ホースと
結合管100との結合部分を成形型内に配置し、繊維強化
ポリアミド樹脂などにより樹脂製被覆部300を成形す
る。このとき樹脂製被覆部300は、1%以上の収縮率で
収縮して固化するので、それぞれのホース表面には縮径
の力が作用する。これによりそれぞれのホースは樹脂製
被覆部300と結合管100の間で強く挟持され、高いシール
性が得られる。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら上記した接続構造においては、寸法や素材
が異なったホースを接続する場合、それぞれの場合に応
じて分岐管の形状を変更する必要がある。したがって接
続構造に変更が生じる度に分岐管を製作する必要があ
り、分岐管を製作するための金型をも製作し直さなけれ
ばならなかった。さらに型構造も複雑であるために、金
型製作費用が高いものとなり、また製作に要する日数も
多大となるために、コスト面で不具合が生じていた。
本考案はこのような事情に鑑みてなされたものであり、
上記問題点を解決することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本考案のホース接続構造は、少なくとも3方向に分岐す
る分岐管と、分岐管の分岐端部にそれぞれ挿入結合され
た複数のホースと、分岐管とホースとの結合部分を型内
に配置して型成形により形成され結合部分を一体的に被
覆する樹脂製被覆部とよりなるホース接続構造におい
て、 分岐管は複数の分割体が着脱自在に結合して一体化さ
れ、少なくとも一つの分割体の外周表面にはホースの端
面より前方に溝部が形成され、樹脂製被覆部はホースの
端面に沿って分割体の外周表面にリング状に当接すると
ともに溝部を充填して結合していることを特徴とする。
本考案の一つの特徴は、分岐管を複数の分割体から構成
し、それぞれの分割体が着脱自在に機械的に結合するこ
とにより一体化した分岐管が構成されているところにあ
る。
それぞれの分割体を結合する手段としては、螺合による
結合が推奨されるが他に嵌合などにより結合することも
可能である。また分岐管の分割位置は特に制限されない
が、中央部分と、中央部分から分岐した複数の筒状の分
割端部とに分割することが望ましい。この場合、中央部
分及び複数の分割端部が分割体となる。
そしてそれぞれの分割端部にホースが挿入結合される。
したがって分割端部には外周表面に抜け止めの凸状部な
どを設けることが望ましい。また分割端部の外径はホー
スの内径よりも大きく構成し、ホースに分割端部を挿入
後ホースから縮径の力が作用するように構成するのが望
ましい。
樹脂製被覆部は従来と同様にポリアミド樹脂などから形
成することができる。なお樹脂製被覆部はそれぞれの分
割体とリング状に接触する構成とされる。このようにす
れば樹脂製被覆部形成時に溶融樹脂が分割体と接触し、
分割体と溶着することにより樹脂製被覆部と分割体とを
一体的に結合することができる。さらに分割体表面には
溝部が設けられ、その溝部に樹脂製被覆部が充填されて
いるので、分割体と樹脂製被覆部とは一層強固に結合さ
れている。
〔考案の作用及び効果〕
本考案のホース接続構造では、分岐管が複数の分割体か
ら構成され、複数の分割体はそれぞれ着脱自在に結合し
ている。したがって分割体の組合せにより種々の分岐管
形状が生まれ、接続構造の仕様変更に柔軟に対応するこ
とができる。そして分岐管全体を製作しなくとも、一部
の分割体を製作するだけでよいので、材料の無駄がなく
なるとともに工数が低減する。さらに分割体を製造する
ための金型構造は、従来の分岐管の金型に比べて極めて
簡単な構造となる。したがって金型を製作する工数も低
減される。
そして樹脂製被覆部は各分割体表面にリング状に一周し
て当接し、かつ溝部を充填しているので、その部分で樹
脂製被覆部と分割体は一体的に接合され、高いシール性
が得られるとともに、アンダーカット作用により各分割
体が強固に一体化される。
〔実施例〕
以下、実施例により具体的に説明する。
(実施例) 第1図に本考案の一実施例のホース接続構造を示す。こ
のホース接続構造は、3つの分岐端部をもつ分岐管1
と、分岐管1の分岐端部にそれぞれ挿入結合された3本
のホース2と、分岐管1とホース2との結合部分に被覆
された被覆部3とより構成されている。
分岐管1は第2図に示すように、略筒状の中央部10と、
中央部10の軸方向に結合される第1分岐端部11及び第2
分岐端部12と、中央部10の軸方向と直交するように結合
される第3分岐端部13とより構成され、それぞれポリア
ミド樹脂から射出成形により形成されている。この中央
部10、第1分岐端部11、第2分岐端部12及び第3分岐端
部13が本考案にいう分割体を構成している。
中央部10の両端開口部分には、それぞれ嵌合凹部10aが
形成されている。また外周表面に貫通する円形の凹部10
bが形成され、凹部10bの内周壁面に嵌合凹部10cが設け
られている。
第1分岐端部11及び第2分岐端部12は互いに同一形状を
なし、外周面にリング状の抜け止め用凸部11a、12aが形
成されている。そして外周面の一端には嵌合凸部11b、1
2bが形成され、その嵌合凸部11b、12bが中央部10の嵌合
凹部10aと嵌合されて結合される。さらに、抜け止め用
凸部11a、12aと嵌合凸部11b、12bの間には、外周表面を
一周するリング状の溝部11c、12cが形成されている。
また第3分岐端部13は厚肉の基部13aと、基部13aから延
びる筒部13bとよりなり、筒部13bの外周表面には複数の
リング状の抜け止め用凸部13dが形成されている。そし
て基部13aが中央部10の嵌合凹部10cと嵌合して結合する
ように構成されている 樹脂製被覆部3はポリアミド樹脂から形成され、分岐管
1とホース2のそれぞれの結合部分を覆って結合すると
ともにシールしている。
ここでホース2は、第1分岐端部11及び第2分岐端部12
の溝部11c、12cの手前まで挿入された位置で挿入が停止
されている。また第3分岐端部13では、基部13aの手前
で挿入が停止されている。
したがって樹脂製被覆部3には溝部11c、12cを充填する
リング状凸部31、32が形成され、そのリング状凸部31、
32が溝部11c、12cとそれぞれ係合している。これにより
第1分岐端部11及び第2分岐端部12と樹脂製被覆部3と
の結合が強化され、第1分岐端部11及び第2分岐端部12
の抜け荷重及びシール性が向上している。また第2分岐
端部13に向かって突出するリング状凸部33が形成されて
いる。これにより第3分岐端部13の抜け荷重及びシール
性が向上している。
この実施例のホース接続構造を形成するには、まず第1
分岐端部11、第2分岐端部12及び第3分岐端部13を中央
部10とそれぞれ嵌合により結合して分岐管1を形成す
る。そしてそれぞれの分岐端部にホース2を所定位置ま
で挿入する。そして結合部分を成形型内に配置し、射出
成形によりポリアミド樹脂から樹脂製被覆部3を形成す
る。樹脂製被覆部3は冷却固化後約1%程度収縮するた
め、縮径の力によりホース2と分岐管1とが締結されシ
ール性が付与される。
そして樹脂製被覆部3は、溝部11c、12cを充填するとと
もに第1分岐端部11、第2分岐端部12及び第3分岐端部
13の外周表面にリング状に当接し、その部分で溶着して
分岐管1と強固に結合している。
したがって本実施例のホース接続構造によれば、分岐管
1が4つの分割体(中央部10、第1分岐端部11、第2分
岐端部12及び第3分岐端部13)から形成されているの
で、分岐管1の製造に要する金型の構造が簡単となり分
岐管1のコストの低減を図ることができる。
またそれぞれの分割体の材質及び寸法などを変更するこ
とにより、接続構造の仕様の変更に柔軟に対応すること
ができる。例えば第3分岐端部13のみの形状が変更にな
った場合を想定すると、中央部10、第1分岐端部11及び
第2分岐端部12はそのままのものを使用することがで
き、新たに形成するのは第3分岐端部13のみでよい。し
たがって分岐管1全体を製作するような必要はなく、簡
単な構造の金型で安価に製作することができる。
そして樹脂製被覆部3は、リング状凸部31、32及びリン
グ状凸部33で分岐管1と強固に結合し、分岐端部の抜け
防止とシール性の向上が図られている。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本考案の一実施例のホース接続構造
に関し、第1図はその要部断面図、第2図は分岐管の構
成を説明する斜視図である。第3図は従来のホース接続
構造の断面図である。 1……分岐管、2……ホース、3……樹脂製被覆部 10……中央部、11……第1分岐端部、12……第2分岐端
部 13……第3分岐端部、11c、12c……溝部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも3方向に分岐する分岐管と、 該分岐管と分岐端部にそれぞれ挿入結合された複数のホ
    ースと、 該分岐管と該ホースとの結合部分を型内に配置して型成
    形により形成され該結合部分を一体的に被覆する樹脂製
    被覆部とよりなるホース接続構造において、 該分岐管は複数の分割体が着脱自在に結合して一体化さ
    れ、少なくとも一つの該分割体の外周表面には該ホース
    の端面より前方に溝部が形成され、該樹脂製被覆部は該
    ホースの端面に沿って該分割体の外周表面にリング状に
    当接するとともに該溝部を充填して結合していることを
    特徴とするホース接続構造。
JP1989127018U 1989-10-30 1989-10-30 ホース接続構造 Expired - Lifetime JPH0645756Y2 (ja)

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JPH0365091U JPH0365091U (ja) 1991-06-25
JPH0645756Y2 true JPH0645756Y2 (ja) 1994-11-24

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100543135B1 (ko) * 2003-11-15 2006-01-20 주식회사 화승알앤에이 호스클램핑구조
JP5207453B2 (ja) * 2008-04-02 2013-06-12 株式会社ダンレイ 配管接続部材

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Non-Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
昭和7年実用新案出願公告7872

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JPH0365091U (ja) 1991-06-25

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