JPH0645592A - 複合型半導体装置 - Google Patents

複合型半導体装置

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JPH0645592A
JPH0645592A JP19952192A JP19952192A JPH0645592A JP H0645592 A JPH0645592 A JP H0645592A JP 19952192 A JP19952192 A JP 19952192A JP 19952192 A JP19952192 A JP 19952192A JP H0645592 A JPH0645592 A JP H0645592A
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JP
Japan
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semiconductor layer
layer
thyristor
semiconductor device
gate
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JP19952192A
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Satoshi Miyazaki
聡 宮崎
Tetsuo Sueoka
徹郎 末岡
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Meidensha Corp
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
Tokyo Electric Power Company Holdings Inc
Original Assignee
Meidensha Corp
Tokyo Electric Power Co Inc
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L29/00Semiconductor devices adapted for rectifying, amplifying, oscillating or switching, or capacitors or resistors with at least one potential-jump barrier or surface barrier, e.g. PN junction depletion layer or carrier concentration layer; Details of semiconductor bodies or of electrodes thereof  ; Multistep manufacturing processes therefor
    • H01L29/66Types of semiconductor device ; Multistep manufacturing processes therefor
    • H01L29/68Types of semiconductor device ; Multistep manufacturing processes therefor controllable by only the electric current supplied, or only the electric potential applied, to an electrode which does not carry the current to be rectified, amplified or switched
    • H01L29/70Bipolar devices
    • H01L29/72Transistor-type devices, i.e. able to continuously respond to applied control signals
    • H01L29/739Transistor-type devices, i.e. able to continuously respond to applied control signals controlled by field-effect, e.g. bipolar static induction transistors [BSIT]
    • H01L29/7391Gated diode structures
    • H01L29/7392Gated diode structures with PN junction gate, e.g. field controlled thyristors (FCTh), static induction thyristors (SITh)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 静電誘導サイリスタと電界効果トランジスタ
をカスコード接続の形で同一の半導体基板に一体に集積
することにより、高性能な複合型半導体装置を得る。 【構成】 同一の半導体基板である第1のベース層12
を共通ベース領域として静電誘導サイリスタ部10Aと
電界効果トランジスタ部(20A)およびダイオード部
(30A)を同一の半導体基板に集積化する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は複合型半導体装置に係
り、特に静電誘導型サイリスタと電圧制御型トランジス
タをカスコード(縦続)接続した構成の半導体装置を一
体化した複合型半導体装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、電力用半導体の分野では、応用装
置の効率化,低騒音化の観点から高周波化に対応できる
デバイスの要求が高まっている。
【0003】静電誘導型サイリスタ(以下SIサイリス
タと称する)は他の電力用半導体に比べて優れた高周波
特性が認められている。しかしながら、SIサイリスタ
は、ターンオフ時にゲートから大電流を引き抜く必要が
あり、ゲート回路が他の半導体よりも複雑になるという
欠点があった。そこで、図6に示すように、SIサイリ
スタ10のカソードKをMOSFET20のドレインD
に、SIサイリスタ10のゲートG1をMOSFET2
0のソースSに接続(カスコード接続)することによ
り、高速のSIサイリスタを電圧制御型デバイスとして
簡単に駆動できるものが報告されている。
【0004】図6に示すようなカスコード接続方法にお
いて、SIサイリスタ10はゲート逆バイアスをかけな
い状態ではダイオードの順方向特性と同様の特性を示
す、云い換えれば完全にノーマリオン型のSIサイリス
タである必要がある。ゲートバイアスをかけない状態で
ある程度のアノード電圧をブロックするようなノーマリ
オフあるいはノーマリオンとオフとの中間的な特性を示
すデバイスでは図6に示すようなカスコード接続では、
オン特性が著しく悪くなるか全くオンしないようにな
る。
【0005】ノーマリオン型SIサイリスタはノーマリ
オフ型SIサイリスタに比べ、同じゲート逆電圧でブロ
ックできるアノード電圧の大きさは小さくなる。普通ノ
ーマリオン型SIサイリスタでは1000Vのアノード
電圧をブロックするのに60V以上のゲート電圧を必要
とする。カスコード接続の際にMOSFETのソース・
ドレイン間にかかる電圧は、主に上記アノード電圧をブ
ロックするのに必要なゲート電圧やアノード電圧をブロ
ックする際の漏れ電流により決まり、このゲート電圧や
漏れ電流が増すなどソース・ドレイン間にかかる電圧は
上昇する。
【0006】従ってMOSFET20のソース・ドレイ
ン間の耐電圧は上記ゲートに印加すべき電圧以上にする
必要がある。
【0007】MOSFET20のオン抵抗はソース・ド
レイン間の耐電圧の約2.5乗に比例するため、MOS
FETの耐電圧を増すことは、カスコード接続の際に定
常損失が急上昇することになる。図6のカスコード接続
のデバイスの耐電圧を上げるためには、上記理由からM
OSFET20のの耐電圧も上げる必要があり、結果的
に耐圧を上げることは、損失を極めて増大させることに
つながっていた。このため、耐電圧1000V以上のデ
バイスをカスコード接続により構成することは損失面か
ら実用上困難であった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】図6に示すような複合
型半導体装置の問題点を解決するために、図4と図5に
示すような複合型半導体装置が考えられる。
【0009】すなわち、図4と図5に示すように、SI
サイリスタ10のカソードKにMOSFET20のドレ
インDを接続し、SIサイリスタ10のゲートG1とM
OSFET20のソースS間にはMOSFET20と順
方向になるようにダイオード30を接続する。図4にお
いてAはSIサイリスタ10のアノード、G2はMOS
FET20のゲート、Cはカソード端子である。
【0010】図5は図4の複合型半導体装置において、
SIサイリスタ10のみを素子構造で示したものであ
る。図5において、11は高不純物濃度のP型半導体層
(P1 +)からなる第1のエミッタ層であってSIサイリ
スタ10のアノード層を構成し、12はN型半導体層
(N1)からなる第1のベース層、13は第1のベース
層12の表面部に形成された高不純物濃度のN型半導体
層(N2 +)からなる第2のエミッタ層であって、SIサ
イリスタ10のカソード層を形成する。14は第1のベ
ース層12の表面部に、第2のエミッタ層13とは離間
して形成され高不純物濃度のP型半導体層(P2 +)から
なる第2のベース層でゲート層を構成する。また、図5
において、15はアノード層11の表面に設けられた金
属層でアノード電極Aを構成し、16はカソード層13
の表面に設けられた金属層でカソード電極Kを構成し、
17はゲート層14の表面に設けられた金属層でゲート
電極G1を構成する。また、P1 +12 +はトランジスタ
を形成し、N12 +2 +は静電誘導トランジスタを形成
する。
【0011】図4と図5に示す複合型半導体装置は、S
Iサイリスタ10とFET20をカスコード接続し、か
つSIサイリスタ10の点弧補助用ダイオード30から
なる電圧制御型高周波素子である。このような素子にお
いてFET20のゲート信号をオフにして該FET20
をオフ状態にすると、アノード電極Aとカソード端子C
間にアノード電極Aを正として印加された直流電圧は、
ダイオード30を通してN12 +接合を逆バイアスし、
1ベース12中に空間電荷層が形成され電圧を阻止し
て負荷に電流は流れない。FET20をオンにすると、
1 +12 +層を通して負荷に電力を供給する。この時
ダイオード30は、その接合容量をP2 +12 +層を通
して放電することになり、SIサイリスタ10のオン動
作を助ける。すなわち、本回路の構成の特長は、高周波
動作と高耐圧阻止が可能なSIサイリスタに電圧制御
で、低耐圧でかつ動作抵抗の小さいFETを直列接続
し、電圧阻止はSIサイリスタで、オンオフ制御はFE
Tで動作させる点にあるが、SIサイリスタにそのオフ
過程でゲートに大きな逆電流を流す必要があるととも
に、個別の部品を配列し接続する点に製造上の問題があ
る。
【0012】本発明は上述の問題点に鑑みてなされたも
ので、その目的は、SIサイリスタとFETおよびダイ
オードを同一ウエハ内に一体に集積することにより、高
性能な複合型半導体装置を提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、所定極性の第1の半導体層を共通のベー
ス領域とし、該第1の半導体層の一方の面に該第1の半
導体層とは異極性の第2の半導体層11を形成してアノ
ード層となし、前記第1の半導体層の他方の表面に該第
1の半導体層とは異極性の第3の半導体層を設けてゲー
ト層となし、この第3の半導体層とは隣接離間して前記
第1の半導体層の表面部に該第1の半導体層とは異極性
の第4の半導体層を設けるとともに、この第4の半導体
層の表面部に該第4の半導体層とは異極性の第5の半導
体層を形成してカソード層となし、この第5の半導体層
と第4の半導体層にはさまれる第3の半導体層の表面に
またがって酸化膜を設けてMOSEFTを形成し、かつ
第4の半導体層と第3の半導体層によって静電誘導によ
って耐圧を阻止させるように構成してSIサイリスタと
MOSEFTを一体に形成する。
【0014】また、前記第5の半導体層の短絡部を前記
第4の半導体層と同極性にして静電誘導を生じさせるた
めの第6の半導体層とすることにより、SIサイリスタ
のチャンネル間隔を狭くすることによって電圧利得を高
くする。
【0015】さらに、前記第3の半導体層に該第3の半
導体層とは異極性の第7の半導体層を設けてターンオン
を助勢する。
【0016】
【作用】第1の半導体層(第1のベース層12)と第2
の半導体層(第1のエミッタ層11)と第3の半導体層
(第2のベース層14)および第5の半導体層(第2の
エミッタ層13)からなるSIサイリスタ部によって主
電流を制御し、第1の半導体層12と新たに付加した第
4の半導体層21および第5の半導体層13からなるF
ET部によってSIサイリスタ部のオンオフ制御を行
う。この場合、FET部をオンにさせると第4の半導体
層の表面に反転層が形成され第5の半導体層から第1の
半導体層へ電子が流入し、第2の半導体層11から第1
の半導体層12へ正孔が流入され第1の半導体層12が
伝導度変調されて主電流が流れる。
【0017】次にFET部をオフにすると、電流は第2
の半導体層11,第1の半導体層12および第3の半導
体層14を通して電流が流れた後、第1の半導体層12
と第3の半導体層14との接合が回復して電流阻止状態
となり、この過程で第1の半導体層12の第3,第4半
導体層側に高抵抗層が静電誘導によって形成されて高電
圧を阻止する。
【0018】
【実施例】以下に本発明の実施例を図1〜図3を参照し
ながら説明する。
【0019】図1は本発明の第1実施例による複合型半
導体装置を示すもので、図5のものと同一又は相当部分
には同一符号が付されている。さらに詳しくは、本実施
例においては、N型半導体層(N1)からなる第1のベ
ース層12の一方の表面に該第1のベース層12とは異
極性にして高不純物濃度のP型半導体層(P1 +)からな
る第1のエミッタ層11を形成してアノード層を構成
し、第1のベース層12の他方の面側にはその表面から
所定深さで該第1のベース層12とは異極性にして高不
純物濃度のP型半導体層(P2 +)からなる第2のベース
層14を形成して第1のゲート層を構成する。また、第
1のベース層12の他方の面側にはその表面から所定深
さで該第1のベース層とは異極性にして高不純物濃度の
P型半導体層(P3 +)21を第1のゲート層14にはさ
まれた位置に設け、このP型半導体層21の表面にその
中央部を残して、該P型半導体層21とは異極性の高不
純物濃度のN型半導体層(N2 +)からなる第2のエミッ
タ層(カソード層)13を設ける。さらに、第1のベー
ス層(N1)12,P型半導体層(P3 +)21,第2の
エミッタ層(N2 +)13によりNチャンネルFETを構
成するように領域にまたがってその表面に酸化膜22を
形成し、この酸化膜22の表面に金属層23を設けると
ともに、N2 +3 +2 +領域にまたがって金属層18を形
成し、電極17と18間にはダイオード30を接続す
る。
【0020】図1の半導体装置において、Nチャンネル
MOSFET部20Aが形成され、第1のエミッタ層
(P1 +)11,第1のベース層(N1)12,第2のエ
ミッタ層(N2 +)13,第2のベース層(P2 +)14、
よってSIサイリスタ部10Aが形成される。ここで、
金属層15はSIサイリスタ部10Aのアノード電極A
を構成し、金属層17はゲート電極G1を構成する。ま
た、金属層18はSIサイリスタ部10Aのカソード電
極KとFET20Aのソース電極Sを構成し、金属層2
3はFET部20Aのゲート電極G2を構成する。
【0021】図1の半導体装置によれば、ゲート電極2
3に正の電極を印加してFET部20Aをオンにさせる
と、通常の絶縁ゲートバイポーラトランジスタ(IGB
T)と同様な動作により、第1のベース層(N1)12
と第2のエミッタ層(N2 +)13に挟まれたP型半導体
層(P3 +)21の表面に反転層が形成されN2 +層からN
1層へ電子が流入する。その結果、P1 +層からN1層に正
孔が流入されN1層が伝導度変調されて電流Iが矢印の
経路で流れる。
【0022】次に電極23への正バイアスを除去してF
ET部20Aをオフにすると電流は、P1 +12 +を通
して流れた後、N12 +接合が回復して阻止状態にな
る。この過程で空間電荷層Eが矢印の方向に形成されて
行き、P2 +層14と14間の間隔を適正に設計すること
によって通常のSIサイリスタ(図5)と同様にN1
のP2 +,P2 +層側に高抵抗層が形成されて高電圧を阻止
する。N2 +層13と13に挟まれたP3 +層21の表面の
領域21aを電極18で短絡するのはP1 +13 +2 +
のサイリスタ動作を防止するためである。
【0023】図1の半導体装置の構造は通常のIGBT
と良く似ているが、その相異点は次の通りである。
【0024】(1)順阻止電圧がSIサイリスタ構造で
決まる。このためには、P2 +層14と14の間隔を狭く
し、そのP2 +層14の深さを深くする必要がある。具体
的には、1200V耐圧のとき間隔が20μm,拡散深
さは15μm程度である。P2 +層の間隔を広くすればS
Iサイリスタの動作抵抗は小さくできるが、反面順阻止
電圧を得るために必要なゲート逆電圧、即ち、FET部
20Aの耐圧の高いものが必要になる。又間隔を小さく
すると、FET部の耐圧は低いものであるが、SIサイ
リスタ部の動作抵抗が大きくなるのでこの間隔は設計思
想に基づいて適切な値に選定する必要がある。
【0025】(2)耐圧が上記(1)項で決まる結果、
FET部20Aの耐圧は50Vよりも低いもので良く、
従ってFET部20Aの動作抵抗も小さくできる。
【0026】(3)ターンオフ過程でN1層12中の蓄
積キャリアはP2 +層14を通して強制的に放出されるた
めP2 +層の無いIGBTに比較してターンオフ時間が短
くなる。
【0027】なお、図1は複合型半導体装置の断面模式
図であって、その表面形状は同心円,櫛形形状等の種々
のものが考えられる。
【0028】図2は本発明の第2実施例による複合型半
導体装置を示すもので、この第2実施例においては図1
に示すものの構造に加えてP型半導体層(P3 +)21の
短絡領域21aに該P3 +層21を貫通して第1のベース
層(N1)まで伸びる高不純物濃度のP型半導体層(P4
+)からなる第2のゲート層19が設けられている。こ
の第2のゲート層(P4 +)19は第1のゲート層
(P2 +)14と全く同じ動作をするものであるが、これ
を設けたことによって第2のベース層(第1のゲート
層)14の間隔すなわちチャンネル幅が半分になり、N
12 +接合及びN14 +接合の阻止耐圧を決めるSサイリ
スタ部10Aの電圧阻止利得がほぼ4倍に増加すること
になる。従ってFET部20Aの耐圧を更に低くするこ
とができ動作抵抗を大幅に減らすことができる。
【0029】図3は本発明の第3実施例による複合型半
導体装置を示すもので、この第3実施例においては、図
2のものに加えて第1のゲート層(P2 +)14の表面部
に該第1のゲート層14とは異極性にして高不純物濃度
のN型半導体層(N3 +)31を形成して、P2 +3 +のダ
イオード接合を形成したものである。このダイオード部
30Aが形成されることによって素子のターンオンを助
勢する。また、図1の複合型半導体装置においても、外
部接続されたダイオード30の代わりに、第1のゲート
層(P2 +)14内にN3 +層を設けてダイオード部を形成
することができる。
【0030】上述の各実施例による複合型半導体装置に
よれば、ターンオン動作はIGBTと同じであるがゲー
ト層として別個の拡散層(P2 +,P4 +)を設け、これら
を介してターンオフ過程のキャリア掃引を行わせること
によってIGBTに比べてターンオフ速度を改善でき
る。また、電圧阻止は静電誘導によって決まるものであ
り、従ってIGBTに比べて耐圧を大幅に向上できる特
長がある。
【0031】また、SIサイリスタ部の構造で耐圧を決
めるため、FET部の耐圧を大幅に低減でき、従ってI
GBTに比べて動作抵抗を低くできる結果、上記各実施
例による複合型半導体装置を用いてインバータを構成し
た場合等には効率を向上できる特長がある。さらに、図
4に示す半導体装置の利点を損なうことなく、同一のウ
エハ上に集積化できるため部品点数の削減、信頼性向上
と合わせてコストを大幅に低減できるものである。
【0032】なお、上述の各実施例においては第1のベ
ース層12と第1のエミッタ層(アノード層)11とを
1 +1接合の単一の接合で示したが、いわゆるアノー
ド・エミッタ短絡構造と言われる短絡構造としても良
い。また、場合によっては上記実施例の各複合型半導体
装置の各部の極性をPとNに反転させることが可能であ
るとともに、N1ベース中にバッファ層を設けたりN1
ース中のキャリアライフタイムを制御する事など従来技
術から各種応用する事も可能である。
【0033】
【発明の効果】本発明は上述の如くであって、SIサイ
リスタの素子構造の中にFETやダイオードを一体に集
積して外部接続端子を少なくしたものであり、オン特性
の向上と電力損失の低減化はもとより、SIサイリスタ
にそのオフ過程でゲートに流すべき逆電流を小さくでき
るとともに、SIサイリスタとFETをカスコード接続
する手間が省略され、製作容易で安価にして高性能な複
合体装置が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例による複合型半導体装置の
断面模式図。
【図2】本発明の第2実施例による複合型半導体装置の
断面模式図。
【図3】本発明の第3実施例による複合型半導体装置の
断面模式図。
【図4】本発明の複合型半導体装置に至る過程の複合型
半導体装置の回路図。
【図5】図4の回路で静電誘導型サイリスタの断面模式
図。
【図6】従来の複合型半導体装置の回路図。
【符号の説明】
10A…静電誘導サイリスタ部 11…アノード層 12…ベース層 13…カソード層 14…第1のゲート層 19…第2のゲート層 20A…電界効果トランジスタ部 21…P型半導体層 22…酸化膜 30A…ダイオード部 31…N型半導体層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 29/784

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定極性の第1の半導体層(12)を共
    通のベース領域とし、該第1の半導体層の一方の面に該
    第1の半導体層とは異極性の第2の半導体層(11)を
    形成してアノード層となし、前記第1の半導体層の他方
    の表面に該第1の半導体層とは異極性の第3の半導体層
    (14)を設けてゲート層となし、この第3の半導体層
    とは隣接離間して前記第1の半導体層の表面部に該第1
    の半導体層とは異極性の第4の半導体層(21)を設け
    るとともに、この第4の半導体層の表面部に該第4の半
    導体層とは異極性の第5の半導体層(13)を形成して
    カソード層となし、この第5の半導体層と第4の半導体
    層にはさまれる第3の半導体層の表面にまたがって酸化
    膜を設けてMOSFETを形成し、かつ第4の半導体層
    と第3の半導体層によって静電誘導により耐圧を阻止さ
    せるように構成したことを特徴とする複合型半導体装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1の複合型半導体装置において、
    前記第5の半導体層(13)の短絡部を前記第4の半導
    体層(21)と同極性にして静電誘導を生じさせるため
    の第6の半導体層(19)としたことを特徴とする複合
    型半導体装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2の複合型半導体装置にお
    いて、前記第3の半導体層(14)に該第3の半導体層
    とは異極性の第7の半導体層(31)を設けて構成した
    ことを特徴とする複合型半導体装置。
JP19952192A 1992-07-27 1992-07-27 複合型半導体装置 Pending JPH0645592A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100778355B1 (ko) * 2005-08-22 2007-11-22 미쓰비시덴키 가부시키가이샤 캐스코드 접속회로
JP2013252827A (ja) * 2012-06-08 2013-12-19 Hitachi Automotive Systems Ltd 電動パワーステアリング装置
CN109698683A (zh) * 2017-10-23 2019-04-30 新乡市振源电器股份有限公司 高压晶闸管的驱动装置及高压设备

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