JPH0645484Y2 - ローディングショベルの油圧回路 - Google Patents

ローディングショベルの油圧回路

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JPH0645484Y2
JPH0645484Y2 JP14416388U JP14416388U JPH0645484Y2 JP H0645484 Y2 JPH0645484 Y2 JP H0645484Y2 JP 14416388 U JP14416388 U JP 14416388U JP 14416388 U JP14416388 U JP 14416388U JP H0645484 Y2 JPH0645484 Y2 JP H0645484Y2
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cylinder
oil chamber
arm
side oil
boom
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JP14416388U
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三男 相原
壮太郎 田中
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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  • Operation Control Of Excavators (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 A.産業上の利用分野 本考案はレベルシリンダを利用した自動水平押出し機能
を有し、かつ円弧引き,水平引きを選択すべく切換える
切換弁を有するローディングショベルの油圧回路に関す
る。
B.従来の技術 第4図にこの種のローディングショベルの構成を示す。
1は下部走行体、2は上部旋回体、3はブーム、4はア
ーム、5はバケット、6はブームシリンダ、7はアーム
シリンダ、8はバケットシリンダ、9はレベルシリンダ
であり、これらは第5図に示す油圧回路で駆動制御され
る。
第5図において、12,13はメイン油圧ポンプ、14A〜14D,
15A〜15Dは方向切換弁、16はタンク、17はパイロット油
圧用油圧ポンプである。また、18〜20は方向切換弁14A
〜14D、15A〜15Dを切換えるパイロット弁で、パイロッ
ト弁18はアーム用、パイロット弁19はブームシリンダ
用、パイロット弁20はバケット用である。21〜27はリリ
ーフ弁である。
さらに28は、レベルシリンダ9とブームシリンダ6を連
通する管路10,11の間に介装された切換弁であり、後述
するが第6図のように構成され、常時はn位置にあって
レベルシリンダ9とブームシリンダ6のロッド側油室9
A,6A相互間およびボトム側油室9B,6B相互間をそれぞれ
連通する。アーム用パイロット弁18が操作されてそのポ
ートaに圧力が立つと、切換弁28はm位置に切換えら
れ、管路10Aと10B、11Aと11Bを遮断しレベルシリンダ9
の両室9A,9Bをタンク16と連通させるように作用する。
アーム4を前方へ回動させるべくアームシリンダ7を伸
出するためにアーム用パイロット弁18をイ側に操作して
管路bにパイロット圧力信号を送り出すと、方向切換弁
14Bはアームシリンダ7のボトム側油室に主ポンプ12か
らの圧油をパイロット圧信号の大きさに応じて供給し、
ロッド側油室からの戻り油をタンク16に放出する。これ
によって、アームシリンダ7が伸出してアーム4は前方
へ回動する。このときレベルシリンダ9はアームシリン
ダ7の伸出動作に伴って伸出し、レベルシリンダ9のロ
ッド側油室9Aの油は、管路10B,n位置の切換弁28,管路10
Aを介してブームシリンダ6のロッド側油室6Aに流入
し、ブームシリンダ6のロッドを縮める。これにより、
アーム4が上がった分だけブーム3は下がり、バケット
6は水平に移動することになる。
すなわち、アーム4を前方へ押し出すときには切換弁28
はn位置にあり水平押出しが選択される。
バケット5から放土した後、アームシリンダ7を収縮
し、掘削始めの姿勢に戻す際には、アーム用パイロット
弁18を口側に操作してパイロットポートaにパイロット
圧信号を送出する。これにより、切換弁28はm位置に切
換わり、管路10Aと10B,11Aと11Bとがそれぞれ遮断され
ると共に、レベルシリンダ9のロッド側油室9Aとボトム
側油室9Bとはともにタンク16に連通する。したがって、
アームシリンダ7の収縮動作に伴ってレベルシリンダ9
のボトム側油室9Bの油はタンク16へ流出し、そのボトム
側油室9Bに圧力はたたない。また、ブームシリンダ6に
も何の影響も及ぼさないから、アームシリンダ7の収縮
動作によってブーム3は上昇せずこれにより、掘削積込
の運転操作が楽になり、掘削放土のサイクルタイムが短
縮される。
すなわち、アーム4を手前に回動するときは切換弁28は
m位置にあって円弧引きが選択される。
C.考案が解決しようとする課題 ところで、ブームシリンダ6のボトム側油室6Bにはフロ
ントアタッチメントの自重が作用しているから、切換弁
28がn位置→m位置に切換わる際、その切換の途中にお
いてブームシリンダ6のボトム側油室6Bがタンクに連通
されるとブームシリンダ6が収縮してフロントアタッチ
メントが降下する。そのためこのようなことが生じない
ように管路11Aと11Bが完全に遮断されてから管路11Bが
タンク16に連通されるように、切換弁28が構成されてい
る。
すなわち、切換弁28は第6図のように構成されている。
図示のようにスプール281がばね282で左端に偏倚されて
いる初期状態(上述のn位置)において、l1>l2となる
ように各部寸法が定められている。ポートaにパイロッ
ト圧信号が入力すると、スプール281は右側へ移動し、
まず、管路11Aと11Bが遮断され、その後、管路11Bがタ
ンク16に連通する。よって、切換の途中で管路11Aがタ
ンク16に連通することはない。
しかしながら、このような切換タイミングになっている
ため、切換の途中において管路11Bが管路11Aにもタンク
16にも接続せず完全に遮断される位置が存在する。この
位置で切換弁28がスティックすると、レベルシリンダ9
のボトム室9Bには、フロントアタッチメントの自重とア
ームシリンダ8の縮み力の双方により高圧が発生するお
それがある。
なお、この切換弁28をアーム用パイロット弁18の操作に
無関係に常時n位置にすれば水平押出しと水平引きが、
また、常時m位置にすれば円弧押し出しと円弧引きが可
能となる。
本考案の技術的課題は、円弧引きと水平引きとを切換え
る切換弁の切換途中でレベルシリンダのボトム室がブロ
ックされないようにすることにある。
D.課題を解決するための手段 一実施例を示す第1図により説明すると、本考案は、レ
ベルシリンダ9を備え周知の水平押出し引き込みが可能
であって円弧引きと水平引きとを選択すべくアーム用操
作器18の操作信号で切換わる切換弁38を設けたローディ
ングショベルの油圧回路に適用される。
そして、レベルシリンダ9のボトム側油室9Bとブームシ
リンダ6のボトム側油室6Bとを、切換弁38の切換位置に
拘らずレベルシリンダ9のボトム側油室9Bからブームシ
リンダ6のボトム側油室6B方向のみに油の流れを許容す
るチェック弁384を介して接続することにより、上述し
た技術的課題が解決される。
E.作用 切換弁38が切換わり途中でスティックしても、レベルシ
リンダ9のボトム側油室9Bに作用する圧力は、チェック
弁384を介してブームシリンダ6のボトム側油室6Bに伝
達されるから、レベルシリンダ9のボトム側油室9Bが完
全にブロックされず、レベルシリンダ9の破損が防止さ
れる。
なお、本考案の構成を説明する上記D項およびE項で
は、本考案を分かり易くするために実施例の図を用いた
が、これにより本考案が実施例に限定されるものではな
い。
F.実施例 第1図および第2図により一実施例を説明する。
この実施例は第5図中の切換弁28の構成を変えた以外は
第5図と同一であり、第5図と同一の箇所には同一の符
号を付して相違点を中心に説明する。
第1図において、従来の切換弁28に代えて用いられる切
換弁38は従来と同様にレベルシリンダ9とブームシリン
ダ6との間に設けられ、第2図のように構成される。
バルブボディ380には、管路11A,タンク16,管路10A,11B,
10Bがそれぞれ接続されるポート382a〜382eが設けら
れ、内部通路383a〜383eにそれぞれ連通されている。バ
ルブボディ380にはスプール381が摺動可能に設けられて
いる。このスプール381の位置に応じて各ポートが相互
に連通あるいは遮断される。そしてスプール381の左端
側にはチェック弁384が内蔵されている。
ポートaにパイロット圧信号が入力されていないときに
は、ばね385によってスプール381が左端に偏倚されて第
2図(b)に示すn位置をとる。このとき、ポート382a
と382d(管路11Aと11B)およびポート382cと382e(管路
10Aと10B)はそれぞれ連通される。
ポートaにパイロット圧力信号が入力されるとスプール
381は右方に移動し、まず、ポート382aと382d(管路11A
と11B)が遮断され、ポート382cと382e(管路10Aと10
B)を接続する内部通路が絞られる。この状態では、第
2図(b)の油圧シンボルのO位置に示すように、チェ
ック弁384によってポート382dから382aへの油の流れが
許容されてポート382aから382bへの油の流れが阻止され
る。
スプール381がさらに右方に移動し、第2図(b)の油
圧シンボルに示すm位置に切換えられると、ポート382c
と382e(管路10Aと10B)が完全に遮断され、ポート382a
と382d(管路11Aと11B)は、チェック弁384を介して接
続されるからポート382dから382aへの油の流れが許容さ
れ、逆の油の流れが阻止される。
このような切換弁38を用いた第1図の油圧回路の動作を
説明する。
アーム用パイロット弁18をイ側に操作して管路bにパイ
ロット圧力信号を送り出す場合は切換弁38がn位置にあ
って、上述と同様に次のように動作する。
アームシリンダ7が伸出してアーム4が前方へ回動する
とき、レベルシリンダ9はアームシリンダ7の伸出動作
に伴って伸出する。このとき、レベルシリンダ9のロッ
ド側油室9Aの油は、管路10B,n位置の切換弁38,管路10A
を介してブームシリンダ6のロッド側油室6Aに流入し、
ブームシリンダ6のロッドを縮める。これにより、アー
ム4が上がった分だけブーム3は下がり、バケット6は
水平に移動する。
一方、アームシリンダ7を掘削始めの姿勢に戻すためア
ーム用パイロット弁18をロ側に操作してパイロットポー
トaにパイロット圧信号を送出すると、切換弁38はm位
置に切換わる。そのm位置では、管路10Aと10Bおよび11
Aと11Bがそれぞれ遮断されると共に、レベルシリンダ9
のロッド側油室9Aとボトム側油室9Bとがともにタンク16
に連通する。したがって、アームシリンダ7の収縮動作
に伴ってレベルシリンダ9のボトム側油室9Bの油はタン
ク16へ流出し、そのボトム側油室9Bに圧力が立たず、ま
たブーム3が運動しないのは従前と同様である。
本考案が従前と異なるのは、アーム4を手前に回動すべ
くアームシリンダ7を収縮するときに切換弁38がn位置
からm位置の途中でスティックしたときの動作である。
上述したように従来の切換弁28ではn位置からm位置へ
の途中にスプール281がスティックすると管路11Bが完全
にブロックされたが、この実施例では、チェック弁384
の作用により、管路11Bから管路11Aへの油の流れが許容
されるので、たとえスプール381がスティックしても管
路11Bがブロックされず管路11A側に圧力が抜ける。した
がって、レベルシリンダ9のボトム側油室9Bに高圧が作
用しない。リリーフ弁26は、ブームシリンダ6とレベル
シリンダ9のオーバロードリリーフ弁として働く。
なお以上では、切換弁38内に管路11Bから管路11Aへの油
の流れをのみを許容し、その逆の流れを阻止するチェッ
ク弁384を設けたが、第3図のように従来構造の切換弁2
8をバイパスして管路11Bと11Aとを接続する通路41を設
け、このバイパス通路41内に上述のように機能するチェ
ック弁42を設けても良い。
G.考案の効果 本考案によれば、円弧引きと水平引きとを選択すべくア
ーム用操作器の操作信号で切換わる切換弁が切換わり途
中でスティックしてもレベルシリンダのボトム側油室に
立つ圧力はチェック弁を介してブームシリンダ側の管路
へ抜けるから、レベルシリンダの破損が防止される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る油圧回路の一実施例を示す回路
図、第2図(a)は切換弁の内部構造を示す断面図、第
2図(b)はその油圧シンボルを示す図である。 第3図は他の実施例の要部を示す回路図である。 第4図は第1図の油圧回路が適用されるローディングシ
ョベルの側面図である。 第5図は従来の油圧回路図、第6図は従来の切換弁の断
面図である。 6:ブームシリンダ 7:アームシリンダ 8:バケットシリンダ 9:レベルシリンダ 10A,10B,11A,11B:管路 14A〜14D,15A〜15D:方向切換弁 18:アーム用パイロット弁 19:ブーム用パイロット弁 20:バケット用パイロット弁 28,38:切換弁、42:チェック弁 380:バルブボディ 381:スプール 382a〜382e:ポート 384:チェック弁、385:ばね

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ブーム、アーム、バケットをそれぞれ駆動
    するブームシリンダ、アームシリンダ、バケットシリン
    ダと、ブームとアームとの間に取り付けられたレベルシ
    リンダとを備え、レベルシリンダとブームシリンダのロ
    ッド側油室相互間、およびボトム側油室相互間をそれぞ
    れ連通し、アームの前方回動によりバケットを水平に押
    し出すようにしたローディングショベルの油圧回路であ
    って、レベルシリンダとブームシリンダとを連通する管
    路の途中に、該管路を連通する第1の切換位置と、該管
    路を遮断すると共にレベルシリンダのロッド側油室およ
    びボトム側油室をタンクに連通させる第2の切換位置と
    を有する切換弁を設け、該切換弁をアーム用操作器の操
    作信号で切換えるようにし、前記ブームシリンダおよび
    レベルシリンダのリリーフ弁を前記ブームシリンダ側の
    管路に設け、ローディングショベルの油圧回路におい
    て、 前記レベルシリンダのボトム側油室とブームシリンダの
    ボトム側油室とを、前記切換弁の切換位置に拘らずレベ
    ルシリンダのボトム側油室からブームシリンダのボトム
    側油室方向のみに油の流れを許容するチェック弁を介し
    て接続したことを特徴とするローディングショベルの油
    圧回路。
JP14416388U 1988-11-02 1988-11-02 ローディングショベルの油圧回路 Expired - Lifetime JPH0645484Y2 (ja)

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JPH0266859U JPH0266859U (ja) 1990-05-21
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