JP3182081B2 - 作業用機械における油圧シリンダの油圧回路 - Google Patents

作業用機械における油圧シリンダの油圧回路

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種建設作業、土
木作業に用いられる油圧ショベル等の作業用機械におけ
る油圧シリンダの油圧回路の技術分野に属するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、この種作業用機械には各種の油
圧シリンダが設けられるが、これが例えば油圧ショベル
に設けられるバケット用の油圧シリンダである場合、該
油圧シリンダの圧油供給制御は、従来、図2に示す如
く、油圧シリンダ10と油圧ポンプ11および油タンク
12とのあいだの油路に配した制御弁13により行われ
るようになっており、そして該制御弁13を経由した圧
油が油圧シリンダ10の伸長側あるいは縮小側油室10
a、10bに供給されることにより油圧シリンダ10の
伸縮作動が行われるように構成されている。さらに、油
圧シリンダ10の伸長側、縮小側油室10a、10bと
制御弁13とを連結する第一、第二油路A、Bには、油
タンク12に至るリリーフ油路E、Fがそれぞれ分岐形
成されていると共に、各リリーフ油路E、Fにはオーバ
ーロードリリーフ弁18、19がそれぞれ設けられてい
て、前記第一、第二油路A、Bの圧力をオーバーロード
リリーフ弁18、19の設定圧力まで保持できるように
なっており、これによって制御弁13が中立位置に位置
しているとき、バケット9に積載された土砂等の荷重に
より油圧シリンダ10が伸縮してしまうことを回避でき
るように構成されている。このようなものにおいて、例
えば土砂等の掘削、運搬、ダンプ(排出)の一連の作業
を行う場合、まず前記油圧シリンダを伸長させながらバ
ケットで土砂等を掘削し、次いでバケットに土砂等を積
載した状態で所定場所まで運搬し、しかる後油圧シリン
ダを縮小させてバケットを開放して土砂等を排出するこ
とになる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記一連の
作業を行うにあたり、作業効率の向上を計るため、油圧
シリンダの伸縮速度を速くして作業のサイクルタイムを
短縮させることが試みられている。しかるに、前記従来
のものにおいて、ダンプ作業を行う、つまり油圧シリン
ダを縮小させる場合、油圧ポンプからの圧油が油圧シリ
ンダの縮小側油室に供給される一方、伸長側油室からの
油が油タンクに排出されることになるが、このとき該伸
長側油室から制御弁に至る油路は、ダンプ作業の前段階
の運搬作業において土砂等の重量を保持しているため前
記オーバーロードリリーフ弁の設定圧近くまで高圧とな
っており、そしてこの高圧の油が、伸長側油室から制御
弁に至る長い管路および制御弁を経由して油タンクに排
出されることになる。このため、排出時における管路抵
抗が大きくなって排出時間が長くなり、これが油圧シリ
ンダの迅速なる縮小作動を妨げるという問題があり、こ
こに本発明が解決しようとする課題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の如き実
情に鑑み、これらの課題を解決することを目的として創
作されたものであって、油圧シリンダと油圧ポンプおよ
び油タンクとのあいだの油路に、圧油供給排出制御を行
うための制御弁を配したものにおいて、荷重を受けて高
圧側となる油圧シリンダの一方の油室と前記制御弁との
あいだの第一油路に、制御弁を経由することなく油タン
クに至るバイパス油路を分岐形成すると共に、該バイパ
ス油路には、前記制御弁が中立位置に位置しているとき
にはバイパス油路を閉じるが、制御弁を油圧シリンダの
一方の油室の油の排出をし、他方の油室に圧油供給をす
べく切換えたことを条件として前記バイパス油路の開放
ができるバイパス油路開閉弁を設けた作業用機械におけ
る油圧シリンダの油圧回路である。これにより、高圧側
油室の油がバイパス油路から速やかに排出されることに
なって、従来の制御弁を経由して油が排出されるものと
比して排出時間を短くすることができ、迅速なる油圧シ
リンダの伸縮作動を行うことができる。このものにおい
て、バイパス油路開閉弁から油タンクに至る油路に、該
油路から分岐して前記制御弁から他方の油室に至る第二
油路に合流する合流油路を設けることにより、一方の油
室からの排出油が他方の油室に供給されることになっ
て、より迅速な油圧シリンダの伸縮作動を行うことがで
きる。この場合、合流油路に、バイパス油路から第二油
路への油の流れは許容するが逆向きの流れは阻止するチ
ェック弁を設けると良い。また、前記バイパス油路開閉
弁をロジック弁とすることにより、多量の油を素早く排
出することができる。このものにおいて、ロジック弁
を、ロジック弁用パイロット圧油の排出に基づいてバイ
パス油路の開放をするものとし、さらに前記ロジック弁
用パイロット圧油の排出油路に、該油路を開閉する排出
油路開閉弁を設けたものにおいては、該排出油路開閉弁
によって排出油路を開放することによりロジック弁がバ
イパス油路を開放することになる。さらに、前記制御弁
を、パイロット圧油を受けて第一、第二油路にそれぞれ
圧油供給をする第一位置、第二位置に切換わるパイロッ
ト操作弁とする一方、前記排出油路開閉弁は、制御弁を
第二位置に切換えるための第二パイロット油路から分岐
形成される分岐第二パイロット油路からのパイロット圧
油の供給に基づいて排出油路を開放するものとした場合
には、制御弁が第二位置に位置していないとき、つまり
中立位置や第一位置に位置しているときには、分岐第二
パイロット油路にパイロット圧油が供給されないため排
出油路開閉弁が排出油路を開放することはなく、従って
ロジック弁がバイパス油路を開放することもないため、
油圧シリンダの停止時や一方の油室への圧油供給時に一
方の油室から油が排出されてしまうような不具合を確実
に回避できる。さらにこのものにおいて、分岐第二パイ
ロット油路に、該油路をスイッチON操作に基づいて開
閉する分岐第二パイロット油路開閉弁を設けることによ
り、ロジック弁によるバイパス油路の開閉を、スイツチ
ON操作に基づいて容易に行うことができる。
【0005】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図面において、1は油圧ショベル
であって、該油圧ショベル1は、クローラ式の下部走行
体2、該下部走行体2の上方に旋回自在に支持される上
部旋回体3、該上部旋回体3の前部に取付けられる作業
部4等の各部から構成されており、さらに該作業部4
は、基端部が上部旋回体3に上下揺動自在に支持される
ブーム5、該ブーム5を揺動させるべく伸縮作動するブ
ーム用シリンダ6、ブーム5の先端部に上下揺動自在に
支持されるアーム7、該アーム7を揺動させるべく伸縮
作動するアーム用シリンダ8、アーム7の先端部に上下
揺動自在に支持されるバケット9、該バケット9を揺動
させるべく伸縮作動するバケット用シリンダ10等の部
材から構成されていること等は従来通りであるが、本実
施の形態においては、バケット用シリンダ10に本発明
が実施されている。
【0006】つまり、図1にバケット用シリンダ10の
油圧回路を示すが、図1において、11はメインポン
プ、12は油タンク、13は制御弁であって、該制御弁
13の第一ポート13aはメインポンプ11に、第二ポ
ート13bはチェック弁14を介してメインポンプ11
に、第三ポート13cは油タンク12に、第四ポート1
3dは第一油路Aを経てバケット用シリンダ10の伸長
側油室10aに、第五ポート13eは第二油路Bを経て
バケット用シリンダ10の縮小側油室10bに、第六ポ
ート13fは油タンク12にそれぞれ連結されている。
【0007】さらに前記制御弁13には、第一、第二パ
イロット油路C、Dにそれぞれ接続される伸長側、縮小
側パイロットポート13g、13hが形成されている。
そして制御弁13は、両パイロットポート13g、13
hにパイロット圧油が供給されていない状態ではバケッ
ト用シリンダ10に圧油を供給しない中立位置に位置し
ているが、伸長側パイロットポート13gにパイロット
圧油が供給されることに基づき、メインポンプ11から
の圧油をバケット用シリンダ伸長側油室10aに供給す
る一方、縮小側油室10bからの油を油タンク12に排
出する第一位置に切換り、また縮小側パイロットポート
13hにパイロット圧油が供給されることに基づき、メ
インポンプ11からの圧油を縮小側油室10bに供給す
る一方、伸長側油室10aからの油を油タンク12に排
出する第二位置に切換るように構成されている。
【0008】また、15はパイロット弁であって、該パ
イロット弁15は、バケット用操作レバー16が中立位
置に操作されている状態では前記第一、第二パイロット
油路C、Dにパイロット圧油を供給しないが、伸長側
(バケット9を上動させる側)に操作された場合には第
一パイロット油路Cにパイロット圧油を供給し、また縮
小側(バケット9を下動させる側)に操作された場合に
は第二パイロット油路Dにパイロット圧油を供給する構
成となっている。ここで、17はパイロット圧油の油圧
源となるパイロットポンプである。
【0009】さらに、E、Fはそれぞれ前記第一、第二
油路A、Bから分岐形成されて油タンク12に至る第
一、第二リリーフ油路であって、これら第一、第二リリ
ーフ油路E、Fには、それぞれ第一、第二オーバーロー
ドリリーフ弁18、19が設けられている。そして、こ
れらオーバーロードリリーフ弁18、19により、前記
第一、第二油路A、Bの圧油の圧力を該第一、第二オー
バーロードリリーフ弁18、19の設定圧力まで保持で
きるようになっている。
【0010】一方、Gは前記第一油路Aから分岐形成さ
れて油タンク12に至るバイパス油路であって、該バイ
パス油路Gには、後述するロジック弁20が設けられて
いる。さらに、該ロジック弁20から油タンク12に至
るバイパス油路G下流側からは、前記第二油路Bに合流
する合流油路Hが分岐形成されているが、該合流油路H
には、パイパス油路G下流側から第二油路Bへの油の流
れは許容するが逆向きの流れは阻止するチェック弁21
が設けられている。
【0011】前記ロジック弁20は、第一ポート20a
がパイパス油路G上流側に、第二ポート20bがバイパ
ス油路G下流側に、パイロットポート20cが排出油路
Jに、連通ポート20dが連通油路Kにそれぞれ連結さ
れている。そしてこのロジック弁20は、弾機20eの
付勢力を受けてポペット20fが第一ポート20aから
第二ポート20bに至る弁路を閉じる閉位置に位置して
いる状態ではバイパス油路Gを閉鎖し、ポペット20f
が弾機20eに抗して前記弁路を開く開位置に移動して
いる状態ではバイパス油路Gを開放するように設定され
ている。
【0012】また、22は排出油路開閉弁であって、こ
のものはパイロット操作式の二位置切換え弁であるが、
その第一ポート22aは前記排出油路Jに、第二ポート
22bは前記連通油路Kに、また第三ポート22cは油
タンク12にそれぞれ連結されている。そして該排出油
路開閉弁22は、パイロットポート22dにパイロット
圧油が供給されていない状態では、第一ポート22aと
第二ポート22bとを連通する弁路が開き、かつ第三ポ
ート22cが閉じた閉鎖位置に位置しているが、パイロ
ットポート22dにパイロット圧油が供給されることに
より、第一ポート22aから第三ポート22cに至る連
通する弁路が開き、かつ第二ポート22bが閉じた開放
位置に切換るように構成されている。
【0013】そして、前記排出油路開閉弁22が閉鎖位
置に位置しているときには、排出油路Jから油タンク1
2に通じる弁路が閉じ、かつ排出油路Jと連通油路Kと
が連結している状態、つまりロジック弁20の連通ポー
ト20dとパイロットポート20cとが連通した状態と
なっており、この状態ではロジック弁20は、第一ポー
ト20aからの流入圧油が連通ポート20d、連通油路
K、排出油路J、パイロットポート20cを経てパイロ
ット室20gに供給されることになり、これによって第
一ポート20aから高圧の油が流入してもポペット20
fは前述の閉位置に位置したままで開位置に移動するこ
とがない閉鎖状態となっている。一方、排出油路開閉弁
22が開放位置に位置しているときには、連通油路Kが
閉じ、かつ排出油路Jが油タンク12に通じた状態、つ
まりロジック弁20のパイロット室20gが油タンク1
2に通じた状態となっており、この状態ではロジック弁
20は、第一ポート20aへの圧油流入があったとき、
該流入した圧油を受けてポペット20fが閉位置から開
位置側に移動する開放可能状態となっている。
【0014】さらに、Lは前記第二パイロット油路Dか
ら分岐形成されて排出油路開閉弁22のパイロットポー
ト22dに至る分岐第二パイロット油路であって、該分
岐第二パイロット油路Lには、電磁式のパイロット油路
開閉弁23が設けられている。このパイロット油路開閉
弁23は、ソレノイド23aが非通電状態(非作動状
態)のときには、分岐第二パイロット油路Lを閉鎖する
閉鎖位置に位置しているが、前記操作レバー16の近傍
に設けた押釦スイッチ24のON操作に基づきソレノイ
ド23aが通電されて作動状態になることにより、分岐
第二パイロット油路Lを開放する開放位置に切換るよう
に構成されている。
【0015】叙述の如く構成されたものにおいて、バケ
ット用シリンダ10を縮小させるべく操作レバー16を
シリンダ縮小側に操作すると、第二パイロット油路Dか
らのパイロット圧油が制御弁13の縮小側パイロットポ
ート13hに供給されて制御弁13が第二位置に切換わ
り、これによりメインポンプ11からの圧油がバケット
用シリンダ縮小側油室10bに供給される一方、伸長側
油室10aからの油が油タンク12に排出されてバケッ
ト用シリンダ10の縮小作動が行われることになるが、
この場合、前記操作レバー16の操作と共に押釦スイッ
チ24をON操作することにより、伸長側油室10aか
らの油が速やかに排出され、迅速なるバケット用シリン
ダ10の縮小作動を行えることになる。
【0016】つまり、前記押釦スイッチ24をON操作
すると、パイロット油路開閉弁23のソレノイド23a
が通電され、該パイロット油路開閉弁23が分岐第二パ
イロット油路Lを開放する開放位置に切換わる。これに
伴い、排出油路開閉弁22のパイロットポート22dに
パイロット圧油が供給されて該排出油路開閉弁22が開
放位置に切換わり、排出油路Jが油タンク12に通じた
状態となる。これにより、バケット用シリンダ伸長側油
室10aと制御弁13とを結ぶ第一油路Aから分岐形成
されて油タンク12に至るパイパス油路G中のロジック
弁20が開放可能状態となって、前記伸長側油室10a
からの排出油を油タンク12に逃がすことになる。さら
に、該ロジック弁20を経由した油の一部は、合流油路
Hを経由して、制御弁13と縮小側油室10bとを結ぶ
第二油路Bに至り、縮小側油室10bに供給されること
になる。
【0017】この結果、例えば土砂等の掘削、運搬、ダ
ンプ(排出)の一連の作業において、ダンプ作業を行う
べくバケット用シリンダ10を縮小させるような場合、
バケット用シリンダ10の伸長側油室10aおよび第一
油路Aは、ダンプ作業の前段階である運搬作業時におい
てバケット9に積載された土砂等の荷重を保持している
ためオーバーロードリリーフ弁18の設定圧近くまで高
圧となっており、このため制御弁13を経由しての油の
排出の場合には管路抵抗が大きくなって時間がかかる
が、前述したように押釦スイッチ24をON操作してロ
ジック弁20を開放可能状態とすることにより、伸長側
油室10aからの油が該ロジック弁20を経由して速や
かに油タンク12に排出されることになって、迅速なる
バケット用シリンダ10の縮小作動を行うことができ、
作業効率が向上する。しかもこの場合、ロジック弁20
を経由した油の一部は、合流油路H、第二油路Bを経由
して縮小側油室10bに供給されることになり、より迅
速な縮小作動を行えることになる。
【0018】さらにこのものにおいて、前記ロジック弁
20を開放可能状態にすべく排出油路開閉弁パイロット
ポート22dに供給されるパイロット圧油は、第二パイ
ロット油路Dに分岐形成される分岐第二パイロット油路
Lから供給されるよう構成されている。このため、第二
パイロット油路Dに圧油が供給されていない状態、つま
り操作レバー16をシリンダ縮小側に操作していない状
態では、前記押釦スイッチ24をON操作したとして
も、前記排出油路開閉弁パイロットポート22dにパイ
ロット圧油は供給されず、従ってロジック弁20は閉鎖
状態のままでバイパス油路Gが開放することはない。こ
の結果、操作レバー16を中立位置、あるいはシリンダ
伸長側に操作しているときに、誤って押釦スイッチ24
をON操作しても、伸長側油室10aあるいは第一油路
Aからバイパス油路Gを通って油が排出されてしまうよ
うな不具合が無く、誤作動を回避できる。
【0019】尚、前記押釦スイッチ24は、押し操作し
ているときにのみONに切り換えられるものを採用した
ときには、オペレータが意識してスイッチ操作している
ときのみ前記ロジック弁20を経由しての迅速なシリン
ダ縮小作動が成され、それ以外には通常速度のシリンダ
縮小作動が行われることになって、スイッチの復帰忘れ
がないという利点が有る。これに対し、押し操作の度に
ON−OFF切換え式のものを採用したときには、一度
ON操作することで、押し続け操作が不要になるという
利点があるが、何れを採用してもよいものである。さら
に、押釦スイッチに代えて起倒式スイッチにする等、適
宜のスイッチを必要において採用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】バケット用シリンダの油圧回路図である。
【図2】従来例を示すバケット用シリンダの油圧回路図
である。
【符号の説明】
10 バケット用シリンダ 10a 伸長側油室 10b 縮小側油室 11 メインポンプ 12 油タンク 13 制御弁 20 ロジック弁 21 チェック弁 22 排出油路開閉弁 23 パイロット油路開閉弁 24 押釦スイッチ A 第一油路 B 第二油路 D 第二パイロット油路 G バイパス油路 H 合流油路 J 排出油路 L 分岐第二パイロット油路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 浜田 吉生 兵庫県神戸市兵庫区和田宮通七丁目1番 14号 西菱エンジニアリング株式会社内 (72)発明者 林 正訓 兵庫県加庫郡播磨町新島13番地 株式会 社二川工業製作所内 (56)参考文献 特開 昭60−30729(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E02F 9/22 F15B 11/00

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 油圧シリンダと油圧ポンプおよび油タン
    クとのあいだの油路に、圧油供給排出制御を行うための
    制御弁を配したものにおいて、荷重を受けて高圧側とな
    る油圧シリンダの一方の油室と前記制御弁とのあいだの
    第一油路に、制御弁を経由することなく油タンクに至る
    バイパス油路を分岐形成すると共に、該バイパス油路
    は、前記制御弁が中立位置に位置しているときにはバイ
    パス油路を閉じるが、制御弁を油圧シリンダの一方の油
    室の油の排出をし、他方の油室に圧油供給をすべく切換
    えたことを条件として前記バイパス油路の開放ができる
    バイパス油路開閉弁を設けた作業用機械における油圧シ
    リンダの油圧回路。
  2. 【請求項2】 請求項1において、バイパス油路開閉弁
    から油タンクに至る油路には、該油路から分岐して前記
    制御弁から他方の油室に至る第二油路に合流する合流油
    路を設けた作業用機械における油圧シリンダの油圧回
    路。
  3. 【請求項3】 請求項2において、合流油路には、バイ
    パス油路から第二油路への油の流れは許容するが逆向き
    の流れは阻止するチェック弁が設けられている作業用機
    械における油圧シリンダの油圧回路。
  4. 【請求項4】 請求項1、2または3において、バイパ
    ス油路開閉弁はロジック弁である作業用機械における油
    圧シリンダの油圧回路。
  5. 【請求項5】 請求項4において、ロジック弁は、ロジ
    ック弁用パイロット圧油の排出に基づいてバイパス油路
    の開放をする一方、前記ロジック弁用パイロット圧油の
    排出油路には、該油路を開閉する排出油路開閉弁が設け
    られている作業用機械における油圧シリンダの油圧回
    路。
  6. 【請求項6】 請求項5において、制御弁は、パイロッ
    ト圧油を受けて第一、第二油路にそれぞれ圧油供給をす
    る第一位置、第二位置に切換わるパイロット操作弁とす
    る一方、前記排出油路開閉弁は、制御弁を第二位置に切
    換えるための第二パイロット油路から分岐形成される分
    岐第二パイロット油路からのパイロット圧油の供給に基
    づいて排出油路を開放するものである作業用機械におけ
    る油圧シリンダの油圧回路。
  7. 【請求項7】 請求項6において、分岐第二パイロット
    油路には、該油路をスイッチON操作に基づいて開閉す
    る分岐第二パイロット油路開閉弁を設けた作業用機械に
    おける油圧シリンダの油圧回路。
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