JP3458434B2 - 作業機械の油圧装置 - Google Patents

作業機械の油圧装置

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JP3458434B2
JP3458434B2 JP33483793A JP33483793A JP3458434B2 JP 3458434 B2 JP3458434 B2 JP 3458434B2 JP 33483793 A JP33483793 A JP 33483793A JP 33483793 A JP33483793 A JP 33483793A JP 3458434 B2 JP3458434 B2 JP 3458434B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は油圧ショベル等の土木、
建設作業用の作業機械の油圧装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば油圧ショベルにおいては、アーム
やブーム、バケットを駆動するための油圧シリンダや、
旋回用油圧モータ等の各種のアクチュエータと、これら
を作業者が操作するための操作レバーとを備え、該操作
レバーの操作に応じて各アクチュエータに油圧ポンプか
ら圧油を供給して該アクチュエータを作動させるように
している。この場合、アクチュエータと油圧ポンプとの
間には、アクチュエータの作動方向を切り換えるための
方向切換弁が介装され、操作レバーの操作方向に応じて
方向切換弁を切換えて、アクチュエータの圧油の流入・
流出方向を切換えるようにしている。
【0003】また、この種の作業機械の油圧装置におい
ては、通常、操作レバーの操作量に応じた作動速度が得
られるようにアクチュエータへの圧油の流量を操作レバ
ーの操作量に応じて制御するようにしており、このため
操作レバーの操作量を大きくすれば比較的大きな作動速
度が得られるのであるが、例えば非作業時等において
は、アクチュエータをより迅速に待機位置等に駆動せし
めることが要求される場合が多々ある。
【0004】そして、このために、アクチュエータの流
出室から排出される圧油を流入室に還流せしめ、所謂再
生を行うようにしたものが知られており、このような再
生を行うことによりアクチュエータの作動速度は急増さ
せることができる。
【0005】この場合、従来の方向切換弁を使用した油
圧装置にあっては、上記のような再生を行うためには、
その再生のための油圧回路を方向切換弁の内部に形成す
るか、あるいは方向切換弁とは別に設けなければならな
い。
【0006】しかしながら、再生のための油圧回路を方
向切換弁の内部に形成した場合には、方向切換弁のスプ
ール弁が複雑なものとなって高価なものとなると共に、
該方向切換弁に大流量の圧油を流すために該方向切換弁
の構成が大型化する。そして、このように方向切換弁が
大型化すると、そのスプール弁を駆動するための比較的
高圧・高容量の油圧回路も必要となって、油圧装置の構
成が大型化するという不都合があった。さらに、再生の
ための油圧回路を方向切換弁の内部に形成した場合に
は、常時上記のような再生が行われ、操作レバーの操作
量に応じた作動速度を得ることが困難なものとなるとい
う不都合があった。
【0007】また、再生のための油圧回路を方向切換弁
とは別に設けた場合には、方向切換弁自体のさらなる大
型化や複雑化は避けられ、また、再生用の回路を備えた
切換弁等を使用することで必要に応じて再生を行うこと
が可能であるものの、該切換弁自体に大流量の圧油を流
すために該切換弁が大型化する。そして、該切換弁が大
型化すると、それを駆動するためには、比較的高圧・高
容量の油圧回路も必要となって、油圧装置の構成が大型
化するという不都合があった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明はかかる背景に
鑑み、簡略且つ小型な構成でアクチュエータの作動方向
の切換えと必要に応じた再生作動とを行うことができる
作業機械の油圧装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明はかかる目的を達
成するために、油圧ポンプと、該油圧ポンプを駆動源と
するアクチュエータと、該アクチュエータの作動方向を
設定するための操作レバーとを備え、該操作レバーによ
り設定された作動方向に対応させて、該アクチュエータ
に形成された一対の油室の一方に前記油圧ポンプから圧
油を供給すると共に他方の油室から圧油を排出させるこ
とにより該アクチュエータ作動させる作業機械の油圧
装置において、前記油圧ポンプの吐出ポートから導出さ
れたポンプ側管路と前記アクチュエータの一対の油室と
を各々接続する一対のアクチュエータ側管路にそれぞれ
設けられた一対の開閉自在な流入側ロジック弁と、各流
入側ロジック弁とこれに対応するアクチュエータの油室
との間で各アクチュエータ側管路から各々導出された一
対の排出管路にそれぞれ設けられた一対の開閉自在な流
出側ロジック弁と、該一対の排出管路を合流してなる合
流排出管路に設けられた排出側絞りと、前記アクチュエ
ータの作動モードを再生作動モードと非再生作動モード
とに選択的に設定するモード設定手段と、該モード設定
手段により設定された作動モードが非再生作動モードで
あるとき、前記各一対の流入側及び流出側ロジック弁の
うちの前記操作レバーにより設定された作動方向に対応
する一組の流入側及び流出側ロジック弁を開弁せしめる
と共に他の組の流入側及び流出側ロジック弁を閉弁せし
め、前記作動モードが再生モードであるとき、前記操作
レバーにより設定された作動方向に対応する一組の流入
側及び流出側ロジック弁を開弁せしめると共に、少なく
とも前記アクチュエータの一方の作動方向への作動時に
他の流出側ロジック弁の前記合流排出管路側の圧力が前
記アクチュエータの流入室側の圧力よりも高い状態で当
該他の流出側ロジック弁を開弁せしめ、且つ他の流入側
ロジック弁を閉弁せしめるロジック弁駆動手段とを備え
たことを特徴とする。
【0010】さらに、前記再生モードにおいて開弁せし
める前記他の流出側ロジック弁は、その前記アクチュエ
ータ側の流入ポート部に第1の絞り通路を介して連通さ
れたパイロット油室を開放・遮断することにより開閉す
ると共に、該流出側ロジック弁の前記合流排出管路側の
流出ポート部から導出された第2の絞り通路を前記パイ
ロット油室に連通させた状態で該流出ポート部側から前
記第2の絞り通路及び第1の絞り通路を介してパイロッ
ト圧油が流れたとき開弁し、且つ該パイロット圧油が逆
向きに流れたとき閉弁するよう構成され、前記ロジック
弁駆動手段は、前記作動モードが非再生作動モードであ
るとき、前記第2の絞り通路を遮断しつつ前記他の流出
側ロジック弁のパイロット油室を前記アクチュエータの
作動方向に対応させて開放・遮断する手段と、前記作動
モードが再生モードであるとき、前記他の流出側ロジッ
ク弁のパイロット油室を前記第2の絞り通路に連通させ
る手段とを備えることを特徴とする。
【0011】さらに、前記ロジック弁駆動手段は、前記
他の流出側ロジック弁のパイロット油室と前記第2の絞
り通路とに接続された3位置切換弁を備え、該3位置切
換弁は、前記他の流出側ロジック弁のパイロット油室及
び第2の絞り通路の両者を遮断する位置と、該他の流出
側ロジック弁のパイロット油室を開放し、且つ第2の絞
り通路を遮断する位置と、該他の流出側ロジック弁のパ
イロット油室を第2の絞り通路に連通させる位置との間
で切換自在に構成され、前記ロジック弁駆動手段は、該
3位置切換弁を前記アクチュエータの作動方向と作動モ
ードとに対応させて切換駆動することにより該他の流出
側ロジック弁を開閉せしめることを特徴とする。
【0012】さらに、前記他の流出側ロジック弁を除く
各ロジック弁は、その流入ポートに絞り通路を介して連
通されたパイロット油室を開放・遮断することにより開
閉するよう構成され、前記ロジック弁駆動手段は、前記
他の流出側ロジック弁を除く各ロジック弁のパイロット
油室にそれぞれ接続された開放位置及び遮断位置の間で
切換自在な2位置切換弁を備え、該2位置切換弁を前記
アクチュエータの作動方向に対応させて切換駆動するこ
とにより他の流出側ロジック弁を除く各ロジック弁を開
閉せしめることを特徴とする。
【0013】あるいは、前記他の流出側ロジック弁を除
く各ロジック弁は、そのパイロット油室を開放・遮断す
ることにより開閉するよう構成され、前記ロジック弁駆
動手段は、前記アクチュエータの一方の作動方向に対応
して開弁すべき一組の流入側及び流出側ロジック弁のパ
イロット油室に接続された第1パイロット管路と、該ア
クチュエータの他方の作動方向に対応して開弁すべき他
の組の流入側及び流出側ロジック弁のパイロット油室に
接続された第2パイロット管路と、該第1及び第2のパ
イロット管路の両者を遮断する中立位置と第1及び第2
パイロット管路のいずれか一方のみを開放する一対の開
放位置との間で切換自在に両パイロット管路に接続され
た3位置切換弁と、前記他の流出側ロジック弁のパイロ
ット油室と前記第2の絞り通路とを遮断する位置及び連
通する位置の間で切換自在に該他の流出側ロジック弁の
パイロット油室及び第2の絞り通路に接続された2位置
切換弁とを備え、前記3位置切換弁を前記アクチュエー
タの作動方向に対応させて切換駆動すると共に前記2位
置切換弁を前記アクチュエータの作動モードに対応させ
て切換駆動することにより前記各ロジック弁を開閉せし
めることを特徴とする。
【0014】また、前記合流排出管路に設けた前記排出
絞りは可変絞りにより構成され、前記アクチュエータの
圧油の流入室側の圧力を検出する圧力検出手段と、該圧
力検出手段により検出された圧力が所定圧力以上となっ
たとき前記排出絞りの絞り面積を増加せしめる絞り制御
手段とを備えたことを特徴とする。
【0015】また、前記合流排出管路に設けた前記排出
絞りは可変絞りにより構成され、前記アクチュエータの
圧油の流入室側の圧力を検出する圧力検出手段と、該圧
力検出手段により検出された圧力が所定圧力以下となっ
たとき前記排出絞りの絞り面積を増加せしめる絞り制御
手段を備えたことを特徴とする。
【0016】
【作用】本発明によれば、前記非再生作動モード、すな
わち、通常時は、前記ロジック弁駆動手段により、前記
操作レバーにより設定されたアクチュエータの作動方向
に対応する流入側及び流出側ロジック弁を開弁せしめる
と共に他の組の流入側及び流出側ロジック弁を閉弁せし
めることにより、前記油圧ポンプからアクチュエータの
流入側の油室に開弁された流入側ロジック弁を介して圧
油が供給されると共に、該アクチュエータの流出側の油
室から開弁された流出側ロジック弁を介して圧油が排出
され、これにより該アクチュエータが前記操作レバーに
より設定された作動方向に作動する。そして、この時、
アクチュエータから排出される圧油が前記合流排出管路
の排出絞りを介して排出されるため、該排出絞りの上流
側の圧力が高くなる。そこで、前記再生モードにおい
て、通常時は閉弁される前記他の流出側ロジック弁の前
記合流排出管路側の圧力が前記アクチュエータの流入室
側の圧力よりも高い状態で該他の流出側ロジック弁を前
記ロジック弁駆動手段により開弁すると、前記のように
アクチュエータから排出された圧油が合流排出管路の排
出絞りの上流側から前記他の流出側ロジック弁を通って
アクチュエータの流入室に還流し、これにより該アクチ
ュエータの再生作動が行われる。従って、全各一対の流
入側及び流出側ロジック弁を適宜開閉するだけでアクチ
ュエータの作動方向の切換えと再生作動とを行わしめる
ことが可能となる。そして、前記各ロジック弁は、従来
使用していた方向切換弁に較べて、それを駆動するため
の大きな操作力を必要とせず、また、比較的小型なロジ
ック弁を用いて高圧・高容量に対応することができるの
で、前記各ロジック弁やロジック弁駆動手段等の構成を
小型なものとすることが可能であり、従って、アクチュ
エータの作動方向の切換えと再生作動とを行わしめるた
めの構成を小型なものとすることが可能となる。
【0017】前記各ロジック弁は、一般に、その流入ポ
ート部に絞り通路(第1の絞り通路)を介して連通され
たパイロット油室を開放・遮断することにより開閉する
よう構成されているのであるが、さらに、その流出ポー
ト部から第2の絞り通路を導出し、該第2の絞り通路を
パイロット油室に連通させた場合には、上記第1の絞り
通路と第2の絞り通路との絞り面積等を適切に設定して
おくと、流出ポート部側から前記第2の絞り通路及び第
1の絞り通路を介してパイロット圧油が流れたとき開弁
し、且つ該パイロット圧油が逆向きに流れたとき閉弁す
るようにすることが可能である。そこで、前記他の流出
側ロジック弁を上記のように構成し、その開閉を行うに
際しては、通常時(非再生作動モード)は、前記第2の
絞り通路を遮断しつつ該他の流出側ロジック弁のパイロ
ット油室をアクチュエータの作動方向に対応させて開放
・遮断し、再生モードにおいては、該他の流出側ロジッ
ク弁のパイロット油室を前記第2の絞り通路に連通させ
る。このようにすることにより、通常時は前記他の流出
側ロジック弁のパイロット油室の単なる開放・遮断に応
じて該流出側ロジック弁が容易に開閉する。また、再生
モードにおいては、前記他の流出側ロジック弁の前記合
流排出管路側の圧力が前記アクチュエータの流入室側の
圧力よりも高い場合には、該流出側ロジック弁の流出ポ
ート部側から前記第2の絞り通路及び第1の絞り通路を
介してパイロット圧油が流れるため、該流出側ロジック
弁が開弁し、これによりアクチュエータから排出された
圧油は前記他の流出側ロジック弁を介してアクチュエー
タの流入側の油室に還流して再生作動が行われる。そし
て、この時、前記他の流出側ロジック弁の前記合流排出
管路側の圧力が前記アクチュエータの流入室側の圧力よ
りも低くなると、該流出側ロジック弁のパイロット圧油
が上記と逆方向に流れるため、該流出側ロジック弁が閉
弁し、従って、アクチュエータの流入室の圧油が当該他
の流出側ロジック弁を介して排出されてしまうような事
態が回避される。
【0018】この場合、前記他の流出側ロジック弁を上
記のように駆動するためには、前記他の流出側ロジック
弁のパイロット油室と前記第2の絞り通路とに接続され
た前記3位置切換弁をアクチュエータの作動方向や作動
モードに対応させて切換駆動するだけで容易に行われ、
また、該3位置切換弁は圧油の流量が小量で小型なもの
を使用することが可能であり、さらに大きな操作力を要
しないので、その切換駆動を電気的に行うことが可能と
なる。
【0019】さらに、前記他の流出側ロジック弁を除く
各ロジック弁は、単にそのパイロット油室を開放・遮断
することにより開閉するよう構成しておくことにより、
これらの各ロジック弁のパイロット油室に接続した前記
2位置切換弁を切換駆動するだけで該各ロジック弁を容
易にアクチュエータの作動方向に対応させて開閉するこ
とが可能となる。そして、これらの2位置切換弁は、前
記3位置切換弁と同様に小型なものを使用することが可
能で、また、その切換駆動を電気的に行うことが可能と
なる。
【0020】あるいは、前記第1及び第2パイロット管
路に接続した前記3位置切換弁と前記他の流出側ロジッ
ク弁のパイロット油室に接続した前記2位置切換弁とを
用いたときには、アクチュエータの作動方向の切換えは
前記3位置切換弁を切換駆動するだけで容易に行われ、
さらに、前記2位置切換弁を切換駆動するだけで、容易
にアクチュエータの作動モードを非再生作動モードと再
生作動モードとに切換えることが可能となる。そして、
前記3位置切換弁及び2位置切換弁は小型なものを使用
することが可能で、また、各ロジック弁を駆動するため
の部品点数が少ないものとなって、ロジック弁駆動手段
の構成をより小型で簡略なものとすることが可能とな
る。
【0021】また、前記合流排出管路に設けた前記排出
絞りを可変絞りにより構成し、アクチュエータの圧油の
流入室側の圧力が所定圧力以上となったとき、前記絞り
制御手段により前記排出絞りの絞り面積を増加せしめる
ことにより、アクチュエータの負荷が大きい場合には、
前記排出絞りの絞り面積が増加するので、アクチュエー
タから排出される圧油の流出抵抗が減少し、該アクチュ
エータの円滑な作動を可能とする。
【0022】また、前記合流排出管路に設けた前記排出
絞りを可変絞りにより構成し、前記アクチュエータの圧
油の流入室側の圧力が所定圧力以下となったとき、前記
絞り制御手段により前記排出絞りの絞り面積を増加せし
めることにより、特に再生モードにおいて、アクチュエ
ータの負荷が小さい場合に、前記排出絞りの絞り面積が
増加するので、排出側の圧油の圧力が減少して、アクチ
ュエータの流入室に還流する圧油の流量が減少し、これ
により、極端にアクチュエータの作動速度が大きくなる
ような事態が回避される。
【0023】
【実施例】本発明の一実施例を図1乃至図5を参照して
説明する。図1は本実施例の装置のシステム構成図、図
2は図1の要部のブロック構成図、図3及び図4は図1
の装置の作動を説明するための説明図、図5は図1の装
置の作動を説明するためのフローチャートである。
【0024】図1を参照して、本実施例の装置は例えば
油圧ショベルに搭載されたものであり、1は油圧ショベ
ルのアームを駆動するための油圧シリンダ(アクチュエ
ータ)、2は油圧シリンダ1の駆動源である油圧ポン
プ、3は作業者が油圧シリンダ1の作動操作を行うため
の操作レバー4を有する操作装置、5は図示しないマイ
クロコンピュータ等を含む電子回路により構成されたコ
ントローラ、6,7,8,9は油圧シリンダ1の作動方
向の切換えや再生作動等を行わせるためのロジック弁、
10,11,12はそれぞれロジック弁6,7,9を駆
動するための2位置電磁切換弁、13はロジック弁8を
駆動するための3位置電磁切換弁、14は油圧シリンダ
1への圧油の流量を制御するための電磁比例流量制御
弁、15は電磁比例流量制御弁14の流入側の圧力を制
御するための圧力補償型電磁比例アンロード弁、16は
油圧ポンプ2が吸入・吐出する圧油を収容した油タンク
である。
【0025】油圧ポンプ2は、その容量をレギュレータ
17を介して制御可能な可変容量型のものであり、図示
しない油圧ショベルのエンジンにより駆動されて油タン
ク16内の油を吸入・吐出する。
【0026】油圧ポンプ2の吐出ポートから導出された
ポンプ側管路18には、その上流側から順次逆止弁19
及び前記電磁比例流量制御弁14が介装され、該電磁比
例流量制御弁14の下流側でポンプ側管路18から分岐
された一対のアクチュエータ側管路20a,20bがそ
れぞれ油圧シリンダ1のボトム側油室21及びロッド側
油室22に接続されている。各アクチュエータ側管路2
0a,20bには、それぞれ流入側ロジック弁6,7及
び逆止弁23,24が電磁比例流量制御弁14側から順
次介装されている。また、逆止弁23,24の下流側で
各アクチュエータ側管路20a,20bからそれぞれ排
出管路25a,25bが導出され、各排出管路25a,
25bにはそれぞれ流出側ロジック弁8,9が介装され
ている。各排出管路25a,25bは流出側ロジック弁
8,9の下流側で合流排出管路26に合流されて油タン
ク16に至る。そして、合流排出管路26には、電磁比
例弁により構成された絞り面積の可変な排出側絞り26
aが設けられている。
【0027】また、前記油圧ポンプ2と逆止弁19との
間のポンプ側管路18から、油圧ポンプ2の吐出圧油の
余剰油を油タンク16に回収するための管路27が導出
され、該管路27には、前記電磁比例アンロード弁15
が介装され、さらに、該電磁比例アンロード弁15の下
流側で絞り28が設けられている。
【0028】前記各ロジック弁6〜9は、その基本的構
成は同一であり、例えばロジック弁6は、前記アクチュ
エータ側管路20aの上流側及び下流側にそれぞれ接続
してなる流入ポート29及び流出ポート30を先端部に
有するスリーブ31と、スリーブ31内を摺動自在なポ
ペット弁32と、スリーブ31の後部に設けられたパイ
ロット油室33と、パイロット油室33及び流入ポート
29を連通してポペット弁32の内部に形成された絞り
通路34aとを備え、ポペット弁32は、その先端側に
摺動されたときにスリーブ31の先端部に形成された弁
座35に当接して流入ポート29及び流出ポート30を
遮断して管路20aを閉弁し、後端側に摺動されたとき
に該弁座35から離反して流入ポート29及び流出ポー
ト30を連通させて管路20aを開弁するようにしてい
る。そして、ポペット弁32は、パイロット油室33に
収容されたスプリング36により弁座35側、すなわ
ち、閉弁側に向かって付勢されている。このような構成
は基本的には他のロジック弁7〜9についても同様であ
る。
【0029】かかるロジック弁6〜9においては、パイ
ロット油室33を開放すると、流入ポート29に流入し
た圧油の一部が絞り通路34を介してパイロット油室3
3に流入するため流入ポート29側の圧力がパイロット
油室33の圧力よりも高くなり、このため、ポペット弁
32がスプリング36の付勢力に抗して弁座35から離
反する側に摺動し、これにより流入ポート29及び流出
ポート30が連通して開弁する。そして、パイロット油
室33を遮断(閉塞)すると、スプリング36の付勢力
によりポペット弁32が弁座35に圧接されて閉弁し、
また、このとき流入ポート29側とパイロット油室33
との圧力差がなくなると共にポペット弁32のパイロッ
ト油室33側の面積が流入ポート29側の面積よりも大
きいために、該ポペット弁32を弁座35側に押しつけ
る力が作用し、これにより確実に閉弁状態に保持され
る。
【0030】このようなロジック弁6〜9にあっては、
一般に小型な構成で高圧・高容量に対応することができ
ると共に、圧油の漏れが極めて小さく、さらに、該ロジ
ック弁6〜9を開閉するためにはパイロット油室33を
開放・遮断するだけでよいので大きな操作力を要しな
い。
【0031】上記のような各ロジック弁6〜9の構成及
び作動は、基本的には各ロジック弁6〜9について共通
のものであるが、流出側ロジック弁8については、その
流出ポート30からスリーブ31の外部側に絞り通路3
4b(第2の絞り通路)が導出されている。そして、該
ロジック弁8については、そのパイロット油室33を絞
り通路34bに連通させた場合には、次のように作動す
る。
【0032】すなわち、ロジック弁8の流出ポート30
側の圧力が流入ポート29側の圧力(油圧シリンダ1の
ボトム側油室21の圧力)よりも高いと、圧油が絞り通
路34b、パイロット油室33及び絞り通路34aを介
して流入ポート29側に流れ、この時、流出ポート30
側の圧力がパイロット油室33の圧力よりも充分高くな
って、ポペット弁32が開弁側に摺動して該ロジック弁
8が開弁する。これと逆に、ロジック弁8の流入ポート
29側の圧力が流出ポート30側の圧力よりも高くなる
と、圧油が絞り通路34a、パイロット油室33及び絞
り通路34bを介して流出ポート30側に流れ、この
時、流出ポート30側の圧力がパイロット油室33の圧
力よりも充分低くなって、ポペット弁32が閉弁側に摺
動して該ロジック弁8が閉弁する。このような作動は、
絞り通路34a,34bの絞り面積やロジック弁8のス
プリング36の弾性力等を適切に設定しておくことで行
われる。尚、ロジック弁8のパイロット油室33を絞り
通路34bに対して遮断した状態における作動は前述の
通りである。
【0033】前記ロジック弁8を除く各ロジック弁6,
7,9のパイロット油室33には、油タンク16に至る
パイロット管路37,38,39が接続され、これらの
各パイロット管路37,38,39にそれぞれ前記2位
置電磁切換弁10,11,12が介装されている。各電
磁切換弁10〜12は、各パイロット管路37〜39を
閉弁する閉位置と開弁する開位置とに切換自在な2位置
切換弁であり、閉位置で各ロジック弁6,7,9のパイ
ロット油室33を遮断し、開位置で各ロジック弁6,
7,9のパイロット油室33を油タンク16側に開放す
る。
【0034】また、ロジック弁8のパイロット油室33
から導出されたパイロット管路40及び前記絞り通路3
4bと油タンク16に通じる管路40aとの間には前記
3位置電磁切換弁13が介装されている。該電磁切換弁
13は、パイロット管路40及び前記絞り通路34bの
両者を互いに切り離して油タンク16側に対して遮断す
るA位置(中立位置)と、パイロット管路40を油タン
ク16側に開放し、且つ絞り通路34bを遮断するB位
置と、パイロット管路40及び絞り通路34bを互いに
連通させつつ油タンク16側に対して遮断するC位置と
の間で切換自在とされている。
【0035】前記操作装置3の操作レバー4は、例えば
前後方向に揺動自在とされ、作業者は、油圧シリンダ1
を伸長させたい場合には、操作レバー4を前方に揺動さ
せ、油圧シリンダ1を短縮させたい場合には、操作レバ
ー4を後方に揺動させる。そして、操作装置3は、操作
レバー4の操作方向及び操作量をポテンショメータ等に
より検出する操作量検出器41を備え、該操作量検出器
41は、例えば図3に示すように操作レバー4の操作方
向に応じた極性を有し、且つ該操作レバー4の操作量
(以下、レバー操作量という)に比例したレベルを有す
る検出信号(電気信号)を出力する。尚、操作レバー4
の中立位置近傍には、不感帯(図3参照)が設けられて
おり、該不感帯においては、操作量検出器41から出力
される検出信号のレベルは0レベルである。
【0036】尚、前記油圧ポンプ2と逆止弁19との間
のポンプ側管路18には、前記電磁比例流量制御弁14
の流入側の圧力P1 を検出する圧力センサ42が設けら
れ、該電磁比例流量制御弁14の下流側のポンプ側管路
18には、該電磁比例流量制御弁14の流出側の圧力P
2 を検出する圧力センサ43が設けられている。また、
前記電磁比例アンロード弁15等を設けた前記管路27
には、該アンロード弁15と絞り28との間で圧力P3
を検出する圧力センサ44が設けられている。この場
合、絞り28は一定のものであるため、圧力センサ44
により検出される圧力P3 は、管路27を流れる余剰油
の流量に応じたものとなる。
【0037】また、図1において、45は作業者が油圧
シリンダ1の作動モードを後述の再生作動モードと非再
生作動モード(通常モード)とに選択的に設定するため
のモード設定器(モード設定手段)である。
【0038】図2を参照して、コントローラ5は、その
機能的構成として、圧力センサ44により検出される余
剰油の圧力P3 に応じて油圧ポンプ2の容量、すなわ
ち、油圧ポンプ2の吐出流量をレギュレータ17を介し
て制御するポンプ制御部45と、圧力センサ42を介し
て検出される電磁比例流量制御弁14の流入側の圧力P
1 を監視しつつ、圧力センサ43を介して検出される電
磁比例流量制御弁14の流出側の圧力P2 に応じて電磁
比例アンロード弁15の設定圧を制御する差圧制御部4
6と、操作装置3の操作量検出器41から出力される検
出信号(図3参照)の極性により把握される操作レバー
4の操作方向とモード設定器45により設定された作動
モードとに応じて前記各電磁切換弁10〜13を駆動制
御するロジック弁制御部47と、操作量検出器41から
出力される検出信号のレベルにより把握されるレバー操
作量に応じて前記電磁比例流量制御弁14の開口面積を
制御する流量制御部48と、圧力センサ43(圧力検出
手段)により検出される油圧シリンダ1の流入室側の圧
力P2 に応じて前記排出側絞り26aの絞り面積を制御
する絞り制御部(絞り制御手段)49とを備えている。
ここで、本発明の構成に対応して、ロジック弁制御部4
7は、電磁切換弁10〜13と併せてロジック弁駆動手
段50を構成するものである。
【0039】次に、本実施例の装置の作動を説明する。
【0040】まず、前記モード設定器45により設定さ
れた作動モードが非再生作動モード(通常モード)であ
る場合について説明する。
【0041】図1、図2及び図5を参照して、本実施例
の装置において、油圧シリンダ1を例えば伸長させる場
合には、作業者は油圧ポンプ2を作動させた状態で操作
レバー4を前方に揺動させる。このとき、操作レバー4
が前記不感帯(図3参照)を越えて揺動すると、そのレ
バー操作量に比例したレベルを有し、且つ操作方向に対
応した極性(本実施例では負レベル)の検出信号が操作
装置3の操作量検出器41からコントローラ5に出力さ
れる。そして、コントローラ5のロジック弁制御部47
は、操作量検出器41から出力された検出信号の極性
(図5においてJ<0)により、操作レバー4が前方側
に揺動されたこと、すなわち、油圧シリンダ1の伸長作
動が要求されていることを把握し、これに応じて、前記
電磁切換弁10〜13のうちの電磁切換弁10,12の
ソレノイドに通電して該電磁切換弁10,12を開位置
に駆動する。
【0042】これにより、前記ロジック弁6〜9のうち
のロジック弁6,9のパイロット油室33がそれぞれパ
イロット管路37,39を介して油タンク16側に開放
され、ロジック弁6,9が開弁する。尚、この時、非再
生作動モードにおいては、電磁切換弁11は閉位置に保
持され、また、電磁切換弁13は前記A位置(中立位
置)に保持される。このため、ロジック弁7にあって
は、そのパイロット油室33が遮断されて閉弁保持さ
れ、また、ロジック弁8にあっては、そのパイロット油
室33と前記絞り通路34bが互いに切り離された状態
で遮断され、前述したように閉弁保持される。
【0043】また、かかるロジック弁6,9の開弁と並
行して、電磁比例流量制御弁14を流れる圧油の流量
すなわち、油圧シリンダ1の流入室であるボトム側油室
21への圧油の流入量がレバー操作量に対応した量に制
御される。
【0044】この流量制御においては、コントローラ5
の差圧制御部46は、圧力センサ43により検出された
電磁比例流量制御弁14の流出側の圧力P2 、すなわち
油圧シリンダ1の負荷圧に対して、電磁比例流量制御弁
14の流入側の圧力P1 があらかじめ設定された設定差
圧だけ大きくなるように、すなわち、圧力センサ43に
より検出された圧力P2 に設定差圧を加算してなる圧力
値を電磁比例アンロード弁15にその設定圧として指示
する。これにより、電磁比例流量制御弁14の上流側及
び下流側の間の差圧(P2 −P1 )は、油圧シリンダ1
の負荷圧によらずに一定の設定差圧に維持される。
【0045】さらに、かかる作動と並行して、コントロ
ーラ5の流量制御部48は、操作量検出器41から出力
された検出信号のレベルにより、レバー操作量を把握
し、そのレバー操作量に比例したレベルを有する指令信
号を電磁比例流量制御弁14に付与する。この時、該電
磁比例流量制御弁14は、コントローラ5から付与され
た指令信号のレベル、すなわち、レバー操作量に比例し
た開口面積でもって開弁する。
【0046】これにより、油圧ポンプ2から吐出された
圧油は、ポンプ側管路18及びアクチュエータ側管路2
0aを介して油圧シリンダ1のボトム側油室21に供給
されると共に、油圧シリンダ1のロッド側油室22から
アクチュエータ側管路20b、排出管路25b及び合流
排出管路26を介して排出されて油タンク16に回収さ
れ、該油圧シリンダ1が伸長する。そして、この時、電
磁比例流量制御弁14の流入側及び流出側の差圧(P2
−P1 )は、一定の設定差圧に維持されているので、該
電磁比例流量制御弁14を通る圧油の流量、すなわち、
油圧シリンダ1への圧油の供給量は、油圧シリンダ1の
負荷圧によらずに該電磁比例流量制御弁14の開口面積
に比例し、また、該電磁比例流量制御弁14の開口面積
はレバー操作量に比例しているので、油圧シリンダ1へ
の圧油の供給量は、レバー操作量に比例したものとな
る。従って、油圧シリンダ1には、その負荷の大小や変
動によらずに、レバー操作量に比例した流量の圧油が供
給され、該油圧シリンダ1は、レバー操作量に応じた作
動速度でもって伸長することとなる。尚、この時、合流
排出管路26の排出側絞り26aの絞り面積は、コント
ローラ5の絞り制御部49により例えばあらかじめ設定
された絞り面積に制御されている。
【0047】かかる作動は、操作レバー4を後方に揺動
操作して、油圧シリンダ1を短縮させる場合にも同様に
行われ、この場合には、コントローラ5のロジック弁制
御部47は、電磁切換弁13の前記B位置側のソレノイ
ドに通電して該電磁切換弁13をB位置に切換駆動する
と共に、電磁切換弁11のソレノイドに通電して該電磁
切換弁11を開位置に切換駆動する。これにより、ロジ
ック弁7,8のパイロット油室33は油タンク16側に
開放され、前述したように該ロジック弁7,8が開弁す
る。
【0048】尚、操作レバー4が前記不感帯を含む中立
位置に保持された場合には、前記電磁切換弁10〜12
はいずれも閉位置に保持されると共に、電磁切換弁13
も前記A位置に保持されて、各ロジック弁6〜9が閉弁
保持され、また、電磁比例流量制御弁14も閉弁保持さ
れ、これにより、油圧シリンダ1の両油室21,22が
閉塞されて、停止状態に保持される。また、前述したよ
うな作動時において、コントローラ5のポンプ制御部4
5は、圧力センサ44により検出された圧力P3 によ
り、前記管路27を流れる圧油(余剰油)の流量を把握
し、該圧力P3 に応じて例えば図4に示すように油圧ポ
ンプ2の容量(吐出流量)をその最大容量と最小容量と
の間で制御する。すなわち、管路27を流れる余剰油の
流量が多い程、前記絞り28により圧力P3 が上昇する
ので、コントローラ5のポンプ制御部45は圧力P3
高くなる程、これに比例させて油圧ポンプ2の容量を前
記レギュレータ17を介して減少させる。これにより、
余剰油の流量が減少し、従って、油圧シリンダ1の作動
に必要な程度の油圧ポンプ2の吐出流量で該油圧シリン
ダ1を作動させることができる。
【0049】尚、このような油圧ポンプ2の容量制御
は、レバー操作量に比例させて制御するようにしてもよ
い。
【0050】次に、前記モード設定器45により設定さ
れた作動モードが再生作動モードである場合の作動につ
いて説明する。
【0051】本実施例の油圧装置においては、油圧シリ
ンダ1の前述したような伸長作動において、モード設定
器45により再生作動モードを設定すると、次のように
油圧シリンダ1の伸長作動と共に再生作動が行われる。
【0052】すなわち、再生作動モードにおいて油圧シ
リンダ1を伸長させるべく操作レバー4を前方側に操作
すると、前述の非再生作動モードの場合と同様に、ロジ
ック弁6,9が開弁され、また、電磁比例流量制御弁1
4におけるレバー操作量に応じた流量制御や油圧ポンプ
2の容量制御が行われる。
【0053】一方、この時、コントローラ5のロジック
弁制御部47は、前記3位置電磁切換弁13のC位置側
のソレノイドに通電して該電磁切換弁13をC位置に切
換駆動する。これによりロジック弁8のパイロット油室
33は、油タンク16側に対して遮断した状態でパイロ
ット管路40及び電磁切換弁13を介して前記絞り通路
34bに連通される。
【0054】そして、この時、油圧シリンダ1の流出室
であるロッド側油室22からロジック弁9を通って排出
される圧油は合流排出管路26の排出側絞り26aによ
り絞られるため、例えば油圧シリンダ1の負荷が比較的
小さい状態で操作レバー4を比較的大きく前方側に操作
すると、ロジック弁8の流出ポート30側の圧力が流入
ポート29側の圧力、すなわち油圧シリンダ1の負荷圧
よりも高くなる。このため、ロジック弁8の流出ポート
30側から前記絞り通路34b、パイロット管路40、
パイロット油室33及び絞り通路34aを介してパイロ
ット圧油がロジック弁8の流入ポート29側に流れ、こ
れにより前述したようにロジック弁8が開弁する。そし
て、このようにロジック弁8が開弁すると、油圧シリン
ダ1の流出室であるロッド側油室22からロジック弁9
を通って排出された圧油は、合流排出管路26の排出側
絞り26aの上流側からロジック弁を介して油圧シリ
ンダ1の流入室であるボトム側油室21に還流し、これ
により、油圧シリンダ1の再生作動が行われて、該油圧
シリンダ1が大きな作動速度でもって伸長する。
【0055】また、このような再生作動時において、コ
ントローラ5の絞り制御部49は圧力センサ43によ
り、油圧シリンダ1の流入室(ボトム側油室21)側の
圧力P 2 を監視しており、検出された圧力P2 があらか
じめ下限圧力として設定された所定の圧力以下となる
と、排出側絞り26aの絞り面積を増加させる。これに
より、ロジック弁8の流出ポート30側の圧力が低下す
るため、油圧シリンダ1のボトム側油室21に還流する
圧油の流量が減少し、油圧シリンダ1の伸長作動速度が
極端に大きくなるような事態が回避される。尚、圧力P
2 が上記の下限圧力以上の圧力に復帰した場合には、コ
ントローラ5の絞り制御部49は排出側絞り26aの絞
り面積を元に戻す。
【0056】さらにコントローラ5の絞り制御部49は
圧力センサ43により検出された圧力P2 があらかじめ
上限圧力として設定された所定の圧力以上となると、排
出側絞り26aの絞り面積を増加させる。これにより、
油圧シリンダ1の圧油の流出抵抗を減少させて油圧シリ
ンダ1の負荷を軽減し、該油圧シリンダ1の円滑な再生
作動を行わしめる。尚、圧力P2 が上記の上限圧力以下
の圧力に復帰した場合には、コントローラ5の絞り制御
部49は排出側絞り26aの絞り面積を元に戻す。
【0057】また、前記の再生作動時において、油圧シ
リンダ1の負荷が増加した場合には、油圧シリンダ1の
ボトム側油室21の圧力が増加して、ロジック弁8の流
入ポート29側の圧力が流出ポート30側の圧力よりも
大きくなることがあるが、この場合には、ロジック弁8
の流入ポート29側から絞り通路34a、パイロット油
室33、パイロット管路40及び絞り通路34bを介し
てロジック弁8の流出ポート30側にパイロット圧油が
流れる。このため、前述したようにロジック弁8は閉弁
し、油圧シリンダ1のボトム側油室21の圧油がロジッ
ク弁8を介して排出されてしまうような事態が回避され
る。
【0058】尚、油圧シリンダ1の短縮作動において
は、再生作動モードであっても、前述の非再生作動モー
ドと同一の作動が行われる。
【0059】このように、本実施例の油圧装置において
は、小型な構成で高圧・高容量に対応することができる
ロジック弁6〜9を用い、基本的には、各ロジック弁6
〜9の開閉を制御するだけで油圧シリンダ1の作動方向
の切換えと再生作動とを行うことができ、また、ロジッ
ク弁6〜9の開閉は、前記電磁切換弁10〜13を用い
て極めて簡単に行うことができると共に、該電磁切換弁
10〜13は小型なもので充分ロジック弁6〜9の開閉
を行わしめることができるので、油圧シリンダ1の作動
方向の切換えと再生作動とを簡略且つ小型な構成で容易
に行うことができる。
【0060】尚、本実施例においては、再生作動時のロ
ジック弁8の開閉を絞り通路34b等を用いて行うよう
にしたが、ロジック弁8の流入ポート29側の圧力及び
流出ポート30側の圧力を検出し、それらの圧力に応じ
て本実施例と同様に再生作動時のロジック弁8の開閉制
御を行うようにしてもよい。
【0061】また、本実施例においては、排出側絞り2
6aの絞り面積の制御は圧力P2 のみに応じて行うよう
にしたが、さらにレバー操作量等に応じて制御するよう
にしてもよい。
【0062】また、本実施例においては、油圧シリンダ
1の伸長作動時にのみ再生作動を行うようにしたが、短
縮作動時にも再生作動を行うようにすることも可能であ
り、また、短縮作動時にのみ再生作動を行うようにする
ことも可能であることはもちろんである。この場合、ロ
ジック弁9に対応して前記ロジック弁8と同様に絞り通
路や3位置電磁切換弁を備えればよい。
【0063】また、本実施例においては、作動モードの
設定をモード設定器45により作業者が行うようにした
が、油圧シリンダ1の作動状態等に応じてコントローラ
により自動的に設定するようにすることも可能である。
【0064】次に、本発明の他の実施例を図6を参照し
て説明する。図6は本実施例の装置のシステム構成図で
ある。尚、以下説明に際して、前述の実施例のものと同
一構成のものは同一の参照符号を付して詳細な説明を省
略する。
【0065】本実施例の油圧装置は、図1の装置と基本
構成は同一であり、ロジック弁6〜9を開閉駆動するた
めのロジック弁駆動手段50の構成のみが図1の装置と
相違し、他の構成は図1の装置と同一である。
【0066】本実施例の装置においては、ロジック弁駆
動手段50は、前記ロジック弁6〜9のうちの、ロジッ
ク弁6,9のパイロット油室33からそれぞれ導出した
管路51,52を合流してなるパイロット管路53と、
ロジック弁7,8のパイロット油室33からそれぞれ導
出した管路54,55を合流してなるパイロット管56
と、これらのパイロット管路53,56と油タンク16
との間に介装された3位置電磁切換弁57と、ロジック
弁8のパイロット油室33から導出された管路55aと
前記絞り通路34bとの間に介装された2位置電磁切換
弁58とを備えている。この場合、3位置電磁切換弁5
7は、パイロット管路53,56の両者を遮断するA位
置と、パイロット管路53を油タンク16側に開放し、
且つパイロット管路56を遮断するB位置と、パイロッ
ト管路53を遮断し、且つパイロット管路56を油タン
ク16側に開放するC位置との間で切換可能とされてい
る。また、2位置電磁切換弁58は、ロジック弁8のパ
イロット油室33と絞り通路34bとを遮断する遮断位
置と両者を連通する連通位置との間で切換可能とされて
いる。また、前記管路51,52,54,55には、電
磁切換弁57のA位置(中立位置)でこれらの管路5
1,52,54,55に圧油が流れるのを防止するため
の逆止弁59〜62が介装されている。
【0067】かかる装置においては、モード設定器45
により設定された作動モードが非再生作動モードである
場合において、例えば油圧シリンダ1の伸長時には、コ
ントローラ5は電磁切換弁57のB位置側のソレノイド
に通電して、該電磁切換弁57をB位置に切換える。こ
れにより、前記パイロット管路53のみが油タンク16
側に開放され、すなわち、ロジック弁6,9のパイロッ
ト油室33が開放され、該ロジック弁6,9が開弁す
る。そして、これと並行して、前述の実施例と同様に電
磁比例流量制御弁14における流量制御や油圧ポンプ2
の容量制御が行われる。尚、この時、電磁切換弁58は
前記遮断位置に保持される。
【0068】これにより、油圧シリンダ1はレバー操作
量に対応した作動速度でもって伸長する。かかる作動
は、油圧シリンダ1の短縮の際には、電磁切換弁57を
C位置に切換えて、同様に行われる。
【0069】一方、モード設定器45により設定された
作動モードが再生作動モードである場合において、油圧
シリンダ1の伸長作動時には、上記の場合と同様にコン
トローラ5により電磁切換弁57がB位置に切換駆動さ
れると共に、電磁切換弁58がコントローラ5により前
記連通位置に切換駆動される。これにより、ロジック弁
8のパイロット油室33は、電磁切換弁57により油タ
ンク16側に対して遮断されると同時に電磁切換弁58
により絞り通路34bに連通され、これにより、前述の
実施例と全く同様に、油圧シリンダ1の再生作動が行わ
れる。
【0070】かかる本実施例の装置においては、前述の
実施例の装置と同様の作用効果を奏することはもちろ
ん、ロジック弁6〜9を開閉するための構成がより簡略
なものとなるとと共に、部品点数も減少し、より小型な
構成とすることができる。
【0071】尚、以上説明した実施例においては、油圧
ショベルの油圧シリンダの駆動を例にとって説明した
が、これに限らず、油圧ショベルの油圧モータ等のアク
チュエータや、また、他の土木、建設用作業機械につい
ても本発明を適用することが可能であることはもちろん
である。
【0072】
【発明の効果】上記の説明から明らかなように、本発明
によれば、小型な構成で高圧・高容量に対応することが
できると共に大きな操作力を必要としない複数のロジッ
ク弁を用いてアクチュエータを駆動するための油圧装置
を構成し、各ロジック弁の開閉を制御することによりア
クチュエータの作動方向の切換えと再生作動とを行わし
めるようにしたことによって、簡略且つ小型な構成でア
クチュエータの作動方向の切換えと必要に応じた再生作
動とを的確に行うことができる。また、各ロジック弁の
開閉駆動は、電磁切換弁等を用いて小型な構成で行うこ
とができるので、アクチュエータの作動方向の切換えと
再生作動とを行うための油圧装置の全体の構成を小型で
簡略なものとすることができる。
【0073】そして、再生作動時にアクチュエータの流
出側の油室から排出される圧油を流入室側の油室に還流
させるために開弁する流出側ロジック弁の流出ポート部
から導出した絞り通路とパイロット油室とを連通させる
ことにより、該流出側ロジック弁の流出ポート側の圧力
が流入ポート側の圧力よりも高い場合には、該流出側ロ
ジック弁を容易に開弁させてアクチュエータの再生作動
を行わしめることができると共に、該流出側ロジック弁
の流出ポート側の圧力が流入ポート側の圧力よりも低く
なった場合には、該流出側ロジック弁が自動的に閉弁し
てアクチュエータの流入側の油室に流入した圧油が排出
されてしまうような事態を回避することができ、アクチ
ュエータの的確な再生作動を行うことができると共に、
該流出側ロジック弁を極めて簡単な構成で的確に開閉す
ることができる。
【0074】この場合、アクチュエータの作動方向の切
換えの際における上記流出側ロジック弁のパイロット油
室の開放・遮断や、再生作動時における上記流出側ロジ
ック弁のパイロット油室の絞り通路への連通を3位置切
換弁を用いて行うようにしたことによって、アクチュエ
ータの作動方向の切換えと作動モードの切換えとにおけ
る上記流出側ロジック弁の開閉駆動を極めて簡略な構成
で容易に行うことができると共に、該3位置切換弁は小
型な電磁切換弁等を用いて構成することができ、従っ
て、上記流出側ロジック弁を開閉駆動するための構成を
簡略で小型なものとすることができる。
【0075】さらに、上記流出側ロジック弁を除く各ロ
ジック弁については、そのパイロット油室の開放・遮断
を2位置切換弁を用いて行うことにより、それらのロジ
ック弁をアクチュエータの作動方向に対応させて極めて
容易に開閉することができ、また、該2位置切換弁は、
小型な電磁切換弁等を用いて構成することができるの
で、各ロジック弁を開閉駆動するための構成を簡略且つ
小型なものとすることができる。
【0076】あるいは、アクチュエータの作動方向の切
換えのための各ロジック弁の開閉駆動を共通の3位置切
換弁により一括的に行うと共に、再生作動のために開閉
する流出側ロジック弁のパイロット油室の絞り通路への
連通・遮断を2位置切換弁により行うようにしたことに
よって、各ロジック弁を開閉駆動するための構成をより
簡略なものとすることができると共に、部品点数を少な
いものとして小型なものとすることができる。
【0077】また、合流排出管路に設けた排出絞りを可
変絞りにより構成し、アクチュエータの圧油の流入室側
の圧力が所定圧力以上となったとき、排出絞りの絞り面
積を増加せしめることにより、アクチュエータの負荷が
大きい場合に、アクチュエータから排出される圧油の流
出抵抗を減少させ、該アクチュエータの円滑な作動を行
わしめることができる。
【0078】また、アクチュエータの圧油の流入室側の
圧力が所定圧力以下となったとき、前記排出絞りの絞り
面積を増加せしめることにより、特に再生モードにおい
て、アクチュエータの負荷が小さい場合に、アクチュエ
ータの流入室に還流する圧油の流量を減少させ、極端に
アクチュエータの作動速度が大きくなるような事態を回
避することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の作業機械の油圧装置の一例のシステム
構成図。
【図2】図1の要部のブロック構成図。
【図3】図1の装置の作動を説明するための説明図。
【図4】図1の装置の作動を説明するための説明図。
【図5】図1の装置の作動を説明するためのフローチャ
ート。
【図6】本発明の作業機械の油圧装置の他の例のシステ
ム構成図。
【符号の説明】
1…油圧シリンダ(アクチュエータ)、2…油圧ポン
プ、4…操作レバー、6〜9…ロジック弁、10〜1
3,57,58…切換弁、18…ポンプ側管路、20
a,20b…アクチュエータ側管路、25a,25b…
排出管路、26…合流排出管路、26a…排出側絞り、
34a…第1の絞り通路、34b…第2の絞り通路、4
3…圧力検出手段、45…モード設定器(モード設定手
段)、49…絞り制御部、50…ロジック弁駆動手段。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E02F 9/22 F15B 11/02

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】油圧ポンプと、該油圧ポンプを駆動源とす
    るアクチュエータと、該アクチュエータの作動方向を設
    定するための操作レバーとを備え、該操作レバーにより
    設定された作動方向に対応させて、該アクチュエータに
    形成された一対の油室の一方に前記油圧ポンプから圧油
    を供給すると共に他方の油室から圧油を排出させること
    により該アクチュエータ作動させる作業機械の油圧装
    置において、前記油圧ポンプの吐出ポートから導出され
    たポンプ側管路と前記アクチュエータの一対の油室とを
    各々接続する一対のアクチュエータ側管路にそれぞれ設
    けられた一対の開閉自在な流入側ロジック弁と、各流入
    側ロジック弁とこれに対応するアクチュエータの油室と
    の間で各アクチュエータ側管路から各々導出された一対
    の排出管路にそれぞれ設けられた一対の開閉自在な流出
    側ロジック弁と、該一対の排出管路を合流してなる合流
    排出管路に設けられた排出側絞りと、前記アクチュエー
    タの作動モードを再生作動モードと非再生作動モードと
    に選択的に設定するモード設定手段と、該モード設定手
    段により設定された作動モードが非再生作動モードであ
    るとき、前記各一対の流入側及び流出側ロジック弁のう
    ちの前記操作レバーにより設定された作動方向に対応す
    る一組の流入側及び流出側ロジック弁を開弁せしめると
    共に他の組の流入側及び流出側ロジック弁を閉弁せし
    め、前記作動モードが再生モードであるとき、前記操作
    レバーにより設定された作動方向に対応する一組の流入
    側及び流出側ロジック弁を開弁せしめると共に、少なく
    とも前記アクチュエータの一方の作動方向への作動時に
    他の流出側ロジック弁の前記合流排出管路側の圧力が前
    記アクチュエータの流入室側の圧力よりも高い状態で当
    該他の流出側ロジック弁を開弁せしめ、且つ他の流入側
    ロジック弁を閉弁せしめるロジック弁駆動手段とを備え
    たことを特徴とする作業機械の油圧装置。
  2. 【請求項2】前記再生モードにおいて開弁せしめる前記
    他の流出側ロジック弁は、その前記アクチュエータ側の
    流入ポート部に第1の絞り通路を介して連通されたパイ
    ロット油室を開放・遮断することにより開閉すると共
    に、該流出側ロジック弁の前記合流排出管路側の流出ポ
    ート部から導出された第2の絞り通路を前記パイロット
    油室に連通させた状態で該流出ポート部側から前記第2
    の絞り通路及び第1の絞り通路を介してパイロット圧油
    が流れたとき開弁し、且つ該パイロット圧油が逆向きに
    流れたとき閉弁するよう構成され、前記ロジック弁駆動
    手段は、前記作動モードが非再生作動モードであると
    き、前記第2の絞り通路を遮断しつつ前記他の流出側ロ
    ジック弁のパイロット油室を前記アクチュエータの作動
    方向に対応させて開放・遮断する手段と、前記作動モー
    ドが再生モードであるとき、前記他の流出側ロジック弁
    のパイロット油室を前記第2の絞り通路に連通させる手
    段とを備えることを特徴とする請求項1記載の作業機械
    の油圧装置。
  3. 【請求項3】前記ロジック弁駆動手段は、前記他の流出
    側ロジック弁のパイロット油室と前記第2の絞り通路と
    に接続された3位置切換弁を備え、該3位置切換弁は、
    前記他の流出側ロジック弁のパイロット油室及び第2の
    絞り通路の両者を遮断する位置と、該他の流出側ロジッ
    ク弁のパイロット油室を開放し、且つ第2の絞り通路を
    遮断する位置と、該他の流出側ロジック弁のパイロット
    油室を第2の絞り通路に連通させる位置との間で切換自
    在に構成され、前記ロジック弁駆動手段は、該3位置切
    換弁を前記アクチュエータの作動方向と作動モードとに
    対応させて切換駆動することにより該他の流出側ロジッ
    ク弁を開閉せしめることを特徴とする請求項2記載の作
    業機械の油圧装置。
  4. 【請求項4】前記他の流出側ロジック弁を除く各ロジッ
    ク弁は、その流入ポートに絞り通路を介して連通された
    パイロット油室を開放・遮断することにより開閉するよ
    う構成され、前記ロジック弁駆動手段は、前記他の流出
    側ロジック弁を除く各ロジック弁のパイロット油室にそ
    れぞれ接続された開放位置及び遮断位置の間で切換自在
    な2位置切換弁を備え、該2位置切換弁を前記アクチュ
    エータの作動方向に対応させて切換駆動することにより
    他の流出側ロジック弁を除く各ロジック弁を開閉せしめ
    ることを特徴とする請求項3記載の作業機械の油圧装
    置。
  5. 【請求項5】前記他の流出側ロジック弁を除く各ロジッ
    ク弁は、そのパイロット油室を開放・遮断することによ
    り開閉するよう構成され、前記ロジック弁駆動手段は、
    前記アクチュエータの一方の作動方向に対応して開弁す
    べき一組の流入側及び流出側ロジック弁のパイロット油
    室に接続された第1パイロット管路と、該アクチュエー
    タの他方の作動方向に対応して開弁すべき他の組の流入
    側及び流出側ロジック弁のパイロット油室に接続された
    第2パイロット管路と、該第1及び第2のパイロット管
    路の両者を遮断する中立位置と第1及び第2パイロット
    管路のいずれか一方のみを開放する一対の開放位置との
    間で切換自在に両パイロット管路に接続された3位置切
    換弁と、前記他の流出側ロジック弁のパイロット油室と
    前記第2の絞り通路とを遮断する位置及び連通する位置
    の間で切換自在に該他の流出側ロジック弁のパイロット
    油室及び第2の絞り通路に接続された2位置切換弁とを
    備え、前記3位置切換弁を前記アクチュエータの作動方
    向に対応させて切換駆動すると共に前記2位置切換弁を
    前記アクチュエータの作動モードに対応させて切換駆動
    することにより前記各ロジック弁を開閉せしめることを
    特徴とする請求項2記載の作業機械の油圧装置。
  6. 【請求項6】前記合流排出管路に設けた前記排出絞りは
    可変絞りにより構成され、前記アクチュエータの圧油の
    流入室側の圧力を検出する圧力検出手段と、該圧力検出
    手段により検出された圧力が所定圧力以上となったとき
    前記排出絞りの絞り面積を増加せしめる絞り制御手段と
    を備えたことを特徴とする請求項1記載の作業機械の油
    圧装置。
  7. 【請求項7】前記合流排出管路に設けた前記排出絞りは
    可変絞りにより構成され、前記アクチュエータの圧油の
    流入室側の圧力を検出する圧力検出手段と、該圧力検出
    手段により検出された圧力が所定圧力以下となったとき
    前記排出絞りの絞り面積を増加せしめる絞り制御手段を
    備えたことを特徴とする請求項1記載の作業機械の油圧
    装置。
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