JPH0645386Y2 - 貨物自動車のスライドドア装置 - Google Patents

貨物自動車のスライドドア装置

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JPH0645386Y2
JPH0645386Y2 JP1986188060U JP18806086U JPH0645386Y2 JP H0645386 Y2 JPH0645386 Y2 JP H0645386Y2 JP 1986188060 U JP1986188060 U JP 1986188060U JP 18806086 U JP18806086 U JP 18806086U JP H0645386 Y2 JPH0645386 Y2 JP H0645386Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
guide rail
door
sliding
surface portion
link arm
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1986188060U
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English (en)
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JPS6391925U (ja
Inventor
光吉 五十嵐
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Kitamura Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Kitamura Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は貨物自動車のスライドドア装置に関する。
(従来の技術) 従来のこの種のものとして、側面部をなす外吊扉を外方
に水平に張出すことにより両扉が引違いできるできるよ
うに、扉を閉めた場合には外吊扉が内吊扉と同じ列に納
まるようにしたバン形車両における扉の開閉装置が特公
昭43-7242号公報で知られている。
この扉の開閉装置においては、外吊扉を外方に水平に張
出すことにより引違いできるようにしたことから車両の
内法を減少できるものの、外吊扉が単に側面部をなすも
のであるため、天井部分を開口することができない。こ
のため、側面開口高さとほぼ同一高さの荷を例えばフォ
ークリフト車によって荷役する場合、荷が天井板に衝突
する虞れがあり、常に荷と天井板との衝合状態を注意し
ながら荷役しなければならずに荷役作業性が悪いという
問題があった。
そこで荷役作業性を考慮して実公昭43-19845号公報に
は、上面部と側面部を有するほぼL字形の扉を、荷箱の
側部に引違い式に設けた貨物自動車が提案されている。
(考案が解決しようとする問題点) 上記従来技術の貨物自動車においては、扉を開成すると
荷箱の上面部も開口するため、荷役作業性の向上を図る
ことができるものの、複数の扉が重なり合って開閉する
引違い式のものであるため、その重なり合った内側の扉
の分だけ荷箱内の有効利用空間が狭められるという問題
が有った。
そこで本考案は荷と天井板との衝合状態を注意すること
なく円滑に荷役でき、また、荷箱内の有効利用空間を大
きく取ることができる貨物自動車のスライドドア装置を
提供することを目的とする。
(問題点を解決するための手段) 本考案は上面部と側面部とを有するL字形の横引扉を荷
箱に設け、この荷箱の上面に前記横引扉のスライド方向
に沿って上部ガイドレールを設け、この上部ガイドレー
ルに沿って移動可能な摺動部を該上部ガードレールに回
動可能に装着し、この摺動部に一端を固定した伸縮アー
ムの他端を、前記上面部に枢着し、前記荷箱の床面下部
に前記上部ガイドレールと同一方向をなす下部ガイドレ
ールを設け、この下部ガイドレールに沿って前記床面下
部を移動可能なブラケットを設け、このブラケットと前
記側面部の下端とをリンクアームを介して連結し、前記
リンクアームの中央に引張部材の下端を枢着するととも
に、この引張部材の上端を前記側面部の内面に枢着し、
前記横引扉を前記伸縮アーム及びリンクアームを介して
斜め上方に張出すと共に前記引張部材により保持し、こ
の斜め上方に張出し保持した横引扉を前記両ガイドレー
ルに沿ってスライド可能に構成したものである。
(作用) 本考案はL字形横引扉を斜め上方に張出して摺動するこ
とにより、側面と上面とが連続して開口される。また、
横引扉を摺動するための上部ガイドレール及び下部ガイ
ドレールを、荷箱上面及び荷箱床面の下部に設けること
により、荷箱内に出張った部分がない。
(実施例) 以下、本考案の一実施例を添付図面を参照して説明す
る。
第1図および第2図は第1実施例を示し、1は荷箱であ
り、上面中側および側面下端にはそれぞれ上部,下部ガ
イドレール2,3が長手方向に設けられ、上部ガイドレー
ル2は荷箱1の上面1Aに設けられ、下部ガイドレール3
は荷箱1の床面1Bの下部に設けられている。4は上面部
4aと側面部4bとを有するL字形の横引扉であり、上面部
4aの端部と上部ガイドレール2に回動可能に装着された
摺動部5とが伸縮アーム6により連結され、側面部4bの
端部が下部ガイドレール3に装着されたローラ7とリン
クアーム8により連結されている。また横引扉4の側面
部4bの内面とリンクアーム8とがバネ等の引張部材9に
より連結しており、第2図に明らかなように、その引張
部材9は、下端を前記リンクアーム8の中央に枢着し、
上端を横引扉4の内面に枢着している。また伸縮アーム
6は外管6aと、この外管6a内に沿って伸縮する内杆6bと
から形成され、外管6aの端部が摺動部5により上部ガイ
ドレール2に沿って摺動可能であり、内杆6bの端部が枢
着部10により上面部4aに連結されている。またリンクア
ーム8はローラ7が枢着したブラケット11と側面下端位
置で一端が枢着部12により連結され、他端は側面部4bの
下端内面と枢着部13により連結されている。上記伸縮ア
ーム6とリンクアーム8と引張部材9とにより張出機構
を形成している。そして閉じられた横引扉4を作業員が
把持部14を介して斜め上方に力を加えると、引張部材9
の引張力と相俟ってリンクアーム8は垂直状態から枢着
部12を支点として回動すると共に伸縮アーム6が上方回
動し、かつ、内杆6bが外方に移動してL字形の横引扉4
は斜め上方に張出し、この状態で引張部材9によって保
持される。このようにして外方で張出したL字形の横引
扉4は、該横引扉4のスライド方向に設けられた上部,
下部ガイドレール2,3に沿って横に引かれて側面と上面
とが連続して開口される。また横引扉4を逆に押し下げ
ると伸縮アーム6は下方回動し、かつ、内杆6bは外管6a
内に収納すると共に、リンクアーム8は引張部材9の力
に抗して垂直状態となって荷箱1の前側側面板1Cと同一
面状態で閉じられる。
このように上記実施例においては、L字形の横引扉4を
斜め上方に張出して摺動することによって上面部と側面
部とが連続して開口するから、例えばフォークリフト車
により荷役する場合、荷が天井板と衝突する心配がなく
荷役作業を円滑に行うことができる。また横引扉4の上
部を連結する上部ガイドレール2を荷箱1の上面1Aに設
け、横引扉4の下部を連結する下部ガイドレール3を荷
箱1の床面1Bの下部に設けることにより、荷箱1内に出
っ張りがなく、荷箱1の内部空間を有効利用することが
できる。
第3図および第4図は第2実施例を示し、上記実施例と
同一部分に同一符号を用い同一箇所の説明を省略して説
明すると、荷箱1の前側に横引扉4と並列して上面部15
aと側面部15bとを有するL字形の横引扉15をガイドレー
ル16とローラ17とにより摺動可能に配設してなり、横引
扉4を上記実施例と同様に外方に張出した状態において
両横引扉4,15を自由に摺動することができ、これによっ
て荷箱の側面前側からの荷役と側面後側からの荷役をそ
れぞれ上面が開口した状態で円滑に行うことができる。
なお本考案は上記実施例に限定されるものでなく、本考
案の要旨の範囲内において種々の変形実施が可能であ
る。例えば横引扉は荷箱の適所に設ければよい。
〔考案の効果〕
本考案は上面部と側面部とを有するL字形の横引扉を荷
箱に設け、この荷箱の上面に前記横引扉のスライド方向
に沿って上部ガイドレールを設け、この上部ガイドレー
ルに沿って移動可能な摺動部を該上部ガードレールに回
動可能に装着し、この摺動部に一端を固定した伸縮アー
ムの他端を、前記上面部に枢着し、前記荷箱の床面下部
に前記上部ガイドレールと同一方向をなす下部ガイドレ
ールを設け、この下部ガイドレールに沿って前記床面下
部を移動可能なブラケットを設け、このブラケットと前
記側面部の下端とをリンクアームを介して連結し、前記
リンクアームの中央に引張部材の下端を枢着するととも
に、この引張部材の上端を前記側面部の内面に枢着し、
前記横引扉を前記伸縮アーム及びリンクアームを介して
斜め上方に張出すと共に前記引張部材により保持し、こ
の斜め上方に張出し保持した横引扉を前記両ガイドレー
ルに沿ってスライド可能に構成したものであり、荷と天
井板との衝合状態を注意することなく円滑に荷役でき、
また、荷箱内の有効利用空間を大きく取ることができる
貨物自動車のスライドドア装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は第1実施例を示し、第1図は全体
斜視図、第2図は要部の縦断面図、第3図および第4図
は第2実施例を示し、第3図は全体斜視図、第4図は要
部の縦断面図である。 1……荷箱、1A……上面、1B……床面 2……上部ガイドレール 3……下部ガイドレール 4……横引扉、4a……上面部、4b……側面部 5……摺動部、6……伸縮アーム 7……ローラ、8……リンクアーム 9……引張部材

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】上面部と側面部とを有するL字形の横引扉
    を荷箱に設け、この荷箱の上面に前記横引扉のスライド
    方向に沿って上部ガイドレールを設け、この上部ガイド
    レールに沿って移動可能な摺動部を該上部ガイドレール
    に回動可能に装着し、この摺動部に一端を固定した伸縮
    アームの他端を、前記上面部に枢着し、前記荷箱の床面
    下部に前記上部ガイドレールと同一方向をなす下部ガイ
    ドレールを設け、この下部ガイドレールに沿って前記床
    面下部を移動可能なブラケットを設け、このブラケット
    と前記側面部の下端とをリンクアームを介して連結し、
    前記リンクアームの中央に引張部材の下端を枢着すると
    ともに、この引張部材の上端を前記側面部の内面に枢着
    し、前記横引扉を前記伸縮アーム及びリンクアームを介
    して斜め上方に張出すと共に前記引張部材により保持
    し、この斜め上方に張出し保持した横引扉を前記両ガイ
    ドレールに沿ってスライド可能に構成したことを特徴と
    する貨物自動車のスライドドア装置。
JP1986188060U 1986-12-05 1986-12-05 貨物自動車のスライドドア装置 Expired - Lifetime JPH0645386Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1986188060U JPH0645386Y2 (ja) 1986-12-05 1986-12-05 貨物自動車のスライドドア装置

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Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6391925U JPS6391925U (ja) 1988-06-14
JPH0645386Y2 true JPH0645386Y2 (ja) 1994-11-24

Family

ID=31139074

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1986188060U Expired - Lifetime JPH0645386Y2 (ja) 1986-12-05 1986-12-05 貨物自動車のスライドドア装置

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Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4319845Y1 (ja) * 1965-08-19 1968-08-20
JPS617417U (ja) * 1984-06-20 1986-01-17 三菱自動車工業株式会社 ワンボツクス車のスライドドア構造

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Publication number Publication date
JPS6391925U (ja) 1988-06-14

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