JPH0645363Y2 - 車両用空調装置のブロア制御装置 - Google Patents

車両用空調装置のブロア制御装置

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JPH0645363Y2
JPH0645363Y2 JP15727488U JP15727488U JPH0645363Y2 JP H0645363 Y2 JPH0645363 Y2 JP H0645363Y2 JP 15727488 U JP15727488 U JP 15727488U JP 15727488 U JP15727488 U JP 15727488U JP H0645363 Y2 JPH0645363 Y2 JP H0645363Y2
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blower
speed
switching
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switch
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真一郎 小穴
一夫 藤井
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株式会社ゼクセル
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、車両用空調装置のブロア制御装置に関す
る。
(従来の技術) 従来、この種の装置としては、例えばマイクロコンピュ
ータを用いて制御回路を構成し、一つの操作スイッチを
押す毎にブロアの速度が段階的に低速から高速へと切り
換えられてゆき、最高速度に達した後に更に操作スイッ
チが押された場合には最低速度へ戻り、以降マニュアル
操作スイッチが押される毎に上述のような速度切換が循
環的に行なわれるようにしたものがある(例えば、本出
願人が先に出願した特願昭63-182885号(特開平2-31912
号公報参照))。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、上記従来例にあっては、回転速度を下げ
ようとする場合であっても上述のような循環的な切換制
御のために必ず高回転状態を経てからでなければなら
ず、不必要にブロア風量が上昇することになり、このた
め、乗員の空調フィーリングを損ねるという問題点があ
った。
そこで、この考案は、上記従来例の問題点を解決し、快
適なブロア速度の切換ができる車両用空調装置のブロア
制御装置を提供することを課題とするものである。
(課題を解決するための手段) しかして、この考案に係る車両用空調装置のブロア制御
装置は、第1図に示すように、複数段に設定されたブロ
ア4の回転速度を、前記ブロア4の回転速度を切り換え
る操作スイッチ12の操作回数に応じて低速度から高速度
へと循環的に切り換えるべく切換制御信号を発生する切
換制御信号発生手段100と、前記切換制御信号発生手段1
00の出力信号に応じてブロア4を駆動する駆動手段110
とを具備する車両用空調装置のブロア制御装置におい
て、前記切換制御信号発生手段100によりブロア4の回
転速度をより高速度へ切り換えるべく切換制御信号が出
力されたか否かを判定する切換判定手段120と、前記切
換判定手段120により前記切換制御信号発生手段100より
ブロア4の回転速度をより高速度へ切り換えるべく切換
制御信号が発生されたと判断された場合に、ブロア4の
回転速度が漸増されるよう前記駆動手段110の作動を制
御する遅延制御手段130とを具備したものである。
(作用) したがって、ブロアの回転速度をより速くすべく操作ス
イッチの操作がなされたと切換判定手段によって判定さ
れた場合には、遅延制御手段によって所定の回転数への
増速を徐々に行なうようにし、高速から低速へのブロア
回転数の切換の場合は直ちに所定の回転数とされるの
で、そのため、上記課題を達成できるものである。
(実施例) 以下、この考案に係る実施例を図面により説明する。
第2図において、本ブロア制御装置は操作部1、マイク
ロコンピュータ2及び駆動回路3から構成されており、
このうち操作部1はブロア4の風量設定及び表示機能の
ほか空調装置全体の作動を操作するためのもので、イン
ストルメントパネル(図示せず)に取り付けられるもの
である。
この操作部1は、空調装置の停止モードやマニュアル操
作状態を解除してブロア4等の空調機器の全てを自動運
転状態に設定するAUTOスイッチ5、空調装置の停止モー
ドを指令するOFFスイッチ6、吸入モードを内気吸入モ
ードに切り換えるRECスイッチ7、吹出モードをデフロ
ストモードに設定するDEFスイッチ8、デフロストモー
ド以外の吹出モードを設定する吹出モード設定器9及び
温度設定器10を備えると共に、送風能力設定器11を備え
ている。
送風能力設定器11は、ブロア4の回転レベルを切り換え
る操作スイッチ12、回転レベルを数値表示する数値表示
器13、ファンの形状をしており設定された回転レベルに
対応した数の羽根が点灯する副表示器14及びマニュアル
操作状態の場合にのみ点灯するマニュアル表示器15から
構成されている。ブロア4の回転レベルは上述の操作ス
イッチ12を一度押す毎にLOW(レベル1)、MEDIUM LOW
(レベル2)、MEDIUM HI(レベル3)、HI(レベル
4)と順次切り換えられるようになっており、レベル4
の場合に操作スイッチ12を押した時は再びレベル1に戻
る、いわゆる循環制御が行なわれるようになっている。
マイクロコンピュータ2は、図示しない中央処理装置
(CPU)、読出し専用メモリ(ROM)、ランダムアクセス
メモリ(RAM)、入出力ポート(I/O)等を持つそれ自体
周知のもので、前述した操作部1からの各種スイッチ操
作信号を受け、表示等に必要な制御信号を同操作部1へ
出力すると共にブロア4の駆動回路3へ必要な制御信号
を出力するほか、図示されない他の空調機器の駆動回路
へも上述した操作部1の操作に応じて制御信号を出力す
るものである。
駆動回路3はトランジスタ等から構成される周知のもの
で、マイクロコンピュータ2から入力された制御信号に
応じてブロア4への印加電圧を変えることで回転レベル
を変えるものである。
第3図には、前述したマイクロコンピュータ2によるブ
ロア4の制御例がフローチャートとして示されており、
以下同図を参照しつつその内容について説明する。
マイクロコンピュータ2は、図示されないメインルーチ
ンの処理によって操作スイッチ12が押される毎に、第3
図に示されるルーチンへ入ってきてその処理を行なうよ
うになっているもので、先ずステップ50より本ルーチン
の実行を開始し、ステップ52に進んで操作スイッチ12が
押される直前にブロア4がAUTO状態(AUTOスイッチ5が
設定され、操作スイッチ12が一度も押されていない状
態)であったか否かをAUTO状態検出用フラグFAが“1"か
否かによって判定する。このフラグFAが“1"の場合(YE
S)はステップ54へ、“1"でない場合(NO)はステップ6
0へそれぞれ進む。
ステップ54では、前述のフラグFAを“0"に設定してステ
ップ56へ進み、同ステップ56では第1速固定フラグF1
“1"を設定してステップ58へ進む。ここで、第1速固定
フラグF1はブロア4の回転レベルがマニュアル操作状態
でLOWの場合“1"に設定されるもので、上述のステップ5
6で“1"を設定したことに対応してステップ58ではブロ
ア4の回転レベルをLOWにするべく駆動回路3を介して
所定電圧がブロア4に印加される。即ち、このステップ
58ではLOWに対応する電圧が遅延なしにブロア4に印加
されるものである。
そして、ステップ58の処理後はステップ86へ進んで、表
示処理が行なわれる。上述のステップ58を経由してこの
ステップ86に入ってきた場合には、数値表示器13に“1"
を点灯表示して副表示器14の羽根を一つ点灯させると共
にマニュアル表示器15を点灯させて、ステップ88を介し
て図示されないメインルーチンへ戻る。
一方、ステップ60では、前述した第1速固定フラグF1
“1"か否かを判定し、“1"の場合(YES)即ち既に回転
レベルがLOWである状態で操作スイッチ12が押された場
合にはステップ62へ進みF1に“0"を設定し、ステップ64
へ進んで第2速固定フラグF2に“1"を設定してステップ
84へ進む。
ここで、第2速固定フラグF2は、回転レベルをMEDIUM L
OW(以下「ML」という。)とする場合に“1"に設定され
るもので、ステップ84ではこのMLに対応する所定の電圧
がブロア4に印加されるが、所定電圧が一気に印加され
るのではなく第4図に示されるように数秒程度の時間を
もって回転レベルのLOWからMLへ相当する電圧へ徐々に
変えられてゆく。したがって、ブロア4の回転も当然の
ことながら即座にMLになるのではなく操作スイッチ12が
押されてから数秒の後にMLに達することとなり、それま
では徐々に回転数が上昇する結果となる。
そして、ステップ84の処理後は前述したステップ86へ進
んで所定の表示処理を行なうこととなる。
また、ステップ60においてF1=1でないと判定された場
合(NO)は、ステップ66へ進んで第2速固定フラグF2
“1"か否かを判定する。判定の結果、F2=1である場合
(YES)はステップ68へ、F2=1でない場合(NO)はス
テップ72へそれぞれ進む。ここで、ステップ66でYESの
場合に該当する状態としては、例えばブロア4の回転レ
ベルがMLにあって操作スイッチ12が一度押された場合、
回転レベルがLOWにあって操作12が二度押された場合等
が想定される。尚、回転レベルがLOWにあって操作スイ
ッチ12が三度押された場合には、一度ステップステップ
60〜86の処理が行われた後にメインルーチンを介して再
び本ルーチンへ入り、ステップ52,60を経由して前述し
たステップ66の判定が行なわれるようになっている。
ステップ68ではフラグF2に“0"を設定した後ステップ70
へ進んで第3固定フラグF3に“1"を設定し、ステップ84
へ進む。ここでフラグF3は回転レベルをMEDIUM HI(以
下「MH」という。)とする場合に“1"に設定されるもの
である。
ステップ84では、ステップ70の処理に対応して回転レベ
ルをMLからMHにすべくブロア4への印加電圧が徐々に上
昇され(第4図参照)、この後は既に説明したと同様に
してステップ86及び88の処理が行なわれる。
一方、ステップ66でF2=1でないと判定されステップ72
へ進むと、フラグF3が“1"か否かが判定され、F3=1の
場合(YES)はステップ74へ、F3=1でない場合(NO)
はステップ78へそれぞれ進む。
ステップ74では、フラグF3に“0"を設定し、ステップ76
へ進んで第4速固定フラグF4(回転レベルをHIとする場
合に“1"が設定される。)に“1"を設定し、ステップ84
へ進むステップ84ではブロア4の印加電圧が回転レベル
のMHに相当する電圧からHIに相当する電圧へと徐々に上
昇されてゆくことになる(第4図参照)。
ステップ72でNOと判定される場合としては、回転レベル
がHIにあって操作スイッチ12が一度押された場合、回転
レベルがMHにあって操作スイッチ12が二度押された場合
等が想定される。そして72でNOと判定された場合はステ
ップ78へ進んでフラグF4に“0"を設定してステップ82へ
進む。
ステップ82では、回転レベルLOWに相当する所定電圧が
即座にブロア4に印加されることとなり、ここではステ
ップ84の場合のように所望の回転レベルへ切り換えるの
に遅延を伴わず通常の回転レベル切換の制御が行なわれ
る。
しかして、上記構成における本装置の作用を第4図を参
照しつつ概略的に説明すれば、先ず既に回転レベルがLO
Wにあって操作スイッチ12が一度押されるとブロア4の
印加電圧は所定の勾配をもってLOWに相当する電圧からM
Lへ相当する電圧へと上昇してゆき、操作スイッチ12が
押されてから数秒後に回転レベルはMLとなる。
そして、MLの状態から更にもう一度操作スイッチ12を押
せば、上述の場合と同様にしてブロア4の印加電圧は変
化してゆき、ブロア4の回転レベルの切換は所定の遅延
時間を伴って徐々に行なわれることとなる。
また、比較的短時間の間に回転レベルLOWから操作スイ
ッチ12が連続して四回押された場合には、操作スイッチ
12の四回目の操作が検出されるまではブロア4の印加電
圧はこれまでと同様に徐々に上昇してゆくが、操作スイ
ッチの四回目の操作(回転レベルをLOWに設定するため
の操作となる。)が検出されると直ちに回転レベルのLO
Wに相当する電圧が印加されることとなる(第4図右端
部分参照)。
(考案の効果) 以上述べたように、この考案によれば、ブロアの回転速
度の切換が、増速方向にある場合にのみブロアの回転数
を徐々に所望のレベルまで上昇させるようにしたので、
いわゆる循環的に切換制御を行なってしるものにおい
て、低速回転へ切り換える際に不用意に高風量が吹き出
されることが防止され、快適なブロアの切換制御が行な
われるという効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に係る車両用空調装置のブロア制御装
置の機能ブロック図、第2図は本装置の実施例を示す構
成図、第3図は本装置に用いられるマイクロコンピュー
タにおけるブロアの制御例を示すフローチャート、第4
図は本装置における操作スイッチの操作とブロアの印加
電圧の変化との関係を示す特性線図である。 3……駆動回路、4……ブロア、11……操作スイッチ、
100……切換制御信号発生手段、110……駆動手段、120
……切換判定手段、130……遅延制御手段。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数段に設定されたブロアの回転速度を、
    前記ブロアの回転速度を切り換える操作スイッチの操作
    回数に応じて低速度から高速度へと循環的に切り換える
    べく切換制御信号を発生する切換制御信号発生手段と、 前記切換制御信号発生手段の出力信号に応じてブロアを
    駆動する駆動手段とを具備する車両用空調装置のブロア
    制御装置において、 前記切換制御信号発生手段によりブロアの回転速度をよ
    り高速度へ切り換えるべく切換制御信号が出力されたか
    否かを判定する切換判定手段と、 前記切換判定手段により前記切換制御信号発生手段より
    ブロアの回転速度をより高速度へ切り換えるべく切換制
    御信号が発生されたと判断された場合に、 ブロアの回転速度が漸増されるよう前記駆動手段の作動
    を制御する遅延制御手段とを具備することを特徴とする
    車両用空調装置のブロア制御装置。
JP15727488U 1988-12-02 1988-12-02 車両用空調装置のブロア制御装置 Expired - Fee Related JPH0645363Y2 (ja)

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