JPH0645277A - 化合物半導体装置の製造方法 - Google Patents
化合物半導体装置の製造方法Info
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- JPH0645277A JPH0645277A JP4196697A JP19669792A JPH0645277A JP H0645277 A JPH0645277 A JP H0645277A JP 4196697 A JP4196697 A JP 4196697A JP 19669792 A JP19669792 A JP 19669792A JP H0645277 A JPH0645277 A JP H0645277A
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Abstract
s界面の密着性の劣化を抑えた化合物半導体装置の製造
方法を提供する。 【構成】 オーミック電極8下に耐熱性金属4を有する
ことによって、SiO 2膜5開口時にRIE法が使用で
き、SiO2膜5/GaAs1界面の密着性を損なうこ
となくオーミック電極8が形成できる。その結果半導体
装置内に不要な局所的高電界が発生するのを抑えること
ができる。
Description
極を形成し、半導体装置内に不均一な高電界が発生する
ことを抑えた化合物半導体装置の製造方法に関する。
ム砒素(GaAs)による電界効果トランジスタ(FE
T)の場合を例にとり説明する。
で、まず半絶縁性GaAs基板9上に例えばSi29イオ
ンを加速30(keV)、ドーズ量7.0×1012(c
mー2)イオン注入しn型導電層10を形成しその後ゲー
ト電極12を例えば耐熱性金属化合物である。タングス
テンシリサイド(WSiX)により形成する(同図
(a))。
型導電層(n+)11を例えばSi2 8イオンを加速10
0(keV)、ドーズ量5.0×1013(cmー2)イオ
ン注入して形成する。更にこれらの全面に二酸化珪素膜
(SiO2)13を1000(A)、その上に例えばタ
ングステンシリコンナイトライド(WSiN)を100
0(A)堆積し、820℃15分アニールして10、1
1の導電層を活性化させる。
珪素膜(SiNx)14を3000(A)堆積させた
後、レジストにて所定の部分を反応性イオンエッチング
法(RIE法)でSiNx膜を、更に緩衝フッ化水素
(BHF)液によってSiO2膜を開口し、全面にAu
Ge/Niを蒸着し、前記レジストをリフトオフする。
この後例えばAr雰囲気、温度450℃で熱処理し基板
と電極を反応させ、オーミック電極15を形成する(同
図(b))。
のオーミック電極を形成する前のSiO2膜を開口する
際、BHF液を使用するのが一般的である。これはRI
E法でSiO2膜を開口すると半導体基板にダメージが
入りオーミック電極の抵抗が上昇してしまう可能性が大
きいため、ダメージの入りにくいウェットエッチング法
であるBHF液が使用されるのである。ここでSiO2
膜厚をa(A)、SiO2膜のBHFによるエッチング
レートをb(A/sec.)とすると単純にはエッチン
グ時間tはt=a/b(sec.)となるが、実際には
開口を確実にするため数%から数十%オーバーエッチン
グするのが普通である。
iO2膜/GaAs界面にBHFが侵入してしまう場合
がある。BHFが侵入してしまった場合、SiO2膜/
GaAs界面の密着性が低下し、オーミック電極近傍の
n+領域に高抵抗層が生じてしまう。これはSiO2膜/
GaAs界面の密着性が低下したことにより、450℃
の熱処理時に基板表面からGa原子、As原子が抜けて
しまうことによると考えられる。このためFET動作時
に図4に示したようにオーミック電極の周囲に空乏層が
生じ、その結果ドレイン側のゲート電極端に高電界が発
生してしまうことがある。そのため図5、6のようにゲ
ート−ドレイン間ショットキー逆方向特性にリークが発
生し易くなり、ひいてはFETのドレイン耐圧が悪くな
ってしまう。
で、オーミック電極形成時にSiO2膜/GaAs界面
の密着性の劣化を抑えた化合物半導体装置の製造方法を
提供する。
め、ほんはつめいの化合物半導体装置の製造方法は、オ
ーミック電極直下に化合物半導体とオーミック接触する
耐熱性金属を有することを特徴としている。
に、化合物半導体とオーミック接触する耐熱性金属層を
有しているためSiO2膜を開口する際にRIE法を用
いることができる。なぜならRIE法によって開口した
場合、開口部のGaAs表面にダメージが入る可能性が
あるが、電極下に耐熱性金属層があるためこのダメージ
の影響を相殺できるからである。
ング法を用いないため、SiO2膜/GaAs界面の密
着性が低下する可能性がなく、オーミック電極形成後の
熱処理時に高抵抗層が発生することを抑えることができ
る。その結果、例えばFETの場合、ドレイン側ゲート
端に局所的な高電界がかかることを防ぐことができ、シ
ョットキ−逆方向特性のリークが減少し、FETのドレ
イン耐圧が向上する。
しながら説明する。
造方法を示す断面図である。同図では電界効果トランジ
スタの製造方法を例にとっている。
i29イオンを加速30(keV)、ドーズ量7.0×1
012(cmー2)イオン注入しn型導電層2 を形成しそ
の後前記n型導電層2より高濃度のn型導電層(n+)
3を例えばSi28イオンを加速120(keV)、ドー
ズ量5.0×1013(cmー2)イオン注入して形成する
(同図(a))。
ンシリサイド(WSix)を例えば500(A)堆積
し、レジストを使用してオーミック電極形成領域に耐熱
性金属層4を形成する。ただしここではGaAs基板と
オーミック接触がとれるようにWSixのxはx>0.7
にしておく。次にこれらの全面に二酸化珪素膜(SiO
2)5を1000(A)堆積してからレジストを使用し
てゲート電極領域のSiO 2膜を開口した後、ゲート金
属として例えばWSixを全面に1000(A)堆積
し、820℃15分アニールして2、3の導電層を活性
化させる。、その後所定の寸法に加工してゲート電極7
を形成する。なお、ここでのxはx<0.6にしておく。
この組成比の範囲ではGaAsとWSixがショットキ
−接合を形成するからである。次に全面に窒化珪素膜
(SiNx)6を3000(A)堆積させた後(同図
(b))、レジストにて所定の部分をCF4ガスを使用
した反応性イオンエッチング法(RIE法)でSiNx
膜及びSiO2膜を開口し、全面にAuGe/Niを蒸
着し、前記レジストをリフトオフする。ここでCF4ガ
スによるRIEのSiNx膜、SiO2膜それぞれのエッ
チングレートをα(A/sec.)、β(A/se
c.)とすると、開口に要するエッチング時間τはτ=
3000/α+1000/β(sec.)となるが、開
口部にSiO2を残さないため、この時間τより数%か
ら数十%オーバーエッチングする。ところが、開口部の
SiO2膜の下にはWSix膜があるため、オーバーエッ
チングしても幾分WSix膜が図1(C)の4に示した
ようにエッチングされるだけで、GaAs基板表面を削
らずに開口することができる。この後例えばAr雰囲
気、温度450℃で熱処理し基板と電極を反応させ、オ
ーミック電極8を形成する(同図(c))。
前記のようにSiO2をウェットエッチングを用いずに
オーミック電極部を開口するので、SiO2膜/GaA
s界面の密着性が低下せず、オーミック電極周囲に空乏
層が発生する可能性がなくなる。その結果、FETの導
電層内部に不要な局所的高電界部が発生せず、図2に示
すようにショットキ−逆方向特性にリークが発生する可
能性が抑えられ、FETのドレイン耐圧低下が抑えられ
る。ここではFETの場合で説明したが、ショットキ−
ダイオ−ド、npnダイオードの場合でも同様であるこ
とはいうまでもない。
よれば、SiO2膜/GaAs界面の密着性の低下を抑
えられるので、オーミック電極周囲に空乏層が発生する
ことがなく、導電層内に局所的な高電界が発生せず、例
えばFETの場合、ショットキー逆方向特性にリークが
発生してドレイン耐圧が低下することを抑えることがで
きる。
面図
タの静特性とショットキー逆方向特性図
面図
ときFETに発生する空乏層の様子を示す図
ショットキー逆方向特性図を示す図
静特性を示す図
Claims (1)
- 【請求項1】化合物半導体の表面が二酸化珪素膜あるい
はその化合物で覆われた化合物半導体装置において、オ
ーミック電極直下に耐熱性金属層を有し、この耐熱性金
属が前記化合物半導体とオーミック接触することを特徴
とした化合物半導体装置の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4196697A JPH0645277A (ja) | 1992-07-23 | 1992-07-23 | 化合物半導体装置の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4196697A JPH0645277A (ja) | 1992-07-23 | 1992-07-23 | 化合物半導体装置の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0645277A true JPH0645277A (ja) | 1994-02-18 |
Family
ID=16362088
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4196697A Pending JPH0645277A (ja) | 1992-07-23 | 1992-07-23 | 化合物半導体装置の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0645277A (ja) |
-
1992
- 1992-07-23 JP JP4196697A patent/JPH0645277A/ja active Pending
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