JPH0645237Y2 - 衝突試験装置 - Google Patents
衝突試験装置Info
- Publication number
- JPH0645237Y2 JPH0645237Y2 JP17149088U JP17149088U JPH0645237Y2 JP H0645237 Y2 JPH0645237 Y2 JP H0645237Y2 JP 17149088 U JP17149088 U JP 17149088U JP 17149088 U JP17149088 U JP 17149088U JP H0645237 Y2 JPH0645237 Y2 JP H0645237Y2
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- winding drum
- tension
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Description
【考案の詳細な説明】 A.産業上の利用分野 本考案は、衝突試験装置に関する。
B.考案の概要 本考案に係る衝突試験装置は、被試験体と切り離された
後の索条にも張力を掛けることにより、巻取りドラムに
よる巻き取りがたるみなく行われるようにしたもので、
巻き取りドラムの手前側に前後に間隔をあけてブレーキ
付の一対のそらせ車を設け、ここに索条が少なくとも1
回巻き掛けられるようにすると共に、索条が被試験体と
切り離された時点でそらせ車をブレーキにより制動して
索条に張力を発生させる一方、索条のそらせ車上での滑
りをテンションプーリを索条に押し付けることにより吸
収させるようにしたものである。
後の索条にも張力を掛けることにより、巻取りドラムに
よる巻き取りがたるみなく行われるようにしたもので、
巻き取りドラムの手前側に前後に間隔をあけてブレーキ
付の一対のそらせ車を設け、ここに索条が少なくとも1
回巻き掛けられるようにすると共に、索条が被試験体と
切り離された時点でそらせ車をブレーキにより制動して
索条に張力を発生させる一方、索条のそらせ車上での滑
りをテンションプーリを索条に押し付けることにより吸
収させるようにしたものである。
C.従来の技術 自動車等の輸送機械単体の材料強度及び安全性能の向上
を図るため、それらの衝突試験が行なわれている。この
衝突試験は、普通、被試験体である自動車等をワイヤ等
の索条で牽引してバリヤに衝突させ、そのときの各種デ
ータを得るものである。
を図るため、それらの衝突試験が行なわれている。この
衝突試験は、普通、被試験体である自動車等をワイヤ等
の索条で牽引してバリヤに衝突させ、そのときの各種デ
ータを得るものである。
衝突試験装置の従来のものの一例として、第7図にはオ
ープンワイヤ式の衝突試験装置の概略平面を示してあ
る。
ープンワイヤ式の衝突試験装置の概略平面を示してあ
る。
この装置において、1は巻取りドラムで、その一端は電
動機2に連結され、他端にはブレーキ3が設けられてい
る。4はこの巻取りドラム1に巻取られるワイヤで、バ
リヤ5を通して引き出されるその端部は切離金具を介し
て被試験体6に連結される。7は巻取りドラム1の直前
に設けられたトラバーサでワイヤ4の巻き重なりを防止
する。また、8はトラバーサ7、バリヤ5間でワイヤ4
の案内をするガイドローラである。
動機2に連結され、他端にはブレーキ3が設けられてい
る。4はこの巻取りドラム1に巻取られるワイヤで、バ
リヤ5を通して引き出されるその端部は切離金具を介し
て被試験体6に連結される。7は巻取りドラム1の直前
に設けられたトラバーサでワイヤ4の巻き重なりを防止
する。また、8はトラバーサ7、バリヤ5間でワイヤ4
の案内をするガイドローラである。
この装置により衝突試験を行なうには、先ず、引き出さ
れたワイヤ4の先端に切離金具を介して被試験体6を連
結し、電動機2を駆動してワイヤ4を巻取りドラム1で
巻き取ることにより被試験体6をバリヤ5に向けて移動
させる。
れたワイヤ4の先端に切離金具を介して被試験体6を連
結し、電動機2を駆動してワイヤ4を巻取りドラム1で
巻き取ることにより被試験体6をバリヤ5に向けて移動
させる。
被試験体6が所定の速度まで加速されたところでワイヤ
4と被試験体6とを切離す。被試験体6は走行してバリ
ヤ5に衝突する。このとき、各種データがとられる。
4と被試験体6とを切離す。被試験体6は走行してバリ
ヤ5に衝突する。このとき、各種データがとられる。
D.考案が解決しようとする問題点 上記装置において、ワイヤ4と被試験体6とを切離した
後、巻取り方向に慣性力のかかっているワイヤ4は巻き
取られるのであるが、ワイヤ4には張力がかかっていな
いため、巻取りドラム1に整列状態で巻くことができ
ず、ゆるんだ状態で巻取られる。ワイヤ4がゆるんだ状
態で巻き取られると、ワイヤ4の引き出し時にたるみが
累積され、巻取りドラム1の端末でからみ、ワイヤ4の
引き出しができなくなってしまう。また、ワイヤ4の引
き出しはできても、たるみが被試験体6の走行速度に誤
差を生じさせてしまうこともあった。
後、巻取り方向に慣性力のかかっているワイヤ4は巻き
取られるのであるが、ワイヤ4には張力がかかっていな
いため、巻取りドラム1に整列状態で巻くことができ
ず、ゆるんだ状態で巻取られる。ワイヤ4がゆるんだ状
態で巻き取られると、ワイヤ4の引き出し時にたるみが
累積され、巻取りドラム1の端末でからみ、ワイヤ4の
引き出しができなくなってしまう。また、ワイヤ4の引
き出しはできても、たるみが被試験体6の走行速度に誤
差を生じさせてしまうこともあった。
E.問題点を解決するための手段 上記問題点を解決するため、本考案では、巻取りドラム
に巻き掛けられた索条に被試験体を連結し、巻取りドラ
ムを駆動回転させて前記索条を巻き取ることにより被試
験体を移動させてバリヤに衝突させる衝突試験装置にお
いて、前記巻取りドラムの手前側に前記索条を1回以上
掛け渡した後に前記巻取りドラムへ導く一対のそらせ車
と、これらのそらせ車をそれぞれ制動することにより前
記索条に張力を生じさせる一対のブレーキと、前記一対
のそらせ車の間において前記索条に弾力的に押し付けら
れて前記索条のそらせ車上での滑りを吸収するテンショ
ンプーリとを設けたのである。
に巻き掛けられた索条に被試験体を連結し、巻取りドラ
ムを駆動回転させて前記索条を巻き取ることにより被試
験体を移動させてバリヤに衝突させる衝突試験装置にお
いて、前記巻取りドラムの手前側に前記索条を1回以上
掛け渡した後に前記巻取りドラムへ導く一対のそらせ車
と、これらのそらせ車をそれぞれ制動することにより前
記索条に張力を生じさせる一対のブレーキと、前記一対
のそらせ車の間において前記索条に弾力的に押し付けら
れて前記索条のそらせ車上での滑りを吸収するテンショ
ンプーリとを設けたのである。
F.作用 上記衝突試験装置においては、索条と被試験体との切離
し後は、ブレーキにより両そらせ車が制動される一方そ
らせ車間のテンションプーリが索条に弾力的に押し付け
られることにより索条には張力がかかり、巻取りドラム
によるたるみのない巻取りが可能となる。
し後は、ブレーキにより両そらせ車が制動される一方そ
らせ車間のテンションプーリが索条に弾力的に押し付け
られることにより索条には張力がかかり、巻取りドラム
によるたるみのない巻取りが可能となる。
G.実施例 第1図には本考案の一実施例に係る衝突試験装置の要部
である張力付与装置の正面を示してあり、第2図にはそ
の平面を示してある。また、第3図,第4図には一実施
例に係る衝突試験装置全体の概略平面と正面を示してあ
り、第5図,第6図には張力付与装置における要部を示
してある。
である張力付与装置の正面を示してあり、第2図にはそ
の平面を示してある。また、第3図,第4図には一実施
例に係る衝突試験装置全体の概略平面と正面を示してあ
り、第5図,第6図には張力付与装置における要部を示
してある。
巻取りドラム1のドラム軸1aの一端部にはクラッチ11を
介して電動機2が連続され、電動機2の作動により巻取
りドラム1は駆動回転される。巻取りドラム1のドラム
軸1aの他端部にはブレーキディスク12が取付けられてお
り、このブレーキディスク12と、油圧等により作動され
てブレーキディスク12を締め付けるブレーキ片13,14と
で主ブレーキ15、ゆるみ防止用ブレーキ16とが構成され
ている。
介して電動機2が連続され、電動機2の作動により巻取
りドラム1は駆動回転される。巻取りドラム1のドラム
軸1aの他端部にはブレーキディスク12が取付けられてお
り、このブレーキディスク12と、油圧等により作動され
てブレーキディスク12を締め付けるブレーキ片13,14と
で主ブレーキ15、ゆるみ防止用ブレーキ16とが構成され
ている。
巻取りドラム1の直前には、巻取りドラム1に巻き取ら
れる索条としてのワイヤ4を巻取りに応じてドラム幅方
向に往復動させるトラバーサ7が設けられている。
れる索条としてのワイヤ4を巻取りに応じてドラム幅方
向に往復動させるトラバーサ7が設けられている。
トラバーサ7の手前側には、ワイヤ4と被試験体6との
切離し後ワイヤ4に張力を付与する張力付与装置17が設
けられている。
切離し後ワイヤ4に張力を付与する張力付与装置17が設
けられている。
張力付与装置17の正面と平面とを示す第1図,第2図に
おいて、18は床上に設置された基台で、その上に取付台
19が設けられている。取付台19の前後部において基台18
上には、ワイヤ4を案内するためのガイドローラ20,21,
22が設けられている。
おいて、18は床上に設置された基台で、その上に取付台
19が設けられている。取付台19の前後部において基台18
上には、ワイヤ4を案内するためのガイドローラ20,21,
22が設けられている。
取付台19は前後方向に平行なワイヤ通路19aを挾んで二
つの部分19b,19cに分かれており、それぞれの取付台部
分19b,19c上に、前後に間隔をあけて左右方向に対をな
す軸受台23a,23b,24a,24bが設けられ、対をなす軸受台2
3a,23b及び24a,24bにそれぞれそらせ車軸25,26が回転自
在に支持されている。各そらせ車軸25,26の軸方向中程
には一体にそらせ車27,28が設けられている。そらせ車2
7,28の表面にはワイヤ4が入り込む溝29が複数条形成さ
れている。なお、そらせ車27,28の一部は前記ワイヤ通
路19a内にあり、その下端側の外周位置と前記ガイドロ
ーラ20,21の上端側の外周位置とはほぼ一直線上に並ぶ
ように位置関係が定められている。
つの部分19b,19cに分かれており、それぞれの取付台部
分19b,19c上に、前後に間隔をあけて左右方向に対をな
す軸受台23a,23b,24a,24bが設けられ、対をなす軸受台2
3a,23b及び24a,24bにそれぞれそらせ車軸25,26が回転自
在に支持されている。各そらせ車軸25,26の軸方向中程
には一体にそらせ車27,28が設けられている。そらせ車2
7,28の表面にはワイヤ4が入り込む溝29が複数条形成さ
れている。なお、そらせ車27,28の一部は前記ワイヤ通
路19a内にあり、その下端側の外周位置と前記ガイドロ
ーラ20,21の上端側の外周位置とはほぼ一直線上に並ぶ
ように位置関係が定められている。
バリヤ5を通して被試験体6(第7図参照)に連結され
るワイヤ4は張力付与装置17の入側にあるガイドローラ
20の上端を経、そらせ車27の下端を経てそらせ車28の下
側からそらせ車28,27間に複数回(本実施例では三回)
巻き渡された後、そらせ車28の下端を経て出側のガイド
ローラ21,22に至り、そこから更に巻取りドラム1側に
導かれる。説明の便宜上、第1図にはワイヤ4の巻かれ
て行く方向を矢印で示してある。図中の三重の矢印は、
そらせ車28,27間ではワイヤ4が三重に巻かれているこ
とを表わしている。
るワイヤ4は張力付与装置17の入側にあるガイドローラ
20の上端を経、そらせ車27の下端を経てそらせ車28の下
側からそらせ車28,27間に複数回(本実施例では三回)
巻き渡された後、そらせ車28の下端を経て出側のガイド
ローラ21,22に至り、そこから更に巻取りドラム1側に
導かれる。説明の便宜上、第1図にはワイヤ4の巻かれ
て行く方向を矢印で示してある。図中の三重の矢印は、
そらせ車28,27間ではワイヤ4が三重に巻かれているこ
とを表わしている。
各そらせ車27,28のそらせ車軸25,26の端部にはそれぞれ
にブレーキディスク40,41が取付けられており、これら
のブレーキディスク40,41とこれらを挾み付けるブレー
キ片42,43とにより切離し時のゆるみ止め用のブレーキ4
4,45が構成されている。
にブレーキディスク40,41が取付けられており、これら
のブレーキディスク40,41とこれらを挾み付けるブレー
キ片42,43とにより切離し時のゆるみ止め用のブレーキ4
4,45が構成されている。
一方、取付台部分19b上において軸受台23a,24a間にはブ
ラケット30が設けられており、その前面には上下方向に
平行に二本のレール(リニアモーションベアリング軌道
台)31が設けられている。摺動台32の四隅にはリニアモ
ーションベアリング33が設けられ、これらが前記レール
31に嵌め合わされ、、摺動台32は上下方向に摺動自在と
されている。摺動台32には水平方向前側に突出させてプ
ーリ軸34が取付けられており、このプーリ軸34に軸受35
を介してテンションプーリ36が回転自在に装着されてい
る。このテンションプーリ36の幅は前記そらせ車27,28
間に複数回巻き掛けられるワイヤ4の全幅を覆い得る大
きさとなっている。前記摺動台32の下端には係止リング
37が固着され、また摺動台32の下方において基台18にも
係止リング38が固着され、これらのリング37,38に掛け
止めてばね39が張設されている。このばね39により摺動
台32には常に下向きのばね力が付与される。
ラケット30が設けられており、その前面には上下方向に
平行に二本のレール(リニアモーションベアリング軌道
台)31が設けられている。摺動台32の四隅にはリニアモ
ーションベアリング33が設けられ、これらが前記レール
31に嵌め合わされ、、摺動台32は上下方向に摺動自在と
されている。摺動台32には水平方向前側に突出させてプ
ーリ軸34が取付けられており、このプーリ軸34に軸受35
を介してテンションプーリ36が回転自在に装着されてい
る。このテンションプーリ36の幅は前記そらせ車27,28
間に複数回巻き掛けられるワイヤ4の全幅を覆い得る大
きさとなっている。前記摺動台32の下端には係止リング
37が固着され、また摺動台32の下方において基台18にも
係止リング38が固着され、これらのリング37,38に掛け
止めてばね39が張設されている。このばね39により摺動
台32には常に下向きのばね力が付与される。
上記構成の衝突試験装置において、ワイヤ4は前述の如
く張力付与装置17におけるそらせ車27,28間に巻回され
た状態とされる。
く張力付与装置17におけるそらせ車27,28間に巻回され
た状態とされる。
バリヤ5を通して所定の位置まで引き出されるワイヤ4
の端部には被試験体6が連結される。
の端部には被試験体6が連結される。
上記状態から電動機2を作動して巻取りドラム1を駆動
回転させることによりワイヤ4は巻き取られ、被試験体
6はバリヤ5に向けて走行移動される。このとき、ワイ
ヤ4には張力が作用しているので、そらせ車27,28間で
ワイヤ4に当っているテンションプーリ36はワイヤ4に
よりばね力に抗して浮き上がった状態となる。
回転させることによりワイヤ4は巻き取られ、被試験体
6はバリヤ5に向けて走行移動される。このとき、ワイ
ヤ4には張力が作用しているので、そらせ車27,28間で
ワイヤ4に当っているテンションプーリ36はワイヤ4に
よりばね力に抗して浮き上がった状態となる。
被試験体6が所定の速度まで加速されると、ワイヤ4と
被試験体6とは切離され、被試験体6はそのまま進んで
バリヤ5に衝突し、衝突試験が実施される。
被試験体6とは切離され、被試験体6はそのまま進んで
バリヤ5に衝突し、衝突試験が実施される。
一方、ワイヤ4と被試験体6との切り離しとほぼ同時に
張力付与装置17におけるブレーキ44,45が動作し、そら
せ車27,28には制動力がかけられる。被試験体6との切
り離しにより、ワイヤ4には被試験体6による張力は作
用しなくなるが、ワイヤ4が巻き付けられているそらせ
車27,28が制動されることにより巻取りドラム1側へは
張力が発生し、更にそらせ車27,28上で生じるワイヤ4
の滑りによるたるみはテンションプーリ36が、第2図中
二点鎖線で示すように、ばね39によりワイヤ4を押し下
げることによって吸収される。尚、そらせ車27,28にか
けられる制動力はブレーキ44,45の油圧回路を共通にす
ることなどで均等なものとされ、張力付与装置17内での
ワイヤ4の乱巻きが防止される。
張力付与装置17におけるブレーキ44,45が動作し、そら
せ車27,28には制動力がかけられる。被試験体6との切
り離しにより、ワイヤ4には被試験体6による張力は作
用しなくなるが、ワイヤ4が巻き付けられているそらせ
車27,28が制動されることにより巻取りドラム1側へは
張力が発生し、更にそらせ車27,28上で生じるワイヤ4
の滑りによるたるみはテンションプーリ36が、第2図中
二点鎖線で示すように、ばね39によりワイヤ4を押し下
げることによって吸収される。尚、そらせ車27,28にか
けられる制動力はブレーキ44,45の油圧回路を共通にす
ることなどで均等なものとされ、張力付与装置17内での
ワイヤ4の乱巻きが防止される。
また、巻取りドラム1側においては、電動機2が停止さ
れると共に、主ブレーキ15が作動されて巻取りドラム1
に制動力がかけられる。巻取りドラム1は慣性により回
転している間にもワイヤ4を巻き取るが、そのワイヤ4
には前述の如く張力が作用しているので、たるみが生じ
ることなく整然と巻き取られる。
れると共に、主ブレーキ15が作動されて巻取りドラム1
に制動力がかけられる。巻取りドラム1は慣性により回
転している間にもワイヤ4を巻き取るが、そのワイヤ4
には前述の如く張力が作用しているので、たるみが生じ
ることなく整然と巻き取られる。
以上のように、ワイヤ4は巻取りドラム1に整然と巻き
取られるので、次の試験を行なうためにワイヤ4を引き
出すときにも、引き出し不能といったような事態は生じ
なくなる。また、たるみもないので、測定誤差等の原因
となることもない。
取られるので、次の試験を行なうためにワイヤ4を引き
出すときにも、引き出し不能といったような事態は生じ
なくなる。また、たるみもないので、測定誤差等の原因
となることもない。
なお、ワイヤ4の引き出し時にはゆるみ防止用のブレー
キ16が作動され、巻取りドラム1が回りすぎないように
バックテンションがかけられる。
キ16が作動され、巻取りドラム1が回りすぎないように
バックテンションがかけられる。
上記実施例は、そらせ車27,28間でワイヤ4を内側(下
向き)に押すことによってワイヤ4に張力をかけるよう
にしているが、そらせ車27,28間においてワイヤ4の内
側に来るようにテンションプーリ36を設けて、これを外
側に向けて弾力的に移動させて張力を付与するようにし
てもよい。また、いずれの場合でも、上下両側にテンシ
ョンプーリ36を設けるようにしてもよい。
向き)に押すことによってワイヤ4に張力をかけるよう
にしているが、そらせ車27,28間においてワイヤ4の内
側に来るようにテンションプーリ36を設けて、これを外
側に向けて弾力的に移動させて張力を付与するようにし
てもよい。また、いずれの場合でも、上下両側にテンシ
ョンプーリ36を設けるようにしてもよい。
H.考案の効果 本考案に係る衝突試験装置によれば、被試験体との切離
し後の索条にも張力を付与するようにしたので、切離し
後の索条の巻取りがたるみ等を生じることなく整然とな
され、よって引き出し時に引き出し不能となったりする
ことがなくなる。
し後の索条にも張力を付与するようにしたので、切離し
後の索条の巻取りがたるみ等を生じることなく整然とな
され、よって引き出し時に引き出し不能となったりする
ことがなくなる。
第1図は本考案の一実施例に係る衝突試験装置の要部で
ある張力付与装置の正面図、第2図はその平面図、第3
図は実施例装置全体の概略平面図、第4図はその正面
図、第5図は張力付与装置の要部の正面図、第6図はそ
のIV-IV矢視断面図、第7図は従来の衝突試験装置の概
略平面図である。 図面中、 1は巻取りドラム、 2は電動機、 4はワイヤ、 5はバリヤ、 6は被試験体、 15は主ブレーキ、 16はゆるみ防止用ブレーキ、 27,28はそらせ車、 36はテンションプーリ、 39はばね、 44,45はブレーキである。
ある張力付与装置の正面図、第2図はその平面図、第3
図は実施例装置全体の概略平面図、第4図はその正面
図、第5図は張力付与装置の要部の正面図、第6図はそ
のIV-IV矢視断面図、第7図は従来の衝突試験装置の概
略平面図である。 図面中、 1は巻取りドラム、 2は電動機、 4はワイヤ、 5はバリヤ、 6は被試験体、 15は主ブレーキ、 16はゆるみ防止用ブレーキ、 27,28はそらせ車、 36はテンションプーリ、 39はばね、 44,45はブレーキである。
Claims (1)
- 【請求項1】巻取りドラムに巻き掛けられた索条に被試
験体を連結し、巻取りドラムを駆動回転させて前記索条
を巻き取ることにより被試験体を移動させてバリヤに衝
突させる衝突試験装置において、前記巻取りドラムの手
前側に前記索条を1回以上掛け渡した後に前記巻取りド
ラムへ導く一対のそらせ車と、これらのそらせ車をそれ
ぞれ制動することにより前記索条に張力を生じさせる一
対のブレーキと、前記一対のそらせ車の間において前記
索条に弾力的に押し付けられて前記索条のそらせ車上で
の滑りによるたるみを吸収するテンションプーリとを設
けてなることを特徴とする衝突試験装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17149088U JPH0645237Y2 (ja) | 1988-12-29 | 1988-12-29 | 衝突試験装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17149088U JPH0645237Y2 (ja) | 1988-12-29 | 1988-12-29 | 衝突試験装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0291936U JPH0291936U (ja) | 1990-07-20 |
JPH0645237Y2 true JPH0645237Y2 (ja) | 1994-11-16 |
Family
ID=31463368
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17149088U Expired - Fee Related JPH0645237Y2 (ja) | 1988-12-29 | 1988-12-29 | 衝突試験装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0645237Y2 (ja) |
-
1988
- 1988-12-29 JP JP17149088U patent/JPH0645237Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0291936U (ja) | 1990-07-20 |
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