JPH064502Y2 - テープ電線 - Google Patents

テープ電線

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JPH064502Y2
JPH064502Y2 JP1988092721U JP9272188U JPH064502Y2 JP H064502 Y2 JPH064502 Y2 JP H064502Y2 JP 1988092721 U JP1988092721 U JP 1988092721U JP 9272188 U JP9272188 U JP 9272188U JP H064502 Y2 JPH064502 Y2 JP H064502Y2
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JP
Japan
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tape
conductor
insulating
wire
electric wire
Prior art date
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JP1988092721U
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English (en)
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JPH0214716U (ja
Inventor
宗久 藤巻
浩之 池田
進 小山
泰人 大岡
武男 黒木
利男 大沼
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Fujikura Ltd
Original Assignee
Fujikura Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案はコンピュータ機器内の配線等に使用されている
テープ電線に係り、特に、その接続端末付近の構造を改
良したテープ電線に関する。
「従来の技術」 テープ電線は、相互平行に並べた複数の導線の両面に絶
縁テープをそれぞれ貼付して、これらを一体化してなる
もので、コンピュータ機器内のプリント基板間の接続等
に使用される。
第2図は従来例におけるテープ電線の接続端末付近を示
しており、該テープ電線1は、偏平な角形の横断面に形
成された導線2の接続端末2aが絶縁テープ3A・3B
に対して露出されるとともに、該接続端末2aおよび一
方の面の絶縁テープ3Aの表面を一体に覆うようにポリ
エチレンテレフタレート等からなる補強板4が貼付され
ている。そして、第3図に示すように、その接続端末2
aがコネクタ5に取り付けられて、プリント基板(図示
略)等に接続されるものである。
「考案が解決しようとする課題」 ところで、コンピュータ機器内の限られたスペースにテ
ープ電線を配線する場合、第3図に示すように接続端末
2a付近を折り曲げた状態として配線することがある
が、高密度化を図るには、その曲率半径を小さくするこ
とが望まれる。しかしながら、前記テープ電線1である
と、第2図の矢印で示すように折り曲げることにより、
Xで示す両絶縁テープ3A・3Bの端部付近に最も応力
が集中して、その部分から導線2が切断されるおそれが
ある。
本考案は前記課題を有効に解決するもので、折り曲げに
よる応力集中を緩和して、導線の損傷を防止することを
目的とする。
「課題を解決するための手段」 本考案のテープ電線は、導線の接続端末付近において
は、各絶縁テープの端部が導線の長さ方向にずれて配置
されていることを特徴とする。
「作用」 本考案のテープ電線は、絶縁テープの端部がずれている
ことにより、先端から積層数が1枚ずつ増加することに
なり、段階的に剛性が増大する。しかも、その剛性の差
は絶縁テープ1枚分の比較的小さい値であり、したがっ
て、折り曲げた場合の応力集中が緩和されるものであ
る。
「実施例」 以下、本考案のテープ電線の一実施例を第1図に基づい
て説明する。
このテープ電線11においては、導線2の接続端末2a
に対して両絶縁テープ3A・3Bの端部が導線2の長さ
方向にずれて配置され、その一方の絶縁テープ3Aと導
線2の接続端末2aとを一体に覆うように補強板4が貼
付されているものである。図示例では、前記一方の絶縁
テープ3Aの端部に対して他方の絶縁テープ3Bの端部
が導線2の先端方向にずれて配置されている。なお、補
強板4は、その先端と導線2の先端とが揃えられた状態
とされるとともに、該導線2の接続端末2a付近の必要
とする補強範囲に貼付される。
このように構成したテープ電線11は、導線2の接続端
末2a付近においては、第1図にA、B、Cで示すよう
に、先端部が導線2と補強板4との2層構造であり、順
次前記一方の絶縁テープ3A、他方の絶縁テープ3Bが
重ねられて、層数が増加することになり、段階的に剛性
が高められる。しかも、A、B、Cの各部分の剛性の差
は、絶縁テープ1枚分に相当する比較的小さい値とな
る。したがって、折り曲げたときの応力集中が緩和され
て、導線2にクラック等が発生することを少なくするこ
とができるものである。
この場合、両絶縁テープ3A・3Bのずれ寸法(Bの寸
法)をどの程度に設定するかは、各構成部材の材料、厚
さ、折り曲げ時の曲率半径等の具体的使用条件によって
左右されるが、一般的に使用されている厚さ35μmの
導線2に対して、絶縁テープ3A・3Bおよび補強板4
をそれぞれ85μm、250μm(接着剤層を含む)の
ポリエチレンテレフタレートとして実験した結果、曲率
半径が1mm程度の場合は、両絶縁テープ3A・3Bのず
れ寸法が2mm程度であれば折り曲げ角度が90°であっ
ても導線2にクラックの発生は認められなかった。因
に、その実験によれば、前記した条件の場合は、ずれ寸
法が0mmの場合は45°、1mmの場合は60°、3mmお
よび4mmの場合は80°程度がクラックが発生しないで
折り曲げ得る最大折り曲げ角度と判定された。
この実験結果から、ずれ寸法が0mmの場合、つまり両
絶縁テープ3A・3Bの端部が揃った状態の場合に応力
集中が顕著になること、両絶縁テープ3A・3Bの端
部をずらすことにより、その応力集中を緩和することが
できること、使用状態に応じた最適なずれ寸法が存在
し、大きすぎる場合には、ずれによる補強効果が若干低
減すること、がわかった。このの現象は、各絶縁テー
プ3A・3Bがその端部からわずかに離れた範囲まで導
線2を補強しており、これら各絶縁テープ3A・3Bの
端部の補強作用が相互に干渉し合う範囲内で両端部をず
らした場合に最も良好な結果が得られるものと考えられ
る。もちろん、その範囲を外れたずれ寸法の場合でも、
応力集中を緩和することができるのであるから、具体的
な使用条件に応じて設定すればよい。なお、第1図に示
すように補強板4とは反対側の上側の絶縁テープ3Bが
下側の絶縁テープ3Aよりも突出している場合と、その
逆の場合とで同様な傾向が示され、また、その両者間に
おいては顕著な差は認められないものの、前者のほうが
わずかに良好な結果が得られた。また導線2を折り曲げ
る場合、補強板4の剥離防止のためには、一般的には補
強板4を曲率の内側に配置するとよいと考えられるが、
折り曲げたときの応力集中が緩和されるから、外側に配
置したとしても有効に剥離を防止することができる。な
お、補強板4の長さは、実用的には、導線2の接続端末
2aが露出する部分の長さ(第1図のAの長さ)の2倍
程度とされる。
「考案の効果」 以上の説明から明らかなように、本考案のテープ電線に
よれば、両絶縁テープの端部をずらしたことにより、先
端から積層数が1枚ずつ増加して、段階的に剛性が増大
することになり、しかも、その剛性の差は絶縁テープ1
枚分の比較的小さい値となるから、折り曲げた場合の応
力集中が緩和されて、導線のクラック発生等を有効に防
止することができる。したがって、小さい曲率半径で折
り曲げることが可能になり、高密度配線を達成すること
ができる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のテープ電線の一実施例を示す接続端末
付近の縦断面図、第2図は従来例のテープ電線の接続端
末付近の縦断面図、第3図はその使用形態の例を示す斜
視図である。 2……導線、2a……接続端末、3A・3B……絶縁テ
ープ、4……補強板、11……テープ電線。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 大岡 泰人 千葉県佐倉市六崎1440番地 藤倉電線株式 会社佐倉工場内 (72)考案者 黒木 武男 千葉県佐倉市六崎1440番地 藤倉電線株式 会社佐倉工場内 (72)考案者 大沼 利男 千葉県佐倉市六崎1440番地 藤倉電線株式 会社佐倉工場内 (56)参考文献 実開 昭60−88414(JP,U) 実開 昭60−102817(JP,U)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】相互平行に並べられた複数の導線(2)の
    両面に、その接続端末(2a)を除いて絶縁テープ(3
    A・3B)がそれぞれ貼付されるとともに、その一方の
    面の絶縁テープと前記導線の接続端末とを一体に覆う補
    強板(4)が貼付されてなり、導線の接続端末付近にお
    いては、各絶縁テープの端部が導線の長さ方向にずれて
    配置されていることを特徴とするテープ電線。
JP1988092721U 1988-07-13 1988-07-13 テープ電線 Expired - Lifetime JPH064502Y2 (ja)

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JP1988092721U JPH064502Y2 (ja) 1988-07-13 1988-07-13 テープ電線

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JPH0214716U JPH0214716U (ja) 1990-01-30
JPH064502Y2 true JPH064502Y2 (ja) 1994-02-02

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