JPH0644969Y2 - 天井吊り構造 - Google Patents

天井吊り構造

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JPH0644969Y2
JPH0644969Y2 JP1987094292U JP9429287U JPH0644969Y2 JP H0644969 Y2 JPH0644969 Y2 JP H0644969Y2 JP 1987094292 U JP1987094292 U JP 1987094292U JP 9429287 U JP9429287 U JP 9429287U JP H0644969 Y2 JPH0644969 Y2 JP H0644969Y2
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JP
Japan
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dovetail groove
tip
stopper
ceiling
bolt
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JP1987094292U
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JPS642811U (ja
Inventor
弘 中條
Original Assignee
川鉄建材工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は天井吊り構造の改良に関する。
(従来技術とその問題点) 従来、組天井下地の施工は、第12図に示すように、階上
床構造(1)のコンクリートC内に埋め込まれたインサ
ート部材Iに釣りボルトBの上端を差し込み、該釣りボ
ルトBの下端を天井下地(2)の野縁受け21に対して調
節ハンガー22を介して取付け、吊り構造を形成するのが
一般的である。尚、23は野縁受け21に対してクリップ等
により取付けられる野縁で、該野縁23に対して天井板24
が敷設される。
しかし、従来の施工作業は非能率的であり、近年、デッ
キプレートを利用した複合床構造が採用されるにつれ
て、上記ハンガーシテスムの改善が図られつつある。
本出願人は、第13図に示すごとく、デッキプレート10の
傾斜ウェブ条片11の下方に長手方向に延びる凹部12を利
用し、横長の湾曲した止め金具Fに吊りボルトBを垂下
して連結したハンガーシテスムHを装着する技術を提供
するに至った〔実願昭61−99768号(実開昭63−5115号
公報)参照〕。
(考案の目的) 本考案は、かかる状況において、デッキプレートの傾斜
ウェブ条片の凹部でなく、谷部に形成される鳩尾状リブ
等の床構造の底部に長手方向に延びて形成されるアリ溝
を利用してハンガーシテスムをワンタッチで装着するこ
とができる天井吊り構造を提供することを目的とする。
(考案の構成) 本考案は、ワンタッチで装着して強固に固定するために
は、コ字形状に連結されたアーム部を有する止め金具の
一対の先端部をアリ溝の断面形状に相応する側面形状と
なし、かかる先端部をアリ溝内部に嵌め込み、回転させ
て抜け止めするとともに回り止めすればよいことに着目
してなされたもので、 「階上床構造(1)の下方にハンガーシテスムを介して
天井下地(2)を吊り下げ施工する天井吊り構造におい
て、階上床構造底部にはアリ溝14が長手方向に延びて形
成されている一方、上記ハンガーシテスムが止め金具
(3)と吊り下げボルト(4)とから構成され、上記止
め金具(3)は正面略コ字状に連続した一対のアーム部
31、31を有し、該アーム部31、31の先端には上記アリ溝
14に嵌合しうる側面形状を有する係合部32が形成され、
上記吊り下げボルト(4)が上記止め金具(3)の連結
部33に螺合されて一対のアーム部31、31間を通って上下
方向に延びていて、上記先端係合部32、32はアリ溝14の
幅方向内方に押圧された状態にてアリ溝14内に挿入可能
となっているとともに、90度回転されかつ内方押圧が解
放された状態にてアリ溝14に係合されており、上記吊り
下げボルト(4)の先端41が係合部32、32間に介在され
て止め金具(3)が回り止めされているとともに、上記
吊り下げボルト(4)の先端41が螺進にてアリ溝14底部
を突き上げている」ことを要旨とする天井吊り構造にあ
る。
上記アーム部31の先端係合部32はアーム部31の外側に広
がるように形成すると、内方押圧時の回転可能な寸法に
設定し易く、また、吊り下げボルト(4)の介在による
回り止めと脱落防止の効果も大きくなるので好ましい。
以下、本考案を好ましい具体例を示す添付図面に基づい
て説明する。
(実施例) 第1図ないし第3図は本考案に係る天井吊り構造に用い
られる止め金具の正面図、側面図および押圧状態の側面
図、第4図ないし第8図は本考案に係る天井吊り構造の
装着過程を示す正面図である。
図に示すように、止め金具(3)ではアーム部31が正面
コ字状に連結され、該アーム部31、31の先端にはデッキ
プレートの谷部条片13に長手方向に延びて形成されたア
リ溝14に嵌合しうる側面形状を有する係合部32が正面外
拡がり状に形成されている。その拡がり角度は押圧時に
先端係合部32同士がぴったりと合掌する角度(第3図参
照)が適当で、止め金具の回転を行い易く、かつ吊り下
げボルト(4)の介在による回り止めと脱落防止効果を
大にする。
また、アーム部31の先端係合部32に繋がる首部の巾はア
リ溝14の開口部巾以下である必要がある。この止め金具
(3)の連結部33には吊りボルト(4)が螺合するネジ
穴34が形成されており、該吊りボルト(4)は該ネジ穴
34を介して螺合され、一対のアーム部32、32間を通って
上下方向に延びる。
上記止め金具(3)は上記先端係合部32、32を第4図に
示すように、上記コ字形アーム部31、31を内方に押圧し
て合掌形態となし、第5図に示すように、アリ溝14内に
溝内面に平行するように挿入し、アリ溝14内で90度回転
させて上記先端係合部32、32はアリ溝14に直交させ、所
定の位置にスライドさせる(第6図参照)。
次いで、内方押圧を解放すると、アリ溝14内に先端係合
部32は嵌合する(第7図参照)。最後に、第8図に示す
ように、上記吊り下げボルト(4)ねじ込んで、その先
端41をアリ溝14の底部に当接させると、上記先端係合部
32、32間に吊りボルト(4)の先端41が介在し(第9図
参照)、先端係合部32のアリ溝14内回転許容以下まで押
圧縮小できないので(第10図参照)、止め金具(3)の
回り止めが行われる。これと同時に、吊り下げボルト
(4)の突き上げ力により上記先端係合部32はアリ溝14
に押し付けられるので、止め金具(3)は吊りボルト
(4)の装着により完全固定されることになる。
なお、吊りボルト(4)の連結部33のネジ穴34との回り
止めのため、止めナットを螺着させておくのがよい。
上記吊りボルト(4)の下橋42には従来と同様に、天井
下地(2)の野縁受け21に対して調節ハンガー22を介し
て取付け、該野縁受け21に対してクリップ等により野縁
23を取付け、野縁23に対して天井板24が敷設される(第
11図参照)。
(作用及び考案の効果) 以上の説明で明らかなように、本考案によれば、止め金
具(3)をアリ溝14に対して挿入回転というワンタッチ
動作により装着し、吊りボルト(4)により回り止めす
るとともに、押圧固定できるので、作業が簡単であると
ともに、止め金具(3)はアリ溝14に直交する先端係合
部32の剛性により抜け止めできるので、吊り構造の安全
性が高い。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る天井吊り構造に用いられる止め金
具の正面図、第2図はその側面図、第3図はその内方押
圧状態を示す側面図、第4図から第8図は本考案に係る
天井吊り構造の装着過程を示す斜視図、第9図は固定状
態の側面図、第10図はその回り止め機構を示す側面図、
第11図は本考案に係る天井吊り構造を示す概要図、第12
図は従来の天井吊り構造の概要図、第13図は本件出願人
の提案に係るデッキプレート複合床の天井吊り構造の概
要図である。 (1)……床構造、(2)……天井下地、(3)……止
め金具、(4)……吊りボルト、11……アリ溝、31……
アーム部、32……先端係合部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】階上床構造(1)の下方にハンガーシステ
    ムを介して天井下地(2)を吊り下げ施工する天井吊り
    構造において、 階上床構造底部にはアリ溝14が長手方向に延びて形成さ
    れている一方、上記ハンガーシステムが止め金具(3)
    と吊り下げボルト(4)とから構成され、上記止め金具
    (3)は正面略コ字状に連続した一対のアーム部31、31
    を有し、該アーム部31、31の先端には上記アリ溝14に嵌
    合しうる側面形状を有する係合部32が形成され、上記吊
    り下げボルト(4)が上記止め金具(3)の連結部33に
    螺合されて一対のアーム部31,31間を通って上下方向に
    延びていて、 上記先端係合部32、32はアリ溝14の幅方向内方に押圧さ
    れた状態にてアリ溝14内に挿入可能となっているととも
    に、90度回転されかつ内方押圧が解放された状態にてア
    リ溝14に係合されており、 上記吊り下げボルト(4)の先端41が係合部32、32間に
    介在されて止め金具(3)が回り止めされているととも
    に、上記吊り下げボルト(4)の先端41が螺進にてアリ
    溝14底部を突き上げていることを特徴とする天井吊り構
    造。
JP1987094292U 1987-06-18 1987-06-18 天井吊り構造 Expired - Lifetime JPH0644969Y2 (ja)

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JP1987094292U JPH0644969Y2 (ja) 1987-06-18 1987-06-18 天井吊り構造

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JPS642811U JPS642811U (ja) 1989-01-10
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JPH0644970Y2 (ja) * 1988-06-30 1994-11-16 株式会社国元商会 天井吊り金物
JP5700701B2 (ja) * 2012-07-04 2015-04-15 東芝エレベータ株式会社 エレベータ引き戸の案内装置
CN107190896A (zh) * 2017-04-18 2017-09-22 厦门中构新材料科技股份有限公司 一种建筑楼承板

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JPS63138038A (ja) * 1986-11-28 1988-06-10 株式会社勝占金属製作所 デツキプレ−トに於けるハンガ−構造

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JPS642811U (ja) 1989-01-10

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