JP3649924B2 - デッキプレート用吊り金具 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、建築物のコンクリート床の下面に設けられたデッキプレートに天井等を吊り下げるためのデッキプレート用吊り金具に関する。
【0002】
【従来の技術】
建築物の床の下面に設けられたデッキプレートに天井を吊り下げたり、器具を吊り下げたりするためにハンガーボルトが用いられるが、このハンガーボルトをデッキプレートのレールに取り付けるための吊り金具として、従来図3に示すようなものがあった。これは、一部を切り欠いたフランジ状の金具で中央部にナットを形成したものであり、フランジの本来の径はレールの開口幅よりも大きく、切欠部の径がレールの開口幅よりも小さくなっているものである。
【0003】
切欠部をレールの幅方向に合わせてフランジ部をレール内に挿入し、こののち切欠部をレールの長手方向に回転させることによって、フランジ部をレールの両側壁に係止するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、レールの幅にはバラツキがあるため、図3の構造のものでは、緩くて係止が不完全な場合が生じるおそれがあった。また、フランジを回転させて切欠部をレールの長手方向にしても、この位置で回転が固定されるわけではないため、ハンガーボルトをねじ込んでいる間に金具が再回転して切欠部がレールの幅方向に向いてしまい、抜け落ちてしまうという危険性があった。
【0005】
この発明は、確実にレールに固定することができるデッキプレート用吊り金具を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この発明は、デッキプレートの下面に形成され、下向き開口縁の開口幅より上面幅が大きい下向きのレールに挿入され、ハンガーボルトを吊り下げるためのデッキプレート用吊り金具であって、
ハンガーボルトを螺通するナット部を中央に有する基板と、
該基板の左右両端に、前記レールの側壁と垂直になるように斜め下向きに屈曲形成された翼部と、
前記基板の前後端の少なくとも一方に上下長を左右長よりも長く下向きに屈曲形成された把手突片と、
を備え、
右側翼部の前角および左側翼部の後角、または、右側翼部の後角および左側翼部の前角を面取りたことを特徴とする。
【0007】
この発明のデッキプレート用吊り金具は、ハンガーボルトの先端をナット部に螺合させた状態でレールに取り付ける。左右の翼部をレールの長手方向に向けて金具全体をレール内に挿入する。そして、ハンガーボルトを支点にして、突片を押すことにより金具を回転させる。回転方向は翼部が面取りされている方向である。左右の翼部の面取りされている角の距離は、レールの側壁の幅とほぼ同じくらいにされているため、金具を90度回転させて左右の翼部をレールの幅方向に向けたのちは、ハンガーボルトをねじ込むなどの通常の回転力では翼部がレールの長手方向に向いてしまうことはなく、誤って抜け落ちることがなくなる。そして、翼部が斜め下向きに形成されていることにより、レールの内壁に垂直に当接し、真っ直ぐ荷重を支持することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】
図面を参照してこの発明の実施形態であるデッキプレート用吊り金具について説明する。
【0009】
図1はこの発明の実施形態であるデッキプレート用吊り金具の正面図、平面図および側面図である。図2は、同デッキプレート用吊り金具にハンガーボルトを嵌通させてデッキプレートに吊り下げた状態を示す図である。
【0010】
デッキプレート用吊り金具1は、基板10と、この基板10の左右両側に斜め下向きに形成された翼部12,22および前端部に下向きに形成された突片20を有している。
【0011】
基板10の中央部は切り開かれてその内面に雌ネジが形成されている。すなわち、基板10の中央部にナット部11が形成されている。切り開いて雌ネジを切ることにより、4山程度の雌ネジを形成することができる。
【0012】
基板10の左右両端から斜め下方に形成されている翼部12,22は、基板10に対して下向きに約15度折り曲げられ、左右両側やや下方に突き出すような形状にされている。そして平面図において、右翼部12の下角および左翼部22の上角は円弧状に面取りされ、それぞれ面取部13,23が形成されている。この右翼部の下角の面取部13と左翼部の上角の面取部23との距離が、デッキプレート(レール)3の内部の幅とほぼ等しくなっている。
【0013】
この構造により、翼部12,22をレール3の長手方向に向けてこの吊り金具をレール3内に挿入し、平面図のa方向に回転させることによって翼部12,22をレール3の幅方向に向けることができ、吊り金具1はレール3に係止される。吊り金具1を回転させるためには、先端をナット部11に螺合させたハンガーボルト2を支点にし、突片20を横から押せばよい。この状態でハンガーボルトをねじ込んでも吊り金具1がそれにつれて回転することはない。
【0014】
以下、図2を参照してナット部11にハンガーボルト2を挿入して、デッキプレート3に取り付ける手順について説明する。
まず、ハンガーボルト2の先端を吊り金具1のナット部11に螺合させる。この状態で吊り金具1の翼部12,22をレール(デッキプレート)3の長手方向に合わせて、この吊り金具1をレール内部に挿入する。そして、こののち、ハンガーボルト2を支点にし、突片20を横から押して、この吊り金具を矢印aの方向に90度回転させる。面取部13,23がレールの内壁31,32を通過するときに最も抵抗が大きいがそれを通過すると、翼部の端面14,24が内壁に通過するまで容易に回転させることができる。この状態で端面14,24はほぼ垂直に内壁に当接するため、係止が安定する。こののち、ハンガーボルト2を回転させて天井面32に当接させる。これにより、このハンガーボルト2および左右の端面14,24の3点により、この吊り金具1およびハンガーボルト2はデッキプレート3に完全に固定される。
【0015】
このように簡略な構成、且つ、簡略な取付操作でハンガーボルト2をデッキプレート3に吊り下げることができる。
【0016】
なお、翼部12,22の端面には切欠部15,25が形成されているが、これは翼部12,22に弾力を持たせるためのものである。
【0017】
また、面取部13,23を右翼部の下角、左翼部の上角に設けてもよい。
【0018】
【発明の効果】
以上のようにこの発明によれば、側板の端面をデッキプレートに当接させるようにしたことにより、簡略な構成でハンガープレートを吊り下げ、その荷重を支持することがきるようになる。これにより、構造を簡略化することができるため、製造コストを低くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態であるデッキプレート用吊り金具の正面図および側面図
【図2】同デッキプレート用吊り金具の使用状態を示す図
【図3】従来のデッキプレート用吊り金具を示す図
【符号の説明】
1…デッキプレート用吊り金具、2…ハンガーボルト、3…デッキプレート(レール)、
10…基板、11…ナット部、12,22…翼部、20…突片、13,23…面取部、14,24……端面、15,25…切欠部、
30,31…側壁、32…天井面

Claims (1)

  1. デッキプレートの下面に形成され、下向き開口縁の開口幅より上面幅が大きい下向きのレールに挿入され、ハンガーボルトを吊り下げるためのデッキプレート用吊り金具であって、
    ハンガーボルトを螺通するナット部を中央に有する基板と、
    該基板の左右両端に、前記レールの側壁と垂直になるように斜め下向きに屈曲形成された翼部と、
    前記基板の前後端の少なくとも一方に上下長を左右長よりも長く下向きに屈曲形成された把手突片と、
    を備えたことを特徴とするデッキプレート用吊り金具。
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