JPH0644860U - 瓦の取付構造 - Google Patents
瓦の取付構造Info
- Publication number
- JPH0644860U JPH0644860U JP7864692U JP7864692U JPH0644860U JP H0644860 U JPH0644860 U JP H0644860U JP 7864692 U JP7864692 U JP 7864692U JP 7864692 U JP7864692 U JP 7864692U JP H0644860 U JPH0644860 U JP H0644860U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- roof tile
- roof
- hook
- pier
- locking projection
- Prior art date
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- Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目 的】 屋根瓦が台風等の強風が下方或いは側方の
いづれの方向より吹込んでも飛ばないようにする。 【構 成】 瓦尻裏面に引掛け12に対向し、引掛け1
2に向って傾斜する係止突部14を突設する。桟木13
は断面菱形で、野地板15上に軒側の側面が野地板15
と鋭角をなすようにして取着する。瓦葺き時において
は、係止突部14が桟木13の傾斜面に下側より当てが
われるようにして装着される。
いづれの方向より吹込んでも飛ばないようにする。 【構 成】 瓦尻裏面に引掛け12に対向し、引掛け1
2に向って傾斜する係止突部14を突設する。桟木13
は断面菱形で、野地板15上に軒側の側面が野地板15
と鋭角をなすようにして取着する。瓦葺き時において
は、係止突部14が桟木13の傾斜面に下側より当てが
われるようにして装着される。
Description
【0001】
本考案は、瓦が風で飛ばないように葺くことができるようにするための瓦の取 付構造に関する。
【0002】
瓦葺きの屋根は一般に、図1に示すように瓦裏面の瓦尻に突設される引掛け1 を野地板2上に上下に一定間隔で打付けた桟木3に引掛けて横方向に一枚一枚瓦 を並べ、その上に一部が重なるようにして瓦4を順次並べる作業を軒下から棟に 向かって繰返すことにより葺かれている。
【0003】
従来の瓦葺きの屋根では、瓦は引掛けを桟木に掛け、かつ上側に葺かれる瓦の 瓦頭で瓦尻を、隣接する瓦の瓦桟で瓦側縁を押えられているだけであるから、強 風に対して十分な保持力を有していなかった。 すなわち台風等で、強風が矢印Aの方向から吹いたとき、瓦下端が持ち上がっ たり、瓦側方からの吹込みで、瓦側部が浮いて瓦が飛ぶことがあった。
【0004】 本考案は、台風等強風が吹込んでも飛ぶことのないように瓦を取付るこことが できる瓦の取付け構造を提供することを目的とする。
【0005】
本考案の瓦の取付け構造は、桟木を断面菱形に形成して軒側側面が野地板に対 し、鋭角に傾斜するようにして野地板に取付ける一方、瓦の瓦尻裏面に突設され 、桟木に係合する引掛けに対向し、引掛けとの間に桟木を挟む係止突部を引掛け に向って傾斜させたことを特徴とするものである。
【0006】 別の考案においては、上記考案における桟木を断面菱形に形成する代わりに、 桟木上に鉄板を係止突部側にせり出すようにして止着することを特徴とするもの である。
【0007】
係止突部と引掛けで桟木を挟み、しかも係止突部が桟木の傾斜面或いは桟木よ りせり出す鉄板に下側より当てがわれることにより、瓦が桟木に係止してしっか りと保持されるようになる。
【0008】
図2は、本考案で用いる瓦裏面の斜視図を示すものであり、図3は瓦の断面を 示すもので、瓦11の裏面には引掛け12と平行して、引掛け12との間で桟木 13を挟む係止突部14が引掛け12に向って傾斜して形成され、桟木13は断 面菱形をなし、野地板15上に軒側の側面が野地板15と鋭角をなすようにして 取付けられている。
【0009】 瓦11を葺くときには、係止突部14を桟木13の一側面より当てがうように して尻上がりの状態で引掛け12と係止突部14の間に桟木13を嵌め込み装着 する。 以上のようにして葺かれた瓦11は、風が下側(矢印方向)より、或いは側方 より吹込んでも係止突部14が桟木13に引掛かっているため、瓦頭より浮上が ることがなく、瓦が飛びにくい。
【0010】 上記実施例では、桟木と係止突部は合致した角度を有しているが、両者の角度 は異なっていてもよい。 図4は、瓦尻裏面に突設される係止突部21を引掛け22に向って傾斜させ、 かつ台形状断面の桟木23の上面に鉄板24を一側部が停止突部側にせり出すよ うにして釘25により止着したものである。
【0011】
【考案の効果】 本考案は以上のように、瓦尻裏面に係止突部を設けて引掛けとで桟木を挟み、 しかも係止突部が引掛け側に傾斜して桟木の傾斜面或いは桟木よりせり出す鉄板 に下側に当てがわれることにより、瓦が桟木に係止してしっかりと支持されるか ら、台風等で強風が下方より或いは側方より吹込んでも、瓦が浮上がりにくゝな り、瓦が屋根から飛ぶのを防ぐことができるようになる。
【図1】 従来の瓦を用いて瓦葺きした屋根の一部の断
面図。
面図。
【図2】 本考案で用いられる瓦裏面側の斜視図。
【図3】 図2に示す瓦の取付構造を示す断面図。
【図4】 別の実施例の断面図。
11・・・瓦 12、22・
・・引掛け 13、23・・・桟木 14、21・
・・係止突部 15・・・野地板 24・・・鉄
板 25・・・釘
・・引掛け 13、23・・・桟木 14、21・
・・係止突部 15・・・野地板 24・・・鉄
板 25・・・釘
Claims (2)
- 【請求項1】 桟木を断面菱形に形成して軒側側面が野
地板に対し、鋭角に傾斜するようにして野地板に取付け
る一方、瓦の瓦尻裏面に突設され、桟木に係合する引掛
けに対向し、引掛けとの間に桟木を挟む係止突部を引掛
けに向って傾斜させたことを特徴とする瓦の取付構造。 - 【請求項2】 桟木を断面菱形に形成する代わりに、桟
木上に鉄板を係止突部側にせり出すようにして止着する
ことを特徴とする請求項1記載の瓦の取付構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7864692U JP2581534Y2 (ja) | 1992-11-16 | 1992-11-16 | 瓦の取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7864692U JP2581534Y2 (ja) | 1992-11-16 | 1992-11-16 | 瓦の取付構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0644860U true JPH0644860U (ja) | 1994-06-14 |
JP2581534Y2 JP2581534Y2 (ja) | 1998-09-21 |
Family
ID=13667634
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7864692U Expired - Lifetime JP2581534Y2 (ja) | 1992-11-16 | 1992-11-16 | 瓦の取付構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2581534Y2 (ja) |
-
1992
- 1992-11-16 JP JP7864692U patent/JP2581534Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2581534Y2 (ja) | 1998-09-21 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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