JPH0644387Y2 - 蹄鉄の接地面構造 - Google Patents

蹄鉄の接地面構造

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JPH0644387Y2
JPH0644387Y2 JP6437489U JP6437489U JPH0644387Y2 JP H0644387 Y2 JPH0644387 Y2 JP H0644387Y2 JP 6437489 U JP6437489 U JP 6437489U JP 6437489 U JP6437489 U JP 6437489U JP H0644387 Y2 JPH0644387 Y2 JP H0644387Y2
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JP
Japan
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main body
horseshoe
grounding
sides
ground
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JP6437489U
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JPH035373U (ja
Inventor
泰助 長谷川
Original Assignee
タイワ工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 考案の目的 [産業上の利用分野] 本考案は競争及び調教用等の軽合金蹄鉄において、その
接地面の構造に関するものである。
[従来の技術及び考案が解決しようとする課題] 従来、この種の蹄鉄としては、実公昭57-57590号公報に
示すものがある。この蹄鉄においては、馬蹄形をなすよ
うに略U状に湾曲する軽合金製の本体の頭部に接地鋼片
が本体の長手方向に沿って嵌着されて突出し、同本体の
両側部には釘孔が本体の長手方向に沿って長溝内で並設
され、本体の両側部及び両尾部には釘孔の内外両側で高
さの若干異なる接地壁が本体の長手方向に沿って突設さ
れている。この両接地壁の対向内面は長溝の対向内面を
上方へ延長したものである。
この蹄鉄においては、本体が軽合金製であるため、接地
の瞬間に蹄が拡張するのに順応して蹄鉄も弾力的に拡張
し、蹄に無理な力が加わらず、蹄及び肢の保健上極めて
有効である。
ところが、接地壁は前述したように本体の両側部及び両
尾部においてその内外両側にあり、それらの接地壁間で
凹状をなしているため、走行時この凹状部分に土が詰ま
ってグリップ力が低下し、すべり易くなる問題があっ
た。
本考案はグリップ力の低下を少なくして走行時のすべり
を防止するとともに、走行時や装蹄時における本体の反
りを防止することを目的としている。
考案の構成 [課題を解決するための手段] この目的を達成するため本考案の蹄鉄は、後記する実施
例の図面に示すように、馬蹄形をなすように略U状に湾
曲する軽合金製の本体1に接地鋼片3を本体1の長手方
向に沿って嵌着して同鋼片3を露出させ、同本体1の両
側部8に釘孔10を本体1の長手方向に沿って並設した蹄
鉄において、本体1の両側部8及び両尾部11には釘孔10
の内外両側のうち一方の側で第一接地壁12を本体1の長
手方向に沿って穿設し、本体1の両尾部11にはこの第一
接地壁12との間で凹状をなすように第二接地壁14を第一
接地壁12と略同一高さHで突設したものである。
[作用] 本考案の蹄鉄においては、本体1の両側部8及び両尾部
11にある第一接地壁12に加えて、両尾部11にのみ第二接
地壁14があるので、この両接地壁12,14間に土が詰まり
にくくなってグリップ力の低下が少なくなる。
又、第一接地壁12だけであると、荷重が第一接地壁12側
にかかって本体1が反り易くなるおそれがあるが、第二
接地壁14を追加すると、走行時両尾部11が最初に地面に
接触するとき、その両接地壁12,14が支えとなって力を
受け、荷重が尾部11の内外両側に平均して加わる。従っ
て、この両尾部11が反りにくくなるばかりではなく、第
一接地壁12がある両側部8に力が加わっても、尾部11の
両接地壁12,14が支えとなって両側部8も反りにくくな
る。すなわち、両接地壁12,14により衝撃を分散し、本
体1の反りを与える力を減少させる。装蹄時には殴打力
が加わるが、この場合も同様に反りを防止できる。
[実施例] 以下、本考案を前足用の蹄鉄に具体化した第一実施例を
第1〜5図に従って説明する。
馬蹄形をなすように略U状に湾曲する本体1は軽合金製
であって、その頭部2の接地側には接地鋼片3が本体1
の長手方向に沿って嵌着されて若干突出している。
接地鋼片3が嵌着された嵌着溝4には同鋼片3に形成さ
れた複数の貫通孔5を通して同嵌着溝4の両内面間を連
結する連結部6が設けられている。ちなみに、この接地
鋼片3は熔湯鍛圧法又は通常の鍛造法によって本体1が
成形されるときにインサートされるので、この成形時本
体1の一部が接地鋼片3の各貫通孔5に圧入されて本体
1と連結部6とが一体化される。
なお、本体1の頭部2には蹄鉄のずれを防止するための
鉄唇7が突設されている。
本体1の両側部8の接地側には長溝9が本体1の長手方
向に沿って形成されているとともに、この長溝9内にお
いて複数の釘孔10が並設されている。本体1の両側部8
及び両尾部11には長溝9及び各釘孔10の外側で段差部13
を介して第一接地壁12が本体1の長手方向に沿って接地
鋼片3付近から尾部11の先端付近まで突設されている。
本体1の両尾部11の内側には第二接地壁14が第一接地壁
12との間で凹状をなすように突設されている。前記接地
鋼片3と第一接地壁12と第二接地壁14とは本体1の蹄取
付面1aからの高さHが同一になっている。
本体1の内側全体には斜状の除土面15が形成されてい
る。この除土面15は接地時にその力を受けながら土を内
側へ案内する。本実施例の除土面15は蹄取付面1aに対し
緩やかな斜状に、かつ幅広にすることができるので、適
度に土を内側へ逃がすとともに、接地力を十分に受け、
蹄底への負担が少なくなる。
又、本体1の外側全体には両蹄鉄の交突を防止する斜面
16が形成されている。
特に本実施例においては、本体1の両側部8及び両尾部
11にある前記第一接地壁12に加えて、本体1の両尾部11
にのみ第二接地壁14を設けたので、この両接地壁12,14
間に土が詰まりにくくなってグリップ力の低下が少なく
なり、走行時のすべりを防止することができる。
又、走行時両尾部11が最初に地面に接触するとき、この
両接地壁12,14が支えとなって力を受け、荷重が尾部11
の内外両側に平均して加わる。従って、この両尾部11が
反りにくくなるばかりではなく、第一接地壁12のみがあ
る両側部8に力が加わっても、尾部11の両接地壁12,14
が支えとなって両側部8も反りにくくなる。すなわち、
両接地壁12,14により衝撃を分散し、本体1に反りを与
える力を減少させる。装蹄時には殴打力が加わるが、こ
の場合も同様に反りを防止できる。
一方、接地鋼片3を嵌着する嵌着溝4が走行時や装蹄時
に摩耗及び変形して広がっても、嵌着溝4内の連結部6
は嵌着溝4の両内面間の連結を保持するので、接地鋼片
3はこの連結部6により常に係止され、嵌着溝4から抜
け落ちることなく確実に嵌着される。
なお、第一接地壁12を両側部8及び両尾部11の内側に突
設するとともに、第二接地壁14を両尾部11の外側に突設
してもよい。又、本体1はダイカスト成形してもよい。
さらに、第二実施例として第6図に示す後足用の蹄鉄も
前記第一実施例と同様な構造にしてもよい。この第二実
施例では、長溝9の端部9aが尾部11に至る途中で終って
いる。従って、尾部11の両接地壁12,14がつぶれるのを
防止できる。
考案の効果 本考案の蹄鉄によれば、グリップ力の低下を少なくして
走行時のすべりを防止するとともに、走行時や装蹄時に
おける本体1の反りを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1〜5図は前足用の蹄鉄に具体化した第一実施例を示
し、第1図は同蹄鉄を示す斜視図、第2図は同じく平面
図、第3図は第2図のX−X線拡大断面図、第4図は第
2図のY−Y線拡大断面図、第5図は第2図のZ−Z線
拡大断面図、第6図は後足用の蹄鉄に具体化した第二実
施例を示す平面図である。 1……本体、2……頭部、3……接地鋼片、4……嵌着
溝、5……貫通孔、6……連結部、8……側部、10……
釘孔、11……尾部、12……第一接地壁、14……第二接地
壁。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】馬蹄形をなすように略U字に湾曲する軽合
    金製の本体(1)に接地鋼片(3)を本体(1)の長手
    方向に沿って嵌着して同鋼片(3)を露出させ、同本体
    (1)の両側部(8)に釘孔(10)を本体(1)の長手
    方向に沿って並設した蹄鉄において、 本体(1)の両側部(8)及び両尾部(11)には釘孔
    (10)の内外両側のうち一方の側で第一接地壁(12)を
    本体(1)の長手方向に沿って突設し、本体(1)の両
    尾部(11)にはこの第一接地壁(12)との間で凹状をな
    すように第二接地壁(14)を第一接地壁(12)と略同一
    高さ(H)で突設したことを特徴とする蹄鉄の接地面構
    造。
JP6437489U 1989-05-31 1989-05-31 蹄鉄の接地面構造 Expired - Lifetime JPH0644387Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPH035373U JPH035373U (ja) 1991-01-18
JPH0644387Y2 true JPH0644387Y2 (ja) 1994-11-16

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