JPH064420B2 - モ−タ駆動式パワ−ステアリング制御装置 - Google Patents

モ−タ駆動式パワ−ステアリング制御装置

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JPH064420B2
JPH064420B2 JP10005986A JP10005986A JPH064420B2 JP H064420 B2 JPH064420 B2 JP H064420B2 JP 10005986 A JP10005986 A JP 10005986A JP 10005986 A JP10005986 A JP 10005986A JP H064420 B2 JPH064420 B2 JP H064420B2
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光晴 森下
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、自動車の舵取り装置をモータの回転力で補
助負荷付勢するモータ駆動式パワーステアリング装置に
関し、特に車速センサ故障等に対して高信頼性でフェー
ルセーフを行い安全性を確保すると共に、小形化を実現
したモータ駆動式パワーステアリング装置に関するもの
である。
〔従来の技術〕
従来この種のモータ駆動式パワーステアリング装置は、
モータの電流制御をパワートランジスタによるチョッパ
制御が一般的である。
〔発明が解決しようとする問題点〕 しかしながら、パワートランジスタによりチョッパ制御
による場合には、パワートランジスタがショート故障す
る確率が高く、この場合、補助負荷付勢の目的のモータ
が無制御となって勝手に右または左に回転することとな
り危険である。
また、モータの制御方法などでもモータ自身の特性とし
て、およそ無負荷電流に相当する電流まではモータの外
部出力として回転トルクを取り出すことはできず、この
無負荷電流に相当する電流を考慮しない制御では、応答
性や直線性が悪くなる欠点を有していた。
この発明は、かかる問題点を解決するためになされたも
ので、パワーステアリング機能に重大に関与する車速セ
ンサの異常時や電源配線の断線時でも、マニアルステア
リングとなって危険性が少なく、しかも放熱用ヒートシ
ンクやモータの小形化が可能になるとともに、車速増加
時にマニアルとステアリングへの切換時の機械的ショッ
クを軽減できるモータ駆動式パワーステアリング装置を
得ることを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
この発明に係るモータ駆動式パワーステアリング装置
は、DCモータと電磁クラッチへの電源供給ラインの途
中に常開接点を有するフェールセーフリレーを挿入し、
少なくとも車速センサからの入力信号に異常がある場合
に常開接点を開放すると共に、フェールセーフリレーを
コントロールユニット内に一体化したものである。
〔作用〕
この発明においては、車速センサの異常時や電源配線の
断線などにおいては、フェールセーフリレーが消勢され
てその常開接点が開放され、電磁クラッチおよびDCモ
ータへの給電を断ち、DCモータおよび電磁クラッチの
作動を停止させる。
〔実施例〕
以下、この発明のモータ駆動式パワーステアリング装置
の実施例について図面に基づき説明する。第1図はその
一実施例の全体の構成を示す図である。この第1図にお
いて、1は運転者の操舵回転力を受けるハンドルであ
る。
このハンドル1に第1のステアリングシャフト2aを介
してトルクセンサ3が連結されている。トルクセンサ3
はハンドル1に加えられた回転力に応じて電気信号を出
力してコントロールユニット9に送出するようになって
いる。
トルクセンサ3は第2のステアリングシャフト2bを介
して第1のユニバーサルジョイント4aに連結されてい
る。この第1のユニバーサルジョイント4aは第3のス
テアリングシャフト2cを介して第2のユニバーサルジ
ョイント4bに連結され、この第2のユニバーサルジョ
イント4bに第1のピニオン軸5が連結されている。
6はラック軸である。このラック軸6は両端に、同時加
工または別々に加工された第1、第2の歯部6a,6b
を有している。第1の歯部6aには第1のピニオン軸5
が噛合しており、第2の歯部6bには第2のピニオン軸
17が噛合している。
ラック軸6の両端はそれぞれダイロット7a,7bを介
してボールジョイント8a,8bに連結されている。
一方、上記コントロールユニット9を介してバッテリ1
1の電力がDCモータ13と電磁クラッチ16に供給す
るようになっている。また、コントロールユニット9は
キースイッチ12を介してバッテリ11の正極に接続さ
れている。バッテリ11の負極はアースされている。コ
ントロールユニット9には車速センサ10の出力信号も
入力されるようになっている。
上記DCモータ13は分巻または永久磁石を有してお
り、このDCモータ13の出力軸と同一または連結によ
りウォーム軸14が形成されている。このウォーム軸は
減速機の高速側を形成している。
このウォーム軸14にウォームホイル軸15が噛合する
ようになっている。このウォームホイル軸15と第2の
ピニオン軸17の間の機械的な連結、離脱を電磁クラッ
チ16で行うようになっている。電磁クラッチ16のこ
の動作はコントロールユニット9により制御するように
なっている。
次に、第2図は上記コントロールユニット9の内部構成
を詳細に説明したものである。この第2図において、9
1はフェールセーフリレーであり、駆動コイル901a、常
開接点901bを有している。駆動コイル901aの一端はキー
スイッチ12を介してバッテリ11の正極に接続されて
おり、他端はフェールセーフリレー駆動回路102の出
力端に接続されている。
また、常開接点901bはバッテリ11の正極にヒューズ1
8を介して接続され、かつパワーMOSFETユニット92の
一方の入力端および電磁クラッチ16に接続されてい
る。
このパワーMOSFETユニット92は4個のNチャンネル型
のパワーMOSFET92a〜92dをブリッジ接続して構成
されている。パワーMOSFETユニット92の他方の入力端
は抵抗93を介してアースされ、パワーMOSFETユニット
92の出力端はDCモータ13に接続されている。
パワーMOSFETユニット92は、ヒューズ18、フェール
セーフリレー91の常開接点901bを介して電源供給さ
れ、上記DCモータ13の断続と極性の切替を行うもの
である。
上記抵抗93はモータ電流検出用シャフト抵抗であり、
その一端はモータ電流検出回路107の入力端に接続さ
れている。モータ電流検出回路107は抵抗93に流れ
る電流によって発生する電圧降下を増幅するものであ
る。このモータ電流検出回路107の出力端はコンパレ
ータ94の反転入力端に接続されている。
一方、上記トルクセンサ3の出力は操舵トルク信号入力
回路99を通してマイクロコンピュータ101に入力さ
れるようになっている。また、車速センサ10の出力も
車速信号入力回路100を経てマイクロコンピュータ1
01に入力されるようになっている。
マイクロコンピュータ101には、マイクロコンピュー
タの電源回路98から動作電圧が印加されており、この
マイクロコンピュータ電源回路98の入力端はキースイ
ッチ12を介してバッテリ11の正極に接続されてい
る。
マイクロコンピュータ101からフェールセーフリレー
駆動回路102、右方向モータ駆動回路103、左方向
モータ駆動回路104、モータ電流指令回路105、電
磁クラッチ駆動回路106に出力を送出するようになっ
ている。
右方向モータ駆動回路103、左方向モータ駆動回路1
04の各出力端はAND回路95,96の第1入力端に
接続されている。
モータ電流指令回路105の出力端はコンパレータ94
の非反転入力端に接続されており、このコンパレータ9
4の出力端はAND回路95,96の各第2入力端に接
続されている。
一方、ゲート電源回路97はパワーMOSFETユニット92
の(+)側のパワーMOSFET92a,92cのゲート電源と
し、バッテリ11の電圧よりもゲート電圧だけ高い電圧
か、またはバッテリ11の電圧とほぼ同等の電圧でも、
出力が電気的に絶縁されたゲート電圧を出力するもので
ある。
上記操舵トルク信号入力回路99はトルクセンサ3の操
舵トルク信号の入力インターフェイス回路を形成するも
のであり、また上記車速信号入力回路100は車速セン
サ10の車速信号入力インターフェイス回路を形成す
る。
フェールセーフリレー駆動回路102はトルクセンサ3
や車速センサ10の信号によりマイクロコンピュータ1
01により演算した結果として、異常状態でないと判断
されたときにフェールセーフリレー91の駆動コイル90
1aの他端を駆動し、常開接点901bを閉成するものであ
る。
右方向モータ駆動回路103は操舵トルク信号を入力と
するマイクロコンピュータ101の演算結果により、上
記DCモータ13の回転方向を右方向に駆動指令する信
号を出力する。
左方向モータ駆動回路104は右方向モータ駆動回路1
03とは逆にDCモータ13の回転方向を左方向に駆動
指令する信号を出力する。
モータ電流指令回路105は上記操舵トルク信号と車速
信号からマイクロコンピュータ101での演算結果をデ
ィジタル・アナログ変換してDCモータ13の指令電流
値に相当するアナログ電圧を出力する。
コンパレータ94は上記モータ電流指令回路105の出
力する指令電流電圧と上記モータ電流検出回路107の
出力するモータ電流相当の電圧を比較して指令電流電圧
がモータ電流電圧よりも高いとき「H」を出力する。
AND回路95はコンパレータ94の出力と、上記右方
向モータ駆動回路103の出力を入力とし、上記パワー
MOSFETユニット92にモータ右方向駆動信号を出力す
る。
AND回路96は上記コンパレータ94の出力と上記左
方向モータ駆動回路104の出力を入力とし、パワーMO
SFETユニット92にモータ左方向駆動信号を出力する。
次に、この発明の動作を説明する。まず、第1図および
第2図において、エンジンの始動に際してキースイッチ
12をオンすると、バッテリ11からキースイッチ12
を介してマイクロコンピュータ電源回路98およびゲー
ト電源回路97に電源が供給され、マイクロコンピュー
タ101は作動を開始するとともに、ゲート電源回路9
7からパワーMOSFETユニット92のパワーMOSFET92
a,92cにゲート電源が供給される。
マイクロコンピュータ101が作動を開始すると、トル
クセンサ3からの操舵トルク信号と車速センサ10から
の車速信号を入力インターフェイス回路を形成する操舵
トルク信号入力回路99と車速信号入力回路100を介
して取り込み、演算した結果、トルクセンサ3、車速セ
ンサ10が異常でないと判断されると、フェールセーフ
リレー駆動回路102に対しフェールセーフリレー91
の駆動コイル901aをオンするよう指示する。
したがって、常開接点901bは閉成しバッテリ11からヒ
ューズ18、常開接点901bを介してパワーMOSFETユニッ
ト92に電源が供給される。
また、電磁クラッチ駆動回路106もオンの指示が出る
まで、バッテリ11からヒューズ18、常開接点901b、
電磁クラッチ16、電磁クラッチ駆動回路106を介し
て電磁クラッチ16に電流が流れ、電磁クラッチは作動
し、ウォームホイル軸15と第2のピニオン軸17は機
械的に連結される。
しかしながら、この状態では、図示されない運転者によ
ってハンドル1が転舵されていないとすると、トルクセ
ンサ3は操舵トルクがない信号(操舵トルクが右でも左
でもない中立位置であるという信号)を出力しているの
で、マイクロコンピュータ101の演算結果は右方向モ
ータ駆動回路103および左方向モータ駆動回路104
に対し、どちらも非駆動指示となり、モータ電流指令回
路105に対してはモータ電流零の指示が示される。
したがって、パワーMOSFETユニット92はDCモータ1
3に対し、電流を流さない状態でハンドル1は補助負荷
付勢されない状態にある。
次に、この状態でハンドル1を図示しない運転者が右
(または左)に転舵すると、ステアリングシャフト2a
を介してトルクセンサ3に操舵トルクが伝達され、この
トルクセンサ3は右(または左)方向に操舵トルクに比
例した電気信号を発生するとともに、上記操舵トルクは
第2のステアリングシャフト2b、第1のユニバーサル
ジョイント4a、ステアリングシャフト2c、第2のユ
ニバーサルジョイント4b、第1のピニオン軸5を介し
てラック軸6の第1の歯部6aに伝達され、回転運動が
直線運動に変換される。
一方、上記トルクセンサ3の電気信号出力は、コントロ
ールユニット9の操舵トルク信号入力回路99を介して
マイクロコンピュータ101に入力される。
また、車速センサ10の出力する電気信号もコントロー
ルユニット9の車速信号入力回路100を介してマイク
ロコンピュータ101に入力される。上記操舵トルクと
車速信号からマイクロコンピュータ101は演算し、右
方向モータ駆動回路103(または左方向モータ駆動回
路104)に駆動信号を出力し、右方向モータ駆動回路
103(または左方向モータ駆動回路104)は「H」
信号を出力するとともに、モータ電流相当のディジタル
信号をモータ電流指令回路105に出力する。
このモータ電流指令回路105は上記ディジタル信号を
内蔵のディジタル・アナログ変換器でアナログ信号に変
換して、コンパレータ94の非反転側入力端に出力す
る。
このとき、DCモータ13には電流が流れていないの
で、抵抗93には電位差がなく、モータ電流検出回路1
07は出力が零となっている。
したがって、コンパレータ94の出力は「H」となり、
右方向モータ駆動回路103(または左方向モータ駆動
回路104)の出力「H」と上記コンパレータ94の出
力「H」を入力とするAND回路95(またはAND回
路96)は「H」を出力し、パワーMOSFETユニット92
にDCモータ13を右方向(または左方向)に回転さす
方向にパワーMOSFET92a,92d(またはパワーMOSF
ET92c,92b)を導通させる。
これにより、バッテリ11からヒューズ18、常開接点
901b、パワーMOSFET92a(またはパワーMOSFET92
c)、DCモータ13、パワーMOSFET92d(またはパ
ワーMOSFET92b)、抵抗93の回路でDCモータ13
に電圧が印加され、モータ電流が流れる。
このモータ電流によって、抵抗93に電位差が生じ、こ
の電位差をモータ電流検出回路107で増幅して、コン
パレータ94の反転側入力端にフィードバックされる。
このフィードバックされた電圧がモータ電流指令回路1
05の出力する電圧を越えると、コンパレータ94の出
力は「L」となり、AND回路95(またはAND回路
96)は出力が「L」となり、パワーMOSFET92a(ま
たはパワーMOSFET92c)か、パワーMOSFET92d(ま
たはパワーMOSFET92b)のいずれかを遮断する。
以上の動作を繰り返してDCモータ13の電流をマイク
ロコンピュータ101の指令する電流に制御する。この
制御された電流に応じてDCモータ13は回転数に関係
なくほぼ比例的なトルクを発生する。
このDCモータ13の発生するトルクはウォーム軸14
とウォームホイル軸15で減速され、電磁クラッチ16
を介してピニオン軸17に伝達された後、ラック軸6の
第2の歯部6bに伝達され、回転運動が直線運動に変換
される。
この直線運動に変換された力は上記ハンドル1に加えら
れた運転者の操舵トルクを直線運動に変換したトルクの
方向と一致するように設定しているので、補助負荷付勢
したこととなり、トルクセンサ3にかかるトルクを減少
する方向に働き、トルクセンサ3の出力を減少さすとと
もに運転者の操舵トルクを軽くするのである。
この状態で車速を上昇したときに、操舵トルクに対する
モータ電流の特性を第3図に示している。車速の増加と
ともにトルク対電流の比率を減少するように制御してい
る。
また、第4図は車速に対する操舵トルクパラメータのモ
ータ電流特性と電磁クラッチ作動範囲の関係を指示した
図であり、車速の増加とともに電流を減少するように制
御するが、零にはせず、ある程度(20〜80%)以下
には下げず、電磁クラッチ16の作動範囲よりも広い範
囲でDCモータ13を駆動することにより、電磁クラッ
チ16のオン/オフ時の機械的ショックを軽減してい
る。
尚、この発明によれば、フェールセーフリレー9が、正
常時に付勢される駆動コイル901aと常開接点901
bとから構成されているので、駆動コイル901aが付
勢されない限りは常開接点901bが閉成されず、フェ
ールセーフ機能の信頼性が向上する。例えば、フェール
セーフリレー9の駆動配線部が断線した場合には、常開
接点901bは確実にオフとなり、常開接点901bが
オン故障する可能性が極めて小さく、システム上常に安
全側となる。
又、フェールセーフリレー9がコントロールユニット9
内に一体化されているので、小形化が容易に実現すると
共に配線が簡略化され、配線部の断線等の可能性は更に
減少する。
又、周知のように、パワーステアリングにおいて車速セ
ンサ10が異常となった場合は、ハンドル1が不要に軽
くなってしまい危険であるが、この発明によれば、フェ
ールセーフリレー9を介して直ちにアシストが遮断され
るので、安全性が確保される。
〔発明の効果〕
この発明は以上説明したとおり、DCモータおよび電磁
クラッチへの電源供給ラインの途中に常開接点を有する
フェールセーフリレーを挿入するようにしたので、車速
センサの異常時や電源配線の断線時などには電磁クラッ
チもDCモータも駆動されないので、マニュアルステア
リングのままとなり危険が少ない。
また、フェールセーフリレー91をコントロールユニッ
ト9と一体化すると共に、DCモータの切替用および電
流制限チョッパ用パワー素子としてMOSFETを用いている
ので、パワーMOSFET部の電圧降下が少く、電力損失が少
なく、放熱用ヒートシンクの小形化やモータの小形化な
どが可能となる。
さらに、車速に対するモータ電流を減少する制御特性で
モータ電流を無負荷電流以下に減少しないとともに、電
磁クラッチの作動範囲よりも広い範囲モータ電流を制御
することによって車速増加時にマニュアルステアリング
への切替時の機械的ショックを軽減できる。
また、上記モータ電流制御範囲を電磁クラッチの作動範
囲より広くとる替わりに、電磁クラッチが切れてからタ
イマで遅らせてモータ制御を停止するように制御しても
同様の効果となる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明のモータ駆動式パワーステアリング装
置の一実施例の構成を示す概略図、第2図は第1図のモ
ータ駆動式パワーステアリング装置におけるコントロー
ルユニット内部の詳細な構成を示すブロック図、第3図
は同上モータ駆動式パワーステアリング装置の動作を説
明するための操舵トルクに対するモータ電流の特性図、
第4図は同上モータ駆動式パワーステアリング装置の動
作を説明するための車速に対する操舵トルクパラメータ
のモータ電流特性と電磁クラッチ作動範囲の関係を示す
図である。 1…ハンドル、3…トルクセンサ、5…第1のピニオン
軸、6…ラック軸、9…コントロールユニット、91…
フェールセーフリレー、901a…駆動コイル、901b…常開
接点、92…パワーMOSFETユニット、93…抵抗、94
…コンパレータ、95,96…AND回路、99…操舵
トルク信号入力回路、100…車速信号入力回路、10
1…マイクロコンピュータ、102…フェールセーフリ
レー駆動回路、103…右方向モータ駆動回路、104
…左方向モータ駆動回路、105…モータ電流指令回
路、106…電磁クラッチ駆動回路、10…車速セン
サ、11…バッテリ。 なお、図中同一符号は同一または相当部分を示す。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車速を検出する車速センサと、 ハンドルの回転力を検出するトルクセンサと、 前記ハンドルの回転力に対して操舵補助力を発生するD
    Cモータと、 前記DCモータの出力を操舵補助力として結合及び離脱
    する電磁クラッチと、 前記DCモータの前記電磁クラッチとの間に挿入された
    減速機と、 前記車速センサ及び前記トルクセンサの各信号を入力と
    し、車載のバッテリを電源として、前記DCモータのモ
    ータ電流を制御すると共に、前記電磁クラッチの結合及
    び離脱を制御するコントロールユニットとを備え、 前記コントロールユニットは、 前記トルクセンサ及び前記車速センサからの入力信号か
    ら所定の演算を行うマイクロコンピュータと、 前記バッテリから前記DCモータ及び前記電磁クラッチ
    への電源供給ラインに挿入された常開接点と、少なくと
    も前記車速センサからの入力信号に異常がある場合に消
    勢されて前記常開接点を開放する駆動コイルとを有する
    フェールセーフリレーと、 前記DCモータの断続及び極性切替えを行うパワーMO
    SFETユニットと、 前記マイクロコンピュータの演算結果に異常がない場合
    に前記フェールセーフリレーの駆動コイルを付勢するフ
    ェールセーフリレー駆動回路と、 前記ハンドルが右方向又は左方向に転舵された場合に、
    これに応じた前記トルクセンサの出力及び前記車速セン
    サの出力から前記マイクロコンピュータの演算結果に基
    づき右方向又は左方向のモータ駆動信号を出力する右方
    向モータ駆動回路及び左方向モータ駆動回路と、 前記右方向又は左方向のモータ駆動信号の出力と同時に
    前記マイクロコンピュータの演算結果に基づき前記モー
    タ電流指令値に相当するディジタル信号を出力するモー
    タ電流指令回路と、 前記パワーMOSFETユニットを通して流れる前記モ
    ータ電流を検出するモータ電流検出回路と、 前記モータ電流と前記モータ電流指令値とを比較して前
    記モータ電流指令値の方が大きい場合に出力信号を生成
    するコンパレータと、 前記コンパレータの出力信号と前記右方向及び左方向の
    モータ駆動信号の各々との論理積をとって前記DCモー
    タが右方向又は左方向に回転するように前記パワーMO
    SFETユニットを通電させる論理回路と、 前記フェールセーフリレーの常開接点の閉成時に前記マ
    イクロコンピュータの出力により前記電磁クラッチの通
    電指令を示す電磁クラッチ駆動回路と を備えたことを特徴とするモータ駆動式パワーステアリ
    ング装置。
  2. 【請求項2】前記コントロールユニットは、前記トルク
    センサの出力がほぼ零に近い場合においても、前記DC
    モータの無負荷電流値に近い値のモータ電流を流し、前
    記DCモータのトルク不足に伴う引っかかりを減少させ
    たことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載のモータ
    駆動式パワーステアリング装置。
  3. 【請求項3】前記コントロールユニットは、前記車速の
    増加と共に前記操舵補助力を減少させ、前記操舵補助力
    が零となる車速においても、前記DCモータの無負荷電
    流以下に設定しないと共に、前記電磁クラッチを遮断す
    る車速よりも、前記無負荷電流相当電流を遮断する車速
    を高い値に設定したことを特徴とする特許請求の範囲第
    1項記載のモータ駆動式パワーステアリング装置。
  4. 【請求項4】前記コントロールユニットは、前記電磁ク
    ラッチに対する印加電圧を遮断した後、前記電磁クラッ
    チが機械的に離脱するのに要する時間以上経過後に前記
    モータ電流を遮断することを特徴とする特許請求の範囲
    第1項記載のモータ駆動式パワーステアリング装置。
JP10005986A 1986-04-29 1986-04-29 モ−タ駆動式パワ−ステアリング制御装置 Expired - Lifetime JPH064420B2 (ja)

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