JPH0644111A - 要求されたサービス・クラスに基づいて記憶割り当てを行なうデータ記憶管理システムおよび方法 - Google Patents
要求されたサービス・クラスに基づいて記憶割り当てを行なうデータ記憶管理システムおよび方法Info
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- JPH0644111A JPH0644111A JP4141626A JP14162692A JPH0644111A JP H0644111 A JPH0644111 A JP H0644111A JP 4141626 A JP4141626 A JP 4141626A JP 14162692 A JP14162692 A JP 14162692A JP H0644111 A JPH0644111 A JP H0644111A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 データ記憶管理用のファイル・システムの改
善 【構成】 上記ファイル・システムには多数の異種のデ
ータ記憶装置があり、その含む管理プログラムにはデー
タ記憶装置の動作特性を表す一組のサービス属性が定義
され、一つのサービス・クラス・テーブルには、各異種
記憶装置を表すサービス属性を明示するデータが格納さ
れている。コンピュータ・システムにデータ記憶装置が
増設される際には、管理プログラムは関係データを該テ
ーブルに追加する。記憶装置選択プログラムは、一組の
サービス属性を指定するファイル割り当て要求に応答し
て、その指定されたサービス属性をサービス・クラス・
テーブルに格納されたデータと比較することにより、予
め定めたサービス属性照合基準に従い、データ記憶装置
の一つを選択する。サービス属性には、基本サービス属
性と付加サービス属性とがあり得る。
善 【構成】 上記ファイル・システムには多数の異種のデ
ータ記憶装置があり、その含む管理プログラムにはデー
タ記憶装置の動作特性を表す一組のサービス属性が定義
され、一つのサービス・クラス・テーブルには、各異種
記憶装置を表すサービス属性を明示するデータが格納さ
れている。コンピュータ・システムにデータ記憶装置が
増設される際には、管理プログラムは関係データを該テ
ーブルに追加する。記憶装置選択プログラムは、一組の
サービス属性を指定するファイル割り当て要求に応答し
て、その指定されたサービス属性をサービス・クラス・
テーブルに格納されたデータと比較することにより、予
め定めたサービス属性照合基準に従い、データ記憶装置
の一つを選択する。サービス属性には、基本サービス属
性と付加サービス属性とがあり得る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一般に、多数の異種記
憶装置<data storage devices>を有するコンピュータ・
システムにおけるデータ記憶管理<data storage manage
ment> に関連し、特にある指定したファイルを記憶する
ためどの記憶装置を使用すべきかを自動的に決定するた
めの方法とシステムに関連するものである。
憶装置<data storage devices>を有するコンピュータ・
システムにおけるデータ記憶管理<data storage manage
ment> に関連し、特にある指定したファイルを記憶する
ためどの記憶装置を使用すべきかを自動的に決定するた
めの方法とシステムに関連するものである。
【0002】〔本発明の背景〕大規模な商用コンピュー
タ・システム(しばしばデータ・センターと呼ばれる)
は、通常多種類のデータ記憶装置を有する。これらのデ
ータ記憶装置には、固体ディスク(RAMディスク) 、安価
で低速な磁気ディスク、高価で高速な磁気ディスク、磁
気ストライプ・ディスク、シャドウ型ディスク<shadowe
d disk> 、光ディスク、テープ駆動機構、その他が含ま
れる。
タ・システム(しばしばデータ・センターと呼ばれる)
は、通常多種類のデータ記憶装置を有する。これらのデ
ータ記憶装置には、固体ディスク(RAMディスク) 、安価
で低速な磁気ディスク、高価で高速な磁気ディスク、磁
気ストライプ・ディスク、シャドウ型ディスク<shadowe
d disk> 、光ディスク、テープ駆動機構、その他が含ま
れる。
【0003】多種類の記憶装置を備えたデータ・センタ
ーでは高度な記憶管理の方法が必要になる。更に、利用
者と応用開発業者たちは、彼らのファイルをどこに格納
するかについて聡明な意志決定を迫られる。換言すれ
ば、彼らは生成したファイルに最適なのはどの型の記憶
装置かを決定せねばならない。
ーでは高度な記憶管理の方法が必要になる。更に、利用
者と応用開発業者たちは、彼らのファイルをどこに格納
するかについて聡明な意志決定を迫られる。換言すれ
ば、彼らは生成したファイルに最適なのはどの型の記憶
装置かを決定せねばならない。
【0004】
【従来の技術】多くの記憶管理システムは、当該コンピ
ュータ・システムの使用するファイル・システムおよび
オペレーティング・システムの最上位に構築される。多
くの場合、記憶管理システムは、特定の型の記憶装置を
定義または支援し、傘下のファイル・システムは、これ
を指定装置上に指定ファイルを搭載するだけの記憶サー
バー<storage server>として使用している。
ュータ・システムの使用するファイル・システムおよび
オペレーティング・システムの最上位に構築される。多
くの場合、記憶管理システムは、特定の型の記憶装置を
定義または支援し、傘下のファイル・システムは、これ
を指定装置上に指定ファイルを搭載するだけの記憶サー
バー<storage server>として使用している。
【0005】例えば、現行のUNIXベースのシステム
においては、各ファイル・システムは単一のディスク
(または論理上の記憶ボリューム)と関連づけられてい
る。ある応用プログラムは、特定の型のディスク(例え
ばシャドウ・セット)上でファイルを生成する必要が生
じると、それに応じたファイル・システムを選択せねば
ならない。実際、その応用プログラムによってファイル
に付与された名前は、そのファイルの割り当てられたデ
ィスクを意味している。
においては、各ファイル・システムは単一のディスク
(または論理上の記憶ボリューム)と関連づけられてい
る。ある応用プログラムは、特定の型のディスク(例え
ばシャドウ・セット)上でファイルを生成する必要が生
じると、それに応じたファイル・システムを選択せねば
ならない。実際、その応用プログラムによってファイル
に付与された名前は、そのファイルの割り当てられたデ
ィスクを意味している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は既存技術によ
るファイル・システムを改善し、ファイル・システムが
記憶管理ソフトウェアと対話するのみでなく、ある程度
それ自体で記憶管理機能を実行できる能力を持たせよう
とするものである。利用できるデータ記憶装置を「サー
ビス・クラス」に分割するという概念を使用して、本発
明は、新規に生成されたファイル(およびその後の更
新、追加)に対して、指定したサービス・クラスに基づ
きデータ記憶スペースを割り当てる一般的な仕組みを供
給し、こうして利用者と応用プログラムにとっては、各
新規ファイルを記憶するのに、特定のデータ記憶装置を
選択・指定する必要がないようにするのである。
るファイル・システムを改善し、ファイル・システムが
記憶管理ソフトウェアと対話するのみでなく、ある程度
それ自体で記憶管理機能を実行できる能力を持たせよう
とするものである。利用できるデータ記憶装置を「サー
ビス・クラス」に分割するという概念を使用して、本発
明は、新規に生成されたファイル(およびその後の更
新、追加)に対して、指定したサービス・クラスに基づ
きデータ記憶スペースを割り当てる一般的な仕組みを供
給し、こうして利用者と応用プログラムにとっては、各
新規ファイルを記憶するのに、特定のデータ記憶装置を
選択・指定する必要がないようにするのである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の大体の形は請求
項1.に述べた通りである。その一つの望ましい実施例
によって、多数の異種データ記憶装置を有するコンピュ
ータ・システムで用いるための、ファイル・システム記
憶選択方法の改善が明らかにされる。各データ記憶装置
には、その装置の動作属性に基づいて「サービス・クラ
ス」が付与される。通常、サービス・クラス相互を区別
するため使用される、サービスまたは動作属性<service
or operational attributes> は、アクセス速度、装置
の信頼度、可用性<availability>、その他に基づいてい
る。
項1.に述べた通りである。その一つの望ましい実施例
によって、多数の異種データ記憶装置を有するコンピュ
ータ・システムで用いるための、ファイル・システム記
憶選択方法の改善が明らかにされる。各データ記憶装置
には、その装置の動作属性に基づいて「サービス・クラ
ス」が付与される。通常、サービス・クラス相互を区別
するため使用される、サービスまたは動作属性<service
or operational attributes> は、アクセス速度、装置
の信頼度、可用性<availability>、その他に基づいてい
る。
【0008】応用プログラムおよび利用者は、新規ファ
イルを蓄積したい場合、特定の物理的または論理上のボ
リュームを指定する代わりに、データ記憶サービス・ク
ラスを指定する。ファイル・システムは、指定されたサ
ービス・クラスをデータ記憶諸装置に付与されたサービ
ス・クラスと比較した後、要求サービス・レベルの実現
可能なデータ記憶装置のうちのどれか一つの上に、その
新規ファイル用のスペースを割り当てる。
イルを蓄積したい場合、特定の物理的または論理上のボ
リュームを指定する代わりに、データ記憶サービス・ク
ラスを指定する。ファイル・システムは、指定されたサ
ービス・クラスをデータ記憶諸装置に付与されたサービ
ス・クラスと比較した後、要求サービス・レベルの実現
可能なデータ記憶装置のうちのどれか一つの上に、その
新規ファイル用のスペースを割り当てる。
【0009】
【実施例】本発明のその他の目的と特徴は、以下に述べ
る実施例と追加の請求項に後記の図1ないし図6を組み
合わせることにより、一層容易に説明できる。
る実施例と追加の請求項に後記の図1ないし図6を組み
合わせることにより、一層容易に説明できる。
【0010】図1を参照すると、コンピュータ・システ
ム100 が示され、その中には中央処理ユニット102 があ
り、これがシステム・バス<system bus>104 を介して二
次記憶<secondary memory> (例えば磁気ディスク装置 1
06−110)、一次記憶<primarymemory>112 (すなわち高
速、ランダム・アクセス・メモリ)、仮想記憶管理部<v
irtual memory manager>114 、および単数か複数のユー
ザー・インタフェイス120 に接続されている。一次記憶
112 には、現在実行中の応用プログラム<application p
rogram>122のほか、オペレーティング・システム・ソフ
トウェアとして、このコンピュータのファイル・マネジ
ャー124 (ファイル・システムとも呼ぶ)、データ記憶
管理プログラム<data storage management program>12
6、およびこれらと結合するデータ構造<data structure
s>130などが格納されている。
ム100 が示され、その中には中央処理ユニット102 があ
り、これがシステム・バス<system bus>104 を介して二
次記憶<secondary memory> (例えば磁気ディスク装置 1
06−110)、一次記憶<primarymemory>112 (すなわち高
速、ランダム・アクセス・メモリ)、仮想記憶管理部<v
irtual memory manager>114 、および単数か複数のユー
ザー・インタフェイス120 に接続されている。一次記憶
112 には、現在実行中の応用プログラム<application p
rogram>122のほか、オペレーティング・システム・ソフ
トウェアとして、このコンピュータのファイル・マネジ
ャー124 (ファイル・システムとも呼ぶ)、データ記憶
管理プログラム<data storage management program>12
6、およびこれらと結合するデータ構造<data structure
s>130などが格納されている。
【0011】図2を参照すると、ファイル・システム12
4 の実行する一つの機能は、ここではサービス・クラス
・テーブルと呼ぶ一つのデータ構造130 を生成すること
である。この望ましい実施例では、サービス・クラス・
テーブル130 には、データ記憶サービスに関する数個の
異種の「クラス」がリストされている。従って各サービ
ス・クラスには、対応する一組の「サービス属性」が存
在し、これらはそのサービス・クラスに属するデータ記
憶装置により与えられるサービスの種別である。サービ
ス・クラス・テーブルの中には、同時にこのようなサー
ビス・クラスのそれぞれに対して、このコンピュータ・
システムにおいてそのサービス・クラスを支援するデー
タ記憶装置の装置リスト150 も格納されている。
4 の実行する一つの機能は、ここではサービス・クラス
・テーブルと呼ぶ一つのデータ構造130 を生成すること
である。この望ましい実施例では、サービス・クラス・
テーブル130 には、データ記憶サービスに関する数個の
異種の「クラス」がリストされている。従って各サービ
ス・クラスには、対応する一組の「サービス属性」が存
在し、これらはそのサービス・クラスに属するデータ記
憶装置により与えられるサービスの種別である。サービ
ス・クラス・テーブルの中には、同時にこのようなサー
ビス・クラスのそれぞれに対して、このコンピュータ・
システムにおいてそのサービス・クラスを支援するデー
タ記憶装置の装置リスト150 も格納されている。
【0012】図2はサービス・クラス・テーブル130 の
一例を示す。テーブル最上欄132 は現時点で定義されて
いるサービス・クラスの数を示し、この例では5であ
る。テーブルのその他の項目<entry>140−148 は各別々
のサービス・クラスを表す。各サービス・クラスは二進
数で示され、その各ビットは、サービス・クラスのサー
ビス属性とも呼ぶデータ記憶サービスの型を表してい
る。単なる一例として、図2の「サービス・クラス・テ
ーブル」130 のサービス・クラスは丁度8ビットで構成
されている。この例でサービス・クラス・ビットに付与
された意味は次に掲げる表1の通りである:
一例を示す。テーブル最上欄132 は現時点で定義されて
いるサービス・クラスの数を示し、この例では5であ
る。テーブルのその他の項目<entry>140−148 は各別々
のサービス・クラスを表す。各サービス・クラスは二進
数で示され、その各ビットは、サービス・クラスのサー
ビス属性とも呼ぶデータ記憶サービスの型を表してい
る。単なる一例として、図2の「サービス・クラス・テ
ーブル」130 のサービス・クラスは丁度8ビットで構成
されている。この例でサービス・クラス・ビットに付与
された意味は次に掲げる表1の通りである:
【表1】
【0013】サービス・クラス識別子の各ビットが
「1」に設定されることは、そのクラスのデータ記憶装
置が対応するデータ記憶サービスを提供することを意味
する。図2の例では、サービス・クラス 0000 0001 に
相当する第1のサービス・クラス項目は、アクセス時間
20ミリ秒以下のハード・ディスクを表す。格納されたリ
スト150 によれば、このサービス・クラスに対して6個
のデータ記憶装置が用意されていることが示され、これ
は本コンピュータ・システムがこのサービス・クラス対
応の記憶サービスを提供するハード・ディスク6個を有
していることを意味する。
「1」に設定されることは、そのクラスのデータ記憶装
置が対応するデータ記憶サービスを提供することを意味
する。図2の例では、サービス・クラス 0000 0001 に
相当する第1のサービス・クラス項目は、アクセス時間
20ミリ秒以下のハード・ディスクを表す。格納されたリ
スト150 によれば、このサービス・クラスに対して6個
のデータ記憶装置が用意されていることが示され、これ
は本コンピュータ・システムがこのサービス・クラス対
応の記憶サービスを提供するハード・ディスク6個を有
していることを意味する。
【0014】項目142 は、「見かけの<dummy> 」または
「隠れた<cached>」サービス項目であり、後述のように
項目146 のサービスの一部<subset>を表す。当面、この
項目142 はまだ創生されていないと仮定する。
「隠れた<cached>」サービス項目であり、後述のように
項目146 のサービスの一部<subset>を表す。当面、この
項目142 はまだ創生されていないと仮定する。
【0015】項目144 相当のサービス・クラスは 0000
0101 であり、アクセス時間20ミリ秒以下のハード・デ
ィスクで、かつ毎日のテープ・バックアップが行なわれ
ることを示す。このサービス・クラスには5個のディス
クが準備されている。
0101 であり、アクセス時間20ミリ秒以下のハード・デ
ィスクで、かつ毎日のテープ・バックアップが行なわれ
ることを示す。このサービス・クラスには5個のディス
クが準備されている。
【0016】項目146 相当のサービス・クラスは 0000
0111 であり、アクセス時間20ミリ秒以下のハードディ
スクで、毎日テープ・バックアップが行なわれ、かつシ
ャドウ・ディスクである(すなわちデータは同時に2個
のディスクに記憶される)ことを表す。このクラスには
4個のディスクが準備されている。
0111 であり、アクセス時間20ミリ秒以下のハードディ
スクで、毎日テープ・バックアップが行なわれ、かつシ
ャドウ・ディスクである(すなわちデータは同時に2個
のディスクに記憶される)ことを表す。このクラスには
4個のディスクが準備されている。
【0017】項目148 相当のサービス・クラスは 0000
1100 であり、 7×24の可用度および1個のシャドウ・
ディスクを有するハード・ディスクを表す。
1100 であり、 7×24の可用度および1個のシャドウ・
ディスクを有するハード・ディスクを表す。
【0018】〔新規サービス・クラスの創生〕図3を参
照すると、コンピュータ・システム100 に対して、 106
−110 のようなデータ記憶装置が1個増設されるごと
に、システム運営者<system administrator>がデータ記
憶管理プログラム<data storage management program>
126 を走らせ、その装置の名称とサービス・クラスとを
指定する。データ記憶管理プログラム126 は、指定され
た装置名とサービス・クラスとをパラメータとして、フ
ァイル・システム124 を呼び出す。次いでファイル・シ
ステム124 は図3に示す手続きを実行し、この新規デー
タ記憶装置のための項目をクラス・テーブル130 に追加
する。
照すると、コンピュータ・システム100 に対して、 106
−110 のようなデータ記憶装置が1個増設されるごと
に、システム運営者<system administrator>がデータ記
憶管理プログラム<data storage management program>
126 を走らせ、その装置の名称とサービス・クラスとを
指定する。データ記憶管理プログラム126 は、指定され
た装置名とサービス・クラスとをパラメータとして、フ
ァイル・システム124 を呼び出す。次いでファイル・シ
ステム124 は図3に示す手続きを実行し、この新規デー
タ記憶装置のための項目をクラス・テーブル130 に追加
する。
【0019】システム運営者は、新規に搭載されたディ
スクにより提供可能なサービス内容を知っているので、
プログラム126 にこのディスクの支援する一連のサービ
スを書き込む。既にこの一連のサービスを支援するサー
ビス・クラスがあった場合 (段階 162と164)には、新規
ディスクの識別子のみを装置リスト150 に追加する (段
階166)。この望ましい実施例においては、データ記憶管
理プログラム126 はユーザー・インタフェイスを有し、
これにより運営者は、例えば画面表示されたリストから
関連サービスを選択するなどにより、新規搭載装置のサ
ービス・クラス情報を容易に指定できる。データ記憶管
理プログラム126 は、このサービス・クラス情報を、指
定サービス対応の一連のビットを有する二進数列とし
て、ファイル・システム124 に供給する。
スクにより提供可能なサービス内容を知っているので、
プログラム126 にこのディスクの支援する一連のサービ
スを書き込む。既にこの一連のサービスを支援するサー
ビス・クラスがあった場合 (段階 162と164)には、新規
ディスクの識別子のみを装置リスト150 に追加する (段
階166)。この望ましい実施例においては、データ記憶管
理プログラム126 はユーザー・インタフェイスを有し、
これにより運営者は、例えば画面表示されたリストから
関連サービスを選択するなどにより、新規搭載装置のサ
ービス・クラス情報を容易に指定できる。データ記憶管
理プログラム126 は、このサービス・クラス情報を、指
定サービス対応の一連のビットを有する二進数列とし
て、ファイル・システム124 に供給する。
【0020】この場合、もし新規増設されたデータ記憶
装置により、システム内の他の何れのデータ記憶装置に
よっても提供されない単数または複数のサービスが可能
になるのであれば、新サービス・クラスが追加される
(段階 164と168)。例えば、本システムには従来、サー
ビスAおよびBおよびCの何れを支援するディスクも存
在していなかったとすれば、この新装置を収容するため
の新サービス・クラスを、ファイル・システム124 によ
り生成することとなる。同様に、新規に増設したディス
クがサービスCとDを支援し、一方、既存の全ディスク
がサービスCとDのほかEも支援していた場合には、こ
の新ディスクを適切に分類するような形で、新サービス
・クラスを生成することとなる。
装置により、システム内の他の何れのデータ記憶装置に
よっても提供されない単数または複数のサービスが可能
になるのであれば、新サービス・クラスが追加される
(段階 164と168)。例えば、本システムには従来、サー
ビスAおよびBおよびCの何れを支援するディスクも存
在していなかったとすれば、この新装置を収容するため
の新サービス・クラスを、ファイル・システム124 によ
り生成することとなる。同様に、新規に増設したディス
クがサービスCとDを支援し、一方、既存の全ディスク
がサービスCとDのほかEも支援していた場合には、こ
の新ディスクを適切に分類するような形で、新サービス
・クラスを生成することとなる。
【0021】〔記憶要請への応答〕図4を参照すると、
利用者または応用プログラム(以下まとめて応用側<the
application> と呼ぶ)が新ファイルを生成する場合、
応用側は使用すべき特定ディスクを直接選択することは
ない。その代わりに、応用側では、ファイル名(FN)およ
び、ディスク名は除外してサービス・クラス(SC)を指定
する。ファイル・システムは、このサービス・クラスを
応用側の必要または希望するデータ記憶サービスのリス
トであると解釈する (段階180)。ファイル・システム・
プログラムは、サービス・クラス・テーブル130 を見渡
し、要求中のサービスに適合するサービス・クラス項目
を求める (段階182)。もしあるサービス・クラスがリス
トされた一連のサービスに適合するのであれば (段階18
4)、ファイル・システムは、このサービス・クラスの装
置リスト150 が新ファイルを記憶するに十分な空きスペ
ースを有する場合、この装置リストから1個の装置を選
択する (段階186)。ファイルはこうして選択した装置に
記憶される。
利用者または応用プログラム(以下まとめて応用側<the
application> と呼ぶ)が新ファイルを生成する場合、
応用側は使用すべき特定ディスクを直接選択することは
ない。その代わりに、応用側では、ファイル名(FN)およ
び、ディスク名は除外してサービス・クラス(SC)を指定
する。ファイル・システムは、このサービス・クラスを
応用側の必要または希望するデータ記憶サービスのリス
トであると解釈する (段階180)。ファイル・システム・
プログラムは、サービス・クラス・テーブル130 を見渡
し、要求中のサービスに適合するサービス・クラス項目
を求める (段階182)。もしあるサービス・クラスがリス
トされた一連のサービスに適合するのであれば (段階18
4)、ファイル・システムは、このサービス・クラスの装
置リスト150 が新ファイルを記憶するに十分な空きスペ
ースを有する場合、この装置リストから1個の装置を選
択する (段階186)。ファイルはこうして選択した装置に
記憶される。
【0022】リストされた一連のサービスに適合するサ
ービス・クラスが存在せず (段階184)、しかし要求され
たサービスのほか他のサービスも支援するようなサービ
ス・クラス(今後上位クラス<superset class>と呼ぶ)
が存在した場合 (段階188)、ファイル・システムは新規
に1個の「見かけの」または「隠れた」項目をサービス
・クラス・テーブルに創生して、要求された一連のサー
ビスに対応させる (段階190)。例えば図2における項目
142 を見れば分かるように、これはその代替クラス<alt
ernate class> として項目146 を指定している。明らか
に、サービス・クラス 0000 0011 を要求するファイル
記憶は、サービス・クラス 0000 0111における何れか
の記憶装置に記憶スペースを割り当てることで満足され
る、というのは、選択した記憶装置は不要な他のサービ
スまで支援するため、予定より多少高価につくものの、
要求した記憶サービスのすべては提供されるからであ
る。
ービス・クラスが存在せず (段階184)、しかし要求され
たサービスのほか他のサービスも支援するようなサービ
ス・クラス(今後上位クラス<superset class>と呼ぶ)
が存在した場合 (段階188)、ファイル・システムは新規
に1個の「見かけの」または「隠れた」項目をサービス
・クラス・テーブルに創生して、要求された一連のサー
ビスに対応させる (段階190)。例えば図2における項目
142 を見れば分かるように、これはその代替クラス<alt
ernate class> として項目146 を指定している。明らか
に、サービス・クラス 0000 0011 を要求するファイル
記憶は、サービス・クラス 0000 0111における何れか
の記憶装置に記憶スペースを割り当てることで満足され
る、というのは、選択した記憶装置は不要な他のサービ
スまで支援するため、予定より多少高価につくものの、
要求した記憶サービスのすべては提供されるからであ
る。
【0023】ファイル・システムが従来存在しなかった
サービス・クラスでのファイル記憶要求を受ける度ごと
に、その要求クラスの上位クラスが存在するならば、新
規の「隠れた」サービス・クラス項目が創生される。こ
の隠れたサービス・クラスへの要求がある場合は常に、
上位クラス所属のデータ記憶装置が、記憶スペースの割
り当ての用に供される。サービス・クラス・テーブル13
0 に隠れたサービス・クラス項目を設けることとした理
由は、これと同一クラスに対してかなりの数の他の要求
があるだろうから、隠れたサービス・クラスをテーブル
130 に追加しておけば、隠れたクラスが必要になる都
度、上位クラスを探す手間が省けて性能向上が期待でき
るというにある。
サービス・クラスでのファイル記憶要求を受ける度ごと
に、その要求クラスの上位クラスが存在するならば、新
規の「隠れた」サービス・クラス項目が創生される。こ
の隠れたサービス・クラスへの要求がある場合は常に、
上位クラス所属のデータ記憶装置が、記憶スペースの割
り当ての用に供される。サービス・クラス・テーブル13
0 に隠れたサービス・クラス項目を設けることとした理
由は、これと同一クラスに対してかなりの数の他の要求
があるだろうから、隠れたサービス・クラスをテーブル
130 に追加しておけば、隠れたクラスが必要になる都
度、上位クラスを探す手間が省けて性能向上が期待でき
るというにある。
【0024】この望ましい実施例においては、隠れたク
ラス自体を代替クラスとして用いることはできないこと
としている。その理由は、隠れたクラスが長い連鎖を生
じてその連鎖の走査にオーバーヘッドを食われる、とい
う事態を回避するためである。
ラス自体を代替クラスとして用いることはできないこと
としている。その理由は、隠れたクラスが長い連鎖を生
じてその連鎖の走査にオーバーヘッドを食われる、とい
う事態を回避するためである。
【0025】図2に示した例では、本コンピュータ・シ
ステムにおいて、アクセス時間20ミリ秒以下のハード・
ディスクで、シャドウ・ディスクがあり、更に毎日のテ
ープ・バックアップもあるサービスは、サービス・クラ
ス・テーブル130 で項目146として表現されている。従
って、応用側の要求するサービス・クラスが、アクセス
時間20ミリ秒以下とシャドウ・ディスクの2ビットあれ
ば済むとすれば、この要求は、隠れたサービス・クラス
項目142 を用いて代替クラス146 を指定し、これにより
項目146 対応の装置リスト150 記載のディスクの1個の
スペースを割り当てれば満足される。
ステムにおいて、アクセス時間20ミリ秒以下のハード・
ディスクで、シャドウ・ディスクがあり、更に毎日のテ
ープ・バックアップもあるサービスは、サービス・クラ
ス・テーブル130 で項目146として表現されている。従
って、応用側の要求するサービス・クラスが、アクセス
時間20ミリ秒以下とシャドウ・ディスクの2ビットあれ
ば済むとすれば、この要求は、隠れたサービス・クラス
項目142 を用いて代替クラス146 を指定し、これにより
項目146 対応の装置リスト150 記載のディスクの1個の
スペースを割り当てれば満足される。
【0026】 〔基本<required>および付加<optional>サービス属性〕
図5を参照すると、データ記憶管理プログラム126 は
「スキーマ定義プログラム<Schema Definition program
> 」204 を含み(なお茲で「スキーマ<schema>」は固有
データ構造記述の意である)、本コンピュータ・システ
ムの運営者はこれを用いてサービス・クラス・スキーマ
<service class schema>206 における値を設定する。こ
の206 にある項目<entries> 208 はサービス・クラス識
別子(サービス・クラス・テーブル130 に設けられて応
用側からのファイル・システムに対する要求に使用され
る)の各ビットの意味を定義している。この望ましい実
施例においては、各サービス・クラス識別子(サービス
・クラス番号<service classnumber>とも呼ばれる)は
128ビットから成る。従ってスキーマ206 は各サービス
・クラス識別子における 128ビットの用途を定義する。
各サービス・クラス識別子のビット群は以下のように4
個のサブセットに分割される。64ビットはオペレーティ
ング・システムの販売者<vendor>により恒久的に定義さ
れており、残り64ビットは本コンピュータ・システムの
購入者<purchaser> 又は許可された利用者<licensee>に
より定義され得る。更にこれら各半分のスキーマのう
ち、32ビットは「基本<required>サービス」用であり、
残り32ビットは「付加<optional>サービス」用である。
図5を参照すると、データ記憶管理プログラム126 は
「スキーマ定義プログラム<Schema Definition program
> 」204 を含み(なお茲で「スキーマ<schema>」は固有
データ構造記述の意である)、本コンピュータ・システ
ムの運営者はこれを用いてサービス・クラス・スキーマ
<service class schema>206 における値を設定する。こ
の206 にある項目<entries> 208 はサービス・クラス識
別子(サービス・クラス・テーブル130 に設けられて応
用側からのファイル・システムに対する要求に使用され
る)の各ビットの意味を定義している。この望ましい実
施例においては、各サービス・クラス識別子(サービス
・クラス番号<service classnumber>とも呼ばれる)は
128ビットから成る。従ってスキーマ206 は各サービス
・クラス識別子における 128ビットの用途を定義する。
各サービス・クラス識別子のビット群は以下のように4
個のサブセットに分割される。64ビットはオペレーティ
ング・システムの販売者<vendor>により恒久的に定義さ
れており、残り64ビットは本コンピュータ・システムの
購入者<purchaser> 又は許可された利用者<licensee>に
より定義され得る。更にこれら各半分のスキーマのう
ち、32ビットは「基本<required>サービス」用であり、
残り32ビットは「付加<optional>サービス」用である。
【0027】「特注基本サービス<custom required ser
vice> 」の一例は、会社内のある一事業部に限って用い
られる特殊なディスクである。その事業部のメンバー
は、要求するサービス・クラス識別子に、適当な「特注
基本サービス」ビットを設定することにより、このディ
スクが使用できる。
vice> 」の一例は、会社内のある一事業部に限って用い
られる特殊なディスクである。その事業部のメンバー
は、要求するサービス・クラス識別子に、適当な「特注
基本サービス」ビットを設定することにより、このディ
スクが使用できる。
【0028】図5に示す「特注付加サービス<custom op
tional service> 」の一例は、特定レベルのデータ機密
保護の付与であり、例えばあらゆる記憶データを自動的
に暗号化するようなディスク記憶装置がこれに相当す
る。
tional service> 」の一例は、特定レベルのデータ機密
保護の付与であり、例えばあらゆる記憶データを自動的
に暗号化するようなディスク記憶装置がこれに相当す
る。
【0029】「標準付加サービス」の一例は、高速アク
セス(例えばアクセス時間20ミリ秒以下)であり、これ
は基本サービスでもある。というのは、ある応用におい
ては、シャドウ・ディスクの使用は基本(必要)サービ
スであり、反面、高速アクセス時間は望ましいが付加
(随意)サービスという場合があり得る。応用側がこの
型のデータ記憶を要求する場合には、サービス・クラス
識別子として、シャドウ・ディスクを基本サービス・ビ
ットに設定し高速アクセスを付加サービス・ビットに設
定した識別子を用いて、ファイル・システムに対して要
求を送り込む。
セス(例えばアクセス時間20ミリ秒以下)であり、これ
は基本サービスでもある。というのは、ある応用におい
ては、シャドウ・ディスクの使用は基本(必要)サービ
スであり、反面、高速アクセス時間は望ましいが付加
(随意)サービスという場合があり得る。応用側がこの
型のデータ記憶を要求する場合には、サービス・クラス
識別子として、シャドウ・ディスクを基本サービス・ビ
ットに設定し高速アクセスを付加サービス・ビットに設
定した識別子を用いて、ファイル・システムに対して要
求を送り込む。
【0030】サービス・クラス・テーブル130 におい
て、サービス・クラス識別子のあるビットが「1」に設
定されていることは、そのサービス・クラスに属するデ
ータ記憶装置が、そのビットに対応するデータ記憶サー
ビスを提供することを意味する。ファイル・システム12
4 に対してある応用プログラムの送出したデータ記憶要
求において、要求サービス・クラス中「1」に設定され
たビットは何れも、その応用の要求する基本サービス
か、付加サービスかを表す。
て、サービス・クラス識別子のあるビットが「1」に設
定されていることは、そのサービス・クラスに属するデ
ータ記憶装置が、そのビットに対応するデータ記憶サー
ビスを提供することを意味する。ファイル・システム12
4 に対してある応用プログラムの送出したデータ記憶要
求において、要求サービス・クラス中「1」に設定され
たビットは何れも、その応用の要求する基本サービス
か、付加サービスかを表す。
【0031】基本サービス及び付加サービスの用途は次
の通りである。応用側がある特定サービス・クラスによ
る記憶を要求した場合、ファイル・システムは、その特
定サービス・クラスにおける「基本<"required">」ビッ
トの表す全サービスを提供できるような装置を対象とし
て、記憶スペースを割り当てる必要がある。茲で「基
本」ビットとは、標準基本サービスおよび特注基本サー
ビスの双方について、応用側が「1」に設定したビット
である。
の通りである。応用側がある特定サービス・クラスによ
る記憶を要求した場合、ファイル・システムは、その特
定サービス・クラスにおける「基本<"required">」ビッ
トの表す全サービスを提供できるような装置を対象とし
て、記憶スペースを割り当てる必要がある。茲で「基
本」ビットとは、標準基本サービスおよび特注基本サー
ビスの双方について、応用側が「1」に設定したビット
である。
【0032】要求された基本サービスすべてを満足する
サービス・クラスが複数存在する場合には常に、ファイ
ル・システムはこれらのサービス・クラスのうち1個
を、予め定めた基準に従って選択する。その基準とは、
要求に含まれる付加サービス属性に対して、利用できる
サービス・クラスの付加サービス属性の適合度が最大に
なるようにした基準である。例えば、ファイル・システ
ムは要求された付加サービス属性を最も多く含むような
サービス・クラスを選択することとしてもよい。一つの
望ましい選択技術すなわち判断基準としては、付加サー
ビスに優先度を付与し、サービス・クラス・テーブルの
示す各クラスの含む付加サービスに照らして、付与した
優先度に従えば要求された付加サービスに最も一致度の
高いサービス・クラスを探し、これに属するデータ記憶
装置を選択することである。
サービス・クラスが複数存在する場合には常に、ファイ
ル・システムはこれらのサービス・クラスのうち1個
を、予め定めた基準に従って選択する。その基準とは、
要求に含まれる付加サービス属性に対して、利用できる
サービス・クラスの付加サービス属性の適合度が最大に
なるようにした基準である。例えば、ファイル・システ
ムは要求された付加サービス属性を最も多く含むような
サービス・クラスを選択することとしてもよい。一つの
望ましい選択技術すなわち判断基準としては、付加サー
ビスに優先度を付与し、サービス・クラス・テーブルの
示す各クラスの含む付加サービスに照らして、付与した
優先度に従えば要求された付加サービスに最も一致度の
高いサービス・クラスを探し、これに属するデータ記憶
装置を選択することである。
【0033】 〔利用可能な空きスペースに基づく割り当て〕図4の段
階186 の示すように、ファイル・システム124 はデータ
記憶装置選択にあたり、サービス・クラスを選ぶのみで
なく、選択したサービス・クラスに属するデータ記憶装
置が新規ファイルの蓄積に十分な空きスペースを有する
ことを確認する。図6は、ファイル・システム124 が、
本コンピュータ・システム内の各データ記憶装置上での
空きスペースを常時監視する方式を、概念的に図式化し
たものである。図示のように、応用プログラム220 は、
ファイル割り当て要求222 として、ファイル名FNおよび
要求するサービス・クラスSCを、ファイル・システム12
4 に対して送出する。装置選択ルーチン<device select
er routine> 224が、どのデータ記憶装置を用いるかを
決定し、その装置上にその応用ファイル記憶のためのス
ペースを割り当てる。
階186 の示すように、ファイル・システム124 はデータ
記憶装置選択にあたり、サービス・クラスを選ぶのみで
なく、選択したサービス・クラスに属するデータ記憶装
置が新規ファイルの蓄積に十分な空きスペースを有する
ことを確認する。図6は、ファイル・システム124 が、
本コンピュータ・システム内の各データ記憶装置上での
空きスペースを常時監視する方式を、概念的に図式化し
たものである。図示のように、応用プログラム220 は、
ファイル割り当て要求222 として、ファイル名FNおよび
要求するサービス・クラスSCを、ファイル・システム12
4 に対して送出する。装置選択ルーチン<device select
er routine> 224が、どのデータ記憶装置を用いるかを
決定し、その装置上にその応用ファイル記憶のためのス
ペースを割り当てる。
【0034】図4の流れ図は、装置選択ルーチン224 に
よるサービス・クラス選択手続きを示す。図4の段階18
6 の動作は以下の通り。各データ記憶装置、例えばディ
スク230 など、に対して、ファイル・システムはビット
マップ<bitmap>232 またはこれに相当するデータ群を維
持し、これにより装置上の全空きスペースを示してい
る。ハード・ディスクの場合、ビットマップ232 は通
常、予め定めた大きさを有する空き記憶のクラスター<f
ree storage cluster>を示す。
よるサービス・クラス選択手続きを示す。図4の段階18
6 の動作は以下の通り。各データ記憶装置、例えばディ
スク230 など、に対して、ファイル・システムはビット
マップ<bitmap>232 またはこれに相当するデータ群を維
持し、これにより装置上の全空きスペースを示してい
る。ハード・ディスクの場合、ビットマップ232 は通
常、予め定めた大きさを有する空き記憶のクラスター<f
ree storage cluster>を示す。
【0035】ファイル・システム124 は一次記憶の中に
空きスペース・テーブル(時に搭載ディスク・テーブル
と呼ぶ)240 を維持し、そこには本コンピュータ・シス
テムに搭載されている各データ記憶装置を区別する記録
<record>又は見出し<entry>242 が存在している。この
記録242 は空き記憶記述子<free storage descriptor>
244 の連係リスト<linked list> を指示し、244 のそれ
ぞれは空き記憶クラスターの隣接セット<contiguous se
t>を表す。この機能に利用できる一次記憶の量には限界
があるので、空き記憶記述子244 は、固定サイズのキャ
ッシュ記憶246に蓄積され、利用可能空きスペースのサ
ブセットを形成している。ディスク・スペースは空き記
憶記述子244 の中からファイルに割り当てられ、キャッ
シュ記憶246 に保持されている空き記憶記述子は、各種
記憶装置上のスペースが使用開始・終了するに従って更
新される。各記録242 にも通常フラグがあって、これに
より装置が満杯(例えば予め定めた量の空きスペースを
切った状態)かどうか、もしくは、装置上に残存する空
きクラスターの数、の何れかを指示する。
空きスペース・テーブル(時に搭載ディスク・テーブル
と呼ぶ)240 を維持し、そこには本コンピュータ・シス
テムに搭載されている各データ記憶装置を区別する記録
<record>又は見出し<entry>242 が存在している。この
記録242 は空き記憶記述子<free storage descriptor>
244 の連係リスト<linked list> を指示し、244 のそれ
ぞれは空き記憶クラスターの隣接セット<contiguous se
t>を表す。この機能に利用できる一次記憶の量には限界
があるので、空き記憶記述子244 は、固定サイズのキャ
ッシュ記憶246に蓄積され、利用可能空きスペースのサ
ブセットを形成している。ディスク・スペースは空き記
憶記述子244 の中からファイルに割り当てられ、キャッ
シュ記憶246 に保持されている空き記憶記述子は、各種
記憶装置上のスペースが使用開始・終了するに従って更
新される。各記録242 にも通常フラグがあって、これに
より装置が満杯(例えば予め定めた量の空きスペースを
切った状態)かどうか、もしくは、装置上に残存する空
きクラスターの数、の何れかを指示する。
【0036】装置選択ルーチン224 は空きスペース・テ
ーブルのデータを用いて、選択したデータ記憶装置上
に、追加ファイルを蓄積するのに十分なスペースがある
ことを確認する。
ーブルのデータを用いて、選択したデータ記憶装置上
に、追加ファイルを蓄積するのに十分なスペースがある
ことを確認する。
【0037】 〔ファイル・システムは記憶管理方針とは独立である〕
本発明の一つの重要な局面は、ファイル・システムにお
ける各種ルーチンを扱うサービス・クラスが、如何なる
記録管理方針<storage management policy> とも独立な
ことである。ファイル・システムは各種サービス・クラ
スを単に記憶装置選択のためのパターン照合用に用いて
いる。サービス・クラス・ビットの意味決定は、記憶管
理プログラムとシステム運営者の仕事である。その結
果、このサービス・クラスの仕組みを用いて各種の記憶
方針が具体化できる。
本発明の一つの重要な局面は、ファイル・システムにお
ける各種ルーチンを扱うサービス・クラスが、如何なる
記録管理方針<storage management policy> とも独立な
ことである。ファイル・システムは各種サービス・クラ
スを単に記憶装置選択のためのパターン照合用に用いて
いる。サービス・クラス・ビットの意味決定は、記憶管
理プログラムとシステム運営者の仕事である。その結
果、このサービス・クラスの仕組みを用いて各種の記憶
方針が具体化できる。
【0038】記憶管理方針の一例は、スキーマ202 によ
り定義されるほとんどの、またはすべての基本サービス
属性は、同時に付加サービス属性としても利用可能にで
き、それにより利用者と応用プログラムにとっては、ど
のサービスが基本でありどのサービスが付加であるかを
示すことにより、データ記憶の必要性に柔軟な優先度付
与が可能になるようにする、という方針である。しか
し、重要な点は、これがサービス・クラスの仕組みを用
いて具体化できる管理方針の単なる一例に過ぎないこと
である。各コンピュータ・システムの運営者により他の
管理方針も選択が可能なのである。本発明を利用するに
あたり、ファイル・システム124 は記憶管理方針につい
て何も知る必要はない。その仕事は単に、1個の記憶装
置を、迅速にかつ応用側の要求条件に忠実に選択するの
みである。
り定義されるほとんどの、またはすべての基本サービス
属性は、同時に付加サービス属性としても利用可能にで
き、それにより利用者と応用プログラムにとっては、ど
のサービスが基本でありどのサービスが付加であるかを
示すことにより、データ記憶の必要性に柔軟な優先度付
与が可能になるようにする、という方針である。しか
し、重要な点は、これがサービス・クラスの仕組みを用
いて具体化できる管理方針の単なる一例に過ぎないこと
である。各コンピュータ・システムの運営者により他の
管理方針も選択が可能なのである。本発明を利用するに
あたり、ファイル・システム124 は記憶管理方針につい
て何も知る必要はない。その仕事は単に、1個の記憶装
置を、迅速にかつ応用側の要求条件に忠実に選択するの
みである。
【0039】〔別の諸実施例〕本発明の代替実施例の一
つとして、各サービスの組ごとに固有の数値を付与する
こともできる。こうすれば、前記実施例ではN種類のサ
ービス(ただしNは各サービス・クラス識別子のビット
数である)が与えられたのに対して、 2N種類のサービ
スが可能になる。しかしこの方式では、次の状況には対
応できない。すなわち、ある応用が、その応用で生成す
るファイルすべてに FAST サービスを指定していたとす
る。しかし、この応用が、データの紛失を極端に懸念す
る会社に売られた場合、そのディスクすべてが FAST で
あり同時に AVAILABLE(例えば高速シャドウ・ディス
ク)となるかも知れない。上記代替実施例を用いると、
FASTに対するサービス・クラスと、FAST+AVAILABLE に
対するサービス・クラスとは別物になる。前記の望まし
い実施例では、この状況の扱いが容易である、というの
は、FAST+AVAILABLE は FAST の上位クラス<superset
class>だからである。
つとして、各サービスの組ごとに固有の数値を付与する
こともできる。こうすれば、前記実施例ではN種類のサ
ービス(ただしNは各サービス・クラス識別子のビット
数である)が与えられたのに対して、 2N種類のサービ
スが可能になる。しかしこの方式では、次の状況には対
応できない。すなわち、ある応用が、その応用で生成す
るファイルすべてに FAST サービスを指定していたとす
る。しかし、この応用が、データの紛失を極端に懸念す
る会社に売られた場合、そのディスクすべてが FAST で
あり同時に AVAILABLE(例えば高速シャドウ・ディス
ク)となるかも知れない。上記代替実施例を用いると、
FASTに対するサービス・クラスと、FAST+AVAILABLE に
対するサービス・クラスとは別物になる。前記の望まし
い実施例では、この状況の扱いが容易である、というの
は、FAST+AVAILABLE は FAST の上位クラス<superset
class>だからである。
【0040】本発明は幾つかの特定実施例を参照して説
明したが、その記述はあくまでも本発明の説明を目的と
するもので、本発明を限定すると解釈してはならない。
当業者にとっては、冒頭の諸請求項に述べた本発明の真
の精神と範囲から逸脱しない領域で、多数の変形が可能
な筈である。
明したが、その記述はあくまでも本発明の説明を目的と
するもので、本発明を限定すると解釈してはならない。
当業者にとっては、冒頭の諸請求項に述べた本発明の真
の精神と範囲から逸脱しない領域で、多数の変形が可能
な筈である。
【図1】図1は、多数のデータ記憶装置と一つのファイ
ル管理システムを有するコンピュータ・システムのブロ
ック図である。
ル管理システムを有するコンピュータ・システムのブロ
ック図である。
【図2】図2は、サービス・クラス・テーブルのデータ
構造を示す図である。
構造を示す図である。
【図3】図3は、新規ファイル増設時におけるファイル
・システムの動作を図示する流れ図である。
・システムの動作を図示する流れ図である。
【図4】図4は、新規ファイルに記憶スペースを割り当
てる際のファイル・システムの動作を図示する流れ図で
ある。
てる際のファイル・システムの動作を図示する流れ図で
ある。
【図5】図5は、データ記憶管理モジュールの一部要素
のブロック図である。
のブロック図である。
【図6】図6は、ファイリング・システム・モジュール
の一部要素、およびそれとコンピュータ・システムの他
の要素との対話を示すブロック図である。
の一部要素、およびそれとコンピュータ・システムの他
の要素との対話を示すブロック図である。
100 コンピュータ・システム 102 中央処理ユニット 104 システム・バス 106, 108, 110 二次記憶 (例えば磁気ディスク装置) 112 一次記憶(高速、ランダム・アクセス・メモリ) 114 仮想記憶管理部 120 ユーザー・インタフェイス 122 応用プログラム 124 ファイル・マネジャー(ファイル・システム) 126 データ記憶管理プログラム 130 データ構造(サービス・クラス・テーブル)
Claims (11)
- 【請求項1】 多くの異種データ記憶装置を有するコン
ピュータ・システムで使用されるデータ記憶管理のため
のファイル・システムにおいて、 データ記憶装置の動作特性を性格付ける一組のサービス
属性を定義するスキーマ手段を含み;上記サービス属性
の何れが上記異種記憶装置のそれぞれを性格付けるかを
明示するサービス・クラス・テーブル手段を含み;上記
サービス・クラス・テーブルと上記スキーマ手段とに結
合して、上記コンピュータ・システムにデータ記憶装置
が増設された際にデータを上記サービス・クラス・テー
ブルに追加するための管理手段を含み;そして上記サー
ビス・クラス・テーブル手段と結合して、一組のサービ
ス属性を指定するファイル割り当て要求に応答し、上記
一組のサービス属性を上記サービス・クラス・テーブル
に格納したデータと比較することにより、予め定めたサ
ービス属性照合基準に従って上記データ記憶装置の一つ
を選択するための記憶装置選択手段を含むことを特徴と
するファイル・システム。 - 【請求項2】 請求項1に記載のファイル・システムに
おいて、 上記サービス属性は基本サービス属性と付加サービス属
性を含み;上記サービス・クラス・テーブル手段は、上
記基本サービス属性のどれと上記付加サービス属性のど
れとが、上記異種記憶装置のそれぞれを性格づけるかを
明示し;そして上記記憶装置により使用される上記の予
め定めたサービス属性照合基準は、選択されたデータ記
憶装置の基本サービス属性が、サービス・クラス・テー
ブル手段の明示する内容に照らして、対応するファイル
割り当て要求に指定されたサービス属性のすべてに合致
することを要求する基準、および、指定された付加サー
ビス属性と、選択されたデータ記憶装置の付加サービス
属性が、サービス・クラス・テーブル手段の明示する内
容に照らして、最大限合致するための基準を含むことを
特徴とするファイル・システム。 - 【請求項3】 請求項1に記載のファイル・システムに
おいて、 上記付加サービス属性には優先度が付与されており、そ
して複数のデータ記憶装置の有する基本サービス属性
が、サービス・クラス・テーブル手段の明示する内容に
照らして、ファイル割り当て要求に指定された上記基本
サービス属性と合致する際には、上記の予め定めたサー
ビス属性照合基準は、サービス・クラス・テーブル手段
の明示する内容に照らして、上記ファイル割り当て要求
に指定された上記付加サービス属性と最大限合致するよ
うな、付加サービス属性を有するデータ記憶装置の一つ
を、上記の付与された優先度に従って選択するための基
準を含むことを特徴とするファイル・システム。 - 【請求項4】 請求項1に記載のファイル・システムに
おいて、更に、 各記憶装置は増設ファイルを記憶するためのスペースの
可用性を示すスペース可用性データを提供する空きスペ
ース手段を含み;上記記憶装置選択手段は更に上記空き
スペース手段に結合し、また、上記記憶装置選択手段に
より使用される上記予め定めたサービス属性照合基準
は、上記空きスペース手段における上記スペース可用性
データが増設ファイル記憶のため選択したデータ記憶装
置に十分な可用スペースの存在を示すことを要求する基
準を含むことを特徴とするファイル・システム。 - 【請求項5】 多数の異種データ装置を有するコンピュ
ータ・システムで使用されるファイル・システムにおい
て:データを記憶するためのサービス・クラス・テーブ
ル手段を含み、該データの中には複数のサービス・クラ
ス値が含まれ、各サービス・クラス値は別々のサービス
・クラスを明示し、また、該各サービス・クラス値は、
N>3 とするとき、それぞれ上記異種記憶装置の少なく
とも一つに対応するN個一組の二進数値を有し;上記コ
ンピュータ・システムにデータ記憶装置が増設された際
には上記サービス・クラス・テーブル手段にデータを追
加するために、上記サービス・クラス・テーブル手段お
よび上記スキーマ手段と結合する管理手段を含み;そし
て上記指定されたサービス・クラス値と上記サービス・
クラス・テーブル手段に記憶された上記データとを比較
することにより、要請されたサービス・クラス値を指定
するファイル割り当て要請に応答し、且つ予め定めたサ
ービス・クラス値照合基準に従って上記記憶装置のうち
の一つを選択するために、上記サービス・クラス・テー
ブル手段と結合する記憶装置選択手段を含むことを特徴
とするファイル・システム。 - 【請求項6】 請求項5に記載のファイル・システムに
おいて、上記管理手段は更にスキーマ手段を含み、それ
によりデータ記憶装置の動作特性を性格付ける一組のサ
ービス属性を定義するとともに、定義した各サービス属
性を上記各サービス・クラス値における上記N個の二進
数値から選んだ一つと組み合わせ;こうすることによ
り、上記記憶選択手段は、上記二進数値を組み合わせた
サービス属性とは無関係に、単に上記照合基準を援用す
るのみで、一つの記憶装置を選択することを特徴とする
ファイル・システム。 - 【請求項7】 請求項7に記載のファイル・システムに
おいて、 上記サービス属性には、基本サービス属性と付加サービ
ス属性とが含まれ;上記サービス・クラス・テーブル手
段は、上記基本サービス属性のどれと上記付加サービス
のどれとが、上記各異種記憶装置を性格付けているかを
明示し;そして上記記憶装置選択手段により使用される
上記予め定めたサービス属性照合基準には、選択したデ
ータ記憶装置の基準サービス属性が、サービス・クラス
・テーブル手段の明示する内容に照らして、対応するフ
ァイル割り当て要求に指定された基本サービス属性のす
べてに合致することを要求する基準、ならびに指定され
た付加サービス属性と選択されたデータ記憶装置の付加
サービス属性とが、サービス・クラス・テーブル手段の
明示する内容に照らして、最大限合致するための基準を
含むことを特徴とするファイル・システム。 - 【請求項8】 多数の異種データ記憶装置を有するコン
ピュータ・システムにおける記憶スペース割り当て方法
において:コンピュータ・メモリには、データ記憶装置
の動作特性を性格付ける一組のサービス属性を定義する
データを記憶し;上記コンピュータ・メモリには、サー
ビス・クラス・テーブルがあってその中のデータは上記
サービス属性のどれが上記異種記憶装置のそれぞれを性
格付けるかを示し;上記コンピュータ・システムにデー
タ記憶装置を増設する際には、上記サービス・クラス・
テーブルに対して、上記サービス属性のどれが上記増設
記憶装置を性格付けるかを示すデータを追加し;そして
一組のサービス属性を指定するファイル割り当て要求に
応答して、上記指定された一組のサービス属性を上記サ
ービス・クラス・テーブルに記憶された上記データと比
較することにより、予め定めたサービス属性照合基準に
従って、上記データ記憶装置のうち一つを選択すること
を特徴とする記憶スペース割り当て方法。 - 【請求項9】 請求項8に記載の記憶スペース割り当て
方法において、 上記サービス属性は、基本サービス属性と付加サービス
属性を含み;上記サービス・クラス・テーブルは、上記
基本サービス属性のどれと上記付加サービス属性のどれ
とが上記異種記憶装置のそれぞれを性格付けているかを
示すデータを含み;そして上記の予め定めたサービス属
性照合基準は、選択されたデータ記憶装置の基本サービ
ス属性が、サービス・クラス・テーブルの明示する内容
に照らして、対応するファイル割り当て要求に指定され
た基本サービス属性のすべてに合致することを要求する
基準、ならびに、指定された付加サービス属性が、サー
ビス・クラス・テーブル上のデータに照らして、選択さ
れたデータ記憶装置の付加サービス属性と最大限合致す
るための基準を含むことを特徴とする記憶スペース割り
当て方法。 - 【請求項10】 請求項9に記載の記憶スペース割り当
て方法において、上記付加サービス属性には優先度が付
与され、そして複数のデータ記憶装置の有する基本サー
ビス属性が、サービス・クラス・テーブルの明示する内
容に照らして、ファイル割り当て要求に指定された上記
基本サービス属性と合致している際には、上記の予め定
めたサービス属性照合基準は、サービス・クラス・テー
ブルの示す内容に照らして、上記ファイル割り当て要求
に指定された上記付加サービス属性と最大限合致するよ
うな、付加サービス属性を有するデータ記憶装置の一つ
を、上記の付与された優先度に従って選択するための基
準を含むことを特徴とする記憶スペース割り当て方法。 - 【請求項11】 請求項8に記載の記憶スペース割り当
て方法において、更に上記記憶装置のそれぞれにおける
増設ファイル記憶用スペースの可用性を示す、スペース
可用性データを記憶維持することを含み;上記の予め定
めたサービス属性照合基準は、上記のスペース可用性デ
ータにより、選択したデータ記憶装置においては増設フ
ァイルを記憶するために十分な可用スペースを有するこ
とが示すことを要求する基準を含むことを特徴とする記
憶スペース割り当て方法。
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