JPH0644071B2 - γ線遮蔽用オルガノポリシロキサン組成物 - Google Patents
γ線遮蔽用オルガノポリシロキサン組成物Info
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- JPH0644071B2 JPH0644071B2 JP60081998A JP8199885A JPH0644071B2 JP H0644071 B2 JPH0644071 B2 JP H0644071B2 JP 60081998 A JP60081998 A JP 60081998A JP 8199885 A JP8199885 A JP 8199885A JP H0644071 B2 JPH0644071 B2 JP H0644071B2
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Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、線遮蔽用オルガノポリシロキサン組成物に
関するものである。詳しくは、線遮蔽効果を有する重
金属微粉末が均一に分散した状態で硬化する線遮蔽用
オルガノポリシロキサン組成物に関する。
関するものである。詳しくは、線遮蔽効果を有する重
金属微粉末が均一に分散した状態で硬化する線遮蔽用
オルガノポリシロキサン組成物に関する。
[従来の技術] 原子炉、核燃料再処理工場、サイクロトン装置あるいは
放射性同位元素等からα線、β線、線、中性子等の放
射線が放出されるが、このうち透過力の最も大きい線
は人体、機器、装置等に悪影響を及ぼし、この線を安
全確実に遮蔽する材料が要望されている。
放射性同位元素等からα線、β線、線、中性子等の放
射線が放出されるが、このうち透過力の最も大きい線
は人体、機器、装置等に悪影響を及ぼし、この線を安
全確実に遮蔽する材料が要望されている。
従来、線遮蔽用オルガノポリシロキサン組成物として
は、結晶性シリカを充填剤とした硬化性オルガノポリシ
ロキサンに鉛粉を添加したものが使用されてきた。
は、結晶性シリカを充填剤とした硬化性オルガノポリシ
ロキサンに鉛粉を添加したものが使用されてきた。
[発明が解決しようとする問題点] しかしながら、結晶性シリカを充填剤とした硬化性オル
ガノポリシロキサンに鉛粉を添加した線遮蔽材組成物
は鉛粉を多量に添加することができず線遮蔽性能が小
さいという欠点があった。また、該組成物は硬化途上で
鉛粉の分離沈降を起こし均質な硬化物を得ることができ
ず、しかも難燃性に劣るという欠点があった。
ガノポリシロキサンに鉛粉を添加した線遮蔽材組成物
は鉛粉を多量に添加することができず線遮蔽性能が小
さいという欠点があった。また、該組成物は硬化途上で
鉛粉の分離沈降を起こし均質な硬化物を得ることができ
ず、しかも難燃性に劣るという欠点があった。
本発明は、上記した従来技術の欠点を解消することを目
的とし、線遮蔽性能が大きく、硬化物が均質な線遮
蔽性能を示し、難燃性も良好な線遮蔽用オルガノポリ
シロキサン組成物を提供するものである。
的とし、線遮蔽性能が大きく、硬化物が均質な線遮
蔽性能を示し、難燃性も良好な線遮蔽用オルガノポリ
シロキサン組成物を提供するものである。
[問題点を解決するための手段] 上記した目的は、 (イ)一般式 (式中、Rは脂肪族不飽和結合を有しない一価有機基、
R1はアルケニル基、aは0〜2の整数、bは1または
2、a+bは1〜3の整数である)で表わされる単位を
1分子中に少なくとも2個有するオルガノポリシロキサ
ン 100重量部 (ロ)一般式 (式中、Rは前記と同じ、cは0〜3の整数、dは1〜
3の整数、c+dは1〜3の整数である)で表わされる
単位を1分子中に少なくとも2個有するオルガノハイド
ロジェンポリシロキサン流体 けい素原子結合水素原子が(イ)成分中のアルケニル基1
当量当り0.5〜5.0当量になるような量 (ハ)重金属微粉末 50〜2000重量部、 (ニ)カーボン微粉末 1〜30重量部 および (ホ)触媒量の白金系化合物 から成ることを特徴とする線遮蔽用オルガノポリシロ
キサン組成物により達成することができる。
R1はアルケニル基、aは0〜2の整数、bは1または
2、a+bは1〜3の整数である)で表わされる単位を
1分子中に少なくとも2個有するオルガノポリシロキサ
ン 100重量部 (ロ)一般式 (式中、Rは前記と同じ、cは0〜3の整数、dは1〜
3の整数、c+dは1〜3の整数である)で表わされる
単位を1分子中に少なくとも2個有するオルガノハイド
ロジェンポリシロキサン流体 けい素原子結合水素原子が(イ)成分中のアルケニル基1
当量当り0.5〜5.0当量になるような量 (ハ)重金属微粉末 50〜2000重量部、 (ニ)カーボン微粉末 1〜30重量部 および (ホ)触媒量の白金系化合物 から成ることを特徴とする線遮蔽用オルガノポリシロ
キサン組成物により達成することができる。
これを説明するに、本発明で用いられる(イ)成分は分子
中にアルケニル基を有するオルガノポリシロキサンであ
る。前記した式中Rは脂肪族不飽和結合を有しない一価
有機基であり、これにはメチル基、エチル基、プロピル
基などのアルキル基、2−フェニルエチル基、2−フェ
ニルプロピル基、クロロメチル基、シアノエチル基、3
・3・3−トリフルオロプロピル基などの置換アルキル
基、フェニル基、トリル基などのアリール基または置換
アリール基、メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、
メトキシエトキシ基のようなアルコキシ基が例示され
る。R1はアルケニル基であり、これにはビニル基、アリ
ル基、プロペニル基が例示され、ビニル基が好ましい。
該オルガノポリシロキサンは、一般式 (式中、Rは脂肪族不飽和結合を有しない一価有機基、
R1はアルケニル基、aは0〜2の整数、bは1または
2、a+bは1〜3の整数である)で表わされる単位を
1分子中に少なくとも2個有することが必要であり、他
のオルガノシロキサン単位を含んでいてもよい。他のオ
ルガノシロキサン単位としては、一般式 (式中、Rは前記と同じ、eは1〜3の整数である)で
表される単位が例示される。本成分のオルガノポリシロ
キサンは、合成の容易さ、硬化後に必要な機械的性質と
組成物の適度な粘性のバランスから全Rの70%以上が
メチル基であることが好ましく、また少量の水酸基を含
んでいてもよい。分子構造としては、直鎖状、分枝鎖
状、環状あるいは網状のいずれでもよいが、直鎖状、分
枝鎖状、環状が好ましい。また一般式 (式中、R、R1、a、bは前記と同じ)で表わされる単
位の位置は、分子末端であっても分子途中であってもよ
く、またはこれら両方であってもよい。粘度は特に限定
されず、25℃において50センチポイズからシリコー
ン生ゴムと称されるものまで使用できるが、好ましく
は、100〜1000000センチポイズであり、現場
作業性を重視するときは、150〜100000センチ
ポイズがより好ましい。
中にアルケニル基を有するオルガノポリシロキサンであ
る。前記した式中Rは脂肪族不飽和結合を有しない一価
有機基であり、これにはメチル基、エチル基、プロピル
基などのアルキル基、2−フェニルエチル基、2−フェ
ニルプロピル基、クロロメチル基、シアノエチル基、3
・3・3−トリフルオロプロピル基などの置換アルキル
基、フェニル基、トリル基などのアリール基または置換
アリール基、メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、
メトキシエトキシ基のようなアルコキシ基が例示され
る。R1はアルケニル基であり、これにはビニル基、アリ
ル基、プロペニル基が例示され、ビニル基が好ましい。
該オルガノポリシロキサンは、一般式 (式中、Rは脂肪族不飽和結合を有しない一価有機基、
R1はアルケニル基、aは0〜2の整数、bは1または
2、a+bは1〜3の整数である)で表わされる単位を
1分子中に少なくとも2個有することが必要であり、他
のオルガノシロキサン単位を含んでいてもよい。他のオ
ルガノシロキサン単位としては、一般式 (式中、Rは前記と同じ、eは1〜3の整数である)で
表される単位が例示される。本成分のオルガノポリシロ
キサンは、合成の容易さ、硬化後に必要な機械的性質と
組成物の適度な粘性のバランスから全Rの70%以上が
メチル基であることが好ましく、また少量の水酸基を含
んでいてもよい。分子構造としては、直鎖状、分枝鎖
状、環状あるいは網状のいずれでもよいが、直鎖状、分
枝鎖状、環状が好ましい。また一般式 (式中、R、R1、a、bは前記と同じ)で表わされる単
位の位置は、分子末端であっても分子途中であってもよ
く、またはこれら両方であってもよい。粘度は特に限定
されず、25℃において50センチポイズからシリコー
ン生ゴムと称されるものまで使用できるが、好ましく
は、100〜1000000センチポイズであり、現場
作業性を重視するときは、150〜100000センチ
ポイズがより好ましい。
本成分の具体例としては、ジメチルビニルシリル基末端
封鎖ジメチルポリシロキサン、ジメチルアリルシリル基
末端封鎖ジメチルポリシロキサン、ジメチルプロペニル
シリル基末端封鎖ジメチルポリシロキサン、フェニルメ
チルビニルシリル基末端封鎖ジフェニルシロキサン・ジ
メチルシロキサン共重合体、ジメチルビニルシリル基末
端封鎖メチルビニルシロキサン・ジメチルシロキサン共
重合体、ジメチルシラノール基末端封鎖メチルビニルシ
ロキサン・ジメチルシロキサン共重合体、ビニルポリシ
ルセスキオキサン、ジメチルビニルシロキサン単位とSi
O2単位からなる共重合体が例示され、これらの1種また
は2種以上を用いてもよい。
封鎖ジメチルポリシロキサン、ジメチルアリルシリル基
末端封鎖ジメチルポリシロキサン、ジメチルプロペニル
シリル基末端封鎖ジメチルポリシロキサン、フェニルメ
チルビニルシリル基末端封鎖ジフェニルシロキサン・ジ
メチルシロキサン共重合体、ジメチルビニルシリル基末
端封鎖メチルビニルシロキサン・ジメチルシロキサン共
重合体、ジメチルシラノール基末端封鎖メチルビニルシ
ロキサン・ジメチルシロキサン共重合体、ビニルポリシ
ルセスキオキサン、ジメチルビニルシロキサン単位とSi
O2単位からなる共重合体が例示され、これらの1種また
は2種以上を用いてもよい。
本発明で用いられる(ロ)成分は、一般式 (式中、Rは前記と同じ、cは0〜3の整数、dは1〜
3の整数、c+dは1〜3の整数である)で表わされる
単位を分子中に少なくとも2個有するオルガノハイドロ
ジェンポリシロキサン流体である。本成分のオルガノハ
イドロジェンポリシロキサン流体は他のオルガノシロキ
サン単位を含んでいてもよく、他のオルガノシロキサン
単位としては、一般式 (式中、R、eは前記と同じ)で表わされる単位が例示
される。本成分の分子構造としては、直鎖状、分枝鎖
状、環状あるいは網状のいずれでもよい。また一般式 (式中、R、c、dは前記と同じ)で表わされる単位
は、分子末端であっても分子途中であってもよく、また
これら両方であってもよい。また粘度は、常温で液状と
なるようであれば特に限定されないが、25℃において
3〜10000センチポイズであることが好ましい。
3の整数、c+dは1〜3の整数である)で表わされる
単位を分子中に少なくとも2個有するオルガノハイドロ
ジェンポリシロキサン流体である。本成分のオルガノハ
イドロジェンポリシロキサン流体は他のオルガノシロキ
サン単位を含んでいてもよく、他のオルガノシロキサン
単位としては、一般式 (式中、R、eは前記と同じ)で表わされる単位が例示
される。本成分の分子構造としては、直鎖状、分枝鎖
状、環状あるいは網状のいずれでもよい。また一般式 (式中、R、c、dは前記と同じ)で表わされる単位
は、分子末端であっても分子途中であってもよく、また
これら両方であってもよい。また粘度は、常温で液状と
なるようであれば特に限定されないが、25℃において
3〜10000センチポイズであることが好ましい。
本成分の具体例としては、ジメチルハイドロジェンシリ
ル基末端封鎖ジメチルシロキサン・メチルハイドロジェ
ンシロキサン共重合体流体、トリメチルシリル基末端封
鎖ジメチルシロキサン・メチルハイドロジェンシロキサ
ン共重合体流体、ジメチルフェニルシリル基末端封鎖ジ
メチルシロキサン・メチルハイドロジェンシロキサン共
重合体流体、トリメチルシリル基末端封鎖メチルハイド
ロジェンポリシロキサン流体、環状メチルハイドロジェ
ンポリシロキサン流体、ジメチルハイドロジェンシロキ
サン単位とSiO2単位からなる共重合体流体が例示され、
これらの1種または2種以上を用いてもよい。
ル基末端封鎖ジメチルシロキサン・メチルハイドロジェ
ンシロキサン共重合体流体、トリメチルシリル基末端封
鎖ジメチルシロキサン・メチルハイドロジェンシロキサ
ン共重合体流体、ジメチルフェニルシリル基末端封鎖ジ
メチルシロキサン・メチルハイドロジェンシロキサン共
重合体流体、トリメチルシリル基末端封鎖メチルハイド
ロジェンポリシロキサン流体、環状メチルハイドロジェ
ンポリシロキサン流体、ジメチルハイドロジェンシロキ
サン単位とSiO2単位からなる共重合体流体が例示され、
これらの1種または2種以上を用いてもよい。
(ロ)成分の添加量としては、(ロ)成分中のけい素原子結合
水素原子が(イ)成分中のアルケニル基1当量当り0.5
〜5.0当量になるような量が必要である。これはこの
範囲よりも少ないと、充分に硬化することができず、ま
たこの範囲よりも多いと発泡するからである。
水素原子が(イ)成分中のアルケニル基1当量当り0.5
〜5.0当量になるような量が必要である。これはこの
範囲よりも少ないと、充分に硬化することができず、ま
たこの範囲よりも多いと発泡するからである。
本発明で用いられる(ハ)成分は、重金属微粉末であり、
該重金属としては原子番号が70以上で、比重が8以上
のものを意味する。これには、タンタル、タングステ
ン、オスミウム、イリジウム、金、タリウム、鉛、ビス
マス、トリウム、ウランが例示され、入手の容易さ、コ
ストの点からタングステン、鉛、ビスマス、トリウム、
ラウンが好ましく、より好ましくは鉛である。
該重金属としては原子番号が70以上で、比重が8以上
のものを意味する。これには、タンタル、タングステ
ン、オスミウム、イリジウム、金、タリウム、鉛、ビス
マス、トリウム、ウランが例示され、入手の容易さ、コ
ストの点からタングステン、鉛、ビスマス、トリウム、
ラウンが好ましく、より好ましくは鉛である。
本成分の重金属微粉末は、平均粒子径が150μ以下の
ものが好ましく、平均粒子径がこれよりも大きいと硬化
前の組成物における分散性が悪くなったり、また硬化途
上で沈降しやすく硬化後の組成物が均質でなくなるため
である。
ものが好ましく、平均粒子径がこれよりも大きいと硬化
前の組成物における分散性が悪くなったり、また硬化途
上で沈降しやすく硬化後の組成物が均質でなくなるため
である。
本成分の添加量としては(イ)成分100重量部に対して
50〜2000重量部とされ、より好ましくは100〜
1500重量部とされる。これは、(ハ)成分の添加量が
50重量部よりも少ないと線遮蔽性能が充分でなく、
また2000重量部よりも多いと硬化前の組成物の粘度
が高くなりすぎ取り扱いに不便が生じるためである。
50〜2000重量部とされ、より好ましくは100〜
1500重量部とされる。これは、(ハ)成分の添加量が
50重量部よりも少ないと線遮蔽性能が充分でなく、
また2000重量部よりも多いと硬化前の組成物の粘度
が高くなりすぎ取り扱いに不便が生じるためである。
本発明で用いられる(ニ)成分は、カーボン微粉末であ
る。カーボン微粉末としてはチャンネルブラック、ファ
ーネスブラック、サーマルブラック、アセチレンブラッ
ク、ランプブラックのようなカーボンブラック微粉末、
グラファイト微粉末、カーボンファイバー微粉末が例示
される。
る。カーボン微粉末としてはチャンネルブラック、ファ
ーネスブラック、サーマルブラック、アセチレンブラッ
ク、ランプブラックのようなカーボンブラック微粉末、
グラファイト微粉末、カーボンファイバー微粉末が例示
される。
本成分の比表面積はBET法で30m2/g以上のものが
好ましく使用され、また添加量としては、(イ)成分10
0重量部に対して1〜30重量部とされる。これは1重
量部より少ないと分離防止の効果が充分でなく、難燃性
も不充分となり、また30重量部より多くなると硬化前
の組成物の粘度が高くなりすぎ、取り扱いに不便が生じ
るためである。
好ましく使用され、また添加量としては、(イ)成分10
0重量部に対して1〜30重量部とされる。これは1重
量部より少ないと分離防止の効果が充分でなく、難燃性
も不充分となり、また30重量部より多くなると硬化前
の組成物の粘度が高くなりすぎ、取り扱いに不便が生じ
るためである。
本発明で用いられる(ホ)成分は白金系触媒であり、これ
には、微粒子状白金、炭素粉末担体上に吸着させた微粒
子状白金、塩化白金酸、アルコール変成塩化白金酸、塩
化白金酸のオレフィン錯体、塩化白金酸とビニルシロキ
サンの配位化合物、白金黒、パラジウム、ロジウム触媒
などが例示される。
には、微粒子状白金、炭素粉末担体上に吸着させた微粒
子状白金、塩化白金酸、アルコール変成塩化白金酸、塩
化白金酸のオレフィン錯体、塩化白金酸とビニルシロキ
サンの配位化合物、白金黒、パラジウム、ロジウム触媒
などが例示される。
本成分の添加量としては、その触媒の種類により異な
り、特に限定されないが、通常、オルガノポリシロキサ
ン全量に対し、白金系金属自体で1〜2000ppmとさ
れる。
り、特に限定されないが、通常、オルガノポリシロキサ
ン全量に対し、白金系金属自体で1〜2000ppmとさ
れる。
本発明の組成物には、その他必要に応じ、本発明の目的
を損なわない範囲でシリカアエロゲル、フュームシリカ
およびこれらをアルコキシシラン、ハロゲノシランのよ
うなシラン類、シラザン類、低重合度オルガノポリシロ
キサン類で表面処理したもの、けいそう土、石英粉、ア
ルミナ、酸化鉄、酸化亜鉛、炭酸亜鉛のような無機質充
填剤、炭化ホウ素、フッ化リチウム、水素化金属化合物
のような中性子遮蔽剤、耐熱剤、難燃剤、顔料、ガラス
繊維、接着付与剤、硬化遅延剤などを添加してもよい。
を損なわない範囲でシリカアエロゲル、フュームシリカ
およびこれらをアルコキシシラン、ハロゲノシランのよ
うなシラン類、シラザン類、低重合度オルガノポリシロ
キサン類で表面処理したもの、けいそう土、石英粉、ア
ルミナ、酸化鉄、酸化亜鉛、炭酸亜鉛のような無機質充
填剤、炭化ホウ素、フッ化リチウム、水素化金属化合物
のような中性子遮蔽剤、耐熱剤、難燃剤、顔料、ガラス
繊維、接着付与剤、硬化遅延剤などを添加してもよい。
硬化遅延剤としては、3−メチル−1−ブチン−3−オ
ール、3・5−ジメチル−1−ヘキシン−3−オール、
3−メチル−1−ペンテン−3−オール、フェニルブチ
ノールのようなアルキニルアルコール、3−メチル−3
−ペンテン−1−イン、3・5−ジメチル−3−ヘキセ
ン−1−イン、メチルビニルシロキサン環状体が例示さ
れる。
ール、3・5−ジメチル−1−ヘキシン−3−オール、
3−メチル−1−ペンテン−3−オール、フェニルブチ
ノールのようなアルキニルアルコール、3−メチル−3
−ペンテン−1−イン、3・5−ジメチル−3−ヘキセ
ン−1−イン、メチルビニルシロキサン環状体が例示さ
れる。
本発明のオルガノポリシロキサン組成物は、上記した
(イ)、(ロ),(ハ),(ニ)および(ホ)成分のそれぞれ所定量
を、ロール、ニーダーミキサー、バンバリーミキサー、
プラネタリーミキサーなどの、従来公知の混合手段によ
って均一に混合することにより得られる。なお、この組
成物の保存にあたってはこれを2包装または3包装とし
ておくことが好ましく、例えば(ロ)成分を第1包装と
し、その他の成分を第2包装としたり、あるいは(ロ)成
分全量と(イ)成分、(ハ)成分および(ニ)成分の一部からな
る混合物を第1包装とし、その他残りの成分を第2包装
としたり、あるいは(イ)成分、(ニ)成分および(ホ)成分を
第1包装とし、(ロ)成分を第2包装とし、(ハ)成分を第3
包装として保存し、使用時にこれら2包装または3包装
を混合するという方法をとってもよい。
(イ)、(ロ),(ハ),(ニ)および(ホ)成分のそれぞれ所定量
を、ロール、ニーダーミキサー、バンバリーミキサー、
プラネタリーミキサーなどの、従来公知の混合手段によ
って均一に混合することにより得られる。なお、この組
成物の保存にあたってはこれを2包装または3包装とし
ておくことが好ましく、例えば(ロ)成分を第1包装と
し、その他の成分を第2包装としたり、あるいは(ロ)成
分全量と(イ)成分、(ハ)成分および(ニ)成分の一部からな
る混合物を第1包装とし、その他残りの成分を第2包装
としたり、あるいは(イ)成分、(ニ)成分および(ホ)成分を
第1包装とし、(ロ)成分を第2包装とし、(ハ)成分を第3
包装として保存し、使用時にこれら2包装または3包装
を混合するという方法をとってもよい。
本発明のオルガノポリシロキサン組成物は、上記のよう
にして混合された組成物は、単に室温下に放置すること
により硬化することができるが、必要により30〜15
0℃に加熱して硬化させてもよい。
にして混合された組成物は、単に室温下に放置すること
により硬化することができるが、必要により30〜15
0℃に加熱して硬化させてもよい。
[作用] (イ)成分のオルガノポリシロキサンは本組成物の主剤と
なるものである。(ロ)成分のオルガノハイドロジェンポ
リシロキサン流体は、(ホ)成分の白金系触媒の存在下に
(イ)成分と架橋硬化する作用を示す。(ハ)成分の重金属微
粉末は線遮蔽性能を付与する作用を示す。(ニ)成分の
カーボン微粉末は、本組成物に難燃性を付与し、また硬
化前の粘度を上昇させ、チクソトロピー性を付与し、
(ハ)成分の重金属微粉末の分離沈降を防止して、均質な
硬化組成物にする作用を示す。
なるものである。(ロ)成分のオルガノハイドロジェンポ
リシロキサン流体は、(ホ)成分の白金系触媒の存在下に
(イ)成分と架橋硬化する作用を示す。(ハ)成分の重金属微
粉末は線遮蔽性能を付与する作用を示す。(ニ)成分の
カーボン微粉末は、本組成物に難燃性を付与し、また硬
化前の粘度を上昇させ、チクソトロピー性を付与し、
(ハ)成分の重金属微粉末の分離沈降を防止して、均質な
硬化組成物にする作用を示す。
[実施例] 次に実施例により本発明を説明する。実施例中、部とあ
るのは重量部を意味し、粘度は25℃において測定した
値である。また、Meはメチル基を表わす。
るのは重量部を意味し、粘度は25℃において測定した
値である。また、Meはメチル基を表わす。
実施例1 粘度2000センチポイズの両末端ジメチルビニルシリ
ル基封鎖のジメチルポリシロキサン(ビニル基含有量
0.25重量%)100部、平均粒子径40μの噴霧鉛
粉950部、BET法による比表面積が60m2/gのア
セチレンブラック10部および塩化白金酸の2−エチル
ヘキサノール溶液(白金含有量0.05重量%)0.5
部を添加して均一に混合して1A液を調製した。
ル基封鎖のジメチルポリシロキサン(ビニル基含有量
0.25重量%)100部、平均粒子径40μの噴霧鉛
粉950部、BET法による比表面積が60m2/gのア
セチレンブラック10部および塩化白金酸の2−エチル
ヘキサノール溶液(白金含有量0.05重量%)0.5
部を添加して均一に混合して1A液を調製した。
また粘度20センチポイズのMe3SiO1/2単位20モル
%、Me2SiO単位50モル%、MeSiO単位30モル%から
なるオルガノハイドロジェンポリシロキサン共重合体1
00部、粘度100センチポイズの両末端ジメチルビニ
ルシリル基封鎖のジメチルポリシロキサン(ビニル基含
有量1.0重量%)および硬化遅延剤としてフェニルブ
チノール0.25部を均一に混合して1B液を調製し
た。
%、Me2SiO単位50モル%、MeSiO単位30モル%から
なるオルガノハイドロジェンポリシロキサン共重合体1
00部、粘度100センチポイズの両末端ジメチルビニ
ルシリル基封鎖のジメチルポリシロキサン(ビニル基含
有量1.0重量%)および硬化遅延剤としてフェニルブ
チノール0.25部を均一に混合して1B液を調製し
た。
次に1A液100部に対し、1B液1部を添加し均一に
混合して、直径18mmの円筒状容器に100mmの高さま
で注入した。室温で1日放置させて硬化後、円筒を高さ
90〜100mm(上部)、40〜50mm(中部)および
0〜10mm(下部)の3つの部分をサンプリングして比
重を測定した結果、それぞれ5.00、5.00および
5.02であり鉛粉が均一に分散されていることが確か
められた。
混合して、直径18mmの円筒状容器に100mmの高さま
で注入した。室温で1日放置させて硬化後、円筒を高さ
90〜100mm(上部)、40〜50mm(中部)および
0〜10mm(下部)の3つの部分をサンプリングして比
重を測定した結果、それぞれ5.00、5.00および
5.02であり鉛粉が均一に分散されていることが確か
められた。
また別に厚さ3mmのシート状硬化物を室温に3日間放置
して作成し、ゴム物性をJISK6301に準じて測定
したところ、硬さ54、引張り強さ7.7kg/cm2、伸
び170%であった。またJISK7201に準じて、
酸素指数を測定したところ、34であった。なお1A液
を室温で1箇月間保存したところ鉛粉の分離沈降は全く
認められず、また1B液と容易に混合でき初期と同様の
硬化物性が得られた。
して作成し、ゴム物性をJISK6301に準じて測定
したところ、硬さ54、引張り強さ7.7kg/cm2、伸
び170%であった。またJISK7201に準じて、
酸素指数を測定したところ、34であった。なお1A液
を室温で1箇月間保存したところ鉛粉の分離沈降は全く
認められず、また1B液と容易に混合でき初期と同様の
硬化物性が得られた。
実施例2 粘度10000センチポイズの両末端ジメチルビニルシ
リル基封鎖のフェニルメチルシロキサン・ジメチルシロ
キサン共重合体(フェニルメチルシロキサン単位30モ
ル%、ジメチルシロキサン単位70モル%、ビニル基含
有量0.14重量%)100部、平均粒子径20μの鉛
粉1000部、BET法による比表面積が100m2/g
のチャンネルブラック5部および塩化白金酸の2−エチ
ルヘキサノール溶液(白金含有量0.05重量%)0.
5部を添加して均一に混合して2A液を調製した。
リル基封鎖のフェニルメチルシロキサン・ジメチルシロ
キサン共重合体(フェニルメチルシロキサン単位30モ
ル%、ジメチルシロキサン単位70モル%、ビニル基含
有量0.14重量%)100部、平均粒子径20μの鉛
粉1000部、BET法による比表面積が100m2/g
のチャンネルブラック5部および塩化白金酸の2−エチ
ルヘキサノール溶液(白金含有量0.05重量%)0.
5部を添加して均一に混合して2A液を調製した。
また粘度30センチポイズのMe3SiO1/2単位15モル
%、Me2SiO単位60モル%、Me3SiO単位25モル%から
なるオルガノハイドロジェンポリシロキサン共重合体1
00部および硬化遅延剤としてテトラメチルテトラビニ
ルシクロテトラシロキサン20部を均一に混合して2B
液を調製した。
%、Me2SiO単位60モル%、Me3SiO単位25モル%から
なるオルガノハイドロジェンポリシロキサン共重合体1
00部および硬化遅延剤としてテトラメチルテトラビニ
ルシクロテトラシロキサン20部を均一に混合して2B
液を調製した。
次に2A液100部に対して2B液0.5部を添加し均
一に混合して、直径18mmの円筒状容器に100mmの高
さまで注入した。室温で1日放置させて硬化後、円筒を
高さ90〜100mm(上部)、40〜50mm(中部)お
よび0〜10mm(下部)の3つの部分をサンプリングし
て比重を測定した結果、それぞれ5.73、5.74お
よび5.75であり鉛粉が均一に分散されていることが
確かめられた。
一に混合して、直径18mmの円筒状容器に100mmの高
さまで注入した。室温で1日放置させて硬化後、円筒を
高さ90〜100mm(上部)、40〜50mm(中部)お
よび0〜10mm(下部)の3つの部分をサンプリングし
て比重を測定した結果、それぞれ5.73、5.74お
よび5.75であり鉛粉が均一に分散されていることが
確かめられた。
また別に厚さ3mmのシート状硬化物を室温で3日間放置
して作成し、ゴム物性をJISK6301に準じて測定
したところ、硬さ56、引張り強さ7.3kg/cm2、伸
び170%であった。またJISK7201に準じて、
酸素指数を測定したところ、34であった。なお2A液
を室温で1箇月保存したところ鉛粉の分離沈降は認めら
れず、また2B液と容易に混合でき初期と同様の硬化物
性が得られた。
して作成し、ゴム物性をJISK6301に準じて測定
したところ、硬さ56、引張り強さ7.3kg/cm2、伸
び170%であった。またJISK7201に準じて、
酸素指数を測定したところ、34であった。なお2A液
を室温で1箇月保存したところ鉛粉の分離沈降は認めら
れず、また2B液と容易に混合でき初期と同様の硬化物
性が得られた。
実施例3 粘度500センチポイズの両末端ジメチルビニルシリル
基封鎖のジメチルポリシロキサン(ビニル基含有量0.
51重量%)100部、平均粒子径40μの鉛粉500
部、BET法による比表面積が100m2/gのファーネ
スブラック10部および塩化白金酸の2−エチルヘキサ
ノール溶液(白金含有量0.05重量%)0.5部を添
加して均一に混合して3A液を調製した。
基封鎖のジメチルポリシロキサン(ビニル基含有量0.
51重量%)100部、平均粒子径40μの鉛粉500
部、BET法による比表面積が100m2/gのファーネ
スブラック10部および塩化白金酸の2−エチルヘキサ
ノール溶液(白金含有量0.05重量%)0.5部を添
加して均一に混合して3A液を調製した。
次に、この3A液100部に対し、実施例1で使用した
1B液1部を添加し混合して、直径18mmの円筒状容器
に100mmの高さまで注入した。室温で1日放置させて
硬化後、円筒を高さ90〜100mm(上部)、40〜5
0mm(中部)および0〜10mm(下部)の3つの部分を
サンプリングして比重を測定した結果、それぞれ3.8
5、3.86であり、鉛粉が均一に分散されていること
が確かめられた。
1B液1部を添加し混合して、直径18mmの円筒状容器
に100mmの高さまで注入した。室温で1日放置させて
硬化後、円筒を高さ90〜100mm(上部)、40〜5
0mm(中部)および0〜10mm(下部)の3つの部分を
サンプリングして比重を測定した結果、それぞれ3.8
5、3.86であり、鉛粉が均一に分散されていること
が確かめられた。
また、別に厚さ3mmのシート状硬化物を室温で3日間放
置して作成しゴム物性をJIS K6301に準じて測
定したところ、硬さ40、引張り強さ6.4kg/cm2、
伸び150%であった。なお、3A液を室温で1箇月保
存したところ鉛粉の分離沈降は認められず、また1B液
と容易に混合でき、初期と同様の硬化特性が得られた。
置して作成しゴム物性をJIS K6301に準じて測
定したところ、硬さ40、引張り強さ6.4kg/cm2、
伸び150%であった。なお、3A液を室温で1箇月保
存したところ鉛粉の分離沈降は認められず、また1B液
と容易に混合でき、初期と同様の硬化特性が得られた。
比較例1 実施例1でアセチレンブラックを添加しない以外は全く
同様に1A液および1B液を調製し、この1A液100
部に対し、1B液1部を添加し均一に混合して、直径1
8mmの円筒状容器に100mmの高さまで注入した。室温
で1日放置させて硬化後、円筒を高さ90〜100mm
(上部)、40〜50mm(中部)および0〜10mm(下
部)の3つの部分をサンプリングして比重を測定した結
果、それぞれ4.62、5.01および5.14であり
鉛粉が均一に分散されず、硬化途上で分離沈降を起こし
ていた。
同様に1A液および1B液を調製し、この1A液100
部に対し、1B液1部を添加し均一に混合して、直径1
8mmの円筒状容器に100mmの高さまで注入した。室温
で1日放置させて硬化後、円筒を高さ90〜100mm
(上部)、40〜50mm(中部)および0〜10mm(下
部)の3つの部分をサンプリングして比重を測定した結
果、それぞれ4.62、5.01および5.14であり
鉛粉が均一に分散されず、硬化途上で分離沈降を起こし
ていた。
また別に厚さ3mmのシート状硬化物を室温で3日間放置
して作成し、ゴム物性をJISK6301に準じて測定
したところ、硬さ52、引張り強さ6.9kg/cm2、伸
び160%であった。またJISK7201に準じて、
酸素指数を測定したところ、29であった。なお1A液
を室温で1箇月間保存したところ下部に鉛粉が分離沈降
しており、1B液と混合するのは困難であった。
して作成し、ゴム物性をJISK6301に準じて測定
したところ、硬さ52、引張り強さ6.9kg/cm2、伸
び160%であった。またJISK7201に準じて、
酸素指数を測定したところ、29であった。なお1A液
を室温で1箇月間保存したところ下部に鉛粉が分離沈降
しており、1B液と混合するのは困難であった。
比較例2 粘度500センチポイズの両末端ジメチルビニルシリル
基封鎖のジメチルポリシロキサン(ビニル基含有量0.
51重量%)100部、平均粒子径40μの鉛粉470
部、比表面積2m2/gの結晶性シリカ100部および塩
化白金酸の2−エチルヘキサノール溶液(白金含有量
0.05重量%)0.5部を添加して均一に混合して4
A液を調製した。
基封鎖のジメチルポリシロキサン(ビニル基含有量0.
51重量%)100部、平均粒子径40μの鉛粉470
部、比表面積2m2/gの結晶性シリカ100部および塩
化白金酸の2−エチルヘキサノール溶液(白金含有量
0.05重量%)0.5部を添加して均一に混合して4
A液を調製した。
また粘度20センチポイズのMe3SiO1/2単位20モル
%、Me2SiO単位50モル%、MeHSiO単位30モル%から
なるオルガノハイドロジェンポリシロキサン共重合体1
00部、粘度100センチポイズの両末端ジメチルビニ
ルシリル基封鎖のジメチルポリシロキサン(ビニル基含
有量1.0重量%)および硬化遅延剤としてテトラメチ
ル・テトラビニル・シクロテトラシロキサン10部を均
一に混合して4B液を調製した。
%、Me2SiO単位50モル%、MeHSiO単位30モル%から
なるオルガノハイドロジェンポリシロキサン共重合体1
00部、粘度100センチポイズの両末端ジメチルビニ
ルシリル基封鎖のジメチルポリシロキサン(ビニル基含
有量1.0重量%)および硬化遅延剤としてテトラメチ
ル・テトラビニル・シクロテトラシロキサン10部を均
一に混合して4B液を調製した。
次に4A液100部に対し、4B液1部を添加し均一に
混合して、直径18mmの円筒状容器に100mmの高さま
で注入した。室温で1日放置させて硬化後、円筒を高さ
90〜100mm(上部)、40〜50mm(中部)および
0〜10mm(下部)の3つの部分をサンプリングして比
重を測定した結果、それぞれ3.15、3.39および
3.49であり鉛粉が均一に分散されず、硬化途上で分
離沈降を起こしていた。
混合して、直径18mmの円筒状容器に100mmの高さま
で注入した。室温で1日放置させて硬化後、円筒を高さ
90〜100mm(上部)、40〜50mm(中部)および
0〜10mm(下部)の3つの部分をサンプリングして比
重を測定した結果、それぞれ3.15、3.39および
3.49であり鉛粉が均一に分散されず、硬化途上で分
離沈降を起こしていた。
また別に厚さ3mmのシート状硬化物を室温に3日間放置
して作成し、ゴム物性をJISK6301に準じて測定
したところ、硬さ66、引張り強さ14.6kg/cm2、
伸び60%であった。なお4A液を室温で1箇月間保存
したところ下部に鉛粉が分離沈降しており、4B液と混
合するのは困難であった。
して作成し、ゴム物性をJISK6301に準じて測定
したところ、硬さ66、引張り強さ14.6kg/cm2、
伸び60%であった。なお4A液を室温で1箇月間保存
したところ下部に鉛粉が分離沈降しており、4B液と混
合するのは困難であった。
比較例3 比較例2において、4A液の調製時に鉛粉を更に570
部添加(硬化後の組成物の比重が5.0となるために必
要な量)した。しかしながら、極度に粘度が上がり、均
一に混合することが不可能であり、成型・加工すること
ができなかった。
部添加(硬化後の組成物の比重が5.0となるために必
要な量)した。しかしながら、極度に粘度が上がり、均
一に混合することが不可能であり、成型・加工すること
ができなかった。
[発明の効果] 本発明は、カーボン微粉末を含有してなる線遮蔽用オ
ルガノポリシロキサン組成物のため、従来の結晶性シリ
カを充填剤とした硬化性オルガノポリシロキサンに重金
属微粉末を添加した線遮蔽材に比べ、保存中における
重金属微粉末の分離沈降がほとんどなく、また、硬化途
上においても重金属微粉末の分離沈降を起こすことがな
いので、硬化物中の重金属微粉末が均一に分散している
ため、硬化物のどの部分をとってもむらのない線遮蔽
性能を有しており、さらに、難燃性も有しているという
特徴がある。
ルガノポリシロキサン組成物のため、従来の結晶性シリ
カを充填剤とした硬化性オルガノポリシロキサンに重金
属微粉末を添加した線遮蔽材に比べ、保存中における
重金属微粉末の分離沈降がほとんどなく、また、硬化途
上においても重金属微粉末の分離沈降を起こすことがな
いので、硬化物中の重金属微粉末が均一に分散している
ため、硬化物のどの部分をとってもむらのない線遮蔽
性能を有しており、さらに、難燃性も有しているという
特徴がある。
従って、X線、線を取り扱う病院、実験室等の遮蔽
材、原子力発電所内の線遮蔽体(特に貫通部のペネト
レーションシール)あるいは使用済み核燃料輸送容器の
線遮蔽体として好適に使用することができる。
材、原子力発電所内の線遮蔽体(特に貫通部のペネト
レーションシール)あるいは使用済み核燃料輸送容器の
線遮蔽体として好適に使用することができる。
Claims (2)
- 【請求項1】(イ)一般式 (式中、Rは脂肪族不飽和結合を有しない一価有機基、
R1はアルケニル基、aは0〜2の整数、bは1または
2、a+bは1〜3の整数である)で表わされる単位を
1分子中に少なくとも2個有するオルガノポリシロキサ
ン 100重量部 (ロ)一般式 (式中、Rは前記と同じ、cは0〜3の整数、dは1〜
3の整数、c+dは1〜3の整数である)で表わされる
単位を1分子中に少なくとも2個有するオルガノハイド
ロジェンポリシロキサン流体 けい素原子結合水素原子が(イ)成分中のアルケニル基1
当量当り0.5〜5.0当量になるような量 (ハ)重金属微粉末 50〜2000重量部、 (ニ)カーボン微粉末 1〜30重量部 および (ホ)触媒量の白金系化合物 から成ることを特徴とする線遮蔽用オルガノポリシロ
キサン組成物。 - 【請求項2】重金属微粉末が鉛である特許請求の範囲第
1項記載の線遮蔽用オルガノポリシロキサン組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60081998A JPH0644071B2 (ja) | 1985-04-17 | 1985-04-17 | γ線遮蔽用オルガノポリシロキサン組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60081998A JPH0644071B2 (ja) | 1985-04-17 | 1985-04-17 | γ線遮蔽用オルガノポリシロキサン組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61240197A JPS61240197A (ja) | 1986-10-25 |
JPH0644071B2 true JPH0644071B2 (ja) | 1994-06-08 |
Family
ID=13762139
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60081998A Expired - Lifetime JPH0644071B2 (ja) | 1985-04-17 | 1985-04-17 | γ線遮蔽用オルガノポリシロキサン組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0644071B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100706012B1 (ko) | 2003-03-03 | 2007-04-11 | 미츠비시 쥬고교 가부시키가이샤 | 캐스크, 중성자 차폐체용 조성물 및 중성자 차폐체 제조법 |
JP2007315843A (ja) * | 2006-05-24 | 2007-12-06 | Takenaka Komuten Co Ltd | γ線遮蔽パネル材、γ線遮蔽シール材、及びγ線遮蔽構造 |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5128309A (ja) * | 1974-09-02 | 1976-03-10 | San Ando Shii Konsarutanto Kk | Sandodoreenkohonokeeshingudonyukokutsusakusochi |
JPS5248146A (en) * | 1975-10-14 | 1977-04-16 | Matsushita Refrig Co | Refrigerator |
JPS5313508A (en) * | 1976-07-21 | 1978-02-07 | Inoue Shokai | Method of applying antiicorrosive coating for steel pipe pile |
US4437013A (en) * | 1981-07-06 | 1984-03-13 | The United States Of America As Represented By The Department Of Energy | Neutron and gamma radiation shielding material, structure, and process of making structure |
US4436868A (en) * | 1982-12-27 | 1984-03-13 | B & B Insulation, Inc. | Insulation composition |
-
1985
- 1985-04-17 JP JP60081998A patent/JPH0644071B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61240197A (ja) | 1986-10-25 |
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