JPH0660284B2 - 硬化性シリコーンゴム組成物 - Google Patents

硬化性シリコーンゴム組成物

Info

Publication number
JPH0660284B2
JPH0660284B2 JP1187278A JP18727889A JPH0660284B2 JP H0660284 B2 JPH0660284 B2 JP H0660284B2 JP 1187278 A JP1187278 A JP 1187278A JP 18727889 A JP18727889 A JP 18727889A JP H0660284 B2 JPH0660284 B2 JP H0660284B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
parts
composition
group
dimethylpolysiloxane
component
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1187278A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0352956A (ja
Inventor
健英 岡見
弘直 藤木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shin Etsu Chemical Co Ltd
Original Assignee
Shin Etsu Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shin Etsu Chemical Co Ltd filed Critical Shin Etsu Chemical Co Ltd
Priority to JP1187278A priority Critical patent/JPH0660284B2/ja
Priority to US07/553,454 priority patent/US5216104A/en
Priority to DE69033688T priority patent/DE69033688T2/de
Priority to EP90113854A priority patent/EP0409229B1/en
Priority to KR1019900011031A priority patent/KR950005317B1/ko
Publication of JPH0352956A publication Critical patent/JPH0352956A/ja
Publication of JPH0660284B2 publication Critical patent/JPH0660284B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L83/00Compositions of macromolecular compounds obtained by reactions forming in the main chain of the macromolecule a linkage containing silicon with or without sulfur, nitrogen, oxygen or carbon only; Compositions of derivatives of such polymers
    • C08L83/04Polysiloxanes
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G77/00Macromolecular compounds obtained by reactions forming a linkage containing silicon with or without sulfur, nitrogen, oxygen or carbon in the main chain of the macromolecule
    • C08G77/04Polysiloxanes
    • C08G77/12Polysiloxanes containing silicon bound to hydrogen
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G77/00Macromolecular compounds obtained by reactions forming a linkage containing silicon with or without sulfur, nitrogen, oxygen or carbon in the main chain of the macromolecule
    • C08G77/04Polysiloxanes
    • C08G77/20Polysiloxanes containing silicon bound to unsaturated aliphatic groups

Description

【発明の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 本発明は硬化性シリコーンゴム組成物及びその硬化物に
関し、特に硬化したゴムが低モジュラスである付加型シ
リコーンゴム組成物及びその硬化物に関する。
《従来の技術》 ケイ素原子に結合したビニル基を含有するオルガノポリ
シロキサンと、ケイ素原子に結合した水素原子を含有す
るオルガノハイドロジェンポリシロキサンとを白金触媒
の存在下で付加反応させて弾性体とする方法は既に良く
知られており、難燃性や機械的強度を向上させるため
に、或いは耐薬品性等を向上させるために無機質充填剤
を添加することができることも知られている。
又、硬化したシリコーンゴムを低モジュラス化させるた
めに無官能オイルを添加することも知られている。
しかしながら、無官能オイルを添加することによりゴム
硬度及びモジュラスが低下するものの、硬化ゴムの表面
に無官能オイルがブリードするために、接触している物
を汚染したり収縮して形状に変化が現れたりする場合が
ある他、硬化する時に接着性を阻害するという欠点があ
った。係る欠点は、上記シリコーンゴムの代りに、充填
剤を含まない付加型のシリコーンゲルを使用した場合に
ついても同様である。
一方、低モジュラス化の他の方法として無機質の充填剤
の添加量を減少させる方法があるが、この場合には硬化
ゴムの強度も低下するので特殊なポッティング等の用途
に限定されるという欠点がある。
本発明者等は係る欠点を解決するために鋭意検討した結
果、特定の組成を選択することにより、低モジュラスで
ブリードのないシリコーン硬化物を得ることができるこ
とを見出し本発明を完成した。
《発明が解決しようとする課題》 従って本発明の目的は、低モジュラスのシリコーン硬化
物を与えると共に、硬化する時に接着性阻害を起こした
り、硬化後に接触している物を汚染したり、収縮して形
状が変化する等の欠点を生ずることのない硬化性シリコ
ーンゴム組成物及びその硬化物を提供することにある。
《課題を解決するための手段》 本発明の上記の目的は、 (a)1分子中にケイ素原子に結合したアルケニル基を2
個以上有するオルガノポリシロキサン:100重量部、 (b)1分子中にケイ素原子に結合したアルケニル基を平
均して1個有するオルガノポリシロキサン:3〜70重
量部、 (c)(a)と(b)成分の合計のアルケニル基1個に対し、ケ
イ素原子に結合した水素原子が0.5〜5個になる量
の、1分子中にケイ素原子に結合した水素原子を少なく
とも2個有するオルガノハイドロジェンポリシロキサ
ン、 (d)白金又は白金化合物:触媒量 及び (e)無機質充填剤:15〜600重量部 から成ることを特徴とする付加型硬化性シリコーンゴム
組成物及びその硬化物によって達成された。
本発明の組成物における(a)成分としてのオルガノポリ
シロキサンは1分子中に少なくとも2個のアルケニル基
を有することが必須とされるが、この場合のアルケニル
基はビニル基、アリル基、メタリル基、ヘキセニル基等
である。
アルケニル基以外の有機基は、メチル基、エチル基、プ
ロピル基、トリフロロプロピル基、フェニル基等の中か
ら選択される非置換または置換の1価の炭化水素基であ
る。このようなオルガノポリシロキサンとしては、例え
ば下記のものを例示することができる。
但し、上記中pは2又は3であり、s、u及びwは正の
整数、t、v及びxは0又は正の整数を表す。
この(a)成分のオルガノポリシロキサンは通常直鎖状で
あるが、若干分岐していても良い。又、この成分は単独
で使用しても、2種以上の混合物として使用しても良
い。
上記オルガノポリシロキサンの粘度は特に限定されるこ
とはないが、配合等の点から、実用的には100〜1,
000,000csのものが使用される。
次に、本発明の組成物における(b)成分としてのオルガ
ノポリシロキサンは、1分子中に平均して1個のアルケ
ニル基を有することが必須とされる。この場合のアルケ
ニル基以外の有機基はメチル基、エチル基、プロピル
基、トリフロロプロピル基、フェニル基等から選択され
る非置換または置換の1価の炭化水素基であり、アルケ
ニル基はビニル基、アリル基、メタリル基、ヘキセニル
基等である。このようなオルガノポリシロキサンとして
は例えば下記のものを例示することができる。
上式中、y1、y2、y3及びy4は0又は正の整数を表す。
上記(b)成分のオルガノポリシロキサンは通常単独で用
いることにより十分本発明の効果を発揮することができ
るが、2種以上の混合物であっても良い。即ち、本(b)
成分が本発明の硬化性シリコーンゴム組成物が硬化した
際の低モジュラス化やゲル針入度を大きくする作用があ
る。
上記(b)成分は、本組成物の硬化中にアルケニル基が反
応しシリコーンゴム組成物の架橋構造内にとり込まれる
ため、従来使用していた無官能オイルの場合とは異な
り、硬化物から表面にブリードするものがないため、周
囲の接触物を汚染したり、長期使用中に硬化物が縮小し
たりすることもない。
上記した如く、(b)成分は本組成物の架橋密度を低下さ
せて可撓性を与えると共に硬度を低下させるものである
ので、(a)成分100重量部に対する添加量は3〜70
重量部、特に5〜50重量部とすることが好ましい。
次に、本発明の組成物における(c)成分としてのオルガ
ノハイドロジェンポリシロキサンは、前記(a)成分と(b)
成分の架橋剤として作用するものであり、1分子中に少
くとも2個の≡SiH結合を含有する。上記オルガノハ
イドロジェンポリシロキサンは直鎖状、分岐状、環状の
何れの構造のものであっても良く、具体的には下記のも
のが例示される。
(式中、a、b及びcは0又は正の整数を示し、dは2
以上の整数を示す。)、 (式中、Rは水素原子、メチル基、プロピル基又はトリ
メチルシラノール基を表す。) 及び 尚、(c)成分として1分子中に2個の≡Si−H結合を
有する、いわゆる2官能のオルガノハイドロジェンポリ
シロキサンを用いる場合には、3官能以上のオルガノハ
イドロジェンポリシロキサンを添加して使用するか(特
公昭47−40447号)、(a)及び/又は(b)成分のオ
ルガノポリシロキサン中に3官能以上のケイ素原子結合
のアルケニル基を含有するオルガノポリシロキサンを使
用することが好ましい。
本発明においては、(c)成分のオルガノハイドロジェン
ポリシロキサンの使用量は(a)成分と(b)成分の全アルケ
ニル基の1個当たりに対し、(c)成分中のケイ素原子に
直結した水素原子が0.5〜5個になる量であり、好ま
しくは1.0〜3.0個になる量である。
本発明の組成物における(d)成分としての白金又は白金
化合物は、(a)及び(b)成分中に含まれるケイ素原子に結
合したアルケニル基と(c)成分中の≡SiH基を付加反
応させるものであり、公知の触媒の中から適宜選択する
ことができる。
このような触媒としては、例えば白金黒を初め、アルミ
ナ、シリカ等の担体に白金を担持させたもの、塩化白金
酸、アルコール変性塩化白金酸、塩化白金酸とオレフィ
ン又はビニルシロキサンとの反応物、錯体あるいは混合
物等を例示することができる。これらの触媒のうち固体
触媒の場合には、分散性を上げるために細かく砕いたも
のとしたり、担体として粒径が小さく比較的表面積の大
きいものを使用することが望ましい。
この白金系触媒の使用量は所望の硬化速度が得られるよ
うに適宜選択すれば良い。経済的見地及び良好な硬化物
を得るという見地から、アルコール変性あるいはシロキ
サン変性塩化白金酸等のようにシロキサンと相溶するも
のの場合には、前記した(a)成分と(b)成分の合計量に対
して白金として1〜200ppmの範囲とする一方、白金
黒等の固形触媒の場合には20〜500ppmの範囲とす
ることが好ましい。
本発明の組成物は上記した(a)〜(d)成分を必須とするも
のであるが、これに加えて(e)成分として、組成物の硬
化時における熱収縮の減少、硬化弾性体の熱膨張率の低
下、熱安定性、耐候性、耐薬品性、難燃性又は機械的強
度の向上、更にはガス透過率を下げる等の目的のため
に、(a)成分100重量部に対して15〜600重量部
の無機質充填剤を添加する。
上記充填剤としては、例えばシリカを主成分とする微粒
状のエアロジル、疎水性シリカ、湿式シリカ、ケイソウ
土、クリスタライト等の石英粉末、炭酸カルシウム、ア
ルミナ、酸化鉄、酸化亜鉛、酸化チタン、炭酸マグネシ
ウム、酸化セリウム、カーボンブラック、グラファイ
ト、銀粉、ニッケル粉等を例示することができる。これ
らの内、エアロジルの場合には、(a)成分100重量部
に対して25重量部以下とすることが好ましく、アルミ
ナ等の場合には300〜500重量部とすることが好ま
しいというように、充填剤の吸油量、表面積、比重等に
応じて添加量を適宜変えることが必要となる。
本発明の組成物は上記した(a)成分〜(d)成分及び必要に
応じて更に(e)成分を均一に混合することによって容易
に得ることができる。
本発明においては、更に、必要に応じて種々の添加剤を
添加しても良い。例えば硬化弾性体の強度を補強するた
めに、SiO単位、(CH=CH)(R′)Si
0.5単位及びR′SiO0.5単位(R′は不飽
和脂肪族炭化水素基を含まない1価の炭化水素基)を含
むレジン構造のオルガノポリシロキサン(特公昭38−
26771号公報、特公昭45−9476号公報参照)
を添加していても良いし、組成物の硬化速度を制御する
目的で、(CH=CH)R″SiO単位(R″は上記
R′と同じ)を含むオルガノポリシロキサン(特公昭4
8−10947号公報参照)、アセチレン化合物(米国
特許第3,445,420号明細書参照)、重金属イオ
ン性化合物(米国特許第3,532,649号明細書参
照)の添加も任意に行うことができる。
本発明の硬化性シリコーンゴム組成物から得られる硬化
物は、低硬度のロール材料をはじめ、自動車等に使用す
る衝撃や振動の激しい電子部品用のポッティング材又は
接着シール材として、従来のものより極めて広い範囲に
応用することができる。
《発明の効果》 本発明の硬化性シリコーンゴム組成物は耐熱衝撃性や可
撓性が良好であるのみでなく、接触している周辺部をシ
リコーンで汚染することもない。又、硬化したシリコー
ンゴムを長期使用していても、収縮して形状や寸法が変
化することがない上、硬化する時に接着界面にブリード
するものがないので接着阻害を生ずることもない。
《実施例》 次に本発明を実施例にょって更に詳述するが、本発明は
これによって限定されるものではない。尚、実施例中に
「部」とあるのは「重量部」を意味し、粘度は全て25
℃における測定値である。
実施例1. 両末端ジメチルビニルシリル基で封鎖された、粘度が
5,000csのジメチルポリシロキサン100部及び
トリメチルシリル基で表面を疎水化した比表面積200
/gのフェームドシリカ20部を150℃の加熱下
で2時間ニーダーにて処理し室温まで冷却した後、片末
端がジメチルビニルシリル基で封鎖され、他端をトリメ
チルシリルで封鎖された粘度800csのジメチルポリ
シロキサン15部、2重量%の白金を含有する塩化白金
酸のオクタノール溶液0.02部及び制御剤としての3
−メチル−3−ヒドロキシ−1−ブチン0.005部を
加えて均一にした混合し、更に平均式 で表されるオルガノハイドロジェンポリシロキサン2.
8部を加えて組成物Iを調製した。
得られた組成物を150℃で30分間加熱硬化させ、J
IS:K−6301に準じて、厚さ2mmのシートのゴム
物性を測定したところ表1の結果が得られた。
又、フリーオイルのブリード性をみるため、NO.5Aの
濾紙上に組成物を5.0gのせ、150℃で30分加熱
硬化させた後25℃で24時間放置し、濾紙表面に浸透
したオイルの長さで濾紙へのオイルブリード性を測定し
たところ、表1に示した如くブリードは観測されなかっ
た。
比較例1. 実施例1で使用した片末端ジメチルビニルシリル基で封
鎖されたジメチルポリシロキサンを除いた他は実施例1
と全く同様にして比較組成物Aを調製した。実施例1と
同様にしてゴム物性及びブリード性を評価した結果は表
1に示した通りである。
比較例2. 実施例1で使用した片末端ジメチルビニルシリル基で封
鎖されたジメチルポリシロキサン15部の代わりに、両
末端トリメチルシリル基で封鎖された粘度1,800c
sの無官能ジメチルポリシロキサン10部を用いた他は
実施例1と全く同様にして比較組成物Bを調製した。
実施例1と同様にしてゴム物性及びブリード性を評価し
た結果は表1に示した通りである。
表1の結果から、本発明の組成物の場合には、オイルブ
リードなしに、比較例2の場合と同等の硬度を出すこと
ができることが確認された。
実施例2. 両末端ジメチルビニルシリル基で封鎖され、1分子中に
1箇の を含み且つ粘度10,000csのジメチルポリシロキ
サン100部、平均粒径2μの湿式シリカ150部、実
施例1で使用した塩化白金酸のオクタノール溶液を0.
03部、1分子中に を1箇含有し、両末端トリメチルシリル基で封鎖された
粘度100csのジメチルポリシロキサン10部及び制
御剤として3−メチル−3−ヒドロキシ−1−ブチンを
0.005部加えて均一に混合し更に平均式、 で表されるオルガノハイドロジェンポリシロキサン2.
1部を加えた組成物IIを調製した。
得られた組成物IIを用い、実施例1と同様にしてゴム物
性及びブリード性を調べた。又、肉厚3mmで外径3mmφ
のロールを成型し、乾式複写機に組み込んで30,00
0枚通紙後の径を測定したところ、初期径30.00mm
が29,91mmと縮小したものの、径変化が非常に少な
かった。これらの結果は表2に示した通りである。
比較例3. 実施例2で使用した1分子中に を一箇含有する両末端がトリメチルシリル基で封鎖され
たジメチルポリシロキサンを除いた他は実施例2と全く
同様にして比較組成物Cを調製した。
得られた組成物Cについて実施例2と同様な項目をチェ
ックしたところ表2に示す結果が得られた。
比較例4. 実施例2で使用した1分子中に を一箇含有する両末端がトリメチルシリル基で封鎖され
たジメチルポリシロキサン10部の代わりに、末端トリ
メチルシリル基で封鎖され且つ粘度100csの無官能
ジメチルポリシロキサン7部を用いた他は実施例2と全
く同様にして比較組成物Dを調製した。
得られた比較組成物Dについて実施例2と同様な項目を
チェックしたところ表2に示す結果が得られた。
実施例3. 両末端ジメチルビニルシリル基で封鎖され、1分子中に
1箇の を含み且つ粘度10,000csのジメチルポリシロキ
サン100部、平均粒径5μのアルミナ粉350部、実
施例1で使用した塩化白金酸のオクタノール溶液を0.
05部、実施例1で使用した片末端ジメチルビニルシリ
ル基で封鎖され、他端をトリメチルシリル基で封鎖され
た粘度800csのジメチルポリシロキサン20部及び
制御剤として3−メチル−3−ヒドロキシ−1−ブチン
を0.005部加えて均一に混合し、更に平均式、 で表されるオルガノハイドロジェンポリシロキサン3.
2部を加えて組成物IIIを調製した。
得られた組成物IIIについて実施例1と同様にゴム物性
を調べた結果は表3に示した通りである。
比較例5. 実施例3で使用した、片末端がジメチルビニルシリル基
で封鎖され、他端をトリメチルシリル基で封鎖されたジ
メチルポリシロキサン20部を除いた他は実施例3と全
く同様にして比較組成物Eを調製した。
得られた比較組成物Eについて、実施例3と同様な項目
をチェックしたところ表3に示した結果が得られた。
表3の結果は、本発明の組成物から得られた硬化物は、
低硬度,低モジュラスであることを実証するものであ
る。
実施例4. フラスコ内に を300g、 を5.1g及び(CH3)3SiOSi(CH3)3を4.4g仕込み、
10%のカリウムシリコネート0.65gを加え120
℃で3時間平衡化反応を行い、中和・ストリップ及び濾
過を行って、平均組成式 で表され且つ1分子中に平均一個のビニル基を含有する
粘度100csのジメチルポリシロキサンAを290g
得た。
次に、両末端ジメチルビニルシリル基で封鎖され且つ粘
度5,000csのジメチルポリシロキサン100部及
びトリメチルシリル基で表面を疎水化した比表面積30
0m2/gのフェームドシリカ15部を150℃の加熱下
で2時間ニーダーにて処理し、室温まで冷却した後、前
記ジメチルポリシロキサンAを20部、2重量%の白金
を含有する塩化白金酸のオクタノール溶液を0.02部
及び制御剤としての3−メチル−3−ヒドロキシ−1−
ブチンを0.005部加えて均一に混合し、更に平均式 で表されるオルガノハイドロジェンポリシロキサンを
1.7部加えて組成物≡IVを調製した。
得られた組成物IVについて実施例1と同様にしてゴム物
性及びブリード性を評価したところ表4に示す結果が得
られた。
実施例5. フラスコ内に を300g、(CHSiOHを4.9g、10%
のn−BuLiのnヘキサン溶液を35g、トルエン100
ml及びTHF30mlを秤量し室温で攪拌した後、 を7.3g加え、更に2時間攪拌した後、ストリップ及
び濾過を行い、式 で示される粘度100csの、片末端ジメチルビニルシ
リル基、他端がトリメチルシリル基で封鎖されたジメチ
ルポリシロキサンオイルBを280g得た。
次に、実施例4で用いたジメチルポリシロキサンAの代
わりに、上記ジメチルポリシロキサンBを用いた他は実
施例4と全く同様にして組成物Vを調製した。
得られた組成物Vについて、実施例1と同様にしてゴム
物性及びブリード性を評価したところ表4に示す結果が
得られた。
比較例6 実施例4で使用したジメチルポリシロキサンAの代わり
に両末端がトリメチルシリル基で封鎖された粘度100
csの無官能ジメチルポリシロキサン20部を用いた他
は実施例4と全く同様にして比較組成物Fを調製し、実
施例4と同様にしてゴム物性及びブリード性を評価し
た。結果は表4に示した通りである。
比較例7. 実施例5で使用したジメチルポリシロキサンBの代わり
に、両末端がトリメチルシリル基で封鎖された粘度10
0csの無官能ジメチルポリシロキサン10部を用いた
他は実施例5と全く同様にして比較組成物Gを調製し
た。
得られた比較組成物Gについて、実施例5と同様にして
ゴム物性及びブリード性を評価した結果は表4に示した
通りである。
表4の結果は、本発明の組成物によって、低い硬度を維
持したままオイルブリード性のない硬化物が得られるこ
とが確認された。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a)1分子中にケイ素原子に結合したアル
    ケニル基を2個以上有するオルガノポリシロキサン:1
    00重量部、 (b)1分子中にケイ素原子に結合したアルケニル基を平
    均して一個有するオルガノポリシロキサン:3〜70重
    量部、 (c)(a)成分と(b)成分の合計のアルケニル基1個に対
    し、ケイ素原子に結合した水素原子が0.5〜5個にな
    る量の、1分子中にケイ素原子に結合した水素原子を少
    なくとも2個有するオルガノハイドロジェンポリシロキ
    サン、 (d)白金又は白金化合物:触媒量 及び (e)無機質充填剤:15〜600重量部 から成ることを特徴とする付加型硬化性シリコーンゴム
    組成物。
JP1187278A 1989-07-21 1989-07-21 硬化性シリコーンゴム組成物 Expired - Lifetime JPH0660284B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1187278A JPH0660284B2 (ja) 1989-07-21 1989-07-21 硬化性シリコーンゴム組成物
US07/553,454 US5216104A (en) 1989-07-21 1990-07-17 Curable silicone rubber compositions and products of curing thereof
DE69033688T DE69033688T2 (de) 1989-07-21 1990-07-19 Verwendung härtbarer Silikonkautschukzusammensetzung zur Herstellung von Rollen für Trockenkopiergeräte und Rollen für Trockenkopiergeräte
EP90113854A EP0409229B1 (en) 1989-07-21 1990-07-19 Use of curable silicone rubber compositions for the fabrication of rolls for dry copying machines and rolls for dry copying machines
KR1019900011031A KR950005317B1 (ko) 1989-07-21 1990-07-20 경화성 실리콘 고무 조성물 및 그 경화물

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1187278A JPH0660284B2 (ja) 1989-07-21 1989-07-21 硬化性シリコーンゴム組成物

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0352956A JPH0352956A (ja) 1991-03-07
JPH0660284B2 true JPH0660284B2 (ja) 1994-08-10

Family

ID=16203202

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1187278A Expired - Lifetime JPH0660284B2 (ja) 1989-07-21 1989-07-21 硬化性シリコーンゴム組成物

Country Status (5)

Country Link
US (1) US5216104A (ja)
EP (1) EP0409229B1 (ja)
JP (1) JPH0660284B2 (ja)
KR (1) KR950005317B1 (ja)
DE (1) DE69033688T2 (ja)

Families Citing this family (24)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05287206A (ja) * 1992-04-14 1993-11-02 Nippon Paint Co Ltd 硬化性樹脂組成物
US5281656A (en) * 1992-12-30 1994-01-25 Dow Corning Corporation Composition to increase the release force of silicone paper release coatings
JP2739407B2 (ja) * 1993-02-09 1998-04-15 信越化学工業株式会社 低弾性率シリコーンゲル組成物及びそのゲル状硬化物
GB9311853D0 (en) * 1993-06-09 1993-07-28 Dow Corning Gmbh Curable compositions
JP2897098B2 (ja) * 1993-06-30 1999-05-31 信越化学工業株式会社 シリコーンゴム組成物
EP0640663B1 (en) * 1993-08-27 1998-11-11 Toshiba Silicone Co., Ltd. Silicone rubber composition for injection molding
US5527837A (en) * 1994-04-25 1996-06-18 Shin-Etsu Chemical Co., Ltd. Heat-curable silicone elastomer compositions
FR2728562B1 (fr) * 1994-12-22 1997-01-24 Poudres & Explosifs Ste Nale Procede de fabrication en continu de chargements pyrotechniques a liant silicone et compositions susceptibles d'etre mises en oeuvre par ce procede
JPH0940868A (ja) * 1995-07-27 1997-02-10 Toray Dow Corning Silicone Co Ltd 加熱硬化性シリコーンゴム組成物
JP3201940B2 (ja) * 1995-09-12 2001-08-27 信越化学工業株式会社 硬化性シリコーンエラストマー組成物及びその製造方法
US6124407A (en) * 1998-10-28 2000-09-26 Dow Corning Corporation Silicone composition, method for the preparation thereof, and silicone elastomer
BR0013052A (pt) * 1999-07-27 2002-04-09 Bausch & Lomb Metodo para preparar um hidrogel de pré-polimero de silicone; hidrogel contendo silicone; lente de contato e lente intraocular
JP3712054B2 (ja) * 2001-04-13 2005-11-02 信越化学工業株式会社 固体高分子型燃料電池セパレータ用シール材料
US20050165194A1 (en) * 2001-11-20 2005-07-28 Rhodia Chimie Crosslinking agent for a silicone composition which can be crosslinked at low temperature based on a hydrogenated silicone oil comprising Si-H units at the chain end and in the chain
FR2833963B1 (fr) * 2001-12-21 2004-03-12 Rhodia Chimie Sa RETICULANT POUR UNE COMPOSITION SILICONE RETICULABLE AVEC DE BAS TAUX DE PLATINE, A BASE D'UNE HUILE SILICONE HYDROGENEE COMPORTANT DES MOTIFS Si-H EN BOUT DE CHAINE ET DANS LA CHAINE
US8038660B2 (en) * 2002-06-14 2011-10-18 Mmk Group, Llc Reusable breast shield
FR2856072B1 (fr) * 2003-06-16 2005-08-05 Rhodia Chimie Sa Composition silicone reticulable en gel adhesif.
US7767754B2 (en) * 2005-11-08 2010-08-03 Momentive Performance Materials Inc. Silicone composition and process of making same
US7951894B2 (en) 2007-06-29 2011-05-31 Saint-Gobain Performance Plastics Corporation Silicone compositions, articles, and methods of making such silicone compositions
KR101039310B1 (ko) * 2008-05-02 2011-06-08 한국수자원공사 복합형 능동 전력 필터
JP5046405B2 (ja) * 2010-03-05 2012-10-10 信越化学工業株式会社 含フッ素オルガノポリシロキサン組成物及びその製造方法
KR102243733B1 (ko) * 2014-10-10 2021-04-26 현대모비스 주식회사 실리콘 고무 조성물 및 이의 제조방법
WO2017217510A1 (ja) * 2016-06-15 2017-12-21 モメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズ・ジャパン合同会社 硬化性ポリオルガノシロキサン組成物及びその使用
JP6845343B2 (ja) 2017-02-08 2021-03-17 エルケム・シリコーンズ・ユーエスエイ・コーポレーションElkem Silicones Usa Corp. 温度管理の改善された二次電池パック

Family Cites Families (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3884866A (en) * 1973-04-13 1975-05-20 Gen Electric High strength organopolysiloxane compositions
US4029629A (en) * 1975-10-06 1977-06-14 General Electric Company Solvent resistant room temperature vulcanizable silicone rubber composition
US4041010A (en) * 1975-10-06 1977-08-09 General Electric Company Solvent resistant room temperature vulcanizable silicone rubber compositions
US4087585A (en) * 1977-05-23 1978-05-02 Dow Corning Corporation Self-adhering silicone compositions and preparations thereof
JPS5434362A (en) * 1977-08-24 1979-03-13 Shin Etsu Chem Co Ltd Curable organopolysiloxane composition
GB2096630B (en) * 1978-03-07 1983-02-16 Gen Electric Self-bonding silicone rubber compositions
US4340709A (en) * 1980-07-16 1982-07-20 General Electric Company Addition curing silicone compositions
JPH0631821B2 (ja) * 1985-04-11 1994-04-27 東レ・ダウコーニング・シリコーン株式会社 中性子遮蔽用オルガノポリシロキサン組成物
JPH0248180B2 (ja) * 1985-08-14 1990-10-24 Toshiba Silicone Gerujososeibutsu
JPH0661812B2 (ja) * 1986-05-26 1994-08-17 東レ・ダウコーニング・シリコーン株式会社 液状シリコ−ンゴム組成物の成形方法
DE3624776A1 (de) * 1986-07-22 1988-01-28 Bayer Ag Weiche siliconelastomere
JP2640480B2 (ja) * 1988-01-11 1997-08-13 東レ・ダウコーニング・シリコーン株式会社 シリコーンゴム組成物
US4871782A (en) * 1988-07-29 1989-10-03 General Electric Company Low viscosity silicone foam compositions
JPH0689255B2 (ja) * 1988-09-07 1994-11-09 信越化学工業株式会社 オルガノポリシロキサン組成物

Also Published As

Publication number Publication date
EP0409229A2 (en) 1991-01-23
EP0409229B1 (en) 2001-01-10
EP0409229A3 (en) 1991-11-13
KR910003024A (ko) 1991-02-26
KR950005317B1 (ko) 1995-05-23
DE69033688D1 (de) 2001-02-15
US5216104A (en) 1993-06-01
DE69033688T2 (de) 2001-06-07
JPH0352956A (ja) 1991-03-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0660284B2 (ja) 硬化性シリコーンゴム組成物
CA1296829C (en) Thermally conductive polyorganosiloxane elastomer composition
JPS6324625B2 (ja)
JP3765444B2 (ja) 電気・電子部品封止・充填用シリコーンゲル組成物およびシリコーンゲル
JPH0270755A (ja) オルガノポリシロキサン組成物
JP3189559B2 (ja) 液状シリコーン組成物の製造方法
JPH0649827B2 (ja) 高強度シリコーンゴム組成物
EP1043363B1 (en) Mother mold-forming silicone rubber composition and mother mold obtainable therefrom
JP2741436B2 (ja) 表面処理アルミナ及びそれを含有する熱伝導性シリコーン組成物
TW389777B (en) Curable silicone elastomer composition and method of preparing the same
JP3301293B2 (ja) 白金触媒組成物、その製造方法及び硬化性オルガノポリシロキサン組成物
JP3073884B2 (ja) 加熱硬化型シリコーンエラストマー組成物
JPH0339360A (ja) 硬化性液状シリコーンゴム組成物
GB2376690A (en) Mouldable silicone gel composition
JP2000086897A (ja) 免震積層体用硬化性シリコーン組成物
JP2632606B2 (ja) 硬化性オルガノポリシロキサン組成物
JP3106812B2 (ja) ウレタン樹脂用の型取り母型用オルガノポリシロキサン組成物の製造方法
JP3758176B2 (ja) 熱伝導性シリコーンゴムおよびその組成物
JP2835529B2 (ja) シリコーンゴム組成物
JPS61159450A (ja) ポリオルガノシロキサン組成物
JPH06107950A (ja) 加熱硬化性オルガノポリシロキサン組成物
JP4605342B2 (ja) 耐熱用付加反応硬化型シリコーンゴム組成物及びシリコーン接着剤
JP4425507B2 (ja) 高温圧縮抵抗性シリコーンゴム組成物
JPS6010057B2 (ja) オルガノシロキサンゲル
JPH0848885A (ja) ロール部材用硬化性シリコーンゴム組成物