JPH0644019B2 - 三相電力測定器 - Google Patents

三相電力測定器

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JPH0644019B2
JPH0644019B2 JP28428685A JP28428685A JPH0644019B2 JP H0644019 B2 JPH0644019 B2 JP H0644019B2 JP 28428685 A JP28428685 A JP 28428685A JP 28428685 A JP28428685 A JP 28428685A JP H0644019 B2 JPH0644019 B2 JP H0644019B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本発明は交流電力回路における負荷電力を測定する携帯
形の三相電力測定器に関するものであり、特に、測定の
ための接続を容易にした携帯形の三相電力測定器に関す
る。
(ロ) 従来の技術 第20図は、従来の携帯形の三相電力測定器の測定接続
を示すものである。三相交流電力回路1に負荷2が接続
されており、これに電圧要素接続線(取込クリツプ)3
a,3b,3c及び電流要素取込クランプ式変流器4
a,4bの接続線を接続し、電力測定器5で電力を測定
するものである。
(ハ) 発明が解決しようとする問題点 しかしながら、上記従来の三相電力測定器の原理は、古
くから周知の「2電力形法」にもとづくもので、そのた
めに測定線の接続にあたつては次の制約が設けられてい
る。
まず第一に、電圧要素接続線(赤)3aの接続相に必ず
電流要素取込クランプ式変流器(赤)4aを、電圧要素
接続線(白)3bを接続した相に必ず電流要素取込クラ
ンプ式変流器(白)4bを接続しなければならず、これ
を間違えると正しい測定値を得ることができない。
また第二に、電流要素測定のクランプ式変流器の取付方
向を変流器に示された矢印の通りに取付(結合)しなけ
ればならない。
以上の接続の制約は、十分に注意していても間違われる
ことがしばしばあり、そのため、接続が容易な携帯形三
相電力測定器の出現が従来から望まれていた。
本発明は、このような従来装置の欠点を解決するもので
あり、電力測定器に入力される電圧値及び電流値を相互
に比較することにより、正しい接続をした場合の電圧値
及び電流値を測定器中で推定する機能を持つことで、接
続線の三相電力線に対する接続自由度を大きくし、また
電流要素接続は1ケのクランプ式変流器で済ませて三相
電力の測定が容易に、正確にできる携帯形の三相電力測
定器を提供することを目的する。
(ニ) 問題点を解決するための手段 本発明は、上記の問題点を解決するための構成を以下に
説明する。まず、その第1番目の発明の三相電力測定器
を実施例に対応する第1図について説明すると、測定対
象の三相電力線1の各相a,b,cに3個の接続端子部
,,が電圧要素接続線3a,3b,3cで夫々任
意の順序で接続され各相の電圧が入力される電圧入力部
11と、測定対象の三相電力線1の任意の1つの相aに方
向を指定して結合される1個の変流器4が接続されこの
変流器4の二次電流が入力される電流入力部12と、こ
れら電圧入力部11及び電流入力部12に入力される相
間電圧入力及び電流入力をデイジタル化するアナログ・
デイジタル変換手段13と、このアナログ・デイジタル変
換手段13でデイジタル化された電圧入力及び電流入力
を記憶する実入力電圧レジスタ14及び実入力電流レジ
スタ15と、この実入力電圧レジスタ14のデータにも
とづいて上記電圧入力部の接続端子部間電圧V
II,VIIIの相順序を読みとり正順序か逆順序かを判
別する電圧相順序判別手段16と、この電圧相順序判別
手段16の判別結果が逆順序の場合には上記実入力電圧
レジスタ14に記憶されたデータの逆極性データを修正
電圧として記憶し、判別結果が正順序の場合には上記実
入力電圧レジスタ14に記憶されたデータをそのまま記
憶する修正電圧レジスタ17と、上記実電流レジスタ1
5の電流データが正方向に向かって0点とクロスする時
刻と、次の上記修正電圧レジスタ17の電圧データが正
方向に向かって0点をクロスする時刻との相差にもとづ
いて実電流データに対応する上記修正電圧相を見い出す
電流対応の電圧相判別手段20と、見い出された修正電
圧相のデータと実入力電流データとから三相電力を算出
する電力計算手段23とを備えるものである。
また第2番目の発明の三相電力測定器を実施例に対応す
る第9図について説明すると、測定対象の三相電力線1
の各相a,b,cに3個の接続端子部,,が電圧
要素接続線3a,3b,3cで夫々任意の順序で接続さ
れ各相の電圧が入力される電圧入力部11と、測定対象
の三相電力線1の任意の1つの相aに方向任意に結合さ
れる1個の変流器4が接続され該変流器4の二次電流が
入力される電流入力部12と、これら電圧入力部11及び
電流入力部12に入力される相間電圧入力及び電流入力
をデイジタル化するアナログ・デイジタル変換手段13
と、このアナログ・デイジタル変換手段13でデイジタ
ル化された電圧入力及び電流入力を記憶する実入力電圧
レジスタ14及び実入力電流レジスタ15と、この実入
力電圧レジスタ14のデータにもとづいて上記電圧入力
部11の接続端子部間電圧V,VII,VIIIの相順序を
読みとり正順序か逆順序かを判別する電圧相順序判別手
段16と、この電圧相順序判別手段16の判別結果が逆
順序の場合には上記実入力電圧レジスタ14に記憶され
たデータの逆極性データを修正電圧として記憶し、判別
結果が正順序の場合には上記実入力電圧レジスタ14に
記憶されたデータをそのまま記憶する修正電圧レジスタ
17と、実入力電流データが正方向に向つて0点とクロ
スする時刻と、次の上記修正電圧相データが正方向に向
つて0点とクロスする時刻との相差にもとづいて変流器
4の電力線1に対する結合方向が正方向か逆方向かを判
別する電流の正逆判別手段18と、この電流の正逆判別
手段18の判別結果が逆方向の場合に上記実入力電流レ
ジスタ15に記憶された入力電流データを修正電流とし
て逆転して記憶し、判別結果が正方向の場合に上記実入
力電流レジスタ15に記憶された入力電流データをその
まま記憶する修正電流レジスタ19と、上記修正電流レ
ジスタ19の電流データが正方向に向かって0点とクロ
スする時刻と、次の上記修正電圧レジスタ17の電圧デ
ータが正方向に向かって0点をクロスする時刻との相差
にもとづいて修正電流データに対応する修正電圧相を見
い出す電流対応の電圧相判別手段20と、見い出された
修正電圧相のデータと上記修正電流レジスタ19のデー
タとから三相電力を算出する電力計算手段23とを備え
るものである。
さらに、第3番目の発明の三相電力測定器を実施例に対
応する第16図について説明すると、測定対象の三相電
力線1の各相a,b,cに3個の接続端子部,,
が電圧要素接続線3a,3b,3cで夫々任意の順序で
接続され各相の電圧が入力される電圧入力部11と、こ
の電圧入力部11の3個の接続端子部,,のうち
特定された1個()が接続された測定対象の三相電力
線1の相aに、方向任意に結合される変流器4が接続さ
れこの変流器4の二次電流が入力される電流入力部12
と、これら電圧入力部11及び電流入力部12に入力さ
れる相間電圧入力及び電流入力をデイジタル化するアナ
ログ・デイジタル変換手段13と、このアナログ・デイ
ジタル変換手段13でデイジタル化された入力を記憶す
る実入力電圧レジスタ14及び実入力電流レジスタ15
と、この実入力電圧レジスタ14のデータにもとづいて
上記電圧入力部11の接続端子部間電圧V,VII,V
IIIの相順序を読みとり正順序か逆順序かを判別する電
圧相順序判別手段16と、この電圧相順序判別手段16
の判別結果が逆順序の場合には上記実入力電圧レジスタ
14に記憶されたデータの逆極性データを修正電圧とし
て記憶し、判別結果が正順序の場合には上記実入力電圧
レジスタ14に記憶されたデータをそのまま記憶する修
正電圧レジスタ17と、この修正電圧レジスタ17に記
憶される3つの相の電圧データの中から入力電流に対応
する電圧データを記憶する電流対応電圧レジスタ21
と、この電流対応電圧レジスタ21に記憶される電圧デー
タがO点を正方向にクロスする時刻と、上記実入力電流
データがO点を正方向にクロスする時刻との相差にもと
づいて変流器4の電力線1に対する結合方向が正方向か
逆方向かを判別する電流の正逆判別手段18と、この電
流の正逆判別手段18の判別結果が逆方向の場合に上記
実入力電流レジスタ15に記憶された入力電流データを
修正電流として逆転して記憶し、判別結果が正方向の場
合に上記実入力電流レジスタ15に記憶された入力電流
データをそのまま記憶する修正電流レジスタ19と、上
記電流対応電圧レジスタ21と上記修正電流レジスタ1
9とのデータから三相電力を算出する電力計算手段23
とを備えるものである。
(ホ) 作 用 まず第1の発明は、三相電力線1の各相a,b,cに3
個の接続端子部,,が電圧要素接続線3a,3
b,3cで夫々任意の順序で接続されることにより、電
圧入力部11から測定器内部に取り込まれ、アナログ・
デイジタル変換手段13でデイジタル化され実入力電圧レ
ジスタ14で記憶された電圧入力部11の接続端子部
,,間の3つの電圧データは、電圧相順序判別手
段16で相順序が判別され、この判別結果に従つて正順序
の場合には、修正電圧レジスタ17で実入力電圧レジス
タ14のデータがそのまま記憶され、また逆順序の場合
には修正電圧レジスタ17で実入力電圧レジスタ14の
データが逆極性に修正されて記憶される。一方、三相電
力線1の任意の1つの相aに方向を指定して結合される
1個の変流器4より電流入力部21に電流が入力され、
アナログ・デイジタル変換手段13でデイジタル化され
て実入力電流レジスタ15に記憶される。そして、次に
修正電圧レジスタ17と実入力電流レジスタ15とのデ
ータから電流対応の電圧相判別手段20で実入力電流デー
タに対応する修正電圧相が見い出され、この結果、見い
出された修正電圧相のデータと実入力電流データとから
電力計算手段23で三相電力が算出される。したがつ
て、三相電力測定器10と三相電力線1との接続の関係
は、電圧入力部11の3個の接続端子部,,が三
相電力線1の各相a,b,cに夫々任意の順序で接続さ
れ、また電流入力部12に接続される1個の変流器4が
任意の1つの相aに方向を指定して接続(結合)される
ものである。
また第2の発明では、三相電力線1の各相a,b,cに
3個の接続端子部,,が電圧要素接続線3a,3
b,3cで夫々任意の順序で接続されることにより、電
圧入力部11から測定器内部に取り込まれアナログ・デ
イジタル変換手段13でデイジタル化され実入力電圧レジ
スタ14で記憶された電圧入力部11の接続端子部,
,間の3つの電圧データは、電圧相順序判別手段16
で相順序が判別され、この判別結果に従つて正順序の場
合には、修正電圧レジスタ17で実入力電圧レジスタ1
4のデータがそのまま記憶され、また逆順序の場合には
修正電圧レジスタ17で実入力電圧レジスタ14のデー
タが逆極性に修正されて記憶される。一方、三相電力線
1の任意の1つの相aに方向任意にして結合される1個
の変流器4より電流入力部12に入力されアナログ・デ
イジタル変換手段13でデイジタル化されて実入力電流
レジスタ15に記憶される入力電流は、電流の正逆判別
手段18で変流器4の電力線aに対する結合方向が判別
され、この判別結果に従つて正方向の場合には、修正電
流レジスタ19で実入力電流レジスタ15のデータがそ
のまま記憶され、また逆順序の場合には修正電流レジス
タ19で実入力電流レジスタ15のデータが逆極性に修
正されて記憶される。そして、次に修正電圧レジスタ1
7と修正電流レジスタ19のデータから電流対応の電圧
相判別手段20で修正電流データに対応する修正電圧相
が見い出され、この結果、見い出された修正電圧相のデ
ータと修正電流レジスタ19のデータとから電力計算手段
23で三相電力が計算される。
したがつて、三相電力測定器10と三相電力線1との接
続の関係は、電圧入力部11の3個の接続端子部,
,が三相電力線1の各相a,b,cに夫々任意の順
序で接続され、また電流入力部12に接続される1個の
変流器4が任意の1つの相aに方向任意にして接続され
るものである。
さらに第3の発明は、三相電力線1の各相a,b,cに
3個の接続端子部,,が電圧要素接続線3a,3
b,3cで夫々任意の順序で接続されることにより、電
圧入力部11から測定器内部に取り込まれアナログ・デ
イジタル変換手段13でデイジタル化され実入力電圧レジ
スタ14で記憶された電圧入力部11の接続端子部,
,間の3つの電圧データは、電圧相順序判別手段16
で相順序が判別され、この判別結果に従つて正順序の場
合には、修正電圧レジスタ17で実入力電圧レジスタ1
4のデータがそのまま記憶され、また逆順序の場合には
修正電圧レジスタ17で実入力電圧レジスタ14のデー
タが逆極性に修正されて記憶される。また、電流対応電
圧レジスタ21で修正電圧レジスタ17に記憶される3
つの相の電圧データの中から入力電流に対応する電圧デ
ータが記憶される。一方、三相電力線1のうち特定の相
に方向任意にして結合される1個の変流器4より電流入
力部12に入力されアナログ・デイジタル変換手段13
でデイジタル化されて実入力電流レジスタ15に記憶さ
れる入力電流は、電流の正逆判別手段18で変流器4の
電力線1に対する結合方向が判別され、この判別結果に
従つて正方向の場合には、修正電流レジスタ19で実入
力電流レジスタ15のデータがそのまま記憶され、また
逆順序の場合には修正電流レジスタ19で実入力電流レ
ジスタ15のデータが逆極性に修正されて記憶される。
そして、電流対応電圧レジスタ21と修正電流レジスタ1
9とのデータから電力計算手段23で三相電力が計算さ
れる。
したがつて、三相電力測定器10と三相電力線1との接
続の関係は、電圧入力部11の3個の接続端子部,
,が三相電力線1の各相a,b,cに夫々任意の順
序で接続され、また電流入力部12に接続される1個の
変流器4が特定の1つの相aに方向任意にして接続され
るものである。
(ヘ) 実施例 以下本発明の実施例を図面に基いて説明する。
(第1の発明の実施例) まず第1の発明の実施例について第1図ないし第8図に
よつて説明する。第1図は第1の発明の構成を示すもの
である。図において、1は電源と負荷2を接続するa,
b,c相の電力線からなる三相交流電力回路であり、1
0は負荷2の消費電力を測定する本発明に係る三相電力
測定器である。
以下、三相電力測定器において、11は,,の3
個の接続端子部を有する電圧入力部、12は2個で1組
の端子を有する電流入力部である。この電圧入力部11
の3個の接続端子部は、3本の電圧要素接続線3a,3
b,3cによつて、相順序を問わずに任意の電力線に接
続し、また電流入力部12は、三相電力線の任意の1つ
の相(この場合はa相、ただしb相又はc相でもよ
い。)に、方向を指定して結合される1個の変流器4の
二次側が接続される。13はアナログ・デイジタル変換
手段であり、また14,15は夫々実入力電圧レジスタ
及び実入力電流レジスタであつて、電圧入力部11及び
電流入力部12に入力される入力電圧及び入力電流は、
アナログ・デイジタル変換手段13によつてデイジタル
化されて読みとられ、実入力電圧・電流レジスタ14,
15に順次記憶される。
なお、電圧要素は、接続端子−間電圧V,−
間電圧VIII,−間電圧VIIの各相間電圧の瞬時値
がデイジタル変換されて記憶されるものであり、接続端
子と電圧との関係は第2図の約束とするものである。
16は電圧相順判別手段であり、実入力電圧レジスタ1
4のデータを元にV,VII,VIIIの相順番を検定
し、V→VII→VIIIの正相順かV→VIII→VII
逆相順かを判別するものである。17は修正電圧レジス
タであり、電圧相順判別手段16の判別結果が逆順序の
場合には実入力電圧レジスタ14に記憶されたデータの
逆極性データを「修正電圧」として記憶し、判別結果が
正順序の場合には実入力電圧レジスタ14に記憶された
データをそのまま記憶するものである。この「修正電
圧」は、実入力電流データとの関係において、対象の線
間電圧と線電流との関係を正しく反映するものとなつて
いる。
このように、電圧要素接続線3a,3b,3cの三相電
力線に対する接続に自由度を与え、その自由接続の結果
としての実入力電圧を読んだ上で対象の電圧状況を測定
器の中で推定再現するところに本発明の核心部の一つが
ある。
20は電流対応の電圧相判別手段であり、実入力電流デ
ータに対応する「修正電圧」相を見い出すものである。
これによつて変流器4を任意の相に接続することを可能
としている。22は想定力率設定スイツチであり、電流
対応の電圧相を判別するために必要な対象電力回路の想
定力率の範囲を設定するためのスイツチである。この第
1の発明では想定力率角として−30゜<θ<90゜,
−90゜<θ<30゜の2段切替設定となつている。2
3は電力計算手段、24は表示手段であり、電流対応の
電圧相判別手段で電流データに対応する電圧データ相が
みつかると、その後は従来周知の方法、すなわち、 の計算式で電力を計算し、その結果を表示したり、ある
いはプリントアウトするものである。
次に、電圧相順判別手段16と電流対応の電圧相判別手
段20の判別原理について詳説する。
まず、電圧相順の判別について述べる。対象の線間電圧
を第3図図示のようにし、相順をVab→Vca→Vbcの順
と仮定する。対象と測定器の電圧要素の結合のし方は第
4図に示す如く、全部で6通りありうる。そして、結合
のし方によつて測定器から見た接続端子間電圧の相順は
異なるが(第4図)、測定器にとつて、相順は2通りし
か生じない。
つまり、 V→VII→VIII→ ……(1) 正相順(第4図におけるイ、ハ、ホ)と、 V→VIII→VII…… (2) の逆相順(第4図におけるロ、ニ、ヘ)とである。
そして、対象の電圧と測定器の電圧との関係は、(1)の
正相順の場合は、第5図(b)に示すように、第5図(a)の
対象の現象(電圧)がそのまま測定器の中に反映し、
(2)の逆相順の場合は、第5図(c)に示すように、対象の
電圧が反転して測定器の中に反映される。
第5図(b)は、第4図のイの接続ではVがVabを反映
し、ハの接続ではVIIIがVabを反映し、ホの接続では
IIがVabを反映することを示す。また、第5図(c)
は、第4図のロの接続ではVIIが−Vabを反映し、この
接続ではVが−Vabを反映し、ヘの接続ではVIII
−Vabを反映することを示す。
以上は、対象と測定器とについての事実関係であつて、
この関係に着目し、次に述べる「修正電圧」を装置内で
作製するところが本発明の特徴の1つである。ここで
「修正電圧」とは、実入力電圧から、測定器自身で内部
に作成する電圧データで、結合が正しいとした時の入力
電圧の推定電圧に相当する。
そして、実入力電圧が測定器からみて正相順の場合は、 修正電圧≡実入力電圧とし、 実入力電圧が測定器からみて逆相順の場合は、 修正電圧≡実入力電圧の逆極性とする。
とする。
第5図(d)は、第5図(c)の逆相順の場合の修正電圧を示
すものであり、修正電圧と対象の電圧とは、接続端子間
電圧の固有名(V,VII,VIII)を無視すれば、一
致することになる。例えば、第4図のロの結合の場合、
対象のVab 電圧と接続端子間電圧VIIの修正電圧(−
II)とは一致する。また、対象の線電流(ia)と修正
電圧との位相関係は、対象の電圧と電流の位相関係と一
致する(第5図(a)と第5図(d)と比較すると、ともに位
相角がとなる。)。
次に、実入力電流に対応する修正電圧相を見い出すこと
は、次の方法で可能である。第6図について説明する
と、 力率角θが、−30゜<θ<90゜の場合 io+以後、0゜<t<120゜以内に、Vo+をもつ
修正電圧相の1つ前の修正電圧相が電流対応の電圧相で
ある。
なお、ここでio+とは、iの値が0レベルを−から+
に増加しつつ切る点をいい、Vo+についても同様であ
る。
力率角θが、−90゜<θ<30゜の場合 io+以後、、60゜<t<180゜内に、Vo+をもつ
修正電圧相の1つ前の修正電圧相が電流対応の電圧相で
ある。
この判定を成立させるためには、測定の前に、測定対象
の力率角が−30゜<θ<90゜か−90゜<θ<30
゜かを予想して、想定力率設定スイツチ(第1図の2
2)によつてそのいずれかを与えておく。しかし、現実
には、ほとんどの負荷が遅れ力率になつているので、想
定力率設定スイツチ22を設けずに固定的に−30゜<
θ<90゜の場合の判定を行うことにしておいても実用
上の支障はない。
以上によつて、電流に対応する対応電圧相がきまれば、
対応電圧相のVo+点と電流io+点の差を読み、 θ=−30゜ で力率角が求められ、電力の計算が可能になる。
第7図は第1の発明のフローチヤートを示すものであ
り、ステツプ101と102とは、接続線の接続が完了
した後に、測定処理をはじめることを表わし、以後のス
テツプ103ないし109は上記に説明した通りであ
る。
第8図は、本発明のハードウエア構成の一例であり、本
発明の処理の中心はマイクロコンピユータ30によつて
行われる。31,32,33はアナログ・デジタル変換
手段13を構成するサンプルホールド回路、マルチプレ
クサ、アナログ・デジタル変換器である。
(第2の発明の実施例) 次に第2の発明の実施例について説明する。第9図は第
2の発明に係る実施例の構成を示すものであり、第1の
発明と同一の構成については同一の符号を付して説明は
省略する。
この第2の発明は、第1の発明に比較して、三相電力線
に対する電圧要素の接続が自由であること及び電流要素
の接続が任意の相に許されることは同じであるが、変流
器の電力線に対する結合方向が任意でよい点で異なるも
のである。
このように、変流器の電力線に対する結合方向が任意の
ため、実入力電流は、変流器の結合方向によつては、対
象の電流に対して正極性の場合と逆極性の場合とのいず
れが生ずるか確定しない。このため、この第2の発明で
は変流器の結合方向を電流の正極性・逆極性によつて判
別するとともにこの判別結果を利用して実入力電流に対
し対象電流を正しく反映する「修正電流」を測定器内で
作成し、以下、この修正電流を使用して第1の発明と同
様に電力計算を行うものである。第9図において、18
は実入力電流レジスタ15に記憶される実入力電流デー
タが正極性か逆極性か、すなわち、変流器4の結合方向
が正方向が逆方向かを判別する電流の正逆判別手段であ
り、19は電流の正逆判別手段18の判別結果が逆方向の
場合に実入力電流レジスタ15に記憶された入力電流デ
ータを「修正電流」として逆転して記憶し、判別結果が
正方向の場合に実入力電流レジスタ15に記憶された入
力電流データをそのまま記憶する修正電流レジスタであ
る。
ここで、「修正電流」とは、実入力電流から測定器自身
で内部に作成する電流データで、変流器の結合方向が正
しいとした時の入力電流の推定電流に相当する。
そして、実入力電流が電流の正逆判別手段18で正極性
と判別した場合は、 修正電流≡実入力電流とし、 実入力電流が電流の正逆判別手段18で逆極性と判別し
た場合は、 修正電流≡実入力電流の逆極性 とする。
この修正電流を測定器内で作製するルールを発見応用し
た点に本発明の特徴の1つがある。
このようにして対象電流を正しく反映できる修正電流を
得ることにより、以後の処理は、第1の発明と同様にし
て、修正電流に対する電圧相判別手段20によつて、対
応相を判別し、電力計算手段23によつて電力値を計算
し、表示手段24で表示するものである。
次に、第2の発明の核心をなす実入力電流の正極性/逆
極性を判別する原理について説明する。
第10図は修正電圧に対する実入力電流の関係を示すも
のである。ここで、実入力電流のio+の次に、Vo+を
もつ電圧相のVo+までの相差をΦと定義し、測定器内
でΦを読み取ることとすると、Φの値は、同一対象を測
定した場合でも、変流器4の結合が正極性の場合(第1
0図の(a))と逆結合の場合(第10図(b))とで違いを
生ずる。
力率角が0゜<θ<60゜の範囲であれば、 第11図に示す関係となり、 変流器が正結合の場合 Φは 30゜<Φ<90゜ 変流器が逆結合の場合 Φは 90゜<Φ<120゜ 0゜<Φ<30゜ となる。したがつて、Φの値を読むことで、変流器の結
合が正結合か逆結合かを判別することができる。
対象の力率角の存在範囲を各種想定した場合のΦの存在
領域を調べると、第12図の如くなつている。したがつ
て、対象の力率角θの存在範囲を事前に想定できれば、
第13図に示す如く、Φの値を読むことで、変流器の結
合の正/逆を判別することができる。
このようにして実入力電流の正逆極性の判別をし、上述
のように修正電流の作製ができれば、修正電流と修正電
圧との関係は、対象の電流と電圧との関係を正しく反映
しているものとなり、第1の発明で述べた通り、修正電
圧に対応する修正電圧相を見い出し得て、電力の計算が
できることになる。
第2の発明における想定力率スイッチ22の実施例は、
第14図の如くなる。
第15図は第2の発明のフローチヤートを示すものであ
り、第1の発明と同一処理ステツプには同一の番号が付
してある。ステツプ110〜114が変流器の結合の正
逆を判別し修正電流を作製する処理であり、第1の発明
と異なる部分である。
なお、この第2の発明でも第1の発明と同様に、第8図
に図示するように、その処理の中心はマイクロコンピュ
ータで行うことができる。
(第3の発明の実施例) 次に、第3の発明の実施例について、第16図ないし第
19図によつて説明する。
第16図は第3の発明の構成を示すものである。第1の
発明(第1図)及び第2の発明(第9図)と同一の構成
については同一の符号を付して説明は省略する。
この第3の発明では、三相電力線に対する電圧要素の接
続が自由であり、電流要素は特定の電圧要素が接続され
る相に接続されるものとし、電流要素の結合方向は自由
である。また、第3の発明では、第1及び第2の発明に
使用した想定力率設定スイツチを必要とはしない。
第16図では、電流要素(変流器4)は、接続線3a、
すなわち、電圧入力部11の接続端子が接続される相
に結合される。このため、電圧要素の接続パターンは、
第17図に示すように2通りが生じることになる。これ
を測定器でみると、入力電圧波形は、第18図(b)(正
相順)及び第18図(c)(逆相順)に示す様子を呈する。
この相順は電圧相順判別手段16によつて判別される。
第1の発明の説明で述べた「修正電圧」の考えを適用す
ると、入力電圧の相順がV→VII→VIII→の正相順
の場合は、修正電圧は入力電圧そのままであり、かつ、
入力電流に対応する電圧相はVであり、また入力電圧
の相順が、VII→V→VIII→の逆相順であるとき
は、修正電圧は、入力電圧の逆極性となり、このうち入
力電流に対応する修正電圧は、第18図(d)に示す如く
IIの修正電圧が該当する。したがつて、修正電圧レジ
スタ17では、電圧相順判別手段16の判別結果が正相
順の場合には実入力電圧をそのまま修正電圧として記憶
し、判別結果が逆相順の場合に実入力電圧の逆極性を修
正電圧として記憶することになる。また電流対応電圧レ
ジスタ21では、電流対応電圧VcT を、電圧相順判別
手段16の判別結果が正相順の場合にはVとし、判別
結果が逆相順の場合には−VIIとして記憶するものであ
る。
第3の発明では、変流器4は、三相電力線に対して方向
自由に結合されるので、入力電流の極性を測定器で判定
することが必要である。これは、電流の正逆判別手段1
8で行われるものであり、第3の発明における入力電流
の正/逆の判別は次のようにしてされる。すなわち、第
18図(d)に示す如く、電流対応の電圧相VcT がO点
を正方向をに切る点VcTo+から入力電流io+点までの
位相差をΦと定義し、測定器内でΦを読みとることとす
ると、Φの値は、入力電流が正極性の場合は、0゜〜1
20゜,300゜〜360゜の値をとり、入力電流が逆
極性の場合は、120゜〜300゜の値をとる。したが
つて、Φの値を読むことで変流器4の結合の正/逆を判
別できる。そして、第2の発明で述べた修正電流の考え
方を適用し、電流の正逆判別手段18の判別結果から、
それが正結合の場合には実入力電流をそのまま修正電流
として、また逆結合の場合には実入力電流の逆極性を修
正電流として修正電流レジスタ19に記憶するものであ
る。このようにした修正電流は、対象の電流を正しく反
映したものとなる。
以上で求めた、電流対応電圧レジスタ21に記憶される
「電流対応電圧」と修正電流レジスタ19に記憶される
「修正電流」とを用いて、電力計算手段23で電力量を
計算し、結果を表示手段24で表示する。
この第3の発明は、電圧接続線の特定の一相に変流器4
を結合することにより、電流対応電圧相の推定ルールを
容易にし、このため、対象の任意の力率角に対して、電
流対応電圧相を見い出し得るので、想定力率設定スイツ
チが不要である点が特徴である。
第19図は、第3の発明のフローチヤートを示すもので
ある。第1の発明及び第2の発明と同一の処理ステツプ
には同一番号が付してある。ステツプ115,116に
おいて、電流対応電圧相を見い出し、117でΦを読
み、112で変流器4の正逆結合を判別している。
なお、この第3の発明でも第1の発明及び第2の発明と
同様に、第8図に図示するように、その処理の中心はマ
イクロコンピユーターで行うことができる。
(ト) 発明の効果 以上述べたように、本発明の装置は、三相交流電力回路
の電力測定において、測定器と三相電力線の接続に神経
を使うことなく、かなり自由に接続することができるの
で、測定作業が簡単になり、また接続間違いによる測定
の失敗がなく、適確な測定が可能になる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第8図は、第1の発明の実施例に係るもの
であり、第1図は構成図、第2図は電圧入力部の各端子
と読取り電圧相との関係図、第3図は測定対象の線間電
圧を定義する図、第4図は測定対象と測定器との接続の
全ケース説明図、第5図(a),(b),(c),(d)は対象の電
圧、測定器の実入力電圧及び修正電圧の関係波形図、第
6図は修正電圧と実入力電流との関係図、第7図は第1
の発明の処理フローチヤート、第8図はハードウエアの
構成図である。また、第9図ないし第15図は第2の発
明の実施例に係るものであり、第9図は構付図、第10
図(a),(b)は修正電圧と実入力電流の関係図、第11図
は対象の力率角が0゜<θ<60゜の場合のΦの存在範
囲を示す図、第12図は対象の力率角の範囲別のΦの存
在範囲、第13図は変流器結合の正/逆結合を判別する
基準の図表、第14図は第2の発明の想定力率設定スイ
ツチ、第15図は第2の発明の処理フローチヤートであ
る。また第16図ないし第19図は第3の発明の実施例
に係るものであり、第16図は構成図、第17図は測定
対象と測定器との接続ケース説明図、第18図(a),(b),
(c),(d)は対象の電圧・電流と測定器の電圧・電流との
関係波形図、第19図は第3の発明の処理フローチヤー
トである。さらに第20図は、従来の測定器の接続説明
図である。 1〜三相電力線 2〜負荷 3a,3b,3c〜電圧要素接続線 4〜変流器 10〜三相電力測定器 11〜電圧入力部 12〜電流入力部 13〜アナログ・デジタル変換手段 14〜実入力電圧レジスタ 15〜実入力電流レジスタ 16〜電圧相順判別手段 17〜修正電圧レジスタ 18〜電流の正逆判別手段 19〜修正電流レジスタ 20〜電流対応の電圧相判別手段 21〜電流対応電圧レジスタ 23〜電力計算手段

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】測定対象の三相電力線の各相に3個の接続
    端子部が電圧要素接続線で夫々任意の順序で接続され各
    相の電圧が入力される電圧入力部と、測定対象の三相電
    力線の任意の1つの相に方向を指定して結合される1個
    の変流器が接続されこの変流器の二次電流が入力される
    電流入力部と、これら電圧入力部及び電流入力部に入力
    される相間電圧入力及び電流入力をディジタル化するア
    ナログ・ディジタル変換手段と、このアナログ・ディジ
    タル変換手段でディジタル化された電圧入力及び電流入
    力を記憶する実入力電圧レジスタ及び実入力電流レジス
    タと、この実入力電圧レジスタのデータにもとづいて上
    記電圧入力部の接続端子部間電圧の相順序を読みとり正
    順序か逆順序かを判別する電圧相順序判別手段と、この
    電圧相順序判別手段の判別結果が逆順序の場合には上記
    実入力電圧レジスタに記憶されたデータの逆極性データ
    を修正電圧として記憶し、判別結果が正順序の場合には
    上記実入力電圧レジスタに記憶されたデータをそのまま
    記憶する修正電圧レジスタと、上記実入力電流レジスタ
    の電流データが正方向に向かって0点とクロスする時刻
    と、次の上記修正電圧レジスタの電圧データが正方向に
    向かって0点をクロスする時刻との相差にもとづいて実
    入力電流データに対応する上記修正電圧相を見い出す電
    流対応の電圧相判別手段と、見い出された修正電圧相の
    データと実入力電流データとから三相電力を算出する電
    力計算手段とを備えることを特徴とする三相電力測定
    器。
  2. 【請求項2】測定対象の三相電力線の各相に3個の接続
    端子部が電圧要素接続線で夫々任意の順序で接続され各
    相の電圧が入力される電圧入力部と、測定対象の三相電
    力線の任意の1つの相に方向任意に結合される1個の変
    流器が接続され該変流器の二次電流が入力される電流入
    力部と、これら電圧入力部及び電流入力部に入力される
    相間電圧入力及び電流入力をディジタル化するアナログ
    ・ディジタル変換手段と、このアナログ・ディジタル変
    換手段でディジタル化された電圧入力及び電流入力を記
    憶する実入力電圧レジスタ及び実入力電流レジスタと、
    この実入力電圧レジスタのデータにもとづいて上記電圧
    入力部の接続端子部間電圧の相順序を読みとり正順序か
    逆順序かを判別する電圧相順序判別手段と、この電圧相
    順序判別手段の判別結果が逆順序の場合には上記実入力
    電圧レジスタに記憶されたデータの逆極性データを修正
    電圧として記憶し、判別結果が正順序の場合には上記実
    入力電圧レジスタに記憶されたデータをそのまま記憶す
    る修正電圧レジスタと、実入力電流データが正方向に向
    って0点とクロスする時刻と、次の上記修正電圧相デー
    タが正方向に向って0点とクロスする時刻との相差にも
    とづいて変流器の電力線に対する結合方向が正方向か逆
    方向かを判別する電流の正逆判別手段と、この電流の正
    逆判別手段の判別結果が逆方向の場合に上記実入力電流
    レジスタに記憶された入力電流データを修正電流として
    逆転して記憶し、判別結果が正方向の場合に上記実入力
    電流レジスタに記憶された入力電流データをそのまま記
    憶する修正電流レジスタと、上記修正電流レジスタの電
    流データが正方向に向かって0点とクロスする時刻と、
    次の上記修正電圧レジスタの電圧データが正方向に向か
    って0点をクロスする時刻との相差にもとづいて修正電
    流データに対応する上記修正電圧相を見い出す電流対応
    の電圧相判別手段と、見い出された修正電圧相のデータ
    と上記修正電流レジスタのデータとから、三相電力を算
    出する電力計算手段とを備えることを特徴とする三相電
    力測定器。
  3. 【請求項3】測定対象の三相電力線の各相に3個の接続
    端子部が電圧要素接続線で夫々任意の順序で接続され各
    相の電圧が入力される電圧入力部と、この電圧入力部の
    3個の接続端子のうち特定された1個が接続された測定
    対象の三相電力線の相に、方向任意に結合される変流器
    が接続されこの変流器の二次電流が入力される電流入力
    部と、これら電圧入力部及び電流入力部に入力される相
    間電圧入力及び電流入力をディジタル化するアナログ・
    ディジタル変換手段と、このアナログ・ディジタル変換
    手段でディジタル化された入力を記憶する実入力電圧レ
    ジスタ及び実入力電流レジスタと、この実入力電圧レジ
    スタのデータにもとづいて上記電圧入力部の接続端子部
    間電圧の相順序を読みとり正順序か逆順序かを判別する
    電圧相順序判別手段と、この電圧相順序判別手段の判別
    結果が逆順序の場合には上記実入力電圧レジスタに記憶
    されたデータの逆極性データを修正電圧として記憶し、
    判別結果が正順序の場合には上記実入力電圧レジスタに
    記憶されたデータをそのまま記憶する修正電圧レジスタ
    と、この修正電圧レジスタに記憶される3つの相の電圧
    データの中から入力電流に対応する電圧データを記憶す
    る電流対応電圧レジスタと、この電流対応電圧レジスタ
    に記憶される電圧データが0点を正方向にクロスする時
    刻と、上記実入力電流データが0点を正方向にクロスす
    る時刻との相差にもとづいて変流器の電力線に対する結
    合方向が正方向か逆方向かを判別する電流の正逆判別手
    段と、この電流の正逆判別手段の判別結果が逆方向の場
    合に上記実入力電流レジスタに記憶された入力電流デー
    タを修正電流として逆転して記憶し、判別結果が正方向
    の場合に上記実入力電流レジスタに記憶された入力電流
    データをそのまま記憶する修正電流レジスタと、上記電
    流対応電圧レジスタと上記修正電流レジスタとのデータ
    から三相電力を算出する電力計算手段とを備えることを
    特徴とする三相電力測定器。
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