JPH0643935Y2 - 懸吊支持金具 - Google Patents

懸吊支持金具

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JPH0643935Y2
JPH0643935Y2 JP3916290U JP3916290U JPH0643935Y2 JP H0643935 Y2 JPH0643935 Y2 JP H0643935Y2 JP 3916290 U JP3916290 U JP 3916290U JP 3916290 U JP3916290 U JP 3916290U JP H0643935 Y2 JPH0643935 Y2 JP H0643935Y2
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JP
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suspension
piece
bolt
angle
angle adjusting
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JP3916290U
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俊久 松島
敏男 大坪
隆司 高橋
俊夫 根塚
鐘一 辻川
晴光 潮
昭弘 佐々木
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Kajima Corp
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Kajima Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、主に屋内電気工事において、吊りボルトに
懸吊された照明器具を傾斜した天井面の傾斜角度に合わ
せたり、あるいはスラブ下面に直付けされる照明器具等
を任意な角度に調整することが可能な懸吊支持金具に関
する。
(従来の技術) 屋内電気工事において、コンクリートスラブの下に設け
てある傾斜した二重天井に照明器具等を取り付ける場合
には、主に、コンクリートスラブに固定した吊りボルト
を強制的に屈曲して懸吊角度を調整し、この吊りボルト
に懸吊する照明器具を傾斜した二重天井に合わせるとい
った手段が用いられていた。
また、吊りボルトと照明器具等との間に角度調整自在な
中間支持材を介し、この中間支持材の角度を調整するこ
とで、照明器具等の取付角度を二重天井の傾斜角度に調
整する手段もある(第6図参照)。
(考案が解決しようとする課題) ところが、吊りボルトを強制的に屈曲して角度調整した
場合には、照明器具等の角度を調整し得ても、吊りボル
トに懸吊された照明器具の自重によって、常に、吊りボ
ルトの鉛直下方に向けて付勢されている。したがって、
このような状態で懸吊されている照明器具を取付けた二
重天井は、照明器具の荷重が掛り、天井が破損する虞が
あった。また、吊りボルト強制的に屈曲するには、作業
者の勘で角度調整することになり、正確な調整は困難で
あった。
一方、第6図で示す如き角度調整自在な中間支持材を使
用する場合には、この中間支持材の部品点数が多いこと
から、中間支持材の組み立てや連結作業に手間が掛かる
不都合があった。すなわち、吊りボルトPと支持材20と
の連結、及び支持材20と照明器具Rとの連結に、夫々ボ
ルトとナットとを用いる外に、角度調整用のボルト、ナ
ットも使用するから、これらのネジ止め作業に多くの手
間を要するものである。
また、この種の中間支持材は、略コ字状を成す金具片を
相対峙した状態で重合し、この重合部分に貫通せしめた
角度調整用のボルトをナットで緊締固着するものであ
る。ところが、この角度調整用ボルトの回転方向に沿っ
て照明器具R等の荷重が加わる構造なので、角度調整部
分が懸吊器具の支持荷重で回転する虞があった。この結
果、照明器具R等の角度を堅固に維持できずに、天井材
に照明器具R等の荷重が加わる虞もあった。
更に、中間支持材で支持する器具が、例えば、密閉型の
照明器具Rの場合には、この照明器具Rの上面に直接支
持材20が取り付けられる上に、天井内に手指が入り難い
ので、照明器具Rのレベル調整には困難が伴うものであ
った。
そこでこの考案は、上述の不都合を解消すべく案出され
たもので、斜めに懸吊した器具の荷重を吊り金具自体で
支持することで天井材への荷重負担を防止し、任意の角
度や種々の取り付け態様に適応した装着が可能になり、
角度調整作業が極めて容易な懸吊支持金具の提供を目的
とする。
(課題を解決するための手段) 上述の目的を達成すべくこの考案の第1の手段は、所定
のボルトを挿通せしめる連結孔4を開穿した取付片3の
側縁から懸吊片2が屈曲延長され、この懸吊片2を更に
取付片3方向に湾曲延長して角度調整片6が形成され、
角度調整片6の湾曲面に沿って吊りボルトPをスライド
自在に挿通せしめる角度調整孔7が開穿された懸吊体1
と、 角度調整孔7の湾曲内側面に当接し、角度調整孔7に挿
通する吊りボルトPの先端にネジ止めするスライド体8
と、 角度調整孔7の湾曲外側面側で吊りボルトPに嵌装さ
れ、この吊りボルトPにネジ止めした固定ナット10で角
度調整孔7の湾曲外側面に圧着固定される固定盤9とか
ら成ることを課題解消のための手段とする。
また、この考案の第2の手段における懸吊片2は、所定
のボルトを通して連結せしめる側部連結孔5を開穿した
ことを課題解消のための手段とする。
(作用) すなわち、この考案の第1の手段によれば、取付片3の
連結孔4部分にて懸吊体1が吊りボルトPやスラブQ下
面に突出した所定ボルトに固定される。
次に、照明器具等の所定器具Rを懸吊する吊りボルトP
は、角度調整片6に形成した角度調整孔7にスライド自
在に挿通してからスライド体8をネジ止めする。
さらに、スライド体8をネジ止めした吊りボルトPは、
角度調整孔7に沿って、自身の取付角度を調整する。そ
して、予め吊りボルトPに嵌装していた固定盤9を、同
じく先にネジ止めしていた固定ナット10で角度調整片6
に圧着固定することで、吊りボルトPの取付位置を固定
する。
また、この考案第2の手段によれば、取付片3とは角度
が異なった懸吊片2の側部連結孔5部分にて、吊りボル
トPやスラブQ下面に突出した所定ボルトに懸吊体1が
固定され、角度調整片6の角度調整孔7の取付態様が変
化する。
(実施例) 以下、図面を参照してこの考案の実施例を詳細に説明す
る。
図に示される符号1は、例えば金属材等の所定の強度を
有する帯状板材で形成される懸吊体1である。この懸吊
体1は、所定のボルトを挿通せしめる連結孔4を開穿し
た取付片3と、この側縁から屈曲延長された懸吊片2
と、この懸吊片2から更に取付片3方向に湾曲延長した
角度調整片6とで構成され、懸吊体1全体が側面略J字
状を成している。このとき、連結孔4と同様の側部連結
孔5を懸吊片2にも開穿しておき、これらを選択使用す
ることで、懸吊体1の取付態様の設定を多くすることが
できる。
そして、角度調整片6には、吊りボルトPをスライド自
在に挿通せしめる角度調整孔7が角度調整片6の湾曲面
に沿って開穿されている。この角度調整孔7の開き角度
は、例えば、第2図で示す如く、連結孔4と角度調整片
6とを鉛直方向で一致させた際に、懸吊片2がわに位置
する角度調整孔7端部を鉛直下方から60°まで開き、一
方、角度調整片6の先端部がわに位置する角度調整孔7
端部を鉛直下方から30°まで開くことで、多くの現場に
適応した角度調整ができる利点がある。しかも、前述の
如く、側部連結孔5を懸吊片2にも開穿している場合に
は、極めて多くの装着態様と調整角度とが選択できるも
のになる。
すなわち、第3図で示す如く、懸吊片2の側部連結孔5
を用いてスラブQ下面に直接懸吊体1を固定し、角度調
整孔7に挿通固定した吊りボルトPを、他の吊りボルト
Pや振れ止め金具X等に接続するものとして利用でき
る。
また、第4図(I)に示す如く、スラブQのインサート
Sに連結した吊りボルトPにハンガーTを固定し、この
ハンガーTに取付片3の連結孔4を利用して懸吊体1を
連結すると共に、角度調整孔7に連結した吊りボルトP
によって照明器具Rの懸吊角度を調製することも可能で
ある。このとき、同図(II)の如く、懸吊体1を直接ス
ラブQに固定してもよい。
更に、第5図に示す如く、角度調整孔7に直接照明器具
R等を連結することもできる。すなわち、同図(I)の
如く、スラブQに固定した懸吊体1に照明器具Rを連結
したり、あるいは、同図(II)の如く、側部連結孔5を
利用して仕上げ壁面Uに固定した懸吊体1の角度調整孔
7に照明器具Rを連結できる。
符号8は、角度調製孔7の湾曲内側面に当接し、角度調
整孔7に挿通する吊りボルトPの先端にネジ止めするス
ライド体8である。図示のスライド体8は、ナットの当
接部分を略半球状に突出形成した丸ナットを利用してい
るが、このスライド体8の形状は、図示例に限られるも
のではなく、この他、円柱体の側面にネジ孔を開穿した
ものなど、角度調整孔7の湾曲内側面に当接し易い形状
であれば任意に変更できる。
符号9は、角度調整孔7の湾曲外側面側で吊りボルトP
に嵌装され、この吊りボルトPにネジ止めした固定ナッ
ト10で角度調整孔7の湾曲外側面に圧着固定される固定
盤9である。図示例では、菊座金を固定盤9として使用
している。この固定盤9は、角度調整孔7の湾曲外側面
に圧着固定されることで、角度調整孔7に挿通した吊り
ボルトPのスライドを防止するものである。したがっ
て、固定盤9の凹凸形状は、菊座金の凹凸形状に限られ
るものではなく、角度調整孔7の湾曲外側面への圧着力
が強化される形状であればよい。
(考案の効果) この考案は上述の如く構成したことにより、当初の目的
を達成する。
すなわち、請求項1により、所定のボルトを挿通せしめ
る連結孔4を開穿した取付片3の側縁から懸吊片2が屈
曲延長され、この懸吊片2を更に取付片3方向に湾曲延
長して角度調整片6が形成され、角度調製片6の湾曲面
に沿って吊りボルトPをスライド自在に挿通せしめる角
度調整孔7が開穿された懸吊体1と、角度調整孔7の湾
曲内側面に当接し、角度調整孔7に挿通する吊りボルト
Pの先端にネジ止めするスライド体8と、角度調整孔7
の湾曲外側面側で吊りボルトPに嵌装され、この吊りボ
ルトPにネジ止めした固定ナット10で角度調整孔7の湾
曲外側面に圧着固定される固定盤9とで構成したことに
より、斜めに懸吊した照明器具R等の器具の荷重をこの
考案支持金具自体で支持することが可能になった。
このことから、斜めに懸吊した照明器具R等の器具の荷
重が直接天井材へ加わるのを防止できる。
しかも、懸吊角度が調製されたり吊りボルトPは、角度
調整孔7の湾曲内側面に当接し、角度調整孔7に挿通す
る吊りボルトPの先端にネジ止めするスライド体8と、
角度調整孔7の湾曲外側面側で吊りボルトPに嵌装さ
れ、この吊りボルトPにネジ止めした固定ナット10で角
度調整孔7の湾曲外側面に圧着固定される固定盤9とに
よって固定されるから、角度調整しようとする吊りボル
トPの固定ナット10を懸吊体1がわに締め付けるだけで
容易に固定でき、角度調整作業が極めて容易になる。
また、請求項2によって、懸吊片2は、所定のボルトを
通して連結せしめる側部連結孔5を開穿してあるから、
前記取付片3の連結孔4と、この懸吊片2と選択使用す
ることで、任意の角度や種々の取り付け態様に適応した
装着が可能になる。
このように、この考案によれば、斜めに懸吊した器具の
荷重を吊り金具自体で支持することで天井材への荷重負
担を防止し、任意の角度や種々の取り付け態様に適応し
た装着が可能になり、角度調製作業が極めて容易になる
などといった実用上有益な種々の効果を奏するものであ
る。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の実施例を示すもので、第1図は分解斜
視図、第2図は使用状態を示す正面図、第3図乃至第5
図は他の使用状態を示すもので、第3図は振れ止め金具
に接続した状態を示す正面図、第4図(I)及び(II)
は吊りボルトで照明器具を懸吊した状態を示す正面図、
第5図(I)及び(II)は懸吊体に直接照明器具を取り
付けた状態を示す正面図であり、第6図は従来例を示す
正面図である。 P…吊りボルト、Q…スラブ、R…照明器具、S…イン
サート、T…ハンガー、U…仕上げ壁面、X…振れ止め
金具 1…懸吊体、2…懸吊片、3…取付片、4…連結孔、5
…側部連結孔、6…角度調整片、7…角度調整孔、8…
スライド体、9…固定盤、10…固定ナット。
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F21V 21/02 H 6908−3K 21/04 A 6908−3K (72)考案者 大坪 敏男 東京都港区元赤坂1丁目3番8号 鹿島建 設株式会社東京支店内 (72)考案者 高橋 隆司 東京都港区元赤坂1丁目2番7号 鹿島建 設株式会社内 (72)考案者 根塚 俊夫 東京都港区元赤坂1丁目2番7号 鹿島建 設株式会社内 (72)考案者 辻川 鐘一 東京都千代田区西神田1丁目4番5号 東 光電気工事株式会社内 (72)考案者 潮 晴光 東京都千代田区西神田1丁目4番5号 東 光電気工事株式会社内 (72)考案者 佐々木 昭弘 東京都江戸川区中央1丁目3番3号 株式 会社ブレスト工業研究所内 (56)参考文献 実開 昭55−62117(JP,U) 実開 昭55−62116(JP,U)

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定のボルトを通して連結せしめる連結孔
    を開穿した取付片の側縁から懸吊片が屈曲延長され、こ
    の懸吊片を更に取付片方向に湾曲延長して角度調整片が
    形成され、角度調整片の湾曲面に沿って吊りボルトをス
    ライド自在に挿通せしめる角度調整孔が開穿された懸吊
    体と、角度調整孔の湾曲内側面に当接し、角度調整孔に
    挿通する吊りボルトの先端にネジ止めするスライド体
    と、角度調整孔の湾曲外側面側で吊りボルトに嵌装さ
    れ、この吊りボルトにネジ止めした固定ナットで角度調
    整孔の湾曲外側面に圧着固定される固定盤とから成るこ
    とを特徴とする懸吊支持金具。
  2. 【請求項2】懸吊片は、所定のボルトを通して連結せし
    める側部連結孔を開穿した請求項1記載の懸吊支持金
    具。
JP3916290U 1990-04-12 1990-04-12 懸吊支持金具 Expired - Lifetime JPH0643935Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3916290U JPH0643935Y2 (ja) 1990-04-12 1990-04-12 懸吊支持金具

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JP3916290U JPH0643935Y2 (ja) 1990-04-12 1990-04-12 懸吊支持金具

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JPH03130113U JPH03130113U (ja) 1991-12-26
JPH0643935Y2 true JPH0643935Y2 (ja) 1994-11-14

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ID=31547825

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Families Citing this family (3)

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JP2010084498A (ja) * 2008-10-03 2010-04-15 Haseko Corp 排水竪管の支持構造
JP6404583B2 (ja) * 2014-03-20 2018-10-10 Jfe建材株式会社 天井用吊りボルト、天井材取付装置及びユニバーサルジョイント
JP6708881B2 (ja) * 2016-07-29 2020-06-10 株式会社サワタ 野縁受け懸架装置

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JPH03130113U (ja) 1991-12-26

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