JPH0643890Y2 - デイスクオ−トチエンジヤ− - Google Patents

デイスクオ−トチエンジヤ−

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JPH0643890Y2
JPH0643890Y2 JP1986044246U JP4424686U JPH0643890Y2 JP H0643890 Y2 JPH0643890 Y2 JP H0643890Y2 JP 1986044246 U JP1986044246 U JP 1986044246U JP 4424686 U JP4424686 U JP 4424686U JP H0643890 Y2 JPH0643890 Y2 JP H0643890Y2
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disc
holder
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disk
lever
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毎夫 中沢
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Description

【考案の詳細な説明】 以下の順序で本考案を説明する。
A 産業上の利用分野 B 考案の概要 C 従来の技術 D 考案が解決しようとする問題点 E 問題点を解決するための手段 F 作用 G 実施例 G1 ディスクオートチェンジャー全体の構成及び動作説
明 (第1A図〜第3A図) G2 ディスクホルダの駆動機構部分の説明 (第3A図〜第3C図、第6図) G3 ディスクホルダのディスク保持機構部分の説明 (第3A図〜第5図) G4 ディスクキャリアの位置記憶機構部分の説明 (第1A図〜第3C図、第6図、第7図) H 考案の効果 A 産業上の利用分野 本考案は、例えばコンパクトディスクやビデオディスク
等のディスクを用いるディスクオートチェンジャーに関
するものである。
B 考案の概要 本考案は、ディスク収納棚内の指定されたディスクを保
持して抜き取るディスクホルダを備えたディスクキャリ
アを有し、このディスクキャリアによってディスク収納
棚とディスクプレーヤ部との間でのディスクの搬送を行
うディスクオートチェンジャーにおいて、ディスクホル
ダに往復動自在に取付けたホルダレバーによるディスク
保持動作を利用して、ディスクの有無を検出するように
構成して、ディスクプレーヤ部に対するディスク自動交
換のアクセスタイムの短縮を図ることができるようにし
たものである。
C 従来の技術 従来から、ディスク収納棚内の指定されたディスクを保
持して抜き取るディスクホルダを備えたディスクキャリ
アを有し、このディスクキャリアをディスク収納棚の指
定された位置へ移動させて停止させた後、ディスクホル
ダによってディスク収納棚内の指定されたディスクを保
持して抜き取り、その後、ディスクキャリアをディスク
プレーヤ部へ移動させて、ディスクホルダで保持してい
るディスクをディスクプレーヤ部へ搬送して供給するよ
うにしたディスクオートチェンジャーがある。
D 考案が解決しようとする問題点 この種、ディスクオートチェンジャーでは、ディスク収
納棚内の指定された位置に果してディスクが有るか、無
いかを検出してディスクキャリアを駆動する必要があ
る。
その際、ディスク収納棚内に収納されている多数のディ
スクを1個ずつ検出する多数のセンサーを設けること
は、コスト面から実用性に欠ける。
そこで、ディスク収納棚の上部に沿ってディスクと直角
状に光を照射する発光素子と受光素子とからなる光セン
サーを設けて、ディスクホルダがディスク収納棚内の指
定されたディスクを保持してディスク収納棚の上方に抜
き取った時に、そのディスクで上記光を遮断するように
し、ディスクホルダが上記ディスクの抜き取り動作を終
了しているにも拘わらず、上記光が遮断されなかった時
には、ディスクがディスク収納棚内の指定された位置に
無かったと判断されるような検出方法を考案することが
できる。
しかしながら、このディスクの有無検出方法では、ディ
スクホルダがディスク収納棚内のディスクを保持した時
点では、未だディスクの有無を検出することができな
い。そしてディスクホルダが保持したディスクをディス
ク収納棚の上方に抜き取った時点で、漸くディスクの有
無を検出することになるため、ディスクキャリアがディ
スク収納棚の指定された位置へ移動して停止してからデ
ィスクの有無を検出するまでの間に時間がかかり、ディ
スクプレーヤ部に対するディスク自動交換のアクセスタ
イムを早くすることができない欠陥がある。
本考案は、ディスクホルダがディスク収納棚内の指定さ
れたディスクを保持する際に、ディスクの有無を検出す
ることができるようにするものである。
E 問題点を解決するための手段 本考案は、前述したディスクオートチェンジャーにおい
て、前記ディスクホルダに少なくとも1つのホルダレバ
ーを往復動自在に取付けて、そのホルダレバーの往復動
により前記ディスク収納棚内のディスクを前記ディスク
ホルダ内に選択的に保持し又はその保持しているディス
クを解除させるように構成し、前記ディスク収納棚内の
指定されたディスクを前記ディスクホルダ内に保持する
際、ディスクが有る時にはディスク保持位置へ往動され
たホルダレバーがディスクを保持するためにこのディス
クに当接され、ディスクが無いときには前記ホルダレバ
ーが前記ディスク保持位置を超える第2位置にて停止さ
れるように構成すると共に、前記ホルダレバーが前記第
2位置にあることを検出してディスク無しを判別するセ
ンサーを設けたものである。
F 作用 本考案は、ディスクホルダのホルダレバーがディスク収
納棚内の指定されたディスクを保持する際に上記ホルダ
レバーの停止位置の違いによって、ディスクの有無が検
出できるようにしたものである。
G 実施例 以下に、本考案を適用したコンパクトディスクやビデオ
ディスク等のディスクオートチェンジャーの一実施例を
図面に基づいて説明する。
G1先ず、ディスクオートチェンジャー全体の構成及び動
作を、第1A図〜第3A図によって説明する。
第1A図〜第1C図に示す如く、このディスクオートチェン
ジャー1は、ケース2内に、ディスク収納棚3と、ディ
スクプレーヤ部4と、ディスクキャリア5とを備えてい
る。そして、ディスク収納棚3には多数(数10枚)のデ
ィスク7が各各ディスク差込溝8内に上方から差込まれ
て垂直状態で一列状に収納されている。なお、このディ
スク収納棚3はケース2の前面に設けた開閉蓋9を有す
る前面開口10からこのケース2内に着脱自在に収納でき
るように構成されている。また、ディスクプレーヤ部4
には水平な回転中心の周りで回転駆動されるディスクテ
ーブル12と、水平方向に往復駆動される光学ヘッド13と
が設けられ、かつディスクチャック14を先端に取付けた
チャッキングアーム15によってディスク7をディスクテ
ーブル12に垂直状態にチャッキングするディスクチャッ
キング装置16が設けられている。また、ディスクキャリ
ア5はディスク収納棚3とディスクプレーヤ部4との間
でディスク7を搬送するものであり、ディスク7を1枚
ずつ垂直状態に保持して搬送するほぼ半円弧状をなすデ
ィスクホルダ18を有しており、かつ水平な2本のガイド
軸19、20によって案内されて、モータ(図示せず)によ
ってディスク収納棚3に沿って水平方向に往復駆動され
るものである。
このディスクオートチェンジャー1によれば、先ず、停
止モードでは、第1A図に実線で示す如くディスクキャリ
ア5が停止位置へ復動され、チャッキングアーム15もチ
ャッキング位置に閉じている。
次に、ディスク交換指令信号が出されて動作モードにな
ると、第1A図に鎖線で示す如くディスクキャリア5が矢
印a方向に移動されて、ディスク収納棚3の上記ディス
ク交換指令信号によって指定された指定位置に停止さ
れ、ディスクホルダ18がその指定されたディスク7を保
持する。なおこの時に、チャッキングアーム15も待避位
置まで矢印b方向に開かれる。
そして引き続き、第1B図に実線で示す如くディスクホル
ダ18が矢印c方向に回動されて、その保持したディスク
7をディスク収納棚3の上方に垂直状態に抜き取る。な
お、その抜き取ったディスク7の中心孔7aがディスクテ
ーブル12の水平な回転中心にほぼ一致される。
次に、第1C図に実線で示す如くディスクキャリア5が矢
印d方向に移動されて、ディスクホルダ18によって垂直
状態に保持しているディスク7を演奏位置へ水平に搬送
する。
そして、ディスクキャリア5が上記演奏位置で停止され
た時、ディスクホルダ18に保持されているディスク7が
ディスクテーブル12に垂直状態に嵌合され、この後、チ
ャッキングアーム15が待避位置からチャッキング位置ま
で矢印e方向に回動されて、ディスクホルダ18によるデ
ィスク7の保持の解除と共に、ディスクチャック14によ
りディスク7がディスクテーブル12に押圧されて垂直状
態にチャッキングされる。
次に、ディスク7がディスクテーブル12によって回転駆
動されると共に、光学ヘッド13によるディスク7の読取
りが行われて、ディスク7の演奏が行われるプレイモー
ドとなる。
なお、ディスクプレーヤ部4でのディスク7のプレー終
了後に、そのディスク7をディスク収納棚3の元の指定
位置への返却動作は、上記動作の逆動作となる。即ち、
ディスクホルダ18がディスク7を再び保持した後、第1C
図に鎖線で示す如くチャッキングアーム15が再び待避位
置まで矢印b方向に開き、ディスクキャリア5が矢印a
方向に移動してディスク収納棚3の元の指定位置で停止
する。そして、第1B図に鎖線で示す如くディスクホルダ
18が矢印f方向に回動して、ディスク7をディスク収納
棚3の元の指定位置に返却した後に、ディスクホルダ18
によるディスク7の保持を解除する。
ところで、第2図及び第3A図に示す如く、ディスク収納
棚3の背面に沿って多数のディスク差込溝8に各々対応
された多数のスリット(いわゆる番地を指定するスリッ
ト)21が設けられたスリット板22が水平に取付けられて
おり、ディスクキャリア5にはそのスリット21を検出す
る光センサーからなる位置センサー23が取付けられてい
る。そして、ディスクキャリア5が第2図で矢印a、b
方向に水平に移動される際に、位置センサー23で多数の
スリット21を電気的にカウントすることによって、その
ディスクキャリア5の移動位置を電気的に記憶するよう
に構成されている。
G2次に、ディスクホルダの駆動機構部分を、第3A図〜第
3C図、第6図によって説明する。
先ず、第6図に示す如く、ディスクキャリア5のキャリ
ア本体25の上部には垂直基板26が設けられていて、その
垂直基板26に回転自在に架設された水平な回転支軸27に
ディスクホルダ18が固着されている。そして、このディ
スクホルダ18は回転支軸27の回転によって第1B図に鎖線
で示した下降位置と実線で示した上昇位置との間で矢印
c、f方向にほぼ90°回動されるように構成されてい
る。また、キャリア本体25の上部にはモータ28が取付け
られており、そのモータ28のモータギア29によって回転
駆動される駆動ギア30及びその駆動ギア30によって回転
駆動される一対のカムギア31、32が垂直基板26に軸支さ
れている。そして、垂直基板26に水平な支点軸33を介し
て揺動自在に枢支された駆動レバー34が、一方のカムギ
ア31に一体に設けられたほぼ渦巻状をなすカム溝35にピ
ン36を介して係合され、また、駆動レバー34の上端34a
はリンク37及び一対のピン38、39を介してディスクホル
ダ18に連結されている。そして、第3C図に示す如く、回
転支軸27の外周に取付けられた捩りばね40によってディ
スクホルダ18が矢印f方向に回動付勢されている。
このディスクホルダの駆動機構によれば、第3A図に示す
如くディスクホルダ18が下降位置まで矢印f方向に回動
された状態では、第3C図に鎖線で示す如く捩りばね40に
よって矢印f方向に回動付勢されたディスクホルダ18が
垂直基板26に設けられたストッパー41に当接して停止さ
れている。一方この時には、第3A図に示す如く駆動レバ
ー34が矢印g方向に回動されている。
そして、この状態でモータ28が正回転駆動されると、第
3A図において、駆動ギア30が矢印h方向に回転されて、
一方のカムギア31が矢印i方向に回転され、カム溝35に
よるピン36のカム作用による駆動によって駆動レバー34
が矢印j方向に回動される。すると、リンク37を介して
ディスクホルダ18が捩りばね40に抗して矢印c方向に回
動される。そして、第3C図に実線で示す如くディスクホ
ルダ18が上昇位置まで矢印c方向にほぼ90°回動された
時に、ディスクホルダ18は垂直基板26に設けられたスト
ッパー42に当接して停止される。なお、ディスクホルダ
18が第3図C図に実線で示された上昇位置に回動されて
いる状態でモータ28が逆回転駆動されれば、上記の逆動
作で、ディスクホルダ18が第3C図に鎖線で示された下降
位置まで矢印f方向にほぼ90°回動される。
G3次に、ディスクホルダのディスク保持機構部分を、第
3A図〜第5図によって説明する。
先ず、ほぼ半円弧状をなすディスクホルダ18は断面がほ
ぼコ形をなしていて、その内部には円弧方向に間隔を隔
てて3つの円弧状をなすホルダレバー44、45、46が各々
支点ピン47、48、49を介して各々第3A図及び第3B図で矢
印k、l方向に回動自在に取付けられている。また、デ
ィスクホルダ18内に沿って設けられた円弧状で長尺のリ
ンク50が3つの支点ピン47、48、49に各々円弧状の長孔
51を介して第3A図及び第3B図で矢印m、n方向に移動自
在に取付けられている。なお、このリンク50は引張ばね
52によって矢印m方向に移動付勢されている。また、2
つのホルダレバー48、49はその遊端部に設けられたピン
53によってリンク50に設けられた2つのほぼZ形長孔54
に係合されている。
次に、ディスクホルダ18に支点軸55を介して回動自在に
取付けられたカムレバー56のが一端56aに一体に設けら
れたピン57が他方のカムギア32に一体に設けられたカム
58に当接され、そのカムレバー56の他端56bに一体に設
けられた部分ギア59がリンク50の端部に設けられた部分
ギア60に係合されている。従って、リンク50とカムレバ
ー56とが両部分ギア59、60を介して連動されていて、引
張ばね52のばね力によってピン57がカム58に第5図に矢
印o方向から当接されている。
次に、ホルダレバー44が回動自在に取付けられている支
点ピン47にリミッタギア61が回動自在に取付けられてお
り、このリミッタギア61がカムレバー56の他端56bに一
体に設けられた別の部分ギア62に係合されている。そし
て、このリミッタギア61に一体に設けられた駆動突起63
がホルダレバー44に一体に設けられた扇形部64の円弧状
をなす長孔65内に挿入されている。そして、圧縮ばねか
らなるリミッタばね66が長孔65内に設けられていて、こ
のリミッタばね66による駆動突起63の押圧反発力によ
り、ホルダレバー44が第5図で矢印l方向に回動付勢さ
れている。そして、このホルダレバー44に一体に設けら
れたアーム部67がキャリア本体25上に取付けられたマイ
クロスイッチ68からなるセンサー69を操作するように構
成されている。なお、3つのホルダレバー44、45、46の
内周面には各々ディスク保持溝70が設けられている。
このディスク保持機構によれば、先ず、第3A図に示す状
態では、リンク50が引張ばね52によって矢印m方向に移
動されていることによって、2つのZ形長孔54による2
つのピン53の案内作用により、2つのホルダレバー45、
46が矢印k方向に回動されている。また、第5図に示す
如く引張ばね52のばね力によって矢印o方向に回動付勢
されているカムレバー56によってリミッタギア61が矢印
p方向に回動付勢され、その駆動突起63がホルダレバー
44の扇形部64を矢印p方向に押圧していることによっ
て、このホルダレバー44も第3A図で矢印k方向に回動さ
れている。
次に、この第3A図に示す状態で、モータ28が正回転駆動
されて、矢印h方向に回転される駆動ギア30によって他
方のカムギア32が矢印q方向に回転されると、カム58に
よってピン57が押されて、カムレバー56が矢印r方向に
回転される。すると、第5図に示す如く両部分ギア59、
60を介してリンク50が引張ばね52に抗して矢印n方向に
移動され、第3B図に示す如く、2つのZ形長孔54による
2つのピン53の案内作用により、2つのホルダレバー4
5、46が矢印l方向に回動される。また、第5図に示す
如く部分ギア62によってリミッタギア61が矢印s方向に
回転され、駆動突起53がリミッタばね66を介してホルダ
レバー44を矢印l方向に回動する。
以上により、3つのホルダレバー44、45、46が第3A図に
示したディスク解除位置から第3B図に示したディスク保
持位置まで矢印l方向に往動されて、これらのホルダレ
バー44、45、46のディスク保持溝70によってディスク収
納棚3内の指定されたディスク7の外周の3点を保持す
ることになる。
しかして、この際、ディスク収納棚3内の指定された位
置にディスクが無い時には、リミッタばね66を介して矢
印l方向に往動駆動されるホルダレバー44は、第3B図及
び第5図に実線で示したディスク保持位置で停止されず
に、このディスク保持位置を所定距離S1(第5図)だけ
超えて、第3B図および第5図に鎖線で示した第2位置へ
と、矢印l方向に往動される。そしてその結果マイクロ
スイッチ68のアクチュータ68aが、ホルダレバー44のア
ーム部67により押圧されて、このマイクロスイッチ68か
らなるセンサー69がONとなって、ディスク無しが検出
(判別)される。
ところで、第3A図の状態で、矢印h方向に正回転駆動さ
れる1つの駆動ギア30によって2つのカムギア31、32が
同時に矢印i、q方向に回転駆動される。そして、他方
のカム32が矢印q方向に回転開始されて、カムレバー56
のピン57が第3B図に示す如くカム58の円形外周58a上に
押上げられることによって、上記の如く3つのホルダレ
バー44、45、46が矢印l方向に回動されてディスク7を
保持する。
しかし、この間における一方のカムギア31の矢印i方向
の回転角度内では、ピン36に対するカム溝35の半径が一
定であって、そのカム溝35によるピン36のカム作用が行
われず、この一方のカムギア31は駆動レバー34に対して
空回りする。
そして、第3B図に示す如くディスク7の保持が完了した
後において一方のカムギア31が引き続き矢印i方向に回
転される時から、ピン36に対するカム溝35の半径が次第
に大きく変化されていて、そのカム溝35によるピン36の
カム作用が開始される。
従って、第3B図に示す如くディスク7の保持が完了した
後に、駆動レバー34が矢印j方向に回動開始されて、リ
ンク37を介してディスクホルダ18が第3C図で鎖線の下降
位置から実線の上昇位置まで矢印c方向に回動されるこ
とになる。
なお、ディスクホルダ18が矢印c方向に回動される間
は、他方のカムギア32が矢印q方向に引き続き回転され
るが、カムレバー56のピン57がカム58の円形外周58a上
に保持されるために、この他方のカムギア32はカムレバ
ー56に対して空回りすることになる。
なお、3つのホルダレバー44、45、46のディスク保持位
置からディスク解除位置へ復動は、モータ28の逆回転駆
動により上記動作の逆動作で行われる。
G4次に、ディスクキャリアの位置記憶機構部分を、第1A
図〜第3C図、第6図、第7図によって説明する。
先ず、第6図及び第7図に示す如く、ディスクキャリア
5を水平に案内する一方のがイド軸19に位置記憶部材72
がそのディスクキャリア5と平行な矢印a、d方向に移
動自在に取付けられている。この位置記憶部材72はほぼ
L形をなすスライダー73と、そのスライダー73の垂直板
部73aに円筒部74を介して回動自在に取付けられたスト
ップレバー75とによって構成されている。なお、円筒部
74はそのフランジ部74aによって垂直板部73aに3つのガ
イドピン76及び円弧孔77を介して一定範囲内で回動自在
に取付けられている。そして、垂直板部73a及び円筒部7
4がガイド軸19に貫通されている。また、スライダー73
の水平板部73bの下部にはガイドローラ78が枢着されて
おり、この水平板部73bとストップレバー75との間に架
設された引張ばね79によってスライダー72とストップレ
バー75とが第7図で矢印t、u方向に回動付勢されてい
る。
次に、ケース2の水平なシャーシ81の上部に垂直状に取
付けられたガイドレール82が一方のガイド軸19の下部に
沿って平行状に配置されている。そして、ガイドローラ
78が引張ばね79のばね力によってそのガイドレール82の
一方の側面82aに矢印t方向から押圧されている。な
お、そのガイドレール82の他方の側面82bには、スポン
ジ、フエルト等の弾性を有しかつ摩擦係数の比較的高い
摺り防止部材83が接着等にて取付けられている。そし
て、ストップレバー75の下端75aがその摺り防止部材83
に引張ばね79のばね力によって矢印u方向から圧着され
るように構成されている。なお、第6図に示す如く、ス
トップレバー75の下端75aの摺り防止部材83に対する圧
着端75a′は、摺り防止部材83の弾性に抗して喰い込め
るように尖鋭な刃形に形成されている。
次に、ディスクホルダ18の駆動レバー34の下端34bと、
ストップレバー75の上端75bとの間に結合解除機構85が
設けられている。即ち、駆動レバー35の下端34bに環状
溝86を有する結合ピン87が取付けられており、この結合
ピン87が環状溝86によってストップレバー75の上端75b
に対して第7図で矢印g、j方向に係合され又は解除さ
れる構造によって結合解除機構85が構成されている。
次に、スライダー73の水平板部73bの一端が光センサー
に対するシャッター板を構成する被位置検出部88に構成
されており、ディスクキャリア5のキャリア本体25の側
面にその被位置検出部88を検出する光センサーからなる
センサー87が取付けられている。
このディスクキャリアの位置記憶機構によれば、先ず、
第1A図に実線で示す如くディスクキャリア5が停止位置
へ復動され、かつディスクホルダ18が矢印c方向の下降
位置へ回動されている状態では、第3A図に示す如く駆動
レバー34が矢印g方向に回動されていることによって、
第7図に実線で示す如く駆動レバー34の下端34bの結合
ピン87が環状溝86によってストップレバー75の上端75b
に係合されて、位置記憶部材72がディスクキャリア5に
結合された状態になっている。なおこの際、結合ピン87
がストップレバー75の上端75bを矢印g方向に押してお
り、ストップレバー75が引張りばね79に抗して矢印v方
向に回動されて、その下端75aの圧着端75a′が摺り防止
部材83から離間されている。
次に、前述した如く、ディスク交換指令信号によって、
第1A図に鎖線で示す如くディスクキャリア5がディスク
収納棚3の指定位置まで矢印a方向に移動される際、結
合ピン87によって位置記憶部材72が引張られて、ディス
クキャリア5と一緒に位置記憶部材72がガイド軸19に沿
って矢印a方向に移動されるディスクキャリア5と位置
記憶部材72とが前記指定位置で一緒に停止される。なお
この際には、前述した如く位置センサー23が多数のスリ
ット21を電気的にカウントすることによって、ディスク
キャリア5が上記指定位置まで矢印a方向に移動され
る。
次に、前述した如く、ディスクホルダ18の3つのホルダ
レバー44、45、46によってディスク収納棚3内の指定さ
れたディスク7を第3B図の如く保持した後、第1B図に実
線で示す如く、ディスクホルダ18が上昇位置まで矢印c
方向に回動されて、指定されたディスク7をディスク収
納棚3の上方に抜き取る。
しかしてこの際、前述した如く、駆動レバー34が第3C図
の如く矢印j方向に回動されることによってリンク37を
介してディスクホルダ18が第3C図に実線で示す如く上昇
位置まで矢印c方向に回動されるが、駆動レバー34が矢
印j方向に回動されることによって、第7図に鎖線で示
す如く結合ピン87がストップレバー75の上端75bから矢
印j方向に解除される。すると、その瞬間に、ディスク
キャリア5に対する位置記憶部材72の結合が解除され、
ストップレバー75が引張ばね79によって第7図で鎖線の
如く矢印u方向に回動されて、その下端75aの圧着端75
a′が摺り防止部材83に喰い込んで、位置記憶部材72が
前記指定位置に固定される。
次に、前述した如く、ディスクキャリア5が第1C図及び
第2図に実線で示す如く矢印d方向に移動されて、ディ
スク7を演奏位置へ搬送して、ディスクプレーヤ部4の
ディスクテーブル12に装着するが、この際、第1C図及び
第2図に実線で示す如く位置記憶部材72は前記指定位置
に停止されたままになる。
次に、前述した如く、ディスクプレーヤ部4でのディス
ク7のプレーが終了して、ディスクホルダ18がディスク
7を再び保持して、ディスクキャリア5が第1C図及び第
2図に鎖線で示す如く元の指定位置まで矢印a方向に戻
るが、この際には、ディスクキャリア5は、センサ89に
よって位置記憶部材72の被位置検出部88を検出して、元
の指定位置に正確に停止される。
次に、前述した如く、ディスクホルダ5が第1B図に鎖線
で示す如く下降位置まて矢印f方向に回動されて、ディ
スク7をディスク収納棚3内の元の指定位置へ返却した
後、そのディスク7の保持を解除する。
しかしてこの際には、モータ28の逆回転駆動により、第
3A図に示す如く一方のカムギア31が矢印w方向に逆回転
駆動されることによって、駆動レバー34が矢印g方向に
復動され、リンク37を介してディスクホルダ18が下降位
置まで矢印f方向に回動される。すると、第7図に実線
て示す如く駆動レバー34の結合ピン87が環状溝86によっ
てストップレバー75の上端75bに矢印g方向から再び係
合されて、位置記憶部材72がディスクキャリア5に再び
結合された状態になる。またこの時、前述した如く、結
合ピン87によってストップレバー75が第7図に実線で示
す如く引張ばね79に抗して矢印v方向に回動されて、そ
の下端75aの圧着端75a′が摺り防止部材83から離間され
るので、この後、位置記憶部材72はディスクキャリア5
と一緒にガイド軸19に沿って第2図で矢印a、d方向に
移動することができるようになる。
以上、本考案の実施例に付き述べたが、本考案は実施例
に限定されることなく、本考案の技術的思想に基づいて
各種の有効な変更が可能である。
また本考案は、コンパクトディスクやビデオディスク以
外の各種のディスクを用いるディスクオートチェンジャ
ーに適用可能である。
H 考案の効果 本考案は、ディスクホルダのホルダレバーがディスク収
納棚内の指定されたディスクを保持する際に、上記ホル
ダレバーの停止位置の違いによってディスクの有無を検
出することができるものであるから、ディスクキャリア
がディスク収納棚の指定された位置に停止された直後
(ディスクホルダがディスク収納棚内のディスクを保持
して上方に抜き取った時点より相当に早い時点)にディ
スクの有無を検出することができる。従って、ディスク
プレーヤ部に対するディスク自動交換のアクセスタイム
の短縮を図ることができる。
しかも本考案によれば、ディスクの有無を検出するセン
サーは1個で済む上に、そのセンサーはその第2位置に
あるホルダレバーを検出するものであるから、ディスク
収納棚内に収納されているディスクの垂直度等に殆んど
左右されずに、ディスクの有無を常に正確に行える。即
ち、例えばディスクホルダに取付けた光センサーによっ
てディスクの僅かな板厚を検出する方法も考えられる
が、この検出方法では、ディスク収納棚内に収納されて
いるディスクの垂直度(ディスクが傾くこと)が悪い
と、光センダーがディスクの僅かな板厚を検出できなく
なって、正確さが失われてしまうが、本考案によればこ
のようなことがない。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示したものであって、第1A図
〜第1C図はディスクオートチェンジャー全体の構成及び
動作を説明する斜視図、第2図は同上の平面図、第3A図
〜第3C図はディスクホルダの駆動機構部分、ディスク保
持機構部分及びディスクキャリアの位置記憶機構部分を
説明する側面図、第4図はディスク保持機構部分の詳細
を説明する一部分解斜視図、第5図は同上の側面図、第
6図はディスクホルダの駆動機構部分及びディスクキャ
リアの位置記憶部分を説明する斜視図、第7図はディス
クキャリアの位置記憶機構部分の詳細を説明する側面図
である。 なお図面に用いた符号において、 1……ディスクオートチェンジャー 3……ディスク収納棚 4……ディスクプレーヤ部 5……ディスクキャリア 7……ディスク 18……ディスクホルダ 44……ホルダレバー 56……カムレバー 58……カム 61……リミッタギア 66……リミッタばね 69……センサー S1……ディスク保持位置と第2位置との間の距離 である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ディスク収納棚内の指定されたディスクを
    保持して抜き取るディスクホルダを備えたディスクキャ
    リアを有し、このディスクキャリアによってディスク収
    納棚とディスクプレーヤ部との間でのディスクの搬送を
    行うディスクオートチェンジャーにおいて、 前記ディスクホルダに少なくとも1つのホルダレバーを
    往復動自在に取付けて、そのホルダレバーの往復動によ
    り前記ディスク収納棚内のディスクを前記ディスクホル
    ダ内に選択的に保持し又はその保持しているディスクを
    解除させるように構成し、 前記ディスク収納棚内の指定されたディスクを前記ディ
    スクホルダ内に保持する際、ディスクが有る時にはディ
    スク保持位置へ往動されたホルダレバーがディスクを保
    持するためにこのディスクに当接され、ディスクが無い
    時には前記ホルダレバーが前記ディスク保持位置を超え
    る第2位置にて停止されるように構成すると共に、 前記ホルダレバーが前記第2位置にあることを検出して
    ディスク無しを判別するセンサーを設けたディスクオー
    トチェンジャー。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2615695B2 (ja) * 1987-11-09 1997-06-04 松下電器産業株式会社 位置検出装置
JP2615694B2 (ja) * 1987-11-09 1997-06-04 松下電器産業株式会社 位置検出装置
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