JPH064385B2 - ラジエ−タト−シヨナルダンパ - Google Patents
ラジエ−タト−シヨナルダンパInfo
- Publication number
- JPH064385B2 JPH064385B2 JP4470186A JP4470186A JPH064385B2 JP H064385 B2 JPH064385 B2 JP H064385B2 JP 4470186 A JP4470186 A JP 4470186A JP 4470186 A JP4470186 A JP 4470186A JP H064385 B2 JPH064385 B2 JP H064385B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- radiator
- vehicle
- torsional
- resonance frequency
- vibration
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は、ラジェータトーショナルダンパに係り、特に
車輛の乗心地に最も影響を与える車輛の2節曲げ共振に
起因するアイドリング時の上下振動及びこもり音の低減
と同時に車輛のねじり共振に起因するアイドリング時の
ねじり振動及びこもり音の低減を図ったラジェータトー
ショナルダンパに関する。
車輛の乗心地に最も影響を与える車輛の2節曲げ共振に
起因するアイドリング時の上下振動及びこもり音の低減
と同時に車輛のねじり共振に起因するアイドリング時の
ねじり振動及びこもり音の低減を図ったラジェータトー
ショナルダンパに関する。
従来技術 従来、車輛の2節曲げ共振に起因するアイドリング時の
振動及びこもり音に対しては、ラジェータを慣性マスと
して利用し、該ラジェータの上下方向の共振周波数を車
輛の2節曲げ共振周波数に略一致させてダイナミックダ
ンパとしていたが、車輛のねじり共振に対しては従来有
効な対策がなく、該ねじり共振に起因するアイドリング
時の振動及びこもり音を低減させることは極めて困難で
あった。
振動及びこもり音に対しては、ラジェータを慣性マスと
して利用し、該ラジェータの上下方向の共振周波数を車
輛の2節曲げ共振周波数に略一致させてダイナミックダ
ンパとしていたが、車輛のねじり共振に対しては従来有
効な対策がなく、該ねじり共振に起因するアイドリング
時の振動及びこもり音を低減させることは極めて困難で
あった。
目的 本発明は、上記のした従来技術の欠点を除くためになさ
れたものであって、その目的とするところは、ラジェー
タを車体に取り付ける複数のラジェータサポートインシ
ュレータのばね定数及び取付位置をアンバランスに設定
してラジェータのローリング共振周波数を車輛のねじり
共振周波数である15Hz乃至25Hzに調整することによ
って、アイドリング時における車輛の曲げ振動及びねじ
り振動に起因する振動及びこもり音の低減を図ることで
ある。
れたものであって、その目的とするところは、ラジェー
タを車体に取り付ける複数のラジェータサポートインシ
ュレータのばね定数及び取付位置をアンバランスに設定
してラジェータのローリング共振周波数を車輛のねじり
共振周波数である15Hz乃至25Hzに調整することによ
って、アイドリング時における車輛の曲げ振動及びねじ
り振動に起因する振動及びこもり音の低減を図ることで
ある。
構成 要するに本発明は、車輛の進行方向に対して直角に配置
されたラジェータにおいて、該ラジェータを車体に取り
付けるための複数のラジェータサポートインシュレータ
のばね定数及びその取付位置をアンバランスに設定する
ことにより前記ラジェータのローリング共振周波数を1
5Hz乃至25Hzに調整したことを特徴とするものであ
る。
されたラジェータにおいて、該ラジェータを車体に取り
付けるための複数のラジェータサポートインシュレータ
のばね定数及びその取付位置をアンバランスに設定する
ことにより前記ラジェータのローリング共振周波数を1
5Hz乃至25Hzに調整したことを特徴とするものであ
る。
以下本発明を図面に示す実施例に基いて説明する。第1
図及び第2図において、本発明に係るラジェータトーシ
ョナルダンパ1は、ラジェータ2を車体3と一体の上側
横部材4及び下側横部材5に取り付けるための複数、例
えば車輛の進行方向左右のラジェータサポートインシュ
レータ6のばね定数を0〜25%差のアンバランスと
し、更にその取付位置を適宜にアンバランスに設定する
ことにより、ラジェータ2の上下方向の共振周波数を車
輛の曲げ共振周波数20〜40Hzと略一致させると同時
にラジェータ2のローリング共振周波数を車輛のねじり
共振周波数である15Hz乃至25Hzに調整したものであ
る。ラジェータサポートインシュレータ6は、上側のブ
ラケット8に2個ずつ、合計4個用いられ、該ブラケッ
トに焼付等の手段で固着され、ブラケット8は上側横部
材4に溶接等の手段で固着されている。また下側のラジ
ェータサポートインシュレータ6は、下側横部材5にボ
ルト9で固定されたブラケット10及び台座11に焼付
等の手段で固着され、合計2個用いられている。なお、
このラジェータサポートインシュレータ6の取付個数や
形状は図示のものに限定されるものではない。
図及び第2図において、本発明に係るラジェータトーシ
ョナルダンパ1は、ラジェータ2を車体3と一体の上側
横部材4及び下側横部材5に取り付けるための複数、例
えば車輛の進行方向左右のラジェータサポートインシュ
レータ6のばね定数を0〜25%差のアンバランスと
し、更にその取付位置を適宜にアンバランスに設定する
ことにより、ラジェータ2の上下方向の共振周波数を車
輛の曲げ共振周波数20〜40Hzと略一致させると同時
にラジェータ2のローリング共振周波数を車輛のねじり
共振周波数である15Hz乃至25Hzに調整したものであ
る。ラジェータサポートインシュレータ6は、上側のブ
ラケット8に2個ずつ、合計4個用いられ、該ブラケッ
トに焼付等の手段で固着され、ブラケット8は上側横部
材4に溶接等の手段で固着されている。また下側のラジ
ェータサポートインシュレータ6は、下側横部材5にボ
ルト9で固定されたブラケット10及び台座11に焼付
等の手段で固着され、合計2個用いられている。なお、
このラジェータサポートインシュレータ6の取付個数や
形状は図示のものに限定されるものではない。
本発明では、このラジェータサポートインシュレータ6
を、例えばゴムで形成し、その左右のばね定数を0〜2
5%差内の適宜な値に設定し、ラジェータ2のローリン
グ軸に対する取付位置を適宜に設定することにより、ラ
ジェータ2の上下振動共振周波数を車輛の曲げ共振周波
数である20〜40Hzに略一致させると同時にラジェー
タ2のローリング共振周波数を車輛のねじり共振周波数
である15Hz乃至25Hzに調整している。これにより車
輛の2節曲げ共振に起因するアイドリング時の振動及び
こもり音と車輛のねじり共振に起因するアイドリング時
の振動及びこもり音が同時に大幅に低減するようにして
ある。なおねじり振動、こもり音に対して最も望ましく
は、ラジェータ2のローリング共振周波数を18Hz乃至
22Hzに設定するものである。
を、例えばゴムで形成し、その左右のばね定数を0〜2
5%差内の適宜な値に設定し、ラジェータ2のローリン
グ軸に対する取付位置を適宜に設定することにより、ラ
ジェータ2の上下振動共振周波数を車輛の曲げ共振周波
数である20〜40Hzに略一致させると同時にラジェー
タ2のローリング共振周波数を車輛のねじり共振周波数
である15Hz乃至25Hzに調整している。これにより車
輛の2節曲げ共振に起因するアイドリング時の振動及び
こもり音と車輛のねじり共振に起因するアイドリング時
の振動及びこもり音が同時に大幅に低減するようにして
ある。なおねじり振動、こもり音に対して最も望ましく
は、ラジェータ2のローリング共振周波数を18Hz乃至
22Hzに設定するものである。
作用 本発明は、上記のように構成されており、以下その作用
について説明する。車輛のアイドリング時において、曲
げ及びねじり振動が発生すると、ラジェータ2は車輛の
進行方向(矢印Fの方向)に対して直角方向に矢印C,
Dの如く上下振動を行うと共に矢印A,Bの如くねじり
振動を行う。しかし本発明においては、ラジェータ2の
上下共振周波数が20〜40Hzに、ローリング共振周波
数が15Hz乃至25Hz、最も好ましくは18Hz乃至22
Hzに調整されているため、車体3の曲げとねじり振動が
低減し、特にアイドリング時における低周波数の曲げと
ねじり振動がラジェータ2によるダイナミックダンパに
より打ち消されて大幅に低減し、従来の上下振動による
アイドリング時の振動及び車内騒音レベルの低減の他に
第3図に示すように、ねじり振動によるアイドリング時
の振動及び車内騒音レベルが低減する。同図において明
らかなように、ラジェータ2のローリング共振周波数が
15Hz乃至25Hzの範囲において車内騒音レベルが明確
に低減していることがわかり、また同周波数が18Hz乃
至22Hzの範囲で最も良好な結果が得られることがわか
る。
について説明する。車輛のアイドリング時において、曲
げ及びねじり振動が発生すると、ラジェータ2は車輛の
進行方向(矢印Fの方向)に対して直角方向に矢印C,
Dの如く上下振動を行うと共に矢印A,Bの如くねじり
振動を行う。しかし本発明においては、ラジェータ2の
上下共振周波数が20〜40Hzに、ローリング共振周波
数が15Hz乃至25Hz、最も好ましくは18Hz乃至22
Hzに調整されているため、車体3の曲げとねじり振動が
低減し、特にアイドリング時における低周波数の曲げと
ねじり振動がラジェータ2によるダイナミックダンパに
より打ち消されて大幅に低減し、従来の上下振動による
アイドリング時の振動及び車内騒音レベルの低減の他に
第3図に示すように、ねじり振動によるアイドリング時
の振動及び車内騒音レベルが低減する。同図において明
らかなように、ラジェータ2のローリング共振周波数が
15Hz乃至25Hzの範囲において車内騒音レベルが明確
に低減していることがわかり、また同周波数が18Hz乃
至22Hzの範囲で最も良好な結果が得られることがわか
る。
効果 本発明は、上記のように構成され、作用するものである
から、ラジェータを車体に取り付ける複数のラジェータ
サポートインシュレータのばね定数及び取付位置をアン
バランスに設定して従来のラジェータの上下共振周波数
を20Hz乃至40Hzに調整すると同時にローリング共振
周波数を15Hz乃至25Hzに調整したので、アイドリン
グ時における車輛の曲げとねじり振動に起因する振動及
びこもり音の大幅な低減を図ることができる効果が得ら
れる。
から、ラジェータを車体に取り付ける複数のラジェータ
サポートインシュレータのばね定数及び取付位置をアン
バランスに設定して従来のラジェータの上下共振周波数
を20Hz乃至40Hzに調整すると同時にローリング共振
周波数を15Hz乃至25Hzに調整したので、アイドリン
グ時における車輛の曲げとねじり振動に起因する振動及
びこもり音の大幅な低減を図ることができる効果が得ら
れる。
図面は本発明の実施例に係り、第1図はラジェータトー
ショナルダンパの斜視図、第2図は第1図に示すものの
側面図、第3図は本発明の効果を示す車内騒音レベルの
線図である。 1はラジェータトーショナルダンパ、2はラジェータ、
3は車体、6はラジェータサポートインシュレータであ
る。
ショナルダンパの斜視図、第2図は第1図に示すものの
側面図、第3図は本発明の効果を示す車内騒音レベルの
線図である。 1はラジェータトーショナルダンパ、2はラジェータ、
3は車体、6はラジェータサポートインシュレータであ
る。
Claims (1)
- 【請求項1】車輛の進行方向に対して直角に配置された
ラジェータにおいて、該ラジェータを車体に取り付ける
ための複数のラジェータサポートインシュレータのばね
定数及びその取付位置をアンバランスに設定することに
より前記ラジェータのローリング共振周波数を15Hz乃
至25Hzに調整したことを特徴とするラジェータトーシ
ョナルダンパ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4470186A JPH064385B2 (ja) | 1986-02-28 | 1986-02-28 | ラジエ−タト−シヨナルダンパ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4470186A JPH064385B2 (ja) | 1986-02-28 | 1986-02-28 | ラジエ−タト−シヨナルダンパ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62203820A JPS62203820A (ja) | 1987-09-08 |
JPH064385B2 true JPH064385B2 (ja) | 1994-01-19 |
Family
ID=12698721
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4470186A Expired - Lifetime JPH064385B2 (ja) | 1986-02-28 | 1986-02-28 | ラジエ−タト−シヨナルダンパ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH064385B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0619383Y2 (ja) * | 1988-07-13 | 1994-05-25 | ダイハツ工業株式会社 | ラジエータアッシーの支持構造 |
US5287940A (en) * | 1990-09-14 | 1994-02-22 | Mazda Motor Corporation | Radiator support arrangement and apparatus for a vehicle |
JP3006920B2 (ja) * | 1990-09-14 | 2000-02-07 | マツダ株式会社 | 車両のラジエータ支持装置 |
-
1986
- 1986-02-28 JP JP4470186A patent/JPH064385B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62203820A (ja) | 1987-09-08 |
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